JPH09169460A - 折り機のファンブレードアセンブリ用の位相コントロール装置および位相コントロール方法 - Google Patents

折り機のファンブレードアセンブリ用の位相コントロール装置および位相コントロール方法

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JPH09169460A
JPH09169460A JP8285600A JP28560096A JPH09169460A JP H09169460 A JPH09169460 A JP H09169460A JP 8285600 A JP8285600 A JP 8285600A JP 28560096 A JP28560096 A JP 28560096A JP H09169460 A JPH09169460 A JP H09169460A
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fan blade
fan
blade assembly
product
phase
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Charles Henry Dufour
ヘンリー デュフォア チャールズ
Paul Raymond Bolduc
レイモンド ボルダック ポール
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Heidelberger Druckmaschinen AG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折り機のファンブレードアセンブリのための
位相コントロール装置を提供する。 【解決手段】 2つの回転ファンアセンブリ外周の交差
個所で製品受容エリアが規定される。第1のセンサは、
第1の位置を通過したときに折り畳まれた製品のエッジ
を検出してそのことを表す第1の信号を出力し、処理ユ
ニットは、各製品が製品受容エリア内にある基準位置に
達する第1の時点を第1の信号の関数として推定する。
第2のセンサは、第2の位置を通過したときに第1のフ
ァンブレードを検出してそのことを表す第2の信号を出
力する。そして処理ユニットは第2の信号の関数とし
て、第1の時点で製品受容エリアを占有する第1または
第2のファンブレードのファン位相角を推定し、ファン
位相角と所望のファン位相角との位相差を計算して、位
相差の関数としてファンブレードアセンブリの回転速度
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファンブレードア
センブリ用の位相コントロール装置および位相コントロ
ール方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ウェッブ輪転印刷機を通ってウェッブが
印刷された後、ウェッブは後続処理のために折り機へ供
給される。折り機において、ウェッブは一般的に裁断さ
れて折り畳まれ、折帳が形成される。その後、折帳は複
数の印刷物の流れに分割されて後続処理のために送出さ
れる。複数の印刷物の流れへの折帳の分割は、折帳経路
中に一対の回転ファンアセンブリを設けることによって
行われる。
【0003】たとえば Breton のアメリカ合衆国特許第
5,112,033号によれば、互いに逆方向に回転す
る第1および第2の回転ファンを有する折り機が開示さ
れている。この場合、裁断され折り畳まれた印刷物(た
とえば折帳)は、高速のコンベヤベルトにより回転ファ
ンアセンブリのすぐ近くへ搬送される。ファンアセンブ
リの各々は複数のファンブレードを有しており、それら
ファンブレードの先端によって個々のファンブレードア
センブリの外周が規定される。各ファンブレードごと
に、裁断され折り畳まれた印刷物を収容するポケットが
隣り合うファンブレードにより形成される。第1のファ
ンブレードアセンブリの外周は第2のファンブレードア
センブリの外周と交差しており、また逆も同じである。
その際、個々のファンブレードアセンブリ間の衝突を避
けるため、各ファンブレードにはその半径方向の外側部
分に、他のファンブレードアセンブリのブレード先端を
受け入れる凹部が設けられている。裁断され折り畳まれ
た各印刷物が高速のコンベヤベルトから出てくると、そ
れらは一方または他方のファンブレードアセンブリの隣
り合うファンブレードにより形成されたポケットに交互
に収容される。
【0004】アメリカ合衆国特許第5,123,638
号によれば、印刷機の折り機で使用するためのデリバリ
フライ装置が開示されており、さらにアメリカ合衆国特
許第4,881,731号によれば、枚葉紙殊に銀行券
の送りのための装置が開示されている。
【0005】ファンブレードアセンブリへ印刷物を送る
ときに重要であるのは、損傷なくファンブレードにより
印刷物を受け取って搬送できるようにするため、搬送用
アセンブリ(たとえば高速コンベヤベルト)からの折り
畳まれた印刷物の送出をファンブレードの位相に合わせ
て調整することである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、折り機のファンブレードアセンブリのための位相
コントロール装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの課題
は、第1の回転ファンブレードアセンブリと第2の回転
ファンブレードアセンブリと製品受容エリアとを有する
ファンブレードアセンブリが設けられており、前記第1
の回転ファンブレードアセンブリは複数の第1のファン
ブレードと第1の外周を有しており、前記第2の回転フ
ァンブレードアセンブリは複数の第2のファンブレード
と第2の外周を有しており、前記製品受容エリアは前記
の第1および第2の外周の交差個所で規定され、該製品
受容エリアはいかなる時点でも第1および第2のファン
