JP2661440B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2661440B2
JP2661440B2 JP3306009A JP30600991A JP2661440B2 JP 2661440 B2 JP2661440 B2 JP 2661440B2 JP 3306009 A JP3306009 A JP 3306009A JP 30600991 A JP30600991 A JP 30600991A JP 2661440 B2 JP2661440 B2 JP 2661440B2
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純一 亀山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、室内空気と室外空気
を換気すると共に、相互に熱交換し、さらに室内に導入
する空気を熱交換器で冷却または加温する空気調和装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和装置の構成図を図8に示
す。図8において、Aは熱源機、Bは室内機である。熱
源機Aは、圧縮機1、四方切換弁2、熱源機側熱交換器
3、アキュームレータ4にて構成されている。また、室
内機Bの両端にはそれぞれダクト接続口5,6,7,8
が形成されており、ダクト接続口5,6は室内に、ダク
ト接続口7,8は室外にそれぞれダクトで接続される。
9は室内空気と室外空気を相互に顕熱および潜熱とも熱
交換する全熱交換器、10は室外空気を吸引する送風
機、11は室内空気を吸引する送風機、12は導入され
る室外空気の通風路、13は排気される室内空気の通風
路、14は導入される室外空気の通風路12の吸引側に
設けられた室外空気温度検出装置である。また、絞り装
置15、ならびに室外空気の通風路の室内側出口近傍に
は室内側熱交換器16が設けられ、熱源機Aに接続され
て冷凍サイクル(ヒートポンプサイクル)を構成してい
る。なお、図8において実線の方向に冷媒が流れる場合
は冷房運転、破線の方向に冷媒が流れる場合は暖房運転
となり、室内機Bに示す一点鎖線は導入される室外空気
の流れを示し、二点鎖線は排出される室内空気の流れを
示している。
【0003】このような空気調和装置においては、冷房
運転の場合、圧縮機1より吐出された高温高圧の冷媒
は、四方切換弁2を経て熱源機側熱交換器3に送られ、
空気と熱交換しここで液化された後、絞り装置15で減
圧され、室内側熱交換器16へ送られる。ここで冷媒
は、送風機10でダクト接続口8より吸い込まれ、全
交換器9で室内空気と熱交換された室外空気と熱交換
し、再び気化される。気化された冷媒は、四方切換弁
2、アキュームレータ4を通った後、圧縮機1へ吸入さ
れる。このような冷房運転の時、室外空気温度検出装置
14で検出された室外空気温度が、予め設定された温度
より高い場合には冷房運転を続け、反対に検出された温
度が予め設定された温度より低い場合には圧縮機1の運
転を停止するように制御し、室内空気の換気をすると共
に、室外空気を冷却して室内に導入する。
【0004】また、暖房運転の場合、圧縮機1より吐出
された高温高圧の冷媒は、四方切換弁2を経て室内側熱
交換器16に送られ、送風機10でダクト接続口8より
吸い込まれ全熱交換器9で室内空気と熱交換された室外
空気と熱交換し、ここで液化される。次にこの液化され
た冷媒は、絞り装置15で減圧された後、熱源機側熱交
換器3で空気と熱交換し再び気化される。気化された冷
媒は、四方切換弁2、アキュームレータ4を通った後、
圧縮機1へ吸入される。このような暖房運転の時、室外
空気温度検出装置14で検出された室外空気温度が、予
め設定された温度より低い場合には暖房運転を続け、反
対に検出された温度が予め設定された温度より高い場合
には圧縮機1の運転を停止するように制御し、室内空気
