JP2000053890A - 水性塗料組成物 - Google Patents
水性塗料組成物Info
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- JP2000053890A JP2000053890A JP10227813A JP22781398A JP2000053890A JP 2000053890 A JP2000053890 A JP 2000053890A JP 10227813 A JP10227813 A JP 10227813A JP 22781398 A JP22781398 A JP 22781398A JP 2000053890 A JP2000053890 A JP 2000053890A
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Abstract
度が高く、更に耐汚染性に優れた水性塗料組成物を提供
する。 【解決手段】 有機シリケート化合物(A)を有機水性
樹脂(B)とともに乳化することより得られる水性樹脂
分散体を必須成分とする水性塗料組成物であって、上記
有機シリケート化合物(A)は、下記一般式(1); 【化1】 で表されるものであり、上記有機水性樹脂(B)は、水
分散性又は水可溶性であり、かつ、官能基として、カル
ボキシル基、並びに、下記一般式(2); 【化2】 で表される基、水酸基、及び、下記一般式(3); 【化3】 で表される基からなる群より選択される少なくとも1種
を有するものである水性塗料組成物。
Description
れ、塗膜外観が良好でかつ硬度が高く、更に耐汚染性に
優れた水性塗料組成物に関する。
いにおける安全性の向上のために、有機溶剤型塗料から
水性塗料への転換が進められている。また、住宅やビル
等の外壁や屋外基材用の塗料に対しては、美観の保持、
メンテナンスの簡易化の観点から、大気中の汚染物質
(有機物、砂塵、鉄粉等)が付着しにくくかつ付着して
も洗浄除去がし易い性質(「耐汚染性」という)が求め
られるようになってきた。
ルキルシリケート化合物が配合された水性塗料組成物を
塗布することが提案されている。しかし、アルキルシリ
ケート化合物は、水性樹脂との相溶性が小さく、そのま
ま添加するとハジキ、濁り等外観を損なうことが多いう
えに、加水分解と縮合の進行を制御することが難しく、
ゲル化しやすいため、ポットライフの短い塗料となって
しまうという欠点があった。
染性に優れ、さらに貯蔵安定性、造膜性、硬化性にも優
れた水性塗料組成物として、特定構造のシリケート化合
物と、水溶性及び/又は水分散性樹脂と、水性媒体とか
らなるものが開示されている。この水性塗料組成物は、
これを塗膜とした場合に塗膜表面がシリケート化合物か
ら生じたシラノール基により親水化されて耐汚染性を発
現するものである。しかしながら、この技術において
は、本質的に塗料が2液型であるために、塗料としての
使用に制限があり、塗装作業性に劣るという欠点があっ
た。
ラス、メチルシリケート及びカルボキシル基含有エマル
ジョン樹脂からなる窯業系サイディングボード用水性下
地処理剤が開示されている。これは、メチルシリケート
の一部が水ガラスと縮合し、硬化反応が促進され皮膜中
に水酸化ナトリウムが固定化されることによって、耐水
性、耐アルカリ性及び上塗り塗料との密着性を向上させ
るものである。しかし、シリケートと有機樹脂との複合
が不充分であるために、耐水性に劣ることがあるうえ、
上塗り塗料として使用した場合は、光沢、平滑性、透明
性等において良好な外観が得られないという欠点があっ
た。
分解性シリル基及び酸基を併有する樹脂と、水酸基及び
/又は加水分解性シリル基を有するポリシロキサンとを
縮合反応させた後、水性化した水性樹脂が開示されてい
る。このものは、縮合後に水性化するため塗料の安定性
が高く、塗膜の耐久性にも優れたものであるが、この方
法では、耐汚染性に非常に効果の高い縮合型アルキルシ
リケートはゲル化を引き起こしやすく、使用が困難であ
った。
鑑み、貯蔵安定性に優れ、塗膜外観が良好でかつ硬度が
高く、更に耐汚染性に優れた水性塗料組成物を提供する
ことを目的とするものである。
ト化合物(A)を有機水性樹脂(B)とともに乳化する
ことより得られる水性樹脂分散体を必須成分とする水性
塗料組成物であって、上記有機シリケート化合物(A)
は、下記一般式(1);
よく、水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数