ブレードの一方によってのみ占有され、折り畳まれた製
品を前記製品受容エリアへ供給するための折り畳まれた
製品用搬送アセンブリと、コントロールシステムが設け
られており、該コントロールシステムは、処理ユニット
と第1のセンサと第2のセンサとファンブレードアセン
ブリモータ作動ユニットとを有しており、前記第1のセ
ンサは、第1の位置を通過したときに折り畳まれた各製
品のエッジを検出してそのことを表す第1の信号を出力
し、前記処理ユニットは、折り畳まれた各製品が前記製
品受容エリア内にある基準位置に達する第1の時点を前
記第1の信号の関数として推定し、前記第2のセンサ
は、第2の位置を通過したときに各第1のファンブレー
ドを検出してそのことを表す第2の信号を出力し、前記
処理ユニットは第2の信号の関数として、第1の時点で
製品受容エリアを占有する第1または第2のファンブレ
ードのファン位相角を推定し、前記処理ユニットはファ
ン位相角と所望のファン位相角との間における位相差を
計算し、前記ファンブレードアセンブリモータ作動ユニ
ットはファンブレードアセンブリの回転速度をコントロ
ールし、該ファンブレードアセンブリモータ作動ユニッ
トは前記処理ユニットにより制御されて、前記位相差の
関数としてファンブレードアセンブリの回転速度を変化
させることにより解決される。
【0008】さらに上記の課題は、請求項2、請求項1
9および請求項21に記載の装置ならびに方法により解
決される。
【0009】
【発明の実施の形態】このように本発明によれば、ファ
ンブレードアセンブリは複数の第1のファンブレードを
含む第1の回転ファンブレードアセンブリを有してい
る。個々の第1のファンブレードの先端により、第1の
回転ファンブレードアセンブリの第1の外周が規定され
る。また、第2の回転ファンブレードアセンブリが設け
られており、これには複数の第2のファンブレードが含
まれている。個々の第2のファンブレードの先端によ
り、第2の回転ファンブレードアセンブリの第2の外周
が規定される。この場合、第1の外周と第2の外周の交
差点に製品受容エリアが設けられている。この製品受容
エリアは、これがいかなる時点でも第1および第2のフ
ァンブレードの一方によってしか占有できないように規
定されている。折り畳まれた製品を製品受容エリアへ供
給するために、折り畳まれた製品用の搬送アセンブリが
設けられている。折り畳まれた製品用の搬送アセンブリ
は、たとえば一対の高速ベルトおよび/または裁断シリ
ンダアセンブリを有するように構成できる。
【0010】さらにこの位相コントロール装置には、処
理ユニットと第1のセンサと第2のセンサとファンブレ
ードアセンブリモータ作動装置が設けられている。第1
のセンサは第1の位置を通過したときに折り畳まれた各
製品のエッジを検出し、そのことを表す第1の信号を出
力する。本発明の有利な実施形態によれば上記の第1の
位置は、裁断シリンダアセンブリの1つのブレードによ
り折り畳まれた製品が裁断される時点として規定されて
いる。選択的にこの第1の位置を、製品受容エリア内で
の高速ベルトに沿ったいずれかの点として、あるいは折
り機内の他の適切な場所として規定できる。そして第1
のセンサからの出力と印刷機のウェッブ速度とに基づき
コントロールシステムは処理ユニットを介して、折り畳
まれた各製品が製品受容エリア内にある基準位置に達す
る第1の時点を推定する。
【0011】第2のセンサは第2の位置を通過したとき
に各第1のファンブレードを検出し、そのことを表す第
2の信号を出力する。第2のセンサからの出力に基づき
コントロールシステムは処理ユニットを介して、第1の
時点で製品受容エリアを占有する第1または第2のファ
ンブレードのファン位相角を推定する。その際にコント
ロールシステムは、このファン位相角と所望のファン位
相角との位相差を計算する。さらに、位相角または位相
差を操作員に対して表示するために表示装置を設けるこ
とができる。
【0012】ファンブレードアセンブリモータ作動装置
により、ファンブレードアセンブリの回転速度が制御さ
れる。コントロールシステムは処理ユニットからファン
ブレードモータ作動装置へコントロール信号を与えるこ
とで、位相差の関数としてファンブレードアセンブリの
回転速度を変化させる。ファンブレードアセンブリの回
転速度をこのようにして繰り返し変化させることによっ
て、コントロールシステムはファン位相角を所望のファ
ン位相角に整合させる。
【0013】以下で詳細に述べるように、所望の位相角
を設定するために種々のファクタを利用できる。実例を
挙げると、製品(たとえば折帳)がファンブレード回転
において高速ベルトから早く送出され過ぎると、製品の
終端がファンブレード周囲に巻き付いてしまい、これに
よりファンブレードアセンブリでジャムが生じることに
なる。これに対し、製品がファンブレード回転において
あまりに遅れて送出される過ぎると、製品に対し減速に
十分な時間が与えられないことになり、各ファンブレー
ドの間のポケット後端と”衝突”してしまい、これによ
り製品が損傷することになる。ベルトから送出された後
に製品が減速する速度は、製品とファンブレードとの間
の摩擦と製品の慣性との関数である。発生する他の問題
点は、折帳とファンブレードとの間の極端な摩擦により
引き起こされる印刷ダメージである。これらのことに基
づき、ジャム、衝突および印刷ダメージの問題を回避す
るために所望のファン位相を経験的に決めることができ
る。
【0014】本発明の別の実施形態によれば、所望のフ
ァン位相は適用事例上および周囲環境上のパラメータの
関数として変えられる。以下で詳細に述べるように、製
品とファンブレードの間における摩擦は、用紙の重量や
幅、用紙へ加えられたシリコンの量、および印刷機稼働
中の粘度の量のような他の種々のファクタの関数であ
る。また、製品の慣性は印刷機のウェッブ速度および用
紙の重量の関数でもある。さらに、製品に対し印刷ダメ
