JPH05309828A - 輪転印刷機の折機における折見当自動調整装置 - Google Patents
輪転印刷機の折機における折見当自動調整装置Info
- Publication number
- JPH05309828A JPH05309828A JP3016675A JP1667591A JPH05309828A JP H05309828 A JPH05309828 A JP H05309828A JP 3016675 A JP3016675 A JP 3016675A JP 1667591 A JP1667591 A JP 1667591A JP H05309828 A JPH05309828 A JP H05309828A
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- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 折胴から排紙される折帳のレジスタマークを
検出することにより折状態を判定し、該判定結果に基づ
いて、レジスタマークが適正な位置にくるように走行紙
の位相を自動的に修正する。 【構成】 印刷ユニットにおいて印刷された走行紙を折
コンペンセータローラを動かすことにより位相を調整し
ながら走行させて切断し折胴によって折り畳み折胴から
デリバリファンを介して排紙する輪転印刷機の折胴によ
り排出される切断・折り畳まれた折帳の搬送中に前記折
帳のレジストマークの位置を検出することにより折見当
精度を判定し、該判定結果に基づいて前記折コンペンセ
ータローラを自動的に修正する。
検出することにより折状態を判定し、該判定結果に基づ
いて、レジスタマークが適正な位置にくるように走行紙
の位相を自動的に修正する。 【構成】 印刷ユニットにおいて印刷された走行紙を折
コンペンセータローラを動かすことにより位相を調整し
ながら走行させて切断し折胴によって折り畳み折胴から
デリバリファンを介して排紙する輪転印刷機の折胴によ
り排出される切断・折り畳まれた折帳の搬送中に前記折
帳のレジストマークの位置を検出することにより折見当
精度を判定し、該判定結果に基づいて前記折コンペンセ
ータローラを自動的に修正する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、輪転印刷機の折機にお
ける折見当調整装置に係わり、特に、折胴から排紙され
る折帳のレジスタマークを検出することにより折状態を
判定し、該判定結果に基づいて、レジスタマークが適正
な位置にくるように走行紙の位相を自動的に修正するこ
とのできる輪転印刷機の折機における折見当自動調整装
置に関する。
ける折見当調整装置に係わり、特に、折胴から排紙され
る折帳のレジスタマークを検出することにより折状態を
判定し、該判定結果に基づいて、レジスタマークが適正
な位置にくるように走行紙の位相を自動的に修正するこ
とのできる輪転印刷機の折機における折見当自動調整装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、オフセット輪転機は、図５に示
される如き構成を有している。すなわち、給紙部１から
巻き出された走行紙２は印刷ユニット３により印刷され
た後、乾燥装置４、クーリング装置５を通過後、折コン
ペンセータローラ６を通過し折機７で所定の位置で裁断
・折り畳まれ折帳となり排紙される。
される如き構成を有している。すなわち、給紙部１から
巻き出された走行紙２は印刷ユニット３により印刷され
た後、乾燥装置４、クーリング装置５を通過後、折コン
ペンセータローラ６を通過し折機７で所定の位置で裁断
・折り畳まれ折帳となり排紙される。
【０００３】その際、折帳の折り位置は絵柄の印刷位置
に対して常に一定の位置でなくてはならない。しかし、
走行紙２に加わるテンションが変動したり、テンション
が加わることによって走行紙２が伸びたりして、絵柄の
印刷位置に対して折り畳み位置がずれた状態（折見当不
良）の折帳が排出されることがある。この折り畳み位置
のずれが大きい場合、その折帳は損紙になってしまう。
そのため折り畳み位置がずれた場合には、折見当を調整
することが必要になる。
に対して常に一定の位置でなくてはならない。しかし、
走行紙２に加わるテンションが変動したり、テンション
が加わることによって走行紙２が伸びたりして、絵柄の
印刷位置に対して折り畳み位置がずれた状態（折見当不
良）の折帳が排出されることがある。この折り畳み位置
のずれが大きい場合、その折帳は損紙になってしまう。
そのため折り畳み位置がずれた場合には、折見当を調整
することが必要になる。
【０００４】従来の折見当調整装置を備えた折機７は、
図６に示す如き構成を有している。すなわち、印刷ユニ
ット３から排出されてきた走行紙２は、スリッタ８で２
