JPH09170117A - 酸化スズファイバーの製造方法 - Google Patents

酸化スズファイバーの製造方法

Info

Publication number
JPH09170117A
JPH09170117A JP33308195A JP33308195A JPH09170117A JP H09170117 A JPH09170117 A JP H09170117A JP 33308195 A JP33308195 A JP 33308195A JP 33308195 A JP33308195 A JP 33308195A JP H09170117 A JPH09170117 A JP H09170117A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spinning
fiber
alcohol
compound
tin oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33308195A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Matsutani
勝博 松谷
Hiroya Yamashita
博也 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokuyama Corp filed Critical Tokuyama Corp
Priority to JP33308195A priority Critical patent/JPH09170117A/ja
Publication of JPH09170117A publication Critical patent/JPH09170117A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Inorganic Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハロゲン化スズ、アルコール及びアルコール
可溶性高分子を主成分とする粘度が50〜2000ポイ
ズの紡糸液を安定して紡糸し、酸化スズファイバーを効
率よく製造する。 【解決手段】 ハロゲン化スズ化合物、アルコール及び
アルコール可溶性高分子化合物、必要に応じて周期律表
第V族元素化合物、シリコンアルコキシドおよび/又は
ハロゲン化珪素を配合し、粘度を50〜2000ポイズ
に調整した後、0.1〜10vol%の有機溶媒を含む
雰囲気下でゲル状ファイバーを紡糸し、該ゲルファイバ
ーを加熱処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸化スズファイバ
ーの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高分子材料用導電性付与剤として
カーボンファイバーが用いられていたが、高分子材料の
明彩色化の観点から、カーボンファイバーに代わる導電
性付与剤として酸化スズファイバーが近年注目されてい
る。
【0003】一般に、導電性付与の効果は導電性付与材
料のアスペクト比が大きいほど、高くなることが知られ
ており、酸化スズのファイバーの製造に際しても高アス
ペクト比化が求められている。しかしながら、従来から
酸化スズウイスカーの製造方法として知られている固相
反応法では高アスペクト比のファイバーを得ることが困
難であった。このため、特開昭60−5997号、特開
昭60−161337号、特開昭60−158199号
において、溶融析出法によって酸化スズを製造する方法
が提案されている。しかしながら、これらの方法では1
000℃以上の高温且つ何日にもわたる反応時間を必要
とするため、実験室規模で極小量作製することは可能で
はあるが、工業的に製造できるまでには至っていない。
しかも得られる酸化スズファイバーの形状は直径1μm
以下、長さが3mm以下でアスペクト比も充分でなく、
複合材料として用いる場合、その機能を充分に発揮させ
ることができずその用途が限られてしまうという問題が
あった。
【0004】また、得られる複合材料の導電性等の物性
値の再現性を高めようとすれば、添加する酸化スズウイ
スカーの形状および大きさを再現性よく制御することが
重要である。しかしながら、酸化スズウイスカーの形状
を制御することは実際困難であるので、添加する酸化ス
ズの繊維径および長さを揃えようとすれば、偶然できた
ものを分級するしかなかった。それ故、このような非効
率的な方法で作製したウイスカーはコストが極めて高
く、実際に使用できなかった。
【0005】本発明者らは、高価で且つ反応速度が速い
ため不安定で取り扱いが難しいスズアルコキシドを原料
として用いることなく、ハロゲン化スズ化合物およびア
ルコールを主成分とする溶液を用いると驚くべきことに
曳糸性が現れ、これを紡糸、加熱することにより、容易
にしかも極めて安価に酸化スズファイバーが得られるこ
とを見いだし、既に提案した(特開平4−3528
7)。
【0006】該方法の酸化スズファイバーの製造におい
て、小孔が設けられてなる紡糸ノズルより50〜200
0ポイズの範囲の粘度を有する紡糸液を押し出して酸化
スズファイバーの前駆体であるゲル状ファイバーを得
て、それを焼成して酸化スズファイバーとする方法が一
般に採用される。しかしながらこの時、押し出された紡
糸液がノズル孔の付近の基板に付着して広がって固化す
る巻き上がり現象が起こり、またこのような広がりや固
化は近接する他のノズル孔に及ぶこともある。このため
紡糸中に糸切れが発生したり、あるいは紡糸作業開始時
に清掃、調整などに長時間を要する問題があった。
【0007】なお無機物繊維の製品に関しては、特開平
4−55334号公報に、金属アルコキシドや金属ハロ
ゲン化物に水、触媒、溶媒を添加し、加水分解・重合反
応を起こさせて得られた適当な粘度(約10ポイズ)の
ゾル溶液を紡糸する際に、紡糸中または紡糸直後の繊維
状ゾルを、有機溶媒を含む雰囲気に接触させる方法が開
示されている。しかしながら、その目的は上記繊維状ゾ
ルの断面を円形にすることであり、おそらく紡糸液(上
記ゾル溶液)の成分、組成や粘度等の紡糸の安定性に関
係する特性が前記の酸化スズファイバー製造で使用され
る紡糸液の液特性と異なっているためと思われるが、上
記公報中に上記ゾル溶液の紡糸の際に糸切れやノズルの
つまりを起こすといったことは示唆されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、ハロゲン
化スズ、アルコール及びアルコール可溶性高分子を主成
分とする、粘度が50〜2000ポイズの紡糸液を用い
て紡糸を行う場合、ノズルホール出口でダイスウエルを
形成したり、また粘度が高いとノズル付近で乾燥固化に
よる目詰りをおこし長時間安定して紡糸することが困難
であった。そこで、安定的な紡糸を可能とするファイバ
ーの製造方法について鋭意研究を重ねた。
【0009】
【課題を解決するための手段】その結果、有機溶媒を含
む雰囲気下で紡糸すると紡糸安定性が増すことを見いだ
し、ここに本発明を完成させるに至った。
【0010】すなわち、本発明は、ハロゲン化スズ化合
物、アルコールおよびアルコール可溶性高分子化合物か
らなる粘度が50〜2000ポイズの紡糸液から、0.