ージを与える摩擦の量は温度や湿度とともに変化する。
したがって、これら周囲環境上および適用事例上のパラ
メータのうちの1つまたは複数に基づいて所望の位相角
を調整するのが有利である。そしてこれらのパラメータ
はコンソールから手動で入力することもできるし、セン
サを用いて自動的に測定することもできる。たとえば、
種々のパラメータの組み合わせに応じた所望の位相角を
経験的に求めて、NxNのマトリックスとしてメモリに
記憶させることができる。ここでNはパラメータの個数
である。このようにすれば、適切な所望の位相角をパラ
メータの目下の値の入力によりマトリックスから容易に
読み出せるようになる。
【0015】本発明のさらに別の実施形態によれば、操
作員による手順を模倣するようコントロールシステムを
プログラミングすることができる。たとえば、ウェッブ
速度、温度、用紙タイプあるいは他の周囲環境上または
適用事例上のパラメータのような種々の条件の範囲に応
じて操作員が位相角を手動で調整する手法をコントロー
ルシステムによって監視させ、メモリ内のテーブルに自
動的に記憶させることができる。このようにすれば後続
の印刷作業中、目下の周囲環境上および適用事例上のパ
ラメータに基づきテーブルから所望の位相角を読み出せ
るようになる。
【0016】
【実施例】図1には、印刷物を裁断し折り畳むための折
り機1が示されている。ウェッブはフォーマ24におい
て折り畳まれ、次に裁断シリンダアセンブリ20により
裁断されて折帳が形成される。その後、折帳は一対の高
速ベルト13により一対のファンブレードアセンブリ1
00,200へ向かって搬送される。図示の装置の場
合、ファンブレードアセンブリ100,200は互いに
逆方向に回転し、それらが衝突しないよう互いに同期が
とられている。
【0017】図2にはファンブレードアセンブリ10
0,200の詳細図が示されている。高速ベルト13か
ら出てくる折帳は、個々のファンブレードアセンブリ1
00,200における隣り合うファンブレード(10
2,103)(201,202)(202,203)に
より形成されたポケット111,211に収容される。
図2を参照すると、折帳14が高速ベルト13から出て
きて隣り合うファンブレード201,202により形成
されたポケット211に入っていく様子が示されてい
る。各ファンブレードはファンブレード先端6とファン
ブレード凹部5を有しており、これらは共働してファン
ブレード間の衝突を回避する。図示されているように、
ファンブレード凹部5.22は対応するファンブレード
先端6.12を受け入れている。
【0018】次に、図3〜図10を参照してファンブレ
ード100,200の機能について説明する。これらの
図面には、ぞれぞれ8つの別個の時点でのファンブレー
ドアセンブリ100,200の位置が示されている。図
3を参照すると、折帳14.1が”ゼロ・ポジション”
つまりファンブレードアセンブリ200におけるファン
ブレード202の先端6.22に突き当たる直前の位置
にある様子が示されている。図示されているように、折
帳14.1の一部分はこの時点ではまだ高速ベルト13
と係合したままであり、折帳14.1がベルト13から
出てくると、これは搬送速度Wでセンタライン15に沿
って進む。この時点では、ファンブレード202の先端
6.22は折帳14.1を受け入れるためセンタライン
15を越えて延びており、ファンブレード103の先端
6.12はファンブレード202の凹部5.22に収ま
っており、さらにファンブレード102の先端6.11
はセンタライン15からかなり離れている。
【0019】図4にはポジション1での折帳14.1が
示されており、このポジションにおいて折帳14.1は
はじめてファンブレード202の先端6.22と接触す
る。ファンブレード102の先端6.12はまだセンタ
ライン15からかなり離れており、さらに折帳14.1
の一部分はまだ高速ベルト13と係合したままである。
折帳14.1は依然として高速ベルト13と係合してい
るので、先端6.22と接触した結果、摩擦が生じてい
るにもかからわず(ほぼ)搬送速度Wで進み続ける。図
5を参照すると、折帳14.1はファンブレード202
の表面に沿って滑っていくと僅かに曲がるようになる
が、高速ベルト13と係合したままであるので搬送速度
Wで進み続けることになる。この位置(ポジション2)
でファンブレード102の先端6.12はセンタライン
15に近づいているが、まだそれと交差してはいない。
【0020】図6にはポジション3でのファンブレード
アセンブリ100,200が示されている。この位置で
も、折帳14.1は高速ベルト13のコントロールを受
けて搬送速度Wで進み続ける。しかしファンブレード1
02の先端6.12はこのときにはセンタライン15と
交わっており、折帳14.1と接触している。しかもこ
の場合、第2の折帳14.2が高速ベルト13中を進ん
でくる様子が示されており、この第2の折帳14.2は
折帳14.1のあとに続いて間隔dをおいて搬送速度W
で進んでいる。図7、図8、図9には、折帳14.1が
高速ベルト13から出ていく様子が示されている。折帳
14.1が高速ベルト13から出てしまうと、ファンブ
レード202との接触により生じた摩擦によって、ポケ
ット211の奥の方へ向かって折帳14.1が進んでい
るときに減速する。このとき同時に、ファンブレード1
02の先端6.12により折帳14.1が押されてセン
タライン15からはずれる。
【0021】図10には、ファンブレードアセンブリ1
00,200がポジション0′にある様子が示されてい
る。この位置において折帳14.1はファンブレード1
02から離れ、隣り合うファンブレード201,202
により形成されたポケット211の奥の方へ向かってフ
ァンブレード202に沿って進み続ける。さらにここに
は、第2の折帳14.2がファンブレード102の先端
6.12に近づいた様子も示されている。図3〜図9の
折帳14.1に関して述べたように、第2の折帳14.
