JP2011231975A - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吹出口の風向調整羽根の向きを室内空気吸入口側に向けて調和空気を吹き出す場合でも、室温を的確に目標温度に近付けることができる空調動作制御を可能にする。
【解決手段】空気調和装置1は、操作部703と、室内ファン41により空気流路35a内に吸入される空気の温度を検出する室内温度センサ45と、風向調整羽根71〜74の向きが吹出口36における調和空気の通過風量を低減させるときに、室内温度センサ45によって検出された室内温度を、所定の補正値により補正する温度補正部7011と、操作部703に入力された目標温度と、温度補正部7011によって補正された補正温度とに基づいて空調動作を制御する空調動作制御部7012とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和装置に関し、特に、吹出口に設けられた風向調整羽根の向きを、吸入口側に向けた場合における空調動作の制御に関する。
空気調和装置は、操作者により設定された目標室内温度に室温が近くなるように空調動作を制御する。このとき、一般に、空気調和装置の室内機では、室内空気の吸入口に取り付けられた吸入温度センサが検出した温度を室内温度として用いて空調動作制御を行う。また、調和空気の吹出口に、当該調和空気の吹き出し方向を変化させる風向調整羽根が設けられている空気調和装置も多く知られている。このような空気調和装置では、下記特許文献1に示されるように、風向調整羽根の向きを、吹出口よりも内側に位置する吸入口側に向けた内方吹き出し方向にも回動が可能とされ、また、当該吹出口が複数設けられている場合には、各吹出口の風向調整羽根をそれぞれ別個に回動させることも可能である(個別風量抑制制御)。このように風向調整羽根の向きを個別に内方吹き出し方向とすることで、各吹出口に個別に抵抗を付け、各吹出口からの風速をそれぞれに低減させて風量を調整可能とする。
特許第4107333号公報
しかし、上記のように風向調整羽根の向きを内方吹き出し方向として、吹出口から調和空気を吹き出す場合、当該調和空気は、吹き出し時の風速が低下しているために、吹き出された直後の調和空気が上記吸込口から取り込まれてしまう(ショートサーキット)。これにより、吸入温度センサによって検出される室内温度が、本来の室内温度よりも、暖房時は高く、冷房時は低く検出される虞がある。このため、空気調和装置において、当該検出温度に基づいて空調動作を制御しても、室温を的確に目標温度に近付けることができない場合が生じ得る。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、吹出口の風向調整羽根の向きを室内空気吸入口側に向けて調和空気を吹き出す場合であっても、室温を的確に目標温度に近付けることができる空調動作制御を可能にすることを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、内部に空気流路(35a)が形成されたケーシング(31)と、
前記ケーシング(31)内に設けられ、前記空気流路(35a)内に空気を吸入させた後に、前記空気流路(61a,52a)内から空気を吹き出すための送風ファン(41)と、
前記ケーシング(31)内に設けられ、前記空気流路(35a)内を流れる空気の熱交換を行うための熱交換器(42)と、
前記ケーシング(31)に設けられ、前記空気流路(35a)に連通する吸入口(35)と、
前記ケーシング(31)において前記吸入口(35)の外側に配置されて前記空気流路(61a,52a)に連通する複数の吹出口(36)と、
前記各吹出口(36)に回動可能に配設され、前記吹出口(36)における前記調和空気の通過風量を低減させる回動動作を行う風向調整羽根(71,72,73,74)と、
前記風向調整羽根(71,72,73,74)を回動させる回動駆動部(95)と、
前記回動駆動部(95)による前記風向調整羽根(71,72,73,74)の回動動作を制御し、前記風向調整羽根(71,72,73,74)により前記吹出口(36)における前記調和空気の通過風量を低減させる回動動作制御部(7021)と、
前記送風ファン(41)により前記空気流路(35a)内に吸入される空気の温度を検出する吸入温度検出部(45)と、
前記回動動作制御部(7021)が前記風向調整羽根(71,72,73,74) により前記吹出口(36)における前記調和空気の通過風量を低減させたときに、前記吸入温度検出部(45)によって検出された吸入温度を、予め定められた補正値により補正する温度補正部(7011)と、
前記温度補正部(7011)によって補正された補正温度を用いて空調動作を制御する空調動作制御部(7012)と、
を備えた空気調和装置(1)である。
この発明によれば、風向調整羽根の向きが吹出口における調和空気の通過風量を低減させる方向とされているときに、吹出口から吹き出された調和空気が吸入口から取り込まれて、吸入温度検出部によって検出される温度が本来の室内温度とは異なってしまう場合であっても、温度補正部は、風向調整羽根が吹出口における調和空気の通過風量を低減させるときに、吸入温度検出部によって検出された吸入温度を、上記補正値を用いて補正するので、例えば、当該補正値を、上記吸入口から取り込まれる調和空気の温度の影響を相殺可能な値とする等により、制御部が、当該補正された補正温度を用いて空調動作を制御することで、室温を的確に目標温度に近付ける空調動作制御が可能になる。
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の空気調和装置(1)であって、前記回動動作制御部(7021)は、前記各風向調整羽根(71,72,73,74)を個別に回動させて前記吹出口(36)における前記調和空気の通過風量を低減させ、
前記温度補正部(7011)は、前記回動動作制御部(7021)による制御で前記吹出口(36)における前記調和空気の通過風量を低減させている前記風向調整羽根(71,72,73,74)の数に応じて前記補正値を変更するものである。
この発明では、前記吹出口(36)における前記調和空気の通過風量を低減させる方向とされた風向調整羽根の数の増減により、吹出口から吹き出された調和空気が吸入口から取り込まれる量が異なる場合であっても、例えば、上記補正値を、当該取り込まれる調和空気量の増減に応じて変更すれば、制御部による空調動作制御により、室温を更に的確に目標温度に近付けることが可能になる。
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の空気調和装置(1)であって、前記温度補正部(7011)は、前記回動動作制御部(7021)による制御で前記吹出口(36)における前記調和空気の通過風量を低減させている前記各風向調整羽根(71,72,73,74)が配設されているそれぞれの前記吹出口(36)についての前記吸入温度検出部(45)との位置関係に応じて前記補正値を更に変更するものである。
この発明によれば、吹出口における調和空気の通過風量を低減させる方向とされた風向調整羽根が配設されている吹出口と吸入温度検出部との位置関係が異なることに応じて、吸入口から取り込まれる調和空気が吸入温度検出部に与える影響が異なる場合であっても、例えば、上記補正値を、当該調和空気が吸入温度検出部に与える影響度に応じて変更すれば、制御部による空調動作制御により、室温を更に的確に目標温度に近付けることが可能になる。
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は請求項3に記載の空気調和装置(1)であって、前記温度補正部(7011)は、前記回動動作制御部(7021)による制御で前記吹出口(36)における前記調和空気の通過風量を低減させている前記風向調整羽根(71,72,73,74)以外の風向調整羽根(71,72,73,74)の向きが鉛直下向きとされている場合には、前記補正値を更に変更するものである。
この発明では、吹出口における調和空気の通過風量を低減させている風向調整羽根の存在に加え、これ以外の風向調整羽根の向きが鉛直下向とされており、これら各風向調整羽根の向きが、吸入口から取り込まれる調和空気の量を異ならせる場合であっても、例えば、上記補正値を、この場合に取り込まれる上記調和空気の量の増減に応じて変更すれば、制御部による空調動作制御により、室温を更に的確に目標温度に近付けることが可能になる。
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の空気調和装置(1)であって、前記吹出口(36)から吹き出される空気の風量を検出する風量検出部(49)を更に備え、
前記温度補正部(7011)は、前記回動動作制御部(7021)による制御で前記風向調整羽根(71,72,73,74)の向きが前記吹出口(36)における前記調和空気の通過風量を低減させる方向とされているときには、前記風量検出部(49)によって検出される風量に応じて前記補正値を更に変更するものである。
この発明によれば、風向調整羽根が吹出口における調和空気の通過風量を低減させる方向とされているときに、吹出口から吹き出される空気の風量が異なることに起因して、吹出口から吹き出された調和空気が吸入口から取り込まれる量が異なる場合であっても、例えば、上記補正値を、当該吹出口から吹き出される空気の風量を勘案した値に変更すれば、制御部による空調動作制御により、室温を更に的確に目標温度に近付けることが可能になる。
