JPH09170801A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

Info

Publication number
JPH09170801A
JPH09170801A JP7332002A JP33200295A JPH09170801A JP H09170801 A JPH09170801 A JP H09170801A JP 7332002 A JP7332002 A JP 7332002A JP 33200295 A JP33200295 A JP 33200295A JP H09170801 A JPH09170801 A JP H09170801A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
temperature
indoor heat
detected
exchanger temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7332002A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3457444B2 (ja
Inventor
Masahiko Sasaki
雅 彦 佐々木
Yasushi Sasaki
術 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP33200295A priority Critical patent/JP3457444B2/ja
Publication of JPH09170801A publication Critical patent/JPH09170801A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3457444B2 publication Critical patent/JP3457444B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の室内送風機の風量を異ならせた場合で
も各室内熱交換器を適正な温度で制御できる空気調和機
を提供する。 【解決手段】 複数の室内熱交換器(11a,11b)
と各々の室内熱交換器に対向して配置される複数の室内
送風機(12a,12b)とを備え、複数の室内送風機
の送風量が互いに可変な空気調和機において、各々の室
内熱交換器の温度を検知するするために各々の室内熱交
換器に取り付けられた複数の熱交換器温度センサ(15
a,15b)と、冷房モードと暖房モードの各モード毎
に、複数の前記熱交換器温度センサで検知した検知温度
のうちのいずれかの検知温度を室内熱交換器温度(T)
として採用し、各モードで採用した室内熱交換器温度に
応じて圧縮機(20)を制御する制御部(23)とを備
えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被空調室内の2方
向へ熱交換空気を吹出すいわゆるツインフロータイプ等
の空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、室内が大型リビング化する傾向に
対処して、2方向吹出しによって室内の良好な温度分布
を確保するようにしたツインフロータイプの空気調和機
が知られている。
【0003】図4は、空気調和機の室内ユニットの外観
構成を示す斜視図である。図4において、符号1は空気
調和機本体であるユニット本体を指し、ユニット本体1
は吊りボルト2を介して図示しない天井に垂設される。
ユニット本体1は天井内に埋込状態で取付けられ、ユニ
ット本体1の下面側に形成された天井パネル部3のみが
天井から室内へ露出する。天井パネル部3は天井面と同
一面をなす。天井パネル部3の中央部には室内の空気を
吸引するための吸込口4が形成されており、吸込口4の
両側には熱交換した空気を室内へ吹き出すための吹出口
5a、5bが形成されている。
【0004】図4に示すように、ユニット本体1の長手
方向の一方の側面には、冷媒配管6が接続され、冷媒配
管6の近傍にはドレン配管7が接続されている。また、
ユニット本体1のこの側面には電気配線の端子部を収容
する配線ボックス8が取り付けられている。
【0005】図5は、図4においてA−A方向に見た断
面図であり、ユニット本体1の概略構成を示す。
【0006】吸込口4には吸込グリルがはめ込まれてお
り、吸込グリルは天井パネル部3において開閉自在に配
設されている。
【0007】各吹出口5a、5bを形成する開口部の吸
込口4側にある端部には、ルーバ9a、9bが取り付け
られており、ルーバ9a、9bの旋回角度を制御するこ
とによって所定の範囲内で各吹出口5a、5bの吹出方
