JPH06313575A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

Info

Publication number
JPH06313575A
JPH06313575A JP5104521A JP10452193A JPH06313575A JP H06313575 A JPH06313575 A JP H06313575A JP 5104521 A JP5104521 A JP 5104521A JP 10452193 A JP10452193 A JP 10452193A JP H06313575 A JPH06313575 A JP H06313575A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
indoor
heat exchanger
indoor heat
air
air conditioner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5104521A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Sasaki
雅彦 佐々木
Noritoshi Umemura
則年 梅村
Daisuke Saito
大輔 齊藤
Takehiko Watanabe
武彦 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5104521A priority Critical patent/JPH06313575A/ja
Publication of JPH06313575A publication Critical patent/JPH06313575A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】2つの室内送風機が異なる回転数で制御された
場合でも、各熱交換器温度の平均化を図り、適切な制御
をなす空気調和機を提供する。 【構成】ユニット本体1内に2つの室内熱交換器13
a,13bを配置し、室内空気を循環させるため、各室
内熱交換器にそれぞれ対向して2つの室内送風機14
a,14bを配置し、ユニット本体に、各室内送風機の
駆動にともなって、熱交換空気を両室内熱交換器へ吸込
案内する各室内送風機共用の吸込口4と、室内熱交換器
と熱交換した後の熱交換空気を吹出案内する各室内送風
機専用の2つの吹出口5a,5bを具備し、各室内送風
機は、それぞれ回転数が可変であり、上記各室内熱交換
器を連通する冷媒流路50は、一方の室内熱交換器に冷
媒を導入し、その中間部において他方の室内熱交換器の
中間部をクロスしてから導出するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被空調室内の2方向へ
熱交換空気を吹出す、いわゆるツインフロータイプの空
気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、室内の大型リビング傾向に対処し
て、2方向吹出しによって室内の良好な温度分布を確保
するようにした空気調和機が知られている。この種の空
気調和機は、図9に示すように、天井に取付けられる室
内ユニットAに、2つの室内熱交換器C,Cが設けら
れ、これら室内熱交換器にそれぞれ対向して2つの室内
送風機d,dが配置される。
【0003】各室内送風機d,dは、ユニットAに設け
られる1つの吸込口から被空調室内の空気をユニットA
内に取込んだ上で、それぞれ対向する室内熱交換器C,
Cを導通させ、この吹出側にそれぞれ設けられる吹出口
から被空調室へ吹出し案内するように構成されている。
(吸込口、吹出口とも図示しない)また、熱交換媒体で
ある冷媒は、冷媒流路Sに沿って導かれている。
【0004】すなわち、導入側流路aに、2方向に分岐
される分岐路a1,a2が接続される。それぞれの分岐
路a1,a2は各室内熱交換器C,Cに冷媒を等分した
状態で導き、この流出端から流出して、別の分岐路b
1,b2に導かれる。各分岐路b1,b2は、導出側流
路bに合流する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そして、このツインフ
ロータイプの空気調和機において、被空調室内をより快
適にするために、各室内送風機d,dの風量比率を異な
らせることが考えられる。しかしながら、上記ツインフ
ロータイプの空気調和機のように、2つの室内熱交換器
