JP2502623Y2 - ロ―ル紙定寸切断装置の切断長補正装置 - Google Patents

ロ―ル紙定寸切断装置の切断長補正装置

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JP2502623Y2
JP2502623Y2 JP1990001848U JP184890U JP2502623Y2 JP 2502623 Y2 JP2502623 Y2 JP 2502623Y2 JP 1990001848 U JP1990001848 U JP 1990001848U JP 184890 U JP184890 U JP 184890U JP 2502623 Y2 JP2502623 Y2 JP 2502623Y2
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宏嗣 白井
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ロール紙定寸切断装置の切断長補正装置に
関する。
従来の技術 従来、ロール紙を自動的に規定の長さに切断するロー
ル紙定寸切断装置がある。
このような装置においては、ロール紙を搬送ローラに
より送り出してカッタで切断することになるが、用紙の
送り量を正確に決めるには、切断すべきロール紙を2つ
のセンサを通過させ、その間の搬送速度を計測するのが
よい。しかし、レイアウト上、2つのセンサを十分な距
離をおいて配置させることができないものもある。ま
た、低コスト化の面からも1つのセンサで用紙送り量に
関する検知制御を行なうことが望まれることもある。
1つのセンサのみによる場合、このセンサでロール紙
先端の搬送開始を検知し、その検知タイミングから所定
量の紙送りを行なわせることになる。
この後の定寸カットのための紙送り量制御としては、
例えば特公昭62−25580号公報に示されるものがある。
これによれば、用紙サイズ毎の切断長を搬送ローラの回
転時間で制御するものであり、設定標準値を基準クロッ
クの数で記憶し、この基準クロックを構成する基本クロ
ック数が決められており、この基本クロックから基準ク
ロックへのカウントアップの繰返しで設定標準値との比
較を行ない、切断長を決定するようにしている。
また、搬送ローラをステッピングモータで駆動するよ
うにしたものの場合、センサがオン(先端検知)してか
らステッピングモータのステップ数で紙送り量を制御す
るようにしたものもある。
何れにしても、このような装置では、搬送ローラの外
径寸法のバラツキ、搬送ローラ・用紙間のスリップ率の
バラツキ、センサやカッタの取付け位置のバラツキ等の
要因により、目標値と実寸との間に誤差を生ずることは
避けられない。このような誤差をなくすために各部品の
加工精度、取付け精度を上げてバラツキを小さくする、
といっても現実には非常に困難であり、また、バラツキ
を調整するための調整機構を設ける、となると、その構
造が複雑だけでなく、調整にも手間のかかるものであ
る。
そこで、その装置に応じた送り量の補正制御を行なう
のが得策であり、前述した特公昭62−25580号公報でも
切断長を補正することが開示されている。同公報によれ
ば、まず、任意に設定された用紙サイズについての試し
切りを行なって、実際に切断された用紙長さの設定値に
対する誤差、即ち、補正値を測定する。そして、この補
正値をコントローラに対して入力することにより、基準
クロックを構成する基本クロック数を修正して送り量を
補正するようにしている。
考案が解決しようとする課題 この試し切りによる補正処理を模式的に考えると、第
5図のように示される。即ち、用紙の送り長さxと設定
値に対する誤差δとは、測定値(x,δ)と原点(0,0)
を通る1次曲線δ=axで示される関係となり、この傾き
a分の補正を行なうものである。ところが、センサやカ
ッタの位置のバラツキを考えると、用紙の送り長さx=
0のときでも誤差δは発生している場合があり、実際に
は第5図に破線で示すようにδ=a′x+bとなってい
る筈である。つまり、従来の補正方式の場合、必ずしも
正確な補正とならず、高精度な定寸切断が期待できな
い。
課題を解決するための手段 ロール紙を搬送させる搬送ローラと、この搬送ローラ
を回転駆動させるモータと、前記ロール紙を切断するカ
ッタと、前記ロール紙の搬送の有無を検出する1つの紙
センサとを備え、前記紙センサによりロール紙先端の搬