向を調整できるようになっている。また、ルーバ9a、
9bの旋回角度を互いに独立に制御することによって、
各吹出口5a、5bの吹出方向を互いに独立に調整でき
るようになっている。
【0008】ユニット本体1の外枠の内壁面には、この
内壁面に沿って断熱材が装着されてなる送風機ケーシン
グ10が形成されている。送風機ケーシング10の内側
の空間には、吹出口5a、5bから吸引された室内空気
を熱交換するための室内熱交換器11a、11bと、熱
交換された空気を吹出口5a、5bから室内へ吹き出す
ための室内送風機12a、12bが配設されている。室
内熱交換器11a、11bは互いにハの字で交叉するよ
うに、天井パネル部3の平面に略45度に傾斜して設置
されている。室内送風機12a、12bは送風機ケーシ
ング10内の隅部に各々の室内熱交換器11a、11b
に相対向して設置されている。各吹出口5a、5bの内
側端部には送風方向を制御するための送風機ノーズ9
c,9dが設けられている。
【0009】ユニット本体1内では、吸込口4から各吹
出口5a、5bに至る2系統の通風路4a,4bが形成
されている。被空調室Rの空気は吸込口4からユニット
本体1内に取入れられ、室内熱交換器11a、11bを
通過することによって熱交換され、熱交換された空気は
室内送風機12a、12bによって送風され、送風機ノ
ーズ9c,9dによって案内されて吹出口5a、5bか
ら再び被空調室R内へ吹き出される。
【0010】図5に示すように、一方の吹出口5aから
吹出される空気は被空調室RのゾーンAの方向に向か
い、他方の吹出口5bから吹出される空気は被空調室R
のゾーンBの方向に向かう。
【0011】図6は図5に示したユニット本体1の上部
を詳細に示す図である。図6に示すように、室内ユニッ
ト1内には、2つの室内熱交換器11a、11bが設け
られ、これらの室内熱交換器11a、11bにそれぞれ
対向して2つの室内送風機12a、12bが配置されて
いる。各室内送風機12a、12bは、それぞれ回転数
が可変の送風機である。室内熱交換器11aと室内熱交
換器11bとの間には、各室内熱交換器11a、11b
に導入した冷媒を一方の室内熱交換器11a(または1
1b)の中間部において他方の室内熱交換器11b(ま
たは11a)の中間部へ導くクロスパイプ13a、13
bが配設されている。
【0012】室内熱交換器11a、11bの温度環境を
見積もるために、クロスパイプ13a、13bの一方、
例えば13aには、室内熱交換器温度センサ14が取着
されており、室内熱交換器温度センサ14による検出温
度の基づいて図示しない圧縮機の回転数が制御され空調
制御に供するようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このツインフロータイ
プの空気調和機において、被空調室内をより快適にする
ためには、各室内送風機12a、12bの風量比率を異
ならせることが考えられる。
【0014】しかしながら、各室内送風機12a、12
bの風量比率を異ならせようとすると、次のような問題
があった。
【0015】すなわち、従来のツインフロータイプの空
気調和機は各室内送風機12a、12bの風量比率を異
ならせようとすると、風量が少ない方の室内熱交換器で
の熱交換量が減少し、暖房時にはその室内熱交換器の温
度が上昇するとともに、凝縮器としての機能が低下して
高圧側圧力が異常上昇したり、冷房時にはその室内熱交
換器が凍結するという問題があった。
【0016】この問題は、従来のツインフロータイプの
空気調和機が各室内熱交換器11a、11bの冷媒パス
を中間部で他方の熱交換器へ導くクロスパイプ13a、
13bを備え、各室内熱交換器11a、11bの温度を
検出するための室内熱交換器温度センサ14がクロスパ
イプ13a、13bのうちの片方のクロスパイプにしか
取着されていないことに起因する。すなわち、室内熱交
換器温度センサ14がクロスパイプ13a、13bのう
ちの片方のクロスパイプにしか取着されていないため、
各室内熱交換器11a、11bを構成する2つの冷媒パ
スの内、1方のパスの温度しか性格に検出しないので、
このため、この室内熱交換器温度センサ14による検出
温度に基づいて圧縮機を制御しようとすると室内熱交換
器11a、11bの適正な制御が行われないからであ
る。
【0017】そこで本発明の目的は、上記従来技術の有
する問題点を解消し、複数の室内送風機の風量を異なら
せた場合でも各室内熱交換器を適正な温度で制御できる
空気調和機を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による空気調和機は、複数の室内熱交換器と
各々の前記室内熱交換器に対向して配置される複数の室
内送風機とを備え、複数の前記室内送風機の送風量が互