2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数6〜20のア
リール基、又は、炭素数7〜20のアラルキル基を表
し、R1 のうち、少なくとも1つはメチル基又はエチル
基である。nは、1〜50の整数を表す。〕で表される
ものであり、上記有機水性樹脂(B)は、水分散性又は
水可溶性であり、かつ、官能基として、カルボキシル
基、並びに、下記一般式(2);
異なって、水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭
素数2〜20のアルコキシアルキル基、炭素数6〜20
のアリール基、又は、炭素数7〜20のアラルキル基を
表し、R3 のうち、少なくとも1つはメチル基又はエチ
ル基である。m1は、1〜3の整数を表す。〕で表され
る基、水酸基、及び、下記一般式(3);
原子、炭素数1〜10のアルキル基、又は、炭素数2〜
10のアルコキシアルキル基を表す。R4 は、結合して
環を形成していてもよい。〕で表される基からなる群よ
り選択される少なくとも1種を有するものであることを
特徴とする水性塗料組成物である。以下、本発明を詳述
する。
ト化合物(A)を有機水性樹脂(B)とともに乳化する
ことより得られる水性樹脂分散体を必須成分とする。上
記有機シリケート化合物(A)は、上記一般式(1)で
表されるものである。
原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数2〜20の
アルコキシアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、
又は、炭素数7〜20のアラルキル基を表す。
直鎖状又は分岐状のものを挙げることができ、例えば、
メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基
等を挙げることができる。上記炭素数2〜20のアルコ
キシアルキル基としては、例えば、メトキシエチル基、
ブトキシエチル基等を挙げることができる。上記炭素数
6〜20のアリール基としては、例えば、フェニル基、
トルイル基、ナフチル基等を挙げることができる。上記
炭素数7〜20のアラルキル基としては、例えば、ベン
ジル基、1−フェニルエチル基、2−フェニルエチル基
等を挙げることができる。
が、R1 の鎖長が長くなると加水分解が起こりにくくな
り有機水性樹脂(B)との複合が不充分になって貯蔵安
定性に劣る場合があるので、R1 のうち少なくとも1つ
以上はメチル基又はエチル基である。上記nは、1〜5
0の整数を表す。50を超えると、有機水性樹脂(B)
との相溶性が低下したり、乳化時にゲル化しやすくなっ
たり、塗料の貯蔵安定性が劣ったりするので、上記範囲
に限定される。好ましくは、nは2〜30の整数であ
る。
ケート化合物(A)としては、例えば、下記一般式
(5);
した化合物だけではなく、下記一般式(6);
した化合物等を挙げることができる。
物(A)としては、テトラメトキシシラン、テトラエト
キシシラン等のnが1の有機シリケート、又は、nが2
以上のこれらの部分加水分解縮合物等を挙げることがで
き、例えば、メチルシリケート51(n=4〜6)、メ
チルシリケート56(n=8〜10)、エチルシリケー
ト40(n=5)等を例示することができる。好ましく
は、加水分解率が30%以上の縮合物であり、例えば、
nが5以上のメチルシリケート及びエチルシリケート、
並びに、メチルシリケート及びエチルシリケートの加水
分解−縮合により得られるシリカ分散体等を挙げること
ができる。
の加水分解縮合反応としては、公知の方法によって行う
ことができ、例えば、テトラメトキシシラン、テトラエ
トキシシラン等の有機シリケートに所定量の水を加え
て、酸触媒の存在下に、副生するアルコールを留去しな
がら、通常、室温程度〜200℃で反応させる方法等を
挙げることができる。上記加水分解率は、使用する水の
量により調節することができ、有機シリケートのすべて
の加水分解可能基であるアルコキシ基を加水分解縮合す
るのに必要な量の水、即ち、これらの基のモル数の1/
2のモル数の水に対する実際の添加量の百分率で表され
るものである。
水可溶性樹脂である。上記水分散性又は水可溶性樹脂と
しては特に限定されず、例えば、アクリル樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂等を挙げ
ることができる。なかでも、耐水性及び耐候性の観点か
