JP3050848B2 - 有機無機複合樹脂水性エマルジョンの製造方法 - Google Patents

有機無機複合樹脂水性エマルジョンの製造方法

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JP3050848B2
JP3050848B2 JP10154425A JP15442598A JP3050848B2 JP 3050848 B2 JP3050848 B2 JP 3050848B2 JP 10154425 A JP10154425 A JP 10154425A JP 15442598 A JP15442598 A JP 15442598A JP 3050848 B2 JP3050848 B2 JP 3050848B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属キレート化合
物及びキレート化剤を使用することなく有機無機複合樹
脂水性エマルジョンを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オルガノシラン及び/又はその部分加水
分解縮合物とシリル基含有ビニル系樹脂を加水分解縮合
反応させて得られる有機無機複合樹脂を結合剤とする塗
膜は、耐候性、耐汚染性等に優れ、またオルガノポリシ
ロキサン系無機樹脂を結合剤とする塗膜のようにクラッ
クが生じにくく、それ故前述の有機無機複合樹脂を結合
剤とするコーティング組成物が注目されるようになって
きている。
【0003】ところで、従来、オルガノシラン及び/又
はその部分加水分解縮合物とシリル基含有ビニル系樹脂
を加水分解縮合反応させるために、通常Zr、Ti又は
Al系金属キレート化合物を使用している。しかしなが
ら、金属キレート化合物を使用して得られた有機無機複
合樹脂を結合剤とするコーティング組成物は、貯蔵安定
性を良くするためにアセチルアセトン、アセト酢酸エチ
ル等のキレート化剤を併用しているため、保管する容器
として鉄製等の金属容器を使用した場合、キレート化剤
が金属容器とキレート化し、金属容器を腐食する傾向が
あり、そのため金属容器を使用することが出来ない問題
点があった。また、金属製塗装機の腐食も懸念されてい
るのが実状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の課題を背景になされたもので、金属キレート
化合物及びキレート化剤を使用することなく有機無機複
合樹脂の水性エマルジョンを製造する方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、(i)
(a)一般式(1) R1 nSi(OR24-n〔式中、R
1は炭素数1〜8の有機基、R2は炭素数1〜5のアルキ
ル基、nは1又は2である〕で示されるオルガノシラ
ン、その部分加水分解縮合物の一方又は両方の100重
量部と、(b)加水分解性シリル基又は水酸基と結合し
たケイ素原子を有するシリル基をもち、かつ酸価が20
〜150mgKOH/gのシリル基含有ビニル系樹脂の
5〜200重量部からなる混合物を、混合物中の加水分
解性官能基の45〜80%が反応するように加水分解縮
合反応させる工程、次いで(ii)工程(i)で得られ
た反応物と未反応で残る前記(a)成分及び(b)成分
との合計量100重量部に対し、一般式(2) B(O
33〔式中、R 3は炭素数1〜4の有機基である〕で
示されるトリアルコキシボランを0.001〜3重量部
加え、加水分解縮合反応させる工程、(iii)工程
(ii)で得られた反応物溶液に、中和剤及び水を加
え、乳化する工程、更に必要に応じて、(iiii)工
程(iii)で得られた乳化液中の生成したアルコール
分を減圧下で除去する工程、とからなる有機無機複合樹
脂水性エマルジョンの製造方法を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】 以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。
【0007】まず、有機無機複合樹脂水性エマルジョン
を製造するために使用する各成分について説明する。
【0008】<(a)成分>(a)成分は、一般式
(1) R1 nSi(OR24-n〔式中、R1は炭素数1
〜8の有機基、R2は炭素数1〜5のアルキル基、nは
1又は2である〕で示されるオルガノシラン及び/又は
その部分加水分解縮合物である。
【0009】前記一般式中のR1は炭素数1〜8の有機
基であり、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル
基、i−プロピル基等のアルキル基、そのほかγ−クロ
ロプロピル基、ビニル基、3,3,3−トリフロロプロ
ピル基、γ−グリシドキシプロピル基、γ−メタクリル
オキシプロピル基、γ−メルカプトプロピル基、フェニ
ル基、3,4−エポキシシクロヘキシルエチル基、γ−
アミノプロピル基等が挙げられる。
【0010】また、一般式中のR2は、炭素数1〜5の
アルキル基であり、例えばメチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、s−ブチル
基、t−ブチル基、i−ブチル基等が挙げられる。
【0011】これらのオルガノシランの具体例として