いに可変な空気調和機において、各々の前記室内熱交換
器の温度を検知するするために各々の前記室内熱交換器
に取り付けられた複数の熱交換器温度センサと、冷房モ
ードと暖房モードの各モード毎に、複数の前記熱交換器
温度センサで検知した検知温度のうちのいずれかの検知
温度を室内熱交換器温度として採用し、各モードで採用
した前記室内熱交換器温度に応じて圧縮機を制御する制
御部とを備えたことを特徴とする。
【0019】また、好適には、前記制御部は、冷房モー
ドでは複数の前記熱交換器温度センサで検知した検知温
度のうちの最も低い検知温度を室内熱交換器温度として
採用し、暖房モードでは複数の前記熱交換器温度センサ
で検知した検知温度のうちの最も高い検知温度を室内熱
交換器温度として採用することを特徴とする。
【0020】また、前記制御部は、冷房モードでは複数
の前記熱交換器温度センサで検知した検知温度のうちの
最も低い検知温度を室内熱交換器温度として採用し、暖
房モードでは、複数の前記熱交換器温度センサで検知し
た検知温度が所定の冷風吹出防止設定温度より高いか否
かを判定し、全ての検知温度が所定の冷風吹出防止設定
温度より高い場合には最も高い検知温度を室内熱交換器
温度として採用しいづれかの検知温度が所定の冷風吹出
防止設定温度より低い場合には最も低い検知温度を室内
熱交換器温度として採用することを特徴とする。
【0021】また、前記制御部は、複数の前記熱交換器
温度センサが正常に動作可能か否かを判定し、複数の前
記熱交換器温度センサの全て正常である場合に、冷房モ
ードと暖房モードの各モード毎に、複数の前記熱交換器
温度センサで検知した検知温度のうちのいずれかの検知
温度を室内熱交換器温度として採用することを特徴とす
る。
【0022】また、前記制御部は、複数の前記熱交換器
温度センサのいずれかの動作が異常である場合に、複数
の前記室内送風機を送風量が同一になるように制御する
ことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明によ
る空気調和機の実施形態例を説明する。なお、図中図
4、図5、図6と同一部分には同一符号を付しその詳細
は説明は省略する。
【0024】図1は、本実施形態例における室内ユニッ
ト1の上部を示す断面図であり、図6に示した従来技術
に対応する図である。
【0025】図1において、それぞれの室内熱交換器1
1a、11bの風上側の外壁面上には、室内熱交換器1
1a、11bのそれぞれの温度を直接検出するための室
内熱交換器温度センサ15a,15bが取着されてい
る。
【0026】図1に示すように、室内熱交換器11aと
室内熱交換器11bとは、配管16から分岐された配管
16a,16bと、配管17から分岐された配管17
a,17bによって接続されている。本実施の形態で
は、図6に示す従来例と異なり室内熱交換器11aと室
内熱交換器11bとはクロスパイプによっては接続され
ていない。冷房モードの場合には、図1に示すように室
内熱交換器11a、11bには配管16a,16bを介
して冷媒が供給され、配管17a,17bを介して排出
される。暖房モードの場合には、冷媒は図1に示す場合
と逆方向に配管16、17中を流れる。
【0027】図2は、このような室内ユニット1を備え
た空気調和機の冷凍サイクル回路および制御回路の構成
を示す図である。
【0028】図2において、圧縮機20の吐出側が四方
弁19を介して室外熱交換器24に接続され、さらに膨
張弁18に接続されており、膨張弁18は配管16及び
分岐した配管16a,16bを介して室内熱交換器11
a、11bに接続され、室内熱交換器11a、11bは
四方弁19を介して圧縮機20の吸込側に接続されてい
る。
【0029】前述したように、各室内熱交換器11a、
11bの外側表面である冷媒パイプには、それぞれに室
内熱交換器温度センサ15a,15bが取着されてい
る。
【0030】室内送風機12a、12bはその近傍に配
設された室内ファンモータ22a,22bによって駆動
され、室内ファンモータ22a,22bは制御部23に
接続されたファン回転数制御回路24a,24bによっ
て制御される。
【0031】冷房運転時には圧縮機20から圧縮冷媒が
吐出され、図中実線矢印に示す方向に導かれて冷房サイ
クルが構成される。この場合、室外熱交換器21は凝縮
器として作用し、室内熱交換器11a、11bは蒸発器
として作用する。
【0032】暖房運転時には、四方弁19が切り替えら
れ圧縮機20から吐出された圧縮冷媒が図中破線矢印に
示す方向に導かれて暖房サイクルが構成される。この場
合、室外熱交換器21は蒸発器として作用し、室内熱交
換器11a、11bは凝縮器として作用する。
【0033】制御部23はマイクロコンピュータおよび
その周辺回路から構成されており、降圧用のトランス2
