JP2002349977A - ヒートポンプサイクル - Google Patents

ヒートポンプサイクル

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JP2002349977A
JP2002349977A JP2001156031A JP2001156031A JP2002349977A JP 2002349977 A JP2002349977 A JP 2002349977A JP 2001156031 A JP2001156031 A JP 2001156031A JP 2001156031 A JP2001156031 A JP 2001156031A JP 2002349977 A JP2002349977 A JP 2002349977A
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pressure
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pressure refrigerant
heat exchange
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Hirotsugu Takeuchi
裕嗣 武内
Makoto Ikegami
真 池上
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒートポンプサイクル(冷凍サイクル)の能
力を向上させる。 【解決手段】 放熱器200前面の空気温度が41℃以
上のときは、高圧冷媒と低圧冷媒とを熱交換し、放熱器
200前面の空気温度が41℃未満のときは、高圧冷媒
と低圧冷媒との熱交換を中止する。高圧冷媒と低圧冷媒
とを熱交換させることにより発生する、蒸発器300で
の比エンタルピ変化量(吸熱能力)を向上と、圧縮機1
00に吸入される冷媒の密度が低下によるサイクルの能
力低下量とを考慮して、内部熱交換器600での熱交換
量を制御することができるので、ヒートポンプサイクル
(冷凍サイクル)の能力を向上させる(高い成績係数を
維持する)ことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低温側の熱を高温
側に移動させるヒートポンプサイクルに関するものであ
り、空調装置に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】ヒートポンプサイクル(冷凍サイクル)
の能力を向上させる手段として、例えば特許第2931
668号公報に記載されているように、減圧される前の
高圧冷媒と圧縮機に吸入される低圧冷媒とを熱交換する
内部熱交換器を設ける手段が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内部熱交換
器は、膨張弁等の減圧手段に流入する高圧・高圧冷媒を
圧縮機に吸入される低圧・低温冷媒により冷却すること
により、蒸発器入口における冷媒の比エンタルピを減少
させて蒸発器での比エンタルピ変化量(吸熱能力)を向
上させるものであるが、圧縮機に吸入される冷媒は加熱
されるため、圧縮機に吸入される冷媒の密度が低下して
しまい、サイクル内を循環する質量流量が低下し、却っ
て、ヒートポンプサイクル(冷凍サイクル)の能力が低
下してしまうおそれがある。
【0004】本発明は、上記点に鑑み、ヒートポンプサ
イクル(冷凍サイクル)の能力を向上させるを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、低温側の熱
を高温側に移動させるヒートポンプサイクルであって、
冷媒を吸入圧縮する圧縮機(100)と、圧縮機(10
0)から吐出した冷媒を冷却する放熱器(200)と、
冷媒を蒸発させて熱を吸収する蒸発器(300)と、放
熱器(200)から流出した高圧冷媒を減圧する減圧手
段(400、700)と、冷媒を気相冷媒と液相冷媒と
に分離して冷媒を蓄える気液分離器(500)と、放熱
器(200)から流出した高圧冷媒と圧縮機(100)
に吸入される低圧冷媒とを熱交換する内部熱交換器(6
00)と、内部熱交換器(600)における熱交換量を
調節する熱交換量調節手段(610、620)とを備え
ることを特徴とする。
【0006】これにより、高圧冷媒と低圧冷媒とを熱交
換させることにより発生する、蒸発器(300)での比
エンタルピ変化量(吸熱能力)の向上と、圧縮機(10