は、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシ
ラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシ
シラン、n−プロピルトリメトキシシラン、n−プロピ
ルトリエトキシシラン、i−プロピルトリメトキシシラ
ン、i−プロピルトリエトキシシラン、γ−クロロプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリエト
キシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエ
トキシシラン、3,3,3−トリフロロプロピルトリメ
トキシシラン、3,3,3−トリフロロプロピルトリエ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラ
ン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−メタクリルオキシプロピルトリエトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−
メルカプトプロピルトリエトキシシラン、フェニルトリ
メトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、γ−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン、3,4−エポキシシ
クロヘキシルエチルトリメトキシシラン、3,4−エポ
キシシクロヘキシルエチルトリエトキシシラン、ジメチ
ルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジエ
チルジメトキシシラン、ジエチルジエトキシシラン、ジ
フェニルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラ
ン、ジメトキシメチルフェニルシラン、ジメチルジプロ
ポキシシラン等が挙げられるが、好ましくは、メチルト
リメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジメチ
ルジメトキシシランである。これらオルガノシランは、
1種単独で使用することも、2種以上混合して使用する
こともできる。
【0012】(a)成分は、以上説明したオルガノシラ
ンの部分加水分解縮合物であってもよい。縮合物のポリ
スチレン換算重量平均分子量は300〜5000、好ま
しくは500〜3000が適当であり、このような分子
量の縮合物を使用することにより貯蔵安定性を悪化させ
ることなく、密着性のよい塗膜が得られる。またオルガ
ノシランの部分加水分解縮合物は、ケイ素原子に結合し
た−OH基や−OR2基を1個以上、好ましくは3〜3
0個有するものが適当である。
【0013】このような縮合物の具体例としては、市販
品として東レ・ダウコーニング社製のSH6018、S
R2402、DC3037、DC3074、信越化学工
業社製のKR−211、KR−212、KR−213、
KR−214、KR−216、KR−218、東芝シリ
コーン社製のTSR−145、TSR−160、TSR
−165、YR−3187等が挙げられる。
【0014】本発明において、(a)成分は前述の一般
式のn値が1のオルガノシラン及び/又はその部分加水
分解縮合物(a−1)とn値が2のオルガノシラン及び
/又はその部分加水分解縮合物(a−2)との重量比が
(50:50〜100:0)、好ましくは(60:40
〜95:5)の混合物が、結合剤を製造する際安定に重
合し、また耐クラック性のよい塗膜が得られるので望ま
しい。
【0015】<(b)成分>(b)成分は、末端あるい
は側鎖に加水分解性シリル基又は水酸基と結合したケイ
素原子を有するシリル基を樹脂1分子中に少なくとも1
個、好ましくは2個以上有し、かつ酸価が20〜150
mgKOH/gで、分子量が約1000〜50000の
ビニル系樹脂である。
【0016】前記シリル基は、一般式(3)−SiXP
(R3(3-P)〔式中、Xはアルコキシ、アシロキシ、ハ
ロゲン、ケトキシメート、アミノ、酸アミド、アミドオ
キシ、メルカプト、アルケニルオキシ、フェノキシ等の
加水分解性基又は水酸基;R 3は水素又は炭素数1〜1
0のアルキル基、アリール基、アラルキル基等の1価の
炭化水素基;Pは1〜3の整数である〕で示されるもの
である。
【0017】シリル基含有ビニル系樹脂は、一般式
(4)
【0018】
【化1】 〔式中、X、R3、Pは上記と同じ〕で示されるヒドロ
シラン化合物と炭素−炭素二重結合を有するビニル系樹
脂を常法に従って、反応させることにより製造される。
【0019】なお前記ヒドロシラン化合物としては、メ
チルジクロロシラン、メチルジエトキシシラン、メチル
ジアセトキシシラン、メチルジアミノキシシラン等が代
表的なものとして挙げられる。ヒドロシラン化合物の使
用量は、ビニル系樹脂中に含まれる炭素−炭素二重結合
に対し、0.5〜2倍モルが適当である。
【0020】前記ビニル系樹脂は、(メタ)アクリル
酸、イタコン酸、フマル酸等のカルボン酸又は無水マレ
イン酸等の酸無水物を必須ビニル系モノマーとして含有
し、更に(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル
酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリ
ル酸2−エチルヘキシル、シクロヘキシル(メタ)アク
リル酸等の(メタ)アクリル酸エステル;グリシジル
(メタ)アクリレート等のエポキシ化合物;アクリロニ
トリル、スチレン、α−メチルスチレン、酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル等からなる群から選ばれるビニル系
モノマーの共重合体であるが、共重合体製造時に、(メ
タ)アクリル酸アリルやジアリルフタレート等をラジカ
ル共重合させることにより、ビニル系樹脂中にヒドロシ
リル化反応のための炭素−炭素二重結合の導入が可能で
ある。
【0021】なお、前述のカルボン酸又は酸無水物は、
共重合体の構成モノマー中に得られるビニル系樹脂の酸
価が20〜150mgKOH/g、好ましくは50〜1
20mgKOH/gとなる様に含有させる必要がある。
酸価が前記範囲より小さいと得られる水性エマルジョン
の貯蔵安定性が悪くなり、逆に大きいと得られる塗膜の
耐水性が悪くなるので、いずれも好ましくない。
【0022】また、その他製造方法として前述のカルボ
ン酸又は酸無水物を含むビニル系モノマー及び2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシビニルエ
−テル等の水酸基含有モノマーとγ−(メタ)アクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン、γ−(メタ)アクリ
ロキシプロピルトリエトキシシラン、β−(メタ)アク
リロキシエチルトリメトキシシラン、β−(メタ)アク
リロキシエチルトリエトキシシラン、γ−(メタ)アク
リロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−(メ
タ)アクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ
−(メタ)アクリロキシプロピルメチルジプロポキシシ
ラン、γ−(メタ)アクリロキシブチルフェニルジメト
キシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピルジメチ
ルメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピル
ジエチルメトキシシラン等のシリル基含有ビニル化合物
とをラジカル重合させる方法もある。
【0023】次に、第1の発明の有機無機複合樹脂水性
エマルジョンの製造方法について説明する。まず、工程
(i)では、前述の(a)成分と(b)成分を水及び触
媒の存在下で加水分解及び縮合反応させる。(a)成分
と(b)成分の混合割合は、前者100重量部に対し、
後者は5〜200重量部、好ましくは10〜150重量
部が適当である。なお、後者が前記範囲より少ないと得
られる塗膜の外観や耐クラック性、耐凍害性、耐アルカ
リ性等が悪くなり、また得られるコーティング組成物の
貯蔵安定性が悪くなり、逆に多過ぎると得られる塗膜の
耐候性等が悪くなるので好ましくない。
【0024】水の量は、工程(i)で、(a)成分と
(b)成分の混合物中の加水分解性官能基の45〜80
%、好ましくは50〜70%が加水分解及び縮合反応す
る様に加水分解性官能基1当量に対し、0.4〜0.9
当量、好ましくは0.5〜0.8当量となる量が適当で
ある。
【0025】また触媒としては、硝酸、塩酸等の無機や
酢酸、ギ酸、プロピオン酸等の有機酸等を挙げることが
できる。触媒の量は、コーティング組成物のpHが3〜
6になるような量が適当である。加水分解縮合反応は、
水及び触媒存在下で(a)成分と(b)成分を混合して
40〜80℃、好ましくは45〜65℃で2〜5時間反
応させる方法が好適であるがこの方法に限定されるもの
ではない。
【0026】工程(i)の加水分解及び縮合反応は、反
応速度の関係で(a)成分の反応が主として起り、
(b)成分あるいは、(a)成分と(b)成分間の反応
(縮合反応によるグラフト化反応)は遅い。なお前述の
通り、工程(i)において、加水分解及び縮合反応を、
(a)成分と(b)成分の混合物中の加水分解性官能基
の45〜80%とするのは、生成物の貯蔵安定性が良
く、透明性の高い膜形成が可能であるためであり、45
%未満では透明性が悪い膜を形成するため外観が悪くな
り、80%超えると生成物の貯蔵安定性が悪くなるので
好ましくない。
【0027】工程(i)に続いて、工程(ii)では、
更に水及び一般式(2) B(OR 33〔式中、R
3は、炭素数1〜4の有機基である〕で示されるトリア
ルコキシボランを加え、加水分解及び縮合反応させる。
水の量は、工程(i)において加水分解縮合反応させた
後の残存する加水分解性官能基1当量に対し1当量以
上、好ましくは1.2〜2当量が適当である。
【0028】前述の一般式(2)で示されるトリアルコ
キシボランとしては、トリメトキシボラン、トリエトキ
シボラン、トリプロポキシボラン、トリブトキシボラン
等を挙げることができる。トリアルコキシボランは、
(a)成分と(b)成分間の縮合反応を促進し、塗膜の
外観や耐候性、耐汚染性、耐熱水性等を向上させるため
に使用する。
【0029】そのためトリアルコキシボランの量は、工
程(i)で得られた反応物と未反応で残る前記(a)成
分及び(b)成分との合計量100重量部に対し、0.