C,Cが全く同一の冷媒パス構成では、これらに対向し
て配置される室内送風機の風量比率を異ならせると、室
内熱交換器での冷媒の流れが不均一になり、各室内熱交
換器の温度が異なってしまうことがあった。
【0006】そして、場合によっては、暖房時には風量
を落とした側の室内熱交換器の高圧圧力が異常上昇した
り、冷房時には凍結することがあった。本発明は、上記
事情に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、2つの室内送風機が異なる回転数で制御された場合
でも、各熱交換器温度の平均化を図った空気調和機を提
供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、空気調和機本
体内に2つの室内熱交換器を配置し、室内空気を循環さ
せるため、各室内熱交換器にそれぞれ対向して2つの室
内送風機を配置し、空気調和機本体に、各室内送風機の
駆動にともなって、熱交換空気を両室内熱交換器へ吸込
案内する各室内送風機共用の吸込口および室内熱交換器
と熱交換した後の熱交換空気を吹出案内する各室内送風
機専用の2つの吹出口を設け空気調和機において、上記
各室内送風機は、それぞれ回転数が可変であり、上記各
室内熱交換器に導入した熱交換媒体を、室内熱交換器の
中間部において他方の室内熱交換器の中間部をクロスし
てから導出する熱交換媒体流路を具備したことを特徴と
する空気調和機である。
【0008】
【作用】冷媒は、一方の室内熱交換器を導通し、その中
間部から出て、他方の室内熱交換器の中間部に入る。こ
のとき、他方の室内熱交換器を導通した冷媒が、この中
間部から出て一方の室内熱交換器の中間部に入るので、
互いにクロスすることになる。
【0009】そして、それぞれの室内熱交換器を導通
し、中間部から出る。冷媒は各室内熱交換器を等分に流
れ、各室内送風機の風量比率が異なった場合においても
互いの室内熱交換器の温度の平均化を得られる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。図1に示すような、空気調和機の室内ユニッ
トの外観構成となっている。図中1は空気調和機本体で
あるユニット本体であり、吊持具2を介して垂設され
る。この下面側は天井パネル部3となっており、ここで
は図示しない天井から露出する。すなわち、ユニット本
体1は天井内に埋込状態で取付けられる。
【0011】天井パネル部3は天井と同一面をなし、こ
の両側部を除く中央に吸込口4が設けられ、両側に吹出
口5a,5bが設けられる。上記吸込口4には吸込グリ
ルが嵌め込まれており、天井パネル部3において開閉自
在である。各吹出口5a,5bは、互いに異なる吹出方
向へ向けられる。
【0012】ユニット本体1の一側部には、中途部から
2方向に分岐される冷媒管Pが接続され、この近傍には
ドレン管6が接続される。この側面には、図示しない端
子部を収容するコネクタカバー7が設けられる。
【0013】上記ユニット本体1は、図2に示すよう
な、概略構成をなす。ユニット本体1の内周面に沿って
断熱材8が設けられ、この内周面の内側の空間室9に
は、室内熱交換器13a,13bと室内送風機14a,
14bとが相対向して配置される。
【0014】各吹出口5a,5bは、所定の範囲内で吹
出方向を調整できるルーバ12,12を備え、各室内熱
交換器13a,13bと、吹出口5a,5bとの間に
は、ノーズ15a,15bが設けられる。
【0015】したがって、ユニット本体1内には、吸込
口4から各吹出口5a,5bに至る2系統の通風路16
a,16bが形成される。それぞれの通風路16a,1
6bは、天井17下部の被空調室Rの熱交換空気を吸込
口4から本体1内に取入れて室内熱交換器13a,13
bを導通させ、室内送風機14a,14bと吹出口5
a,5bとの間のノーズ15a,15bによって案内
し、吹出口5a,5bから再び被空調室R内へ吹出案内
するものである。
【0016】ここでは、一方の吹出口5aから吹出され
る熱交換空気は、被空調室RのゾーンAの方向に向か
う。他方の吹出口5bから吹出される熱交換空気は、被
空調室RのゾーンBの方向に向かう。
【0017】図3に、室内ユニットの構成部品を分解し
て示す。上記ユニット本体1の内面壁には、熱交換器固
定板18、熱交換器支持板19、モータ受け部20、ド
レンポンプ取付けベース21、ケーシング固定ビス受け
22等が設けられる。
【0018】上記ドレンポンプ取付けベース21には、
ドレンポンプ23が取付固定される。ケーシング固定ビ
