JPH09170546A - 内燃機関のディストリビュータ及び内燃機関の燃焼状態検出装置 - Google Patents
内燃機関のディストリビュータ及び内燃機関の燃焼状態検出装置Info
- Publication number
- JPH09170546A JPH09170546A JP34763595A JP34763595A JPH09170546A JP H09170546 A JPH09170546 A JP H09170546A JP 34763595 A JP34763595 A JP 34763595A JP 34763595 A JP34763595 A JP 34763595A JP H09170546 A JPH09170546 A JP H09170546A
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- Japan
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- ignition
- voltage
- electrode
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 セカンドチャージを行う内燃機関の燃焼状態
検出装置において、正確に失火を測定し得ると共に、回
転電極の磨耗の少ないディストリビュータを提供する。 【解決手段】 回転電極14の端面14aの花火放電を
行う部分Iβの幅を広く(図3(A))構成することに
より、花火放電を繰り返しても端面14aが磨耗しない
ようにする。他方、セカンドチャージを行う部分Sαを
鋭角状に構成(図3(B))することにより、端面14
aの近傍での電界強度を電界を集中させ高め、エァギャ
ップ間の放電を容易ならしめる。これにより、混合気中
での放電が発生しないレベルに抑えられたセカンドチャ
ージによる電圧にて確実に側方電極12Aまで放電でき
る。
検出装置において、正確に失火を測定し得ると共に、回
転電極の磨耗の少ないディストリビュータを提供する。 【解決手段】 回転電極14の端面14aの花火放電を
行う部分Iβの幅を広く(図3(A))構成することに
より、花火放電を繰り返しても端面14aが磨耗しない
ようにする。他方、セカンドチャージを行う部分Sαを
鋭角状に構成(図3(B))することにより、端面14
aの近傍での電界強度を電界を集中させ高め、エァギャ
ップ間の放電を容易ならしめる。これにより、混合気中
での放電が発生しないレベルに抑えられたセカンドチャ
ージによる電圧にて確実に側方電極12Aまで放電でき
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イグニッションシ
ステムを用いる内燃機関の各気筒の燃焼状態を検出する
内燃機関の燃焼状態検出装置及び、当該内燃機関の燃焼
状態検出装置にて用いられるディストリビュータに関す
るものである。
ステムを用いる内燃機関の各気筒の燃焼状態を検出する
内燃機関の燃焼状態検出装置及び、当該内燃機関の燃焼
状態検出装置にて用いられるディストリビュータに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジンの排気ガスの浄化及び燃
費向上の要求から、内燃機関の各気筒毎に着火状態を検
知し全気筒の失火防止できる装置が要請されている。こ
の種の装置として、イオン電流を測定して内燃機関の燃
焼状態を検出する失火検出装置が用いられている。この
イオン電流の測定は、気筒内に設けられた電極間の抵抗
を検出することにより行われるが、具体的には、スパー
クプラグの両端に一定の電圧を印加してイオン電流を測
定する方法が用いられている。ここで、イオン電流の測
定は、電流を既知の抵抗値を有する抵抗に流し、その両
端の電位差から測定する方法と、また、点火装置の二次
電圧系の電圧変化からイオン電流を測定する方法とがあ
る。
費向上の要求から、内燃機関の各気筒毎に着火状態を検
知し全気筒の失火防止できる装置が要請されている。こ
の種の装置として、イオン電流を測定して内燃機関の燃
焼状態を検出する失火検出装置が用いられている。この
イオン電流の測定は、気筒内に設けられた電極間の抵抗
を検出することにより行われるが、具体的には、スパー
クプラグの両端に一定の電圧を印加してイオン電流を測
定する方法が用いられている。ここで、イオン電流の測
定は、電流を既知の抵抗値を有する抵抗に流し、その両
端の電位差から測定する方法と、また、点火装置の二次
電圧系の電圧変化からイオン電流を測定する方法とがあ
る。
【0003】この二次電圧系の電圧変化からイオン電流
を測定する失火検出装置について特開平4−33917
6号にて提案されている。この失火検出装置について、
図7及び図6を参照して説明する。ここで、図7は該失
火検出装置の回路構成を、図6は、該失火検出装置の各
部における電位の波形を示している。所定のタイミング
で着火パルスa(図6(A)の)が図7に示すトラン
ジスタTRに加えられ、イグニッションコイル26の電
流が断続されることにより、火花放電に必要な数10k
vのピーク電圧p(図6(A)の)が発生され、この
ピーク電圧pが、ディストリビュータ10を介して分配
されスパークプラグ54に火花放電を発生せしめてい
る。
を測定する失火検出装置について特開平4−33917
6号にて提案されている。この失火検出装置について、
図7及び図6を参照して説明する。ここで、図7は該失
火検出装置の回路構成を、図6は、該失火検出装置の各
部における電位の波形を示している。所定のタイミング
で着火パルスa(図6(A)の)が図7に示すトラン
ジスタTRに加えられ、イグニッションコイル26の電
流が断続されることにより、火花放電に必要な数10k
vのピーク電圧p(図6(A)の)が発生され、この
ピーク電圧pが、ディストリビュータ10を介して分配
されスパークプラグ54に火花放電を発生せしめてい
る。
【0004】この火花放電に続いて、持続放電へ移行し
て二次電圧系の電圧は数kvまで下がりしばらく放電が
持続する。その後、スパークプラグ54に蓄積されたエ
ネルギーが消費され残り少なくなると、イグニッション
コイル26と放電抵抗の相互作用によって二次電圧系の
電圧は徐々に上昇し、やがて放電が完全に終了すると電
圧の上昇が減衰に転じ、最後に略0vとなる。この図6
(A)の中にoで示す電圧の盛り上がりを一般に“お
つり電圧”と呼んでいる。
て二次電圧系の電圧は数kvまで下がりしばらく放電が
持続する。その後、スパークプラグ54に蓄積されたエ
ネルギーが消費され残り少なくなると、イグニッション
コイル26と放電抵抗の相互作用によって二次電圧系の
電圧は徐々に上昇し、やがて放電が完全に終了すると電
圧の上昇が減衰に転じ、最後に略0vとなる。この図6
(A)の中にoで示す電圧の盛り上がりを一般に“お
つり電圧”と呼んでいる。
【0005】ここで、イグニッションコイル26とディ
ストリビュータ10との間にダイオードDが介挿されて
いるため、おつり電圧oの上昇した後の電圧波形は、ダ
イオードDのアノード側とカソード側とで異なる。即
ち、アノード側では、電圧の減衰が速やかに行われるの
に対して、カソード側ではケーブル29とグランド間に
蓄積された電荷がダイオードDで遮られ、イグニッショ
ンコイル26側に還流しないため、電圧が減衰しない。