001〜3重量部、好ましくは0.005〜1重量部が
適当である。トリアルコキシボランが前記範囲より少な
いと縮合反応が不十分となり、前述の向上効果が得られ
ず、逆に多過ぎると反応安定性が悪くなるので好ましく
ない。
【0030】工程(ii)における加水分解縮合反応
は、工程(i)と同様40〜80℃、好ましくは45〜
65℃で2〜5時間反応させるのが適当である。工程
(ii)で得られた加水分解縮合反応物は、生成したア
ルコール分又は、それと必要に応じて加えた後述する有
機溶媒により溶液状態となっている。
【0031】工程(ii)に続いて、工程(iii)で
は、工程(ii)で得られた反応物である有機無機複合
樹脂の溶液に中和剤を加え、均一に分散させ、中和した
後、水を加えるか、もしくは中和剤と水とを同時に加
え、撹拌することにより強制乳化させ、エマルジョン化
させる。
【0032】中和剤の量は、安定なるエマルジョンが得
られる様に、有機無機複合樹脂中の酸基の50〜100
%、好ましくは70〜100%を中和する量が適当であ
る。なお、中和剤としては、トリエチルアミン、トリエ
タノールアミン、ジメチルエタノールアミン、モノエタ
ノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N、N
−ジメチルエタノールアミン、モルホリン等が代表的な
ものとして挙げられる。また、水の量は、塗装作業性等
を考慮して任意に決定されるが、通常コーティング組成
物の固形分が10〜50重量%になる程度の量が適当で
ある。
【0033】なお、この様にして得られた有機無機複合
樹脂水性エマルジョンには、前述の加水分解縮合反応に
よりアルコール分が生成し、これがエマルジョン中に残
る。そのためエマルジョンをそのままコーティング組成
物として使用すると、揮発性有機成分(VOC)が多く
なるので、常法に従ってアルコ−ル分を減圧下で除去し
てもよい。
【0034】次にコーティング組成物について説明す
る。コーティング組成物は、前述の有機無機複合樹脂を
結合剤とし、そのエマルジョンに更に必要に応じてコー
ティング組成物の貯蔵安定性や塗装作業性を良くするた
めの有機溶媒及び充填剤、染料更には硬化促進剤、増粘
剤、顔料分散剤等の各種添加剤等を配合したものから構
成される。
【0035】前記有機溶媒としては、メタノール、エタ
ノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類、
エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリ
コールモノブチルエーテル等のアルコールエーテル類、
アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類等の親水性
有機溶媒やそれとトルエン、キシレン、酢酸エチル、酢
酸ブチル等の疎水性の各種塗料用有機溶媒との混合有機
溶媒が使用可能である。なお、これら有機溶媒は前述の
工程(i)、工程(ii)において、反応が均質に生じ
る様に溶媒として配合することも可能である。
【0036】前記充填剤としては、タルク、炭酸バリウ
ム、炭酸カルシウム、ベントナイト、酸化チタン、カー
ボンブラック、ベンガラ、リトポン等の各種塗料用体質
顔料や着色顔料が使用可能である。
【0037】前記硬化促進剤としては、オクチル酸ス
ズ、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズジマレー
ト、トリブチルスズラウレート等の有機スズ化合物やエ
チレンジアミン、ジエチレントリアミン、ピペリジン、
フェニレンジアミン、トリエチルアミン等のアミン化合
物等が代表的なものとして挙げられるが、特に有機スズ
化合物が有効である。
【0038】コーティング組成物は、被塗物表面に刷
毛、スプレー、ロール、ディッピング等の塗装手段によ
り塗装し、常温もしくは300℃以下の温度で焼付ける
ことにより硬化塗膜を形成することが可能である。な
お、被塗物としては、舞機窯業基材、ステンレス、アル
ミニウム等の各種金属基材、ガラス基材、プラスチック