ス受け22には、ファンケーシング24がケーシング固
定ビス25を介して取付け固定される。
【0019】ファンケーシング24内に、上記室内送風
機14a,14bを構成する横流ファン26が配置さ
れ、この一端軸部がケーシング24に取着されるゴム軸
受け27に枢支され、他端ボス部がファンモータ28の
ブラケット部に嵌挿される。
【0020】互いの室内送風機14a,14bにおい
て、ファンモータ28とゴム軸受け27の位置は、互い
に反対側に設けられる。これは、各ファンモータ28を
同一側に設けた場合、ファンモータの互いの回転方向を
逆にしなければならず、2種類のファンモータを用意す
ることとなり、構成部品が増えてしまうからである。
【0021】各ファンモータ28は、ファンモータカバ
ー29で囲繞される。横流ファン26の長手方向に沿っ
て上記ノーズ15a,15bが設けられる。上記室内熱
交換器13a,13bは、側面視で略ハの字状に傾斜し
ており、互いの両側端部の端板が端板固定板30によっ
て連結固定される。この下部に、上記ドレンポンプ23
の吸込部が配置される溜め部31aを有するドレンパン
31が設けられる。32は電気部品箱であり、上記ユニ
ット本体1の側端部に収容される。
【0022】図4は、このような室内ユニットを備えた
空気調和機の冷凍サイクル回路および制御回路の構成で
ある。圧縮機33の吐出部が四方弁34を介して室外熱
交換器35に接続される。この室外熱交換器35は膨張
弁36を介して2分割された上記室内熱交換器13a,
13bに接続される。これら室内熱交換器13a,13
bから四方弁34を介して圧縮機33の吸込部に接続さ
れる。
【0023】なお、互いの室内熱交換器13a,13b
は後述するクロスパイプ37a,37bによって連通さ
れ、それぞれに熱交換器温度センサ38a,38bが設
けられる。
【0024】冷房運転時には、圧縮機33から圧縮冷媒
が吐出され、図中実線矢印に示す方向に導かれて冷房サ
イクルが構成される。このとき、室外熱交換器35が凝
縮器、かつ室内熱交換器13a,13bが蒸発器として
作用する。
【0025】暖房運転時には、圧縮機33から圧縮冷媒
が吐出され、図中破線矢印に示す方向に導かれて暖房サ
イクルが構成される。このとき、室外熱交換器35が蒸
発器、かつ室内熱交換器13a,13bが凝縮器として
作用する。
【0026】40は制御部であり、マイクロコンピュー
タおよびその周辺回路からなる。この制御部40は、降
圧用のトランス41を介して、商用交流電源42に接続
される。
【0027】制御部40に、上記熱交換器温度センサ3
8a,38b、四方弁34、室外送風機35A、インバ
ータ回路43、タップ切換回路44a,44b、室内温
度センサ45、およびリモートコントロール式の運転操
作器(以下、リモコンと略称する)46が接続される。
【0028】上記インバータ回路43は、電源42の電
圧を整流し、それを制御部40の指令に応じた周波数
(および電圧)の交流に変換し、出力する。この出力は
圧縮機33のモータの駆動電源となる。
【0029】上記タップ切換回路44a,44bは、電
源42から各室内送風機14a,14bのファンモータ
14aM,14bMにおける各速度タップに対する通電
切換を行なう。
【0030】上記リモコン46は、運転条件を設定する
機能の他に、上記したゾーンAおよびゾーンBのそれぞ
れの局部制御モードのいずれか一方を選択するためのゾ
ーン選択釦46a,46bを有する。
【0031】上記制御部40は、次の機能手段を備えて
いる。 (1)圧縮機33の吐出冷媒を四方弁34、室外熱交換
器35、膨張弁36、室内熱交換器13a,13bおよ
び四方弁34を通して圧縮機33に戻し、冷房運転を実
行する手段。
【0032】(2)圧縮機33の吐出冷媒を四方弁3
4、室内熱交換器13a,13b、膨張弁36、室外熱
交換器35および四方弁34を通して圧縮機33に戻
し、暖房運転を実行する手段。
【0033】(3)運転時、室内温度センサ45の検知
温度(室内温度)Taとリモコン46での設定温度Ts
との差に応じてインバータ回路43の出力周波数(圧縮
機の運転周波数)を制御する手段。
【0034】(4)リモコン46のゾーン選択釦46
a,46bがいずれも操作されない通常制御モードで
は、室内送風機14a,14bの風量をリモコン46の
操作に応じた互いに同じ値(強,弱,微の3段階)に設
定する手段。
【0035】(5)ゾーン選択釦46a,46bの操作
に応じてゾーンA,Bのそれぞれ局部制御モードのいず
