JPH09167966A - D/a変換装置 - Google Patents

D/a変換装置

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JPH09167966A
JPH09167966A JP32775095A JP32775095A JPH09167966A JP H09167966 A JPH09167966 A JP H09167966A JP 32775095 A JP32775095 A JP 32775095A JP 32775095 A JP32775095 A JP 32775095A JP H09167966 A JPH09167966 A JP H09167966A
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泰範 谷
Tetsuhiko Kaneaki
哲彦 金秋
Akira Sobashima
彰 傍島
Hideaki Hatanaka
秀晃 畠中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度のD/A変換回路を必要とせずにノイ
ズを低減することができるD/A変換装置を提供する。 【解決手段】 ディジタル入力信号は、ディジタルフィ
ルタ10とノイズシェーパ(NS)11でサンプリング
周波数が高く語長制限されたディジタル信号に変換され
る。NS11の出力はデコーダ12で1ビット信号列に
変換された後、各1ビット信号に対応する1ビットD/
A変換器列13でアナログ信号に変換され、さらにアナ
ログ加算器14で総和されてアナログ出力信号となる。
この場合、デコーダ12の出力を、NS11の出力値に
応じた数の1ビット信号が巡回するような出力とし、ま
たNS11の出力レベルが小さい場合には、一部の1ビ
ット信号の値を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力信号より高い
サンプリング周波数でD/A変換するオーバーサンプリ
ング型のD/A変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ディジタル/アナログ(以
下、D/Aと略記する)変換装置の一つとして、ノイズ
シェーパと1ビットD/A変換器列を用いたD/A変換
装置が知られている。
【0003】この方式のD/A変換装置は、特開平5−
335963号公報および特開平7−99451号公報
に開示されており、このD/A変換装置について、図5
を用いて以下に説明する。
【0004】図5は従来のD/A変換装置の一構成例を
示すブロック図である。図5において、10はディジタ
ルフィルタ(DF)であり、入力されたディジタル信号
のサンプリング周波数fsをk倍(kは整数)にするもの
である。ここでは説明のためk=64とする。11はノ
イズシェーパ(NS)であり、DF10から出力される
ディジタル信号の量子化(語長制限)を行うとともに、
ノイズの周波数特性を所定の特性に変化させるものであ
る。ここでは2次特性のノイズシェーパとし、入力Xに
対する出力Yは(式1)で表されるものとする。
【0005】
【数1】
【0006】ここでは出力Yが7(=p)レベルの出力
(−3〜+3)を持つものとする。なお、ここでは簡単
のために3を加えて(0〜6)として説明を行う。50
はポインタであり、入力信号の累算値の剰余を出力する
ものである。ここではNS11の出力を累算して6の剰
余を出力するものとする。ある時刻nのポインタ50の
入力をXn とするとき、出力Yn は(式2)で表され
る。
【0007】
【数2】
【0008】51はROM(読み出し専用メモリ)であ
り、ポインタ50の入力信号Xn を下位、ポインタ50
の出力信号Yn を上位とするアドレスに対応して、6
(=m=p−1)ビットのデータを出力するものであ
る。13は一連の1ビットD/A変換器(DAC)から
なる1ビットD/A変換器列(DAC列)であり、第1
の1ビットD/A変換器(DAC−1)から第6の1ビ
ットD/A変換器(DAC−6)までの、全て均一な6
個(=m)の1ビットD/A変換器で構成され、ROM
51からの6ビット出力の各ビットのディジタル信号
を、それぞれに対応するアナログ信号に変換する。14
はアナログ加算器(Σ)であり、DAC列13から出力
される各ビットに対応する6個のアナログ信号の総和を
計算し、その計算結果をディジタル信号入力に対応する
アナログ信号として出力する。15はD/A変換回路で
あり、DAC列13とアナログ加算器14とで構成され
る。
【0009】図5のD/A変換装置は、DF10とNS
11とにより、入力されたディジタル信号をサンプリン