1はファンブレード102の先端6.12と接触するよ
うになり、隣り合うファンブレード101,102によ
り形成されたポケット111の奥の方へ向かって進んで
いく。
【0022】折帳14が損傷を受けることなくポケット
に適切に収まるようにするために重要なことは、折帳1
4とファンブレードアセンブリ100,200との間の
位相(以下では”ファン位相”と称する)を適切に設定
することである。この場合、ファン位相の設定に関し複
数のファクタが考えられる。
【0023】具体的に述べると、折帳14がファンブレ
ード回転においてベルト13から早く送出され過ぎた場
合、折帳の終端はファンブレード(たとえば202)の
周囲に巻き付いてしまい、その結果、ファンブレードア
センブリ100,200のジャムが生じてしまう。これ
に対し、折帳14がファンブレード回転においてベルト
13からあまりに遅れて送出され過ぎると、折帳14に
は減速に必要な時間が十分に与えられないことになり、
ポケットの後端と衝突してしまい、これにより折帳が損
傷する。ベルト13から送出された後に折帳が減速する
速度は、折帳とファンブレードの間の摩擦と折帳の慣性
との関数である。
【0024】発生する他の問題点は、折帳とファンブレ
ードとの間の極端な摩擦により引き起こされる印刷ダメ
ージである。ファンベルト回転において折帳14が早め
に送出されればされるほど、折帳はいっそう長い間、フ
ァンブレードとの摩擦を保ったままになる。折帳とファ
ンブレードとの間のこのような摩擦によって、折帳のイ
ンキに跡が残ってしまう。したがって折帳14が早めに
送出されればされるほど摩擦が大きくなり、このため折
帳14に対する印刷ダメージが大きくなる。
【0025】さらに、周囲環境の条件や個々の印刷作業
に伴って変化する付加的な要因によっても、所期のファ
ン位相に影響が及ぼされる。たとえば印刷場所の湿度に
よって、高速ベルト13から出る前にインキの乾く程度
に対し影響が及ぼされる。そしてこのことにより、与え
られたファン位相により生じる印刷ダメージに影響が及
ぼされる可能性がある。同様に、印刷物のタイプ、用紙
のタイプ、粘性およびシリコンによっても、所期のファ
ン位相に対し影響が及ぼされる可能性がある。たとえ
ば、8ページの折帳における摩擦および慣性特性は24
ページまたは32ページの折帳とは異なる。また、用紙
の組成や厚さもそれらの特性に影響を与える。折帳にお
ける静電気の量として規定される粘性は、通常は”タッ
カ(Tacker)”により定められるパラメータである。さ
らに、ウェッブに加えられるシリコンの量によっても、
通常の印刷機では変化し得るものである。そして粘性お
よびシリコンに対して選定された値も、折帳がファンの
ポケットに入ったときに折帳の摩擦特性や慣性特性に影
響を与えることになる。
【0026】従来の装置の場合、ファンブレードアセン
ブリ100,200に対するローラ13の位相は、折帳
がファンブレードアセンブリに入るときの折帳の位置を
ストロボスコープないしは裸眼で観察するにより手動で
設定し、それに応じて高速ベルト13の速度を調節して
いた。ファン位相を設定するためのこのような方式はい
くつかの欠点を有している。第1に、ストロボスコープ
に基づきベルト13の速度を手動で設定するのは本質的
に不正確であり、したがってこの手法では位相設定を最
適にするのは不可能である。これに加えて、折り機の速
度は印刷機のウェッブ速度に合わせて可変でなければな
らないことから別の問題点も発生する。この場合、印刷
機のウェッブ速度はたとえば0〜3000fpmの間で
大きく変化する可能性がある。上述のように、折帳に対
し高速ベルト13からの送出後の減速に必要な時間およ
び/またはスペースが十分に与えられていないと、折帳
の”衝突”が生じてしまう。そして折帳の減速に必要な
時間および/またはスペースはベルト13の速度の関数
であり、さらにベルト13の速度は印刷機のウェッブ速
度の関数である。したがって印刷機のウェッブ速度が変
化すると、ファン位相を進めたり遅らせたりするのに必
要なベルト速度の変化が段階的に変わることになる。印
刷機稼働中、このような変化を位相の手動調整によって
適切に指定することはできない。その結果、従来の装置
の場合、コンベヤベルトに対するファンブレードの位相
は印刷機稼働中は公称値に設定されていた。そのような
値は許容できるものとして与えられたものではあるが、
いかなる動作速度でも最適な結果が得られるわけではな
い。
【0027】上述の問題点は、本発明によるファン位相
コントロール装置により解決される。図4には、本発明
によるファン位相コントロール装置が示されている。フ
ァン位相コントロール装置300には、ファンブレード
ポジションセンサ310、ファンアセンブリモータ32
0、ウェッブ速度検出器330、折帳ポジションセンサ
360、処理ユニット340ならびにファンアセンブリ
モータコントローラ350が設けられている。
【0028】ファンブレードポジションセンサ310に
はたとえば、ファンアセンブリ100,200のうちの
一方における各ポケットに隣接して取り付けられた個々
のターゲット311と、これらのターゲット311の検
出に適するように取り付けられたターゲットセンサ31
2を設けることができる。各ターゲット311をたとえ
ば、ポケットの隣りでファンブレードに取り付けられた
金属製タブとすることができる。そしてターゲットセン
サ312をたとえば、それらの金属製タブを検知する近
接スイッチとすることができる。
【0029】折帳ポジションセンサ360は、折帳14
の位置を判定するために用いられる。折帳ポジションセ
ンサ360は様々なやり方で実現できる。たとえば、折
り機1の裁断シリンダアセンブリ20に対応させて1つ
のセンサを取り付けることができる。この裁断シリンダ
アセンブリ20によって、折り込まれたウェッブが裁断
され折帳14が形成される。したがって裁断シリンダ2
0に設けられたセンサは、この裁断シリンダにより1つ
の折帳が形成される時点を明確に判定できる。裁断シリ
ンダと高速ベルト13との間の距離は既知であり、折帳
が裁断シリンダから出てきて進んでいく速度は(センサ
330から得られる)印刷機のウェッブ速度とほぼ等し
