JPH09167131A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH09167131A
JPH09167131A JP33053895A JP33053895A JPH09167131A JP H09167131 A JPH09167131 A JP H09167131A JP 33053895 A JP33053895 A JP 33053895A JP 33053895 A JP33053895 A JP 33053895A JP H09167131 A JPH09167131 A JP H09167131A
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JP
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cpu
data
dma transfer
vram
transfer
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Pending
Application number
JP33053895A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Maruyama
和久 丸山
Kimio Kudo
公生 工藤
Shizuo Kayano
鎮雄 萱野
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドットマトリクス表示部を用いた画像形成装
置において、ドット情報からなるドットパターンデータ
が記憶されているGROMから画面データが記憶されて
いるVRAMへDMA転送するとき、CPUがウエイト
状態となりその間CPUの処理が停止するため、CPU
の動作効率が悪かった。 【解決手段】 CPUとVRAM・GROMを結ぶバス
にVRAM・GROM間のDMA転送制御手段を設け
る。前記DMA転送制御手段はCPUによりセットされ
該DMA転送制御手段によりリセットされるDMA転送
指示手段を持ち、前記DMA転送制御手段は前記CPU
からDMA転送指示を受けたときCPUとのバスを切り
離し、前記GROMからVRAMへ前記ドットパターン
データをDMA転送する。この間CPUの処理が停止し
ないので動作効率がよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機・プリンタ
等の画像形成装置においてドットマトリクス式表示装置
を用いたものに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】最近の複写機やプリン
タにおいて、これら複写機等の状態や操作情報を表示す
る表示部は大型化し、ユーザの操作性を満足させるため
に表示するデータや画面数も多くなってきている。更
に、これら複写機やプリンタは、高速化・高画質化・多
機能化に伴って画像処理・画像形成の高速化が要求され
るようになった。
【0003】このような要求のなかで、従来は表示部に
表示するために、比較的大きなデータであるドットパタ
ーンデータが記憶されているメモリから、表示用の画面
に対応した画面表示用の画面データ用メモリに転送する
際に、DMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)転送し
データを転送しているが、DMA転送の間はCPUがウ
エイト状態になり、その間CPUの処理は停止してい
た。従って高速の処理が要求されるものについては、こ
れを避けようとして複数のCPUを用いて、表示と処理
を別々のCPUに担当させていた。
【0004】本発明はメモリからドットパターンデータ
の転送を行うDMA転送時において、安価な構成でCP
Uがウエイト状態とならないような、一つのCPUでも
高速処理の可能な画像形成装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、画像形
成動作を制御するCPUと、前記CPUと各部を接続す
るバスと、状態・操作情報を画面表示する表示部とを有
する画像形成装置において、前記表示部に表示するため
のドットパターンデータを記憶する第一の記憶部(GR
OM)と、前記画面表示に対応した画面データを記憶す
る第二の記憶部(VRAM)と、前記第二の記憶部の画