0)に吸入される冷媒の密度が低下によるサイクルの能
力低下量とを考慮して、内部熱交換器(600)での熱
交換量を制御することができるので、ヒートポンプサイ
クル(冷凍サイクル)の能力を向上させる(高い成績係
数を維持する)ことが可能となる。
【0007】請求項2に記載の発明では、低温側の熱を
高温側に移動させるヒートポンプサイクルであって、冷
媒を吸入圧縮する圧縮機(100)と、圧縮機(10
0)から吐出した冷媒を冷却する放熱器(200)と、
冷媒を蒸発させて熱を吸収する蒸発器(300)と、放
熱器(200)から流出した高圧冷媒の圧力エネルギー
を速度エネルギーに変換して冷媒を減圧膨張させるノズ
ル(410)、ノズル(410)から噴射する高い速度
の冷媒流により蒸発器(300)にて蒸発した気相冷媒
を吸引し、ノズル(410)から噴射する冷媒と蒸発器
(300)から吸引した冷媒とを混合させながら速度エ
ネルギーを圧力エネルギーに変換して冷媒の圧力を昇圧
させる昇圧部(420、430)を有するエジェクタ
(400)と、冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して
冷媒を蓄える気液分離器(500)と、放熱器(20
0)から流出した高圧冷媒と圧縮機(100)に吸入さ
れる低圧冷媒とを熱交換する内部熱交換器(600)
と、内部熱交換器(600)における熱交換量を調節す
る熱交換量調節手段(610、620)とを備えること
を特徴とする。
【0008】これにより、高圧冷媒と低圧冷媒とを熱交
換させることにより発生する、蒸発器(300)での比
エンタルピ変化量(吸熱能力)を向上と、圧縮機(10
0)に吸入される冷媒の密度が低下によるサイクルの能
力低下量とを考慮して、内部熱交換器(600)での熱
交換量を制御することができるので、ヒートポンプサイ
クル(冷凍サイクル)の能力を向上させる(高い成績係
数を維持する)ことが可能となる。
【0009】なお、熱交換量調節手段(610、62
0)は、請求項3に記載の発明のごとく、高圧冷媒に関
する物理量に基づいて内部熱交換器(600)における
熱交換量を調節することが望ましい。
【0010】また、熱交換量調節手段(610、62
0)は、請求項4に記載の発明のごとく、高圧冷媒に関
する物理量が所定量以上のときは、高圧冷媒と低圧冷媒
とを熱交換し、高圧冷媒に関する物理量が所定量未満の
ときは、高圧冷媒と低圧冷媒との熱交換を中止するよう
に熱交換量を制御することが望ましい。
【0011】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本実施形態は、
本発明に係るエジェクタサイクル(ヒートポンプサイク
ル)を二酸化炭素を冷媒とする車両用空調装置に適用し
たものであり、図1は本実施形態に係るエジェクタサイ
クルの模式図である。
【0013】100は走行用エンジン等の駆動源(図示
せず。)から駆動力を得て冷媒を吸入圧縮する可変容量
型の圧縮機であり、200は圧縮機100から吐出した
冷媒と室外空気とを熱交換して冷媒を冷却する放熱器
(高圧側熱交換器、ガスクーラ)である。
【0014】300は室内に吹き出す空気と液相冷媒と
を熱交換させて液相冷媒を蒸発させることにより室内に
吹き出す空気から吸熱して冷凍能力を発揮する蒸発器
(低圧側熱交換器)であり、400は放熱器200から
流出する冷媒を減圧膨張させて蒸発器300にて蒸発し
た気相冷媒を吸引するとともに、膨張エネルギーを圧力
エネルギーに変換して圧縮機100の吸入圧を上昇させ
るエジェクタ(減圧手段)である。
【0015】ここで、エジェクタ400は、図2に示す
ように、放熱器200から流出した高圧冷媒の圧力エネ
ルギー(圧力ヘッド)を速度エネルギー(速度ヘッド)
に変換して冷媒を略等エントロピ的に減圧膨張させるノ
ズル410と、ノズル410から噴射する高い速度の冷
媒流(ジェット流)により蒸発器300にて蒸発した気
相冷媒を吸引する混合部420、及びノズル410から
噴射する冷媒と蒸発器300から吸引した冷媒とを混合
させながら速度エネルギーを圧力エネルギーに変換して
冷媒の圧力を昇圧させるディフューザ430等の昇圧部
からなるものである。
【0016】因みに、本実施形態に係るノズル410
は、通路途中に通路面積が最も縮小した喉部410aを
有し、かつ、喉部410aからノズル410の出口まで
の寸法Bが通路断面積が縮小し始める部位から喉部41
0aまでの寸法Aより大きい末広ノズル(diverg
