JP2003097868A - エジェクタサイクル - Google Patents

エジェクタサイクル

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JP2003097868A
JP2003097868A JP2001291362A JP2001291362A JP2003097868A JP 2003097868 A JP2003097868 A JP 2003097868A JP 2001291362 A JP2001291362 A JP 2001291362A JP 2001291362 A JP2001291362 A JP 2001291362A JP 2003097868 A JP2003097868 A JP 2003097868A
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ejector
evaporator
compressor
radiator
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Satoru Nomura
哲 野村
Hirotsugu Takeuchi
裕嗣 武内
Takeshi Sakai
猛 酒井
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エジェクタサイクルに適した除霜運転方法を
提供する。 【解決手段】 放熱器200から流出する冷媒をエジェ
クタ400に導く場合と、エジェクタ400を迂回させ
て蒸発器300に導く場合とを切り換える切換装置60
0を設ける。これにより、温度の高い冷媒を蒸発器30
0に導くことにより蒸発器300を効率よく除霜するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低温側の熱を高温
側に移動させる蒸気圧縮式冷凍サイクルのうち、冷媒を
減圧膨張させながら膨張エネルギーを圧力エネルギーに
変換して圧縮機の吸入圧を上昇させるエジェクタを有す
るエジェクタサイクルに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】エジェ
クタサイクルとは、例えば特開平6−1197号公報に
記載のごとく、エジェクタにて冷媒を減圧膨張させて蒸
発器にて蒸発した気相冷媒を吸引するとともに、膨張エ
ネルギーを圧力エネルギーに変換して圧縮機の吸入圧を
上昇させる冷凍サイクルである。
【0003】ところで、膨張弁等の減圧手段により等エ
ンタルピ的に冷媒を減圧する冷凍サイクル(以下、膨張
弁サイクルと呼ぶ。)では、膨張弁を流出した冷媒が蒸
発器に流れ込むのに対して、エジェクタサイクルでは、
エジェクタを流出した冷媒は気液分離器に流入し、気液
分離器にて分離された液相冷媒が蒸発器に供給され、気
液分離器にて分離された気相冷媒が圧縮機に吸入され
る。
【0004】つまり、膨張弁サイクルでは、冷媒が圧縮
機→放熱器→膨張弁→蒸発器→圧縮機の順に循環する1
つの冷媒流れとなるのに対して、エジェクタサイクルで
は、圧縮機→放熱器→エジェクタ→気液分離器→圧縮機
の順に循環する冷媒流れ(以下、この流れを駆動流と呼
ぶ。)と、気液分離器→蒸発器→エジェクタ→気液分離
器の順に循環する冷媒流れ(以下、この流れを吸引流と
呼ぶ。)とが存在することとなる。
【0005】このため、膨張弁サイクルにおいては、膨
張弁を全開として温度の高い冷媒を蒸発器に流入させる
ことにより蒸発器に付いた霜を取り除くこと(除霜す
る)ことができるものの、エジェクタサイクルでは、放
熱器を流れる温度の高い冷媒(駆動流)と蒸発器を流れ
る吸引流とは別の流れであり、駆動流を蒸発器に供給す
ることができないので、除霜運転ができない。なお、上
記公報にも、蒸発器の除霜方法についての具体的な記載
及びこれを示唆する記載が一切ない。
【0006】本発明は、上記点に鑑み、エジェクタサイ
クルに適した除霜運転方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、冷媒を吸入
圧縮する圧縮機(100)と、圧縮機(100)から吐
出した冷媒を冷却する放熱器(200)と、冷媒を蒸発
させて吸熱する蒸発器(300)と、冷媒を減圧膨張さ
せて蒸発器(300)にて蒸発した気相冷媒を吸引する
とともに、膨張エネルギーを圧力エネルギーに変換して
圧縮機(100)の吸入圧を上昇させるエジェクタ(4