面データを前記表示部に表示するよう制御する表示部コ
ントローラと、前記ドットパターンデータを前記バスを
通して、前記第一の記憶部から前記第二の記憶部へDM
A転送するDMA転送制御手段とを有し、前記CPUが
前記DMA転送制御手段に前記第一の記憶部から前記第
二の記憶部へドットパターンデータのDMA転送を指示
したとき、前記DMA転送制御手段はDMA転送中は前
記CPUとのバスを切り離し、前記第一の記憶部から前
記第二の記憶部へドットパターンデータをDMA転送す
る事を特徴とする画像形成装置によって達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は実施例の白黒デジタル複写
機の全体構成を示す断面図である。
【0007】図において、白黒デジタル複写機は、画像
読取り部A、画像処理部B、画像記憶部C、画像形成部
D及び後処理部Eから構成される。
【0008】画像読取り部Aにおいて、原稿11は原稿
台ガラス12上におかれ、スライドレール上を移動する
光学架台13に設けられたハロゲン光源14によって照
明される。前記光学架台13には、ハロゲン光源14と
一体となって速度Vで移動するミラー15とこれに対し
て半分の速度で移動する一対のミラー16、17からな
る可動ミラーユニットが設けられており、前記ミラーの
組合せで、プラテンガラス(原稿台ガラス)12上の原
稿11からの反射光即ち光学像は、レンズ読取りユニッ
ト18へ導出される。前記レンズ読取りユニット18は
結像レンズ19及びCCDラインセンサ20から構成さ
れる。
【0009】前記ミラー16、17、15により反射伝
達された原稿11上の画像に対応する光学像は前記結像
レンズ19により収束され、CCDラインセンサ20の
受光面に結像され、前記CCDラインセンサ20により
ライン上の光学像が電気信号に光電変換される。
【0010】原稿11はCCDの読み出しクロックパル
スにより原稿の横手方向(主走査方向)の画像信号が出
力され、光学架台13の移動により原稿の長手方向(副
走査方向)の走査が行われて1ページ分の画像信号が出
力される。このようにして光学架台の走査により前記画
像読取り部Aで読取られた原稿画像の画像信号、即ち画
像データは、後述する画像処理部Bにおいて、濃度変
換、フィルタ処理、変倍処理、γ補正などの各種画像処
理が施された後、画像記憶部Cを経て画像形成部Dに出
力される。画像形成部Dは、電子写真技術を用いたレー
ザープリンタにより、入力された画像データに応じて記
録紙上に画像形成を行う。
【0011】即ち、画像形成部Dでは、図示しない半導
体レーザーで発生されるレーザービームを、画像信号に
基づいて変調する。かかるレーザービームを駆動モータ
31により回転されるポリゴンミラー32で回転走査さ
せ、図示しないfθレンズを経て、反射ミラー33によ
り光路を曲げて、感光体ドラム41の表面上に投射さ
せ、一様に帯電された感光体ドラム41上に静電潜像を
形成する。
【0012】更に、この感光体ドラム41を一様に帯電
させるための帯電器42、現像器43、転写極44、分
離極45、クリーニング装置46、定着装置47が備え
られており、感光体ドラム41上に形成された静電潜像
が前記現像器43によって現像されてトナー像となり、
更に、前記トナー像が記録紙上に転写され、定着装置4
7により定着されて、原稿の複写像が得られるようにさ
れている。
【0013】記録紙10は各サイズ毎にカセット51〜
54にストックされており、記録紙サイズの指示に従っ
て対応するカセット51〜54からベルト付き給紙ロー
ラー55〜58によって記録紙10が取り出され、給送
手段であるレジストローラー59によって画像形成手段
の感光体ドラム41へ給送されて上述したように画像形
成される。
【0014】また、本実施例における白黒デジタル複写
機には、前記プラテンガラス12上に読取り原稿を自動
搬送する循環式自動原稿送り装置ADFが、前記画像読
取り部Aに設けられている。図示を省略したモーターに
より駆動される前記自動原稿送り装置ADFは、原稿セ
ット台61上に読取り原稿を複数枚重ねてセットし、切
替板70が実線の位置にあるとすると、この原稿の各ペ
ージを第1反転部64により方向転換して順番にプラテ
ンガラス上の所定位置に自動搬送するとともに、読取り
の終了した原稿をプラテンガラス12上から取除いて原