れか一方を選択し、それに応じて室内送風機14a,1
4bの風量比率を変化させる手段。
【0036】(6)熱交換器温度センサ38a,38b
の検知温度のうち、いずれか一方を運転モードに応じて
選択する手段。 (7)選択される検知温度に応じて室内送風機14a,
14bの風量を制御する手段。
【0037】つぎに、図8のフローチャートとともに、
室内送風機14a,14bの風量制御を説明する。冷暖
房いずれの運転中も、熱交換器温度センサ38a,38
bにより室内熱交換器13a,13bの温度が検知さ
れ、その検知温度に応じて室内送風機14a,14bの
風量が制御される。
【0038】すなわち、熱交換器温度センサ38a,3
8bの断線検知など、各センサが正常か否かを判定され
る。各センサ38a,38bが共に正常であれば、検知
温度T1 ,T2 のいずれか一方が運転モードに応じて選
択され、その選択される検知温度に応じた風量制御が実
行される。
【0039】各センサのどちらかに異常があれば、正常
な方のセンサの検知温度が選択されて風量制御が実行さ
れる。室内熱交換器13a,13bの温度を検知するこ
のセンサ38a,38bは、検知温度帯域が0〜60°
Cという広範囲をカバーしなければならず、しかも毎回
温度測定を行っているため、故障率が高い。
【0040】しかしながら、ここでは2個のセンサ38
a,38bを用いているため、たとえいずれか一方のセ
ンサが故障することがあっても、他方のセンサが正常で
ある限り、風量制御を滞りなく行える。
【0041】以下は、各熱交換器温度センサ38a,3
8bが共に正常であることを前提として説明する。暖房
運転モードでは、冷風吹出がなされると不快であるの
で、これを防止するため、上記検知温度T1 ,T2 のい
ずれか一方が選択され、凝縮器温度Tとして取込まれ
る。
【0042】暖房開始時のように、検知温度T1 ,T2
が低くて設定温度T0 に達していない状況では、検知温
度T1 ,T2 のうち低い方が選択され、凝縮器温度Tと
して取込まれる。
【0043】ここで、この凝縮器温度Tと冷風吹出防止
用の設定温度Tx とが比較されて、TがTx よりも低け
れば、室内送風機14a,14bの速度タップが共に下
げられる。
【0044】このように検知温度T1 ,T2 のうちの低
い方を凝縮器温度Tとして取込み、その凝縮器温度Tが
設定値Tx を下回る場合は、各室内送風機14a,14
bの風量を共に削減することにより、不快な冷風吹出を
確実に防止できる。
【0045】ところで暖房運転では、風量の少ない方の
室内熱交換器の温度が上昇し、高圧側圧力の上昇を招く
ことがある。そこで、検知温度T1 ,T2 が設定温度T
0 以上に上昇した後は、検知温度T1 ,T2 のうちの高
い方が選択され、それが凝縮器温度として取込まれる。
この凝縮器温度Tと高圧側圧力に対する異常上昇防止用
の設定値Tr とが比較され、TがTr よりも高ければ、
圧縮機33の運転周波数(インバータ回路43の出力周
波数)を低減するレリース制御が実行される。
【0046】このレリース制御に際しては、室内送風機
14a,14bの速度タップが共に上げられて、凝縮器
温度Tの低減が促進される。すなわち、高圧側圧力の異
常上昇を速やかに抑制することができる。
【0047】冷房運転では、風量の少ない方の室内熱交
換器が温度降下し、その温度降下した室内熱交換器が凍
結する虞れがある。そこで、冷房運転モードでは、室内
熱交換器13a,13bの凍結を防止すべく、検知温度
1 ,T2 のうちの低い方が選択され、それが蒸発器温
度Tとして取込まれる。
【0048】この蒸発器温度Tと凍結防止用の設定値T
z とが比較され、TがTz よりも低ければ、室内送風機
13a,13bの速度タップが共に上げられる。このよ
うに検知温度T1 ,T2 のうちの低い方を蒸発器温度T
として取込み、その蒸発器温度Tが設定値Tz を下回る
場合は、室内送風機13a,13bの風量を増大するこ
とにより、室内熱交換器14a,14bの凍結を確実に
防止できる。
【0049】図5に示すように、各室内熱交換器13
a,13bを連通する冷媒流路50が設定される。各室
内熱交換器13a,13bには、それぞれ2列の冷媒流
路50a,50bが設けられている。ここでは図示しな
い上記吸込口および吹出口の位置関係から、各列の冷媒
流路50a,50bは熱交換空気の風上側と風下側とに
分けて配置されることになる。
【0050】上記四方弁(もしくは膨張弁)に接続され
る冷媒管Paは2方向に分岐され、各室内熱交換器13
a,13bの風下側冷媒流路50bの中間部に接続され