00)と、放熱器(200)から流出する冷媒をエジェ
クタ(400)に導く場合と、エジェクタ(400)を
迂回させて蒸発器(300)に導く場合とを切り換える
切換手段(600)とを備えることを特徴とする。
【0008】これにより、温度の高い冷媒を蒸発器(3
00)に導くことにより蒸発器(300)を除霜するこ
とができる。
【0009】請求項2に記載の発明では、冷媒を吸入圧
縮する圧縮機(100)と、圧縮機(100)から吐出
した冷媒を冷却する放熱器(200)と、冷媒を蒸発さ
せて吸熱する蒸発器(300)と、冷媒を減圧膨張させ
て蒸発器(300)にて蒸発した気相冷媒を吸引すると
ともに、膨張エネルギーを圧力エネルギーに変換して圧
縮機(100)の吸入圧を上昇させるエジェクタ(40
0)と、放熱器(200)から流出する冷媒をエジェク
タ(400)に導く場合と、エジェクタ(400)を迂
回させて蒸発器(300)に導く場合とを切り換える切
換手段(600)と、蒸発器(300)に流入する冷媒
を減圧膨張させる膨張弁(700)とを備えることを特
徴とする。
【0010】これにより、温度の高い冷媒を蒸発器(3
00)に導くことにより蒸発器(300)を除霜するこ
とができるとともに、運転状態(熱負荷)に応じて、適
宜、エジェクタ(400)で冷媒を減圧膨張させるエジ
ェクタサイクルモードと膨張弁(700)で冷媒を減圧
膨張させる膨張弁サイクルモードとを切り換えることが
できる。
【0011】なお、請求項3に記載の発明のごとく、冷
媒として二酸化炭素を使用するとともに、少なくとも蒸
発器(300)にて冷媒を蒸発させる通常運転時には、
圧縮機(100)から吐出する冷媒の圧力を冷媒の臨界
圧力以上まで上昇させてもよい。
【0012】さらに、請求項4に記載の発明のごとく、
請求項1ないし3のいずれか1つに記載のエジェクタサ
イクルの放熱器(200)にて給湯水を加熱してもよ
い。
【0013】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本実施形態は、
本発明に係るエジェクタサイクルを給湯器用のヒートポ
ンプサイクルに適用したもので、図1は本実施形態に係
るエジェクタサイクルの模式図である。
【0015】100は冷媒(本実施形態では、二酸化炭
素)を吸入圧縮する圧縮機であり、200は圧縮機10
0から吐出した冷媒と給湯水とを熱交換して給湯水を加
熱することにより冷媒を冷却させる放熱器(ガスクー
ラ)である。
【0016】なお、圧縮機100は電動モータ(図示せ
ず。)により駆動されており、放熱器200での熱負荷
(加熱能力)が大きくなったときには、圧縮機100の
回転数を増大させて圧縮機100から吐出する冷媒の流
量を増大させ、一方、熱負荷が小さくなったときには、
圧縮機100の回転数を低下させて圧縮機100から吐
出する冷媒の流量を減少させる。
【0017】300は室外空気と液相冷媒とを熱交換さ
せて液相冷媒を蒸発させることにより室外空気から吸熱
する(冷凍能力を発揮する)蒸発器であり、400は冷
媒を減圧膨張させて蒸発器300にて蒸発した気相冷媒
を吸引するとともに、膨張エネルギーを圧力エネルギー
に変換して圧縮機100の吸入圧を上昇させるエジェク
タである。
【0018】ここで、エジェクタ400は、図2に示す
ように、流入する高圧冷媒の圧力エネルギー(圧力ヘッ
ド)を速度エネルギー(速度ヘッド)に変換して冷媒を
減圧膨張させるノズル410、ノズル410から噴射す
る高い速度の冷媒流(ジェット流)により蒸発器300
にて蒸発した気相冷媒(吸引流)を吸引しながら駆動流
(ジェット流)とを混合する混合部420、及びノズル
410から噴射する冷媒と蒸発器300から吸引した冷
媒とを混合させながら速度エネルギーを圧力エネルギー
に変換して冷媒の圧力を昇圧させるディフューザ430
等からなるものである。
【0019】なお、混合部420においては、図3に示
すように、駆動流の運動量と吸引流の運動量との和が保
存されるように駆動流と吸引流とが混合するので、混合
部420においても冷媒の圧力が(静圧)が上昇する。
一方、ディフューザ430においては、通路断面積を徐
々に拡大することにより、冷媒の速度エネルギー(動
圧)を圧力エネルギー(静圧)に変換するので、エジェ
クタ400においては、混合部420及びディフューザ
430の両者にて冷媒圧力を昇圧する。そこで、混合部
420とディフューザ430とを総称して昇圧部と呼
ぶ。