基材、紙基材等の各種被塗物に適用可能である。
【0039】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。なお、実施例中「部」、「%」は、特に断らない
限り重量基準で示す。
【0040】〈シリル基含有ビニル系樹脂溶液(イ)の
調製〉還流冷却器、撹拌機を備えた反応器に、エチレン
グリコールモノブチルエーテル100部を加え撹拌しな
がら100℃に加温した。次にイソブチルメタクリレー
ト50部、2−エチルヘキシルメタクリレート31.5
部、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン1
0部、アクリル酸8.5部とt−ブチルペロキシ2−エ
チルヘキサノエ−ト2.5部の混合溶液を、100℃で
3時間かけて滴下し、その後105℃に昇温し2時間維
持し反応を終了させた。
【0041】得られたシリル基含有ビニル系樹脂溶液
(イ)は、固形分濃度50%であり、樹脂の酸価は65
mgKOH/g、数平均分子量は10000であり、ポ
リマ−1分子あたり平均約7個のシリル基を有してい
た。
【0042】〈シリル基含有ビニル系樹脂溶液(ロ)の
調製〉還流冷却器、撹拌機を備えた反応器に、エチレン
グリコールモノブチルエーテル100部を加え、撹拌し
ながら100℃に加温した。次に、イソブチルメタクリ
レート50部、2−エチルへキシルメタクリレート3
1.5部、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシ
ラン8.5部、アクリル酸10.5部とt−ブチルペロ
キシ2−エチルヘキサノエート2.5部の混合溶液を、
100℃で3時間かけて滴下し、その後105℃に昇温
し2時間維持し反応を終了させた。
【0043】得られたシリル基含有ビニル系樹脂溶液
(ロ)は、固形分濃度50%であり、樹脂の酸価は80
mgKOH/g、数平均分子量は10000であり、ポ
リマ−1分子あたり平均6個のシリル基を有していた。
【0044】(実施例1)還流冷却器、撹拌機を備えた
反応器に、(a)メチルトリメトキシシランの部分加水
分解縮合物(東レ・ダウコーニング(株)製のSR24
02;固形分100%)23部、メチルトリメトキシシ
ラン8部、ジメチルジメトキシシラン1.7部と、
(b)シリル基含有ビニル系樹脂溶液(イ)16部とイ
ソプロパノール10部を加え、混合した後、イオン交換
水3.0部と1規定塩酸をpHが4になる様に加え、6
0℃で3時間反応させた。
【0045】得られた反応物は、加水分解性官能基の6
0%が加水分解縮合反応していた(ガスクロマト法によ
り測定)、次いで、トリエトキシボラン0.3部とイオ
ン交換水2.5部を加え、60℃で3時間反応させた。
次いで、N,N−ジメチルエタノールアミン0.4部と
水37部を加え、50℃で1時間撹拌したのち、冷却
し、固形分濃度35%の有機無機複合樹脂水性エマルジ
ョンを得た。
【0046】(実施例2)還流冷却器、撹拌機を備えた
反応器に、(a)メチルトリメトキシシランの部分加水
分解縮合物(東レ・ダウコーニング(株)製のSR24
02)23部、メチルトリメトキシシラン8部、ジメチ
ルジメトキシシラン1.7部と、(b)シリル基含有ビ
ニル系樹脂溶液(ロ)25部とイソプロパノール10部
を加え、混合した後、イオン交換水3.0部と1規定塩
酸をpHが4になる様に加え、60℃で3時間反応させ
た。
【0047】得られた反応物は、加水分解性官能基の6
0%が加水分解縮合反応していた。次いで、トリエトキ
シボラン0.1部とイオン交換水2.5部を加え、60
℃で3時間反応させた。次いでN,N−ジメチルエタノ
ールアミン0.7部と水40部を加え、50℃で1時間
撹拌したのち、冷却し、固形分濃度35%の有機無機複
合樹脂水性エマルジョンを得た。
【0048】(実施例3)還流冷却器、撹拌機を備えた
反応器に、(a)メチルトリメトキシシランの部分加水
分解縮合物(東レ・ダウコーニング(株)製のSR24
02)17.5部、メチルトリメトキシシラン11部
と、(b)シリル基含有ビニル系樹脂溶液(ロ)13.