グ周波数64fs、7(=p)レベルの信号としたのち
に、ポインタ50及びROM51で6個の1ビットディ
ジタル信号とし、さらにD/A変換回路15でアナログ
信号に変換して出力するものであり、入力信号であるデ
ィジタル信号をそのサンプリング周波数(fs)より高い
サンプリング周波数(例えば64fs)でアナログ信号に
変換する、いわゆるオーバーサンプリング型のD/A変
換装置となっている。
【0010】図5のD/A変換装置の出力信号のスペク
トラムを、D/A変換回路15が理想的な場合につい
て、コンピュータ・シミュレーションで求めた結果を図
6に示す。簡単のため、ここでは0〜2fsまでの信号を
示している。
【0011】このD/A変換装置は、上記のように、僅
か7レベルのディジタル信号をアナログ信号に変換する
ものでありながら、図6に示すように、NS11によっ
て0〜fs/2の信号帯域では90dB以上のダイナミックレ
ンジ(D.R.)が得られるものである。
【0012】一方、実際の回路では、1ビットD/A変
換器列13の各DACを完全に均一に製造することは不
可能であり、各DACの出力間には必ず何らかのバラツ
キ(例えば相対誤差)が存在してノイズ発生の原因とな
る。このノイズの発生を抑圧するために、1ビットD/
A変換器列13を、各DACを巡回するように用いる方
法があり、その方法について以下に説明する。
【0013】まず、ポインタ50は、図5のNS11か
ら出力される7レベルの信号(0〜6)を累算し、その
累算結果に対して6の剰余を求め出力する。従って該出
力は0〜5の6通りとなる。次に、ポインタ50の入力
信号を下位としその出力信号を上位とするアドレスをR
OM51に入力し、6ビットのデータを得る。この6ビ
ットのデータは、重み付けの無い1ビット信号6個を表
すものである。この時のアドレス(10進数)とデータ
(1ビット信号6個)の関係を(表1)に示す。なお、
表1では簡単のためデータ“0”を“.”と表記してい
る。
【0014】
【表1】
【0015】(表1)において、6ビットデータはアド
レス下位即ちポインタ50の入力信号の数値が示すだけ
“1”となっており、各ビットの総和が入力信号に等し
くなるようになっている。また、アドレス上位即ちポイ
ンタ50の出力信号の数値が示すだけ左にシフトされ、
あふれた桁は右から現れるように巡回している。ROM
51を(表1)のように定義することにより、例えば、
(表2)のようにデータが出力される。
【0016】
【表2】
【0017】(表2)からも判るように、入力信号の数
値が示すだけの“1”が6ビットデータを巡回するよう
に出力されており、このことは入力信号の数値と6ビッ
トデータのうちの特定ビットとの相関が無いことを示し
ている。このため、6ビットデータがそれぞれ接続され
る1ビットD/A変換器列13の各DACの出力間にバ
ラツキがある場合でも、信号帯域でのノイズの発生を小
さくなるように抑制することができる。
【0018】また、1ビットD/A変換器列13の各D
ACの並びを工夫することにより、ノイズを更に小さく
することができる。1ビットD/A変換器列13の各D
ACの出力誤差が隣合う1ビットD/A変換器で反対に
なるように配置すれば、複数個の1ビットD/A変換器
の出力和で振幅を表すとき、誤差が小さくなる場合が多
くなるため、ノイズが小さくなる。これを図5の場合で
説明すると、6個の1ビットD/A変換器を、出力レベ
ルの順に、DAC-1,DAC-2,DAC-3,DAC-4,DAC-5,DAC-6 と
し、ROM51から出力される連続した1ビット信号列
に対して、1ビットD/A変換器列13が、DAC-1,DAC-
5,DAC-3,DAC-4,DAC-2,DAC-6 という並びに割り当てられ
るようにする。例えば“2”を出力するときに、DAC-1
とDAC-2 を用いるより、DAC-1 とDAC-5 を用いる方が誤
差が小さいため、発生するノイズを小さく抑えることが
できる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来のD/A変換装置では、図5に示すD/A変換
回路15において、NS11の出力レベルには無関係に
1ビット信号の巡回動作が行われるために、特に小信号
時においては、1ビットD/A変換器列13におけるス
イッチング(出力値の切り替わり)が多くなる。例えば
NS11から“0”が続けて出力されているとき、1ビ
ットD/A変換器列13は、その3個のDACが“1”
で、他の3個のDACが“0”であり、これらは1サン
プル毎に“1”と“0”が入れ替わるように動作する。
従って、以上のようなスイッチング動作に起因するノイ
ズは小信号時に特に多くなり、このノイズによりダイナ
