JPH091694A - 空気入りタイヤのサイドウォールのライン形成方法 - Google Patents

空気入りタイヤのサイドウォールのライン形成方法

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JPH091694A
JPH091694A JP7154434A JP15443495A JPH091694A JP H091694 A JPH091694 A JP H091694A JP 7154434 A JP7154434 A JP 7154434A JP 15443495 A JP15443495 A JP 15443495A JP H091694 A JPH091694 A JP H091694A
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JP
Japan
Prior art keywords
rubber layer
lines
pneumatic tire
rubber
sidewall
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Pending
Application number
JP7154434A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Nakagawa
雅夫 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
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Publication of JPH091694A publication Critical patent/JPH091694A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイヤのサイドウォールに複数の白ラインを
効率よくかつ高品質に形成する。 【構成】 ライン18の形成される前の空気入りタイヤ
10のサイドウォール12は、ライン18の形成される
べき部分に異色ゴム層16Bが配置されており、異色ゴ
ム層16Bの表面全体が黒色の薄肉ゴム層17で覆われ
ている。ライン18の形成は、空気入りタイヤ10を所
定のホイールに装填し、薄肉ゴム層17に回転するトイ
シ車22の突起22Bを接触させる。そして、空気入り
タイヤ10を所定の速度で回転させると複数本のライン
18が同時に形成される。複数本のライン18を一度に
形成できるので効率が良い。研削によりライン18を形
成するので、幅の一定した鮮明な細いライン18を効率
良く形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気入りタイヤのサイ
ドウォールのライン形成方法に係り、特に、サイドウォ
ールに複数本のラインを効率良く形成することのできる
空気入りタイヤのサイドウォールのライン形成方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】外観向上の為、サイドウォールにリボン
状の白ラインを形成した空気入りタイヤがある。
【0003】この種のタイヤの製造方法としては、先ず
サイドウォールを形成する未加硫の黒ゴムの所定部分を
径方向に分割し、その間に未加硫の白ゴムを配置し、こ
の白ゴムの表面に未加硫の黒ゴムカバーテープを配して
生タイヤを製造する。この生タイヤを所定のモールドで
加硫した後、図5(A)に示すように、円筒状(円板
状)のトイシ車100を軸回りに回転させ、これをタイ
ヤ102のサイドウォール104に押し当てタイヤ10
2を回転させ、図5(B)に示すように黒ゴムカバーテ
ープ106を研削し、白ゴム108を露出させることに
より1本の白ライン110を形成している。
【0004】この場合、白ライン110は溝状となる
が、図6(A)に示すように白ゴム108の一部を所定
寸法突出させておき、図6(B)に示すように突出部分
を研削するようにすれば、白ライン110をほぼフラッ
トにすることができる。
【0005】しかし、この方法で複数本の白ラインを形
成しようとすると、1本ずつ研削することになるため、
白ラインの本数増加に伴って加工時間が増加し、製造コ
ストが上昇してしまうという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記問題を解決する方
法として、図7(A)及び図8(A)に示すように、白
ゴム108に、タイヤ周方向に延びる複数の突起112
を形成し、図7(B)及び図8(B)に示すように突起
112の先端部分をトイシ車100で研削して複数本の
白ライン110を形成することが考えられる。
【0007】しかしながら、生タイヤをモールドで加硫
する際、黒ゴムカバーテープ106のゴム流動性から、
突起112の寸度に制約があり、また突起112部分の
凹凸が急激であると、黒ゴムカバーテープ106の加硫
時にゴムの流動が不均一となり、黒ゴムカバーテープ1
06のゲージtがばらつき、ひいては、白ライン110
の外観不良(幅Tが一定にならなかったり、途切れたり
する)を発生させたり、極端な場合には、仕上げ前に黒
ゴムカバーテープ106に剥離や破れが発生する等して
製造状不良となってしまう。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、複数の白ライ