また、請求項6に記載の発明によれば、請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の空気調和装置(1)であって、室内機側の前記熱交換器(42)の温度を検出する熱交換器温度検出部(46)を更に備え、
前記温度補正部(7011)は、前記回動動作制御部(7021)によって前記風向調整羽根(71,72,73,74)の向きが前記吹出口(36)における前記調和空気の通過風量を低減させる方向とされているときには、前記熱交換器温度検出部(46)によって検出される前記熱交換器(42)の温度に応じて前記補正値を更に変更するものである。
この発明では、上記吸入口から取り込まれる調和空気が空調動作に与える影響は、風向調整羽根が吹出口における調和空気の通過風量を低減させる方向とされているときにおける熱交換器の温度に反映されることに基づいて、例えば、上記補正値を、当該熱交換器の温度に応じて変更すれば、制御部による空調動作制御により、室温を更に的確に目標温度に近付けることが可能になる。
また、請求項7に記載の発明によれば、請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の空気調和装置(1)であって、前記吹出口(36)から吹き出される空気の温度を検出する吹出温度検出部(48)を更に備え、
前記温度補正部(7011)は、前記回動動作制御部(7021)によって前記風向調整羽根(71,72,73,74)の向きが前記前記吹出口(36)における前記調和空気の通過風量を低減させる方向とされているときには、前記吹出温度検出部(48)によって検出される温度に応じて前記補正値を更に変更するものである。
風向調整羽根が吹出口における調和空気の通過風量を低減させる方向とされて上記吸入口から調和空気が取り込まれる場合、当該取り込まれる調和空気の温度は、吹出口から吹き出される調和空気の温度に起因するので、上記吸入口から取り込まれる調和空気が空調動作に与える影響は、風向調整羽根が吹出口における調和空気の通過風量を低減させるときに当該吹出口から吹き出される調和空気の温度に起因する。このため、例えば、上記補正値を、当該吹出口から吹き出される調和空気の温度を勘案した値に変更すれば、制御部による空調動作制御により、室温を更に的確に目標温度に近付けることが可能になる。
また、請求項8に記載の発明によれば、請求項2乃至請求項7のいずれかに記載の空気調和装置(1)であって、当該空気調和装置(1)が設置されている室内の床面温度を検出する床面温度検出部(47)を更に備え、
前記温度補正部(7011)は、前記補正温度に予め定められた第1寄与率を用いて算出された温度と、前記床面温度検出部(47)によって検出された床面温度に予め定められた第2寄与率を用いて算出された床面温度との和を人体付近温度として検出し、
前記空調動作制御部(7012)は、前記温度補正部(7011)によって補正された吸入温度に代えて、前記検出された人体付近温度に基づいて、空調動作を制御するものである。
この発明では、温度補正部が、上記補正温度から上記第1寄与率を用いて算出された値と、床面温度検出部によって検出された床面温度から上記第2寄与率を用いて算出された床面温度との和を人体付近温度として検出し、空調動作制御部は、温度補正部によって補正された吸入温度に代えて、当該検出された人体付近温度に基づいて空調動作を制御するので、床面に位置する人に与える影響を更に考慮して、空調動作制御部による空調動作制御により、室温を更に的確に目標温度に近付けることが可能になる。
本発明によれば、吹出口の風向調整羽根の向きを室内空気吸入口側に向けて調和空気を吹き出す場合であっても、室温を的確に目標温度に近付けることができる空調動作制御が可能になる。
本発明の一実施形態にかかる室内機が採用された空気調和装置の概略構成図である。 室内ユニットの外観斜視図である。 室内ユニットの概略側面断面図であり、図4中にA−O−Aで示す切断面における断面図である。 室内ユニットの天板を取り除いた状態を示す概略平面図である。 底板の下面視外観構成図である。 室内ユニットにおける下面視外観構成図である。 内枠化粧パネルの下面視外観構成図である。 外枠化粧パネルの下面視外観構成図である。 風向調整部の外観図である。 風向調整部の側面視断面図である。 空気調和装置の制御系を示す概略図である。 第1長辺吹出口近傍における下面視部分拡大外観図である。 第1長辺吹出口近傍における、図12中のB−B切断面における概略断面図である。 第1長辺吹出口近傍における、図12中のC−C切断面における概略断面図を示す。 風量抑制制御のイメージ図である。 個別風量抑制制御時における風向調整部の傾斜状態の一例を示す図12中のB−B切断面に相当する断面図である。 空気調和装置による個別風量調節時の空調動作制御の第1実施形態を示すフローチャートである。 各種条件と補正定数との関係を示す図である。 下吹き時における風向調整の姿勢を示す図である。 空気調和装置による個別風量調節時の空調動作制御の第2実施形態を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態にかかる天井設置型空気調和装置について、図面に基づいて説明する。
<1>空気調和装置1
図1は、本発明の一実施形態にかかる室内機が採用された空気調和装置1の概略構成図である。
空気調和装置1は、室内機のタイプが天井に埋め込まれることで設置されるタイプであり、8つの吹出口を有し、そのうち4つの吹出口に設けられた風向調節板の傾斜角度を風向調節板毎に独立して回動制御することができる。この空気調和装置1は、スプリットタイプの空気調和装置であり、主として、室外機2、室内機4、室外機2と室内機4とを接続する液冷媒連絡管5およびガス冷媒連絡管6、および、制御部7を有しており、蒸気圧縮式の冷媒回路10を構成している。
<1−1>室外機2
室外機2は、室外等に設置されており、主として、圧縮機21、四路切換弁22、室外熱交換器23、膨張弁24、液側閉鎖弁25、ガス側閉鎖弁26、および、室外ファン27を有している。
圧縮機21は、低圧のガス冷媒を吸入し、圧縮して高圧のガス冷媒とした後に吐出するための圧縮機である。圧縮機21は、圧縮機モータ21aにより駆動される。
四路切換弁22は、冷房と暖房との切換時に、冷媒の流れの方向を切り換えるための弁である。四路切換弁22は、冷房時には、圧縮機21の吐出側と室外熱交換器23のガス側とを接続するとともにガス側閉鎖弁26と圧縮機21の吸入側とを接続することが可能である(図1における四路切換弁22の実線を参照)。また、四路切換弁22は、暖房時には、圧縮機21の吐出側とガス側閉鎖弁26とを接続するとともに室外熱交換器23のガス側と圧縮機21の吸入側とを接続することが可能である(図1における四路切換弁22の破線を参照)。
室外熱交換器23は、冷房時には冷媒の凝縮器として機能し、暖房時には冷媒の蒸発器として機能する熱交換器である。室外熱交換器23は、その液側が膨張弁24に接続されており、ガス側が四路切換弁22に接続されている。
膨張弁24は、冷房時には室外熱交換器23において凝縮された高圧の液冷媒を室内熱交換器42(後述)に送る前に減圧し、暖房時には室内熱交換器42において凝縮された高圧の液冷媒を室外熱交換器23に送る前に減圧することが可能な電動膨張弁である。
液側閉鎖弁25およびガス側閉鎖弁26は、外部の機器・配管(具体的には、液冷媒連絡管5およびガス冷媒連絡管6)との接続口に設けられた弁である。液側閉鎖弁25は、膨張弁24に接続されている。ガス側閉鎖弁26は、四路切換弁22に接続されている。
室外ファン27は、室外機2の内部に配置され、室外空気を吸入して、室外熱交換器23に室外空気を供給した後に、ユニット外に排出する空気流れを形成する。このため、室外熱交換器23は、室外空気を冷却源又は加熱源として冷媒を凝縮や蒸発させる機能を有している。この室外ファン27は、ファンモータ27aにより駆動される。
また、室外機2には、各種のセンサが設けられている。具体的には、室外機2には、圧縮機21の吸入圧力Psを検出する吸入圧力(低圧)センサ28と、圧縮機21の吐出圧力Pdを検出する吐出圧力(高圧)センサ29とが設けられている。
また、室外機2は、室外機2を構成する各部の動作を制御する室外制御部701を有している。室外制御部701は、室外機2の制御を行うために設けられたマイクロコンピュータやメモリ等を有しており、室内機4の室内制御部702との間で伝送線7dを介して制御信号等のやりとりを行う。
<1−2>室内機4
図2は、室内機4の外観斜視図である。図3は、室内機4の概略側面断面図であり、図4中にA−O−Aで示す切断面における断面図である。図4は、室内機4の天板33aを取り除いた状態を示す概略平面図である。図5は、底板33bの下面視外観構成図である。図6は、室内機4における下面視外観構成図である。図7は、内枠化粧パネル37の下面視外観構成図である。図8は、外枠化粧パネル38の下面視外観構成図である。図9は風向調整部70の外観図である。図10は風向調整部70の側面視断面図である。
室内機4は、本実施形態において、天井埋込型と呼ばれる型式の天井設置型空気調和装置の室内機であり、室内機ケーシング31、室内ファン41、室内熱交換器42、ドレンパン40、および、ベルマウス41c等を有している。