ミックレンジが劣化するという問題点を有していた。
【0020】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、小信号時のスイッチング動作を減少することがで
き、このスイッチング動作によるノイズの発生を抑える
ことができるD/A変換装置を提供する。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に記載のD/A変換装置は、kを
整数として、入力されたディジタル信号に対して、その
信号のサンプリング周波数のk倍のサンプリング周波数
によるフィルタ機能を有するディジタルフィルタと、前
記ディジタルフィルタからの出力信号に対して、そのデ
ータの語長を制限するとともに、その信号に含まれるノ
イズの周波数特性を所定の特性に変化させるノイズシェ
ーパと、前記ノイズシェーパからの出力信号を、その信
号レベルに対応して、複数の1ビット信号からなる1ビ
ット信号列に変換して出力するデコーダと、前記デコー
ダから出力された1ビット信号列の各1ビット信号を、
その信号に対応するアナログ信号に変換する1ビットD
/A変換器を備えた1ビットD/A変換器列と、前記1
ビットD/A変換器列から出力された前記各1ビット信
号に対応するアナログ信号を総和するアナログ加算器と
を備え、前記デコーダを、ノイズシェーパからの出力信
号レベルに応じた数の1ビット信号が巡回する1ビット
信号列を出力するよう構成し、前記デコーダは、ノイズ
シェーパからの出力信号レベルが所定値より小さいこと
を検出して、1ビット信号列の一部の1ビット信号を、
その値を固定して前記巡回動作から除外する。
【0022】請求項2に記載のD/A変換装置は、請求
項1のデコーダを、pを整数としてp通りの入力信号レ
ベルに対応して、少なくともp−1個の1ビット信号か
らなる1ビット信号列を出力するよう構成し、前記デコ
ーダは、前記1ビット信号列の割り当て開始位置が、1
サンプルデータ前の1ビット信号列の最終割り当て位置
の次の位置となるように巡回する。
【0023】請求項3に記載のD/A変換装置は、請求
項1または請求項2のデコーダを、所定値より小さい入
力信号レベルを検出した際に1ビット信号列の巡回動作
から除外する1ビット信号を徐々に増加して、前記1ビ
ット信号列を出力し、前記入力信号レベルが再び所定値
より大きくなったことを検出して、前記巡回動作を直ち
に元に戻すよう構成する。
【0024】請求項4に記載のD/A変換装置は、請求
項1または請求項2のデコーダを、所定値より小さい入
力信号レベルを検出した際に1ビット信号列の巡回動作
から除外する1ビット信号を徐々に増加して、前記1ビ
ット信号列を出力し、前記入力信号レベルが再び所定値
より大きくなったことを検出して、前記入力信号レベル
に応じて、前記巡回動作から除外する1ビット信号数を
減少するよう構成する。
【0025】請求項5に記載のD/A変換装置は、請求
項1から請求項4の1ビットD/A変換器列を、その1
ビットD/A変換器列を構成するm個の1ビットD/A
変換器を、各1ビットD/A変換器をDAC−mとし
て、それぞれの出力レベルの順に、DAC−1,DAC
−2,DAC−3,DAC−4,…,DAC−(m−
3),DAC−(m−2),DAC−(m−1),DA
C−mとし、デコーダから出力される連続した1ビット
信号列に対して、DAC−1,DAC−(m−1),D
AC−3,DAC−(m−3),…,DAC−4,DA
C−(m−2),DAC−2,DAC−mという並びに
割り当て、その並びの両端から同数づつ順に巡回動作か
ら除外するよう構成する。
【0026】請求項6に記載のD/A変換装置は、請求
項1から請求項5の1ビットD/A変換器列とアナログ
加算器とからなるD/A変換回路を、1ビットD/A変
換器列の各1ビットD/A変換器がコンデンサとそのコ
ンデンサの両端の接続を切り換えるスイッチとで構成さ
れるとともに、アナログ加算器が積分器で構成されたス
イッチトキャパシタ回路で形成し、前記D/A変換回路
を、1ビット信号列の巡回動作から除外される1ビット
信号を偶数個とした場合に、前記除外される1ビット信
号に対応する1ビットD/A変換器の出力側スイッチを
開放とするよう構成する。
【0027】請求項1から請求項6の構成によると、ノ
イズシェーパの出力をデコーダで1ビット信号列に変換
する際にその信号レベルが小さいことを検出したら、1
ビット信号列に対して、そのうちの一部の信号を“1”
または“0”に固定し1ビット信号列に対する巡回動作
のためのスイッチング対象から除外して、スイッチング
を行うことにより、1ビット信号列全体に対するスイッ
チング回数を減少させる。
【0028】請求項3から請求項6の構成によると、デ