の換気をすると共に、室外空気を加温して室内に導入す
る。
【0005】また、除霜運転の場合、圧縮機1より吐出
された高温高圧の冷媒は、四方切換弁2を経て熱源機側
熱交換器3に送られ、熱交換器の表面に付着した霜と熱
交換し、ここで液化された後、絞り装置15を通り、室
内側熱交換器16へ送られる。ここで冷媒は、空気と熱
交換し、再び気化される。気化された冷媒は、四方切換
弁2、アキュームレータ4を通った後、圧縮機1へ吸入
される。
【0006】この除霜運転時には、室内送風機10,1
1は運転を停止しているため、暖められていない空気が
室内に吹き出すのを防止することができる。また、圧縮
機1が運転中に、例えば、吐出圧力の過上昇などによっ
て急停止し、すなわち異常停止した場合にも、室内送風
機10,11は運転を停止しているため、冷房運転時に
は、冷やされていない空気が室内に吹き込むのを防止す
ることができ、また暖房運転時には、暖められていない
空気が室内に吹き込むのを防止することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和装置に
よると、冷房運転時、室内が冷房されて室内空気温度が
適正温度になった場合でも、室外空気温度が予め設定さ
れた温度よりも高い場合には空気調和装置は冷房運転を
続けるため、室内が冷え過ぎるという問題点があった。
【0008】また、暖房運転時、室内が暖房されて室内
空気温度が適正温度になった場合でも、室外空気温度が
予め設定された温度よりも低い場合には空気調和装置は
暖房運転を続けるため、室内が暖まり過ぎるという問題
点があった。
【0009】さらに、除霜運転時には室内送風機が運転
を停止しているため、室外空気を導入することができな
くなり、室内の換気を優先的に行いたい場合であっても
室内の換気ができないという問題があった。また、冷凍
サイクル運転中に例えば吐出圧力の過上昇等で圧縮機が
運転停止になった場合についても、室内送風機が運転を
停止しているため室外空気を導入することができなくな
り、室内の換気を優先的に行いたい場合であっても室内
の換気ができないという問題があった。
【0010】この発明の目的は、冷房運転時における室
内空気の冷え過ぎ、ならびに暖房運転時における室内空
気の暖まり過ぎを防止することができる空気調和装置を
提供することである。
【0011】また、除霜運転時や冷凍サイクルの異常に
よる圧縮機の運転停止時に、室内送風機が運転を続ける
ことができ、室内の換気が行える空気調和装置を提供す
ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1ないし3の空気
調和装置は、室内空気と室外空気を相互に熱交換する全
熱交換器と、室内空気と室外空気をそれぞれ吸引する送
風機と、全熱交換器で熱交換された室外空気の通風路に
設置され室外空気と熱媒体とを熱交換する熱交換器と、
室内空気の通風路の吸引側に設置した室内空気温度検出
装置と、室外空気の通風路の吸引側に設置した室外空気
温度検出装置とからなる室内機と、熱交換器とで冷凍サ
イクルを形成する熱源機と、室内空気温度検出装置と室
外空気温度検出装置で検出された各検出温度が共にそれ
ぞれ設定された温度条件を満たす場合に限り熱交換器へ
熱媒体を供給する制御手段とを備え、前記制御手段を各
制御動作について複数のステップを有するものとして構
成し、前記設定された温度条件を満たさない場合には、
圧縮機を運転しているか否かを判断して、圧縮機が運転
していれば圧縮機の運転停止を行い、圧縮機が運転して
いなければ運転状態変化なしの制御を行うようにし、前
記設定された温度条件を満たす場合には、圧縮機を運転
しているか否かを判断して、圧縮機が運転していれば圧
縮機の運転状態変化なしの制御を行い、圧縮機が運転し
ていなければ圧縮機の運転開始の制御を行うようにし
ものである。
【0013】前記冷凍サイクルは冷房サイクルを構成
し、前記制御手段は室内空気温度検出装置と室外空気温