室内機ケーシング31は、ケーシング本体31a、化粧パネル32、および、風向調整部70等から構成されている。
ケーシング本体31aは、図3および図4に示すように、空調室の天井Uに形成された開口に挿入されるようにして配置されており、その平面視において、長辺と短辺とが交互に形成された略8角形状の箱状体であり、下面が開口している。このケーシング本体31aは、長辺と短辺とが交互に連続して形成された略8角形状の天板33aと、天板33aの周縁部から下方に延びる側板34と、天板33aおよび側板34を下方から支える底板33bと、を有している。
側板34は、天板33aの長辺に対応する側板34a、34b、34c、34dと、天板33aの短辺に対応する側板34e、34f、34g、34hとから構成されている。側板34hには、室内熱交換器42と冷媒連絡管5、6とを接続するための液側接続管5aおよびガス側接続管6aが、貫通している。
底板33bは、化粧パネル32等が取り付けられていない状態の下面図である図5に示すように、中央に略四角形の開口が設けられ、その周囲に複数の開口が設けられており、ケーシング本体31aの下面を構成する。この底板33bは、図3に示すように、天板33aおよび側板34よりも外側に広がって形成されており、下面側(室内側)に化粧パネル32が取り付けられる。
なお、図3,図4,及び図5に示すように、ケーシング本体31a内には、吸込口35からケーシング本体31a内部に空気を取り込むための空気流路35aと、空気流路35aの外側を取り囲むように配置されており略鉛直方向に伸びた形状であり調和空気を室内に吹き出すための各吹出流路51a、52a、53a、54a、61a、62a、63a、64aが設けられている。
化粧パネル32は、図2、図3及び図4に示すように、天井Uの開口に嵌め込まれるようにして配置されており、平面視が略4角形状の板状体であり、主として、ケーシング本体31aの底板33bに対して室内側から取り付けられることで、ケーシング本体31aの下端部に固定されている。化粧パネル32は、室内機4の下面図である図5に示すように、吸込グリル32a、内枠化粧パネル37、および、外枠化粧パネル38によって構成され、吸込口35および吹出口36を有している。室内機4の設置状態で、内枠化粧パネル37の下端は、外枠化粧パネル38の下端よりもやや下方に位置するように配置されている。
吸込グリル32aは、ケーシング本体31aの下面中央に配置された、略四角形状のパネルである。内枠化粧パネル37は、室内側から見た下面図である図7に示すように、略四角形状の枠部材であり、吸込口35と吹出口36との間に配置される。内枠化粧パネル37の内側の縁37iは、略四角形状であって、角部分が丸みを帯びた形状となっている。内枠化粧パネル37の外側の縁は、内枠吹出口側直線部37a、内枠吹出口側湾曲部37b、および、開口内側膨出部37c等から構成されている。内枠吹出口側直線部37aは、内側の縁37iの各4辺のそれぞれの中心近傍に対応する外側の位置に設けられ、内側の縁37iの辺と略平行であって直線的に伸びている部分である。内枠吹出口側湾曲部37bは、内枠化粧パネル37のコーナーに近づくにつれて、縁がより外側に位置するように形成されており、内側に向けてなだらかに窪んだ凹形状となっている。開口内側膨出部37cは、内枠化粧パネル37のコーナー付近の外縁を構成しており、各コーナーが丸みを帯びた形状で外側に膨出した形状となっている。
外枠化粧パネル38は、ケーシング本体31aの下面の外縁を覆うように配置されており、吹出口36の外側に配置されている。室内側から見た下面図である図8に示すように、外枠化粧パネル38の外側の縁38jは、略四角形状であって、ケーシング本体31aの底板33bの縁に沿った形状となっており、コーナーが丸みを帯びている。外枠化粧パネル38の内側の縁は、外枠吹出口側直線部38d、および、外枠吹出口側湾曲部38e等から構成されている。外枠吹出口側直線部38dは、外側の縁38jの各4辺のそれぞれの中心近傍に対応する内側の位置に設けられ、外側の縁38jの辺と略平行であって直線的に伸びている部分である。外枠吹出口側湾曲部38eは、外枠化粧パネル38のコーナーに近づくにつれて、縁がより内側に位置するように形成されており、外側に向けてなだらかにふくらんだ凸形状となっている。このうち、外枠吹出口側直線部38dの直線部分は、内枠吹出口側直線部37aの直線部分よりも短くなるように形成されており、内枠のうちの外枠吹出口側湾曲部38eの比率が大きくなっているため、外枠吹出口側直線部38dおよび外枠吹出口側湾曲部38eの下面視は、円に近い形状となっている。
吸込口35は、吸込グリル32aの略中央に設けられた略4角形状の開口である。この吸込口35には、吸込口35から吸入された空気中の塵埃を除去するためのフィルタ39が設けられている。なお、吸込口35のケーシング本体31a内部側には、上述した空気流路35aが繋がっている。
吹出口36は、内枠化粧パネル37と外枠化粧パネル38との間であって、吸込口35の周囲を取り囲むように設けられており、長辺吹出口50および短辺吹出口60から構成されている。長辺吹出口50は、吸込口35の略四角形状における各辺に対応する位置に設けられた第1長辺吹出口51、第2長辺吹出口52、第3長辺吹出口53、および、第4長辺吹出口54の4つの吹出口から構成されている。この長辺吹出口50は、開口の内側に向けて縁部分を有さないように形成されている。長辺吹出口50は、長手方向と、長手方向に直行する方向である幅方向と、の長さの差が従来の吹出口よりも小さくなるように(長さのアスペクト比が従来よりも小さくなるように)構成されているため、長辺吹出口50の中央近傍から吹き出される空気流れの初速度を上げることができている。
短辺吹出口60は、吸込口35の略四角形状における角部分に対応する位置に設けられた第1短辺吹出口61、第2短辺吹出口62、第3短辺吹出口63、および、第4短辺吹出口64の4つの吹出口から構成されている。吹出口36は、長辺吹出口50と短辺吹出口60とが交互に並べられながら、略環状に配置されている。
なお、第1長辺吹出口51、第2長辺吹出口52、第3長辺吹出口53および第4長辺吹出口54には、それぞれ第1長辺吹出流路51a、第2長辺吹出流路52a、第3長辺吹出流路53a、第4長辺吹出流路54aが繋がっている。また、第1短辺吹出口61、第2短辺吹出口62、第3短辺吹出口63および第4短辺吹出口64には、それぞれ第1短辺吹出流路61a、第2短辺吹出流路62a、第3短辺吹出流路63a、第4短辺吹出流路64aが繋がっている。
第1長辺吹出口51、第2長辺吹出口52、第3長辺吹出口53、第4長辺吹出口54、第1短辺吹出口61、第2短辺吹出口62、第3短辺吹出口63、および、第4短辺吹出口64からは、それぞれ、室内機4内で調和された空気流れF51、F52、F53、F54、F61、F62、F63、F64が、吹き出し風向を調節されながら吹き出される。
風向調整部70は、第1長辺吹出口51から吹き出される調和空気の風向を調節する第1風向調整羽根71、第2長辺吹出口52から吹き出される調和空気の風向を調節する第2風向調整羽根72、第3長辺吹出口53から吹き出される調和空気の風向を調節する第3風向調整羽根73、および、第4長辺吹出口54から吹き出される調和空気の風向を調節する第4風向調整羽根74を備えている。風向調整部70の各長辺吹出口は、それぞれ、主として室内側を向く面についての外観図である図9、及び軸方向視断面図である図10において示すように、回転軸方向に長い形状を有しており、空調室内に吹き出される調和空気の風向を調節する。風向調整部70の各長辺吹出口は、本実施形態では、吹出口36のうち、短辺吹出口60には配置されることなく、長辺吹出口50にのみ配置されている。
風向調整部70は、図9及び図10に示すように、フラップ本体80、および、回転軸90xを含んでいるアーム90を有している。
フラップ本体80は、回転軸90xと略平行な方向に伸びて形成された板形状部材であって、アーム90が取り付けられている側の面である裏面80yとは反対側の面である表面80xが、外側に突出した湾曲形状を有している。このようにフラップ本体80が穏やかに湾曲した形状となっているため、長辺吹出口50を通過する調和空気を進行方向に向けて緩やかに導くことができる。
フラップ本体80の外縁は、内側に向けて窪んだ形状部分を有さないように形成されている。フラップ本体80は、図9に示すように、表面80xが主として室内側(吹き出し空気流れ下流側)を向いている状態において、室内側に近づくにつれて回転軸90xとの距離が短くなるように設けられており、室内側にから離れるにつれて(吹き出し空気流れ上流側に向かうにつれて)回転軸90xとの距離が長くなるように設けられている。これにより、風向調整部70が回転した場合に、フラップ本体80の一端と他端とで異なる軌跡をたどることになる。
フラップ本体80の表面80xには、図10に示すように、表面80xが主として吹き出し空気流れ下流側を向いている状態における外側端部近傍部分において、フラップ本体80の長手方向に伸びるようにして凹凸形状部80xaが設けられている。なお、フラップ本体80の表面80xは、この凹凸形状部80xaが設けられている部分以外は、なめらかな略平面によって構成されている。