コーダが信号レベルが小さいことを検出したため、1ビ
ット信号列のうちの一部の信号を、1ビット信号列に対
する巡回動作のためのスイッチング対象から除外して
“1”または“0”に固定する際に、その信号を徐々に
増加することにより、その信号に対応する1ビットD/
A変換器の出力レベルと、各1ビットD/A変換器の平
均出力レベルとの相対誤差によって、その固定の瞬間
に、D/A変換器の出力信号上に発生する僅かながらス
テップ状の信号と等価な信号による影響を最小にする。
【0029】請求項5の構成によると、デコーダにより
信号レベルが小さいことを検出した際に、1ビット信号
列のうちの一部の信号に対して行った“1”または
“0”への固定およびスイッチング対象からの除外を、
その信号に対応する1ビットD/A変換器の出力レベル
と、各1ビットD/A変換器の平均出力レベルとの相対
誤差において、その符号が反対で絶対値が近い信号を組
み合わせて同時に行うことにより、1ビットD/A変換
器の出力の相対誤差に起因するノイズの軽減目的で、誤
差の絶対値が大きいものから1ビットづつスイッチング
対象から除外して固定しために、その誤差に比例して信
号レベルが大きくなるテップ状信号に対して、そのレベ
ルを極く小さく抑える。
【0030】請求項4の構成によると、デコーダにより
信号レベルが小さいことを検出した際に、1ビット信号
列のうちの一部の信号に対して行った“1”または
“0”への固定およびスイッチング対象からの除外につ
いて、その解除を、信号が最大レベルに変化しない限
り、必要最小限の信号に対してのみ行うことにより、ス
イッチング数の変化を抑え、ノイズの増加を抑える。
【0031】請求項6の構成によると、1ビットD/A
変換器を構成するスイッチトキャパシタ回路について、
デコーダからの1ビット信号列のうちの“1”と“0”
の信号を組み合わせ、この信号に対応する2個または偶
数個のスイッチトキャパシタ回路の出力側スイッチを開
放状態に固定することにより、通常において、出力信号
の変化がない場合でも常に行われるスイッチングに対し
て、そのスイッチングを停止する。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
D/A変換装置について、図面を参照しながら説明す
る。
【0033】図1は本実施の形態のD/A変換装置の構
成を表すブロック図である。図1において、10はディ
ジタルフィルタ(DF)、11はノイズシェーパ(N
S)であり、それぞれ図5の従来例で示したものと同一
の構成・機能を有する。12はデコーダ(DEC)であ
り、NS11から出力されるディジタル信号に対応して
m個の1ビット信号を出力するものである。ここではm
=6とする。13は1ビットD/A変換器(DAC)列
であり、ここでは、例えば第1の1ビットD/A変換器
(DAC−1)から第6の1ビットD/A変換器(DA
C−6)までの全て均一な6個の1ビットD/A変換器
で構成される。14はアナログ加算器(Σ)であり、D
AC列13から出力される6個のアナログ信号の総和を
計算し、その計算結果をディジタル信号入力に対応する
アナログ信号として出力する。15はD/A変換回路で
あり、DAC列13とアナログ加算器14とで構成され
る。
【0034】図1のD/A変換装置は、DF10とNS
11とにより、入力されたディジタル信号をサンプリン
グ周波数64fs、7(=p)レベルの信号としたのち
に、DEC12で6個の1ビットディジタル信号とし、
さらにD/A変換回路15でアナログ信号に変換して出
力するものであり、入力信号であるディジタル信号をそ
のサンプリング周波数(fs)より高いサンプリング周波
数(例えば64fs)でアナログ信号に変換する、いわゆ
るオーバーサンプリング型のD/A変換装置となってい
る。
【0035】図1のD/A変換回路15の一構成例を図
2に示す。図2において、13は1ビットD/A変換器
(DAC)列、14はアナログ加算器(Σ)であり、そ
れぞれ図1に示す同一符号のものに対応している。20
はインバータであり、1ビット入力信号を反転して出力
する。21,22は抵抗器、23はオペアンプ(演算増
幅器)である。インバータ20と抵抗器21とでDAC
列13内の各DAC(図1に示すDAC−1からDAC
−6)が構成されている。
【0036】図2に示すD/A変換回路15の動作を説
明する。まず、オペアンプ23の非反転入力端子(+
側)は接地されており、反転入力端子(−側)は仮想接
地点となっている。また、各1ビット入力信号は、それ
ぞれに対応するDACを構成するインバータ20および
抵抗器21を介して、全てオペアンプ23の反転入力端
子に接続され、さらに抵抗器22を介して、オペアンプ