5を介して商用交流電源26に接続されている。制御部
21には、熱交換器温度センサ15a、15b、四方弁
19、室外送風機27、インバータ回路28、ファン回
転数制御回路24a、24b、室内温度センサ29およ
びリモートコントロール式の運転操作器(以下、リモコ
ンと略称する)30等が接続されている。
【0034】インバータ回路28は電源26の電圧をま
ず整流し、整流された電圧を制御部21からの指令に応
じた周波数(および電圧)に変換出力する。この出力は
圧縮機20のモータの駆動電源となる。
【0035】ファン回転数制御回路24a、24bは電
源26の電圧を位相制御し、それを制御部23の指令に
応じた回転数(および電圧)で室内ファンモータ22
a、22bを駆動・制御する。
【0036】リモコン30は、運転条件を設定する機能
の他に、上記したゾーンAおよびゾーンBのそれぞれの
局所制御モードのいずれか一方を選択するためのゾーン
選択釦30a、30bを有する。
【0037】次に、制御部23の一般的な作用について
説明する。制御部23は、圧縮機20の吐出冷媒を四方
弁19、室外熱交換器21、膨張弁18、室内熱交換器
11a、11bおよび四方弁19を通して圧縮機20に
戻し、冷房運転を実行することを指示し、また、圧縮機
20の吐出冷媒を四方弁19、室内熱交換器11a、1
1b、膨張弁18、室外熱交換器21および四方弁19
を通して圧縮機20に戻し、暖房運転を実行することを
指示する。また、運転時、室内温度センサ19の検知温
度(室内温度)Taとリモコン30での設定温度Tsと
の差に応じて、インバータ回路28の出力周波数(圧縮
機の運転周波数)を制御する。また、リモコン30のゾ
ーン選択釦30a、30bがいずれも操作されない通常
制御モードでは、室内送風機12a、12bの回転数を
リモコン30の操作に応じた互いに同じ値(強、弱、
微、しずか)に設定し、また、ゾーン選択釦30a、3
0bの操作に応じてゾーンA、Bのそれぞれ局所制御モ
ードのいずれか一方を選択し、それに応じて室内送風機
12a、12bの回転数比率を変化させるようにする。
なお、室内送風機12a、12bによる風量は室内ファ
ンモータ22a,22bの回転数に比例する。また、制
御部23は、室内熱交換器温度センサ15a、15bの
検知温度T1、T2のうち、以下に説明するようにいず
れか一方の検知温度T1、T2を冷房モードと暖房モー
ドとに応じて選択し、選択される検知温度T1、T2に
応じて圧縮機22の運転周波数を制御する。
【0038】次に、図3に示すフローチャートを参照し
て、室内熱交換器温度センサ15a、15bを用いた室
内熱交換器11a、11bの温度制御について説明す
る。
【0039】これらの制御は制御部23によって行われ
る。すなわち、冷暖房いずれの運転中においても室内熱
交換器温度センサ15a、15bにより室内熱交換器1
1a、11bの検知温度T1、T2が検知され、この検
知温度T1、T2から図3に示す手法に従って室内熱交
換器温度Tを求め、この室内熱交換器温度Tを所定の冷
房設定温度に相当する蒸発器設定温度TE あるいは所定
の暖房設定温度に相当する凝縮器設定温度TC と比較
し、この比較結果に応じて制御部23によってインバー
タ回路28の圧縮機20の運転周波数を制御する。
【0040】以下に図3に示すフローチャートを詳細に
説明する。
【0041】ST1で冷房モードか暖房モードが判断さ
れ、冷房モードと暖房モードの各モードについてST2
とST14で室内熱交換器温度センサ15a、15bが
正常であるか否かが断線検知等を行って判断される。
【0042】各室内熱交換器温度センサ15a、15b
のうちいずれか一方の室内熱交換器温度センサのみが正
常の場合には、ST4またはST12で正常な温度セン
サによる検知温度を室内熱交換器温度Tとして採用す
る。また、この場合、他方の温度センサに異常があるこ
とを示すセンサ異常表示が併せて表示される。なお、ゾ
ーン選択運転をせず通常運転のみを行うように制御する
ことも可能である。また、室内熱交換器温度センサ15
a、15bの両方のセンサとも正常でない場合は、空気
調和機が正常運転されないことが表示され或は警報等で
指示される。
【0043】各室内熱交換器温度センサ15a、15b
がともに正常である場合は、冷房モードにおいてはST
3で検知温度T1、T2の両者の温度が比較され、ST
5またはST6で低い方の検知温度が室内熱交換器温度
Tとして採用される。
【0044】また、暖房モードにおいてはST11で検
知温度T1、T2はまず冷風吹出防止設定温度TO と比
較され、検知温度T1、T2が冷風吹出防止設定温度T
O 以上であるか否かに応じてST13あるいはST14
において検知温度T1、T2の大きさが比較される。検