また、フラップ本体80の裏面80yには、パイル長さの異なる短繊維の混合物が均一に植毛してある植毛シート80yaが貼付されている。この植毛シート80yaは、フラップ本体80の表面80xが主として吹き出し空気流れ下流側を向いている状態で吹き出し風向を調節する際に、ケーシング本体31a内部からの調和空気が当たる部分であり、フラップ本体80における結露の発生を抑制させることができる。なお、この植毛シート80yaは、図10に示すように、表面80xが主として吹き出し空気流れ下流側を向いている状態において、わずかに内側寄りに設けられており、フラップ本体80の板厚方向において植毛シート80yaと凹凸形状部80xaが重なる部分が少なくなるように設けられている。
また、フラップ本体80の外縁形状は、表面80x側から見た外観図である図9に示すように、フラップ内側直線部80a、フラップ内側湾曲部80b、フラップ長手方向端部80c、フラップ外側直線部80d、および、フラップ外側湾曲部80e等から構成されている。フラップ内側直線部80aは、フラップ本体80の表面80xが室内側を向いている状態でフラップ本体80の内側に位置しており、回転軸90x方向と略平行に伸びた直線形状部分の縁である。
このフラップ内側直線部80aは、フラップ本体80の回転軸90xの方向における中央近傍に設けられており、フラップ本体80の長手方向の50%程度の部分占めている。
フラップ内側湾曲部80bは、フラップ内側直線部80aの両端から、各フラップ長手方向端部80cをなだらかに繋いでいる縁であり、フラップ本体80の外側になだらかにふくらんだ形状を有している。このフラップ内側湾曲部80bは、フラップ本体80の長手方向の端部から25%程度の部分を占めている。
フラップ長手方向端部80cは、回転軸90x方向に対して直行する幅方向において、すなわちフラップ内側直線部80aとフラップ外側直線部80dとのいずれにも直行する方向において、フラップ外側直線部80d側に寄った位置に配置されている。言い換えると、フラップ本体80の表面80x側から見た場合に、フラップ長手方向端部80cとフラップ内側直線部80aとの幅方向の距離が、フラップ長手方向端部80cとフラップ外側直線部80dとの幅方向の距離よりも長くなるように設けられている。
フラップ外側直線部80dは、フラップ本体80の表面80xが室内側を向いている状態でフラップ本体80の外側に位置しており、回転軸90x方向と略平行に伸びた直線形状部分の縁である。フラップ外側直線部80dも、フラップ本体80の回転軸90xの中心近傍に設けられているが、フラップ内側直線部80aの長さよりも短く形成されている。フラップ外側湾曲部80eは、フラップ外側直線部80dの両端から、各フラップ長手方向端部80cをフラップ内側湾曲部80bよりも急激に繋いでいる縁であり、外側になだらかにふくらんだ形状を有している。
アーム90は、図9に示すように、フラップ本体80の長手方向両端部近傍において、フラップ本体80の裏面80yから遠ざかる方向に向けて、回転軸90xを超える部分まで伸びている。すなわち、このアーム90の長さは、図9に示すように、フラップ本体80の裏面80yから回転軸90xまでの距離Dよりも長く形成されている。アーム90は、ケーシング本体31aの下面視でフラップ本体80の表面80xの大部分が見えている状態において、フラップ本体80の板厚方向よりも、やや外枠化粧パネル38側に傾斜するように伸びている。アーム90のフラップ本体80側端部とは反対側の端部近傍には、回転軸90xに沿うように伸びている軸部材90aが設けられている(図9)。なお、アーム90は、フラップ本体80の表面80xが室内側を向いている状態で、フラップ本体80の裏面80yのうち、やや下方から伸びており、フラップ本体80の長手方向の中央近傍の幅に対して30%程度の幅を有している。
室内ファン41は、ケーシング本体31aの内部に配置された遠心送風機である。室内ファン41は、室内の空気を化粧パネル32の吸込口35を通じてケーシング本体31a内に吸入し、化粧パネル32の吹出口36を通じてケーシング本体31a外へ吹き出す空気流れを形成させる。室内ファン41は、ケーシング本体31aの天板33aの中央に設けられたファンモータ41aと、ファンモータ41aに連結されて回転駆動される羽根車41bとを有している。羽根車41bは、ターボ翼を有する羽根車であり、下方から羽根車41bの内部に空気を吸入し、平面視における羽根車41bの外周側に向かって吹き出すことができる。
室内熱交換器42は、平面視における室内ファン41の周囲を囲むように曲げられて、ケーシング本体31aの内部に配置されたフィンチューブ型熱交換器である。より具体的には、室内熱交換器42は、所定間隔を空けて配置された多数の伝熱フィンと、これらの伝熱フィンを板厚方向に貫通した状態で設けられた複数の伝熱管とを有するクロスフィン型と呼ばれるフィンチューブ型熱交換器である。室内熱交換器42の液側は、上記のように、液側接続管5aを介して液冷媒連絡管5に接続されている。室内熱交換器42のガス側は、ガス側接続管6aを介してガス冷媒連絡管6に接続されている。そして、室内熱交換器42は、冷房時には、冷媒の蒸発器として、暖房時には、冷媒の凝縮器として機能するようになっている。これにより、室内熱交換器42は、室内ファン41から吹き出された空気と熱交換を行って、冷房時には空気を冷却し、暖房時には空気を加熱することができるようになっている。
ドレンパン40は、室内熱交換器42の下側に配置され、室内熱交換器42において空気中の水分が凝縮して生じるドレン水を受け取る。このドレンパン40は、ケーシング本体31aの下部に装着されている。ドレンパン40には、吹出孔40aと、吸入孔40bと、ドレン水受け溝40cが形成されている。吹出孔40aは、化粧パネル32の吹出口36に連通するように各所に形成されている。吸入孔40bは、化粧パネル32の吸込口35に連通するように形成されている。ドレン水受け溝40cは、室内熱交換器42の下側に形成されている。
ベルマウス41cは、ドレンパン40の吸入孔40bの内側に対応するように配置されており、吸込口35から吸入される空気を室内ファンの羽根車41bへと導く。
また、室内機4の室内空気の吸込口35には、当該吸込口35から室内機4内に吸入される室内空気の温度(すなわち、吸入温度)を検出する室内温度センサ45が設けられている。本実施形態において、室内温度センサ45は、例えば、サーミスタ等からなる。
さらに、室内機4には、風量センサ(風量検出部)49が備えられている。風量センサ49は、ファンモータ41a(ファン41)の回転数を検出することにより吹出口36から吹き出される風量を検出する。
室内熱交温度センサ46は、サーミスタ等からなり熱交換器42の温度を検出する。
また、吹出口36には、サーミスタ等からなる吹出温度センサ(吹出温度検出部)48が設けられている。吹出温度センサ48は、吹出口36から吹き出される空気の温度を検出する。
床面温度センサ(床面温度検出部)47は、室内機4のケーシング31の例えばコーナ部に設けられている。床面温度センサ47は、例えばサーモパイルセンサ等でなり、床面等から放射される赤外線を検知し、当該検知した赤外線の量に基づいて床面の温度を検出する。床面温度センサ47は、室内機4内の室内制御部702に接続されて、当該室内制御部702に対して、検出した温度を示す信号を送出する。なお、床面温度センサ47は、これに限定されず、当該室内機4が設置される室内の床に配設されたサーミスタ等のセンサであってもよい。
また、室内機4は、室内機4を構成する各部の動作を制御する室内制御部702を備えている。室内制御部702は、室内機4の制御を行うために設けられたマイクロコンピュータやメモリ等を有しており、室内機4を個別に操作するためのリモコン(図示せず)との間で制御信号等のやりとりを行ったり、室外機2の室外制御部701との間で制御信号等のやりとりを行う。
<1−3>制御部7
図11は空気調和装置の制御系を示す概略図である。空気調和装置1は、制御部7を備える。制御部7は、図11にも示すように、室外機2の各種構成機器を制御する室外制御部701と、室内機4の各種構成機器を制御する室内制御部702とを備える。この制御部7には、空気調和装置1の動作についてユーザから操作指示を受け付ける操作部(コントローラ)703が接続されている。
室内制御部702は、上述した吹出温度センサ48、室内温度センサ45、床面温度センサ47、風量センサ49、及び室内熱交温度センサ46が接続されており、これら各センサから出力される温度検出信号又は風量検出信号を受け取る。室内制御部702は、当該受信した温度検出信号及び風量検出信号を室外制御部701に出力する。また、室内制御部702は、ファンモータ41a、及び後述するフラップ駆動モータ95を駆動制御する。このフラップ駆動モータ95は、風向調整部70をなす第1風向調整羽根71、第2風向調整羽根72、第3風向調整羽根73及び第4風向調整羽根74について各別に設けられている。室内制御部702は、これら各別のフラップ駆動モータ95を個別に駆動制御することで、第1風向調整羽根71、第2風向調整羽根72、第3風向調整羽根73及び第4風向調整羽根74に対してそれぞれ独立した別個の動作を行わせる。
また、室内制御部702は、回転動作制御部7021を有する。回転動作制御部7021は、フラップ駆動モータ95を駆動制御して風向調整部70の各風向調整羽根の回動動作を制御する。
室外制御部701は、室外機2の動作制御を司る。また、室外制御部701は、温度補正部7011と、空調動作制御部7012を有する。