稿排出トレー65上に排出するものである。
【0015】更に、前記循環式自動原稿送り装置ADF
は、前記のように原稿の片面に画像情報の載せられた片
面原稿を順次送り出して読み取る他、両面原稿を1枚取
り出してプラテンガラス12上に送り込んで片面の画像
読取りを終えると前記原稿を逆方向に移動させ、第2反
転部66で方向を転換して原稿を裏返してプラテンガラ
ス12の所定位置に送り込み原稿裏面の画像情報を読取
りできるようにされている。
【0016】また更に、前記循環式自動原稿送り装置A
DFは、読取り終了後の原稿を直接に原稿排出トレー6
5上に排出する代りに第3反転部67へ給送し、裏表反
転させて原稿反転トレー68上に蓄積する。1回目の原
稿読取りの終了した原稿の束が、支点69を軸として回
動する切換板70が下方(図中の破線の位置)から上方
(図中の実線の位置)に移動すると、再び1枚目の原稿
から給送が開始され2回目の原稿読取りが始る。前記説
明したような原稿の自動搬送のために、原稿セット台6
1上の原稿を1枚づつ送り出す給紙ローラ62と、中間
搬送ローラ63と、駆動ローラ71及び従動ローラ72
と、前記駆動ローラ71及び従動ローラ72に巻回され
た搬送ベルト73と、排紙ローラ74とガイド板75か
らなる第1反転部64、第2反転部66、第3反転部6
7が構成されている。
【0017】後処理部Eは後処理手段であるシフトトレ
イソータ80を装着している。これは画像形成装置から
排出される画像の記録された記録紙Wを載置するシフト
トレイ81を、移動機構82により記録紙の給送方向に
対して直角方向に移動させて区分し仕分けするもので積
み重ねる位置をずらせて排出し、複数部を仕分けるもの
である。このシフトトレイソータを用いることにより少
ない空間容積で使用可能なソータを実現できるものであ
る。
【0018】本実施例の白黒複写機の上部正面には、動
作中の状態・操作に関する情報を表示し、複写に必要な
操作を実行するための操作表示部の操作パネル84が設
けられている。
【0019】図2は操作パネル84の外観を示す説明図
である。
【0020】図において、コピーボタン85はコピー動
作を開始するキー、テンキー86はコピー部数をセット
するキー、割込キー87はコピーの途中で別の原稿をコ
ピーするときに使用するキー、オールクリアキー88は
設定を基本状態に戻すキー、ストップキー89はコピー
を途中で停止させるキーを示す。タッチパネル付きLC
Dパネル90は大型LCDディスプレイ(表示画面の大
きさは横240ドット×縦80ドット)で操作に必要な
情報が表示され、また表面にタッチセンサを有してお
り、画面上に表示されるキーに直接タッチすることによ
り、コピーに必要な各種の設定が行われる。
【0021】図3は、本発明の一実施例の画像形成装置
における状態・操作情報を示す操作表示部の全体ブロッ
ク図を示す。
【0022】図において、制御基板91には複写機の画
像形成動作と操作表示部の画像表示を制御しているCP
U92と、ゲートアレイ95と、LCDパネル90に実
際に画面表示させるための画面と対応した画面データを
記憶しているRAMから構成されるVRAM96と、前
記VRAM96上にドット展開する絵のドットパターン
やフォントのドットパターン等のドットパターンデータ
を記憶するROMから構成されるGROM97とが配置
され、これらはアドレスバスadr、データバスdat
a等のバスにより接続されている。なお、前記VRAM
96は、LCDパネル90に表示させる画面データを記
憶する第1のエリアを有する他、VRAM・GROM間
のDMA転送のための情報を記憶する第2のエリアを備
えている。前記DMA転送のための情報は表示の手順と
種類を示すコマンドと、転送するアドレス等を示すパラ
メータからなる。
【0023】ゲートアレイ95は内部にCPUインター
フェイス95A、データ転送制御部99、LCDコント
ローラ部101及びゲートアレイ内アドレスバスGad
r、ゲートアレイ内データバスGdataおよび各種の
制御線や信号線が設けられて一体に構成されている。L
CDコントローラ部101の出力はLCDドライバー1
02に接続されてLCDパネル90により、画像形成装
置の動作状態や操作に関する情報をオペレータに認識で
きるよう表示する。
【0024】LCDコントローラ101は、常時VRA