ら、アクリル樹脂が好ましい。
て、カルボキシル基、及び、上記有機シリケート化合物
(A)と反応するか又は強く相互作用する基を有するも
のである。上記有機水性樹脂(B)として上記有機シリ
ケート化合物(A)と反応するか又は強く相互作用する
基を有するものを使用することによって、水性媒体中で
はゲル化しやすい有機シリケート化合物(A)を上記反
応するか又は強く相互作用する基を介して複合させ、安
定化させることができる。
150(mgKOH/g樹脂)を有することが好まし
い。酸価が10未満であると、上記有機水性樹脂(B)
が水分散性又は水可溶性とならないことがあり、150
を超えると、分散体とする場合に乳化が難しくゲル化す
る場合があるうえ、親水性が増加しすぎて塗膜の耐水性
が悪くなることがある。より好ましくは、酸価が30〜
80である。
シリケート化合物(A)と反応するか又は強く相互作用
する官能基としては、上記一般式(2)で表されるアル
コキシシリル基、水酸基、及び、上記一般式(3)で表
されるアミド基からなる群より選択される少なくとも1
種である。好ましくは、上記一般式(2)で表されるア
ルコキシシリル基及び水酸基であり、より好ましくは、
上記一般式(2)で表されるアルコキシシリル基であ
る。
リル基において、R2 及びR3 で表される置換基として
は、上記一般式(1)においてR1 として例示されたも
の等を挙げることができる。上記水酸基は、水酸基価と
して10〜150(mgKOH/g樹脂)含むことが好
ましい。
いて、R4 は、同一又は異なって、水素原子、炭素数1
〜10のアルキル基、又は、炭素数2〜10のアルコキ
シアルキル基を表す。上記炭素数1〜10のアルキル基
としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、i−プロピル基等を挙げることができる。上記炭素
数2〜10のアルコキシアルキル基としては、例えば、
メトキシメチル基、ブトキシメチル基等を挙げることが
できる。上記R4 は、結合して環を形成していてもよ
く、例えば、
(3)で表されるアミド基は、水素結合によりシラノー
ル基と相互作用すると考えられる。
は特に限定されず、例えば、50〜150℃程度の溶剤
中で不飽和モノマーと重合開始剤を2〜8時間反応させ
る溶液重合法等を挙げることができる。
(B)と上記有機シリケート化合物(A)とを後に乳化
することから、親水性をも有している両親媒性のものが
好ましく、イソプロピルアルコール、メトキシプロパノ
ール、エトキシプロパノール等のアルコール類がより好
ましい。
クリル酸、マレイン酸、イタコン酸等のカルボン酸類と
ともに、シラン類、(メタ)アクリル酸のヒドロキシア
ルキルエステル類及びアミド類からなる群より選択され
る少なくとも1種、並びに、所望により他の不飽和モノ
マーを含むものである。上記不飽和モノマーとして、カ
ルボン酸類とともに、シラン類、(メタ)アクリル酸の
ヒドロキシアルキルエステル類及びアミド類からなる群
より選択される少なくとも1種、並びに、所望により他
の不飽和モノマーからなるものを使用することによっ
て、カルボキシル基、並びに、上記一般式(2)で表さ
れる基、水酸基、及び、上記一般式(3)で表される基
からなる群より選択される少なくとも1種を官能基とし
て有する有機水性樹脂(B)を得ることができる。
クリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、ビニル
トリメトキシシラン等を挙げることができる。上記(メ
タ)アクリル酸のヒドロキシアルキルエステル類として
は、例えば、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシ
ブチル(メタ)アクリレート等を挙げることができる。
上記アミド類としては、例えば、(メタ)アクリルアミ
ド、N−メチロールアクリルアミド、N,N−ジメチル
アクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、ア
クリロイルモルホリン等を挙げることができる。
されず、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、
イソブチル(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メ
タ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、