温度補正部7011は、回動動作制御部7021によって風向調整部70の各風向調整羽根に対しての後述する個別風量抑制制御時に、室内温度センサ45によって検出された室内温度(吸入温度)を、予め定められた補正値により補正する。当該温度補正部7011による室内温度センサ45によって検出された室内温度の補正処理の詳細は後述する。
空調動作制御部7012は、目標温度と、温度補正部7011によって補正された補正温度とに基づいて空調動作を制御する。当該目標温度は、例えば、空調動作により到達させる室内温度の目標値であり、ユーザ等の操作者による操作部703の操作で入力され、空調動作制御部7012に設定される。或いは、空調動作制御部7012が、予め設定された運転スケジュール(時刻又は時間経過に応じた時間帯別室温スケジュール)を記憶しており、当該運転スケジュールに従って、上記目標温度が決定される。
空調動作制御部7012は、吸入圧力センサ28及び吐出圧力センサ29から出力される圧力検出信号を受け取り、当該圧力検出信号に基づいて、圧縮機モータ21a及び膨張弁24等を駆動制御し、また、四路切換弁22及びファンモータ27aを駆動制御する。
室内制御部702の回転動作制御部7021は、上記風向調整部70の動作制御として、独立風向制御、連動風向制御、及び個別風量抑制制御とを行う。
回転動作制御部7021は、独立風向制御として、上記各別のフラップ駆動モータ95の各別の駆動制御により、第1風向調整羽根71、第2風向調整羽根72、第3風向調整羽根73および第4風向調整羽根74を、各風向調整羽根毎に独立させて回転状態を変化させ、上記吹出口36のうちの第1長辺吹出口51、第2長辺吹出口52、第3長辺吹出口53、および、第4長辺吹出口54の4つの吹出口から吹き出される調和空気の風向を変化させる。
また、回転動作制御部7021は、連動風向制御として、各別のフラップ駆動モータ95の全てを連動させる駆動制御により、第1風向調整羽根71、第2風向調整羽根72、第3風向調整羽根73及び第4風向調整羽根74の全てが同様の回動状態の姿勢となるように制御する。
操作部703は、入力ボタン等を有しており、独立風向制御を行わせるか、連動風向制御を行わせるか、のいずれかの指示をユーザから受けることができる。回転動作制御部7021は、操作部703が受け付けた独立風向制御、又は連動風向制御の指示に応じて、上記独立風向制御もしくは連動風向制御を行う。
回転動作制御部7021は、個別風量抑制制御として、上記各別のフラップ駆動モータ95の各別の駆動制御により、上記吹出口36のうちの第1長辺吹出口51、第2長辺吹出口52、第3長辺吹出口53および第4長辺吹出口54の4つについて、それぞれの各風向調整部70の回動状態を個別に独立して調節し、吹出口からの吹き出し風量を最も低減させる姿勢にする制御を行う。
ここで、操作部703は、上述同様に、個別風量抑制制御を行わせる旨の指示、および、長辺吹出口50のうちの吹出口風量を抑制させようとして選択される特定の長辺吹出口50の指定、をユーザから受け付ける。
ここで、同時に、個別風量抑制制御によって吹き出し風量を抑制させた状態にすることができる長辺吹出口50の数は、2以下であり、例えば、3つ以上の長辺吹出口50について同時に個別風量抑制制御を行うことが制御部7によって禁止されている。具体的には、制御部7が、1番目および2番目に受け付けた特定の長辺吹出口50についての個別風量抑制制御を持続させ、その後に操作部703が受け付けた特定の長辺吹出口50についての個別風量抑制制御の設定入力を無視するようにする。なお、操作部703から、ユーザが特定の長辺吹出口50についての個別風量抑制制御を解除した場合には、さらに別の長辺吹出口50について個別風量抑制制御を行わせることができる。
なお、個別風量抑制制御時における風向調整部70の各風向調整羽根の向きについては図16を用いて後述する。
<2>基本動作
次に、冷房運転および暖房運転における空気調和装置1の動作について説明する。
<2−1>冷房動作
冷房時における冷媒回路10は、四路切換弁22が図1の実線で示される状態となっている。また、液側閉鎖弁25、ガス側閉鎖弁26は開状態にされ、膨張弁24は冷媒を減圧するように開度調節される。
この冷媒回路10の状態において、低圧のガス冷媒は、圧縮機21に吸入されて、圧縮機21において圧縮されて高圧のガス冷媒となって、圧縮機21から吐出される。この高圧のガス冷媒は、四路切換弁22を通じて室外熱交換器23に送られて、室外熱交換器23において室外空気と熱交換を行って凝縮して高圧の液冷媒となる。この高圧の液冷媒は、膨張弁24に送られて、膨張弁24において減圧されて低圧の気液二相状態の冷媒となる。この低圧の気液二相状態の冷媒は、液側閉鎖弁25、液冷媒連絡管5および液側接続管5aを通じて室内熱交換器42に送られて、室内熱交換器42において室内ファン41から吹き出される空気と熱交換を行って蒸発して低圧のガス冷媒となる。この低圧のガス冷媒は、ガス側接続管6a、ガス冷媒連絡管6、ガス側閉鎖弁26および四路切換弁22を通じて圧縮機21に再び送られる。
<2−2>暖房動作
次に、暖房時における冷媒回路10は、四路切換弁22が図1の破線で示される状態となっている。また、液側閉鎖弁25、ガス側閉鎖弁26は開状態にされ、膨張弁24は冷媒を減圧するように開度調節される。
この冷媒回路10の状態において、低圧のガス冷媒は、圧縮機21に吸入されて、圧縮機21において圧縮されて高圧のガス冷媒となって、圧縮機21から吐出される。この高圧のガス冷媒は、四路切換弁22、ガス側閉鎖弁26、ガス冷媒連絡管6およびガス側接続管6aを通じて室内熱交換器42に送られて、室内熱交換器42において室内ファン41から吹き出される空気と熱交換を行って凝縮して高圧の液冷媒となる。この高圧の液冷媒は、液側接続管5a、液冷媒連絡管5および液側閉鎖弁25を通じて膨張弁24に送られて、膨張弁24において減圧されて低圧の気液二相状態の冷媒となる。この低圧の気液二相状態の冷媒は、室外熱交換器23に送られて、室外熱交換器23において室外空気と熱交換を行って蒸発して低圧のガス冷媒となる。この低圧のガス冷媒は、四路切換弁22を通じて圧縮機21に再び送られる。
<3>長辺吹出口50と風向調整部70との配置関係
ここでは、第1長辺吹出口51の近傍における第1風向調整羽根71の配置を述べる。なお、第2長辺吹出口52近傍、第3長辺吹出口53近傍および第4長辺吹出口54近傍については第1長辺吹出口51近傍と同様であるため、説明を省略する。
<3−1>下面視における配置関係
図12は、第1長辺吹出口51近傍における下面視部分拡大外観図である。
室内機4の下面視において、第1長辺吹出口51の内側には、第1風向調整羽根71、および第1風向調整羽根71の回転駆動用にフラップ駆動モータ95が配置されている。
フラップ駆動モータ95は、第1長辺吹出口51の長手方向の両端内側であって、第1風向調整羽根71の長手方向の両端外側に設けられている。このフラップ駆動モータ95は、第1風向調整羽根71のアーム90から回転軸90xに沿うように伸びている軸部材90aを介して、第1風向調整羽根71と接続されており、第1風向調整羽根71を回動させるための駆動力を与えている。具体的には、フラップ駆動モータ95と第1風向調整羽根71の軸部材90aとは、図示しないカム機構を構成しており、制御部7が、このフラップ駆動モータ95に対して第1風向調整羽根71の駆動状態を制御させるための制御信号を送ることで、カム機構を介した駆動制御が行われる。
第1長辺吹出口51は、外側の縁が外枠化粧パネル38によって構成され、内側の縁が内枠化粧パネル37によって構成され、長手方向の端部はフラップ駆動モータ95の内側側面によって構成されている。なお、第1長辺吹出口51の長手方向の端部(フラップ駆動モータ95の内側側面)における幅は、第1長辺吹出口51の長手方向の中央近傍における幅の60%程度となるように形成されている。具体的には、第1長辺吹出口51の外側の縁は、外枠化粧パネル38の外枠吹出口側直線部38dおよび外枠吹出口側湾曲部38e等によって構成されている。また、第1長辺吹出口51の内側の縁は、内枠化粧パネル37の内枠吹出口側直線部37aおよび内枠吹出口側湾曲部37b等によって構成されている。これにより、第1長辺吹出口51は、下面視において、外側に向けてややふくらみつつ、内側に向けて大きくふくらんだ形状を有している。なお、第1長辺吹出口51の内側へのふくらみは、外側へのふくらみよりも大きくなるように形成されている。
外枠化粧パネル38の外枠吹出口側直線部38dは、第1長辺吹出口51の長手方向の中央近傍に位置している。外枠化粧パネル38の外枠吹出口側湾曲部38eは、第1長辺吹出口51の長手方向の両端近傍であって、フラップ駆動モータ95の外側近傍に位置している。
内枠化粧パネル37の内枠吹出口側直線部37aは、第1長辺吹出口51の長手方向の中央近傍に位置している。内枠化粧パネル37の内枠吹出口側湾曲部37bは、第1長辺吹出口51の長手方向の両端よりもやや内側寄りであって、フラップ駆動モータ95の内側およびフラップ駆動モータ95と第1風向調整羽根71との間近傍に位置している。
第1風向調整羽根71のフラップ本体80の外側の縁を構成しているフラップ内側直線部80a、フラップ内側湾曲部80bおよびフラップ長手方向端部80c等と、第1長辺吹出口51の外側の縁を構成している外枠化粧パネル38の外枠吹出口側直線部38dおよび外枠吹出口側湾曲部38e等との、水平方向の幅は、第1長辺吹出口51の長手方向に全般にわたって略同じ幅(約2cm)となるように配置されている。