ストリビュータ10との間にダイオードDが介挿されて
いるため、おつり電圧oの上昇した後の電圧波形は、ダ
イオードDのアノード側とカソード側とで異なる。即
ち、アノード側では、電圧の減衰が速やかに行われるの
に対して、カソード側ではケーブル29とグランド間に
蓄積された電荷がダイオードDで遮られ、イグニッショ
ンコイル26側に還流しないため、電圧が減衰しない。
【0006】しかし、図6(A)のに示すように、燃
焼室内で正常に燃焼が発生した場合にはスパークプラグ
54の電極間にイオンが存在するため、ケーブル29と
グランド間に蓄積された電荷は、当該イオンを介して放
電される。従って、カソード側の電圧も速やかに減衰す
る。
焼室内で正常に燃焼が発生した場合にはスパークプラグ
54の電極間にイオンが存在するため、ケーブル29と
グランド間に蓄積された電荷は、当該イオンを介して放
電される。従って、カソード側の電圧も速やかに減衰す
る。
【0007】他方、図6(B)のに示すように、燃焼
室内で燃焼が発生しなかった場合にはスパークプラグ5
4の電極間にイオンが存在せず、ケーブル29とグラン
ド間に蓄積された電荷が放電されないため、電圧が徐々
にしか減衰しない。
室内で燃焼が発生しなかった場合にはスパークプラグ5
4の電極間にイオンが存在せず、ケーブル29とグラン
ド間に蓄積された電荷が放電されないため、電圧が徐々
にしか減衰しない。
【0008】ここで、おつり電圧oの減衰に基づき失火
か否かを判断することも可能である。しかしながら、お
つり電圧oは、その発生電圧の大きさやピークの到達時
期が一定せず、また、電圧が数10kvに達することも
ある。従って、ケーブル29とグランド間に蓄積された
電荷がイオンではなく、失火した混合気中にて瞬時的に
放電し、図6(B)のo1、o2で示すように該電荷
が消滅して電位が0Vになることもある。
か否かを判断することも可能である。しかしながら、お
つり電圧oは、その発生電圧の大きさやピークの到達時
期が一定せず、また、電圧が数10kvに達することも
ある。従って、ケーブル29とグランド間に蓄積された
電荷がイオンではなく、失火した混合気中にて瞬時的に
放電し、図6(B)のo1、o2で示すように該電荷
が消滅して電位が0Vになることもある。
【0009】このため、おつり電圧oが減衰して電圧が
0vとなってから、イグニッションコイル26に着火検
出用パルスb(図6(A)の参照)を加え、数kvの
電圧を再度発生させて、ダイオードDのカソード側に再
び電圧を印加し、ディストリビュータ10を介してケー
ブル29とグランド間に電荷を蓄積する、所謂セカンド
チャージと呼ばれる操作を行っている。ここでは、この
セカンドチャージによって発生したケーブル29とグラ
ンド間の電圧の減衰を計ることにより、燃焼状態を判断
している。この方法では、ケーブル29とグランド間の
電圧の大きさやピーク到達時期を自由に設定できる。即
ち、ピーク電圧の大きさを、上記失火した混合気中にて
放電の発生しない程度に抑えることにより、高い精度で
測定を行うことができる。
0vとなってから、イグニッションコイル26に着火検
出用パルスb(図6(A)の参照)を加え、数kvの
電圧を再度発生させて、ダイオードDのカソード側に再
び電圧を印加し、ディストリビュータ10を介してケー
ブル29とグランド間に電荷を蓄積する、所謂セカンド
チャージと呼ばれる操作を行っている。ここでは、この
セカンドチャージによって発生したケーブル29とグラ
ンド間の電圧の減衰を計ることにより、燃焼状態を判断
している。この方法では、ケーブル29とグランド間の
電圧の大きさやピーク到達時期を自由に設定できる。即
ち、ピーク電圧の大きさを、上記失火した混合気中にて
放電の発生しない程度に抑えることにより、高い精度で
測定を行うことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ここで、図7に示す失
火検出装置に用いられているディストリビュータについ
て、図8を参照して説明する。ディストリビュータ10
は、イグニッションコイル26側に接続された回転電極
14と、各スパークプラグ52、53、54、55に接
続された側方電極12とから構成されている。回転電極
14は、扇型に形成され、扇の縁の部分が側方電極12
と僅かなエアギャップを介し対向している。
火検出装置に用いられているディストリビュータについ
て、図8を参照して説明する。ディストリビュータ10
は、イグニッションコイル26側に接続された回転電極
14と、各スパークプラグ52、53、54、55に接
続された側方電極12とから構成されている。回転電極
14は、扇型に形成され、扇の縁の部分が側方電極12
と僅かなエアギャップを介し対向している。
【0011】ここで、図8(A)は、スパークプラグ5
4の点火開始タイミングの回転電極14の回転位置を示
している。図6(A)に示す火花放電に必要な数10
kvのピーク電圧pが回転電極14へ印加されると、エ
アギャップを飛び越して側方電極12への放電が開始さ
れ、スパークプラグ54へ高電圧が印加される。
4の点火開始タイミングの回転電極14の回転位置を示
している。図6(A)に示す火花放電に必要な数10
kvのピーク電圧pが回転電極14へ印加されると、エ
アギャップを飛び越して側方電極12への放電が開始さ
れ、スパークプラグ54へ高電圧が印加される。
【0012】図8(B)は、おつり電圧oが印加されて
いるときの回転電極14の回転位置を示している。上述
したようにピーク電圧pの印加により放電が開始される
と、電流が流れ続ける限りエアギャップでの導通状態が
維持されるため、このディストリビュータのエアギャッ
プによってスパークプラグによる放電が阻害されること
はない。
いるときの回転電極14の回転位置を示している。上述
したようにピーク電圧pの印加により放電が開始される
と、電流が流れ続ける限りエアギャップでの導通状態が
維持されるため、このディストリビュータのエアギャッ
プによってスパークプラグによる放電が阻害されること
はない。
【0013】図8(C)は、セカンドチャージの開始さ
れるときの回転電極14の回転位置を示している。上述
したようにセカンドチャージは、上記おつり電圧oが減
衰してから行われるため、図8(B)で示したディスト
リビュータのエアギャップでの放電は消滅している。こ
のため、新たにエアギャップを越えて放電を行わなけれ
ばならない。しかしながら、このセカンドチャージで発
生させる電圧は、スパークプラグにおいて混合気中での
放電が発生しないレベルに抑えられているため、ディス
トリビュータのエアギャップを越えれず、スパークプラ
グへの再充電が出来ないために、燃焼状態が検出不能な
事態が生じていた。
れるときの回転電極14の回転位置を示している。上述
したようにセカンドチャージは、上記おつり電圧oが減
衰してから行われるため、図8(B)で示したディスト
リビュータのエアギャップでの放電は消滅している。こ
のため、新たにエアギャップを越えて放電を行わなけれ
ばならない。しかしながら、このセカンドチャージで発
生させる電圧は、スパークプラグにおいて混合気中での
放電が発生しないレベルに抑えられているため、ディス
トリビュータのエアギャップを越えれず、スパークプラ
グへの再充電が出来ないために、燃焼状態が検出不能な
事態が生じていた。