ンを効率よくかつ高品質に形成することのできる空気入
りタイヤのサイドウォールのライン形成方法を提供する
ことが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、空気入りタイ
ヤのサイドウォールに、本体ゴムとは異なる色の複数本
のラインを形成する空気入りタイヤのサイドウォールの
ライン形成方法であって、サイドウォールに設けられ本
体ゴムとは異なる色の異色ゴム層と、異色ゴム層の表面
に設けられ本体ゴムと同色の薄肉ゴム層と、を備えた空
気入りタイヤを形成し、この空気入りタイヤの薄肉ゴム
層にゴム除去用の突起を軸方向に複数列設けた回転除去
手段を当接させ、薄肉ゴム層の一部を除去して異色ゴム
層を露出させ、これによって複数本のラインを形成する
ことを特徴としている。
【0010】
【作用】先ず、サイドウォールに設けられ本体ゴムとは
異なる色の異色ゴム層と、前記異色ゴム層の表面に設け
られ前記本体ゴムと同色の薄肉ゴム層と、を備えた空気
入りタイヤを形成する。なお、異色ゴム層は、ラインを
形成する部分にのみ設ければ良い。
【0011】次に、空気入りタイヤの薄肉ゴム層に回転
除去手段の突起部分を当接させ、薄肉ゴム層の一部を除
去すると、薄肉ゴム層の除去された部分に異色ゴム層が
露出する。
【0012】このとき、回転除去手段の軸方向をタイヤ
の径方向に対して平行に設け、空気入りタイヤを回転さ
せれば、サイドウォールには、突起の数分の異色のライ
ンが周方向に沿って形成される。
【0013】本発明では、少なくともタイヤを1回転さ
せれば、突起の数分の異色のラインを同時に形成するこ
とができる。
【0014】なお、回転除去手段の突起部分により薄肉
ゴム層を除去するので、異色ゴム層の表面は、実質的に
滑らかな面で良く、薄肉ゴム層も凹凸の無い滑らかな表
面とすることができる。このため、モールドの内面を滑
らかにし、タイヤを加硫する際に薄肉ゴム層に異常な流
動が生じず、均一な厚さで加硫される。したがって、薄
肉ゴム層のゲージの不均一により、加硫後に薄肉ゴム層
が異色ゴム層から剥がれるようなこともない。
【0015】なお、空気入りタイヤを固定して回転除去
手段をタイヤ周方向に沿って移動させても良い。なお、
回転除去手段をタイヤ径方向に沿って移動させても良
く、この場合には、タイヤ径方向に沿って複数本のライ
ンを一度に形成することができる。
【0016】また、回転除去手段としては、円筒状部材
の外周部分に環状の研削部材(又は研磨部材)を複数列
設けたものであっても良い。なお、全体が研削部材(研
磨部材)で形成されていても良い。
【0017】また、回転除去手段としては、周方向に沿
って連なる複数の刃を円筒状部材の外周部分に軸方向に
複数列設けても良い。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例を図にしたがって説明す
る。
【0019】図1(A)には、空気入りタイヤ(タイヤ
サイズ205/70R14)10のサイドウォール12
が断面で示されている。なお、サイドウォール12のゴ
ム部分以外(カーカス、ビードコア、スティフナー等)
は通常の空気入りタイヤと同一構造であるので、図示及
び説明は省略する。
【0020】サイドウォール12を形成するゴム層17
は、図示しないトレッドゴムと同色の黒色ゴム層16A
と、黒ゴム16Aとは異なる色の異色(本実施例では白
色)ゴム16Bとから形成されている。
【0021】異色ゴム層16Bは、一定幅でタイヤ周方
向に沿って連続しており、異色ゴム層16Bの表面は一
部が黒色の薄肉ゴム層17で覆われている。本実施例の
異色ゴム層16Bは、幅Wが約60mm、厚さが約3mmと
されている。
【0022】サイドウォール12には、タイヤ周方向に
沿って連続するリボン状のライン18がタイヤ径方向に
沿って複数本(本実施例では3本)形成されている。
【0023】本実施例のライン18は、薄肉ゴム層17
の一部を除去して異色ゴム層16Bの一部を露出させた
ものである。なお、本実施例ライン18は浅い溝状とさ
れ、深さDが1.5mmとされている。
【0024】次に、空気入りタイヤ10にライン18を
形成する方法を説明する。図1(B)に示すように、ラ
イン18の形成される前の空気入りタイヤ10は、異色
ゴム層16Bの厚さがほぼ一定であり、異色ゴム層16
Bの表面全体が黒色の薄肉ゴム層17で覆われている。
【0025】ライン18は、薄肉ゴム層17を研削して
異色ゴム層16Bを露出させたものであり、研削にはグ
ラインダー20を用いた グラインダー20のモーター軸21には円筒状のトイシ
車22が取り付けられており、図1(B)及び図2に示
すようにトイシ車22の円柱状本体部分22Aには環状
の突起22Bが3本形成されている。図1(B)に示す
ように、本実施例のトイシ車22は、突起22Bの幅A
が5mm、突起22Bの配設ピッチPが14mmとされてい
る。
【0026】研削に際しては、まず空気入りタイヤ10
を所定のホイールに装填し、薄肉ゴム層17の所定部分
に回転するトイシ車22の突起22Bを接触させる。こ
の場合、トイシ車22は、軸方向をタイヤ径方向に沿っ
た方向に向ける。そして、空気入りタイヤ10を所定の
速度で回転させると複数本のライン18が同時に形成さ
れる。