2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル
(メタ)アクリレート等のアクリル酸又はメタクリル酸
のアルキルエステル類;スチレン、メチルスチレン、酢
酸ビニル等のビニル化合物;(メタ)アクリロニトリル
等のニトリル類等を挙げることができる。
不飽和モノマー100重量部のうち、カルボン酸類2〜
30重量部、シラン類、アクリル酸及び/又はメタクリ
ル酸のヒドロキシアルキルエステル類及びアミド類から
なる群より選択される少なくとも1種1〜40重量部、
他の不飽和モノマー50〜95重量部であることが好ま
しい。上記シラン類、アクリル酸及び/又はメタクリル
酸のヒドロキシアルキルエステル類及びアミド類からな
る群より選択される少なくとも1種が1重量部未満であ
ると、有機シリケート化合物(A)と反応するか又は強
く相互作用する官能基の量が少ないために、得られる水
性塗料組成物の貯蔵安定性に劣る場合があり、40重量
部を超えると逆に反応が進み過ぎてゲル化が起こる場合
がある。
例えば、ジメチル2,2′−アゾビス(2−メチルプロ
ピオネート)、2,2′−アゾビスイソブチロニトリル
等のアゾ化合物;t−ブチルパーオキシ(2−エチルヘ
キサノエート)、過酸化ベンゾイル等のパーオキサイド
類等を挙げることができる。
ケート化合物(A)を上記有機水性樹脂(B)とともに
乳化することより得られる水性樹脂分散体を必須成分と
するものである。上記有機シリケート化合物(A)は、
高疎水性で水性樹脂との相溶性が低く、水中では加水分
解及びそれに続く縮合のためゲル化しやすいが、本発明
においては、それを上記有機水性樹脂(B)と複合し、
エマルジョンとすることによって長期安定性が確保でき
る。
機水性樹脂(B)との配合割合としては、重量比で5:
95〜80:20が好ましい。上記有機シリケート化合
物(A)の割合が多すぎると、上記有機水性樹脂(B)
と充分に複合できないため安定性に劣る場合があり、少
なすぎると、得られる塗膜の耐汚染性が良好でない場合
がある。
は、例えば、上記有機シリケート化合物(A)、上記有
機水性樹脂(B)、中和剤、及び、必要により溶剤から
なる混合物を攪拌しながら、水を添加して乳化する転相
乳化法が、乳化時のゲル化防止及び乳化後の安定性確保
の上から好ましい。上記乳化時の温度は、室温で行うこ
とができるが、必要に応じて加熱、冷却を行ってもよ
い。
N,N−ジメチルエタノールアミン、アンモニア水等の
アミン類;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアル
カリ金属水酸化物;炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム
等のアルカリ金属塩等を挙げることができる。好ましく
はアミン類であり、より好ましくは、トリエチルアミ
ン、N,N−ジメチルエタノールアミン等の有機アミン
類である。上記中和剤の配合量としては、上記有機水性
樹脂(B)を中和するのに充分な量であれば特に限定さ
れないが、pH5〜11において乳化を行うことが好ま
しい。
く、例えば、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;
酢酸ブチル等のエステル類;テキサノール(イーストマ
ンケミカル社製)等のアルコール類等を挙げることがで
きる。上記有機シリケート化合物(A)は疎水性が高
く、上記有機水性樹脂(B)は親水性が高いことより、
上記有機シリケート化合物(A)の配合度が高い場合、
上記有機水性樹脂(B)と相溶しにくいので、上記疎水
性の溶剤を使用することによって、乳化を容易に行うこ
とを可能とするものである。上記疎水性の溶剤の使用量
としては、上記有機水性樹脂(B)と上記有機シリケー
ト化合物(A)との配合割合にもよるが、有機シリケー
ト化合物(A)に対して、5〜200重量%であること
が好ましい。上記添加する水の量としては、有機シリケ
ート化合物(A)と有機水性樹脂(B)の総量に対して
100〜2000重量%であることが好ましい。
まれる溶剤及び水を除去するための工程を加えてもよ
い。上記溶剤及び水の除去工程は、減圧下に、100℃
以下で実施することが好ましい。100℃を超えると、
ゲルや凝集物を形成する場合がある。
リケート化合物(A)とともに更に複合化させることが
できるものとして、下記一般式(4);
ル基又はアリール基を表す。R6 は、メチル基又はエチ
ル基を表す。m2は、1〜3の整数を表す。〕で表され