【0014】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、セカン
ドチャージを行う内燃機関の燃焼状態検出装置におい
て、正確に失火を測定し得ると共に、回転電極の磨耗の
少ないディストリビュータを提供することにある。
なされたものであり、その目的とするところは、セカン
ドチャージを行う内燃機関の燃焼状態検出装置におい
て、正確に失火を測定し得ると共に、回転電極の磨耗の
少ないディストリビュータを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の内燃機関のディストリビュータでは、ス
パークプラグへの混合気の着火用電圧の印加の後に、該
着火用電圧よりも低い着火検出用電圧を該スパークプラ
グに印加して混合気の着火の有無を検出するようにした
内燃機関のディストリビュータにおいて、各スパークプ
ラグに接続される複数の側面電極と、該側面電極とエア
ギャップを介して対向しながら回転する回転電極であっ
て、該側面電極の側端面にて、前記着火用電圧と前記着
火検出用電圧とにより放電する回転電極と、を有し、前
記回転電極の該側面電極の側端面の前記着火用電圧によ
り放電する部分の厚みを厚く、また、該側面電極の側端
面の前記着火検出用電圧により放電する部分の厚みを薄
く形成したことを技術的特徴とする。
め、請求項1の内燃機関のディストリビュータでは、ス
パークプラグへの混合気の着火用電圧の印加の後に、該
着火用電圧よりも低い着火検出用電圧を該スパークプラ
グに印加して混合気の着火の有無を検出するようにした
内燃機関のディストリビュータにおいて、各スパークプ
ラグに接続される複数の側面電極と、該側面電極とエア
ギャップを介して対向しながら回転する回転電極であっ
て、該側面電極の側端面にて、前記着火用電圧と前記着
火検出用電圧とにより放電する回転電極と、を有し、前
記回転電極の該側面電極の側端面の前記着火用電圧によ
り放電する部分の厚みを厚く、また、該側面電極の側端
面の前記着火検出用電圧により放電する部分の厚みを薄
く形成したことを技術的特徴とする。
【0016】上記の目的を達成するため、請求項2の内
燃機関のディストリビュータでは、スパークプラグへの
混合気の着火用電圧の印加の後に、該着火用電圧よりも
低い着火検出用電圧を該スパークプラグに印加して混合
気の着火の有無を検出するようにした内燃機関のディス
トリビュータにおいて、各スパークプラグに接続される
複数の側面電極と、該側面電極とエアギャップを介して
対向しながら回転する回転電極であって、該側面電極の
側端面にて、前記着火用電圧と前記着火検出用電圧とに
より放電する回転電極と、を有し、前記回転電極の該側
面電気の側端面の前記着火検出用電圧により放電する部
分を鋭角状に形成したことを技術的特徴とする。
燃機関のディストリビュータでは、スパークプラグへの
混合気の着火用電圧の印加の後に、該着火用電圧よりも
低い着火検出用電圧を該スパークプラグに印加して混合
気の着火の有無を検出するようにした内燃機関のディス
トリビュータにおいて、各スパークプラグに接続される
複数の側面電極と、該側面電極とエアギャップを介して
対向しながら回転する回転電極であって、該側面電極の
側端面にて、前記着火用電圧と前記着火検出用電圧とに
より放電する回転電極と、を有し、前記回転電極の該側
面電気の側端面の前記着火検出用電圧により放電する部
分を鋭角状に形成したことを技術的特徴とする。
【0017】上記の目的を達成するため、請求項3の内
燃機関の燃焼状態検出装置では、一次巻線と二次巻線と
を有するイグニッションコイルと、該イグニッションコ
イルの二次巻線にアノード側の接続されたダイオード
と、該ダイオードのカソード側に接続されたディストリ
ビュータと、該ディストリビュータに接続された複数の
スパークプラグと、該ディストリビュータと複数のスパ
ークプラグとの間の電位を検出することにより各スパー
クプラグによる混合気の着火の有無を検出する燃焼状態
検出手段と、該イグニッションコイルの一次巻線にバッ
テリ電流を断続して流す一次電流断続手段であって、ス
パークプラグへの混合気の着火用電圧の印加に引き続
き、混合気の着火の有無を検出するための着火用電圧よ
りも低い電圧を当該スパークプラグに印加する一次電流
断続手段と、を有する内燃機関の燃焼状態検出装置であ
って、前記ディストリビュータが、各スパークプラグに
接続される複数の側面電極と、該側面電極とエアギャッ
プを介して対向しながら回転する前記ダイオードに接続
された回転電極であって、該側面電極側の端面にて、前
記着火用電圧と着火検出用電圧とにより放電する回転電
極と、を有し、前記回転電極の側面電極の側端面の前記
着火用電圧により放電する部分の厚みを厚く、また、前
記着火検出用電圧により放電する部分の厚みを薄く形成
したことを技術的特徴とする。
燃機関の燃焼状態検出装置では、一次巻線と二次巻線と
を有するイグニッションコイルと、該イグニッションコ
イルの二次巻線にアノード側の接続されたダイオード
と、該ダイオードのカソード側に接続されたディストリ
ビュータと、該ディストリビュータに接続された複数の
スパークプラグと、該ディストリビュータと複数のスパ
ークプラグとの間の電位を検出することにより各スパー
クプラグによる混合気の着火の有無を検出する燃焼状態
検出手段と、該イグニッションコイルの一次巻線にバッ
テリ電流を断続して流す一次電流断続手段であって、ス
パークプラグへの混合気の着火用電圧の印加に引き続
き、混合気の着火の有無を検出するための着火用電圧よ
りも低い電圧を当該スパークプラグに印加する一次電流
断続手段と、を有する内燃機関の燃焼状態検出装置であ
って、前記ディストリビュータが、各スパークプラグに
接続される複数の側面電極と、該側面電極とエアギャッ
プを介して対向しながら回転する前記ダイオードに接続
された回転電極であって、該側面電極側の端面にて、前
記着火用電圧と着火検出用電圧とにより放電する回転電
極と、を有し、前記回転電極の側面電極の側端面の前記
着火用電圧により放電する部分の厚みを厚く、また、前
記着火検出用電圧により放電する部分の厚みを薄く形成
したことを技術的特徴とする。
【0018】上記の目的を達成するため、請求項4の内
燃機関の燃焼状態検出装置では、一次巻線と二次巻線と
を有するイグニッションコイルと、該イグニッションコ
イルの二次巻線にアノード側の接続されたダイオード
と、該ダイオードのカソード側に接続されたディストリ
ビュータと、該ディストリビュータに接続された複数の
スパークプラグと、該ディストリビュータと複数のスパ
ークプラグとの間の電位を検出することにより各スパー
クプラグによる混合気の着火の有無を検出する燃焼状態
検出手段と、該イグニッションコイルの一次巻線にバッ
テリ電流を断続して流す一次電流断続手段であって、ス
パークプラグへの混合気の着火用電圧の印加に引き続
き、混合気の着火の有無を検出するための着火用電圧よ
りも低い電圧を当該スパークプラグに印加する一次電流
断続手段と、を有する内燃機関の燃焼状態検出装置であ
って、前記ディストリビュータが、各スパークプラグに
接続される複数の側面電極と、該側面電極とエアギャッ
プを介して対向しながら回転する前記ダイオードに接続
された回転電極であって、側面電極の側端面にて、前記
着火用電圧と着火検出用電圧とにより放電する回転電極