1〜10vol%の有機溶媒を含む雰囲気下でゲル状フ
ァイバーを紡糸し、次いで加熱することを特徴とする酸
化スズファイバーの製造方法である。
【0011】他の発明は、ハロゲン化スズ化合物、アル
コール、アルコール可溶性高分子化合物および周期律表
第V族元素化合物からなる粘度が50〜2000ポイズ
の紡糸液から、0.1〜10vol%の有機溶媒を含む
雰囲気下でゲル状ファイバーを紡糸し、次いで加熱する
ことを特徴とする酸化スズファイバーの製造方法であ
る。
【0012】更に別の発明は、ハロゲン化スズ化合物、
アルコール、アルコール可溶性高分子化合物、シリコン
アルコキシドおよび/又はハロゲン化珪素からなる粘度
が50〜2000ポイズの紡糸液から、0.1〜10v
ol%の有機溶媒を含む雰囲気下でゲル状ファイバーを
紡糸し、次いで加熱することを特徴とする酸化スズファ
イバーの製造方法である。
【0013】更に別の発明は、ハロゲン化スズ化合物、
アルコール、アルコール可溶性高分子化合物、周期律表
第V族元素化合物、シリコンアルコキシドおよび/又は
ハロゲン化珪素からなる粘度が50〜2000ポイズの
紡糸液から、0.1〜10vol%の有機溶媒を含む雰
囲気下でゲル状ファイバーを紡糸し、次いで加熱するこ
とを特徴とする酸化スズファイバーの製造方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明を更に具体的に説明す
る。
【0015】本発明に用いるハロゲン化スズ化合物のハ
ロゲンは、Cl、Br、I、F原子である。このハロゲ
ン化スズ化合物のなかでも、塩化スズ、臭化スズが価
格、安定性の点から好ましい。
【0016】具体的には、SnCl2、SnCl2・2H
2O、SnBr2、SnI2、SnF2等が挙げられ、特に
SnBr2、SnCl2・2H2O、SnCl2が好ましく
用いられる。また該ハロゲン化スズ化合物として、有機
酸で修飾した、例えばSn(CH32Cl2等の有機系
ハロゲン化スズ化合物も使用できる。
【0017】本発明で紡糸液の成分として使用するアル
コールは、前記のハロゲン化スズ化合物を溶解するもの
であれば、一価もしくは多価の公知のアルコールが何ら
制限なく使用できる。中でも一価のアルコールが前記ハ
ロゲン化スズ化合物の溶解性が高く、組成コントロール
が容易なため好適である。本発明で好適に使用できる一
価アルコールを一般式R−OHで表すと、Rとしてはメ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、オクチル
基、2−メトキシエチル基、2−エトキシエチル基、2
−ヒドロキシエチル基、1−メトキシ−2−プロピル
基、メトキシエトキシエチル基、2−フェニルエチル
基、フェニルメチル基等の置換もしくは非置換のアルキ
ル基;アリル基、2−メチル−2−プロペニル基、3−
メチル−3−ブテニル基等の置換もしくは非置換のアル
ケニル基などが挙げられる。
【0018】好適に使用される上記アルコールを具体的
に例示すると、メチルアルコール、エチルアルコール、
プロピルアルコール、ブチルアルコール、オクチルアル
コール、2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノ
ール、エチレングリコール、1−メトキシ−2−プロピ
ルアルコール、メトキシエトキシエタノール、2−フェ
ニルエチルアルコール、ベンジルアルコール、アリルア
ルコール、2−メチル−2−プロペン−1−オール、3
−メチル−3−ブテン−1−オール等を挙げることがこ
とができる。特に、メチルアルコール、エチルアルコー
ルはハロゲン化スズ化合物の溶解度が高く好ましい。上
記アルコールは通常単独で用いられるが、ハロゲン化ス
ズ化合物との反応性、あるいはハロゲン化スズ化合物の
溶解性等を制御するために2種類以上のアルコールの混
合物を用いることもできる。
【0019】前記ハロゲン化スズ化合物とアルコールの
配合割合は、ハロゲン化スズ化合物がアルコールに均一
に溶解する範囲であれば、特に制限されない。ただし、
あまりにハロゲン化スズ化合物の割合が低い場合は曳糸
性を示さないのでかなり濃縮する必要があり、アルコー
ルが無駄になる。また、ハロゲン化スズ化合物の濃度が
あまりにも高いと沈澱が生じ均一な紡糸液が得られな
い。従って、使用するハロゲン化スズ化合物とアルコー
ルの種類によってその配合割合は異なるが、一般的には
アルコールに対するハロゲン化スズ化合物の使用割合は
モル比で0.02〜0.5が好ましい。
【0020】本発明に用いるアルコール可溶性高分子化
合物としてはアルコールに可溶な高分子化合物であれば
何等制限なく使用することができる。
【0021】具体的に例示すれば、エチルセルロース、
酢酸セルロース、硝酸セルロース、プロピオン酸セルロ
ース、三酢酸セルロース、アセチルブチルセルロース、
ヒドロキシルプロピルセルロース等のセルロース類、ポ
リビニルブチラール、ポリメチレンオキシド、ポリエチ
レンオキシド、ポリプロピレンオキシド、ポリ酢酸ビニ
ル等が挙げられる。
【0022】これらのアルコール可溶性高分子化合物を
添加することにより、より高速で紡糸することが可能と
なる。
【0023】これらのアルコール可溶性高分子化合物の
添加量は、粘度調整の容易性の観点から、上記ハロゲン
化スズ化合物100重量部に対して0.01〜20重量
部が好ましい。
【0024】本発明において、さらに導電性の高い酸化
スズファイバーを得るためには、周期律表第V族元素化
合物(以下第V族化合物という)を必要に応じて含有さ
せることができる。この第V族化合物は、後述する加熱
処理によって最終的には酸化物となって酸化スズ中に固
溶する。
【0025】第V族化合物としては、バナジウム化合
物、ニオブ化合物、タンタル化合物、アンチモン化合
物、あるいはビスマス化合物等の第V族元素の化合物が
挙げられる。
【0026】具体的には、バナジウム化合物として、V
Br3、VCl2、VCl3、VCl4、VOBr2、VO
Br3、VOCl3、VF3、VF4、VF5、VI3・6H
20、バナジウムのアルコキシドが挙げられ、ニオブ化
合物として、NbCl5、NbBr5、NbF5、NbO
Cl3、ニオブのアルコキシドが挙げられ、タンタル化
合物として、TaBr5、TaCl5、タンタルのアルコ
キシドが、アンチモン化合物として、SbCl3、Sb
Cl5、SbBr3、オキシ塩化アンチモン、あるいはア
ンチモンのアルコキシドが、また、ビスマス化合物とし
ては、BiCl3、BiI3、ビスマスのアルコキシド等
が挙げられる。
【0027】上記第V族化合物の配合割合は、特に限定
されるものではないが、コストパフォーマンスの観点か
ら、酸化物換算で酸化スズに対して0.1〜25mol
%の範囲となる量を添加するのが好適である。
【0028】更に、本発明において紡糸を安定的に行う
ために、且つ得られるファイバーの機械的強度を高める
ためにシリコンアルコキシドおよび/又はハロゲン化珪
素を紡糸液中に添加することが好ましい。このようなシ
リコンアルコキシドとしては、一般式 R1nSi(O
24-n で表させるものが挙げられる。ここでR1
よびR2は同種又は異種のアルキル基、アルケニル基又
はアリール基であり、nは0〜3の整数である。また、
上記のハロゲン化珪素としては、一般式 R1nSi
(OR2m4-(n+m) で表されるものが挙げられる。
ここでR1およびR2は上記と同じであり、Xはハロゲン
元素であり、n、mはともに0〜3の整数(ただしm+
n≦3)である。
【0029】該シリコンアルコキシドおよびハロゲン化
珪素を具体的に例示すると、テトラメトシキシラン、テ
トラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、テトラ
ブトキシシラン、メチルトリメトシキシラン、エチルト
リメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、プロ
ピルトリメトキシシラン、n−ブチルトリメトキシシラ
ン、イソブチルトリメトキシシラン、n−ヘキシルトリ
メトキシシラン、n−オクタデシルトリメトキシシラ
ン、メチルトリエトキシシラン、エチルトリエトキシシ
ラン、アミルトリエトキシシラン、フェニルトリエトキ
シシラン、n−オクチルトリエトキシシラン、n−オク
タデシルトリエトキシシラン、n−ドデシルトリエトキ
シシラン、メチルトリブトキシシラン、エチルトリブト
キシシラン、エチルトリプロポキシシラン、ビニルトリ
エトキシシラン、アリルトリエトキシシラン、ジフェニ
ルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ビニ
ルメチルエトキシシラン、ジエチルジメトキシシラン、
エチルメチルジエトキシシラン、SiF4、SiCl4
SiHCl3、SiBr4、SiHBr3、SiI4等が挙
げられる。
【0030】これらのシリコンアルコキシドおよび/又
はハロゲン化珪素を添加することにより、高い湿度雰囲
気下においても比較的安定的にしかも長径の大きなファ
イバーを紡糸することができる。また、紡糸直後のゲル
ファイバーが軟化して崩れやすくなることを防止できる
ため取り扱いが非常に容易になる。更に最終的に得られ
るファイバーの機械的強度が向上する。しかしながらこ
れらシリコンアルコキシドおよび/又はハロゲン化珪素
を添加することにより導電性が低下する場合があるの
で、これら珪素化合物を配合する場合には、補強効果と
導電性に与える影響のバランスを考慮する必要がある。
一般に上記の珪素化合物の配合量は、上記バランスの観
点からハロゲン化スズ化合物100重量部に対して、
0.01〜30重量部であるのが好適である。
【0031】ハロゲン化スズ化合物、アルコール可溶性
高分子化合物、第V族化合物、およびシリコンアルコキ
シドとアルコールの溶解方法は、特に限定されない。攪
拌下、ハロゲン化スズ化合物、アルコール可溶性高分子
化合物、シリコンアルコキシド、第V族化合物を同時
に、または順次溶解せる方法等を用いることができる。
【0032】本発明において紡糸液の安定を向上させる
ために、更にアセチルアセトン、アセト酢酸エチル、マ
ロン酸ジエチル等のカルボキシル基を2個以上有する化
合物をスズの錯化剤として適宜含有させることができ
る。
【0033】本発明に用いる紡糸液の粘度は、50〜2
000ポイズである必要がある。ノズルから紡糸液を押
し出す方法を採用した場合、紡糸速度は紡糸液の粘度を
低くするほど速くなる傾向にあるが、粘度が50ポイズ
よりも低い場合には糸切れを起こし易く、有機溶媒を含
む雰囲気下で紡糸を行っても安定的な紡糸ができない。
一方、粘度が2000ポイズよりも高い場合には有機溶
媒を含む雰囲気下で紡糸を行っても乾燥固化による目詰
まりを起したり、紡糸速度が著しく低下して安定的な紡
糸ができない。
【0034】ハロゲン化スズ化合物、アルコールおよび
アルコール可溶性高分子を上記割合で配合し、さらに必
要に応じて周期律表代V族化合物やシリコンアルコキシ
ドを適宜添加して均一な溶液とした後、必要に応じて更
にアルコールを蒸発させて濃縮し50〜2000ポイズ
の範囲内で所望の粘度を有する紡糸液とする。本発明に
おいては、紡糸の安定性を高めるために、有機溶媒を
0.1〜10vol%含む雰囲気下で上記紡糸液を紡糸
することが重要である。有機溶媒を含む雰囲気を使用し
ない場合でも、紡糸は可能であるが、有機溶媒を含む雰
囲気下で紡糸することにより紡糸の安定性が増す。すな
わち、ノズルの稼働率、紡糸速度を高くでき、さらに安
定性が良くなるため生産性が向上する。
【0035】上記の有機溶媒雰囲気は、有機溶媒蒸気を
含む気体中の意である。ここで使用される有機溶媒は気
化するものであれば特に限定されない。一般に好適に使
用される有機溶媒を例示すれば、紡糸液調製時に使用す
るアルコールとして前記例示したのと同じアルコール
類、フェノール、グリセリン等のフェノール類、アセト
ン、メチルエチルケトン等のケトン、ギ酸、酢酸等の脂
肪酸、酢酸エチル等のエステル、N,N−ジメチルホル
ムアミド、ピリジン等の窒素化合物等が挙げられる。中
でも、紡糸液調製時に用いたアルコールと同一のアルコ
ールを使用するのが最も大きな効果が得られるので特に
好適である。有機溶媒は一種でも良いし、2種以上混合
してもよい。これら有機溶媒の蒸気は該有機溶媒と反応
を起こさない気体で希釈して使用することもできる。希
釈用ガスとしてはアルゴン、窒素ガス等の不活性ガスが
挙げられるが経済性の点で窒素ガスが特に好適である。
このときの上記気体中の有機溶媒(蒸気)濃度は0.
1〜10vol%である必要がある。該濃度が0.1v
ol%未満のときには紡糸時にノズルの閉塞が避けられ
ず、該濃度が10vol%を越えるときには紡糸時に糸
切れが避けられない。該濃度は上記範囲であれば制限さ
れないが、0.5〜8vol%の時、紡糸の安定化効果
が特に高い。
【0036】有機溶媒を含む雰囲気下で紡糸することに
より何故紡糸安定性が向上するのかは明らかではない
が、紡糸液の組成や粘弾性特性によって決定されるノズ
ル出口部における紡糸液の急激な状態変化、即ちダイス
ウエルや瞬間的な溶媒の蒸発が緩和されるためと推定し
ている。
【0037】紡糸方法は特に制限はなく、従来の紡糸方
法を用いることができる。例えば、紡糸ノズルから紡糸
液を押し出す方法等が挙げられる。得られるファイバー
の長径、及び直径等は前記紡糸液の粘度、ノズル径ある
いは紡糸ノズルから紡糸液を押し出す速度等を調節する
ことによって任意に制御することができる。尚、紡糸液
から紡糸した加熱処理前のファイバーをゲルファイバー
と称する。
【0038】本発明では該ゲルファイバーを加熱処理す
ることにより酸化スズファイバーとする。この加熱処理
によって該ゲルファイバーは酸化されるばかりではな
く、機械的強度が付与される。
【0039】加熱処理後のファイバーの機械的強度を向
上させるためには、該ファイバー内に残存するアルコー
ル等の有機成分や水分を除去し、ゲルファイバーの酸化
に伴う適度な結晶粒成長を行うことが好ましい。本発明
における加熱処理の温度は特に限定されるものではない
が、上記観点から250〜1550℃の範囲で行うのが
好ましい。更に得られるファイバーの導電性を考慮する
と300〜1500℃の温度範囲で加熱処理するのが特
に好適である。
【0040】また、上記加熱処理は通常空気中で行われ
るが、特に導電性の高いファイバーを得ようとするとき
には、窒素、アルゴン等の不活性ガス雰囲気下あるいは
水素、アルゴンと水素の混合ガスなどの還元性雰囲気下
または真空中で加熱処理を行うのが好ましい。
【0041】更に、該加熱処理の前に、、ゲルファイバ
ー中に存在する水、アルコール等の揮発成分を、乾燥に
よって予め除去することが良好な酸化スズファイバーを
得るために望ましい。この場合、乾燥温度は得られるフ
ァイバーにクラックが発生することを防止するために、
できるだけ低い温度で行うことが好ましいが、乾燥に要
する時間を考慮すると乾燥温度は室温〜300℃の範囲
とすることが好ましい。
【0042】例えば、第V族化合物を含有する紡糸液を
用いて上記の方法で酸化スズファイバーを製造した場
合、該酸化スズファイバーの比抵抗値は、103〜10
-1Ωcmの値となる。
【0043】また、本発明によって得られる(導電性)
酸化スズファイバーは、結晶質、非晶質のいずれでも取
りうるが、導電性の観点からは結晶質の方が好ましい。
【0044】
【発明の効果】本発明の方法により、紡糸時の安定性が
飛躍的に向上し、その結果、工業的に安定した操業が可
能となり生産性も向上する。
【0045】
【実施例】本発明を以下実施例によって具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例によって限定されるもの
ではない。
【0046】実施例1 塩化第一スズ(SnCl2)10g(0.05モル)、
および平均分子量20万のポリエチレンオキシド0.0
6gをメタノール100ml(2.47モル)に溶解さ
せ均一で透明な溶液とした。この溶液を濃縮し、粘度が
80ポイズの紡糸液とした。この紡糸液を圧力を加えて
ノズルから押し出し、メタノールガス濃度が0.5vo
l%、残部が窒素ガスの雰囲気下でドラムに巻き取った
ところ、紡糸速度100m/minの速度で安定的に紡
糸することができた。またノズルの10個のホールすべ
てから紡糸することができた。得られたファイバーを大
気中室温で1日放置後、2℃/minの速度で120℃
まで昇温しその温度で30分間保持した。その後10℃
/minの速度で500℃まで昇温しその温度で30分
間保持して加熱処理を行った。得られたファイバーは平
均15μmの直径を有し、X線回折の結果、酸化スズで
あることが確認された。得られたファイバーの比抵抗は
8x104Ωcmであった。また、ファイバーの引っ張
り強度は平均11MPaであった。
【0047】実施例2 塩化第一スズ(SnCl2)10g(0.05モル)、
三塩化アンチモン(SbCl3)1g(0.004モ
ル)、および平均分子量20万のポリエチレンオキシド
0.06gをメタノール100ml(2.47モル)に
溶解させ均一で透明な溶液とした。この溶液を濃縮し、
粘度が80ポイズの紡糸液とした。この紡糸液を圧力を
加えてノズルから押し出し、メタノールガス濃度が0.
5vol%、残部が窒素ガスの雰囲気下でドラムに巻き
とったところ、紡糸速度100m/minの速度で安定
的に紡糸することができた。またノズルの10個のホー
ルすべてから紡糸することができた。得られたファイバ
ーを大気中室温で1日放置後、2℃/minの速度で1
20℃まで昇温しその温度で30分間保持した。その後
10℃/minの速度で500℃まで昇温しその温度で
30分間保持して加熱処理を行った。得られたファイバ
ーは平均15μmの直径を有し、蛍光X線分析により、
アンチモンが仕込組成通りファイバー中に存在している
ことが確認された。また、X線回折の結果、酸化スズの
ピークを有すること、アンチモンはその酸化物などのピ
ークはみられず酸化スズ中に固溶していることが確認さ
れた。得られたファイバーの比抵抗は8x10-1Ωcm
であった。また、ファイバーの引っ張り強度は平均6M
Paであった。
【0048】実施例3 塩化第一スズ(SnCl2)10g(0.05モル)、
および平均分子量20万のポリエチレンオキシド0.0
6gをメタノール100ml(2.47モル)に溶解さ
せ均一で透明な溶液とした。その後、テトラメトキシシ
ラン1.14g(0.0075モル)を添加溶解させ均
一な溶液を得た。この溶液を濃縮し、粘度が80ポイズ
の紡糸液とした。この紡糸液を圧力を加えてノズルから
押し出し、メタノールガス濃度が0.5vol%、残部
が窒素ガスの雰囲気下でドラムに巻きとったところ、紡
糸速度100m/minの速度で安定的に紡糸すること
ができた。またノズルの10個のホールすべてから紡糸
することができた。得られたファイバーを大気中室温で
1日放置後、2℃/minの速度で120℃まで昇温し
その温度で30分間保持した。その後10℃/minの
速度で500℃まで昇温しその温度で30分間保持して
加熱処理を行った。得られたファイバーは平均15μm
の直径を有し、蛍光X線分析により、シリカが仕込み組
成通りファイバー中に剤することが存在することが確認
された。また、X線回折の結果、酸化スズであることが
確認された。得られたファイバーの比抵抗は8x105
Ωcmであった。また、ファイバーの引っ張り強度は平
均40MPaであった。
【0049】実施例4 塩化第一スズ(SnCl2)10g(0.05モル)、
三塩化アンチモン(SbCl3)1g(0.004モ
ル)、および平均分子量20万のポリエチレンオキシド
0.06gをメタノール100ml(2.47モル)に
溶解させ均一で透明な溶液とした。その後、テトラメト
キシシラン1.14g(0.0075モル)を添加溶解
させ均一な溶液を得た。この溶液を濃縮し、粘度が20
0ポイズの紡糸液とした。この紡糸液を圧力を加えてノ
ズルから押し出し、メタノールガス濃度が3vol%、
残部が窒素ガスの雰囲気下でドラムに巻きとったとこ
ろ、紡糸速度60m/minの速度で安定的に紡糸する
ことができた。またノズルの10個のホールすべてから
紡糸することができた。得られたファイバーを大気中室
温で1日放置後、2℃/minの速度で120℃まで昇
温しその温度で30分間保持した。その後10℃/mi
nの速度で500℃まで昇温しその温度で30分間保持
して加熱処理を行った。得られたファイバーは平均15
μmの直径を有し、蛍光X線分析により、アンチモン、
シリカが仕込組成通りファイバー中に存在していること
が確認された。また、X線回折の結果、酸化スズのピー
クを有すること、アンチモンはその酸化物などのピーク
はみられず酸化スズ中に固溶していることが確認され
た。得られたファイバーの比抵抗は1Ωcmであった.
また、ファイバーの引っ張り強度は平均40MPaであ
った。
【0050】実施例5 塩化第一スズ(SnCl2)10g(0.05モル)、
三塩化アンチモン(SbCl3)1g(0.004モ
ル)、および平均分子量20万のポリエチレンオキシド
0.06gをメタノール100ml(2.47モル)に
溶解させ均一で透明な溶液とした。その後、テトラメト
キシシラン1.14g(0.0075モル)を添加溶解
させ均一な溶液を得た。この溶液を濃縮し、粘度が10
00ポイズの紡糸液とした。この紡糸液を圧力を加えて
ノズルから押し出し、メタノールガス濃度が8vol
%、残部が窒素ガスの雰囲気下でドラムに巻きとったと
ころ、紡糸速度30m/minの速度で安定的に紡糸す
ることができた。またノズルの10個のホールすべてか
ら紡糸することができた。得られたファイバーを大気中
室温で1日放置後、2℃/minの速度で120℃まで
昇温しその温度で30分間保持した。その後10℃/m
inの速度で500℃まで昇温しその温度で30分間保
持して加熱処理を行った。得られたファイバーは平均1
5μmの直径を有し、蛍光X線分析により、アンチモ
ン、シリカが仕込組成通りファイバー中に存在している
ことが確認された。また、X線回折の結果、酸化スズの
ピークを有すること、アンチモンはその酸化物などのピ
ークはみられず酸化スズ中に固溶していることが確認さ
れた。得られたファイバーの比抵抗は1Ωcmであっ
た.また、ファイバーの引っ張り強度は平均40MPa
であった。
【0051】実施例6 塩化第一スズ(SnCl2)10g(0.05モル)、
および平均分子量20万のポリエチレンオキシド0.0
6gをメタノール100ml(2.47モル)に溶解さ
せ均一で透明な溶液とした。この溶液を濃縮し、粘度が
50ポイズの紡糸液とした。この紡糸液を圧力を加えて
ノズルから押し出し、メタノールガス濃度が0.1vo
l%、残部が窒素ガスの雰囲気下でドラムに巻き取った
ところ、紡糸速度200m/minの速度で安定的に紡
糸することができた。またノズルの10個のホールすべ
てから紡糸することができた。得られたファイバーを大
気中室温で1日放置後、2℃/minの速度で120℃
まで昇温しその温度で30分間保持した。その後10℃
/minの速度で500℃まで昇温しその温度で30分
間保持して加熱処理を行った。得られたファイバーは平
均15μmの直径を有し、X線回折の結果、酸化スズで
あることが確認された。得られたファイバーの比抵抗は
8x104Ωcmであった。また、ファイバーの引っ張
り強度は平均11MPaであった。
【0052】実施例7 塩化第一スズ(SnCl2)10g(0.05モル)、
および平均分子量20万のポリエチレンオキシド0.0
6gをメタノール100ml(2.47モル)に溶解さ
せ均一で透明な溶液とした。この溶液を濃縮し、粘度が
2000ポイズの紡糸液とした。この紡糸液を圧力を加
えてノズルから押し出し、メタノールガス濃度が10v
ol%、残部が窒素ガスの雰囲気下でドラムに巻き取っ
たところ、紡糸速度30m/minの速度で安定的に紡
糸することができた。またノズルの10個のホールすべ
てから紡糸することができた。得られたファイバーを大
気中室温で1日放置後、2℃/minの速度で120℃
まで昇温しその温度で30分間保持した。その後10℃
/minの速度で500℃まで昇温しその温度で30分
間保持して加熱処理を行った。得られたファイバーは平
均15μmの直径を有し、X線回折の結果、酸化スズで
あることが確認された。得られたファイバーの比抵抗は
8x104Ωcmであった。また、ファイバーの引っ張
り強度は平均11MPaであった。
【0053】実施例8 紡糸時の雰囲気をエタノールガスにすること以外は、実
施例1と同様に行った。ノズルの10個のホールすべて
から安定して紡糸することができた。
【0054】実施例9 紡糸時の雰囲気をフェノールガスにすること以外は、実
施例1と同様に行った。ノズルの10個のホールすべて
から安定して紡糸することができた。
【0055】実施例10 紡糸時の雰囲気をアセトンガスにすること以外は、実施
例1と同様に行った。ノズルの10個のホールすべてか
ら安定して紡糸することができた。
【0056】実施例11 紡糸時の雰囲気を酢酸ガスにすること以外は、実施例1
と同様に行った。ノズルの10個のホールすべてから安
定して紡糸することができた。
【0057】実施例12 紡糸時の雰囲気を酢酸エチルガスにすること以外は、実
施例1と同様に行った。ノズルの10個のホールすべて
から安定して紡糸することができた。
【0058】実施例13 紡糸時の雰囲気をN,N−ジメチルホルムアミドガスに
すること以外は、実施例1と同様に行った。ノズルの1
0個のホールすべてから安定して紡糸することができ
た。
【0059】実施例14 テトラメトキシシランをSiCl4にすること以外は、
実施例4と同様に行った。得られたファイバーの比抵抗
は8x105Ωcmであった。また、ファイバーの引っ
張り強度は平均40MPaであった。
【0060】比較例1 メタノールガス濃度を15vol%にすること以外は、
実施例1と同様に行った。ノズルの10個のホールすべ
てから紡糸することはできず、また、落下途中で糸切れ
を起こした。
【0061】比較例2 メタノールガス濃度を0.01vol%にすること以外
は、実施例1と同様に行った。ノズルのホール出口で紡
糸液が乾燥固化し目づまりをおこし、ノズルの10個の
ホールすべてから安定して紡糸することはできなかっ