5部とイソプロパノール5部を加え、混合した後、イオ
ン交換水2.6部と1規定塩酸をpHが4となる様に加
え、60℃で3時間反応させた。
【0049】得られた反応物は、加水分解性官能基の6
0%が加水分解縮合反応していた。次いで、トリエトキ
シボラン0.2部とイオン交換水2.0部を加え、60
℃で3時間反応させた。次いで、N,N−ジメチルエタ
ノールアミン0.4部と水40を加え、50℃で1時間
撹拌したのち、冷却し、固形分濃度35%の有機無機複
合樹脂水性エマルジョンを得た。
【0050】(実施例4)還流冷却器、撹拌機を備えた
反応器に、(a)メチルトリメトキシシラン30部、ジ
メチルジメトキシシラン10部と、(b)シリル基含有
ビニル系樹脂溶液(イ)16部とイソプロパノール5部
を加え混合した後、イオン交換水5.2部と1規定塩酸
をpHが4となる様に加え60℃で3時間反応させた。
【0051】得られた反応物は、加水分解性官能基の4
5%が加水分解縮合反応していた。次いで、トリエトキ
シボラン0.2部とイオン交換水5.0部を加え、60
℃で3時間反応させた。次いで、エチレングリコールモ
ノブチルエーテル5部とN,N−ジメチルエタノールア
ミン0.4部と水40を加え、50℃で1時間撹拌した
のち、減圧下60℃で反応により生成したメタノールを
除去し、固形分濃度34%の有機無機複合樹脂水性エマ
ルジョンを得た。
【0052】(比較例1)還流冷却器、撹拌機を備えた
反応器に、(a)メチルトリメトキシシランの部分加水
分解縮合物(東レ・ダウコーニング(株)製のSR24
02)23部、メチルトリメトキシシラン8部、ジメチ
ルジメトキシシラン1.7部と、(b)シリル基含有ビ
ニル系樹脂溶液(イ)16部とイソプロパノール10部
を加え、混合した後、イオン交換水1.0部と1規定塩
酸をpHが4になる様に加え、60℃で3時間反応させ
た。
【0053】得られた反応物は、加水分解性官能基の1
5%が加水分解縮合反応していた。次いで、トリエトキ
シボラン0.3部とイオン交換水2.5部を加え、60
℃で3時間反応させた。次いで、N,N−ジメチルエタ
ノールアミン0.4部と水37部を加え、50℃で1時
間撹拌したのち冷却し、固形分濃度32%の有機無機複
合樹脂水性エマルジョンを得た。
【0054】(比較例2)還流冷却器、撹拌機を備えた
反応器に、(a)メチルトリメトキシシランの部分加水
分解縮合物(東レ・ダウコーニング(株)製のSR24
02)23部、メチルトリメトキシシラン8部、ジメチ
ルジメトキシシラン1.7部と、(b)シリル基含有ビ
ニル系樹脂溶液(イ)16部とイソプロパノール10部
を加え、混合した後、イオン交換水3.0部と1規定塩
酸pHが4になる様に加え、60℃で3時間反応させ
た。
【0055】得られた反応物は、加水分解性官能基の6
0%が加水分解縮合反応していた。次いで、ジイソプロ
ピルアルミニウムエチルアセトアセテート0.3部とイ
オン交換水2.5部を加え、60℃で3時間反応させ
た。次いで、アセチルアセトン5部とN,N−ジメチル
エタノールアミン0.4部と水32部を加え、50℃で
1時間撹拌したのち、冷却し、固形分濃度35%の有機
無機複合樹脂水性エマルジョンを得た。
【0056】(比較例3)還流冷却器、撹拌機を備えた
反応器に、(a)メチルトリメトキシシラン30部、ジ
メチルジメトキシシラン10部と、(b)シリル基含有
ビニル系樹脂溶液(鐘淵化学工業(株)製、カネカゼム
ラック;酸価0、固形分50%)16部とイソプロパノ
ール16部を加え混合した後、イオン交換水5.4部と
1規定塩酸をpHが4になる様に加え、60℃で3時間
反応させた。
【0057】得られた反応物は、加水分解性官能基の5
0%が加水分解縮合反応していた。次いで、トリエトキ