知温度T1、T2が冷風吹出防止設定温度TO 以上であ
る場合には、ST15またはST16において、検知温
度T1、T2のうちの高い方が室内熱交換器温度Tとし
て採用される。一方、検知温度T1、T2が冷風吹出防
止設定温度TO より低い場合には、ST17またはST
18において、検知温度T1、T2のうちの低い方が室
内熱交換器温度Tとして採用される。
【0045】次に、冷房モードにおいてはST7におい
て室内熱交換器温度Tが蒸発器設定温度TE と比較され
る。室内熱交換器温度Tが蒸発器設定温度TE より低い
場合には、少なくとも一方の室内熱交換器11a、11
b、すなわち室内熱交換器温度Tとして採用した検知温
度T1、T2の低い方の送風量の少ない室内送風機12
a、または12bに対応する室内熱交換器11a、また
は11bにおいて、冷房効果が過剰であるのであるから
ST8において圧縮機20の駆動周波数が下げられ圧縮
機20による冷媒吐出量が減少される。また、室内熱交
換器温度Tが蒸発器設定温度TE より低くない場合に
は、冷房効果が適正であることを示すのであるからこの
ままの運転が継続される。
【0046】また、暖房モードにおいてはST19にお
いて室内熱交換器温度Tが凝縮器設定温度TC と比較さ
れる。室内熱交換器温度Tが冷風吹出防止設定温度TO
以上でかつ凝縮器設定温度TC より高い場合には、少な
くとも一方の室内熱交換器11a、11b、すなわち室
内熱交換器温度Tとして採用した検知温度T1、T2の
高い方の送風量の少ない室内送風機12a、または12
bに対応する室内熱交換器11a、または11bにおい
て、暖房効果が過剰であるのであるからST19におい
て圧縮機20の駆動周波数が下げられる。また、室内熱
交換器温度Tが凝縮器設定温度TC より低い場合には、
暖房効果が適正であることを示すのであるからこのまま
運転が継続される。
【0047】また、暖房開始時など、室内熱交換器温度
Tが凝縮器設定温度TC より低くかつ冷風吹出防止設定
温度TO より低い場合には、検知温度T1 、T2 の内低
い方を室内熱交換器温度Tとして採用し、この室内熱交
換器温度Tが冷風吹出防止設定温度TO より高くなるま
で、室内ファンの運転を停止して、冷風の吹出を防止す
る。
【0048】以上説明したように、本実施の形態の構成
によれば、室内熱交換器11a、11bの外側表面に室
内熱交換器温度センサ15a,15bをそれぞれ取着
し、室内熱交換器温度センサ15a,15bによる検知
温度T1、T2を参照し、冷房モードでは、検知温度T
1、T2の低い方を室内熱交換器温度Tとして採用し、
室内熱交換器温度Tが蒸発器設定温度TE より低い場合
には圧縮機20の運転周波数を低下させる(低温レリー
ス制御)ようにしたので、室内送風機12a、12bの
回転数の少ない方(風量の少ない方)の室内熱交換器1
1a、または11bが温度降下して室内熱交換器11
a、または11bが凍結してしまうことを確実に防止す
ることができる。
【0049】また、暖房モードでは、暖房運転開始時の
ように検知温度T1、T2が低くて冷風吹出防止設定温
度TO に達していない状況もあるので、まず検知温度T
1、T2が冷風吹出防止設定温度TO 以上であるか否か
を判定し、冷風吹出防止設定温度TO より高い場合には
検知温度T1、T2のうち高い方を室内熱交換器温度T
として採用し、冷風吹出防止設定温度TO より低い場合
には検知温度T1、T2が冷風吹出防止設定温度TO よ
り高くなるまで検知温度T1、T2のうち低い方を室内
熱交換器温度Tとして採用し、室内熱交換器温度Tが高
圧側圧力に対する異常上昇防止用に設定した凝縮器設定
温度TC より高い場合には、圧縮機20の運転周波数を
下げるように制御する(高温レリース制御)ので、室内
送風機12a、12bの回転数の少ない方(風量の少な
い方)の室内熱交換器11a、または11bの温度が上
昇して高圧側圧力の上昇を招くことを回避でき、室内熱
交換器11a、または11bの温度上昇に伴なう高圧側
圧力の異常上昇を確実に防止することができ、また運転
開始時の温度状況に適応することができる。
【0050】なお、上記実施の形態では、各室内熱交換
器温度センサ15a、15bのいずれかに異常があれば
正常な方の検知温度を選択して運転するようにしたが、
各センサ15a、15bのいずれかに異常がある場合に
は、センサ異常表示を実施するとともに、2つの室内送
風機12a、12bの回転数比率を同じように設定し、
局所制御モードではなく通常運転のモードのみに制約す
るようにしてもよい。
【0051】また、上記実施の形態では2個の室内熱交
換器が設けられている場合について説明したが、本発明
はこれに限らず3個以上の室内熱交換器が設けられてい
る場合にも各々の室内熱交換器にそれぞれ熱交換器温度