度検出装置で検出された各検出温度が共にそれぞれ所定
温度以上となる場合に限り前記熱交換器へ熱媒体を供給
するものである。
【0014】また、前記冷凍サイクルは暖房サイクルを
構成し、前記制御手段は室内空気温度検出装置と室外空
気温度検出装置で検出された各検出温度が共にそれぞれ
所定温度以下となる場合に限り熱交換器へ熱媒体を供給
するものである。
【0015】請求項4および5の空気調和装置は、室内
空気と室外空気を相互に熱交換する全熱交換器と、室内
空気と室外空気をそれぞれ吸引する送風機と、全熱交換
器で熱交換された室外空気の通風路に設置され室外空気
と熱媒体とを熱交換する熱交換器と、室内空気の通風路
の吸引側に設置した室内空気温度検出装置と、室外空気
の通風路の吸引側に設置した室外空気温度検出装置とか
らなる室内機と、熱交換器とで冷凍サイクルを形成する
熱源機と、除霜運転時あるいは圧縮機異常停止信号によ
圧縮機の運転停止時に送風機の駆動をオン・オフでき
る切換装置とを備えたものである。
【0016】
【作用】請求項1ないし3の空気調和装置によると、吸
引される室外空気の通風路の途中に室外空気温度検出装
置を、また吸引される室内空気の通風路の途中に室内空
気温度検出装置を設けたことにより、冷房運転時には、
室外空気温度が予め設定された温度より高い場合でも、
室内空気が適正温度になったときには圧縮機の運転を停
止し、また、暖房運転時には、室外空気温度が予め設定
された温度より低い場合でも、室内空気が適正温度にな
ったときには圧縮機の運転を停止することができる。
【0017】請求項4および5の空気調和装置による
と、除霜運転時または冷凍サイクルの異常による圧縮機
の運転停止時に、室内送風機が運転を続けることができ
るような切換装置を設けたことにより、換気を優先的に
行う必要のある室内においては、常に新鮮な室外空気を
室内に導入し、室内の換気を行いながら空気調和装置を
運転を行なうことができる。
【0018】
【実施例】
実施例1.この発明の第1の実施例を図1ないし図4に
示す。図1はこの実施例の空気調和装置の構成図であ
り、図8の例と同一部分は同一符号を付してその説明を
省略する。
【0019】図1において、17は室内空気の通風路1
3の吸引側に取り付けられた室内空気温度検出装置であ
る。また、図1において実線の方向に冷媒が流れる場合
には冷房運転、破線の方向に冷媒が流れる場合は暖房運
転であり、室内機Bに示す一点鎖線は導入される室外空
気の流れを示し、二点鎖線は排出される室内空気の流れ
を示す。
【0020】このような空気調和装置においては、冷房
運転の場合、圧縮機1より吐出された高温高圧の冷媒
は、四方切換弁2を経て熱源機側熱交換器3に送られ、
空気と熱交換しここで液化された後、絞り装置15で減
圧され、室内側熱交換器16へ送られる。ここで冷媒
は、送風機10でダクト接続口8より吸い込まれ全熱交
換器9で室内空気と熱交換された室外空気と熱交換し、
再び気化される。気化された冷媒は、四方切換弁2、ア
キュームレータ4を通った後、圧縮機1へ吸入される。
このような冷房運転の時、室外空気温度検出装置14で
検出された室外空気温度が、予め設定された第1の設定
温度より高く、かつ室内空気温度検出装置17で検出さ
れた室内空気温度が、予め設定された第2の設定温度よ
り高い場合には冷房運転を続け、反対に室外空気温度検
出装置14で検出された室外空気温度が予め設定された
第1の設定温度より低い、または室内空気温度検出装置
17で検出された室内空気温度が、予め設定された第2
の設定温度より低い場合には圧縮機1の運転を停止する
ように制御手段(図示せず)にて制御する。
【0021】また、暖房運転の場合、圧縮機1より吐出
された高温高圧の冷媒は、四方切換弁2を経て室内側熱
交換器16に送られ、送風機10でダクト接続口8より
吸い込まれ全熱交換器9で室内空気と熱交換された室外
空気と熱交換し、ここで液化される。次にこの液化され