と、を有し、前記回転電極の側面電極の側端面の前記着
火検出用電圧により放電する部分を鋭角状に形成したこ
とを技術的特徴とする。
燃機関の燃焼状態検出装置では、一次巻線と二次巻線と
を有するイグニッションコイルと、該イグニッションコ
イルの二次巻線にアノード側の接続されたダイオード
と、該ダイオードのカソード側に接続されたディストリ
ビュータと、該ディストリビュータに接続された複数の
スパークプラグと、該ディストリビュータと複数のスパ
ークプラグとの間の電位を検出することにより各スパー
クプラグによる混合気の着火の有無を検出する燃焼状態
検出手段と、該イグニッションコイルの一次巻線にバッ
テリ電流を断続して流す一次電流断続手段であって、ス
パークプラグへの混合気の着火用電圧の印加に引き続
き、混合気の着火の有無を検出するための着火用電圧よ
りも低い電圧を当該スパークプラグに印加する一次電流
断続手段と、を有する内燃機関の燃焼状態検出装置であ
って、前記ディストリビュータが、各スパークプラグに
接続される複数の側面電極と、該側面電極とエアギャッ
プを介して対向しながら回転する前記ダイオードに接続
された回転電極であって、側面電極の側端面にて、前記
着火用電圧と着火検出用電圧とにより放電する回転電極
と、を有し、前記回転電極の側面電極の側端面の前記着
火検出用電圧により放電する部分を鋭角状に形成したこ
とを技術的特徴とする。
【0019】
〔請求項1について〕上記のように構成された内燃機関
のディストリビュータでは、回転電極の側面電極側端面
の着火用電圧により放電する部分の厚みを厚く形成して
あるため、着火用の大電流の放電を繰り返しても磨耗す
ることがない。また、着火検出用電圧により放電する部
分の厚みを薄く形成してあるため、電界密度が高くな
り、着火検出用の比較的低い電圧でも確実にエアギャッ
プを越えて側面電極へ放電し得る。このため、スパーク
プラグに電位を印加し混合気の着火の有無を正確に検出
することができる。
のディストリビュータでは、回転電極の側面電極側端面
の着火用電圧により放電する部分の厚みを厚く形成して
あるため、着火用の大電流の放電を繰り返しても磨耗す
ることがない。また、着火検出用電圧により放電する部
分の厚みを薄く形成してあるため、電界密度が高くな
り、着火検出用の比較的低い電圧でも確実にエアギャッ
プを越えて側面電極へ放電し得る。このため、スパーク
プラグに電位を印加し混合気の着火の有無を正確に検出
することができる。
【0020】〔請求項2について〕上記のように構成さ
れた内燃機関のディストリビュータでは、回転電極の側
面電極側端面の着火検出用電圧により放電する部分を鋭
角状に形成してあるため、電界密度が高くなり、着火検
出用の比較的低い電圧でも確実にエアギャップを越えて
側面電極へ放電し得る。このため、スパークプラグに電
位を印加し混合気の着火の有無を正確に検出することが
できる。
れた内燃機関のディストリビュータでは、回転電極の側
面電極側端面の着火検出用電圧により放電する部分を鋭
角状に形成してあるため、電界密度が高くなり、着火検
出用の比較的低い電圧でも確実にエアギャップを越えて
側面電極へ放電し得る。このため、スパークプラグに電
位を印加し混合気の着火の有無を正確に検出することが
できる。
【0021】〔請求項3について〕上記のように構成さ
れた内燃機関の燃焼状態検出装置では、ディストリビュ
ータが、回転電極の側面電極側端面の着火用電圧により
放電する部分の厚みを厚く形成してあるため、着火用の
大電流の放電を繰り返しても磨耗することがない。ま
た、着火検出用電圧により放電する部分の厚みを薄く形
成してあるため、電界密度が高くなり、着火検出用の比
較的低い電圧でも確実にエアギャップを越えて側面電極
へ放電し得る。このため、スパークプラグに電位を印加
し混合気の着火の有無を正確に検出することができる。
れた内燃機関の燃焼状態検出装置では、ディストリビュ
ータが、回転電極の側面電極側端面の着火用電圧により
放電する部分の厚みを厚く形成してあるため、着火用の
大電流の放電を繰り返しても磨耗することがない。ま
た、着火検出用電圧により放電する部分の厚みを薄く形
成してあるため、電界密度が高くなり、着火検出用の比
較的低い電圧でも確実にエアギャップを越えて側面電極
へ放電し得る。このため、スパークプラグに電位を印加
し混合気の着火の有無を正確に検出することができる。
【0022】〔請求項4について〕上記のように構成さ
れた内燃機関の燃焼状態検出装置では、ディストリビュ
ータが、回転電極の側面電極側端面の着火検出用電圧に
より放電する部分を鋭角状に形成してあるため、電界密
度が高くなり、着火検出用の比較的低い電圧でも確実に
エアギャップを越えて側面電極へ放電し得る。このた
め、スパークプラグに電位を印加し混合気の着火の有無
を正確に検出することができる。
れた内燃機関の燃焼状態検出装置では、ディストリビュ
ータが、回転電極の側面電極側端面の着火検出用電圧に
より放電する部分を鋭角状に形成してあるため、電界密
度が高くなり、着火検出用の比較的低い電圧でも確実に
エアギャップを越えて側面電極へ放電し得る。このた
め、スパークプラグに電位を印加し混合気の着火の有無
を正確に検出することができる。
【0023】
【実施態様】以下、本発明を具体化した実施態様を図を
参照して説明する。図1は、本発明の一実施態様に係る
内燃機関の燃焼状態検出装置の構成を示している。この
燃焼状態検出装置は、4気筒の内燃機関に用いられてい
る。このイグニッションコイル26は、薄い珪素鋼板を
積層した鉄心に一次巻線26c(巻き数数百回)と二次
巻線26d(巻き数数万回)とを巻回して、樹脂(エポ
キシ等)封止したケースに収容したものであり、一次巻
線26cの正極26a側はバッテリ28と接続され、一
次巻線26cの負極26b側はトランジスタTRのコレ
クタ側と接続されている。このトランジスタTRは一般
にイグナイタと呼ばれるもので、このエミッタは接地さ
れ、ベースにはECU(エンジン制御ユニット)22か
らの信号が加えられるようになっている。このECU2
2は、エンジンの回転速度、水温、カムポジションセン
サ等からの各信号に基づいて最適点火時期を決定し、そ
の最適点火時期に花火点火が行われるようにトランジス
タTRに対してパルス信号を送出する。
参照して説明する。図1は、本発明の一実施態様に係る
内燃機関の燃焼状態検出装置の構成を示している。この
燃焼状態検出装置は、4気筒の内燃機関に用いられてい
る。このイグニッションコイル26は、薄い珪素鋼板を
積層した鉄心に一次巻線26c(巻き数数百回)と二次
巻線26d(巻き数数万回)とを巻回して、樹脂(エポ
キシ等)封止したケースに収容したものであり、一次巻
線26cの正極26a側はバッテリ28と接続され、一
次巻線26cの負極26b側はトランジスタTRのコレ
クタ側と接続されている。このトランジスタTRは一般
にイグナイタと呼ばれるもので、このエミッタは接地さ
れ、ベースにはECU(エンジン制御ユニット)22か
らの信号が加えられるようになっている。このECU2
2は、エンジンの回転速度、水温、カムポジションセン
サ等からの各信号に基づいて最適点火時期を決定し、そ
の最適点火時期に花火点火が行われるようにトランジス
タTRに対してパルス信号を送出する。
【0024】また、イグニッションコイル26の二次巻