いはずであるので、1つの折帳の先端または終端がベル
ト13から出てくる時点を判定できる。代案として、裁
断シリンダから出てくる折帳の速度をシリンダ20の回
転速度から判定することもできる。
【0030】実例を挙げると、裁断シリンダ20におけ
る各ブレード401の隣りに1つのターゲットを取り付
け、ブレード401が裁断シリンダ20のポケット40
0と接する位置に隣接して1つのセンサを配置させるこ
とで、折帳ポジションセンサ360を形成することがで
きる。このセンサがトリガされる時点tにおいて、折
帳14の先端および終端の位置は既知である。しかもこ
の場合、折帳14が高速ベルト13を通って裁断シリン
ダから進んでいく速度は、印刷機のウェッブ速度から大
きく隔たっていれば紙詰まりが引き起こされることか
ら、ウェッブ速度と等しいと推定できる。これに代わる
案として、裁断シリンダ20の回転速度と高速ベルト1
3を駆動させるローラの回転速度を監視することで、折
帳14の進む速度をいっそうダイレクトに計算すること
もできる。いずれの場合にも、図3と図10に示されて
いるように折帳14の先端が”ゼロ・ポジション”に達
した時点tをt=D/W+tと規定することがで
き、ここでDは”ゼロ・ポジション”とブレード401
がポケット400に接する位置との間の間隔であり、W
は印刷機のウェッブ速度である。同様に、いかなる時点
tにおける折帳14の先端の位置も、ブレード401が
ポケット400と接した位置からの間隔D(t)=W
(t−t)として規定できる。当然ながら、折帳14
の終端の位置を同なじようにして規定できる。代案とし
て、ゼロ・ポジションに隣り合うように1つのセンサ
(たとえば光学センサ)を取り付けることもできる。各
折帳における先端間の周期をこのセンサにより送出され
たトリガ信号から導出でき、この場合、時点tを最後
のトリガパルスの時点+この周期として推定できる。
【0031】次に、ファンブレード位置を求める図示の
方法について、複数のターゲット311と1つのターゲ
ットセンサ312を備えたファンブレードポジションセ
ンサ310に基づき説明する。ファンブレードアセンブ
リ100,200が回転すると、ターゲット311によ
りターゲットセンサ312がトリガされる。ファンブレ
ードの形状は既知であるので、センサ312がトリガさ
れる時点でのファンブレード先端の位置(あるいはター
ゲットセンサをトリガしたターゲット311に対応づけ
られた他のファンブレード位置)を容易に判定できる。
さらに、各トリガ信号間のいかなる時点でのファンブレ
ード位置も、2つ以上のトリガ信号の組から容易に推定
できる。したがって、時点tでの印刷物受容エリア1
10内のファンブレード先端位置を容易に求めることが
できる。図3〜図10に示されているように、いかなる
所定の時点でもただ1つのファンブレード先端しか印刷
物受容エリア110を占有しないので、折帳14はファ
ンブレードアセンブリ100,200の各ポケットへ択
一的に供給されることになる。
【0032】図12には、本発明による位相コントロー
ル装置のための上位レベルのフローチャートが示されて
いる。ステップ510および520において、折帳位置
およびファンブレード位置が求められる。折帳位置およ
びファンブレード位置はたとえば、上述のようにセンサ
310,330,360から受け取った情報に基づき処
理ユニット340において計算できる。しかもこの場
合、折帳基準位置(たとえばゼロ・ポジション)に対す
るファンブレードの所望の位相角を求める目的で、1つ
または複数の環境上および適用事例上のパラメータが評
価される。先に述べたように、折帳がファンブレードの
ポケットに入るときのその動作特性は、使われる用紙の
重量、粘性、温度、湿度、用紙中のシリコンの量、なら
びに折帳あたりのシート数に依存して変化する。したが
って、これら動作上のパラメータの値に基づいて所望の
位相角を調整するのが有利である。そしてこれらのパラ
メータはコンソールから手動で入力できるし、あるいは
センサを用いることで自動的に測定できる。パラメータ
の種々の組み合わせに応じた所望の位相角はたとえば、
経験的に求めることできNxNのマトリックスとして設
けられたメモリに記憶できる。ここでNはパラメータの
個数である。この場合、適切な所望の位相角を、パラメ
ータの目下の値の入力によりマトリックスから容易に読
み出すことができる。ファンブレード位置、折帳位置お
よび所望の位相角が得られれば、ステップ540におい
て処理ユニット340により、ファンブレードの位相角
を所望の位相角へ向けて進ませるのか遅らせるのかが判
定される。位相角の変化が必要とされるならば、所望の
位相変化が得られるようファンアセンブリモータコント
ローラ350へ信号が送出される。
【0033】図13には、本発明の別の実施形態による
ファン位相コントロールのための詳細なフローチャート
が示されている。ステップ600において、処理ユニッ
ト340により折帳基準位置における所望のファン位相
角Pdesired が求められ、つまり1つの折帳が折帳基準
位置に達した時点での印刷物受容エリア内の1つのファ
ンブレードに関する所望のファン位相角が求められる。
本発明の1つの有利な実施形態によれば、折帳基準位置
はゼロ・ポジションとして規定されている。先に述べた
ように、所望のファン位相角は種々の環境上および適用
事例上のパラメータの関数として求めることができる。
この場合、ステップ610において処理ユニット340
により、折帳位置センサ360、ウェッブ速度検出器3
30ならびにファンブレード位置センサ310の出力が
監視される。
【0034】ステップ630において処理ユニット34
0により、次の折帳14の先端が折帳基準位置に達する
ことになる時点tが計算される。上述のようにこの時
点を折帳ポジションセンサ360の出力と印刷機のウェ
ッブ速度(W)の関数として求めることができ、これは
裁断シリンダアセンブリ20からゼロ・ポジションまで
の間隔(D)が既知であり、折帳が裁断シリンダアセン
ブリ20において形成される時点tが折帳ポジション
センサにより検出される理由による。さらにステップ6
30において、時点tにおける次のファンブレードの
位相角Pnextが求められる。先に述べたように、いかな