ent Nozzle、de Laval Nozzl
e)である。
【0017】なお、本実施形態では、混合部420の直
径はディフューザ430まで一定であるが、混合部42
0の断面積をディフューザ430に向かうほど大きくな
るようにテーパ状としてもよい。
【0018】また、ノズル410から吹き出す駆動流冷
媒の運動量と蒸発器300からエジェクタ400に吸引
される吸引流冷媒の運動量との和が保存されるように駆
動流冷媒と吸引流冷媒とが混合するので、混合部420
においても冷媒の圧力が(静圧)が上昇する。一方、デ
ィフィーザ430においては、前述のごとく、通路断面
積を徐々に拡大することにより、冷媒の速度エネルギー
(動圧)を圧力エネルギー(静圧)に変換するので、エ
ジェクタ400においては、混合部420及びディフィ
ーザ430の両者にて冷媒圧力を昇圧する。そこで、混
合部420とディフィーザ430とを合わせて昇圧部と
呼ぶ。
【0019】また、図1中、500はエジェクタ400
から流出した冷媒が流入するとともに、その流入した冷
媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して冷媒を蓄える気液
分離器であり、分離された気相冷媒は圧縮機100に吸
引され、分離された液相冷媒は蒸発器300側に吸引さ
れる。
【0020】なお、気液分離器500と蒸発器300と
を結ぶ冷媒通路301は蒸発器300に吸引される冷媒
を減圧して蒸発器300内の圧力(蒸発圧力)を確実に
低下させるために、キャピラリチューブや固定絞りのご
とく、冷媒が流通することにより所定の圧力損失が発生
するように設定されている。
【0021】また、600は放熱器200から流出した
高圧冷媒(エジェクタ400にて減圧される前の冷媒)
と気液分離器500から流出して圧縮機100に吸入さ
れる低圧冷媒とを熱交換する内部熱交換器であり、61
0は低圧冷媒を内部熱交換器600を迂回させて圧縮機
100の吸入側に導くバイパス回路である。
【0022】620はバイパス回路610を流通する冷
媒量を調節する流量調節弁であり、この流量調節弁62
0によりバイパス回路610を流通する冷媒量を調節し
て、気液分離器500から流出した低圧冷媒のうち内部
熱交換器600を流通する冷媒量を調節することによ
り、内部熱交換器600における熱交換量を調節する。
【0023】したがって、本実施形態では、バイパス回
路610及び流量調節弁620により内部熱交換器60
0における熱交換量を調節する熱交換量調節手段が構成
されている。なお、流量調節弁620及び圧縮機100
の容量(圧縮機が1回転する際に吐出される理論吐出
量)は、図3に示すように、電子制御装置(ECU)6
30により制御されており、このECU630には、外
気温度(本実施形態では、放熱器200の空気流れ上流
側に配設された温度センサ631の検出温度)に基づい
て流量調節弁620及び圧縮機100の容量を制御す
る。
【0024】次に、エジェクタサイクル(ヒートポンプ
サイクル)の概略作動を述べる。
【0025】圧縮機100が起動すると、気液分離器5
00から気相冷媒が圧縮機100に吸入され、圧縮され
た冷媒が放熱器200に吐出される。そして、放熱器2
00にて冷却された冷媒は、エジェクタ400のノズル
410にて略等エントロピ(断熱)的に減圧膨張して蒸
発器300内の冷媒を吸引する。
【0026】次に、蒸発器300から吸引された冷媒と
ノズル410から吹き出す冷媒とは、混合部420にて
混合しながらディフィーザ430にてその動圧が静圧に
変換されて気液分離器500に戻る。
【0027】つまり、ノズル410から流出したジェッ
ト流(駆動流冷媒)は、蒸発器300から冷媒を吸引加
速させながら、自らはその流速を低下させていく。この
とき、混合部420の冷媒出口部(ディフィーザ430
の冷媒入口部)において、蒸発器300から吸引した吸
引ガス(吸引流冷媒)の流速と駆動流冷媒の流速とが略
等しくなるように混合し、その混合した冷媒は、ディフ
ィーザ430内に流入してその流速を低下させながら、
圧力を上昇させる。
【0028】一方、エジェクタ400にて蒸発器300
内の冷媒が吸引されるため、蒸発器300には気液分離
器500から液相冷媒が流入し、その流入した冷媒は、
室内に吹き出す空気から吸熱して蒸発する。
【0029】次に、流量調節弁620(内部熱交換器6
00における熱交換量の調節)制御作動について、図4