つに分割され、一方は、フォーマ９に送られ、他方は、
ターンバー１１に送られる。この走行紙２は、カッター
胴１３、突っ込み胴１４、くわえ胴１５の折胴群によっ
て裁断・折り畳まれ折帳２１となって排紙される。その
際、折帳２１における印刷ピッチと裁断ピッチは常に所
定の位置になくてはならず、この位置関係がずれている
場合には修正する必要がある。この位置の修正のため
に、印刷ユニットと折機７との間に、支点軸２２を中心
にコレクションモータ１８によって揺動するアーム２３
に回転自在に折コンペンセータローラ６を配置してい
る。この支点軸２２に取り付けられたアーム２３は、コ
レクションモータ１８が回転することにより図６に図示
の矢印Ａに示す如く回動し、紙パスを補正して折り位置
を合わせている。
図６に示す如き構成を有している。すなわち、印刷ユニ
ット３から排出されてきた走行紙２は、スリッタ８で２
つに分割され、一方は、フォーマ９に送られ、他方は、
ターンバー１１に送られる。この走行紙２は、カッター
胴１３、突っ込み胴１４、くわえ胴１５の折胴群によっ
て裁断・折り畳まれ折帳２１となって排紙される。その
際、折帳２１における印刷ピッチと裁断ピッチは常に所
定の位置になくてはならず、この位置関係がずれている
場合には修正する必要がある。この位置の修正のため
に、印刷ユニットと折機７との間に、支点軸２２を中心
にコレクションモータ１８によって揺動するアーム２３
に回転自在に折コンペンセータローラ６を配置してい
る。この支点軸２２に取り付けられたアーム２３は、コ
レクションモータ１８が回転することにより図６に図示
の矢印Ａに示す如く回動し、紙パスを補正して折り位置
を合わせている。
【０００５】また、これらを自動で行うために、刷版に
あらかじめ印刷すべき絵柄の外方にレジスタマーク１９
を入れておき、折コンペンセータローラ６の後方にスキ
ャニングヘッド２０を設け、このスキャニングヘッド２
０によってレジスタマーク１９を検出し、折胴のくわえ
タイミング位置からレジスタマークの位置までの距離が
ずれた場合、このずれ量の情報に基づいてコレクション
モータ１８にフィードバックして走行紙の走行量を調整
することが行われている。
あらかじめ印刷すべき絵柄の外方にレジスタマーク１９
を入れておき、折コンペンセータローラ６の後方にスキ
ャニングヘッド２０を設け、このスキャニングヘッド２
０によってレジスタマーク１９を検出し、折胴のくわえ
タイミング位置からレジスタマークの位置までの距離が
ずれた場合、このずれ量の情報に基づいてコレクション
モータ１８にフィードバックして走行紙の走行量を調整
することが行われている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
折見当調整装置にあっては、印刷ユニットと折機７の間
に設けられている折コンペンセータローラ６の直後に走
行紙２のレジスタマークを検出するスキャニングヘッド
２０を配置しているため、スキャニングヘッド２０の設
置位置から折り位置まで走行距離があり、スキャニング
ヘッド２０による折帳２１の折り位置の設定は、予測修
正となってしまう。このため従来の折見当調整装置にあ
っては、排出された折帳２１の折見当精度が悪いという
問題点を有していた。
折見当調整装置にあっては、印刷ユニットと折機７の間
に設けられている折コンペンセータローラ６の直後に走
行紙２のレジスタマークを検出するスキャニングヘッド
２０を配置しているため、スキャニングヘッド２０の設
置位置から折り位置まで走行距離があり、スキャニング
ヘッド２０による折帳２１の折り位置の設定は、予測修
正となってしまう。このため従来の折見当調整装置にあ
っては、排出された折帳２１の折見当精度が悪いという
問題点を有していた。
【０００７】本発明は、折胴から排紙される折帳のレジ
スタマークを検出することにより折状態を判定し、該判
定結果に基づいて、レジスタマークが適正な位置にくる
ように走行紙の位相を自動的に修正することのできる輪
転印刷機の折機における折見当自動調整装置を提供する
ことを目的としている。
スタマークを検出することにより折状態を判定し、該判
定結果に基づいて、レジスタマークが適正な位置にくる
ように走行紙の位相を自動的に修正することのできる輪
転印刷機の折機における折見当自動調整装置を提供する
ことを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の輪転印刷機の折機における折見当自動調整
装置においては、印刷ユニットで印刷された走行紙を折
コンペンセータローラを通して折胴群に供給し、走行紙
を切断し折り畳んで折帳を形成した後、折胴からデリバ
リファンを介して排紙するようにした輪転印刷機の折機
における折見当自動調整装置において、折胴により排出