シボラン0.2部とイオン交換水5.0部を加え、60
℃で3時間反応させた。次いで、エチレングリコールモ
ノブチルエーテル5部とイオン交換水40部を加え、5
0℃で1時間撹拌したのち、減圧下60℃で反応により
生成したメタノールを除去し、固形分濃度32%の有機
無機複合樹脂水性エマルジョンを得た。水性エマルジョ
ンは、樹脂分が分離沈殿して、コーティング剤用として
不適であった。
【0058】実施例1〜4及び比較例1〜2で得られた
有機無機複合樹脂水性エマルジョン100部にジブチル
チンジラウレートの水分散物(固形分10%)を5部加
えたコーティング組成物につき、腐食性及び得られる塗
膜の外観、硬度、耐熱水性、耐汚染性、耐候性、耐溶剤
性、耐アルカリ性の各試験をし、その結果を表1に示し
た。
【0059】なお、試験方法は、次の方法に従って行な
った。
【0060】〈腐食性試験〉コーティング組成物を鉄製
容器に1週間放置後の組成物の色を観察した。
【0061】〈塗膜性能試験〉素材として石膏スラグパ
ーライト板(厚さ12mm)を用い、その表面にポリイ
ソシアネートプレポリマー溶液シーラー「Vセラン#1
00シーラー」(大日本塗料株式会社製商品名)(酢酸
ブチル:キシレン=1:1の溶液で100%希釈)を塗
着量が90〜100g/m2(wet重量)となる様に
吹付塗装した。これを100℃で5分間乾燥した。
【0062】次いで、ベース塗料としてアクリルシリコ
ーン樹脂系塗料「Vセラン#500エナメル」(大日本
塗料株式会社製商品名)(酢酸ブチル:キシレン=1:
1の溶液で40%希釈)を塗着量が80〜90g/m2
(wet重量)となる様に吹付塗装した。これを120
℃で15分間乾燥した。次いで、前述の各コーティング
組成物100重量部にジブチルスズジラウレート3部を
添加した塗料を塗着量が130±10g/m2(wet
重量)となる様に吹付塗装した。これを120℃で15
分間乾燥した後、室温で3日間乾燥した。
【0063】外観:塗膜外観を目視で判定した。 硬度:JIS K 5400により測定した鉛筆硬度 耐熱水性:テストピースを60℃の水道水中に7日間浸
漬して塗膜外観の異常を目視で判定した。 ○ ・・・ 変化なし △ ・・・ 光沢低下、白化等の軽微な変化あり × ・・・ 光沢低下、白化等の変化大 耐汚染性:赤、黒マジックインキの24時間後の除染性 ◎ ・・・ 完全除去 ○ ・・・ 極く軽微な汚染 △ ・・・ 汚染 × ・・・ 汚染著しい 耐候性:サンシャインウェザーオーメーター3000時
間 ○ ・・・ 塗膜外観に変化はない、光沢保持率95%
以上 △ ・・・ 塗膜外観変化が軽微にある、光沢保持率8
0〜94% × ・・・ 塗膜変化が著しい、光沢保持率80%未満 耐溶剤性:キシレンでぬらした布により往復50回のラ
ビングテストを実施し塗膜表面を目視評価した。 ○ ・・・ 変化なし △ ・・・ 塗膜表面白濁 × ・・・ 塗膜表面部分的に溶解 耐アルカリ性:飽和消石灰アルカリ水溶液に各塗板を4
00℃で1週間浸漬後、塗膜表面を目視評価した。 ○ ・・・ 変化なし △ ・・・ 膜表面若干白濁 × ・・・ 塗膜表面白濁
【0064】表1より明らかの通り、本発明の実施例1
〜4の有機無機複合樹脂水性エマルジョンを使用したコ
ーティング組成物は、鉄製容器を腐食させず、また優れ
た塗膜性能を有していた。一方、工程(i)で加水分解
縮合反応率の少ない比較例1の有機無機複合樹脂水性エ
マルジョンを使用したコーティング組成物は、透明性が
なく、耐熱水性、耐アルカリ性、耐溶剤性が悪かった。
また金属キレート化合物を使用した比較例2は、鉄製容
器に保管したところ組成物が赤色化し、容器を腐食させ
た赤錆であることが判明した。
【0065】
【表1】
【0066】
【発明の効果】本発明は、金属キレート化合物及びキレ