る。各熱交換器13a,13bにおいては、この中間部
から熱交換器の上部を流れて風上側冷媒流路50aの上
端部に移り、さらにこの冷媒流路50aの中間部におい
てクロスパイプ37a,37bに接続される。
【0051】各クロスパイプ37a,37bの他端部
は、対向する室内熱交換器13b,13aの風上側冷媒
流路50aの中間部に接続される。各熱交換器13b,
13aにおいては、この中間部から熱交換器の下部を流
れて風下側冷媒流路50bの下端部に移り、さらにこの
冷媒流路50bの中間部において分岐冷媒管Pb,Pb
に接続される。この分岐冷媒管Pb,Pbは、合流して
膨張弁(もしくは四方弁)に接続される。
【0052】このように、冷媒管Paからそれぞれの室
内熱交換器13a,13bの風下側冷媒流路50bに導
かれた冷媒は、熱交換器の上半分部分を導通し、風上側
冷媒流路50aからクロスパイプ37a,37bに導か
れ、ここから他方の熱交換器の風上側冷媒流路50aの
中間部へ導入され、熱交換器の下半分部分を導通し、風
下側冷媒流路50bから分岐冷媒管Pb,Pbに導出さ
れることになる。
【0053】2つの室内熱交換器13a,13bを備え
ているが、上述のようなクロスパイプ37a,37bを
用いた冷媒流路50を構成したので、冷暖房いずれの運
転であっても、熱交換器13a,13bの温度は、常
に、互いに平均化される。
【0054】そして、室内熱交換器温度は、冷媒循環量
が同一のとき、2つの室内送風機14a,14bの風量
の合計風量と相関関係があるものの、2つの送風機14
a,14bの風量比率が1:5の範囲内にあれば、各吹
出口5a,5bから吹出す熱交換空気温度は同等とな
る。
【0055】図6および図7に示すように、熱交換器温
度センサ38a,38bを支持することが望ましい。各
クロスパイプ37a,37bの中間部に、斜め上方に傾
斜した状態にしてセンサホルダ51a,51bが設けら
れ、ここに温度センサ38a,38bが着脱自在に取着
保持される。
【0056】室内熱交換器13a,13bの側端部相互
を連結する端板固定板30には、センサホルダ51a,
51bが挿通する取付け用孔52が設けられ、センサホ
ルダ51a,51bとともに温度センサ38a,38b
の一端部が突出する。
【0057】このことから、吸込口4を備えた吸込グリ
ル4aを開放した状態で、すなわち室内熱交換器13
a,13bが露出した状態で温度センサ38a,38b
が露出し、したがって温度センサの交換など必要な作業
が容易に行える。
【0058】また、センサホルダ51a,51bを斜め
上方に傾斜した状態にして取付け固定すれば、たとえセ
ンサホルダに露付きがあっても、ここを伝わって滴下す
ることがない。
【0059】なお、上記実施例においては、各温度セン
サ38a,38bのどちらかに異常があれば、正常な方
の検知温度を選択して風量制御を実行するようにした
が、これに限定されるものではなく、両方のセンサに異
常があったとき、速度タップを固定にして、各送風機の
風量を固定にしてもよい。
【0060】上記実施例においては、暖房時の冷風吹出
防止制御で、検知温度T1 ,T2 のうちの低い方を選択
して風量を制御したが、これに限定されるものではな
く、各検知温度T1 ,T2 と冷風吹出防止用の設定値T
x とを比較し、これら比較結果に応じて各室内送風機1
4a,14bの風量を個別に制御してもよい。
【0061】上記実施例においては、速度タップを切換
えることで室内送風機の風量を変化させるようにした
が、これに限定されるものではなく、たとえば室内送風
機駆動用のインバータ回路を設け、このインバータ回路
の出力周波数を制御することにより、室内送風機の風量
を無段階に変化させてもよい。
【0062】上記実施例では、室内熱交換器の側端部相
互を連結する端板固定板30に、センサホルダ51a,
51bが挿通する取付け用孔52を設けたが、これに限
定されるものではなく、熱交換器端板に設けてもよい。
【0063】上記実施例では、天井面に取付ける、いわ
ゆる天カセタイプの空気調和機に適用して説明したが、
これに限定されるものではなく、2つの室内熱交換器を
有する壁掛け形にも応用できる。さらに、本発明の要旨
を越えない範囲内で種々の変形実施が可能なことは、勿
論である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、2
つの室内熱交換器と、2つの室内送風機と、各室内送風
機共用の吸込口および各室内送風機専用の2つの吹出口