センサを取り付け、同様に室内交換器温度を採用するこ
とにより適用することができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成によ
れば、複数の室内熱交換器の各々に熱交換器温度センサ
を取り付け、冷房モードと暖房モードの各モード毎に、
複数の熱交換器温度センサで検知した検知温度のうちの
いずれかの検知温度を室内熱交換器温度として採用し、
この採用された室内熱交換器温度に応じて圧縮機を制御
するので、複数の室内送風機の送風量が異なる場合や複
数の熱交換器に対する冷媒分流状況が乱れた場合でも、
各熱交換器温度の適正化を図ることができ、空気調和機
の品質と信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気調和機の一実施の形態における室
内熱交換器の冷媒流路および室内熱交換器温度センサの
構成を示す断面図。
【図2】同空気調和機の冷凍サイクル回路および制御回
路の構成を示す図。
【図3】同空気調和機の室内熱交換器の温度制御のフロ
ーチャートを示す図。
【図4】従来の空気調和機の室内ユニットの外観構成を
示す斜視図。
【図5】従来の空気調和機の室内ユニットの概略構成を
示す断面図。
【図6】従来の空気調和機の室内熱交換器の冷媒流路お
よび室内熱交換器温度センサの構成を示す断面図。
【符号の説明】
1 室内ユニット 2 本吊りボルト 3 天井パネル 4 吸込口 4a,4b 通風路 5 吹出口 6 冷媒配管 7 ドレン配管 8 配線ボックス 9a,9b 吹出ルーバ 9c,9d 送風機ノーズ 10 送風機ケーシング 11a,11b 室内熱交換器 12a,12b 室内送風機 13a,13b クロスパイプ 14 室内熱交換器温度センサ 15a,15b 室内熱交換器温度センサ 16,16a,16b 配管 17,17a,17b 配管 18 膨張弁 19 四方弁 20 圧縮機 21 室外熱交換器 22a,22b 室内ファンモータ 23 制御部 26 交流電源 27 室外送風機 28 インバータ回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の室内熱交換器と各々の前記室内熱交
    換器に対向して配置される複数の室内送風機とを備え、
    複数の前記室内送風機の送風量が互いに可変な空気調和
    機において、 各々の前記室内熱交換器の温度を検知するするために各
    々の前記室内熱交換器に取り付けられた複数の熱交換器
    温度センサと、 冷房モードと暖房モードの各モード毎に、複数の前記熱
    交換器温度センサで検知した検知温度のうちのいずれか
    の検知温度を室内熱交換器温度として採用し、各モード
    で採用した前記室内熱交換器温度に応じて圧縮機を制御
    する制御部とを備えたことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】前記制御部は、冷房モードでは複数の前記
    熱交換器温度センサで検知した検知温度のうちの最も低
    い検知温度を室内熱交換器温度として採用し、暖房モー
    ドでは複数の前記熱交換器温度センサで検知した検知温
    度のうちの最も高い検知温度を室内熱交換器温度として
    採用することを特徴とする請求項1に記載の空気調和
    機。
  3. 【請求項3】前記制御部は、冷房モードでは複数の前記
    熱交換器温度センサで検知した検知温度のうちの最も低
    い検知温度を室内熱交換器温度として採用し、暖房モー
    ドでは、複数の前記熱交換器温度センサで検知した検知
    温度が所定の冷風吹出防止設定温度より高いか否かを判
    定し、全ての検知温度が所定の冷風吹出防止設定温度よ
    り高い場合には最も高い検知温度を室内熱交換器温度と
    して採用しいづれかの検知温度が所定の冷風吹出防止設
    定温度より低い場合には最も低い検知温度を室内熱交換
    器温度として採用することを特徴とする請求項1に記載
    の空気調和機。
  4. 【請求項4】前記制御部は、複数の前記熱交換器温度セ
    ンサが正常に動作可能か否かを判定し、複数の前記熱交
    換器温度センサの全て正常である場合に、冷房モードと
    暖房モードの各モード毎に、複数の前記熱交換器温度セ
    ンサで検知した検知温度のうちのいずれかの検知温度を
    室内熱交換器温度として採用することを特徴とする請求
    項1に記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】前記制御部は、複数の前記熱交換器温度セ
    ンサが正常に動作可能か否かを判定し、複数の前記熱交
    換器温度センサのいずれかの動作が異常である場合に、