23の出力端子に接続されている。即ち、抵抗器21,
22による電流加算回路を構成している。
【0037】いま、DAC列13内におけるDAC−1
の抵抗器21の抵抗値をR1 、DAC−2の抵抗器21
の抵抗値をR2 、…、DAC−6の抵抗器21の抵抗値
をR 6 とし、アナログ加算器14内における抵抗器22
の抵抗値をRfとするとき、オペアンプ23から出力さ
れるアナログ信号の出力電圧E0 は(式3)で求められ
る。
【0038】
【数3】
【0039】ここで、DAC列13内の各DACは全て
均一な構成であるとすると、各DACの抵抗器21の抵
抗値も、R1 =R2 =…=R6 となり、オペアンプ23
の出力電圧E0 即ちアナログ信号出力は、DAC列13
に入力される1ビット信号列のうち値が“1”(即ちイ
ンバータ20の出力が“0”)になっている信号の数に
比例した電圧値となる。
【0040】しかし、実際の回路では、DAC列13内
の各DACにおける抵抗器21を完全に均一に製造する
ことは不可能であり、各DAC間には各抵抗器21のば
らつきによる何らかの相対誤差が存在する。この場合
は、オペアンプ23からは、(式3)からも明らかなよ
うに、1ビット入力信号列のうち、その値が“1”にな
っている信号の数だけではなく、その値が“1”になっ
ている位置にも依存した電圧値のアナログ信号が出力さ
れる。
【0041】図1のDEC12の一構成例を図3に示
す。図3において、30はポインタであり、入力信号の
累算値の剰余を出力するものである。31は固定ビット
を制御する制御回路であり、信号レベルによって巡回す
る信号を変化させるようポインタ30およびROM32
(後述)を制御する信号を出力するものである。32は
ROM(読み出し専用メモリ)であり、ポインタ30へ
の入力信号を下位、ポインタ30および制御回路31の
出力信号を上位とするアドレスに対応して、6(=m)
ビットのデータを出力するものである。なお、DEC1
2は7レベルの信号(−3〜+3)を入力とするが、簡
単のためここでは該信号に3を加え、(0〜6)として
説明を進める。
【0042】図3に示すDEC12の動作を説明する。
まず、ポインタ30は、図1のNS11から出力される
7レベルの信号(0〜6)を累算し、この累算値に対し
て6の剰余を求め出力する。従って該出力は(0〜5)
の6通りとなる。次に、ポインタ30の入力信号を下位
とし、ポインタ30の出力信号を上位とするアドレスを
ROM32に入力し、このアドレスに対応する6ビット
のデータを得て出力する。この6ビットのデータは、重
み付けの無い1ビット信号6個を表すものである。この
時のアドレス(10進数)とデータ(1ビット信号6
個)の関係を(表1)に示す。なお、表1では、簡単の
ためデータ“0”を“.”と表記している。
【0043】(表1)の内容について説明する。(表
1)において、6ビットデータはアドレス下位即ちポイ
ンタ30の入力信号の数値が示すだけ“1”となってお
り、各ビットの総和が入力信号に等しくなるようになっ
ている。また、アドレス上位即ちポインタ30の出力信
号の数値が示すだけ左にシフトされ、あふれた桁は右か
ら現れるように巡回している。ROM32を(表1)の
ように定義することにより、例えば、(表2)のように
データが出力される。
【0044】(表2)からも判るように、入力信号の数
値が示すだけの“1”が6ビットデータを巡回するよう
に出力されており、このことは入力信号の数値と6ビッ
トデータのうちの特定ビットとの相関が無いことを示し
ている。このため、6ビットデータがそれぞれ接続され
る1ビットD/A変換器列13の各DACの出力間にバ
ラツキがある場合でも、信号帯域での歪やノイズの発生
を小さくなるように抑制することができる。
【0045】さて、入力されるディジタル信号の振幅が
小さくなると、NS11の出力信号のレベルは7レベル
から6レベル,5レベル,...と徐々に小さくなる。
即ち、例えばNS11の出力が6レベル(5〜0)にな
ったときには、1ビットD/A変換器列13の各DAC
のうち1個は出力を“0”に固定しても良いことにな
る。このときのROM32のアドレスとデータの関係を
(表3)に示す。
【0046】
【表3】
【0047】(表3)の内容について説明する。(表
3)において、まず、データ(1ビット信号6個)のう
ち左端のビットが常に“0”となって固定されており、
残りの5個のビットで巡回を行いながらデータを出力す
るようになっている。また、このときポインタ30の動
作を5の剰余を求めるように変更する。
【0048】このようにして、1ビットD/A変換器列
13の各DACのうち1個のスイッチングを停止するこ
とができる。もしもNS11が(6〜1)の6レベルに