送開始を検知してから予め設定された搬送ローラ径及び
紙センサ・カッタ間距離に基づき算出された指定定寸サ
イズ搬送分の駆動量だけモータを駆動させて搬送ローラ
によりロール紙を搬送させた後、カッタにより切断する
ようにしたロール紙定寸切断装置において、異なる長さ
の指定サイズについてロール紙の試し切りを少なくとも
2回行なわせる試し切り指示手段を設け、異なる長さの
2回の試し切りにより実際に切断された2枚の用紙長さ
のそれぞれと各々の試し切り指定長さとに基づき前記搬
送ローラ径及び紙センサ・カッタ間距離について誤差を
換算した実寸を算出する算出手段を設け、算出された実
寸値を前記搬送ローラ径及び紙センサ・カッタ間距離の
値に置換補正するように予め設定された切断すべき各紙
サイズに対応するモータのステップ数を補正変更する補
正手段を設けた。
作用 異なる長さの指定サイズ入力による2回の試し切りに
より各々の指定サイズに対して実際に切断された用紙長
さを測定し、2つの試し切り指定長さを含むこれらの4
つのデータに基づき、設定値に対する全ての誤差要因を
含んだ誤差特性に従った、誤差を換算した状態の搬送ロ
ーラ径の実寸及び紙センサ・カッタ間距離の実寸を算出
することができる。算出された実寸値を補正値として、
駆動量算出のために予め設定されていた搬送ローラ径及
び紙センサ・カッタ間距離の値を置換補正することによ
り、正確な紙搬送のための駆動量が算出される。よっ
て、搬送ローラ径の加工精度、カッタ、センサ類の取付
け精度等に依存することなく、現状装置のままにして高
精度な定寸切断が可能となる。
実施例 本考案の一実施例を第1図ないし第4図に基づいて説
明する。第1図はロール紙定寸切断装置の構成を概略的
に示すもので、まず、ロール紙1を給紙搬送させる一対
の搬送ローラ2,3が設けられている。ここに、一方の搬
送ローラ2は駆動ローラであり、ステッピングモータ4
により回転駆動される。また、給紙搬送方向には、カッ
タ5、一対の排紙ローラ6,7、紙センサなる原点センサ
8が順に設けられている。前記カッタ5は固定刃5aとス
ライド式回転刃5bとよりなり、スライド式回転刃5bが可
動することにより前記ロール紙1の切断が行なわれる。
また、原点センサ8はロール紙1の搬送の有無を、ロー
ル紙1先端により検知するもので、搬送されるロール紙
1先端に押されて回動変位してこれを検知するように構
成されている。
ここに、前記ステッピングモータ4はコントローラ9
により駆動制御される。即ち、ある指定された指定定寸
サイズ長に対する動作において、原点センサ8によりロ
ール紙1先端の搬送開始が検知されると、前記搬送ロー
ラ(駆動ローラ)2の径と原点センサ8・カッタ5間距
離とに基づき算出された指定定寸サイズ搬送分のステッ
プ数だけステッピングモータ4を駆動させて搬送ローラ
2,3によりロール紙1を搬送させて停止させる。この状
態で、カッタ5によりロール紙1を切断する。
しかして、本実施例では、指定した定寸サイズ長に対
して実際の切断長に誤差を生じた場合に補正を行なう手
段が講じられている。これに先立ち、第2図を参照して
誤差の補正計算を考える。
今、 x:指定定寸サイズ長 l:カッタ5・原点センサ8間距離(実長) P:指定定寸サイズ搬送分のステップ数 R:搬送ローラ(駆動ローラ)2の径(実径) A:搬送ローラ2の1回転当りのステップ数とすると、ロ
ール紙1を原点位置から指定定寸サイズ長x分だけ搬送
させるためのステップ数Pは、 なる基本式により算出される。
ここに、搬送ローラ径Rとカッタ・センサ間距離lと
を算出するため、これらの初期設定値を各々R0,l0とす
る。また、補正のための試し切りを異なる長さの指定サ
イズx1,x2について行なわせるものとし、これらの試し
切りにより実際に切断された用紙長さをx1′,x2′とす
る。すると、 即ち、試し切りにおいて2つの測定値に基づくため、
誤差も2つのデータδ1(=x1−x1′),δ2(=x2
x2′)を持つことになり、原点センサ8やカッタ5の取
付け誤差等の全てを含めた誤差δを第3図に示すよう
に、δ=a′x+bの形で表すことができる((1)
(2)式がこれに相当する)。
(1)(2)式により搬送ローラ径Rの実寸を求める
と、 となる。また、(1)(3)式によりカッタ・センサ間
距離lの実寸を求めると、 となる。よって、以上の計算式をプログラムに組込むこ
とにより、2つの設定値R0,l0に対する誤差を換算した