とを具備し、各室内送風機を回転数可変とし、各室内熱
交換器に導入した熱交換媒体を、室内熱交換器の中間部
において他方の室内熱交換器の中間部をクロスしてから
導出する熱交換媒体流路を構成したから、2つの室内送
風機が異なる回転数で制御された場合でも、各熱交換器
温度の平均化を図れて、常に適切な制御ができる効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、天井埋込型空気調和
機の室内ユニットの斜視図。
【図2】同実施例の、室内ユニットの概略の縦断面図。
【図3】同実施例の、室内ユニットの構成部品を分解し
た斜視図。
【図4】同実施例の、冷凍サイクルと制御回路の構成
図。
【図5】同実施例の、各室内熱交換器を連通する冷媒管
の接続を説明する図。
【図6】同実施例の、室内ユニットの吸込グリルを開放
した斜視図。
【図7】同実施例の、室内熱交換器の一部斜視図。
【図8】同実施例の、作用を説明するためのフローチャ
ト図。
【図9】従来例の、各室内熱交換器を連通する冷媒管の
接続を説明する図。
【符号の説明】
1…空気調和機本体(ユニット本体)、13a,13b
…室内熱交換器,14a,14b…室内送風機、4…吸
込口,50a,50b…熱交換媒体流路、5a,5b…
吹出口,37a,37b…クロスパイプ、38a,38
b…熱交換器温度センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 武彦 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気調和機本体と、 この空気調和機本体内に配置される2つの室内熱交換器
    と、 室内空気を循環させるため、各室内熱交換器にそれぞれ
    対向して配置される2つの室内送風機と、 上記空気調和機本体に設けられ、各室内送風機の駆動に
    ともなって、熱交換空気を両室内熱交換器へ吸込案内す
    る各室内送風機共用の吸込口および室内熱交換器と熱交
    換した後の熱交換空気を吹出案内する各室内送風機専用
    の2つの吹出口とを具備した空気調和機において、 上記各室内送風機は、それぞれ回転数が可変であり、 上記各室内熱交換器に導入した熱交換媒体を、室内熱交
    換器の中間部において他方の室内熱交換器の中間部をク
    ロスしてから導出する熱交換媒体流路を具備したことを
    特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】空気調和機本体と、 この空気調和機本体内に配置される2つの室内熱交換器
    と、 室内空気を循環させるため、各室内熱交換器にそれぞれ
    対向して配置される2つの室内送風機と、 上記空気調和機本体に設けられ、各室内送風機の駆動に
    ともなって、熱交換空気を両室内熱交換器へ吸込案内す
    る各室内送風機共用の吸込口および室内熱交換器と熱交
    換した後の熱交換空気を吹出案内する各室内送風機専用
    の2つの吹出口とを具備した空気調和機において、 上記各室内送風機は、それぞれ回転数が可変であり、 上記室内熱交換器に形成される熱交換媒体流路は、室内
    送風機によって導かれる熱交換空気の風上側と風下側と
    に分けて配置され、熱交換媒体は、一方の室内熱交換器
    の風下側流路の中間部に流入し、この風下側流路の中間
    部から室内熱交換器の半分部分を導通して風上側流路の
    中間部へ移り、さらに他方の室内熱交換器の風上側流路
    の中間部に流入し、この風上側流路中間部から室内熱交
    換器の半分部分を導通して風下側流路中間部へ移り、こ
    こから流出するよう構成されることを特徴とする空気調
    和機。
  3. 【請求項3】上記熱交換媒体流路の、一方の室内熱交換
    器から流出して他方の室内熱交換器へ流入するそれぞれ
    のクロス部分に熱交換器温度センサが取着されるととも
    に、この熱交換器温度センサと対向する開口部が、互い
    の室内熱交換器間の、熱交換器端板、端板固定板の、少
    なくともいずれか一方に設けられることを特徴とする請
    求項1もしくは請求項2記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】上記熱交換媒体流路の、一方の室内熱交換
    器から流出して他方の室内熱交換器へ流入するそれぞれ
    のクロス部分に熱交換器温度センサが取着され、 この熱交換器温度センサのいずれか一方の検出値を室内