【0020】つまり、理想的なエジェクタ400におい
ては、混合部420で駆動流の運動量と吸引流冷媒の運
動量との和が保存されるように冷媒圧力が増大し、ディ
フューザ430でエネルギーが保存されるように冷媒圧
力が増大することがのぞましい。
【0021】なお、図3において、ガス速度はノズル4
10から噴射する冷媒の速度を1としたときの大きさで
あり、軸方向寸法はノズル410の冷媒出口を基準とし
た寸法であり、半径寸法はエジェクタ400を回転対称
体としてその中心線からの寸法を表している。
【0022】また、図1中、500はエジェクタ400
から流出した冷媒が流入するとともに、その流入した冷
媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して冷媒を蓄える気液
分離器であり、気液分離器500のうち気相冷媒流出口
510は圧縮機100に吸引側に接続され、液相流出口
520は蒸発器300側に流入側に接続される。
【0023】そして、液相流出口520と蒸発器300
とを繋ぐ冷媒通路L1、放熱器200から流出する冷媒
をエジェクタ400を迂回させて蒸発器300に導く冷
媒通路L2、及び放熱器200から流出する冷媒をエジ
ェクタ400に導く冷媒通路L3には、通路開閉バルブ
610、620、630が設けられており、これら通路
開閉バルブ610、620、630により、放熱器20
0から流出する冷媒をエジェクタ400に導く場合と、
エジェクタ400を迂回させて蒸発器300に導く場合
とを切り換える切換装置(切換手段)600が構成され
ている。
【0024】次に、本実施形態に係るエジェクタサイク
ルの作動及び特徴を述べる。
【0025】1.通常運転モード(図4参照) この運転モードは、放熱器200から流出する冷媒をエ
ジェクタ400に導くことにより室外空気から吸熱しな
がら給湯水を加熱する運転モードであり、このモードで
は、気液分離500から吸引されて冷媒の臨界圧力以上
まで圧縮された冷媒は、圧縮機100から吐出して放熱
器200にて凝縮し、エジェクタ400(ノズル41
0)に流入する。
【0026】そして、エジェクタ400に流入した高圧
冷媒は、ノズル410にてその圧力エネルギーが速度エ
ネルギーに変換されて、低圧のジェット流となって混合
部420内に噴射される。このため、蒸発器300内の
気相冷媒がエジェクタ400内に吸引されるので、吸引
された気相冷媒とジェット流とが混合部420にて合流
し、その後、その混合した冷媒は、ディフューザ430
にて昇圧されて気液分離500に向けて流出する。
【0027】ここで、エジェクタ400内に吸引される
冷媒は、蒸発器300内で蒸発した気相冷媒のみが吸引
されものではなく、サイクルの運転状態(熱負荷)によ
っては、気液二相状態の冷媒が吸引される場合もあり得
るものである。
【0028】一方、エジェクタ400にて蒸発器300
内の気相冷媒が吸引されるので、気液分離器500内の
液相冷媒が蒸発器300に流入し、蒸発器300に流入
した冷媒は室外空気から吸熱して蒸発する。
【0029】因みに、図5は通常運転モードにおけるp
−h線図であり、図4に示す番号は図1に示す番号の位
置における冷媒の状態を示すものである。
【0030】2.除霜運転モード(図6参照) この運転モードは、放熱器200から流出する冷媒をエ
ジェクタ400を迂回させて蒸発器300に導くことに
より蒸発器300の表面に付着した霜を取り除くもので
あり、圧縮機100から吐出した冷媒を、放熱器200
→蒸発器300→混合部420→ディフューザ430→
気液分離器500→圧縮機100の順に循環させる。
【0031】これにより、放熱器200にて給湯水を加
熱した冷媒の余熱により蒸発器300が加熱されるの
で、蒸発器300の表面に付着した霜が除霜される。
【0032】なお、この例では、除霜運転時であって
も、放熱器200にて給湯水と冷媒とが熱交換された
が、給湯水を止めることにより給湯水と冷媒との熱交換
を実質的に停止させれば、さらに効率よく蒸発器300
を除霜することができる。
【0033】(第2実施形態)本実施形態は、蒸発器3
00の冷媒入口側に蒸発器300に流入する冷媒を減圧
膨張させる膨張弁(絞り手段)700を設けたものであ
る。なお、本実施形態では、膨張弁700として開度を
可変制御することができる電気式の可変絞りを採用して
いる。
【0034】次に、本実施形態に係るエジェクタサイク
ルの作動を述べる。