ート化剤を使用することなく、有機無機複合樹脂水性エ
マルジョンを製造でき、エマルジョンを使用したコーテ
ィング組成物は、金属容器に保管しても容器を腐食させ
ることなく、また得られる塗膜は、耐候性、耐汚染性、
耐溶剤性、耐熱水性等に優れている。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 83/10 C08G 77/442 C08K 5/55

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)(a)一般式(1) R1 nSi
    (OR24-n〔式中、R1は炭素数1〜8の有機基、R2
    は炭素数1〜5のアルキル基、nは1又は2である〕で
    示されるオルガノシラン、その部分加水分解縮合物の一
    方又は両方の100重量部と(b)加水分解性シリル基
    又は水酸基と結合したケイ素原子を有するシリル基を持
    ち、かつ酸価が20〜150mgKOH/gのシリル基
    含有ビニル系樹脂の5〜200重量部からなる混合物
    を、該混合物中の加水分解性官能基の45〜80%が反
    応するように加水分解縮合反応させる工程、次いで (ii)工程(i)で得られた反応物と未反応で残る前
    記(a)成分及び(b)成分との合計量100重量部に
    対し、一般式(2) B(OR33〔式中、R3は炭素
    数1〜4の有機基である〕で示されるトリアルコキシボ
    ランを0.001〜3重量部加え、加水分解縮合反応さ
    せる工程、 (iii)工程(ii)で得られた反応物溶液に、中和
    剤及び水を加え、乳化する工程、 とからなる有機無機複合樹脂水性エマルジョンの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 (i)(a)一般式(1) R1 nSi
    (OR24-n〔式中、R1は炭素数1〜8の有機基、R2
    は炭素数1〜5のアルキル基、nは1又は2である〕で
    示されるオルガノシラン、その部分加水分解縮合物の一
    方又は両方の100重量部と(b)加水分解性シリル基
    又は水酸基と結合したケイ素原子を有するシリル基をも
    ち、かつ酸価が20〜150mgKOH/gのシリル基
    含有ビニル系樹脂の5〜200重量部からなる混合物
    を、該混合物中の加水分解性官能基の45〜80%が反
    応するように加水分解縮合反応させる工程、次いで (ii)工程(i)で得られた反応物と未反応で残る前
    記(a)成分及び(b)成分との合計量100重量部に
    対し、一般式(2) B(OR33〔式中、R3は炭素
    数1〜4の有機基である〕で示されるトリアルコキシボ
    ランを0.001〜3重量部加え、加水分解縮合反応さ
    せる工程、 (iii)工程(ii)で得られた反応物溶液に、中和
    剤及び水を加え、乳化する工程、 (iiii)工程(iii)で得られた乳化液中の生成
    したアルコール分を減圧下で除去する工程、 とからなる有機無機複合樹脂水性エマルジョンの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記工程(i)で(a)成分と(b)成
    分の混合物中の加水分解性官能基の45〜80%が加水
    分解及び縮合反応するように、加水分解性官能基1当量
    に対し0.4〜0.9当量の水を存在させる請求項1又
    は請求項2に記載の有機無機複合樹脂水性エマルジョン
    の製造方法。
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