る時点でのファンブレードの位相角もファンブレードポ
ジションセンサの出力から求めることができる。
【0035】図15に示されているように位相角Pは、
ファンブレードアセンブリの回転軸を通って垂直に延在
する基準平面に対する印刷物受容エリア110内のファ
ンブレード先端の角度位置として規定されている。図1
5の場合にはこの基準平面は、軸750から上へ向かっ
て延在する垂直平面760として規定されている。ステ
ップ640において、Pnext<Pdesired であれば、処
理ユニット340によりファンアセンブリモータコント
ローラ350へ命令が送られ、ファンブレードアセンブ
リの回転速度が高められる。択一的に、Pnext>P
desired であれば、ファンブレードアセンブリの回転速
度を下げるよう、処理ユニット340によりファンアセ
ンブリモータコントローラ350へ命令が送られる。回
転速度を上げたり下げたりする量は種々の手法で決定で
きる。たとえば、PnextとPdesiredの差とは無関係に
一定の変位で回転速度を上げたり下げたりすることがで
きる。これに代わる案として、回転速度を上げたり下げ
たりする量をPnextとPdesired の差に依存して変化さ
せることもできる。さらに代案として、その値をアルゴ
リズムの動作として規定できるし、あるいは位相偏差の
関数として設けたテーブルから読み出すこともできる。
図14に示されているように、ファンブレード位置72
0がPnextと一致しておりファンブレード位置700が
desired と一致しているならば、Pnext<Pdesired
であり、処理ユニット340によりファンブレードアセ
ンブリ100,200の回転速度が上げられる。これに
対し、ファンブレード位置710がPnextと一致してお
りファンブレード位置700がPdesired と一致してい
るならば、Pnext>Pdesired であり、処理ユニット3
40によりファンブレードアセンブリ100,200の
回転速度が下げられる。
【0036】本発明による位相コントロール装置の別の
実施形態によれば、操作員によって行われる手順を模倣
するよう処理ユニット340をプログラミングしておく
ことができる。実例を挙げると、ウェッブ速度、温度、
用紙タイプあるいは他の動作上のパラメータのような種
々の条件に応じて操作員がファン位相(Pdesired)を
手動で調節するやり方を、処理ユニット340により監
視して自動的にメモリ中のテーブルに記憶させることが
できる。この場合、後続の印刷作業中、目下の環境上お
よび適用事例上のパラメータに基づきテーブルから所望
の位相角Pdesired が読み出されることになる。これら
のステップはたとえば図12のフローチャート中のステ
ップ530として、あるいは図13のフローチャート中
のステップ600として設けることができる。
【0037】本発明によるさらに別の実施形態によれば
ファン位相表示装置が設けられる。そして本発明による
このファン位相表示装置によれば、表示装置370が上
述の処理ユニット340と接続されている。図12およ
び図13を参照しながら先に説明したように処理ユニッ
ト340によりファンブレード位相が求められ、次に処
理ユニット340はそのファンブレード位相を表示装置
370へ伝送してそれを表示させる。また、基準位置に
対する絶対位相位置、所望の位相角からの目下の偏差の
ような他の有用な情報も表示するよう、処理ユニット3
40と表示装置370をプログラミングすることができ
る。さらにその際、所定の時間にわたる位相位置の履歴
サンプルを表示させるよう、処理ユニット340をプロ
グラミングすることができる。このような履歴サンプル
も、位相偏差における傾向を操作員が観察できるようグ
ラフィックで表示させることができる。さらにこのファ
ン位相コントロール装置を上述のファン位相コントロー
ル装置と別個に設けることができるし、あるいはそれと
連携させて設けることができる。
【0038】なお、これまで述べてきた本発明による有
利な実施形態ではファンブレード外周がオーバラップし
ているファンブレードアセンブリを利用しているが、た
とえば外周のオーバラップしていないファンブレードを
有するファンブレードアセンブリのような別の形式のフ
ァンブレードアセンブリおよび分流機構についても、本
発明を同様に適用できることは自明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一対のファンアセンブリを有する折り機を示す
図である。
【図2】図1のファンアセンブリの詳細図である。
【図3】ポジション0での図1および図2のファンアセ
ンブリを示す図である。
【図4】ポジション1での図1および図2のファンアセ
ンブリを示す図である。
【図5】ポジション2での図1および図2のファンアセ
ンブリを示す図である。
【図6】ポジション3での図1および図2のファンアセ
ンブリを示す図である。
【図7】ポジション4での図1および図2のファンアセ
ンブリを示す図である。
【図8】ポジション5での図1および図2のファンアセ
ンブリを示す図である。
【図9】ポジション6での図1および図2のファンアセ
ンブリを示す図である。
【図10】ポジション0′での図1および図2のファン
アセンブリを示す図である。
【図11】図1〜図10のファンブレードアセンブリ用
の本発明による位相コントロール装置を示す図である。
【図12】図11による位相コントロール装置を制御す
るためのフローチャートである。
【図13】図11による位相コントロール装置を制御す
るための詳細なフローチャートである。
【図14】1つのファンブレードの所望の位相角に対し
相対的な種々の位相角を示す図である。