されデリバリファンに搬送される折帳の搬送路中に前記
折帳のレジストマークと対向するように配置された検出
器と、折胴の回転を検出する回転検出器と前記検出器の
出力に基づいて折見当精度を判定し、該判定結果に基づ
いて前記折コンペンセータローラを駆動するようにした
コントローラとを設けたものである。
に、本発明の輪転印刷機の折機における折見当自動調整
装置においては、印刷ユニットで印刷された走行紙を折
コンペンセータローラを通して折胴群に供給し、走行紙
を切断し折り畳んで折帳を形成した後、折胴からデリバ
リファンを介して排紙するようにした輪転印刷機の折機
における折見当自動調整装置において、折胴により排出
されデリバリファンに搬送される折帳の搬送路中に前記
折帳のレジストマークと対向するように配置された検出
器と、折胴の回転を検出する回転検出器と前記検出器の
出力に基づいて折見当精度を判定し、該判定結果に基づ
いて前記折コンペンセータローラを駆動するようにした
コントローラとを設けたものである。
【０００９】
【作用】折胴から排出された折帳の搬送路中に、この折
帳のレジストマークの位置を検出することにより折見当
精度を判定し、この判定結果に基づいて走行紙の供給移
送を制御する折コンペンセータローラを自動的に修正す
るため、折帳の折部に対してレジスタマークが適正な位
置にくるように走行紙の位相を自動的に修正することが
でき、高精度の折見当を得ることができる。
帳のレジストマークの位置を検出することにより折見当
精度を判定し、この判定結果に基づいて走行紙の供給移
送を制御する折コンペンセータローラを自動的に修正す
るため、折帳の折部に対してレジスタマークが適正な位
置にくるように走行紙の位相を自動的に修正することが
でき、高精度の折見当を得ることができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
１〜図２には、本発明に係る輪転印刷機の折見当自動調
整装置の一実施例が示されている。
１〜図２には、本発明に係る輪転印刷機の折見当自動調
整装置の一実施例が示されている。
【００１１】図１は、本発明に係る折見当調整装置を装
備した折機の全体構成図、図２は、レジスタマーク検出
システムの構成図である。
備した折機の全体構成図、図２は、レジスタマーク検出
システムの構成図である。
【００１２】図において、２は印刷ユニット３において
印刷され排出されてきた走行紙である。６は走行紙２の
位相を修正するための折コンペンセータローラである。
この折コンペンセータローラ６は、アーム２３に回転自
在に取り付けられており、アーム２３は支点軸２２に固
着されている。この支点軸２２にはコレクションモータ
１８が取り付けられており、このコレクションモータ１
８を回転することにより図１に図示の矢印Ａに示す如く
アーム２３を回動するように構成されている。８は、ス
リッタで、このスリッタ８は、折コンペンセータローラ
６を介して走行してきた走行紙２を略中央で幅方向２つ
に分割する。９は、フォーマで、このフォーマ９は、ス
リッタ８において２つに分割された一方の走行紙２を折
り曲げる三角錘状に形成される折成形部である。なお、
本実施例においては、フォーマ９では方向変換のみを行
っている。１０は、ニッピングローラで、フォーマ９で
折られた走行紙２を所定の速度で引き出す作用を有する
ものである。１１は、ターンバーで、このターンバー１
１は、スリッタ８において２つに分割された他方の走行
紙２の走行方向を変更するためのガイドの役目を果たす
ものである。
印刷され排出されてきた走行紙である。６は走行紙２の
位相を修正するための折コンペンセータローラである。
この折コンペンセータローラ６は、アーム２３に回転自
在に取り付けられており、アーム２３は支点軸２２に固
着されている。この支点軸２２にはコレクションモータ
１８が取り付けられており、このコレクションモータ１
８を回転することにより図１に図示の矢印Ａに示す如く
アーム２３を回動するように構成されている。８は、ス
リッタで、このスリッタ８は、折コンペンセータローラ
６を介して走行してきた走行紙２を略中央で幅方向２つ
に分割する。９は、フォーマで、このフォーマ９は、ス
リッタ８において２つに分割された一方の走行紙２を折
り曲げる三角錘状に形成される折成形部である。なお、
本実施例においては、フォーマ９では方向変換のみを行
っている。１０は、ニッピングローラで、フォーマ９で
折られた走行紙２を所定の速度で引き出す作用を有する
ものである。１１は、ターンバーで、このターンバー１
１は、スリッタ８において２つに分割された他方の走行
紙２の走行方向を変更するためのガイドの役目を果たす
ものである。
【００１３】１２は、横ミシンローラで、この横ミシン
ローラ１２は、ニッピングローラ１０を通ってきた走行
紙２に、走行紙２が折り易くするためにミシン目を入れ