M96の画面データ領域を読み、LCDドライバーにデ
ータ転送する機能と、LCDパネルをダイナミック点灯
表示するために交流駆動する信号をLCDドライバー1
02に転送する機能を持つが、この2つの機能間の合間
で、CPUやVRAM、GROMのアクセス要求に答え
る機能を有している。アクセスがあるとLCDコントロ
ーラ部はready信号を出力し、アクセスに対応する
準備が出来るまでデータ転送制御部またはCPUの動作
を一時停止させる。
【0025】データ転送制御部99は、通常はCPU9
2からバスを経由してVRAM96、GROM97にア
クセスしてデータの送受を行うが、CPU92からDM
A転送を実行するよう指示されると、CPUとのバスは
切り離されて、GROM97からVRAM96へのDM
A転送を実行する。
【0026】前記CPUとのバスの切り離しにより、C
PUのバスに接続されている通常の画像形成動作の制御
プログラムの収容されているROM93や、作業データ
の収容されるRAM94とのアクセスは何らの制限を受
けずにアクセスされるので、CPU92による制御が可
能となる。またデータ転送制御部99は、内部にCPU
によってセットされ、該データ転送制御部99によりリ
セットされる転送指示レジスタ100を備えるととも
に、VRAM96の記憶エリアの一部に書き込まれた前
記DMA転送のために必要な情報を解読できるように構
成されている。
【0027】以下、DMA転送制御手段であるデータ転
送制御部について、更に各部の詳細について説明する。
【0028】図4はゲートアレイから構成されているデ
ータ転送制御部99の主要な機能に関するブロック図で
ある。データ転送制御部99は、インターフェース部9
9A、状態管理部99B、データ転送部99C、コマン
ド解析部99D、フォント解析部99E、アドレス制御
部99F、CS作成部99G、カーソル制御部99Hか
ら成る。
【0029】インターフェース部99AはCPU側と、
データ転送制御部内と、LCDコントローラ(VRAM
及びGROMを含む)側との3方向へのバス及び信号・
制御線を切り換える。
【0030】状態管理部99Bは内部に転送指示レジス
タ100が設けられるとともに、他のラッチやカウンタ
ーが設けられてインクリメント等の動作と、各部の動作
タイミングの管理や処理ステップの進行等の状態遷移の
管理をする。
【0031】データ転送部99Cはブロック状のドット
パターンまたはフォントのドットパターンの転送動作を
行う部分でありGROM97からドットパターンデータ
を読み込み、VRAM96へこのドットパターンデータ
を書き込む。
【0032】コマンド解析部99Dはコマンドバッファ
とパラメータバッファを備え、CPU92がデータ転送
実行を要求するために、転送指示レジスタ100をセッ
トしたとき、VRAM96の所定の位置に書かれたコマ
ンドの内容とパラメータのアドレスを解析する。
【0033】フォント解析部99Eはメッセージ転送
中、ASCIIコード、漢字コード、制御コードの解析
を行って、これらのコードから所望のフォントのドット
パターンが格納されているGROM97の、対応するア
ドレスを出力し、ドットパターンデータをVRAM96
へ展開する。
【0034】アドレス制御部99Fはデータ転送制御部
内の各部から発生するアドレス情報に基づいてLCDコ
ントローラ側に出力するアドレスを決定する。
【0035】CS作成部99Gは、データ転送のシーケ
ンスの状態に応じて、GROM97、VRAM96、L
CDコントローラ101に対するチップセレクト信号と
リード信号、ライト信号を作成する。
【0036】カーソル制御部99Hは表示画面中に設け
られたカーソルの位置を保持・移動するよう制御する部
分である。
【0037】以上の構成の各部により実際にCPUから
表示切り換えの指示が行われた場合の各部の動作につい
て説明する。
【0038】(1)図2に示す表示部からの操作や、ウ
ォームアップ完了等の機械の状態変化に応じて、表示切
替が必要となった際には、CPU92はデータ転送制御
部99及びVRAM96に対して表示切替の指示をす
る。
【0039】(2)切替の指示は、CPU92がVRA
M96に、どのような種類のデータを転送するのか、ど
のような手順でデータ転送をするのかを指定する複数の
コマンドと、複数のパラメータを書込んだ後、次にデー