線26dの正側端子26a’は、ダイオードDのアノー
ドと接続されている。このダイオードDのカソードはデ
ィストリビュータ10と接続され、ディストリビュータ
10の各側方電極12A、12B、12C、12Dは、
ハイテンションコード29を介してスパークプラグ5
2、53、54、55の中心電極52a、53a、54
a、55aと接続されている。このスパークプラグ5
2、53、54、55の外側電極52b、53b、54
b、55bは図示しないシリンダを介してアース側に接
続されている。
線26dの正側端子26a’は、ダイオードDのアノー
ドと接続されている。このダイオードDのカソードはデ
ィストリビュータ10と接続され、ディストリビュータ
10の各側方電極12A、12B、12C、12Dは、
ハイテンションコード29を介してスパークプラグ5
2、53、54、55の中心電極52a、53a、54
a、55aと接続されている。このスパークプラグ5
2、53、54、55の外側電極52b、53b、54
b、55bは図示しないシリンダを介してアース側に接
続されている。
【0025】上記ハイテンションコード29には、静電
結合端子27を介してコンデンサCが静電的に接続され
ており、ハイテンションコード29とスパークプラグ5
2、53、54、55に蓄積される電荷の変化が失火検
出回路30にて検出できるように構成されている。そし
て、失火検出回路30は、各シリンダ内で失火が発生し
たか否かを判断して、ECU22側に出力する。
結合端子27を介してコンデンサCが静電的に接続され
ており、ハイテンションコード29とスパークプラグ5
2、53、54、55に蓄積される電荷の変化が失火検
出回路30にて検出できるように構成されている。そし
て、失火検出回路30は、各シリンダ内で失火が発生し
たか否かを判断して、ECU22側に出力する。
【0026】次に、この燃焼状態検出装置の動作につい
て図6の波形図を参照して説明する。図6では、図1に
示すECU22の出力波形をで、ダイオードDのアノ
ード側の波形をで、ダイオードDのカソード側の波形
をで示し、図6(A)はシリンダ内で燃焼が発生した
場合を、また、図6(B)はシリンダ内で燃焼が発生し
なかった場合を示している。
て図6の波形図を参照して説明する。図6では、図1に
示すECU22の出力波形をで、ダイオードDのアノ
ード側の波形をで、ダイオードDのカソード側の波形
をで示し、図6(A)はシリンダ内で燃焼が発生した
場合を、また、図6(B)はシリンダ内で燃焼が発生し
なかった場合を示している。
【0027】ECU22が、スパークプラグ側のシリン
ダ圧縮サイクルにおける所定のタイミングt1で、図6
(A)に示すように着火パルスaを発生する。これよ
りトランジスタTRがターンオンしてイグニッションコ
イル26の一次巻線26cに数Aの電流を流す(又は遮
断する)と、イグニッションコイルの二次巻線26dに
高電圧が発生し、この高電圧が、図6(B)のに示す
ように絶縁破壊を発生せしめる10KV程度まで昇圧
(ピーク電圧p)してスパークプラグに正電位を印加し
て花火放電をせしめ、該シリンダ内で圧縮された混合気
を燃焼させる。そして、アーク放電による1KV程度の
低電圧がしばらく続く(図6(B)中にqで示す)。
このアーク放電の終了後、イグニッションコイル26と
スパークプラグでの放電との相互作用によると考えられ
る所謂“おつり電圧o”が発生して一旦上昇する。
ダ圧縮サイクルにおける所定のタイミングt1で、図6
(A)に示すように着火パルスaを発生する。これよ
りトランジスタTRがターンオンしてイグニッションコ
イル26の一次巻線26cに数Aの電流を流す(又は遮
断する)と、イグニッションコイルの二次巻線26dに
高電圧が発生し、この高電圧が、図6(B)のに示す
ように絶縁破壊を発生せしめる10KV程度まで昇圧
(ピーク電圧p)してスパークプラグに正電位を印加し
て花火放電をせしめ、該シリンダ内で圧縮された混合気
を燃焼させる。そして、アーク放電による1KV程度の
低電圧がしばらく続く(図6(B)中にqで示す)。
このアーク放電の終了後、イグニッションコイル26と
スパークプラグでの放電との相互作用によると考えられ
る所謂“おつり電圧o”が発生して一旦上昇する。
【0028】ここで、イグニッションコイル26とディ
ストリビュータ10との間にダイオードDが介挿されて
いるため、おつり電圧oの上昇した後の電圧波形は、ダ
イオードDのアノード側とカソード側とで異なる。即
ち、アノード側は、電圧の減衰が速やかに行われるのに
対して、カソード側ではハイテンションコード29とグ
ランド間に蓄積された電荷がダイオードDで遮られ、イ
グニッションコイル26側に還流しないため、当該カソ
ード側では電圧が減衰しない。
ストリビュータ10との間にダイオードDが介挿されて
いるため、おつり電圧oの上昇した後の電圧波形は、ダ
イオードDのアノード側とカソード側とで異なる。即
ち、アノード側は、電圧の減衰が速やかに行われるのに
対して、カソード側ではハイテンションコード29とグ
ランド間に蓄積された電荷がダイオードDで遮られ、イ
グニッションコイル26側に還流しないため、当該カソ
ード側では電圧が減衰しない。
【0029】しかし、燃焼室内で正常に燃焼が発生した
場合にはスパークプラグの電極間にイオンが存在するた
め、ハイテンションコード29とグランド間に蓄積され
た電荷は、当該イオンを介して放電される。従って、図
6(A)のに示すようにカソード側の電圧も速やかに
減衰する。
場合にはスパークプラグの電極間にイオンが存在するた
め、ハイテンションコード29とグランド間に蓄積され
た電荷は、当該イオンを介して放電される。従って、図
6(A)のに示すようにカソード側の電圧も速やかに
減衰する。
【0030】他方、燃焼室内で燃焼が発生しなかった場
合にはスパークプラグの電極間にイオンが存在せず、ハ
イテンションコード29とグランド間に蓄積された電荷
が放電されないため、図6(B)のに示すように電圧
が徐々にしか減衰しない。
合にはスパークプラグの電極間にイオンが存在せず、ハ
イテンションコード29とグランド間に蓄積された電荷
が放電されないため、図6(B)のに示すように電圧
が徐々にしか減衰しない。
【0031】図6(B)のに示すように、燃焼室内で
燃焼が発生しなかった場合にでも、おつり電圧oは、数
10kvに達することもある。従って、ハイテンション
コード29とグランド間に蓄積された電荷がイオンでは
なく、失火した混合気中にて瞬時的に放電し、図6
(B)のo1、o2で示すように該電荷が消滅して電
位が0Vとなることもある。
燃焼が発生しなかった場合にでも、おつり電圧oは、数
10kvに達することもある。従って、ハイテンション
コード29とグランド間に蓄積された電荷がイオンでは
なく、失火した混合気中にて瞬時的に放電し、図6
(B)のo1、o2で示すように該電荷が消滅して電
位が0Vとなることもある。
【0032】このため、おつり電圧oが減衰して電圧が
0vとなるタイミングを見計らって、ECU22は、イ
グニッションコイル26に着火検出用パルスb(図6
(A)参照)を加え、ハイテンションコード29とグ
ランド間に電荷を加える、所謂セカンドチャージを行
う。ここで、燃焼室内で正常に燃焼が発生した場合に
は、この時点においてもスパークプラグの電極間にイオ
ンが残存するため、ハイテンションコード29とグラン