なった時には、1ビット信号列のうちの1ビットを
“1”にすれば良い。
【0049】次に、NS11の出力が5レベル(5〜
1)になったときには、1ビットD/A変換器列13の
各DACのうち2個の出力を固定できる。このときのR
OM32のアドレスとデータの関係を(表4)に示す。
【0050】
【表4】
【0051】(表4)の内容について説明する。(表
4)において、データのうち左端のビットが常に
“0”、右端のデータが“1”となって固定されてお
り、残りの4個のビットで巡回を行いながらデータを出
力するようになっている。またこのときポインタ30の
動作を4の剰余を求めるように変更する。このようにし
て、1ビットD/A変換器列13の各DACのうち2個
のスイッチングを停止することができる。
【0052】以上の(表3)、(表4)で説明した方法
により、NS11の出力が4レベルや3レベルになった
ときにも、同様にして出力を固定するビットを増やすこ
とができる。ここで、NS11の出力が急に小さくなっ
た場合でも、固定するビットを徐々に増加するようにす
れば、巡回の経路が変化することによるノイズを最小に
抑えることができる。
【0053】また、NS11の出力が大きくなった場合
には、固定されていた1ビット信号を、その固定を解除
して再び用いて出力を行い、巡回動作に組み入れれば良
い。このときも、必要最小限の信号のみ固定を解除すれ
ば、上記と同様に、巡回の経路変化によるノイズを抑え
ることができる。
【0054】さて、1ビットD/A変換器列13の各D
ACを、出力レベルの順に、DAC-1,DAC-2,DAC-3,DAC-4,
・・・,DAC-(m-3),DAC-(m-2),DAC-(m-1),DAC-m とし(ここ
ではm=6)、デコーダ12から出力される連続した1
ビット信号列に対して、1ビットD/A変換器列13の
各DACが、DAC-1,DAC-(m-1),DAC-3,DAC-(m-3),・・・,DA
C-4,DAC-(m-2),DAC-2,DAC-m という並びに割り当てられ
るように配列することで、1ビットD/A変換器列13
における各DACの相対誤差に起因するノイズを小さく
できることが知られている。
【0055】このような配列の場合、並びの両端から同
数づつ順に前記した巡回動作からの除外を行うようにす
ると、1ビットD/A変換器列13における各DACは
出力誤差の大きい方から除外されるために、相対誤差そ
のものを小さくでき、従ってノイズも小さくできる。ま
た並びの両端から同数ずつ除外すると、相対誤差の平均
値の変化を小さく抑えることができるため、平均値変化
によるノイズ発生も小さくできる。
【0056】次に、本発明の他の実施の形態を示すD/
A変換装置について、図面を参照しながら説明する。図
4は、図1に示したD/A変換装置のD/A変換回路1
5に対応する他の実施の形態を表すブロック図である。
図4において、13は1ビットD/A変換器(DAC)
列、14はアナログ加算器(Σ)であり、それぞれ図1
に同一の符号で示したものに対応している。41はキャ
パシタ、42,43はアナログスイッチであり、44は
キャパシタ、45はオペアンプ(演算増幅器)である。
アナログスイッチ42の一方端子aは基準電圧源に接続
され、アナログスイッチ43の一方端子aはオペアンプ
45の反転入力端子(−側)に接続され、またアナログ
スイッチ42,43の各他方端子bはともに接地されて
いる。キャパシタ41とアナログスイッチ42,43と
でDAC列13内の各DAC(図1に示すDAC−1か
らDAC−6)が構成されている。
【0057】図4に示すD/A変換回路15の動作を説
明する。まず、オペアンプ45の非反転入力端子(+
側)は接地されており、反転入力端子は仮想接地点とな
っている。また、キャパシタ44はオペアンプ45の反
転入力端子と出力端子の間に接続されており、従って反
転入力端子に入力される電荷をキャパシタ44に保存す
る積分回路を構成している。DEC12からの各1ビッ
ト入力信号がそれぞれに対応するDACのアナログスイ
ッチ42,43を制御することにより、各DAC(例え
ば、DAC−1からDAC−6)から接地点に対して正
または負の電荷を出力し、該電荷はオペアンプ45の反
転入力端子に入力され、さらにキャパシタ44に保存さ
れることで出力電圧を変化させるという、いわゆるスイ
ッチトキャパシタによるD/A変換回路を構成してい
る。
【0058】いま、DAC列13内におけるDAC−1
のキャパシタ41の容量値をC1 、DAC−2のキャパ
シタ41の容量値をC2 、…、DAC−6のキャパシタ
41の容量値をC6 とし、アナログ加算器14内におけ
るキャパシタ44の容量値をCfとするとき、オペアン