第1風向調整羽根71のフラップ本体80の内側の縁を構成しているフラップ外側直線部80dおよびフラップ外側湾曲部80e等と、第1長辺吹出口51の内側の縁を構成している外枠化粧パネル38の内枠吹出口側直線部37aおよび内枠吹出口側湾曲部37b等との、水平方向の幅は、第1長辺吹出口51の長手方向に全般にわたって略同じ幅(約1cm)となるように、互いの縁が沿っているように配置されている。
なお、第1風向調整羽根71のフラップ本体80の内側の縁と第1長辺吹出口51の内側の縁との間の幅は、第1風向調整羽根71のフラップ本体80の外側の縁と第1長辺吹出口51の外側の縁との間の幅の半分以下となるように構成されている。
<3−2>風向調整部70の中央近傍における配置関係
図13は、第1長辺吹出口51近傍における、図12中のB−B切断面における概略断面図である。なお、図13に示す風向調整部70の姿勢は、上述した独立風向制御もしくは連動風向制御が行われている場合のフラップ本体80の姿勢の一例でもある。
第1長辺吹出流路51aは、図13に示すように、第1長辺吹出口51から空気流れ上流側に向けて伸びている。第1長辺吹出口51近傍における第1長辺吹出流路51aの内側壁面は、ケーシング本体31aの底板33bによって構成されている。フラップ本体80の長手方向の中央近傍では、この第1長辺吹出流路51aの内側壁面は、図13に示すように、曲率半径の中心が回転軸90x側に位置するように湾曲した形状となっており、第1長辺吹出口51に近づくにつれて外側に位置するように形成されている。フラップ本体80の長手方向の中央近傍では、この第1長辺吹出流路51aの外側壁面は、図13に示すように、曲率半径の中心が回転軸90x側とは反対側に位置するように内側壁面の間隔が保たれるように湾曲した形状となっており、第1長辺吹出口51に近づくにつれて外側に位置するように形成されている。なお、第1長辺吹出流路51aの中央近傍は、吹き出し方向端部の第1長辺吹出口51部分における内側壁面および外側壁面の傾斜角度θ1が、水平方向に対して40度程度に傾斜しており、より外側に向けて吹き出し空気を導くことができるようになっている。
回転軸90xは、第1長辺吹出流路51aの端部に位置している第1長辺吹出口51よりも、空気流れ方向上流側に位置している。また、この回転軸90xは、第1長辺吹出流路51aの内側壁面側よりも、第1長辺吹出流路51aの外側壁面側に近くなるように配置されている。
アーム90は、第1風向調整羽根71の回転状態のうち最も第1長辺吹出口51に近づく回転状態においても、第1長辺吹出流路51aの端部に位置している第1長辺吹出口51と略重なる位置もしくは空気流れ上流側に位置している。
フラップ本体80の中央近傍における幅方向の長さは、回転軸90xとフラップ本体80の幅方向の一端側とを結ぶラインと、回転軸90xとフラップ本体80の幅方向の他端側とを結ぶラインとがなす角度が135度程度となるように設けられている。
なお、独立風向制御もしくは連動風向制御が行われている際に、風向調整部70のフラップ本体80は、表面80xのうちの中央近傍部分の水平面に対する傾斜角度が30度程度である状態(図13に相当)を基準として、プラス30度程度およびマイナス30度程度の範囲内で、フラップ駆動モータ95によってスイング運転される。
<3−3>風向調整部70の端部近傍における配置関係
図14に、第1長辺吹出口51近傍における、図12中のC−C切断面における概略断面図を示す。
フラップ本体80の長手方向の端部近傍では、第1長辺吹出流路51aの内側壁面は、図14に示すように、第1長辺吹出口51に近づくにつれて外側に位置するように形成された平面形状となっており、上述した中央近傍における湾曲形状とは異なっている。また、フラップ本体80の長手方向の端部近傍では、第1長辺吹出流路51aの外側壁面は、内側壁面と同様であり、第1長辺吹出口51に近づくにつれて外側に位置するように形成された平面形状となっており、上述した中央近傍における湾曲形状とは異なっている。この第1長辺吹出流路51aの内側壁面および外側壁面の形状は、フラップ本体80の長手方向の中心近傍における形状と、フラップ本体80の長手方向の端部近傍における形状とが、フラップ本体80の長手方向の位置に応じて徐々に変化するように形成されている。なお、第1長辺吹出流路51aの端部近傍は、吹き出し方向端部の第1長辺吹出口51部分における内側壁面および外側壁面の傾斜角度θ21が、水平方向に対して55度程度に傾斜しており、向けて吹き出し空気をより下方に導くことができるようになっている。
フラップ本体80の端部近傍における幅方向の長さは、回転軸90xとフラップ本体80の幅方向の一端側とを結ぶラインと、回転軸90xとフラップ本体80の幅方向の他端側とを結ぶラインと、がなす角度θ2が75度程度となるように設けられている。言い換えると、フラップ本体80の端部近傍における幅方向の長さは、フラップ本体80の中央近傍における幅方向の長さの40%程度となるように構成されている。
<4>長辺吹出口50と風向調整部70との運転停止時の配置関係
ユーザからの運転停止(冷房動作や暖房動作等を行わない状態)の指示を操作部703が受け付けると、制御部7は、上記フラップ駆動モータ95に制御信号を送り、風向調整部70の全て、すなわち、第1風向調整羽根71、第2風向調整羽根72、第3風向調整羽根73および第4風向調整羽根74の全てを回動させることで、表面80xが略鉛直下向きとなるように調節する。
これにより、停止時には、室内機4の下面視において、長辺吹出口50内が風向調整部70によって最も覆われているように見え、化粧パネル32と風向調整部70との一体感を向上させることができる。これにより、運転停止時の室内機4の意匠性を向上させることができるとともに、ユーザは運転停止状態にあることを容易に把握することができる。
<5>長辺吹出口50と風向調整部70との個別風量抑制制御時の配置関係
図15に、風量抑制制御のイメージ図を示す。
特定の長辺吹出口50から吹き出される風量を抑制する旨の指示をユーザから操作部703が受け付けると、制御部7は、上記フラップ駆動モータ95のうち、ユーザによって指示された特定の長辺吹出口50に対応する位置に設けられた風向調整部70の回動状態を制御するフラップ駆動モータ95に向けて制御信号を送る。これにより、制御信号を受けたフラップ駆動モータ95は、自己が回動状態を制御する風向調整部70を回動させて、ユーザによって特定された長辺吹出口50から吹き出される空気量を制限させる姿勢に調節する。例えば、図15に示すように、室内機4が室内の壁面Wの近くであってユーザP1およびユーザP2の近くに配置されている場合に、ユーザP2側に吹き出す空気量を抑制させる旨の指示を操作部703が受け付けると、制御部7は、上述した個別風量抑制制御を行うことで、壁面W側へと第3長辺吹出口53から吹き出される空気流れF53の量を低減させつつ、ユーザP2側へと第2長辺吹出口52から吹き出される空気流れF52の量も低減させた状態とする。これにより、ドラフト感の低減を望んでいる場合や、冷房もしくは暖房によって冷え過ぎると感じたり暑過ぎると感じたりしている場合等に、ユーザが存在している側への調和空気の提供を低減させることができ、或いは、ユーザが存在していない壁面W側への調和空気の無駄な提供を低減させることができ、ユーザP2の望む風量(単位時間当たりの風量)を実現させることができる。
図16に、個別風量抑制制御時における風向調整部70の傾斜状態の一例を示す図12中のB−B切断面に相当する断面図を示す。
個別風量抑制制御が行われるフラップ本体80は、表面80xが、第1長辺吹出流路51aの空気流れ上流側に向いた状態となるように、吹出温度センサの回動動作制御部7021によるフラップ駆動モータ95の制御で回動動作が調節される。具体的には、回動動作制御部7021による当該制御で、表面80xのうちの中央近傍部分の水平面に対する傾斜角度θ3(内側の角度)が110度程度である状態(図16)となるように調節される。このとき、本実施形態では、フラップ本体80は、当該フラップ本体80が配設されている吹出口(50)の内側に位置する。
なお、この個別風量抑制制御時において、フラップ本体80の姿勢は、フラップ駆動モータ95によって回動されるが、独立風向制御もしくは連動風向制御が行われている図13に示すような姿勢から、個別風量抑制制御が行われている図16に示すような姿勢に至るまでの回動動作の間、フラップ本体80と第1長辺吹出流路51aの壁面とは接触しない配置関係となっている。なお、フラップ本体80の幅方向の一端側および他端側はいずれも、独立風向制御時もしくは連動風向制御時に、フラップ駆動モータ95によってスイングされている場合には、一時的に、図16中に示す第1長辺吹出口51の面51sよりも空気流れ下流側に位置する。
これにより、個別風量抑制制御がされた長辺吹出口50からの吹き出し空気量を低減させることができる。なお、この個別風量抑制制御時の傾斜角度は、この110度程度の角度から、プラス5度程度およびマイナス5度程度の範囲内で、微調節される。
なお、この個別風量抑制制御が行われた状態において、第1長辺吹出流路51aの外枠化粧パネル38側の壁面とフラップ本体80の上方側の端部との間(図16中Sp1で示す部分)には5mm〜10mm程度の隙間が確保され、吹き出し空気がわずかに流れるようになっている。