ド間に蓄積された電荷は、図6(A)のに示すように
当該イオンを介して放電され、セカンドチャージの電圧
sも速やかに減衰する。
0vとなるタイミングを見計らって、ECU22は、イ
グニッションコイル26に着火検出用パルスb(図6
(A)参照)を加え、ハイテンションコード29とグ
ランド間に電荷を加える、所謂セカンドチャージを行
う。ここで、燃焼室内で正常に燃焼が発生した場合に
は、この時点においてもスパークプラグの電極間にイオ
ンが残存するため、ハイテンションコード29とグラン
ド間に蓄積された電荷は、図6(A)のに示すように
当該イオンを介して放電され、セカンドチャージの電圧
sも速やかに減衰する。
【0033】他方、燃焼室内で燃焼が発生しなかった場
合には、スパークプラグ52の電極間にイオンが存在せ
ず、ハイテンションコード29とグランド間に蓄積され
た電荷が放電されないため、図6(B)のに示すよう
にセカンドチャージの電圧sが徐々にしか減衰しない。
合には、スパークプラグ52の電極間にイオンが存在せ
ず、ハイテンションコード29とグランド間に蓄積され
た電荷が放電されないため、図6(B)のに示すよう
にセカンドチャージの電圧sが徐々にしか減衰しない。
【0034】失火検出回路30は、セカンドチャージを
開始したタイミングt2から、所定の遅延時間をおい
て、セカンドチャージによる電圧sの減衰を監視する。
ここで、図6(A)に示すようにセカンドチャージの
電圧sが速やかに減衰した際には、当該シリンダ内で燃
焼があったものと判断して、着火信号をECU22側に
出力する。他方。図6(B)に示すようにセカンドチ
ャージの電圧sが減衰しないときには、当該シリンダ内
で燃焼がなかったものと判断して、失火信号をECU2
2側に出力する。
開始したタイミングt2から、所定の遅延時間をおい
て、セカンドチャージによる電圧sの減衰を監視する。
ここで、図6(A)に示すようにセカンドチャージの
電圧sが速やかに減衰した際には、当該シリンダ内で燃
焼があったものと判断して、着火信号をECU22側に
出力する。他方。図6(B)に示すようにセカンドチ
ャージの電圧sが減衰しないときには、当該シリンダ内
で燃焼がなかったものと判断して、失火信号をECU2
2側に出力する。
【0035】引き続き、図1に示すスパークプラグ5
2、53、54、55にイグニッションコイル26の発
生電圧を振り分けるディストリビュータ10の構成につ
いて図2を参照して説明する。ディストリビュータ10
は、イグニッションコイル26側に接続された回転電極
14と、各スパークプラグ52、53、54、55に接
続された側方電極12A、12B、12C、12Dと、
ケース18とから構成されている。本実施態様の内燃機
関は4気筒であり、4個のスパークプラグ52、53、
54、55に電圧を振り分けるように90°間隔で側方
電極12A、12B、12C、12Dがケース18に配
設されている。
2、53、54、55にイグニッションコイル26の発
生電圧を振り分けるディストリビュータ10の構成につ
いて図2を参照して説明する。ディストリビュータ10
は、イグニッションコイル26側に接続された回転電極
14と、各スパークプラグ52、53、54、55に接
続された側方電極12A、12B、12C、12Dと、
ケース18とから構成されている。本実施態様の内燃機
関は4気筒であり、4個のスパークプラグ52、53、
54、55に電圧を振り分けるように90°間隔で側方
電極12A、12B、12C、12Dがケース18に配
設されている。
【0036】回転電極14は、軸16にて回転可能に支
持され、内燃機関の回転と同期して回動されるようにな
っている。回転電極14の側方電極側の端面14aは、
ケース18の内面に沿った曲面状に形成され、該端面1
4aは、側方電極12A、12B、12C、12Dと僅
かなエアギャップを介し対向している。この端面14a
は、花火放電に続いてセカンドチャージを通し得るよう
に、セカンドチャージを行わない内燃機関のディストリ
ビュータにて用いられるいるものより、長く形成されて
いる。
持され、内燃機関の回転と同期して回動されるようにな
っている。回転電極14の側方電極側の端面14aは、
ケース18の内面に沿った曲面状に形成され、該端面1
4aは、側方電極12A、12B、12C、12Dと僅
かなエアギャップを介し対向している。この端面14a
は、花火放電に続いてセカンドチャージを通し得るよう
に、セカンドチャージを行わない内燃機関のディストリ
ビュータにて用いられるいるものより、長く形成されて
いる。
【0037】図3(A)は、側方電極12Aに対して花
火放電を発生させている位置の回転電極14を示し、図
3(A)の(a)は側面を、(b)は(a)に示す回転
電極14のA−A断面を示している。図3(A)の
(b)に示すように回転電極14の端面14aは、幅を
広く構成することにより、花火放電を繰り返しても磨耗
することがないように形成されている。即ち、回転電極
14の磨耗によりギャップ長が広がり点火ミスが発生す
るのを防いでいる。
火放電を発生させている位置の回転電極14を示し、図
3(A)の(a)は側面を、(b)は(a)に示す回転
電極14のA−A断面を示している。図3(A)の
(b)に示すように回転電極14の端面14aは、幅を
広く構成することにより、花火放電を繰り返しても磨耗
することがないように形成されている。即ち、回転電極
14の磨耗によりギャップ長が広がり点火ミスが発生す
るのを防いでいる。
【0038】図3(A’)は、セカンドチャージのタイ
ミングにおける回転電極14を示し、図3(A’)の
(a)は側面を、(b)は(a)に示す回転電極14の
A’−A’断面を示している。図3(A’)の(b)に
示すように、回転電極14の端面14aを鋭角状に構成
することにより、端面14aの近傍での電界強度を電界
を集中させることにより高め、エアギャップ間の放電を
容易ならしめている。このため、混合気中での放電が発
生しないレベルに抑えられたセカンドチャージによる電
圧にて容易に側方電極12A、12B、12C、12D
まで放電できる。
ミングにおける回転電極14を示し、図3(A’)の
(a)は側面を、(b)は(a)に示す回転電極14の
A’−A’断面を示している。図3(A’)の(b)に
示すように、回転電極14の端面14aを鋭角状に構成
することにより、端面14aの近傍での電界強度を電界
を集中させることにより高め、エアギャップ間の放電を
容易ならしめている。このため、混合気中での放電が発
生しないレベルに抑えられたセカンドチャージによる電
圧にて容易に側方電極12A、12B、12C、12D
まで放電できる。
【0039】即ち、セカンドチャージによりハイテンシ
ョンコード29とグランド間に電荷を蓄積することが確
実に行えるため、失火を正確に検出することが可能とな
る。ここで、セカンドチャージにおける電圧・電流は、
花火放電のときと比較して非常に小さいので、図3
(A’)に示すように鋭角状に構成しても、回転電極1
4の端面14aは磨耗しない。
ョンコード29とグランド間に電荷を蓄積することが確
実に行えるため、失火を正確に検出することが可能とな
る。ここで、セカンドチャージにおける電圧・電流は、
花火放電のときと比較して非常に小さいので、図3
(A’)に示すように鋭角状に構成しても、回転電極1
4の端面14aは磨耗しない。