プ45から出力されるアナログ信号の出力電圧E0
(式4)で求められる。
【0059】
【数4】
【0060】ここで、DAC列13内の各DACは全て
均一な構成であるとすると、各DACのキャパシタ41
の容量値も、C1 =C2 =…=C6 となり、オペアンプ
45の出力電圧E0 即ちアナログ信号出力は、DAC列
13に入力される1ビット信号列のうち値が“1”にな
っている信号の数に比例した電圧値となる。なおここで
は、アナログ加算器14が積分器で構成されるため、D
AC列13の各DACから出力されたアナログ信号を積
分し、その積分値をアナログ加算器14の出力電圧とし
て出力するようになっており、その出力電圧は、各DA
Cからのアナログ信号の周波数によって振幅が異なる
が、必要に応じて補正すればよく、本質的にはアナログ
加算を行うものとして用いている。
【0061】さて、図4に示すD/A変換回路15にお
いてスイッチングを停止するためには、アナログスイッ
チ43を開放のままで固定すればよい。しかしこの場合
には電荷が出力されなくなるため、出力は正の電荷出力
と負の電荷出力との中間を出力したことと等価になり、
誤差が生ずる。そこで入力される1ビット信号列のうち
その値が“1”のものと“0”のものとを同数組み合わ
せてスイッチングを停止するようにすれば誤差は生じな
い。例えば(表4)に示すように、1ビット信号列の両
端が“1”と“0”に固定されている場合には、それら
の信号に対応する1ビットD/A変換器列13内におけ
るDACのアナログスイッチ43を開放に固定すること
により、誤差を生じることなく、スイッチングを停止す
ることができる。
【0062】以上の動作により、小信号時のスイッチン
グ動作を減少することができ、このスイッチング動作に
よるノイズの発生を抑えることができる。なお、上記の
各実施の形態におけるD/A変換装置では、NS11と
して、(式1)で表されるものを用いたが、ノイズシェ
ーパとして機能するものであれば、異なる次数、特性、
出力階調数を有するものであっても、同様に実施でき、
同様な効果が得られる。
【0063】また、図3に示したDEC12の構成や
(表1)に示したROMデータ等は、説明のための一例
であり、勿論これに限ったものではなく、例えばロジッ
ク回路で構成することも可能である。
【0064】さらに、NS11のp通りの出力に対し
て、DEC12の出力ビット数m(即ちDAC列13に
おけるDACの個数m)を(p−1)として説明した
が、これらは何れも最少の場合であるから回路構成等の
都合によって、mはこれ以上の数であっても良い。
【0065】また、D/A変換回路15の構成として
は、図2および図4示した構成に限ったものでは無く、
要は1ビット信号列の各ビットデータをそれぞれD/A
変換しアナログ加算することができれば良く、スイッチ
ングを停止することによるノイズ低減が可能であれば良
い。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、小信号時
に1ビットD/A変換器のスイッチング動作を部分的に
停止することができる。
【0067】また、1ビットD/A変換器の出力相対誤
差の大きいものから停止するようにして、小信号時には
各1ビットD/A変換器の相対誤差を、より小さくする
ことができる。
【0068】また、D/A変換回路をスイッチトキャパ
シタを用いて構成した場合にも、1ビットD/A変換器
を2個づつ組み合わせることにより、スイッチング動作
を停止することができる。
【0069】以上により、小信号時のスイッチング動作
を減少することができ、このスイッチング動作によるノ
イズの発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すD/A変換装置のブ
ロック図
【図2】同実施の形態におけるD/A変換回路の一構成
例を示す回路図
【図3】同実施の形態におけるデコーダの一構成例を示
すブロック図
【図4】同実施の形態におけるD/A変換回路の他の構
成例を示す回路図
【図5】従来のD/A変換装置の一例を示すブロック図
【図6】同従来例の出力信号スペクトラムのコンピュー
タ・シミュレーション図
【符号の説明】 10 ディジタルフィルタ(DF) 11 ノイズシェーパ(NS) 12 デコーダ(DEC) 13 1ビットD/A変換器列(DAC) 14 アナログ加算器 41 キャパシタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畠中 秀晃 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 kを整数として、入力されたディジタル