    複数の前記室内送風機を送風量が同一になるように制御
    することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
JP33200295A 1995-12-20 1995-12-20 空気調和機 Expired - Fee Related JP3457444B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33200295A JP3457444B2 (ja) 1995-12-20 1995-12-20 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33200295A JP3457444B2 (ja) 1995-12-20 1995-12-20 空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09170801A true JPH09170801A (ja) 1997-06-30
JP3457444B2 JP3457444B2 (ja) 2003-10-20

Family

ID=18250046

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33200295A Expired - Fee Related JP3457444B2 (ja) 1995-12-20 1995-12-20 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3457444B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011231975A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Daikin Industries Ltd 空気調和装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011231975A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Daikin Industries Ltd 空気調和装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3457444B2 (ja) 2003-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11287502A (ja) 空気調和機
JP3475014B2 (ja) 空気調和機
JPH1163628A (ja) 空気調和機
JP3548714B2 (ja) 空気調和機
JP3457444B2 (ja) 空気調和機
JP2001065950A (ja) 空気調和機
JP3181111B2 (ja) 空気調和機
WO2020213656A1 (ja) 空気調和システム
KR100561943B1 (ko) 전동팽창밸브의 제어방법
JPS6335321Y2 (ja)
JP3075022B2 (ja) 空気調和機の制御装置
JP2000065410A (ja) 空気調和システム
JP3953223B2 (ja) 空気調和機
JP2000320876A (ja) 空気調和機
JP3159565B2 (ja) 空気調和機
JP2006064257A (ja) 空調室内機および冷凍装置
JP2525769B2 (ja) 空気調和機
JP2661440B2 (ja) 空気調和装置
JPH10311592A (ja) 空気調和機
JPH06313575A (ja) 空気調和機
JP4302962B2 (ja) 空気調和機
JP3151334B2 (ja) 空気調和機
JP2002195676A (ja) 空気調和機
JP3748620B2 (ja) 空気調和装置
JPH10332186A (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030722

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070801

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090801

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090801

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100801

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees