JPH09169944A - 路面標示用水性塗料組成物 - Google Patents

路面標示用水性塗料組成物

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JPH09169944A
JPH09169944A JP7333199A JP33319995A JPH09169944A JP H09169944 A JPH09169944 A JP H09169944A JP 7333199 A JP7333199 A JP 7333199A JP 33319995 A JP33319995 A JP 33319995A JP H09169944 A JPH09169944 A JP H09169944A
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meth
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Hiroyuki Ohata
宏之 大畠
Hiroshi Saga
博 嵯峨
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 乾燥性、耐摩耗性、耐汚染性及び路面との接
着性等に優れた路面標示用水性塗料組成物の提供。 【解決手段】(1)平均分子量が15万以上であり、0〜
70℃のガラス転移温度を持ち、かつアルコキシシリル基
を有するアクリル系共重合体を含有し、固形分濃度が43
重量%以上であるアルコキシシリル基含有アクリル系エ
マルジョンがその固形分として 100重量部、(2)着色
顔料が60〜 200重量部、及び(3)充填剤が 100〜 400
重量部配合された路面標示用水性塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾燥性、耐摩耗
性、耐汚染性及び路面との接着性に優れた路面標示用水
性塗料組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の路面標示用塗料には、溶剤タイプ
及びホットメルトタイプの2種類が主として使用されて
おり、この内、溶剤タイプはケトン系、エステル系、脂
肪族系、芳香族系等の有機溶剤が使用されており、消防
法の危険物に該当するため、貯蔵及び取扱い上の管理が
大変であり、かつ環境面ではVOC規制の問題があり、
大気汚染上好ましくなく、溶剤を殆ど含まない非危険物
の路面標示用水性塗料が望まれている。また、ホットメ
ルトタイプは塗工現場において塗料を高温で溶融させな
ければならないので熱源が必要で、高温に対する安全対
策も必要であり、また、強い臭気を出すという問題もあ
る。
【0003】路面標示用水性塗料としては特開平6-2717
89号公報に提案されているものがあるが、塗料を構成す
るエマルジョン中のポリマーの分子量が10,000〜 100,0
00と低いため、乾燥性、耐摩耗性、耐汚染性、塗膜強度
及び路面との接着性が不充分という問題点がある。耐汚
染性向上のためには、高価な反応性オリゴマーを使用し
なければならないので、経済的に不利であると同時に、
オリゴマーの持つ反応性基の内、アクリロイル基は空気
中ではラジカル反応活性が低く、ジシクロペンテニル基
も金属酸化物の存在下で徐々にしか架橋反応が進行しな
いので、耐汚染性を発揮するには長時間を要するという
欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のような状況か
ら、本発明は、アルコキシシリル基含有アクリル系エマ
ルジョンに着目し、これを使用することにより乾燥性、
耐摩耗性、耐汚染性及び路面との接着性に優れ、施工が
容易な路面標示用塗料を提供しようとしてなされたもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記の課題
を解決するため鋭意検討の結果、この塗料のビヒクルに
アルコキシシリル基含有アクリル系エマルジョンを使用
すること、エマルジョン中のアクリル系共重合体の平均
分子量を15万以上とすること、ガラス転移温度を0〜70
℃とすること、エマルジョンの固形分濃度を43重量%以
上とすることにより、これらの課題が解決されることを
見出し、アルコキシシリル基含有アクリル系エマルジョ
ン、着色顔料、充填剤の種類、量について試験を行い本
発明に至った。
【0006】本発明の路面標示用水性塗料組成物は前記
の課題を解決したものであり、これは、(1)平均分子
量が15万以上であり、0〜70℃のガラス転移温度を持
ち、かつアルコキシシリル基を有するアクリル系共重合
体を含有し、固形分濃度が43重量%以上であるアルコキ
シシリル基含有アクリル系エマルジョンがその固形分と
して100重量部、(2)着色顔料が60〜 200重量部、及
び(3)充填剤が 100〜 400重量部配合された水性塗料
組成物である。
【0007】以下に本発明についてさらに詳しく説明す
る。本発明における(1)成分のアルコキシシリル基含
有アクリル系エマルジョンは本発明の路面標示用水性塗
料組成物のビヒクルを構成するものであり、(イ)炭素
数1〜18個のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル及び(ロ)アルコキシシリル基含有ラジ
カル重合性単量体さらには(ハ)必要に応じて使用され
るその他のラジカル重合可能な単量体を共重合させて得
られたエマルジョンが通常用いられる。
【0008】(イ)成分の(メタ)アクリル酸アルキル
エステルはアクリル系共重合体の骨格を形成させるため
の主成分となるラジカル重合性単量体であり、具体例と
して、アクリル酸又はメタクリル酸のメチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、オクチ
ル、2−エチルヘキシル、ラウリル又はステアリルエス
テルなどをあげることができ、これらの群から選ばれる
1種又は2種以上の単量体を使用することができる。
【0009】(ロ)成分のアルコキシシリル基含有ラジ
カル重合性単量体は、下記一般式で表されるものが通常
用いられる。
【化1】 (ここで、Xはラジカル重合性官能基、R1、R2は炭素数
1〜4のアルキル基、nは1〜3の整数を示す。)
【0010】具体的には、アクリル酸又はメタクリル酸
と有機シランとのエステルであるγ−(メタ)アクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン、γ−(メタ)アクリ
ロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−(メタ)
アクリロキシプロピルジメチルメトキシシラン、γ−
(メタ)アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、γ
−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルジメチルエトキ
シシラン;ビニルトリメトキシシラン、ビニルメチルジ
メトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルメ
チルジエトキシシラン;トリメトキシシリルスチレン、
ジメトキシメチルシリルスチレン、トリエトキシシリル
スチレン、ジエトキシメチルシリルスチレン等が例示さ
れる。これらの中では、(a)γ−(メタ)アクリロキ
シプロピルトリメトキシシランから選択されるシランな
らびに(b)γ−(メタ)アクリロキシプロピルメチル
ジメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピル
メチルジエトキシシラン及びγ−(メタ)アクリロキシ
プロピルトリエトキシシランから選択されるシランを、
(a)成分のシラン/(b)成分のシランの重量比が60
/40〜0/100となるように使用するのが特にエマルジ
ョンの保存安定性の点で好ましい。
【0011】これら(ロ)成分の単量体は、1種のみ又
は2種以上を組み合わせて用いることができるが、エマ
ルジョンの保存安定性と塗膜の特性からみて、その使用
量はラジカル重合性単量体全量の1〜20重量%とするの
が好ましい。(ロ)成分の量がラジカル重合性単量体全
量の1重量%未満では形成された塗膜の架橋密度が低
く、耐摩耗性、耐汚染性や路面との接着性が不十分であ
るし、また20重量%を超えると架橋密度が高すぎ、形成
された塗膜がもろくなり、さらにはエマルジョンの保存
安定性も損なわれる。
【0012】(ハ)成分のその他のラジカル重合性単量
体は、必要に応じてエマルジョンの安定性、塗料組成物
の安定性、塗装時の作業性、塗膜の諸物性の向上のため
に用いられるが、本発明の目的を損なわないため、
(ハ)成分はラジカル重合性単量体全量の20重量%以下
の使用量とする。このような単量体としては具体的に、
アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸等のカルボ
キシル基又はその無水物基含有単量体、アクリル酸又は
メタクリル酸のエステル、アミド及びその他の2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート等のヒドロキシル基含有単
量体、(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メ
タ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アク
リルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミ
ド、ダイアセトン(メタ)アクリルアミド等のアミド基
含有単量体、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト等のアミノ基含有単量体、メトキシエチル(メタ)ア
クリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート等の
アルコキシル基含有単量体、グリシジル(メタ)アクリ
レート、グリシジルアリルエーテル等のグリシジル基含
有単量体、ジビニルベンゼン、アリル(メタ)アクリレ
ート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチ
ロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ブタンジオ
ールのジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールのジ
(メタ)アクリレート等の1分子中にラジカル重合性不
飽和基を2個以上有する単量体、酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニル等のビニルエステル単量体、スチレン、ビニ
ルトルエン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル単量
体、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシアン
化ビニル単量体、塩化ビニル、臭化ビニル等のハロゲン
化ビニル単量体などが例示され、これらの中から1種又
は2種以上が用いられる。
【0013】(1)成分のアルコキシシリル基含有アク
リル系エマルジョンに導入されているアルコキシシリル
基は水中で徐々に加水分解してシラノール基を生成し、
水の蒸発とともにシラノール基同士の脱水縮合、あるい
はシラノール基とアルコキシシリル基の脱アルコール縮
合によりアクリル系共重合体の分子内又は分子間の架橋
反応が起り、塗膜の強度、耐水性、耐摩耗性向上に寄与
する。また、アルコキシシリル基あるいはシラノール基
は配合される無機微粉末との親和性が強く、着色顔料、
充填剤の分散を容易にし、高充填化による乾燥性の向上
がはかれるし、更にまた、路面のコンクリート等との接
着性を大巾に向上させる。
【0014】アクリル系共重合体に結合したアルコキシ
シリル基は、このように極めて有用である反面、エマル
ジョンあるいはこれを配合した塗料の貯蔵中にアルコキ
シシリル基の加水分解が進みすぎると、エマルジョンの
粒子中で既に共重合体分子内あるいは分子間架橋が起
り、最低造膜温度を上昇させて塗装後の水蒸発時に連続
塗膜を形成し得なくなったり、あるいは、さらにエマル
ジョンや配合塗料の粘度を著しく上昇せしめ、甚だしい
時はゲル化したりして配合や塗装が不能になる。いずれ
にせよ、実用的価値が失われるので貯蔵中の最低造膜温
度の上昇を防止することが望ましい。そのためには、前
述のような種類と量比、あるいはラジカル重合性単量体
全量中の割合で、(ロ)成分のアルコキシシリル基含有
ラジカル重合性単量体を使用することが好ましい。さら
に、後述するコア/シェル重合法や、エマルジョンのpH
の調整もこの目的に有効である。
【0015】(1)成分のアルコキシシリル基含有アク
リル系エマルジョン中のアクリル系共重合体のガラス転
移温度(以下Tgと略す)は造膜性、塗膜特性の点から0
〜70℃とされるが、好ましくは10〜50℃である。Tgが0
℃未満では塗膜が柔らかすぎて耐摩耗性、耐汚染性、塗
膜強度が劣り、70℃を超えると、通常の造膜助剤量の添
加では常温造膜が難しく、特に寒冷地では5〜10℃でも
造膜しなければならないため、過剰の造膜助剤の添加が
必要となり、塗料の粘度上昇を引きおこし、塗装機によ
る塗装が困難となり、更には塗膜の耐水性が低下する。
また、アクリル系共重合体の平均分子量(ポリスチレン
換算重量平均分子量)は15万以上とされるが、検討の結
果、意外にも15万以上という高い方がすべてに優れるこ
とが見出されたのである。平均分子量が15万未満では塗
膜強度、耐摩耗性、耐汚染性が劣り、良好な塗膜が得ら
れない。平均分子量15万以上は、ラジカル重合開始剤量
及び重合温度を調整すれば、通常、達成することができ
る。さらに、エマルジョンの固形分濃度は43重量%以上
とされる。43重量%未満では塗料中の不揮発分が相対的
に低くなり乾燥性が劣るので、43重量%以上が必要であ
る。
【0016】(1)成分のアルコキシシリル基含有アク
リル系エマルジョンは、通常の乳化重合法により製造で
きる。即ち、単量体を一括して重合させる一括重合法、
単量体単独又はイオン交換水、界面活性剤と共に乳化し
た単量体乳化液の追加重合法、コアとシェルの単量体組
成を変えたコア/シェル重合法、連続的に単量体組成を
変えて重合するパワー重合法等が例示される。エマルジ
ョンあるいは塗料の保管中のアルコキシシリル基の架橋
反応の進行を抑えるには、コア/シェル重合法も有用で
ある。即ちコア部にアルコキシシリル基含有ラジカル重
合性単量体を共重合させ、アルコキシシリル基を含まな
いシェル部でコア部を保護するか、又は反応性の高いト
リメトキシシリル基含有ラジカル重合性単量体をコア部
に共重合させ、反応性の低いジメトキシシリル基、トリ
エトキシシリル基、ジエトキシシリル基含有ラジカル重
合性単量体をシェル部に共重合させる方法もある。
【0017】乳化重合時に使用する界面活性剤として
は、アルキル又はアルキルアリル硫酸塩、アルキル又は
アルキルアリルスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク
酸塩等のアニオン性界面活性剤、アルキルトリメチルア
ンモニウムクロライド、アルキルベンジルアンモニウム
クロライド等のカチオン性界面活性剤、ポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレンカルボン酸エステ
ル等のノニオン性界面活性剤などが例示される。これら
の界面活性剤は1種のみ用いても2種以上を併用しても
よいが、その量が少なすぎると製造したエマルジョンに
凝塊物が多く発生するようになるし、得られる塗膜も良
好な物性を示さないようになる。また、多すぎる場合に
もエマルジョンの粒径が細かくなってエマルジョンの粘
度が上りすぎるし、塗膜の耐水性も悪くなってくる。従
って、界面活性剤の使用量は全単量体 100重量部に対し
0.5〜15重量部が好ましく、特には1〜7重量部が好ま
しい。
【0018】また、本発明で使用されるエマルジョンか
ら形成される塗膜の耐水性等の耐久性を著しく向上さ
せ、溶液タイプに近い性能を得るためには、重合時に界
面活性剤として反応性界面活性剤を使用するのが好まし
い。この反応性界面活性剤の例としては、特開昭54-144
317 、特開昭55-115419 、特開昭62-34947、特開昭58-2
03960 、特開平4-53802 、特開昭62-104802 、特開昭49
-40388、特開昭52-134658 、特公昭49-46291各号公報等
に記載されているアニオン性反応性界面活性剤、および
特開昭53-126093 、特開昭56-28208、特開平4-50204 、
特開昭62-104802、特開昭50-98484各号公報等に記載さ
れている非イオン性反応性界面活性剤、あるいは第4級
アンモニウム塩や第3級アミン塩の基とラジカル重合性
基とを含むカチオン性反応性界面活性剤などが挙げられ
る。
【0019】本発明で使用されるラジカル重合開始剤と
しては過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸
塩、過酸化水素水、t−ブチルハイドロパーオキシド、
アゾビスアミジノプロパンの塩酸塩等の水溶性タイプ、
ベンゾイルパーオキシド、キュメンハイドロパーオキシ
ド、ジブチルパーオキシド、ジイソプロピルパーオキシ
ジカーボネート、クミルパーオキシネオデカノエート、
クミルパーオキシオクトエート、アゾビスイソブチロニ
トリル等の油溶性タイプなどが例示される。さらに必要
に応じ、酸性亜硫酸ナトリウム、ロンガリット、L−ア
スコルビン酸等の還元剤を併用したレドックス系も使用
することができる。この重合開始剤の使用量は全単量体
100重量部に対して通常は 0.1〜10重量部とすればよい
が、好ましくは 0.5〜5重量部である。
【0020】本発明で使用されるアルコキシシリル基含
有アクリル系エマルジョンを製造するにあたって、アル
コキシシリル基の加水分解や縮合を抑えるため重合中の
pHを6.5〜7.5 にコントロールすることが好ましい。重
合は通常10〜90℃の温度で行われる。乳化重合の最後に
は、得られた共重合体の望ましくない架橋反応を防ぎ保
存安定性をさらに良好とするために、塩基性物質を添加
してエマルジョンのpHを7〜8に調整することが好まし
く、そのための添加物としてアンモニア、アミン類、ア
ルカノールアミン類、苛性アルカリ等が例示される。
【0021】(2)成分の着色顔料としては、白色顔料
である酸化チタン、黄色顔料である黄鉛その他、弁柄、
カーボンブラック、シアニンブルー、シアニングリーン
等が例示され、その使用量はエマルジョンの固形分 100
重量部に対して60〜 200重量部とされる。60重量部未満
では隠蔽力が不足し、 200重量部を超えると分散が困難
になり、塗料粘度が高くなってくるし、経済的にも不利
になる。
【0022】(3)成分の充填剤には、炭酸カルシウ
ム、炭酸バリウム、珪酸マグネシウム、珪酸カルシウ
ム、硫酸カルシウム、硅石粉、セライト、クレー、タル
ク、マイカ、アルミナ等が例示され、その使用量はエマ
ルジョンの固形分 100重量部に対して 100〜 400重量部
とされる。 100重量部未満では、塗料の不揮発分が低く
なり、乾燥性が劣り、 400重量部を超えると充填剤の分
散が困難になり、塗料の粘度が高くなりすぎ、流動性が
乏しくなって塗装機による塗装が困難となる。
【0023】本発明の塗料組成物には、更に必要に応じ
て分散剤、湿潤剤、可塑剤、消泡剤、造膜助剤、凍結防
止剤、増粘剤等適宜添加することができる。好ましい造
膜助剤としては、ブチルカルビトールアセテート、ブチ
ルカルビトール、ブチルセロソルブ、ブチルセロソルブ
アセテート、ベンジルアセテート、2,2,4−トリメ
チル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチレート等
が例示される。また、消泡効果のある湿潤剤としては、
アセチレンアルコール、アセチレングリコール及びそれ
らのエチレンオキサイド付加物等が例示される。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を例を
あげて説明するが、本発明は実施例に限定されるもので
はない。なお、例中の部及び配合と濃度に関する%はそ
れぞれ重量部と重量%を示す。また、得られた各エマル
ジョン及び塗料組成物についてその特性を下記の方法で
測定又は計算した。
【0025】(1)エマルジョンの特性 共重合体のガラス転移温度(Tg) 共重合体のTgを下記の Foxの式より算出した。 1/Tg=Σ(Wi/Tgi ) Tg:共重合体のガラス転移温度(°K) Tgi :単量体成分(i)の単独重合体のガラス転移温度
(°K) Wi:共重合体中の成分(i)の重量分率 平均分子量 GPCによりポリスチレン換算の重量平均分子量として
求めた。 固形分濃度 エマルジョンを 105℃×1時間乾燥した時の不揮発分を
固形分として計算した。 保存安定性 エマルジョンを50℃×30日間保存した後の造膜しうる最
低温度を理学工業社製の最低造膜温度測定機で測定し、
保存前のエマルジョンの最低造膜温度と比較した。上昇
温度の幅により下記の基準で表示した。 ◎:5℃以下、〇:5℃超〜10℃、△:10℃超〜20℃、
×:20℃超
【0026】(2)塗料組成物の特性 粘度 クレブストーマー粘度計で配合塗料の粘度(KU値)を
測定し、下記の基準で表示した。 ◎:70〜100 、〇: 100超〜130 、△:70未満、×: 1
30超 塗料の保存安定性 塗料を50℃×30日間保存した前後の粘度変化を測定し、
下記の基準で表示した。 〇:初期の粘度の10%以内、×:初期の粘度の10%を超
える
【0027】(3)塗膜の特性 不粘着乾燥性、耐摩耗性、隠蔽率及びガラスビーズ固
着性 標記特性をJIS K 5665に基づいて測定し、下記の基準で
表示した。 1)不粘着乾燥性 試験ロールのタイヤに塗料が付着したか否かを肉眼で観
察 ◎:10分後に付着なし、〇:10分後付着、15分後に付着
なし、×:15分後付着 2)耐摩耗性(100 回転換算の摩耗減量) ◎:200mg 以下、〇:200mg 超〜500mg 以下、×:500m
g 超 3)隠蔽率 〇:0.97以上、×:0.97未満 4)ガラスビーズ固着性 ◎:95%以上、〇:90%以上〜95%未満、×:90%未満
【0028】耐汚染性 配合塗料をガラス板上にアプリケーターを用いて塗膜厚
が 100±20μmになるように塗工し、20℃×65%RHで8
時間放置後、その塗膜上に園芸用赤玉土を付着させた試
験用ロールをころがし、塗膜の汚染状況を観察して下記
の基準で表示した。 ◎:汚染が殆どなし、〇:少し汚染した、×:かなり汚
染した 路面との接着性 JIS K 5410に規定するセメントモルタル板及びアスファ
ルトブロックに塗膜厚が 100±20μmになるように塗工
し、20℃×65%RHで24時間放置後、JISK 5400に準拠
し、すきま間隔5mm、ます目の数9ヶでゴバン目法によ
り塗膜の接着性試験を行ない下記の基準で表示した。 ◎:評価点数8以上、〇:評価点数6以上〜8未満、
△:評価点数4以上〜6未満、×:評価点数4未満 耐水性 配合塗料をガラス板上にアプリケーターを用いて塗膜厚
が 100±20μmになるように塗工し、20℃×65%RHで7
日間放置後、50℃の温水中に24時間浸漬し、表面状態を
観察した。 ◎:異常なし、〇:一部ブリスター発生、×:多数のブ
リスター発生
【0029】
【実施例】
実施例1 攪拌機、コンデンサー、温度計及び窒素ガス導入口を備
えた重合容器に、脱イオン水 100部及びpH緩衝剤として
炭酸ソーダ0.03部、ホウ酸 0.3部を仕込み、攪拌しなが
ら60℃に昇温させたのち窒素置換した。これにロンガリ
ット0.15部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムの1
%水溶液0.09部、硫酸第1鉄の1%水溶液0.03部を添加
すると同時に、メタクリル酸メチル65部、アクリル酸ブ
チル15部、スチレン10部、γ−アクリロキシプロピルメ
チルジメトキシシラン10部、ノニオン性界面活性剤ノイ
ゲンEA−170(第一工業製薬社製商品名) 3.2部、
アニオン性界面活性剤エマールO(花王社製商品名)
1.4部及びt−ブチルハイドロパーオキシド(純分69
%) 0.3部の混合液 104.9部を内温を60℃に保持しなが
ら3時間かけて攪拌下に均一に添加し、さらに60℃で1
時間反応させて重合を終了した。得られたエマルジョン
の固形分濃度は50.9%、pH 7.2であった。このエマルジ
ョン及び下記の標準配合例により塗料化した塗料及び塗
膜の特性は表1、表2に示すとおりであった。 (標準配合例)エマルジョンの固形分換算 100部と、酸
化チタン 100部、炭酸カルシウム 200部、30%ポリカル
ボン酸ナトリウム水溶液(分散剤)14部、シリコーン系
消泡剤4部をドライピグメンテーション法により塗料化
し、レットダウンでブチルカルビトールアセテート(造
膜助剤)20部、50%メタノール水(凍結防止剤)20部を
添加した。
【0030】実施例2 攪拌機、コンデンサー、温度計及び窒素ガス導入口を備
えた重合容器に、脱イオン水35部及びpH緩衝剤として炭
酸ソーダ0.03部、ホウ酸 0.3部を仕込み、攪拌しながら
30℃に昇温させたのち窒素置換した。これにL−アスコ
ルビン酸0.15部、硫酸第1鉄の1%水溶液0.03部を添加
すると同時に、メタクリル酸メチル53部、アクリル酸ブ
チル36部、アクリロニトリル5部、γ−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン2部、γ−メタクリロキシ
プロピルトリエトキシシラン2部、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート2部及びt−ブチルハイドロパーオキ
シド(純分69%) 0.3部の混合物を下記構造式で示され
る反応性界面活性剤アクアロンRN−20(第一工業製薬
社製商品名) 3.2部、アクアロンHS−10(第一工業製
薬社製商品名) 1.4部及び脱イオン水50部の溶液中に投
入し、そしてホモミキサーで乳化した 154.9部の乳化液
の中から 7.7部を重合容器に加えて重合反応させ、発熱
がおさまった後、残りの乳化液を器内温を30℃に保持し
ながら 2.5時間かけて攪拌下に均一に添加し、さらに30
℃で1時間反応させてエマルジョンを得た。このエマル
ジョンを10%アンモニア水でpH 7.0に中和した。
【化2】 上記で得られたエマルジョン及び標準配合例により塗料
化した塗料及び塗膜の特性は表1、表2に示すとおりで
あった。
【0031】実施例3 実施例1の脱イオン水 100部を 125部におきかえる以外
は実施例1と同様にして表1に示される単量体で重合を
行なった。得られたエマルジョン及びこれを標準配合例
により塗料化した塗料及び塗膜の特性は表1、表2に示
すとおりであった。 実施例4〜6 実施例1と同様にして表1に示される単量体で重合を行
なった。得られたエマルジョン及びこれを標準配合例に
より塗料化した塗料及び塗膜の特性は表1、表2に示す
とおりであった。
【0032】比較例1 攪拌機、コンデンサー、温度計及び窒素ガス導入口を備
えた重合容器に、脱イオン水 100部及びpH緩衝剤として
炭酸ソーダ0.03部、ホウ酸 0.3部を仕込み、攪拌しなが
ら60℃に昇温させたのち窒素置換した。器内温を80℃に
さらに昇温させたのち、これにロンガリット0.15部、エ
チレンジアミン四酢酸二ナトリウムの1%水溶液0.09
部、硫酸第1鉄の1%水溶液0.03部を添加すると同時
に、メタクリル酸メチル60部、アクリル酸ブチル36部、
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン2部、
γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン2部、
ノイゲンEA−170(前出) 3.2部、エマールO(前
出) 1.4部、t−ブチルハイドロパーオキシド(純分69
%) 0.3部及びドデシルメルカプタン 0.5部の混合液 1
05.4部を内温を80℃に保持しながら3時間かけて攪拌下
に均一に添加し、さらに80℃で1時間反応させて重合を
終了した。得られたエマルジョンの固形分濃度は50.2
%、pH 6.9であった。また、得られたエマルジョン及び
これを標準配合例により塗料化した塗料及び塗膜の特性
は表1、表2に示すとおりであった。
【0033】比較例2〜4 実施例1と同様にして表1に示される単量体で重合を行
なった。得られたエマルジョン及びこれを標準配合例に
より塗料化した塗料及び塗膜の特性は表1、表2に示す
とおりであった。特に比較例3は共重合体のガラス転移
温度が高すぎて、造膜助剤であるブチルカルビトールア
セテート10部では20℃において良好な塗膜を形成しえ
ず、標準配合例(ブチルカルビトールアセテート20部配
合)においては塗料の粘度がKU値130以上となり、作
業性の悪いものであった。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】比較例5 実施例1で得られたエマルジョンに脱イオン水を添加し
て固形分濃度40%に希釈した後、標準配合例に従って配
合した塗料から得た塗膜の不粘着乾燥性を評価したが、
判定は×であった。 比較例6〜9 実施例1のエマルジョンを使用して表3に示される配合
で得た塗料及びその塗膜の特性は表3に示すとおりであ
った。
【0037】
【表3】
【0038】
【発明の効果】本発明の路面標示用水性塗料組成物は、
乾燥性、耐摩耗性、耐汚染性及び路面との接着性に優
れ、かつ水性であるため安全性が高く、大気汚染の心配
がないため路面標示用として極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 143/04 PGL C09D 143/04 PGL

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)平均分子量が15万以上であり、0〜
    70℃のガラス転移温度を持ち、かつアルコキシシリル基
    を有するアクリル系共重合体を含有し、固形分濃度が43
    重量%以上であるアルコキシシリル基含有アクリル系エ
    マルジョンがその固形分として100重量部、(2)着色
    顔料が60〜 200重量部、及び(3)充填剤が 100〜 400
    重量部配合された路面標示用水性塗料組成物。
  2. 【請求項2】 アルコキシシリル基含有アクリル系エマ
    ルジョンが、アルコキシシリル基導入のため、(a)γ
    −(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシランか
    ら選択されるシランならびに(b)γ−(メタ)アクリ
    ロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−(メタ)
    アクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン及びγ−
    (メタ)アクリロキシプロピルトリエトキシシランから
    選択されるシラン〔ただし、(a)成分のシラン/
    (b)成分のシランの重量比が60/40〜0/100 であ
    る。〕を使用して乳化共重合させて得られたものである
    請求項1に記載の路面標示用水性塗料組成物。
  3. 【請求項3】 アルコキシシリル基含有アクリル系エマ
    ルジョンが、アルコキシシリル基導入のため、アルコキ
    シシリル基含有ラジカル重合性単量体をラジカル重合性
    単量体全量の1〜20重量%使用して乳化共重合させて得
    られたものである請求項1に記載の路面標示用水性塗料
    組成物。
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