た冷媒は、絞り装置15で減圧された後、熱源機側熱交
換器3で空気と熱交換し再び気化される。気化された冷
媒は、四方切換弁2、アキュームレータ4を通った後、
圧縮機1へ吸入される。このような暖房運転の時、室外
空気温度検出装置14で検出された室外空気温度が、予
め設定された第3の設定温度より低く、かつ室内空気温
度検出装置17で検出された室内空気温度が、予め設定
された第4の設定温度より低い場合には暖房運転を続
け、反対に室外空気温度検出装置14で検出された室外
空気温度が予め設定された第3の設定温度より高い、ま
たは室内空気温度検出装置17で検出された室内空気温
度が、予め設定された第4の設定温度より高い場合には
圧縮機1の運転を停止するように制御手段(図示せず)
にて制御する。
【0022】次に、冷房運転時、暖房運転時における圧
縮機1の運転、停止の制御方法について説明する。図2
は圧縮機1の運転、停止の制御機構を示すブロック図で
あり、18は熱源機制御装置からなる制御手段である。
【0023】図3は、冷房運転時における制御手段によ
る動作のフローチャートである。ステップ19では、室
外空気温度検出装置14で検出される温度が第1設定温
度より高いか高くないかを判定し、高い場合にはステッ
プ20へ進み、高くない場合にはステップ21へ進む。
ステップ20では、室内空気温度検出装置17で検出さ
れる温度が第2設定温度より高いか高くないかを判定
し、高い場合にはステップ22へ進み、高くない場合に
はステップ21へ進む。ステップ21では、圧縮機1が
運転をしているかしていないかを判定し、運転をしてい
る場合にはステップ23へ進み、運転をしていない場合
にはステップ24へ進む。ステップ24では、運転状態
を変化させないでステップ19へ戻る。ステップ23で
は、圧縮機1の運転を停止してステップ19へ戻る。ス
テップ22では、圧縮機1が運転をしているかしていな
いかを判定し、運転をしている場合にはステップ25へ
進み、運転をしていない場合にはステップ26へ進む。
ステップ26では、圧縮機1の運転を開始してステップ
19へ戻る。ステップ25では、運転状態を変化させな
いでステップ19へ戻る。以上のように冷房運転の制御
を行う。
【0024】次に、暖房運転時における制御手段による
動作のフローチャートを図4に示す。ステップ27で
は、室外空気温度検出装置14で検出される温度が第3
設定温度より低いか低くないかを判定し、低い場合には
ステップ28へ進み、低くない場合にはステップ29へ
進む。ステップ28では、室内空気温度検出装置17で
検出される温度が第4設定温度より低いか低くないかを
判定し、低い場合にはステップ30へ進み、低くない場
合にはステップ29へ進む。ステップ29では、圧縮機
1が運転をしているかしていないかを判定し、運転をし
ている場合にはステップ31へ進み、運転をしていない
場合にはステップ32へ進む。ステップ32では、運転
状態を変化させないでステップ27へ戻る。ステップ3
1では、圧縮機1の運転を停止してステップ27へ戻
る。ステップ30では、圧縮機1が運転をしているかし
ていないかを判定し、運転をしている場合にはステップ
33へ進み、運転をしていない場合にはステップ34へ
進む。ステップ34では、圧縮機1の運転を開始してス
テップ27へ戻る。ステップ33では運転状態を変化さ
せないでステップ27へ戻る。以上のように暖房運転の
制御を行う。
【0025】このように構成された空気調和装置による
と、冷房運転時、室外空気温度検出装置14で検出され
た室外空気温度が、予め設定された第1の設定温度より
高く、かつ室内空気温度検出装置17で検出された室内
空気温度が、予め設定された第2の設定温度より高い場
合には冷房運転を続け、反対に室外空気温度検出装置1
4で検出された室外空気温度が、予め設定された第1の
設定温度より低い、または室内空気温度検出装置17で
検出された室内空気温度が、予め設定された第2の設定
温度より低い場合には圧縮機1の運転を停止するように