【図15】1つのファンブレードの位相角を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 折り機 13 高速ベルト 20 裁断シリンダアセンブリ 24 フォーマ 100,200 ファンブレードアセンブリ 110 印刷物受容エリア 111,211 ポケット 310 ファンブレード位置センサ 311 ターゲット 312 センサ 320 ファンアセンブリモータ 330 ウェッブ速度検出器 340 処理ユニット 350 ファンアセンブリモータコントローラ 360 折帳位置センサ 370 ファン位相表示装置 400 ポケット 401 ブレード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390009232 Kurfuersten−Anlage 52−60,Heidelberg,Fede ral Republic of Ger many (72)発明者 ポール レイモンド ボルダック アメリカ合衆国 ニュー ハンプシャー ドーヴァー ピスカタクワ オラド 60

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンブレードアセンブリ用の位相コン
    トロール装置において、 第1の回転ファンブレードアセンブリと第2の回転ファ
    ンブレードアセンブリと製品受容エリアとを有するファ
    ンブレードアセンブリが設けられており、 前記第1の回転ファンブレードアセンブリは複数の第1
    のファンブレードと第1の外周を有しており、前記第2
    の回転ファンブレードアセンブリは複数の第2のファン
    ブレードと第2の外周を有しており、前記製品受容エリ
    アは前記の第1および第2の外周の交差個所で規定さ
    れ、該製品受容エリアはいかなる時点でも第1および第
    2のファンブレードの一方によってのみ占有され、 折り畳まれた製品を前記製品受容エリアへ供給するため
    の折り畳まれた製品用搬送アセンブリと、コントロール
    システムが設けられており、 該コントロールシステムは、処理ユニットと第1のセン
    サと第2のセンサとファンブレードアセンブリモータ作
    動ユニットとを有しており、 前記第1のセンサは、第1の位置を通過したときに折り
    畳まれた各製品のエッジを検出してそのことを表す第1
    の信号を出力し、前記処理ユニットは、折り畳まれた各
    製品が前記製品受容エリア内にある基準位置に達する第
    1の時点を前記第1の信号の関数として推定し、 前記第2のセンサは、第2の位置を通過したときに各第
    1のファンブレードを検出してそのことを表す第2の信
    号を出力し、前記処理ユニットは第2の信号の関数とし
    て、第1の時点で製品受容エリアを占有する第1または
    第2のファンブレードのファン位相角を推定し、前記処
    理ユニットはファン位相角と所望のファン位相角との間
    における位相差を計算し、 前記ファンブレードアセンブリモータ作動ユニットはフ
    ァンブレードアセンブリの回転速度をコントロールし、
    該ファンブレードアセンブリモータ作動ユニットは前記
    処理ユニットにより制御されて、前記位相差の関数とし
    てファンブレードアセンブリの回転速度を変化させるこ
    とを特徴とする、 ファンブレードアセンブリ用の位相コントロール装置。
  2. 【請求項2】 ファンブレードアセンブリが製品受容エ
    リアを有し、該製品受容エリア内で各ファンブレードが
    折り畳まれた製品を受容するように構成されている、印
    刷機の折り機におけるファンブレードアセンブリ用の位
    相コントロール方法において、 a)第1の基準位置に対し相対的な所定の位置に達した
    ときに折り畳まれた製品のエッジを検出するステップ
    と、 b)第2の基準位置を通過したときにファンブレードを
    検出するステップと、 c)製品受容エリアに入る次のファンブレードに対する
    所望のファン位相角を求めるステップと、 d)前記ステップa)での検出に基づき、折り畳まれた
    製品が第1の基準位置に達する第1の時点を推定するス
    テップと、 e)前記ステップb)における検出の関数として、第1
    の時点での次のファンブレードの目下のファン位相角を
    推定するステップと、 f)前記目下のファン位相角と所望のファン位相角との
    間における差に基づき、ファンブレードアセンブリの回
    転速度を制御するステップ、とを有することを特徴とす
    る、 ファンブレードアセンブリ用の位相コントロール方法。
  3. 【請求項3】 前記ステップb)には、折り畳まれた製
    品の搬送速度を監視するステップと、折り畳まれた製品
    の該搬送速度の関数として所望のファン位相角を求める
    ステップが含まれている、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 折り畳まれた製品の搬送速度を監視する
    前記のステップには、印刷機のウェッブ速度を監視する
    ステップが含まれている、請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記ステップb)には、印刷機における
    1つまたは複数の動作上のパラメータを監視するステッ
    プと、印刷機における1つまたは複数の動作上の該パラ
    メータの関数として所望のファン位相角を求めるステッ
    プが含まれている、請求項2記載の方法。
  6. 【請求項6】 1つまたは複数の動作上のパラメータを
    監視する前記のステップには、折り畳まれた製品の重量
    を監視するステップが含まれている、請求項5記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 1つまたは複数の動作上のパラメータを
    監視する前記のステップには、折り畳まれた製品の幅を
    監視するステップが含まれている、請求項5記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 1つまたは複数の動作上のパラメータを
    監視する前記のステップには、湿度を監視するステップ
    が含まれている、請求項5記載の方法。
  9. 【請求項9】 1つまたは複数の動作上のパラメータを
    監視する前記のステップには、温度を監視するステップ
    が含まれている、請求項5記載の方法。
  10. 【請求項10】 1つまたは複数の動作上のパラメータ
    を監視する前記のステップには、折り畳まれた製品に加