また、この個別風量抑制制御が行われた状態において、フラップ本体80の下方側の端部(図16中Sp2で示す部分)は、第1長辺吹出口51よりも、第1長辺吹出流路51aの空気流れ上流側に位置している。これにより、フラップ本体80は、室内機4内部で温度調節された調和空気で周囲全体を概ね覆うことができ、温度調節されていない室内側の空気はフラップ本体80に触れにくくすることができる。このため、個別風量抑制制御によって長辺吹出口50からの吹き出し空気量が低減された状態でも、温度調節されていない室内空気がフラップ本体80に到達しにくくすることができ、フラップ本体80での結露の発生を抑制させることができている。
次に、空気調和装置1による個別風量調節時の空調動作制御の第1実施形態について説明する。図17は、空気調和装置1による個別風量調節時の空調動作制御の第1実施形態を示すフローチャートである。
ユーザによる操作部703の操作により、当該操作部703に空気調和装置1による空調動作での目標温度が入力され、室内制御部702が当該目標温度情報を取得すると(S1)、室内制御部702は、室内温度センサ45から、検出された室内温度を取得する(S2)。
続いて、室内制御部702は、回転動作制御部7021により個別風量抑制制御を行っているか否かを判断し(S3)、個別風量抑制制御を行っていないと判断した場合、すなわち、独立風向制御及び連動風向制御が行われていると判断した場合は(S3でNO)、制御部7は、上記S2で取得された室内温度(室内温度センサ45により検出された値)と、S1で取得された目標温度との差に基づいて、当該室内温度を目標温度に近付けるための通常の空調動作制御を行う(S9)。
一方、室内制御部702により個別風量抑制制御が行われていると判断した場合は(S3でYES)、室外制御部701の温度補正部7011が、この時点での運転モードが冷房運転又は暖房運転等のいずれであるかを判断し、当該時点で行われている運転モードに応じた補正定数Kを決定する(S4)。温度補正部7011は、例えば、図18(a)に表で示すように、運転モードと補正定数Kとの関係をテーブル等により記憶している。温度補正部7011は、当該時点での運転モードに対応する補正定数を当該テーブルから読み出すこと等により補正定数Kを決定する。例えば、補正定数Kは、後述する算出式(1)(2)(3)を用いて空調動作制御に用いる補正後室内温度T’を算出する場合に、冷房運転及びドライ運転時は、室内温度センサ45により検出される室内温度を上げる方向に補正する補正定数K=1、暖房運転時は、室内温度センサ45により検出される室内温度を下げ方向に補正する補正定数K=-1、これ以外の運転モード(送風運転等)の場合は、室内温度センサ45により検出される室内温度を変更させない補正定数K=0とされている。
続いて、温度補正部7011は、この時点における各種条件に応じた補正定数Txを決定する(S5)。温度補正部7011は、例えば、図18(b)〜(f)に表で示すように、各種条件と、それぞれの条件に対応する補正定数との関係をテーブル等により記憶している。温度補正部7011は、当該時点での各種条件に対応するそれぞれの補正定数を当該テーブルから読み出すこと等により各条件についての補正定数を決定する。
例えば、温度補正部7011は、回動動作制御部7021により個別風量抑制制御の対象とされている風向調整部70の風向調整羽根の個数を示す値を回動動作制御部7021から取得し、この個数に対応する補正定数Taを当該テーブルから読み出すこと等により、個別風量抑制制御の対象とされている風向調整羽根の個数に応じた補正定数Taを決定する(図18(b))。例えば、補正定数Taは、後述する算出式(1)(2)(3)(4)を用いて空調動作制御に用いる補正後室内温度T’を算出する場合に、個別風量抑制制御の対象とされている風向調整羽根の個数が多いほど、補正後室内温度T’の変化量が大きくなる値が用意されている。
また、例えば、温度補正部7011は、回動動作制御部7021により個別風量抑制制御の対象とされている風向調整部70の風向調整羽根の位置が、第1長辺吹出口51,第2長辺吹出口52,第3長辺吹出口53,第4長辺吹出口54の4つの吹出口のいずれであるかを示す情報を回動動作制御部7021から取得し、個別風量抑制制御の対象とされている風向調整羽根の位置に対応する補正定数をそれぞれ当該テーブルから読み出し、当該読み出した各補正定数の総和を、個別風量抑制制御の対象とされている風向調整部70の風向調整羽根の位置に応じた補正定数Tbとする(図18(c))。なお、この補正定数は、室内温度センサ45の取り付け位置に最も近い位置にある第4長辺吹出口54(図5参照)については、室内温度センサ45よりも比較的遠い位置に配置されている第1長辺吹出口51,第2長辺吹出口52,第3長辺吹出口53の値(0.2)よりも大きめの値(0.3)が用いられる。
また、例えば、温度補正部7011は、回動動作制御部7021により個別風量抑制制御の対象とされていない風向調整部70の風向調整羽根であって、例えば図19に示すように、調和空気を吹出口36から室内機4の真下方向に吹き出す下吹き方向とされている風向調整羽根が存在するか否かを示す情報を回動動作制御部7021から取得し、下吹き方向とされている風向調整羽根が存在するか否かに対応する補正定数Tcを当該テーブルから読み出すこと等により、下吹き方向とされている風向調整羽根が存在するか否かに応じた補正定数Tcを決定する(図18(d))。なお、第1長辺吹出流路51aの中央近傍は、吹き出し方向端部の第1長辺吹出口51部分における内側壁面および外側壁面の傾斜角度θ4が、水平方向に対して90度程度に傾斜している。
例えば、補正定数Tcは、後述する算出式(1)(2)(3)(4)を用いて空調動作制御に用いる補正後室内温度T’を算出する場合に、下吹き方向とされている風向調整羽根が存在する場合に、補正後室内温度T’の変化量が大きくなる値が用意されている。
また、例えば、温度補正部7011は、風量センサ49から、検出された吹出口36からの吹き出し風量を示す値を取得し、当該風量に対応する補正定数Tdを当該テーブルから読み出すこと等により、吹出口36からの吹き出し風量に応じた補正定数Tdを決定する(図18(e))。温度補正部7011は、この図18(e)に示されるように、例えば、吹出口36からの吹き出し風量を低風量レベル、中風量レベル、高風量レベルの3段階に分け、当該風量がいずれのレベルに属するかに応じて補正定数Tdを決定する。例えば、補正定数Tdは、後述する算出式(1)(2)(3)(4)を用いて空調動作制御に用いる補正後室内温度T’を算出する場合、吹き出し風量が少ないほど当該吹き出された調和空気が吸込口35に吸い込まれ易くなるので、吹き出し風量が少ないほど、補正後室内温度T’の変化量が大きくなる値が用意されている。
また、例えば、温度補正部7011は、吹出温度センサ48からの吹出温度、又は室内熱交温度センサ46からの室内熱交換器温度のいずれかを取得し、当該風量に対応する補正定数Teを当該テーブルから読み出すこと等により、当該吹出温度又は室内熱交換器温度に応じた補正定数Teを決定する(図18(f))。温度補正部7011は、この図18(f)に示されるように、例えば、当該吹出温度又は室内熱交換器温度を温度高レベル、温度中レベル、温度低レベルの3段階に分け、当該吹出温度又は室内熱交換器温度がいずれのレベルに属するかと、この時点における運転モードとの組合せに対応する補正定数Teを当該テーブルから読み出すこと等により、当該吹出温度又は室内熱交換器温度に応じた補正定数Teを決定する。例えば、補正定数Teは、後述する算出式(1)(2)(3)(4)を用いて空調動作制御に用いる補正後室内温度T’を算出する場合、冷房運転時は、吹出温度又は熱交換器温度が低いほど、補正後室内温度T’の変化量が大きくなる値が用意され、暖房運転時は、吹出温度又は熱交換器温度が高いほど、補正後室内温度T’の変化量が大きくなる値が用意されている。
温度補正部7011は、上記補正定数Ta〜Teのうち、1つ以上の任意の数の補正定数を補正定数Txとして採用可能である。温度補正部7011は、上記補正定数Ta〜Teから複数の補正定数を採用する場合、下記式(1)に示すように、補正定数Ta〜Teから採用した値の和を補正定数Txとする。
補正定数Tx=Ta+Tb+Tc+Td+Te …(1)
例えば、温度補正部7011は、上記補正定数Ta〜Teのうち、補正定数Taのみを補正定数Txとして採用する場合、下記式(1)により補正温度T1を算出する(S6)。
T1=K*Ta …(2)
また、例えば、温度補正部7011は、上記補正定数Ta〜Teのうち、全ての補正定数Ta〜Teを補正定数Txとして採用する場合、下記式(2)により補正温度T1を算出する(S6)。
T1=K*(Ta+Tb+Tc+Td+Te) …(3)
続いて、温度補正部7011は、S6で算出した補正温度T1を用いて、下記式(4)により、S2で取得した補正温度T0を補正し、空調動作制御に用いる補正後室内温度T’を算出する(S7)。
T’=T0+T1 …(3)
この後、制御部7は、上記S7で算出された補正後室内温度T’と、S1で取得された目標温度との差に基づいて、当該室内温度T’を目標温度に近付けるための空調動作制御を行う(S8)。
次に、空気調和装置1による個別風量調節時の空調動作制御の第2実施形態について説明する。図20は、空気調和装置1による個別風量調節時の空調動作制御の第2実施形態を示すフローチャートである。なお、第1実施形態と同様に処理については説明を省略する。