【0027】このように、本実施例の方法によれば、複
数本のライン18を一度に形成できるので効率が良い。
【0028】また、研削によりライン18を形成するの
で、ライン18の幅は、実質的にトイシ車22の突起2
2Bの幅と同じになる。したがって、上記寸法のトイシ
車22で形成されたライン18の寸法は、幅が約5mm、
ピッチが約14mmとなる。
【0029】また、研削によりライン18を形成するの
で、ライン18の幅に乱れが生じることがなく、幅の一
定した鮮明な細いライン18を効率良く形成することが
可能である。
【0030】さらに、異色ゴム層16B及び薄肉ゴム層
17の断面形状が加硫前の状態(生の状態)で急激に凸
凹していないので、空気入りタイヤ10の加硫中に、ゴ
ムが局所的に大きく流動することがなく、加硫後の厚み
が一定する。このため、薄肉ゴム層17が剥離するとい
う問題が生じない。
【0031】なお、異色ゴム層16Bの一部を厚肉と
し、ライン18の形成される部分を図3に示すように凸
状としても良い。これによりライン18の溝底部分のゴ
ムゲージが十分に確保される。
【0032】また、前記実施例では、薄肉ゴム層17を
露出させるためにトイシ車22を用いて薄肉ゴム層17
を研削したが、図に示すように、複数の刃30を環状に
並べたカッタ32で薄肉ゴム層17を切削しても良い。
【0033】また、異色ゴム層16Bの色は、白色以外
であっても良いのは勿論であり、ライン18の本数、
幅、間隔、断面形状、溝深さ等は本実施例に限定されな
いのは勿論である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空気入り
タイヤのサイドウォールのライン形成方法によれば、サ
イドウォールに複数本のラインを効率よくかつ高品質に
形成できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明の方法により形成されたライ
ンを有するサイドウォールの断面図であり、(B)はラ
インを形成する前のサイドウォールの断面図である。
【図2】図1(B)に示すトイシ車を軸方向からみた図
である。
【図3】他の実施例に係るサイドウォールの断面図であ
る。
【図4】カッタの軸方向からみた図である。
【図5】(A)及び(B)は、1本のラインを形成する
従来方法を説明するサイドウォールの断面図である。
【図6】(A)及び(B)は、ほぼフラットにされた1
本のラインを形成する従来方法を説明するサイドウォー
ルの断面図である。
【図7】(A)及び(B)は、複数本のラインを形成す
る従来方法を説明するサイドウォールの断面図である。
【図8】(A)及び(B)は、複数本のラインを形成す
る他の従来方法を説明するサイドウォールの断面図であ
る。
【符号の説明】
10 空気入りタイヤ 12 サイドウォール 16A 黒色ゴム層 16B 異色ゴム層 17 薄肉ゴム層 18 ライン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気入りタイヤのサイドウォールに、本
    体ゴムとは異なる色の複数本のラインを形成する空気入
    りタイヤのサイドウォールのライン形成方法であって、 サイドウォールに設けられ本体ゴムとは異なる色の異色
    ゴム層と、異色ゴム層の表面に設けられ本体ゴムと同色
    の薄肉ゴム層と、を備えた空気入りタイヤを形成し、 この空気入りタイヤの薄肉ゴム層にゴム除去用の突起を
    軸方向に複数列設けた回転除去手段を当接させ、薄肉ゴ
    ム層の一部を除去して異色ゴム層を露出させ、これによ
    って複数本のラインを形成することを特徴とする空気入
    りタイヤのサイドウォールのライン形成方法。
JP7154434A 1995-06-21 1995-06-21 空気入りタイヤのサイドウォールのライン形成方法 Pending JPH091694A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006315371A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 空気入りタイヤの製造方法
US7364635B2 (en) 2004-04-27 2008-04-29 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Manufacturing method of pneumatic tire
US7622013B2 (en) * 2002-10-23 2009-11-24 Bridgestone Corporation Tire manufacturing method, cover rubber stamping device used therefore, tire, as well as rubber sheet member stamping method, and device
CN103182908A (zh) * 2011-12-31 2013-07-03 赛轮股份有限公司 一种带有彩色图案的轮胎及其生产方法
US20140216623A1 (en) * 2010-07-08 2014-08-07 Bridgestone Corporation Tire

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