【0035】1.第1通常運転モード(図8参照) この運転モードは、圧縮機100から流出する冷媒の質
量流量(以下、冷媒流量と呼ぶ。)が所定値以上のとき
に給湯水を加熱する運転モードである。具体的には、第
1実施形態に係るエジェクタサイクルの通常運転モード
と同様に、放熱器200から流出する冷媒をエジェクタ
400に導くことにより室外空気から吸熱しながら給湯
水を加熱する運転モードである。
【0036】2.第2通常運転モード(図9参照) この運転モードは、冷媒流量が所定値未満のときに給湯
水を加熱する運転モードである。具体的には、圧縮機1
00から吐出した冷媒を、放熱器200→膨張弁700
→蒸発器300→混合部420→ディフューザ430→
気液分離器500→圧縮機100の順に循環させること
より、蒸発器300にて冷媒を蒸発させて室外空気から
吸熱しながら給湯水を加熱する運転モードである。
【0037】3.除霜運転モード(図10参照) この運転モードは、放熱器200から流出する冷媒をエ
ジェクタ400を迂回させて蒸発器300に導くことに
より蒸発器300の表面に付着した霜を取り除くもので
あり、詳細作動は第1実施形態に係るエジェクタサイク
ルの除霜運転モードと同じである。
【0038】次に、本実施形態の特徴(作用効果)を述
べる。
【0039】本実施形態によれば、温度の高い冷媒を蒸
発器300に導くことにより蒸発器300を除霜するこ
とができる。
【0040】ところで、エジェクタ400では、ノズル
410から噴射する高い速度の冷媒流により蒸発器30
0内の気相冷媒を吸引しているので、その吸引冷媒量
は、放熱器200から流出してノズル410に流入する
冷媒流量が増大してノズル410から噴射する冷媒の流
速が大きくなると増大し、一方、流量が減少して流速が
低下すると減少する。
【0041】しかし、冷媒流量の変化に対して吸引冷媒
量の変化が線形的に変化しないので、熱負荷が小さくな
り冷媒流量を減少させていくと、冷媒流量の減少量以上
に吸引冷媒量が減少してしまい、必要な吸熱能力及び加
熱能力を確保することができなくなってしまう。
【0042】これに対して、本実施形態では、冷媒流量
が所定値未満のときには、膨張弁700で減圧された冷
媒を蒸発器300に供給して冷媒を蒸発させるので、蒸
発器300内を流通する冷媒流量は、冷媒流速の影響を
受けることなく、圧縮機100から吐出される流量に比
例した流量となる。
【0043】したがって、熱負荷が小さくなり、冷媒流
量が減少したときであっても、必要な吸熱能力及び加熱
能力を確実に確保することができる。
【0044】なお、本実施形態では、冷媒流量をパラメ
ータとして第1通常運転モード(エジェクタサイクルモ
ード)と第2通常運転モード(膨張弁サイクルモード)
とを切り換えたが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、ヒートポンプサイクル(給湯器)の運転状態(熱
負荷)に応じて、適宜、第1通常運転モードと第2通常
運転モードとを切り換えてもよい。
【0045】また、本実施形態では、膨張弁700とし
て開度を可変制御することができる電気式の減圧装置を
採用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば開度を可変制御することができる機械式の減圧装
置、又は開度が固定された固定絞りを採用してもよい。
【0046】(その他の実施形態)上述の実施形態では
給湯器に本発明を適用したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、空調装置や冷凍装置等のその他のもの
にも適用することができる。
【0047】また、上述の実施形態では、冷媒を二酸化
炭素として高圧側の冷媒圧力(圧縮機100の吐出圧)
を冷媒の臨界圧力以上としたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、例えば冷媒をフロンとして高圧側の
冷媒圧力を冷媒の臨界圧力未満としてもよい。
【0048】また、上述の実施形態では、通路開閉バル
ブ610、620、630により、放熱器200から流
出する冷媒をエジェクタ400に導く場合と、エジェク
タ400を迂回させて蒸発器300に導く場合とを切り
換える切換装置600が構成したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、1つ又は2つの切換バルブにて