第2実施形態では、第1実施形態と同様にして補正後室内温度T’を算出した後(S11乃至S17)、以下の処理を行う。
温度補正部7011は、補正後室内温度T’の算出後、床面温度センサ47が検出した床面温度Tfを当該床面温度センサ47から取得する(S18)。さらに、温度補正部7011は、当該床面温度Tfと、上記算出した補正後室内温度T’との和に基づいて、下記式(5)により人付近温度Tを算出する(S19)。
T=T’*A+Tf*(1-A) …(5)
ここで、Aは、人付近温度Tに対する補正後室内温度T’の寄与率を示す値(割合)であり、例えば、0〜1の間の値である。また、人付近温度Tに対する床面温度Tfの寄与率は1-Aとする。当該寄与率は、温度補正部7011が予め記憶しており、空気調和装置1の性能や室内温度センサ45の感度等の諸要因に基づいて、空気調和装置1の製造者又はユーザ等により適宜変更が可能とされている。
この後、制御部7は、上記S19で算出された人付近温度Tと、S1で取得された目標温度との差に基づいて、当該人付近温度Tを目標温度に近付けるための空調動作制御を行う(S20)。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記図1乃至図20に示した空気調和装置1の構成及び処理は、本発明に係る空気調和装置の構成及び処理の単なる一例に過ぎず、本発明に係る空気調和装置の構成及び処理を上記に示した内容に限定するものではない。本発明に係る空気調和装置は、空気調和装置1として示した構成及び処理のうち、各実施形態において必要な構成及び処理を備えてなる。
また、上記実施形態では、空気調和装置1は、吹出口36が長辺吹出口50と短辺吹出口60とが交互に並べられた八方吹きとされているが、これに限定されず、吹出口36が短辺吹出口60を備えず4つの長辺吹出口50を備える四方吹きの構成であってもよい。さらには、空気調和装置1は、吹出口36が2つの吹出口のみを備える二方向吹きの構成であってもよい。
また、上記実施形態では、空気調和装置1は、4つの長辺吹出口50が室内機4の下面に設けられた構成のものとしているが、これに限定されず、室内機1は、立方体又は直方体形状からなり、その4つの側面部に長辺吹出口50が設けられた構成のものであってもよい。
また、上記実施形態では、制御部7は、室外機2を制御する室外制御部701と、室内機4を制御する室内制御部702とを備えてなるが、この構成には限定されず、室外制御部701及び室内制御部702には分かれていない1つの制御部7が室外機2及び室内機4を制御するようにしてもよい。この場合、当該制御部7は、室外機2及び室内機4のいずれに設けられていてもよい。
また、本発明に係る空気調和装置において、室内温度センサ45によって検出される室内温度を補正する場合における上記諸条件、補正定数の決定方法、予め用意している補正定数等は、上記実施形態で示したものに限定されない。
1 空気調和装置
2 室外機
4 室内機
41 室内ファン
41a ファンモータ
42 室内熱交換器
45 室内温度センサ
46 室内熱交温度センサ
47 床面温度センサ
48 吹出温度センサ
49 風量センサ
7 制御部
701 室外制御部
7011 温度補正部
7012 空調動作制御部
702 室内制御部
7021 回転動作制御部
703 操作部
27 室外ファン
27a ファンモータ
31 室内機ケーシング
35 吸込口
35a 吸込流路
36 吹出口
70 風向調整部
71 第1風向調整羽根
72 第2風向調整羽根
73 第3風向調整羽根
74 第4風向調整羽根
95 フラップ駆動モータ

Claims (8)

  1. 内部に空気流路(35a)が形成されたケーシング(31)と、
    前記ケーシング(31)内に設けられ、前記空気流路(35a)内に空気を吸入させた後に、前記空気流路(61a,52a)内から空気を吹き出すための送風ファン(41)と、
    前記ケーシング(31)内に設けられ、前記空気流路(35a)内を流れる空気の熱交換を行うための熱交換器(42)と、
    前記ケーシング(31)に設けられ、前記空気流路(35a)に連通する吸入口(35)と、
    前記ケーシング(31)において前記吸入口(35)の外側に配置されて前記空気流路(61a,52a)に連通する複数の吹出口(36)と、
    前記各吹出口(36)に回動可能に配設され、前記吹出口(36)における前記調和空気の通過風量を低減させる回動動作を行う風向調整羽根(71,72,73,74)と、
    前記風向調整羽根(71,72,73,74)を回動させる回動駆動部(95)と、
    前記回動駆動部(95)による前記風向調整羽根(71,72,73,74)の回動動作を制御し、前記風向調整羽根(71,72,73,74)により前記吹出口(36)における前記調和空気の通過風量を低減させる回動動作制御部(7021)と、
    前記送風ファン(41)により前記空気流路(35a)内に吸入される空気の温度を検出する吸入温度検出部(45)と、
    前記回動動作制御部(7021)が前記風向調整羽根(71,72,73,74) により前記吹出口(36)における前記調和空気の通過風量を低減させたときに、前記吸入温度検出部(45)によって検出された吸入温度を、予め定められた補正値により補正する温度補正部(7011)と、
    前記温度補正部(7011)によって補正された補正温度を用いて空調動作を制御する空調動作制御部(7012)と、
    を備えた空気調和装置(1)。
  2. 前記回動動作制御部(7021)は、前記各風向調整羽根(71,72,73,74)を個別に回動させて前記吹出口(36)における前記調和空気の通過風量を低減させ、
    前記温度補正部(7011)は、前記回動動作制御部(7021)による制御で前記吹出口(36)における前記調和空気の通過風量を低減させている前記風向調整羽根(71,72,73,74)の数に応じて前記補正値を変更する請求項1に記載の空気調和装置(1)。
  3. 前記温度補正部(7011)は、前記回動動作制御部(7021)による制御で前記吹出口(36)における前記調和空気の通過風量を低減させている前記各風向調整羽根(71,72,73,74)が配設されているそれぞれの前記吹出口(36)についての前記吸入温度検出部(45)との位置関係に応じて前記補正値を更に変更する請求項2に記載の空気調和装置(1)。
  4. 前記温度補正部(7011)は、前記回動動作制御部(7021)による制御で前記吹出口(36)における前記調和空気の通過風量を低減させている前記風向調整羽根(71,72,73,74)以外の風向調整羽根(71,72,73,74)の向きが鉛直下向きとされている場合には、前記補正値を更に変更する請求項2又は請求項3に記載の空気調和装置(1)。
  5. 前記吹出口(36)から吹き出される空気の風量を検出する風量検出部(49)を更に備え、
    前記温度補正部(7011)は、前記回動動作制御部(7021)による制御で前記風向調整羽根(71,72,73,74)の向きが前記吹出口(36)における前記調和空気の通過風量を低減させる方向とされているときには、前記風量検出部(49)によって検出される風量に応じて前記補正値を更に変更する請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の空気調和装置(1)。
  6. 室内機側の前記熱交換器(42)の温度を検出する熱交換器温度検出部(46)を更に備え、
    前記温度補正部(7011)は、前記回動動作制御部(7021)によって前記風向調整羽根(71,72,73,74)の向きが前記吹出口(36)における前記調和空気の通過風量を低減させる方向とされているときには、前記熱交換器温度検出部(46)によって検出される前記熱交換器(42)の温度に応じて前記補正値を更に変更する請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の空気調和装置(1)。
  7. 前記吹出口(36)から吹き出される空気の温度を検出する吹出温度検出部(48)を更に備え、
    前記温度補正部(7011)は、前記回動動作制御部(7021)によって前記風向調整羽根(71,72,73,74)の向きが前記前記吹出口(36)における前記調和空気の通過風量を低減させる方向とされているときには、前記吹出温度検出部(48)によって検出される温度に応じて前記補正値を更に変更する請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の空気調和装置(1)。
  8. 当該空気調和装置(1)が設置されている室内の床面温度を検出する床面温度検出部(47)を更に備え、
    前記温度補正部(7011)は、前記補正温度に予め定められた第1寄与率を用いて算出された温度と、前記床面温度検出部(47)によって検出された床面温度に予め定められた第2寄与率を用いて算出された床面温度との和を人体付近温度として検出し、
    前記空調動作制御部(7012)は、前記温度補正部(7011)によって補正された吸入温度に代えて、前記検出された人体付近温度に基づいて、空調動作を制御する請求項2乃至請求項7のいずれかに記載の空気調和装置(1)。
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