【0040】図3(C)は、本実施態様の改変例に係る
回転電極14の断面を示している。この改変例では、回
転電極14の端面14aの幅を狭めることにより、端面
14aの近傍での電界強度を高め、エアギャップ間の放
電を容易ならしめている。
回転電極14の断面を示している。この改変例では、回
転電極14の端面14aの幅を狭めることにより、端面
14aの近傍での電界強度を高め、エアギャップ間の放
電を容易ならしめている。
【0041】なお、内燃機関の回転数・負荷、及び、ノ
ッキングの防止のため点火タイミングは進められ、また
遅らされる。図4(A)は、点火タイミングの早められ
た状態(進角側)における、回転電極14の花火放電を
通電する部分(図中Iαで示す)と、セカンドチャージ
を通電する部分(図中Sαで示す)とを表している。こ
こでは、点火タイミングを早めるのに伴いセカンドチャ
ージの開始も早められている。
ッキングの防止のため点火タイミングは進められ、また
遅らされる。図4(A)は、点火タイミングの早められ
た状態(進角側)における、回転電極14の花火放電を
通電する部分(図中Iαで示す)と、セカンドチャージ
を通電する部分(図中Sαで示す)とを表している。こ
こでは、点火タイミングを早めるのに伴いセカンドチャ
ージの開始も早められている。
【0042】図4(A’)は、点火タイミングの遅らさ
らた状態(遅角側)における、回転電極14の花火放電
を通電する部分(図中Iβで示す)と、セカンドチャー
ジを通電する部分(図中Sβで示す)とを表している。
ここでは、点火タイミングを遅らすのに伴いセカンドチ
ャージの開始も遅らされている。
らた状態(遅角側)における、回転電極14の花火放電
を通電する部分(図中Iβで示す)と、セカンドチャー
ジを通電する部分(図中Sβで示す)とを表している。
ここでは、点火タイミングを遅らすのに伴いセカンドチ
ャージの開始も遅らされている。
【0043】このため、花火放電を通す上記図3(A)
に示す端面14aの厚い部分は、図4(B)に示すよう
に、点火タイミングの遅らさらた状態(遅角側)におけ
る、回転電極14の花火放電を通電する部分Iβにて形
成されている。他方、セカンドチャージを通す上記図3
(A’)に示す端面14aの鋭角部分は、図4(B)に
示すように、点火タイミングの早められた状態(進角
側)における、セカンドチャージを通電する部分Sαに
て形成されている。
に示す端面14aの厚い部分は、図4(B)に示すよう
に、点火タイミングの遅らさらた状態(遅角側)におけ
る、回転電極14の花火放電を通電する部分Iβにて形
成されている。他方、セカンドチャージを通す上記図3
(A’)に示す端面14aの鋭角部分は、図4(B)に
示すように、点火タイミングの早められた状態(進角
側)における、セカンドチャージを通電する部分Sαに
て形成されている。
【0044】図5(B)は、図4(B)のE矢視図であ
る。花火放電を通す厚い部分Iβとセカンドチャージを
通す鋭角部分Sαとの間で、回転電極14の端面14a
は厚みを徐々に変えてある。なお、この厚みは、図5
(C)に示すように段階状に変えることも可能である。
る。花火放電を通す厚い部分Iβとセカンドチャージを
通す鋭角部分Sαとの間で、回転電極14の端面14a
は厚みを徐々に変えてある。なお、この厚みは、図5
(C)に示すように段階状に変えることも可能である。
【0045】図4(D)に低回転用の内燃機関のディス
トリビュータに用いられる回転電極14を示す。内燃機
関の回転が低い場合には、図中に示すように点火タイミ
ングの遅らさらた状態(遅角側)における、回転電極1
4の花火放電を通電する部分(Idにて示す)と、点火
タイミングの進みられた状態(進角側)における、セカ
ンドチャージを通す部分(Sdにて示す)との重なる部
分が発生する。このため、この回転電極14では、図4
(E)及び図4(E)のE矢視図である図5(E)に示
すように、点火タイミングの遅らさらた状態(遅角側)
における、回転電極14の花火放電を通電する部分(I
dにて示す)を厚く形成してある。即ち、上記花火放電
を通電する部分Idと、セカンドチャージを通す部分
(Sdにて示す)との重複部分を厚く形成し、これによ
り、点火の信頼性を長期に渡り保証できるようにしてい
る。
トリビュータに用いられる回転電極14を示す。内燃機
関の回転が低い場合には、図中に示すように点火タイミ
ングの遅らさらた状態(遅角側)における、回転電極1
4の花火放電を通電する部分(Idにて示す)と、点火
タイミングの進みられた状態(進角側)における、セカ
ンドチャージを通す部分(Sdにて示す)との重なる部
分が発生する。このため、この回転電極14では、図4
(E)及び図4(E)のE矢視図である図5(E)に示
すように、点火タイミングの遅らさらた状態(遅角側)
における、回転電極14の花火放電を通電する部分(I
dにて示す)を厚く形成してある。即ち、上記花火放電
を通電する部分Idと、セカンドチャージを通す部分
(Sdにて示す)との重複部分を厚く形成し、これによ
り、点火の信頼性を長期に渡り保証できるようにしてい
る。
【0046】なお、上述した実施態様では、ダイオード
Dを用いる内燃機関の燃焼状態検出装置を例に挙げた
が、本発明のディストリビュータは、セカンドチャージ
を行ういかなる種類の内燃機関にも好適に用い得ること
は言うまでもない。
Dを用いる内燃機関の燃焼状態検出装置を例に挙げた
が、本発明のディストリビュータは、セカンドチャージ
を行ういかなる種類の内燃機関にも好適に用い得ること
は言うまでもない。
【0047】
【効果】以上記述したように本発明の内燃機関の燃焼状
態検出装置及び内燃機関のディストリビュータによれ
ば、ディストリビュータの回転電極の花火放電を発生さ
せる側面を広く構成することにより、花火放電を繰り返
しても磨耗することがないため、点火ミスが発生しな
い。
態検出装置及び内燃機関のディストリビュータによれ
ば、ディストリビュータの回転電極の花火放電を発生さ
せる側面を広く構成することにより、花火放電を繰り返
しても磨耗することがないため、点火ミスが発生しな
い。
【0048】また、回転電極のセカンドチャージを発生
させる端面を鋭角状又は薄く構成することにより、端面
近傍での電界強度を電界を集中させることにより高め、
エアギャップ間の放電を容易ならしめている。従って、
混合気中での放電が発生しないレベルに抑えられたセカ
ンドチャージによる電圧にて容易に側方電極まで放電で
きる。このため、セカンドチャージによりハイテンショ
ンコードとグランド間に電荷を蓄積することが確実に行
えるため、失火を正確に検出することが可能となる。
させる端面を鋭角状又は薄く構成することにより、端面
近傍での電界強度を電界を集中させることにより高め、
エアギャップ間の放電を容易ならしめている。従って、
混合気中での放電が発生しないレベルに抑えられたセカ
ンドチャージによる電圧にて容易に側方電極まで放電で
きる。このため、セカンドチャージによりハイテンショ
ンコードとグランド間に電荷を蓄積することが確実に行
えるため、失火を正確に検出することが可能となる。
【図1】本発明の1実施態様に係る内燃機関の燃焼状態
検出装置の構成を示す回路図である。
検出装置の構成を示す回路図である。
【図2】図1に示すディストリビュータの断面図であ
る。
る。