タ転送制御部の転送指示レジスタ100をセットするこ
とにより行われる。CPUがVRAMに書き込むコマン
ドとパラメータについての詳細は後述する。
【0040】(3)転送指示レジスタ100がセットさ
れたことをデータ転送制御部99の状態管理部99Bは
確認し、インターフェース部99Aに対し、CPUから
のバスを断とし、内部のバスに接続するとともに、CP
Uへのwaitを解除する。CPUはこのDMA転送中
は転送指示レジスタがセットされたビットを見て、該ビ
ットがセットされていればGROM及びVRAMへのア
クセスを禁止する。
【0041】(4)次にデータ転送制御部99のコマン
ド解析部99Dは、CPUがVRAMの特定領域に書き
込んだDMA転送手順のコマンドデータと、パラメータ
データを解析して、カーソル制御部、CS作成部、アド
レス制御部、データ転送部、状態管理部とにより各コマ
ンドに対するDMA転送の処理を行う。
【0042】(5)VRAMに書き込まれるコマンドと
パラメータは複数書込が可能で、コマンドの最後には終
了コードである0Fhが書き込まれている。コマンド解
析部はこの終了コードが現れるまで、コマンドの命令を
実行する。
【0043】(6)コマンド解析部99Dは終了コード
を検知すると、状態管理部99Bに終了コマンドの検知
を通知し、状態管理部はGROMからVRAMへ総ての
ドットパターンデータの転送が完了したものとして、イ
ンターフェース部のバスを内部バスからCPUのバスに
接続を切り換える。
【0044】(7)次に状態管理部99Bはデータ転送
制御部の転送指示レジスタ100のビットをリセット
し、CPUに対してDMA転送処理の終了を通知する。
【0045】(8)以降CPUはこの転送指示レジスタ
のビットを参照し、新たな表示切替等のためにVRAM
等にアクセスすることが可能となる。
【0046】(9)DMAによるGROMからVRAM
に対するドットパターンデータの転送書込が終了する
と、次にVRAMのデータはLCDコントローラでLC
Dドライバーに転送される。またLCDコントローラ部
は表示のための交流駆動信号をLCDドライバーに転送
する。これによりLCDパネルにVRAMの画面データ
が表示される。
【0047】(10)LCDパネルはダイナミック点灯
のため、VRAMからLCDドライバーへのデータ転送
は常時行い、その合間でCPUからVRAMまたはGR
OMへのアクセスを行う。
【0048】上記の(3)以降のDMA転送のための表
示の制御は、CPUの処理とは独立にゲートアレイ内の
ハード回路で行われ、DMA転送後転送指示レジスタの
ビットをリセットすることによりCPUへDMA転送終
了を知らせる。
【0049】図5はデータ転送制御部99内のインター
フェース部99Aの構成を示す回路図である。図におけ
るゲート状の素子DSは、データセレクタで入力A、B
を制御線の信号により切り換えて、Cへ出力する回路で
ある。
【0050】ここでDMA転送を行っていない場合は、
CPU側のデータバス、アドレスバス、CS/リード・
ライトの制御線・信号線を有効にして、各データをLC
Dコントローラ側へ渡す、即ち、CPUからのデータバ
ス等のバスや信号線・制御線はLCDコントローラを介
してVRAM、GROMに接続される。
【0051】DMA転送指令によりDMA転送を開始す
ると、データ転送制御部側のアドレスバス、データバ
ス、CS/リード・ライト信号を有効とし、CPU側を
無効として、即ち、データセレクタDSは、CPUから
のアドレスバス、データバス等のバスや信号線・制御線
をVRAM、GROMへ行くアドレスバス、データバス
等の線から切り離して、データ転送制御部内で作成され
る各データをLCDコントローラ側へ渡す。
【0052】wait信号はDMA転送中はOFFとな
りCPU側へ出力されないが、データバス、アドレスバ
スのバスは当インターフェース部99Aで切り離されて
いるため相互に干渉することはないので、DMA転送中
はCPUは独立動作が可能である。
【0053】図6は、CPUからDMA転送を指定する
場合のフローチャートである。本フローチャートはLC
Dパネルに付属するタッチスイッチで各設定を行う際の
もので設定動作に応じて、画面の書換えや追加が必要な
とき、または複写機の状態に応じて表示の書換え、オペ
レータへの情報表示等が必要な際に実行される。以下は
DMA転送のうちのGROM上のブロック状のドットパ