た。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン化スズ化合物、アルコールおよ
    びアルコール可溶性高分子化合物からなる粘度が50〜
    2000ポイズの紡糸液から、0.1〜10vol%の
    有機溶媒を含む雰囲気下でゲル状ファイバーを紡糸し、
    次いで加熱することを特徴とする酸化スズファイバーの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 ハロゲン化スズ化合物、アルコール、ア
    ルコール可溶性高分子化合物および周期律表第V族元素
    化合物からなる粘度が50〜2000ポイズの紡糸液か
    ら、0.1〜10vol%の有機溶媒を含む雰囲気下で
    ゲル状ファイバーを紡糸し、次いで加熱することを特徴
    とする酸化スズファイバーの製造方法。
  3. 【請求項3】 ハロゲン化スズ化合物、アルコール、ア
    ルコール可溶性高分子化合物、シリコンアルコキシドお
    よび/又はハロゲン化珪素からなる粘度が50〜200
    0ポイズの紡糸液から、0.1〜10vol%の有機溶
    媒を含む雰囲気下でゲル状ファイバーを紡糸し、次いで
    加熱することを特徴とする酸化スズファイバーの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 ハロゲン化スズ化合物、アルコール、ア
    ルコール可溶性高分子化合物、周期律表第V族元素化合
    物、シリコンアルコキシドおよび/又はハロゲン化珪素
    からなる粘度が50〜2000ポイズの紡糸液から、
    0.1〜10vol%の有機溶媒を含む雰囲気下でゲル
    状ファイバーを紡糸し、次いで加熱することを特徴とす
    る酸化スズファイバーの製造方法。
JP33308195A 1995-12-21 1995-12-21 酸化スズファイバーの製造方法 Pending JPH09170117A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33308195A JPH09170117A (ja) 1995-12-21 1995-12-21 酸化スズファイバーの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33308195A JPH09170117A (ja) 1995-12-21 1995-12-21 酸化スズファイバーの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09170117A true JPH09170117A (ja) 1997-06-30

Family

ID=18262065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33308195A Pending JPH09170117A (ja) 1995-12-21 1995-12-21 酸化スズファイバーの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09170117A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5330833A (en) Tin oxide fiber and a process for producing the same
JPH09170117A (ja) 酸化スズファイバーの製造方法
CN102056852A (zh) Grin透镜的制造方法
JP4655472B2 (ja) インジウム−スズ酸化物薄膜形成用塗布液
JP3259458B2 (ja) シリカアルミナ繊維の製造方法
JP3466277B2 (ja) 紡糸液および酸化スズファイバーの製造方法
JPH07316438A (ja) 紡糸液および酸化スズファイバーの製造方法
JP3504095B2 (ja) 酸化スズ前駆体溶液の製造方法
JP3466275B2 (ja) 紡糸液および酸化スズファイバーの製造方法
JP3532785B2 (ja) 導電性酸化スズファイバー
JP2845649B2 (ja) 紡糸液および導電性酸化スズファイバーの製造方法
JP3464330B2 (ja) 酸化スズファイバーの製造方法
JPH0826725A (ja) 酸化スズファイバーの製造方法および紡糸液
JP3078259B2 (ja) 複合酸化スズファイバー及び複合酸化スズ化合物製造用均一溶液
JP2680752B2 (ja) 紡糸液および酸化スズファイバーの製造方法
JP3471145B2 (ja) 酸化スズファイバー用紡糸液および酸化スズファイバーの製造方法
JP3504094B2 (ja) 酸化スズファイバーの製造方法
JP2895302B2 (ja) 紡糸液および酸化スズファイバーの製造方法
JP3504096B2 (ja) 酸化スズファイバー用紡糸液および酸化スズファイバーの製造方法
KR20040085078A (ko) 저융점 카복실산 주석염 및 이의 제조방법
JP3471146B2 (ja) 酸化スズ系ファイバー用紡糸液および酸化スズ系ファイバーの製造方法
JPH0881833A (ja) 酸化スズファイバーの製造方法
JPH0826724A (ja) 酸化スズファイバーの製造方法および紡糸液
JPH08109523A (ja) 酸化スズファイバーの製造方法
JPH08100326A (ja) 酸化スズファイバーの製造方法