るアルコキシル基を有する有機ケイ素化合物、シラノー
ル基を有する無機ケイ素化合物、及び、シラノール基と
反応又は相互作用しうる官能基を有する水性樹脂を添加
することができる。
基を有する有機ケイ素化合物は、得られる塗膜の物性を
調整するために配合することができる。上記一般式
(4)において、R5 は、炭素数1〜10のアルキル基
又はアリール基を表し、アルキル基としてはメチル基、
エチル基を、アリール基としてはフェニル基等を挙げる
ことができる。
基を有する有機ケイ素化合物としては、例えば、ジアル
キルジアルコキシシラン、アルキルトリアルコキシシラ
ン、アリールトリアルコキシシラン等を挙げることがで
きる。好ましくは、メチルトリメトキシシラン、フェニ
ルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン等を
挙げることができる。
基を有する有機ケイ素化合物の添加時期としては、上記
有機シリケート化合物(A)の乳化前、乳化と同時、乳
化後のいずれの時期であってもよい。上記一般式(4)
で表されるアルコキシル基を有する有機ケイ素化合物の
配合量としては、有機シリケート化合物(A)に対し
て、0〜500重量%であることが好ましい。500重
量%を超えると、得られる塗膜の耐汚染性が低い場合が
ある。
物は、水によって加水分解を受け、これが上記有機水性
樹脂(B)と複合化すると考えられ、得られるエマルジ
ョンをより安定化することができる。上記シラノール基
を有する無機ケイ素化合物としては、例えば、コロイダ
ルシリカ;水ガラス等のアルカリシリケート等を挙げる
ことができる。
物の添加時期としては、エマルジョンの安定性の観点よ
り、上記有機シリケート化合物(A)の乳化と同時、又
は、乳化後のいずれかである。上記シラノール基を有す
る無機ケイ素化合物の配合量としては、有機シリケート
化合物(A)に対して、0〜500重量%であることが
好ましい。500重量%を超えると、造膜性が不良とな
ったり、塗膜の耐水性、耐アルカリ性等の物性が低下し
たりする場合がある。
る官能基を有する水性樹脂は、上記有機シリケート化合
物(A)を上記有機水性樹脂(B)とともに乳化させた
後に添加することができる。従って、このものは、水性
塗料中では他の成分と複合化しておらず、被塗物に塗装
され塗膜を形成したときに複合化するものである。
る官能基としては、アルコキシシリル基(−Si(O
R)m3;式中、Rは炭素数1〜10の有機基を表す。m
3は、1〜3の整数を表す。)、水酸基(−OH)、カ
ルボキシル基(−COOH)、アミド基(−CONH
2 、−CONHR、−CONR2 ;式中、Rは炭素数1
〜10の有機基を表す。)等を挙げることができる。好
ましくは、アルコキシシリル基及び水酸基である。
る官能基を有する水性樹脂の形態としては、水溶性又は
水分散性のいずれであってもよいが、好ましくは、エマ
ルジョン樹脂である。上記シラノール基と反応又は相互
作用しうる官能基を有する水性樹脂としては、上記有機
水性樹脂(B)と同じものであってもよいが、上記シラ
ノール基と反応又は相互作用しうる官能基を有する水性
樹脂は上記有機シリケート化合物(A)の乳化には関与
せず、乳化後に後添加されるものである。従って、酸価
及び水酸基価は特に限定されない。
る官能基を有する水性樹脂の添加時期としては、乳化後
であれば特に限定されず、例えば、水性樹脂分散体に含
まれる溶剤及び水を除去するための工程の前であっても
後であってもよい。
る官能基を有する水性樹脂の配合量としては、上記有機
シリケート化合物(A)と上記有機水性樹脂(B)とか
ら得られる水性樹脂分散体の固形分に対して、0〜50
0重量%であることが好ましい。500重量%を超える
と、塗膜の耐汚染性が不良となる場合がある。
顔料や有機顔料を加えて着色塗料組成物とすることもで
きる。また、レベリング剤、粘性制御剤、増粘剤、紫外
線吸収剤、酸化防止剤、防カビ剤等の従来公知の添加剤
を加えることができる。
塗り塗料として好適に使用することができる。上記屋外
物品としては、自動車、電車、自転車等の輸送機械、ス
レート板、珪カル板、メッキ鋼板、瓦等の外装建材、住
宅、ビル等の建築物等を挙げることができる。
塗装する方法としては、例えば、スプレー塗装し、0〜
200℃で1分〜10日間乾燥硬化させて、膜厚0.1
〜100μmの塗膜を形成することができる。本発明の
水性塗料組成物は、上記硬化温度が100℃以下の比較
的低温の熱風でも塗膜を形成することができる。