るものである。１３は、カッター胴で、このカッター胴
１３は、横ミシンローラ１２でミシン目の入れられた走
行紙２を１枚単位に切り取るためのものである。１４
は、突っ込み胴で、この突っ込み胴１４は、走行紙２の
折部を走行紙２の走行方向に直交する方向に押し出す作
用を有するものである。１５は、くわえ胴で、このくわ
え胴１５は、突っ込み胴１４から押し出された走行紙の
折部をくわえて折る作用を有するものである。このカッ
ター胴１３、突っ込み胴１４、くわえ胴１５によって折
胴群を構成している。
ローラ１２は、ニッピングローラ１０を通ってきた走行
紙２に、走行紙２が折り易くするためにミシン目を入れ
るものである。１３は、カッター胴で、このカッター胴
１３は、横ミシンローラ１２でミシン目の入れられた走
行紙２を１枚単位に切り取るためのものである。１４
は、突っ込み胴で、この突っ込み胴１４は、走行紙２の
折部を走行紙２の走行方向に直交する方向に押し出す作
用を有するものである。１５は、くわえ胴で、このくわ
え胴１５は、突っ込み胴１４から押し出された走行紙の
折部をくわえて折る作用を有するものである。このカッ
ター胴１３、突っ込み胴１４、くわえ胴１５によって折
胴群を構成している。
【００１４】１７は、検出器で、この検出器１７は、発
光素子と受光素子との組み合わせによって構成されてお
り、くわえ胴１５から排出される折帳２１の折端面から
レジスタマーク１９の位置までの距離を検出するための
ものである。この検出器１７と折胴群との位置関係は、
図２に示されている。すなわち、検出器１７は、くわえ
胴１５による折帳の搬出方向前方に設けられる搬送路の
上方に設けられている。そして、この検出器１７は、く
わえ胴１５から排出される折帳２１および折帳２１に印
刷されているレジスタマーク１９を非接触で検出してい
る。この検出器１７は、図３に示す如く、折帳２１の端
面を検出すると、この折帳２１の端面の検出によってパ
ルス信号が立上がり、所定電圧のパルス信号が出力され
る。そして、レジスタマーク１９が検出されると、出力
されていた所定電圧のパルス信号は、ＬＯＷ（０電位）
に落ちる。この電圧パルスは、レジスタマーク１９を検
出している間ＬＯＷ状態を維持し、レジスタマーク１９
が検出されなくなったところで再び折帳２１検出の所定
電圧のパルス信号が検出される。
光素子と受光素子との組み合わせによって構成されてお
り、くわえ胴１５から排出される折帳２１の折端面から
レジスタマーク１９の位置までの距離を検出するための
ものである。この検出器１７と折胴群との位置関係は、
図２に示されている。すなわち、検出器１７は、くわえ
胴１５による折帳の搬出方向前方に設けられる搬送路の
上方に設けられている。そして、この検出器１７は、く
わえ胴１５から排出される折帳２１および折帳２１に印
刷されているレジスタマーク１９を非接触で検出してい
る。この検出器１７は、図３に示す如く、折帳２１の端
面を検出すると、この折帳２１の端面の検出によってパ
ルス信号が立上がり、所定電圧のパルス信号が出力され
る。そして、レジスタマーク１９が検出されると、出力
されていた所定電圧のパルス信号は、ＬＯＷ（０電位）
に落ちる。この電圧パルスは、レジスタマーク１９を検
出している間ＬＯＷ状態を維持し、レジスタマーク１９
が検出されなくなったところで再び折帳２１検出の所定
電圧のパルス信号が検出される。
【００１５】この検出器１７によって出力されるパルス
信号は、アンプ３１を介して図４に示されるコントロー
ラ３０に出力される。また、この検出器１７による検出
は、版胴１回転毎に、図４に示されるパルスジェネレー
タ３３からアンプ３４を介してコントローラ３０に出力
される基準パルスと基準パルスとの間で行われる。検出
器１７によって出力されたパルス信号は、コントローラ
３０において、折帳２１の端面からレジスタマーク１９
までの距離の検出に用いられる。すなわち、折帳２１の
端面の検出によるパルス信号の立上がりから、レジスタ
マーク１９の検出までの時間計測によって折帳２１の端
面からレジスタマーク１９までの距離を計測する。この
コントローラ３０は、マイクロコンピュータ等の演算機
能を有するものによって構成されている。検出器１７の
検出結果に基づいて、コントローラ３０は、折帳２１の
端面からレジスタマーク１９までの距離が適正な範囲に
入っているか否かを判定し、折帳２１の端面からレジス
タマーク１９までの距離が適正な範囲に入っていない場
合には、そのずれの範囲が（＋）方向か、（−）方向か
を判断し、図４に示す如くドライバ３２を介してコレク
ションモータ１８を駆動させる。このコレクションモー
タ１８を駆動して走行紙２を修正する動作は、検出器１
７の検出結果に基づいて、コントローラ３０が、折帳２
１の端面からレジスタマーク１９までの距離が適正な範