    信号に対して、その信号のサンプリング周波数のk倍の
    サンプリング周波数によるフィルタ機能を有するディジ
    タルフィルタと、前記ディジタルフィルタからの出力信
    号に対して、そのデータの語長を制限するとともに、そ
    の信号に含まれるノイズの周波数特性を所定の特性に変
    化させるノイズシェーパと、前記ノイズシェーパからの
    出力信号を、その信号レベルに対応して、複数の1ビッ
    ト信号からなる1ビット信号列に変換して出力するデコ
    ーダと、前記デコーダから出力された1ビット信号列の
    各1ビット信号を、その信号に対応するアナログ信号に
    変換する1ビットD/A変換器を備えた1ビットD/A
    変換器列と、前記1ビットD/A変換器列から出力され
    た前記各1ビット信号に対応するアナログ信号を総和す
    るアナログ加算器とを備え、前記デコーダを、ノイズシ
    ェーパからの出力信号レベルに応じた数の1ビット信号
    が巡回する1ビット信号列を出力するよう構成し、前記
    デコーダは、ノイズシェーパからの出力信号レベルが所
    定値より小さいことを検出して、1ビット信号列の一部
    の1ビット信号を、その値を固定して前記巡回動作から
    除外するD/A変換装置。
  2. 【請求項2】 デコーダを、pを整数としてp通りの入
    力信号レベルに対応して、少なくともp−1個の1ビッ
    ト信号からなる1ビット信号列を出力するよう構成し、
    前記デコーダは、前記1ビット信号列の割り当て開始位
    置が、1サンプルデータ前の1ビット信号列の最終割り
    当て位置の次の位置となるように巡回する請求項1に記
    載のD/A変換装置。
  3. 【請求項3】 デコーダを、所定値より小さい入力信号
    レベルを検出した際に1ビット信号列の巡回動作から除
    外する1ビット信号を徐々に増加して、前記1ビット信
    号列を出力し、前記入力信号レベルが再び所定値より大
    きくなったことを検出して、前記巡回動作を直ちに元に
    戻すよう構成した請求項1または請求項2に記載のD/
    A変換装置。
  4. 【請求項4】 デコーダを、所定値より小さい入力信号
    レベルを検出した際に1ビット信号列の巡回動作から除
    外する1ビット信号を徐々に増加して、前記1ビット信
    号列を出力し、前記入力信号レベルが再び所定値より大
    きくなったことを検出して、前記入力信号レベルに応じ
    て、前記巡回動作から除外する1ビット信号数を減少す
    るよう構成した請求項1または請求項2に記載のD/A
    変換装置。
  5. 【請求項5】 1ビットD/A変換器列を、その1ビッ
    トD/A変換器列を構成するm個の1ビットD/A変換
    器を、各1ビットD/A変換器をDAC−mとして、そ
    れぞれの出力レベルの順に、DAC−1,DAC−2,
    DAC−3,DAC−4,…,DAC−(m−3),D
    AC−(m−2),DAC−(m−1),DAC−mと
    し、デコーダから出力される連続した1ビット信号列に
    対して、DAC−1,DAC−(m−1),DAC−
    3,DAC−(m−3),…,DAC−4,DAC−
    (m−2),DAC−2,DAC−mという並びに割り
    当て、その並びの両端から同数づつ順に巡回動作から除
    外するよう構成した請求項1から請求項4のいずれかに
    記載のD/A変換装置。
  6. 【請求項6】 1ビットD/A変換器列とアナログ加算
    器とからなるD/A変換回路を、1ビットD/A変換器
    列の各1ビットD/A変換器がコンデンサとそのコンデ
    ンサの両端の接続を切り換えるスイッチとで構成される
    とともに、アナログ加算器が積分器で構成されたスイッ
    チトキャパシタ回路で形成し、前記D/A変換回路を、
    1ビット信号列の巡回動作から除外される1ビット信号
    を偶数個とした場合に、前記除外される1ビット信号に
    対応する1ビットD/A変換器の出力側スイッチを開放
    とするよう構成した請求項1から請求項5のいずれかに
    記載のD/A変換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014112775A (ja) * 2012-12-05 2014-06-19 Asahi Kasei Electronics Co Ltd カスケードδς変調器及びそのデジタル−アナログ変換器

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