有機シリケート化合物(A)と水が接触すると、有機シ
リケート化合物(A)中のアルコキシルシリル基の一部
が加水分解を受けて生じるシラノール基(−SiOH)
が、上記有機水性樹脂(B)と反応したり強く相互作用
することによって、上記水性樹脂分散体の安定性を大き
く向上させるものである。上記乳化の工程において、上
記一般式(4)で表されるアルコキシル基を有する有機
ケイ素化合物、及び/又は、上記シラノール基を有する
無機ケイ素化合物を更に添加することによって、同時に
複合することができる。このようにして得られた水性塗
料組成物は、微粒子であり、上記の複合効果のために、
上塗り塗料に用いると外観が良好である。更に、複合化
されたシリケートによって、塗膜硬度及び塗膜の耐汚染
性を向上させることができる。
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
リル樹脂の製造 滴下漏斗、温度計、窒素導入管、還流冷却器及び攪拌機
を備えた5口セパラブルフラスコにイソプロピルアルコ
ール(IPA)320重量部を仕込み、窒素雰囲気のも
とで82℃に昇温した。表1に示したモノマーの各々の
混合液400重量部と、ジメチル2,2−アゾビス(2
−メチルプロピオネート)(V−601)10.8重量
部及びIPA40重量部からなる溶液とを滴下漏斗から
それぞれ2.5時間にわたり滴下した。滴下終了後、3
0分間攪拌してから、V−601を1.2重量部及びI
PA40重量部からなる溶液を30分間にわたり滴下
し、更に2時間反応を継続した。得られたアクリル樹脂
溶液は固形分50%で、平均分子量(Mn/Mw)は9
000/24000であった。
HMAはメタクリル酸シクロヘキシル、2EHAはアク
リル酸2−エチルヘキシル、3MPTMSは3−メタク
リロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、2HEA
は2−ヒドロキシエチルアクリレートを表す。
造 滴下漏斗、温度計、窒素導入管、還流冷却器及び攪拌機
を備えた5口セパラブルフラスコにイオン交換水80重
量部を仕込み、窒素雰囲気のもとで83℃に昇温した。
アントックスMS−60(日本乳化剤社製)8.8重量
部とアクアロンRN−50(第一工業製薬社製)12.
4重量部をイオン交換水240重量部に溶解させた界面
活性剤水溶液中にスチレン40重量部、MMA80重量
部、アクリル酸ブチル86.4重量部、メタクリル酸イ
ソブチル129.6重量部及び2HEA64重量部から
なるモノマー混合液を乳化させたプレエマルジョン液
と、4,4′−アゾビス(4−シアノ吉草酸)4重量部
をN,N−ジメチルエタノールアミン2重量部で中和し
イオン交換水100重量部に溶解させた重合開始剤水溶
液とを、同時に滴下を始め、前者は180分間、後者は
200分間にわたって均等に滴下した。滴下終了後、更
に120分間反応を継続した。冷却後、400メッシュ
の金網で濾過し、平均粒子径250nm、樹脂固形分5
0%のエマルジョン樹脂を得た。
製造 ステンレスビーカーに製造例1で得られたアクリル酸樹
脂ワニスを80重量部とり、N,N−ジメチルエタノー
ルアミン(DMEA)2.1重量部で中和した。次に、
トルエン10重量部とメチルシリケートMS−51(三
菱化学社製;平均縮合度5、有効成分100%)を10
重量部を加え、充分に混合させた。この混合物をホモミ
キサーで攪拌しながらイオン交換水100重量部を添加
し転相させ、次いでスノーテックスC(日産化学社製;
水性コロイダルシリカ;固形分20%)を100重量部
と脱イオン水100重量部を順に加えてエマルジョンを
得た。1日静置した後、フラスコに移し、減圧加熱下に
脱溶剤を行った。
あり、粒子径140nmであった。エマルジョンの粒子
径は、大塚電子社製ELS−800型を用い、動的光散
乱法にて測定した。このエマルジョンの乳化直後の状態
を、○を乳化安定性良好、△を乳化安定性やや不良、×
を乳化安定性不良として評価した。更に、エマルジョン
を40℃で1ヶ月間貯蔵後の状態を評価し、○を異状な
し、その他の場合はその状態を具体的に記載した。結果
を表2に示した。
方法で得られたエマルジョンを乾燥膜厚が約30μmと
なるようバーコーターを用いて塗布し、80℃で30分
間乾燥させた。1週間放置したのち、下記評価方法に従
って塗膜を評価した。それらの結果を表3に示した。
のを×として評価した。
との塗膜の状態を判定した。◎を良好、○をやや良好、
△をやや不良、×を不良として判定した。