    熱交換器温度として採用して、必要な空調制御をなす手
    段を具備したことを特徴とする請求項1もしくは請求項
    2記載の空気調和機。
JP5104521A 1993-04-30 1993-04-30 空気調和機 Pending JPH06313575A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5104521A JPH06313575A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5104521A JPH06313575A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 空気調和機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06313575A true JPH06313575A (ja) 1994-11-08

Family

ID=14382802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5104521A Pending JPH06313575A (ja) 1993-04-30 1993-04-30 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06313575A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1355115A2 (de) 2002-04-17 2003-10-22 Linde Aktiengesellschaft Verdampfersystem für ein Warenpräsentationsmöbel
CN110594862A (zh) * 2019-09-20 2019-12-20 珠海格力电器股份有限公司 室内机、空调器及空调器控制的方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1355115A2 (de) 2002-04-17 2003-10-22 Linde Aktiengesellschaft Verdampfersystem für ein Warenpräsentationsmöbel
EP1355115A3 (de) * 2002-04-17 2004-03-24 Linde Aktiengesellschaft Verdampfersystem für ein Warenpräsentationsmöbel
CN110594862A (zh) * 2019-09-20 2019-12-20 珠海格力电器股份有限公司 室内机、空调器及空调器控制的方法
CN110594862B (zh) * 2019-09-20 2023-10-24 珠海格力电器股份有限公司 室内机、空调器及空调器控制的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR19990081790A (ko) 공기조화기
CN115264621A (zh) 一种空调室内机、空调室内机的控制方法和空调器
JP3548714B2 (ja) 空気調和機
JPH1163628A (ja) 空気調和機
JPH03233234A (ja) 空気調和機
JPH0861764A (ja) 空気調和機
JP2010190484A (ja) 電子機器冷却装置
EP1666814A1 (en) Air conditioning system
JP2001065950A (ja) 空気調和機
JPH06313575A (ja) 空気調和機
JP4259668B2 (ja) 空気調和機
KR100561943B1 (ko) 전동팽창밸브의 제어방법
JP4201416B2 (ja) 空気調和機
JP3181111B2 (ja) 空気調和機
JP3151334B2 (ja) 空気調和機
JP3159565B2 (ja) 空気調和機
JP2000320876A (ja) 空気調和機
JP2000179919A (ja) 空気調和機
JP3953223B2 (ja) 空気調和機
JPH07151420A (ja) 空調給湯装置
JP3457444B2 (ja) 空気調和機
JP2000320882A (ja) 空気調和機
JPH05141751A (ja) 空気調和機
JP3443159B2 (ja) 空気調和機
KR100625471B1 (ko) 멀티 공기조화기 및 그 제어방법