制御する。このため、室内が冷房されて室内空気温度が
適正温度になった場合には、室内空気温度検出装置17
で検出し、室内空気温度を常に適正温度に保ちながら室
外空気導入による換気が行え、室内が冷え過ぎるという
問題点を解消できる。
【0026】さらに、暖房運転時にも、室外空気温度検
出装置14で検出された室外空気温度が、予め設定され
た第3の設定温度より低く、かつ室内空気温度検出装置
17で検出された室内空気温度が、予め設定された第4
の設定温度より低い場合には暖房運転を続け、反対に室
外空気温度検出装置14で検出された室外空気温度が予
め設定された第3の設定温度より高い、または室内空気
温度検出装置17で検出された室内空気温度が、予め設
定された第4の設定温度より高い場合には圧縮機1の運
転を停止するように制御する。このため、室内が暖房さ
れて室内空気温度が適正温度になった場合には、室内空
気温度検出装置17で検出し、室内空気温度を常に適正
温度に保ちながら室外空気導入による換気が行え、室内
が暖まり過ぎるという問題点を解消できる。
【0027】なお、前記実施例では、冷凍サイクルによ
る説明を行ったが、水、あるいは他の熱媒体による熱交
換作用を有する装置でも同様の冷房、あるいは暖房運転
動作が得られる。
【0028】実施例2.この発明の第2の実施例を図5
ないし図7に示す。図5は、この実施例の空気調和装置
の構成図であり、図1と同一部分は同一符号を付してそ
の説明を省略する。
【0029】図5において、35は除霜運転時および冷
凍サイクルの異常による圧縮機1の運転停止時に、室内
送風機10,11の駆動をオン・オフ制御する室内送風
機運転切換装置である。また、図5において実線の方向
に冷媒が流れる場合は冷房運転および除霜運転であり、
破線の方向に冷媒が流れる場合は暖房運転であり、室内
機Bに示す一点鎖線は導入される室外空気の流れを示
し、二点鎖線は排出される室内空気の流れを示す。な
お、冷房運転および暖房運転の動作は、第1の実施例と
同様である。
【0030】除霜運転の場合、圧縮機1より吐出された
高温高圧の冷媒は四方切換弁2を経て熱源機側熱交換器
3に送られ、熱交換器の表面に付着した霜と熱交換しこ
こで液化された後、絞り装置15を通り、室内側熱交換
器16へ送られる。ここで冷媒は、空気と熱交換し、再
び気化される。気化された冷媒は、四方切換弁2および
アキュームレータ4を通った後、圧縮機1へ吸入され
る。
【0031】次に、除霜運転時や、冷凍サイクルの異常
による圧縮機1の運転停止時における室内送風機の運転
制御方法について説明する。図6は、室内送風機10,
11の運転の制御機構を示すブロック図である。36は
熱源機制御装置、37は室内送風機運転制御装置であ
る。
【0032】また、図7は、室内送風機10,11の制
御内容を示すフローチャートである。ステップ38で
は、除霜運転信号が出力されているか出力されていない
かを判定し、出力されている場合にはステップ39へ進
み、出力されていない場合にはステップ40へ進む。ス
テップ40では、圧縮機異常停止信号が出力されている
か出力されていないかを判定し、出力されている場合に
はステップ39へ進み、出力されていない場合にはステ
ップ41へ進む。ステップ39では、室内送風機運転切
換装置で運転信号が出力されているか出力されていない
かを判定し、出力されている場合にはステップ42へ進
み、出力されていない場合にはステップ43へ進む。ス
テップ42では、室内送風機運転信号を出力してステッ
プ38へ戻る。ステップ43では、室内送風機の運転停
止信号を出力してステップ38へ戻る。ステップ41で
は、室内送風機の運転状態を変化させないでステップ3
8へ戻る。以上のように、除霜運転時、圧縮機異常停止
時における室内送風機の運転制御を行う。
【0033】このように構成された空気調和装置による
と、除霜運転時において、一般的な室内での室内機使用
時の場合は、室内送風機10,11を停止させるように