実寸値R,lが求まる。この値を補正値として当初のR0,l
0に置換補正すれば、前述したステップ数Pについての
補正後の基本式により、当該現状装置のままにおいて、
誤差のない高精度の指定定寸サイズ通りのカットを行な
わせることができる。
このため、本実施例では前記コントローラ9に接続し
た操作部10には、試し切り指示手段11が設けられてい
る。試し切り指示手段11は試し切り指示部11aとサイズ
入力部11bとよりなる。試し切りに際しては、試し切り
指示部11aにより試し切り・演算・補正なる特殊モード
(SPモード)を指定し(第4図参照)、サイズ入力部11
bから任意かつ異なる2つの指定サイズの長さx1,x2
入力することになる。また、前記コントローラ9はマイ
クロコンピュータを含むもので、上述した計算式がプロ
グラムに組込まれて、実寸値R,lを求める補正計算を行
なう算出手段12と、当初のR0,l0を算出された実寸値R,
lに置換補正するデータ転送処理を行なう補正手段13と
を有する(第4図参照)。
考案の効果 本考案は、上述したように試し切り指示手段と算出手
段と補正手段とを設け、異なる長さの指定サイズ入力に
よる2回の試し切りにより各々の指定サイズに対して実
際に切断された用紙長さを測定し、2つの試し切り指定
長さを含むこれらの4つのデータに基づき、設定値に対
する全ての誤差要因を含んだ誤差を換算した状態の搬送
ローラ径の実寸及び紙センサ・カッタ間距離の実寸を算
出し、算出された実寸値を補正値として、駆動量算出の
ために予め設定されていた搬送ローラ径及び紙センサ・
カッタ間距離の値を置換補正するようにしたので、1つ
の紙センサのみによる低コスト構造かつ誤差要因を含む
現状の装置のままにして指定定寸サイズのための正確な
紙搬送駆動量を算出でき、よって、誤差原因となる搬送
ローラ径の加工精度、カッタ、センサ類の取付け精度と
いった要因を厳しく管理したり、調整するといったこと
なく、高精度な定寸切断を行なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す制御系を含む概略構成
図、第2図は寸法関係を示す模式図、第3図は用紙送り
長さ−誤差特性図、第4図は補正値処理を示すフローチ
ャート、第5図は従来例を示す用紙送り長さ−誤差特性
図である。 1……ロール紙、2,3……搬送ローラ、4……モータ、
5……カッタ、8……紙センサ、11……試し切り指示手
段、12……算出手段、13……補正手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール紙を搬送させる搬送ローラと、この
    搬送ローラを回転駆動させるモータと、前記ロール紙を
    切断するカッタと、前記ロール紙の搬送の有無を検出す
    る1つの紙センサとを備え、前記紙センサによりロール
    紙先端の搬送開始を検知してから予め設定された搬送ロ
    ーラ径及び紙センサ・カッタ間距離に基づき算出された
    指定定寸サイズ搬送分の駆動量だけモータを駆動させて
    搬送ローラによりロール紙を搬送させた後、カッタによ
    り切断するようにしたロール紙定寸切断装置において、
    異なる長さの指定サイズについてロール紙の試し切りを
    少なくとも2回行なわせる試し切り指示手段を設け、異
    なる長さの2回の試し切りにより実際に切断された2枚
    の用紙長さのそれぞれと各々の試し切り指定長さとに基
    づき前記搬送ローラ径及び紙センサ・カッタ間距離につ
    いて誤差を換算した実寸を算出する算出手段を設け、算
    出された実寸値を前記搬送ローラ径及び紙センサ・カッ
    タ間距離の値に置換補正するように予め設定された切断
    すべき各紙サイズに対応するモータのステップ数を補正
    変更する補正手段を設けたことを特徴とするロール紙定
    寸切断装置の切断長補正装置。
JP1990001848U 1990-01-12 1990-01-12 ロ―ル紙定寸切断装置の切断長補正装置 Expired - Lifetime JP2502623Y2 (ja)

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JPH0435970Y2 (ja) * 1988-02-18 1992-08-25

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