    えられたシリコンの量を監視するステップが含まれてい
    る、請求項5記載の方法。
  11. 【請求項11】 1つまたは複数の動作上のパラメータ
    を監視する前記のステップには、折り畳まれた製品に加
    わる粘度の量を監視するステップが含まれている、請求
    項5記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記コントロールシステムには第3の
    センサが含まれており、該第3のセンサにより、印刷機
    における1つまたは複数の動作上のパラメータが監視さ
    れてそのことを表す第3の信号が出力され、該第3の信
    号の関数として前記処理ユニットにより所望の位相角が
    設定される、請求項1記載の位相コントロール装置。
  13. 【請求項13】 前記の1つまたは複数の動作上のパラ
    メータには印刷機のウェッブ速度が含まれている、請求
    項12記載の位相コントロール装置。
  14. 【請求項14】 前記の1つまたは複数の動作上のパラ
    メータには、折り畳まれた製品の重量と折り畳まれた製
    品の幅のうちの1つまたは複数が含まれている、請求項
    13記載の位相コントロール装置。
  15. 【請求項15】 前記の1つまたは複数の動作上のパラ
    メータには、折り畳まれた製品に加えられたシリコンの
    量と折り畳まれた製品に加わる粘度の量のうちの1つま
    たは複数が含まれている、請求項13記載の位相コントロ
    ール装置。
  16. 【請求項16】 前記の1つまたは複数の動作上のパラ
    メータには温度と湿度のうちの1つまたは複数が含まれ
    ている、請求項13記載の位相コントロール装置。
  17. 【請求項17】 前記コントロールシステムには表示装
    置が含まれており、該表示装置へ推定されたファン位相
    角度と推定された位相差のうちの1つまたは複数が前記
    処理ユニットから伝送される、請求項12記載の位相コ
    ントロール装置。
  18. 【請求項18】 折り機におけるファンブレードアセン
    ブリ用の位相コントロール装置において、 第1のセンサと、第2のセンサと、該第1および第2の
    センサと結合されたコントローラとが設けられており、 前記第1のセンサは折り畳まれた製品の位置を検出し、
    該第1のセンサは折り畳まれた製品の位置を表す第1の
    信号を出力し、 前記第2のセンサは所定の角度位置を通過したときにフ
    ァンブレードを検出し、該第2のセンサは所定の角度位
    置を表す第2の信号を出力し、 前記コントローラはファンブレードアセンブリに結合さ
    れており、該コントローラは、前記第1および第2の信
    号の関数としてファンブレードアセンブリの位相をコン
    トロールすることを特徴とする、 ファンブレードアセンブリ用の位相コントロール装置。
  19. 【請求項19】 ファン位相表示装置において、 第1の回転ファンブレードアセンブリと第2の回転ファ
    ンブレードアセンブリと製品受容エリアとを有するファ
    ンブレードアセンブリが設けられており、 前記第1の回転ファンブレードアセンブリは複数の第1
    のファンブレードと第1の外周を有しており、前記第2
    の回転ファンブレードアセンブリは複数の第2のファン
    ブレードと第2の外周を有しており、前記製品受容エリ
    アは前記の第1および第2の外周の交差個所で規定さ
    れ、該製品受容エリアはいかなる時点でも第1および第
    2のファンブレードの一方によってのみ占有され、 処理ユニットと表示装置を有するコントロールシステム
    が設けられており、 該コントロールシステムは第1のセンサと第2のセンサ
    を備え、 前記第1のセンサは、第1の位置を通過したときに折り
    畳まれた各製品のエッジを検出してそのことを表す第1
    の信号を出力し、前記処理ユニットは、折り畳まれた各
    製品が前記製品受容エリア内にある基準位置に達する第
    1の時点を前記第1の信号の関数として推定し、 前記第2のセンサは、第2の位置を通過したときに各第
    1のファンブレードを検出してそのことを表す第2の信
    号を出力し、前記処理ユニットは第2の信号の関数とし
    て、第1の時点で製品受容エリアを占有する第1または
    第2のファンブレードのファン位相角を推定し、前記処
    理ユニットは推定されたファン位相角を表示装置へ伝送
    することを特徴とする、 ファン位相表示装置。
  20. 【請求項20】 前記処理ユニットはファン位相角と所
    望のファン位相角との差を計算し、推定したファン位相
    差を表示装置へ伝送する、請求項19記載のファン位相
    表示装置。
  21. 【請求項21】 ファンブレードが製品受容エリアを有
    しており、該製品受容エリア内で各ファンブレードが折
    り畳まれた製品を受容するように構成されている、印刷
    機の折り機におけるファンブレードアセンブリ用の位相
    コントロール方法において、 a)第1の基準位置に達したときに折り畳まれた製品の
    エッジを検出するステップと、 b)第2の基準位置を通過したときにファンブレードを
    検出するステップと、 c)製品受容エリアに入る次のファンブレードに対する
    所望のファン位相角を求めるステップと、 d)前記ステップa)での検出に基づき、折り畳まれた
    次の製品が第1の基準位置に達する第1の時点を推定す
    るステップと、 e)前記ステップb)における検出の関数として、第1
    の時点での次のファンブレードの目下のファン位相角を
    推定するステップと、 f)前記目下のファン位相角と所望のファン位相角との
    間における差に基づき、ファンブレードアセンブリの回
    転速度を制御するステップ、とを有することを特徴とす
    る、ファンブレードアセンブリ用の位相コントロール方
    法。
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