差ΔEを測定して汚染度の評価を行った。ΔE3.5を
基準とし、3.5以下のものを良好、3.5を超えるも
のを不良として判定した。
ジョンを合成し、同様の評価を実施した。なお、表2
中、乳化方法Aは転相乳化、Bは水分散化樹脂中に乳化
する方法を表し、ソルベッソ150はエクソン化学社製
の芳香族炭化水素系溶剤、MS56は三菱化学社製「メ
チルシリケートMS56」(平均縮合度10、有効成分
100%)、ES40はコルコート社製「エチルシリケ
ート40」(平均縮合度5、有効成分100%)、MS
51SG1は三菱化学社製「MS51SG1」(上記M
S51を更に縮合させて得られるシリカ分散体;有効成
分44%;分散媒キシレン)を表す。
水を加えて樹脂を水溶化し、攪拌しながらMS−56を
加えた。しかし、乳化後、すぐにゲル化し、樹脂の評価
は実施できなかった。
以外は、実施例2と同じ配合及び方法でエマルジョンを
作成した。このエマルジョンは、貯蔵安定性試験中に沈
降物を発生したため塗膜の評価には至らなかった。
以外は、実施例5と同じ配合及び方法でエマルジョンを
作成した。このエマルジョンは、貯蔵安定性試験中にゲ
ル化したため塗膜の評価には至らなかった。
後、攪拌しながら脱イオン水を加えてエマルジョンを得
た。乳化の状態は良好で貯蔵安定性にも優れていた。こ
れを実施例1に記載の方法で塗膜の評価を行った。結果
を表3に示した。
ール(イーストマンケミカル社製;高沸点アルコール)
5重量部を添加し、一夜放置した後、実施例1に記載の
方法で塗膜の評価を行った。結果を表3に示した。
ノーテックスCを100重量部加えた混合液に、実施例
1に記載の方法で塗膜の評価を行った。結果を表3に示
した。
攪拌しながら、ES−40を10重量部添加して乳化さ
せ、すぐに実施例1記載の方法で塗膜の作成を行った。
結果を表3に示した。
よりなるので、貯蔵安定性に優れており、塗膜外観が良
好でかつ硬度が高く、更に耐汚染性に優れた塗膜を得る
ことができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 有機シリケート化合物(A)を有機水性
樹脂(B)とともに乳化することより得られる水性樹脂
分散体を必須成分とする水性塗料組成物であって、前記
有機シリケート化合物(A)は、下記一般式(1); 【化1】 〔式中、R1 は、必ずしも同一でなくてもよく、水素原
子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数2〜20のア
ルコキシアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、又
は、炭素数7〜20のアラルキル基を表し、R1 のう
ち、少なくとも1つはメチル基又はエチル基である。n
は、1〜50の整数を表す。〕で表されるものであり、
前記有機水性樹脂(B)は、水分散性又は水可溶性であ
り、かつ、官能基として、カルボキシル基、並びに、下
記一般式(2); 【化2】 〔式中、R2 、R3 は、おのおの同一又は異なって、水
素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数2〜20
のアルコキシアルキル基、炭素数6〜20のアリール
基、又は、炭素数7〜20のアラルキル基を表し、R3
のうち、少なくとも1つはメチル基又はエチル基であ
る。m1は、1〜3の整数を表す。〕で表される基、水
酸基、及び、下記一般式(3); 【化3】 〔式中、R4 は、同一又は異なって、水素原子、炭素数
1〜10のアルキル基、又は、炭素数2〜10のアルコ
キシアルキル基を表す。R4 は、結合して環を形成して
いてもよい。〕で表される基からなる群より選択される
少なくとも1種を有するものであることを特徴とする水
性塗料組成物。 - 【請求項2】 有機水性樹脂(B)の主鎖は、アクリル
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、又は、エ
ポキシ樹脂である請求項1記載の水性塗料組成物。 - 【請求項3】 更に、下記一般式(4); 【化4】 〔式中、R5 は、炭素数1〜10のアルキル基又はアリ
ール基を表す。R6 は、メチル基又はエチル基を表す。
m2は、1〜3の整数を表す。〕で表されるアルコキシ
ル基を有する有機ケイ素化合物を含有してなる請求項1
又は2記載の水性塗料組成物。
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