室内送風機運転切換装置35を切り換え、暖められてい
ない空気が室内に吹き出すのを防止して、室内空気温度
が低下するのを防ぐことができる。しかし、室内機Bを
使用する室内が例えば、タバコの煙、油煙など好ましく
ない物質を発生する室内であった場合などは、室内の換
気を優先的にする必要があるため、室内送風機10,1
1を停止させないように室内送風機運転切換装置35を
切り換えることによって、常に新鮮な室外空気を室内に
導入することができる。
【0034】また、冷凍サイクル運転中に、例えば吐出
圧力の過上昇などによる圧縮機1の運転停止時において
も、室内送風機10,11の運転を停止させる場合と停
止させない場合とを室内送風機運転切換装置35によっ
て選択することができ、室内送風機10,11を停止さ
せる場合には、圧縮機1の運転停止による室内側熱交換
器16への冷媒の流通が停止することによって、冷房運
転時には冷やされていない空気が室内に吹き込むのを防
止し、暖房運転時には暖められていない空気が室内に吹
き込むのを防止することができる。また、室内送風機1
0,11を停止させない場合には、暖房運転時に導入す
る室外空気温度が室内空気と比べて低い場合、あるいは
冷房運転時に導入する室外空気温度が室内空気と比べて
高い場合において、室内機Bの全熱交換器9で排気させ
る室内空気と導入する室外空気を熱交換させるため、室
外空気温度を緩和して室内に導入することができ、室内
空気温度が急激に変化することはなく、室内の換気が行
える。
【0035】
【発明の効果】請求項1ないし3の空気調和装置による
と、吸引される室外空気の通風路の途中に室外空気温度
検出装置を、また吸引される室内空気の通風路の途中に
室内空気温度検出装置を設けたことにより、冷房運転時
には、室外空気温度が予め設定された温度より高い場合
でも、室内空気が適正温度になったときには圧縮機の運
転を停止し、また、暖房運転時には、室外空気温度が予
め設定された温度より低い場合でも、室内空気が適正温
度になったときには圧縮機の運転を停止することができ
る。この結果、冷房運転時における室内空気の冷え過
ぎ、ならびに暖房運転時における室内空気の暖まり過ぎ
を防止することができるという効果が得られる。
【0036】請求項4および5の空気調和装置による
と、除霜運転時または冷凍サイクルの異常による圧縮機
の運転停止時に、室内送風機が運転を続けることができ
るような切換装置を設けたことにより、換気を優先的に
行う必要のある室内においては、常に新鮮な室外空気を
室内に導入し、室内の換気を行いながら空気調和装置を
運転を行なうことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の空気調和装置の構成
図である。
【図2】この発明の第1の実施例の空気調和装置におけ
る圧縮機制御機構を示すブロック図である。
【図3】この発明の第1の実施例の空気調和装置におけ
る冷房運転時の圧縮機制御手段を示すフローチャートで
ある。
【図4】この発明の第1の実施例の空気調和装置におけ
る暖房運転時の圧縮機制御手段を示すフローチャートで
ある。
【図5】この発明の第2の実施例の空気調和装置の構成
図である。
【図6】この発明の第2の実施例の空気調和装置におけ
る除霜運転時および圧縮機異常停止時における室内送風
機の制御機構を示すブロック図である。
【図7】この発明の第2の実施例の空気調和装置におけ
る除霜運転時および圧縮機異常停止時における室内送風
機の制御内容を示すフローチャートである。
【図8】従来の空気調和装置の構成図である。
【符号の説明】