構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るエジェクタサイク
ルの模式図である。
【図2】本発明の実施形態に係るエジェクタの模式図で
ある。
【図3】ノズルの冷媒出口からディフューザの冷媒出口
までにおける、エジェクタの冷媒通路断面の中央部を基
準とした半径方向の位置と冷媒流速との関係を示す三次
元特性図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るエジェクタサイク
ルの通常運転モードの説明図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係るエジェクタサイク
ルの通常運転モード時におけるp−h線図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係るエジェクタサイク
ルの除霜運転モードの説明図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係るエジェクタサイク
ルの模式図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係るエジェクタサイク
ルの第1通常運転モードの説明図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係るエジェクタサイク
ルの第1通常運転モードの説明図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係るエジェクタサイ
クルの除霜運転モードの説明図である。
【符号の説明】
100…圧縮機、200…放熱器、300…蒸発器、4
00…エジェクタ、500…気液分離器、600…切換
装置(切換手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 猛 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を吸入圧縮する圧縮機(100)
    と、 前記圧縮機(100)から吐出した冷媒を冷却する放熱
    器(200)と、 冷媒を蒸発させて吸熱する蒸発器(300)と、 冷媒を減圧膨張させて前記蒸発器(300)にて蒸発し
    た気相冷媒を吸引するとともに、膨張エネルギーを圧力
    エネルギーに変換して前記圧縮機(100)の吸入圧を
    上昇させるエジェクタ(400)と、 前記放熱器(200)から流出する冷媒を前記エジェク
    タ(400)に導く場合と、前記エジェクタ(400)
    を迂回させて前記蒸発器(300)に導く場合とを切り
    換える切換手段(600)とを備えることを特徴とする
    エジェクタサイクル。
  2. 【請求項2】 冷媒を吸入圧縮する圧縮機(100)
    と、 前記圧縮機(100)から吐出した冷媒を冷却する放熱
    器(200)と、 冷媒を蒸発させて吸熱する蒸発器(300)と、 冷媒を減圧膨張させて前記蒸発器(300)にて蒸発し
    た気相冷媒を吸引するとともに、膨張エネルギーを圧力
    エネルギーに変換して前記圧縮機(100)の吸入圧を
    上昇させるエジェクタ(400)と、 前記放熱器(200)から流出する冷媒を前記エジェク
    タ(400)に導く場合と、前記エジェクタ(400)
    を迂回させて前記蒸発器(300)に導く場合とを切り
    換える切換手段(600)と、 前記蒸発器(300)に流入する冷媒を減圧膨張させる
    膨張弁(700)とを備えることを特徴とするエジェク
    タサイクル。
  3. 【請求項3】 冷媒として二酸化炭素を使用するととも
    に、少なくとも前記蒸発器(300)にて冷媒を蒸発さ
    せる通常運転時には、前記圧縮機(100)から吐出す
    る冷媒の圧力を冷媒の臨界圧力以上まで上昇させること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のエジェクタサイク
    ル。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1つに記載
    のエジェクタサイクルを備え、前記放熱器(200)に
    て給湯水を加熱することを特徴とする給湯器。
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