に示すフローチャートに基づいて述べる。
【0030】圧縮機100(エジェクタサイクル)の起
動とともに、外気温度(温度センサ631の検出温度)
を読み込み、その読み込んだ温度(検出外気温Tam)
が所定温度Tamo(本実施形態では、41℃)以上の
場合には、流量調節弁620を全閉として気液分離器5
00から流出した冷媒の略全てを内部熱交換器600に
流通させて高圧冷媒と低圧冷媒とを熱交換する(S10
0、S110)。
【0031】一方、検出外気温Tamが所定温度Tam
o未満の場合には、流量調節弁620を全開として気液
分離器500から流出した冷媒の略全てをバイパス回路
610に流通させて内部熱交換器600での熱交換量を
略0とする(S100、S120)。
【0032】次に、本実施形態の特徴(作用効果)を述
べる。
【0033】図5は放熱器200の空気流れ上流側(放
熱器200前面)での空気温度Tamとサイクルの成績
係数(COP=蒸発器で発生する冷凍能力/圧縮機の仕
事量)との関係を示す数値シミレーション結果であり、
一転鎖線は常に高圧冷媒と低圧冷媒を熱交換させた場合
を示し、破線は内部熱交換器を有していない場合を示
し、実線は本実施形態を示している。
【0034】そして、図5から明らかなように、本実施
形態によれば、高圧冷媒に関する物理量である放熱器2
00の空気流れ上流側(放熱器200前面)での空気温
度Tamに基づいて、高圧冷媒と低圧冷媒との熱交換量
を制御しているので、サイクルの成績係数を常に高く維
持することが可能である。
【0035】なお、本実施形態では、流量調節弁620
を2値(全開及び全閉)的に制御したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、内部熱交換器600での熱
交換量を、高圧冷媒に関する物理量(放熱器200の空
気流れ上流側(放熱器200前面)での空気温度Ta
m)に基づいて連続的に可変制御してもよい。
【0036】(第2実施形態)上述の実施形態では、バ
イパス回路610は気液分離器500から流出した冷媒
が完全に内部熱交換器600を迂回して流通するもので
あたが、本実施形態では、図6に示すように、内部熱交
換器600の途中から冷媒を分岐させて内部熱交換器6
00を迂回させるようにバイパス回路610を設定した
ものである。
【0037】(第3実施形態)上述の実施形態では、バ
イパス回路610は気液分離器500から流出した冷媒
を流通させるものであったが、本実施形態は、図7〜9
に示すように、放熱器200から流出した冷媒を内部熱
交換器600を迂回させて流通させるバイパス回路61
1を設けたものである。
【0038】なお、図7は放熱器200から流出した冷
媒が完全に内部熱交換器600を迂回して流通するよう
にバイパス回路611を設定した例であり、図8は内部
熱交換器600の途中から冷媒を分岐させて内部熱交換
器600を迂回させるようにバイパス回路611を設定
した例であり、図9は内部熱交換器600に流入する前
の冷媒を分岐させて内部熱交換器600の途中にて冷媒
を合流させる例である。
【0039】(第4実施形態)上述の実施形態では、エ
ジェクタ400(ノズル410)にて高圧冷媒を減圧し
たが、本実施形態は、図10に示すように、膨張弁等の
冷媒を略等エンタルピ的に減圧膨張させる減圧手段70
0にて冷媒を減圧するヒートポンプサイクル(蒸気圧縮
式冷凍サイクル)に適用したものである。
【0040】(その他の実施形態)上述の実施形態で
は、高圧冷媒に関する物理量として、放熱器200の空
気流れ上流側(放熱器200前面)での空気温度Tam
を採用したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば高圧側(放熱器200出口側)の冷媒温度又
は圧力等を採用してもよい。
【0041】また、上述の実施形態では、二酸化炭素を
冷媒とする高圧側圧力が冷媒の臨界圧力以上となるもの
であったが、これら実施形態はこれに限定されるもので
はなく、高圧側圧力が冷媒の臨界圧力未満となるものに
も適用することができる。
【0042】また、上述の実施形態では、冷房専用の空
調装置であったが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、冷暖房切替可能な空調装置やヒートポンプ運転に
より給湯水等の加熱する給湯器等にも適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るヒートポンプサイ