ターンをVRAMに転送するブロック転送についてフロ
ーを述べる。
【0054】(1)DMA転送中であるか否かのチェッ
ク CPU92はDMA転送中かどうかをデータ転送制御部
99の状態管理部99Bの転送指示レジスタ100を参
照して、ビットがセットされているか否かをチェックす
る。YESのとき、即ちビットがセットされていれば表
示のためのDMA転送を実行中なので、終了するまで待
つ。(ステップS01) (2)VRAMのコマンド格納エリアへの書込み ステップS01において再びビットチェックし、リセッ
トされていたら、DMA転送が終了したのでVRAMの
コマンド格納エリアに、DMA転送のための手順を表す
コマンドとパラメータ等を入力する。
【0055】即ち、ブロック転送開始位置指定コマンド
と、VRAM上の開始位置アドレスを書き込む。(ステ
ップS02) 次に、ブロック転送コマンドと、転送するパターン(ド
ットパターンデータ)が入っているGROMのアドレス
を指定する。(ステップS03) (3)終了を表すコマンド0Fhを最後に書き込む コマンドが終了する場合は、終了を表すコード0Fhを
コマンド格納エリアに書き込むが(ステップS04)、
続くコマンドがある場合、ステップ02、ステップ03
を繰り返して、一連のコマンドとパラメータを順次書き
込み後、コマンドの終わりを示すコード0Fhをコマン
ド格納エリアに書き込むようにする。
【0056】(4)転送要求の発行 CPUは、データ転送制御部99の状態管理部99Bの
転送指示レジスタ100をセットすることにより転送要
求を発行する。(ステップS05) 以上がCPU92が指定するDMA転送命令で、後はゲ
ートアレイ内のハード回路であるデータ転送制御部99
がCPUとは独立してDMA転送する。
【0057】図7はVRAM96のメモリマップであ
る。図7を用いてCPUがVRAMに書き込むDMA転
送命令について説明する。
【0058】VRAMは本実施例の場合256Kビット
のメモリを使用し、アドレスの0000hから7DFF
hまでは表示画面の格納エリアで、アドレス7E00h
から7F20hはCPUからのDMA転送指令のための
転送様式を書き込むエリアである。この内アドレス7E
00hから7E3Fhまではコマンドを書き込むエリア
で、コマンドはカーソル位置指定命令、ブロック転送命
令、メッセージ転送命令、フォント転送命令等から成
る。
【0059】各コマンドの大要を述べると、カーソル位
置指定命令は画面上に書き込む位置を指定する命令、ブ
ロック転送命令はブロック状のドットパターンの転送命
令、メッセージ転送命令は文字コード列をフォント展開
し、VRAMに書き込む命令、フォント転送命令は1文
字のフォントをVRAMに書き込む指令等である。
【0060】続く7E40hから7EBFhまではコマ
ンドに対応するパラメータを書き込むエリアとなってい
る。パラメータとはコマンドを実行するために必要な情
報で、例えばデータを画面上に書き込むためのカーソル
位置の指定やデータやメッセージが書き込まれているG
ROMのアドレス等がこれに当たる。
【0061】次のメッセージバッファとは、あるメッセ
ージ内で変数となる部分の情報が書き込まれているもの
で、例えば「原稿サイズは**です」の**の部分を表
し、**にはいるA4、B5等の情報となる。
【0062】コマンドは単数、または複数より成り、終
了を表す終了コード0Fhによりコマンドは終了する。
【0063】主要なコマンド(内容)とパラメータの例
をまとめたものを表1に示す。
【0064】
【表1】
【0065】図8はGROM97のアドレスマップであ
る。
【0066】GROM97は本実施例の場合4Mビット
のメモリを使用し、フォント領域、メッセージ領域、画
面データ領域の3領域にドット展開されたドットパター
ンデータを保存している。画面データの書込は基本的に
ブロック転送開始位置を指定するか、又はカーソルで表
示する位置を指定して、コマンドで転送形式例えばブロ
ック転送するかメッセージ転送するかを指定して画面デ
ータ、またはメッセージデータが入っているアドレス等
をパラメータのエリアに書き込み、コマンドの最後に終
了コードである0FhをVRAM上に書き込み各コマン
ドを実行する。即ちVRAM上に書かれた転送手順に従
って、GROMからVRAMへデータ転送を行ってVR