【図3】ディストリビュータの回転電極の側端の形状を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図4】ディストリビュータの回転電極の形状を示す説
明図である。
明図である。
【図5】図4に示す回転電極の側端のE矢視図である。
【図6】本発明の実施態様及び従来技術に係る内燃機関
の燃焼状態検出装置の動作時の波形図である。
の燃焼状態検出装置の動作時の波形図である。
【図7】従来技術の燃焼状態検出装置の構成を示す回路
図である。
図である。
【図8】従来技術のディストリビュータの構成を示す説
明図である。
明図である。
10 ディストリビュータ 12 側方電極 14 回転電極 22 ECU 26 イグニッションコイル 29 ハイテンションコード 30 失火検出回路 52、53、54、55 スパークプラグ
Claims (4)
- 【請求項1】 スパークプラグへの混合気の着火用電圧
の印加の後に、該着火用電圧よりも低い着火検出用電圧
を該スパークプラグに印加して混合気の着火の有無を検
出するようにした内燃機関のディストリビュータにおい
て、 各スパークプラグに接続される複数の側面電極と、 該側面電極とエアギャップを介して対向しながら回転す
る回転電極であって、該側面電極の側端面にて、前記着
火用電圧と前記着火検出用電圧とにより放電する回転電
極と、を有し、 前記回転電極の該側面電極の側端面の前記着火用電圧に
より放電する部分の厚みを厚く、また、該側面電極の側
端面の前記着火検出用電圧により放電する部分の厚みを
薄く形成したことを特徴とする内燃機関のディストリビ
ュータ。 - 【請求項2】 スパークプラグへの混合気の着火用電圧
の印加の後に、該着火用電圧よりも低い着火検出用電圧
を該スパークプラグに印加して混合気の着火の有無を検
出するようにした内燃機関のディストリビュータにおい
て、 各スパークプラグに接続される複数の側面電極と、 該側面電極とエアギャップを介して対向しながら回転す
る回転電極であって、該側面電極の側端面にて、前記着
火用電圧と前記着火検出用電圧とにより放電する回転電
極と、を有し、 前記回転電極の該側面電極側の端面の前記着火検出用電
圧により放電する部分を鋭角状に形成したことを特徴と
する内燃機関のディストリビュータ。 - 【請求項3】 一次巻線と二次巻線とを有するイグニッ
ションコイルと、 該イグニッションコイルの二次巻線にアノード側の接続
されたダイオードと、 該ダイオードのカソード側に接続されたディストリビュ
ータと、 該ディストリビュータに接続された複数のスパークプラ
グと、 該ディストリビュータと複数のスパークプラグとの間の
電位を検出することにより各スパークプラグによる混合
気の着火の有無を検出する燃焼状態検出手段と、 該イグニッションコイルの一次巻線にバッテリ電流を断
続して流す一次電流断続手段であって、スパークプラグ
への混合気の着火用電圧の印加に引き続き、混合気の着
火の有無を検出するための着火用電圧よりも低い電圧を
当該スパークプラグに印加する一次電流断続手段と、を
有する内燃機関の燃焼状態検出装置であって、 前記ディストリビュータが、 各スパークプラグに接続される複数の側面電極と、 該側面電極とエアギャップを介して対向しながら回転す
る前記ダイオードに接続された回転電極であって、該側
面電気の側端面にて、前記着火用電圧と着火検出用電圧
とにより放電する回転電極と、を有し、 前記回転電極の側面電極の側端面の前記着火用電圧によ
り放電する部分の厚みを厚く、また、前記着火検出用電
圧により放電する部分の厚みを薄く形成したことを特徴
とする内燃機関の燃焼状態検出装置。 - 【請求項4】 一次巻線と二次巻線とを有するイグニッ
ションコイルと、 該イグニッションコイルの二次巻線にアノード側の接続
されたダイオードと、 該ダイオードのカソード側に接続されたディストリビュ
ータと、 該ディストリビュータに接続された複数のスパークプラ
グと、 該ディストリビュータと複数のスパークプラグとの間の
電位を検出することにより各スパークプラグによる混合
気の着火の有無を検出する燃焼状態検出手段と、 該イグニッションコイルの一次巻線にバッテリ電流を断
続して流す一次電流断続手段であって、スパークプラグ
への混合気の着火用電圧の印加に引き続き、混合気の着
火の有無を検出するための着火用電圧よりも低い電圧を
当該スパークプラグに印加する一次電流断続手段と、を
有する内燃機関の燃焼状態検出装置であって、 前記ディストリビュータが、 各スパークプラグに接続される複数の側面電極と、 該側面電極とエアギャップを介して対向しながら回転す
る前記ダイオードに接続された回転電極であって、側面
電極の側端面にて、前記着火用電圧と着火検出用電圧と
により放電する回転電極と、を有し、 前記回転電極の側面電極の側端面の前記着火検出用電圧
により放電する部分を鋭角状に形成したことを特徴とす
る内燃機関の燃焼状態検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34763595A JPH09170546A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 内燃機関のディストリビュータ及び内燃機関の燃焼状態検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34763595A JPH09170546A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 内燃機関のディストリビュータ及び内燃機関の燃焼状態検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09170546A true JPH09170546A (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=18391558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34763595A Pending JPH09170546A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 内燃機関のディストリビュータ及び内燃機関の燃焼状態検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09170546A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0887570A2 (en) | 1997-06-26 | 1998-12-30 | Akebono Brake Industry Co., Ltd. | Drum brake |
-
1995
- 1995-12-15 JP JP34763595A patent/JPH09170546A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0887570A2 (en) | 1997-06-26 | 1998-12-30 | Akebono Brake Industry Co., Ltd. | Drum brake |
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