囲に入っていないと判定すると自動的に行われる。ま
た、コレクションモータ１８の駆動による走行紙２の修
正は、走行紙２の修正をするコレクションモータ１８の
位置と、検出器１７の位置に距離があるため、コレクシ
ョンモータ１８を駆動して走行紙２の位置を修正して
も、折帳２１の端面とレジスタマーク１９の間隔が直ち
に修正されるものではなく、幾らかの時間遅れがある。
そのため、所定時間毎に折帳２１の端面からレジスタマ
ーク１９までの距離が適正な範囲に入っているか否かを
判定し、適正な範囲に入るまで制御し続ける。なお、折
帳の折り位置の修正方法は、折コンペンサータローラ６
で印刷ユニット３から折胴までの紙パスを変化させる方
法、あるいは、折胴の折り位置の位相を遊星歯車装置等
で変える方法などがある。
信号は、アンプ３１を介して図４に示されるコントロー
ラ３０に出力される。また、この検出器１７による検出
は、版胴１回転毎に、図４に示されるパルスジェネレー
タ３３からアンプ３４を介してコントローラ３０に出力
される基準パルスと基準パルスとの間で行われる。検出
器１７によって出力されたパルス信号は、コントローラ
３０において、折帳２１の端面からレジスタマーク１９
までの距離の検出に用いられる。すなわち、折帳２１の
端面の検出によるパルス信号の立上がりから、レジスタ
マーク１９の検出までの時間計測によって折帳２１の端
面からレジスタマーク１９までの距離を計測する。この
コントローラ３０は、マイクロコンピュータ等の演算機
能を有するものによって構成されている。検出器１７の
検出結果に基づいて、コントローラ３０は、折帳２１の
端面からレジスタマーク１９までの距離が適正な範囲に
入っているか否かを判定し、折帳２１の端面からレジス
タマーク１９までの距離が適正な範囲に入っていない場
合には、そのずれの範囲が（＋）方向か、（−）方向か
を判断し、図４に示す如くドライバ３２を介してコレク
ションモータ１８を駆動させる。このコレクションモー
タ１８を駆動して走行紙２を修正する動作は、検出器１
７の検出結果に基づいて、コントローラ３０が、折帳２
１の端面からレジスタマーク１９までの距離が適正な範
囲に入っていないと判定すると自動的に行われる。ま
た、コレクションモータ１８の駆動による走行紙２の修
正は、走行紙２の修正をするコレクションモータ１８の
位置と、検出器１７の位置に距離があるため、コレクシ
ョンモータ１８を駆動して走行紙２の位置を修正して
も、折帳２１の端面とレジスタマーク１９の間隔が直ち
に修正されるものではなく、幾らかの時間遅れがある。
そのため、所定時間毎に折帳２１の端面からレジスタマ
ーク１９までの距離が適正な範囲に入っているか否かを
判定し、適正な範囲に入るまで制御し続ける。なお、折
帳の折り位置の修正方法は、折コンペンサータローラ６
で印刷ユニット３から折胴までの紙パスを変化させる方
法、あるいは、折胴の折り位置の位相を遊星歯車装置等
で変える方法などがある。
【００１６】したがって、本実施例によれば、従来技術
のような予測修正ではなく、排紙された折帳２１の端面
からレジスタマーク１９までを見て自動修正するため、
折見当精度を飛躍的に向上させることができる。
のような予測修正ではなく、排紙された折帳２１の端面
からレジスタマーク１９までを見て自動修正するため、
折見当精度を飛躍的に向上させることができる。
【００１７】
【発明の効果】本発明は、折胴により排出される折帳の
搬送中に前記折帳のレジストマークの位置を検出するこ
とにより折見当精度を判定し、該判定結果に基づいて前
記折コンペンセータローラを自動的に修正するため、折
帳の折部に対してレジスタマークが適正な位置にくるよ
うに走行紙の位相を自動的に修正することができ、高精
度の折見当を得ることができる。
搬送中に前記折帳のレジストマークの位置を検出するこ
とにより折見当精度を判定し、該判定結果に基づいて前
記折コンペンセータローラを自動的に修正するため、折
帳の折部に対してレジスタマークが適正な位置にくるよ
うに走行紙の位相を自動的に修正することができ、高精
度の折見当を得ることができる。
【図１】本発明に係る輪転印刷機の折見当自動調整装置
の実施例を示す全体構成図である。
の実施例を示す全体構成図である。
【図２】本発明に係る輪転印刷機の折見当自動調整装置
の実施例を示す図１の検出器の検出状態を示す図であ
る。
の実施例を示す図１の検出器の検出状態を示す図であ
る。
【図３】本発明に係る輪転印刷機の折見当自動調整装置
の実施例を示す図１の検出器の出力信号を示す図であ
る。
の実施例を示す図１の検出器の出力信号を示す図であ
る。
【図４】本発明に係る輪転印刷機の折見当自動調整装置
の実施例を示す図１の検出器の出力信号に基づく紙パス
制御系統図である。
の実施例を示す図１の検出器の出力信号に基づく紙パス