A 熱源機 B 室内機 1 圧縮機 2 四方切換弁 3 熱源機側熱交換器 9 全熱交換器 10,11 送風機 14 室外空気温度検出装置 16 室内側熱交換器 17 室内空気温度検出装置 35 室内送風機運転切換装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−62350(JP,A) 特開 平4−208348(JP,A) 特開 平3−247944(JP,A) 特開 平4−369340(JP,A) 特開 平1−98841(JP,A) 特開 昭54−135443(JP,A) 特開 平3−191248(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内空気と室外空気を相互に熱交換する
    全熱交換器と、室内空気と室外空気をそれぞれ吸引する
    送風機と、前記全熱交換器で熱交換された室外空気の通
    風路に設置され前記室外空気と熱媒体とを熱交換する熱
    交換器と、室内空気の通風路の吸引側に設置した室内空
    気温度検出装置と、室外空気の通風路の吸引側に設置し
    た室外空気温度検出装置とからなる室内機と、 前記熱交換器とで冷凍サイクルを形成する熱源機と、 前記室内空気温度検出装置と前記室外空気温度検出装置
    で検出された各検出温度が共にそれぞれ設定された温度
    条件を満たす場合に限り前記熱交換器へ熱媒体を供給す
    る制御手段とを備え 前記制御手段を各制御動作について複数のステップを有
    するものとして構成し、前記設定された温度条件を満た
    さない場合には、圧縮機を運転しているか否かを判断し
    て、圧縮機が運転していれば圧縮機の運転停止を行い、
    圧縮機が運転していなければ運転状態変化なしの制御を
    行うようにし、前記設定された温度条件を満たす場合に
    は、圧縮機を運転しているか否かを判断して、圧縮機が
    運転していれば圧縮機の運転状態変化なしの制御を行
    い、圧縮機が運転していなければ圧縮機の運転開始の制
    御を行うようにしたことを特徴とする 空気調和装置。
  2. 【請求項2】 前記冷凍サイクルが冷房サイクルを構成
    し、前記制御手段が前記室内空気温度検出装置と前記室
    外空気温度検出装置で検出された各検出温度が共にそれ
    ぞれ所定温度以上となる場合に限り前記熱交換器へ熱媒
    体を供給することを特徴とする請求項1記載の空気調和
    装置。
  3. 【請求項3】 前記冷凍サイクルが暖房サイクルを構成
    し、前記制御手段が前記室内空気温度検出装置と前記室
    外空気温度検出装置で検出された各検出温度が共にそれ
    ぞれ所定温度以下となる場合に限り前記熱交換器へ熱媒
    体を供給することを特徴とする請求項1記載の空気調和
    装置。
  4. 【請求項4】 室内空気と室外空気を相互に熱交換する
    全熱交換器と、室内空気と室外空気をそれぞれ吸引する
    送風機と、前記全熱交換器で熱交換された室外空気の通
    風路に設置され前記室外空気と熱媒体とを熱交換する熱
    交換器と、室内空気の通風路の吸引側に設置した室内空
    気温度検出装置と、室外空気の通風路の吸引側に設置し
    た室外空気温度検出装置とからなる室内機と、 前記熱交換器とで冷凍サイクルを形成する熱源機と、 除霜運転時に前記送風機の駆動をオン・オフできる切換
    装置とを備えた空気調和装置。
  5. 【請求項5】 室内空気と室外空気を相互に熱交換する
    全熱交換器と、室内空気と室外空気をそれぞれ吸引する
    送風機と、前記全熱交換器で熱交換された室外空気の通
    風路に設置され前記室外空気と熱媒体とを熱交換する熱
    交換器と、室内空気の通風路の吸引側に設置した室内空
    気温度検出装置と、室外空気の通風路の吸引側に設置し
    た室外空気温度検出装置とからなる室内機と、 前記熱交換器とで冷凍サイクルを形成する熱源機と、圧縮機異常停止信号による 前記圧縮機の運転停止時に前
    記送風機の駆動をオン・オフできる切換装置とを備えた
    空気調和装置。
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