JPH09168262A - 電気機器のワニス処理方法 - Google Patents

電気機器のワニス処理方法

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JPH09168262A
JPH09168262A JP32437395A JP32437395A JPH09168262A JP H09168262 A JPH09168262 A JP H09168262A JP 32437395 A JP32437395 A JP 32437395A JP 32437395 A JP32437395 A JP 32437395A JP H09168262 A JPH09168262 A JP H09168262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
varnish
treatment
electric equipment
water
electrical equipment
Prior art date
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Pending
Application number
JP32437395A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiro Atsuji
敏朗 厚地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishishiba Electric Co Ltd
Original Assignee
Nishishiba Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nishishiba Electric Co Ltd filed Critical Nishishiba Electric Co Ltd
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワニスの必要な部分にのみ選択的にワニスを
付着し、そのワニスの膜厚を自由にコントロール出来る
電気機器のワニス処理方法を提供する。 【解決手段】 ワニス付着を必要とする裸導電部のある
電気機器(4) のワニス処理方法において、電着槽(1) に
水分散型ワニス(5) と電極(6) と被ワニス処理電気機器
(4) を入れ、電着槽(1) 外に直流電源(7) を配置し、こ
の直流電源(7) を前記電極(6) と被ワニス処理電気機器
(4) の導電部に接続して両者間に水分散型ワニス(5) を
介して直流電流を流すことにより、所望の裸導電部のみ
にワニスを析出させる電着塗装を行い、その後、被ワニ
ス処理電気機器(4) を水分散型ワニス(5) から出して水
洗いおよび乾燥する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機器の製造方
法に係り、特に鉄心やコイル等の導電性部材のワニス処
理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気機器のワニス処理としては、
ワニスディップ、ワニスドリップ、ワニス真空含浸等の
方法が実施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち従来の技術で
は、被処理物の全体にワニスが付着し、健全部分も弱点
部分も均等にワニスが付着し絶縁処理される。このため
弱点部分では絶縁被覆が充分でなく、ワニス処理回数を
増加させることで弱点部分を補強するが、健全部分にも
同様にワニスが付着し、材料・工数の増加を招いてい
る。
【0004】そこで本発明は、ワニスの必要な部分にの
み選択的にワニスを付着し、そのワニスの膜厚を自由に
コントロール出来る電気機器のワニス処理方法を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1においては、ワニス付着を必要
とする裸導電部のある電気機器のワニス処理方法におい
て、電着槽に水分散型ワニスと電極と被ワニス処理電気
機器を入れ、電着槽外に直流電源を配置し、この直流電
源を前記電極と被ワニス処理電気機器の導電部に接続し
て両者間に水分散型ワニスを介して直流電流を流すこと
により、所望の裸導電部のみにワニスを析出させる電着
塗装を行い、その後、被ワニス処理電気機器を水分散型
ワニスから出して水洗いおよび乾燥する。
【0006】また、請求項2においては、請求項1に加
えて、鉄心とコイルを交互に電源に接続して交互に電着
塗装を行い、その場合の時間または電圧を調整すること
により、所望厚さのワニス皮膜を形成する。
【0007】また、請求項3においては、請求項1に加
えて、樹脂分を余り含まないドライテープと呼ばれる絶
縁テープを裸導体に巻いてコイルを製造し、その後、電
着塗装により導体表面からワニスを析出させていく。
【0008】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)以下、本発明の第1の実施の形態につ
いて、図1を参照して説明する。電着槽(1) 内にワニス
処理を要する鉄心(2) とコイル(3) からなる電気機器
(4) と、水分散型ワニス(5) と、電極(6) を入れる。電