制御系統図である。
【図５】本発明の適用されるオフセット輪転機の全体構
成図である。
成図である。
【図６】従来の輪転印刷機の折見当調整装置を示す図で
ある。
ある。
２………………走行紙 ６………………折コンペンセータローラ １３……………カッター胴 １４……………突っ込み胴 １５……………くわえ胴 １７……………検出器 １８……………コレクションモータ １９……………レジスタマーク ２１……………折帳
Claims (1)
- 【請求項１】 印刷ユニットで印刷された走行紙を折コ
ンペンセータローラを通して折胴群に供給し、走行紙を
切断し折り畳んで折帳を形成した後、折胴からデリバリ
ファンを介して排紙するようにした輪転印刷機の折機に
おける折見当自動調整装置において、折胴により排出さ
れデリバリファンに搬送される折帳の搬送路中に前記折
帳のレジストマークと対向するように配置された検出器
と、折胴の回転を検出する回転検出器と前記検出器の出
力に基づいて折見当精度を判定し、該判定結果に基づい
て前記折コンペンセータローラを駆動するようにしたコ
ントローラとを設けたことを特徴とする輪転印刷機の折
機における折見当自動調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3016675A JPH05309828A (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 輪転印刷機の折機における折見当自動調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3016675A JPH05309828A (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 輪転印刷機の折機における折見当自動調整装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05309828A true JPH05309828A (ja) | 1993-11-22 |
Family
ID=11922889
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3016675A Withdrawn JPH05309828A (ja) | 1991-02-07 | 1991-02-07 | 輪転印刷機の折機における折見当自動調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05309828A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5749823A (en) * | 1995-03-28 | 1998-05-12 | Heidelberger Druckmaschinen Ag | Signature control in a high speed printing press |
| DE102005009132A1 (de) * | 2005-03-01 | 2006-09-07 | Man Roland Druckmaschinen Ag | Verfahren zur Steuerung bzw. Regelung eines Falzapparats einer Druckmaschine |
-
1991
- 1991-02-07 JP JP3016675A patent/JPH05309828A/ja not_active Withdrawn
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| GB2423763B (en) * | 2005-03-01 | 2008-10-01 | Roland Man Druckmasch | Method for controlling or regulating a folder of a printing press |
| US7569007B2 (en) | 2005-03-01 | 2009-08-04 | Man Roland Druckmaschinen Ag | Method for controlling or regulating a folder of a printing press |
| DE102005009132B4 (de) * | 2005-03-01 | 2019-03-14 | Manroland Goss Web Systems Gmbh | Verfahren zur Steuerung bzw. Regelung eines Falzapparats einer Druckmaschine |
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