クルの模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るヒートポンプサイ
クルに適用されるエジェクタの模式図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るヒートポンプサイ
クルの制御系の模式図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るヒートポンプサイ
クルの制御フローを示すフローチャートである。
【図5】外気温度とCOPとの関係を示すグラフであ
る。
【図6】本発明の第2実施形態に係るヒートポンプサイ
クルの模式図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係るヒートポンプサイ
クルの模式図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係るヒートポンプサイ
クルの模式図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係るヒートポンプサイ
クルの模式図である。
【図10】本発明の第4実施形態に係るヒートポンプサ
イクルの模式図である。
【符号の説明】
100…圧縮機、200…放熱器、300…蒸発器、4
00…エジェクタ(減圧手段)、500…気液分離器、
600…内部熱交換器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低温側の熱を高温側に移動させるヒート
    ポンプサイクルであって、 冷媒を吸入圧縮する圧縮機(100)と、 前記圧縮機(100)から吐出した冷媒を冷却する放熱
    器(200)と、 冷媒を蒸発させて熱を吸収する蒸発器(300)と、 前記放熱器(200)から流出した高圧冷媒を減圧する
    減圧手段(400、700)と、 前記放熱器(200)から流出した高圧冷媒と前記圧縮
    機(100)に吸入される低圧冷媒とを熱交換する内部
    熱交換器(600)と、 前記内部熱交換器(600)における熱交換量を調節す
    る熱交換量調節手段(610、620)とを備えること
    を特徴とするヒートポンプサイクル。
  2. 【請求項2】 低温側の熱を高温側に移動させるヒート
    ポンプサイクルであって、 冷媒を吸入圧縮する圧縮機(100)と、 前記圧縮機(100)から吐出した冷媒を冷却する放熱
    器(200)と、 冷媒を蒸発させて熱を吸収する蒸発器(300)と、 前記放熱器(200)から流出した高圧冷媒の圧力エネ
    ルギーを速度エネルギーに変換して冷媒を減圧膨張させ
    るノズル(410)、前記ノズル(410)から噴射す
    る高い速度の冷媒流により前記蒸発器(300)にて蒸
    発した気相冷媒を吸引し、前記ノズル(410)から噴
    射する冷媒と前記蒸発器(300)から吸引した冷媒と
    を混合させながら速度エネルギーを圧力エネルギーに変
    換して冷媒の圧力を昇圧させる昇圧部(420、43
    0)を有するエジェクタ(400)と、 冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して冷媒を蓄える気
    液分離器(500)と、 前記放熱器(200)から流出した高圧冷媒と前記圧縮
    機(100)に吸入される低圧冷媒とを熱交換する内部
    熱交換器(600)と、 前記内部熱交換器(600)における熱交換量を調節す
    る熱交換量調節手段(610、620)とを備えること
    を特徴とするヒートポンプサイクル。
  3. 【請求項3】 前記熱交換量調節手段(610、62
    0)は、高圧冷媒に関する物理量に基づいて前記内部熱
    交換器(600)における熱交換量を調節することを特
    徴とすることを特徴とする請求項1又は2に記載のヒー
    トポンプサイクル。
  4. 【請求項4】 前記熱交換量調節手段(610、62
    0)は、高圧冷媒に関する物理量が所定量以上のとき
    は、高圧冷媒と低圧冷媒とを熱交換し、高圧冷媒に関す
    る物理量が所定量未満のときは、高圧冷媒と低圧冷媒と
    の熱交換を中止することを特徴とする請求項3に記載の
    ヒートポンプサイクル。
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