着槽(3) 外に直流電源(7) を配置する。直流電源(7) の
端子は水分散型ワニス(5) のイオンの陰陽に応じて、夫
々電線(8) で電気機器(4) および電極(6) に接続する。
この場合水分散型ワニス(5)は陰イオンのものと陽イオ
ンのものがあるから極性に注意を要する。なお、(9)は
コイルの口出線であり、(10)は鉄心締付部材であって電
気の通路になる。鉄心(2) のワニス処理は錆止めが目的
であって、膜厚は薄くてよいから電線(8) に抵抗(11)を
介在させて電流を少なくする。そして、所望の裸導電部
のみにワニスを析出させる電着塗装を行い、その後、被
ワニス処理電気機器を水分散型ワニスから出して水洗い
および乾燥する。これにより所望部にワニス皮膜が形成
される。この様にするとコイルのエナメルの剥げた弱点
部分の補強、および鉄心の錆止めを簡単に行うことがで
き、なお、析出したワニスは固着し、不要部に付着した
水分散型ワニスは水洗いで回収できるから再使用が可能
で経済的である。したがって材料・工数の少ないワニス
処理方法となる。
【0009】(実施の形態2)次に本発明の第2の実施
の形態について、図1を流用して説明する。鉄心(2)と
コイル(3) を直流電源(7) に接続する電線(8) の一方を
外し、交互に電着塗装を行い、その場合の時間または電
圧を調整することにより、所望厚さのワニス皮膜を形成
する。他は実施の形態1と同様である。
【0010】この様にすると、各々のワニス皮膜の厚さ
を正確な所望厚さにすることができるほか、実施の形態
1と同様な作用効果が得られる。
【0011】(実施の形態3)次に本発明の第3の実施
の形態について、図2を参照して説明する。樹脂分を余
り含まないドライテープ(12)と呼ばれる絶縁テープを裸
導体(13)に巻いてコイルを製造し、その後、電着塗装に
より導体表面からワニスを析出させていく。他は実施の
形態1と同様である。
【0012】この様にすると、ドライテープ内側の裸導
体表面からワニスを析出させていくことで、内部に空洞
を含まないワニス層を得られるほか、実施の形態1と同
様な作用効果が得られる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電気機器の導電性のある弱点部分にのみワニス皮膜を得
ることが出来、不要部分にはワニスの付着がなく、要求
する膜厚を電圧または時間の調整により任意にコントロ
ール出来、内部にボイドを含まない強固なワニス皮膜を
得ることが出来て信頼性が高く、材料・工数を減少した
電気機器のワニス処理方法を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気機器のワニス処理方法の第1の実
施の形態の装置を示す断面図。
【図2】第3の実施の形態のコイルの製造途中の要部を
示す拡大斜視図。
【符号の説明】
1…電着槽 2…鉄心 3…コイル 4…電気機器 5…水分散型ワニス 6…電極 7…直流電源 8…電線 9…口出線 10…鉄心締付部材 11…抵抗 12…ドライテープ 13…裸導体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワニス処理を必要とする裸導電部のある
    電気機器のワニス処理方法において、電着槽に水分散型
    ワニスと電極と被ワニス処理電気機器を入れ、電着槽外
    に直流電源を配置し、この直流電源を前記電極と被ワニ
    ス処理電気機器の導電部に接続して両者間に水分散型ワ
    ニスを介して直流電流を流すことにより、所望の裸導電
    部のみにワニスを析出させる電着塗装を行い、その後、
    被ワニス処理電気機器を水分散型ワニスから出して水洗
    いおよび乾燥することを特徴とする電気機器のワニス処
    理方法。
  2. 【請求項2】 鉄心とコイルを直流電源に交互に接続し
    て交互に電着塗装を行い、その場合の時間または電圧を
    調整することにより、所望厚さのワニス皮膜を形成する
    ことを特徴とする請求項1記載の電気機器のワニス処理
    方法。
  3. 【請求項3】 樹脂分を余り含まないドライテープと呼
    ばれる絶縁テープを裸導体に巻いてコイルを製造し、そ
    の後、電着塗装により導体表面からワニスを析出させて
    いくことを特徴とする請求項1記載の電気機器のワニス
    処理方法。
JP32437395A 1995-12-13 1995-12-13 電気機器のワニス処理方法 Pending JPH09168262A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50101855A (ja) * 1974-01-11 1975-08-12
JPS5574344A (en) * 1978-11-30 1980-06-04 Toshiba Corp Manufacture of winding for electrical rotary machine
JPS60180461A (ja) * 1984-02-24 1985-09-14 Mitsubishi Electric Corp 界磁コイルの絶縁方法

Patent Citations (3)

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