AM上に表示画面に対応するパターンが展開される。
【0067】
【発明の効果】本発明は、請求項1の効果として、表示
のためのドットパターンデータを収容するGROMから
画面表示のためのメモリであるVRAMへの画像データ
の転送に際して、DMA転送指令により表示用の画像デ
ータ転送のために使用されるバスをCPUから切り離
し、独立動作でDMA転送制御を行うことにより、CP
Uの処理を停止すること無く高速処理が可能となる。こ
の結果、表示情報量の多い表示部が大きくて見やすい、
操作性に優れた高速で高画質、多機能な複写機を安価に
作ることができる。また本発明によれば、CPUの停止
の少ない動作効率の高い画像形成制御が出来るため、制
御部と表示部を1個のCPUで構成したコストの安価
な、制御ソフト開発のための開発期間の少ない画像形成
装置を実現することができる。
【0068】請求項2の効果として、操作表示部の制御
回路内のVRAM上の記憶エリアにDMA転送のための
情報を書き込むことにより、本発明のDMA転送時にバ
スを切り離し独立動作を行っても、VRAM上に書き込
まれているDMA転送情報に基づいてDMA転送を実行
できる。すなわちDMA転送制御手段は、CPUとは独
立して、手順を見ながらDMA転送を行うことができ
る。さらに、書き込むメモリも、VRAMの表示データ
と共用しているため安価な構成とすることができる。
【0069】請求項3の効果として、VRAM上の所定
アドレスにコマンド等の転送手順を書き込むことによ
り、CPUからの転送手順の指示、転送の制御も容易に
行うことができる。
【0070】請求項4の効果として、DMAにおけるC
PUの動作効率を高めるデータ転送制御部をゲートアレ
イで構成しているので、制御部の他の周辺回路とともに
ゲートアレイとして一体化して構成できるので安価な構
成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の白黒デジタル複写機の全体構成を示す
断面図である。
【図2】操作パネルの外観を示す説明図である。
【図3】操作表示部の全体ブロック図を示す。
【図4】データ転送制御部の主要な機能に関するブロッ
ク図である。
【図5】データ転送制御部内のインターフェース部の構
成を示す回路図である。
【図6】操作表示部にDMA転送を指定する場合のフロ
ーチャートである。
【図7】VRAMのメモリマップである。
【図8】GROMのメモリマップである。
【符号の説明】
92 CPU 96 VRAM 97 GROM 99 データ転送制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 状態・操作情報を画面表示する表示部
    と、 画面表示動作及び画像形成動作を制御するCPUと、 前記CPUと各部を接続するバスを有する画像形成装置
    において、前記表示部に表示するためのドットパターン
    データを記憶する第一の記憶部(GROM)と、前記状
    態・操作情報に対応した画面データを記憶する第二の記
    憶部(VRAM)と、前記第二の記憶部の画面データを
    前記表示部に表示するよう制御する表示部コントローラ
    と、前記ドットパターンデータを前記バスを通して、前
    記第一の記憶部から前記第二の記憶部へDMA転送する
    DMA転送制御手段とを有し、前記CPUが前記DMA
    転送制御手段に前記第一の記憶部から前記第二の記憶部
    へドットパターンデータのDMA転送を指示したとき、
    前記DMA転送制御手段はDMA転送中は前記CPUと
    のバスを切り離し、前記第一の記憶部から前記第二の記
    憶部へドットパターンデータをDMA転送する事を特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第二の記憶部は画面データを記憶す
    る第一の記憶エリアと、DMA転送のための情報を書き
    込むための第二の記憶エリアとを有し、前記DMA転送
    制御部は、前記第二の記憶エリアに書き込まれた前記D
    MA転送のための情報に基づいてDMA転送を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記DMA転送のための情報とは、表示
    の手順と種類を示すコマンドとパラメータから構成され
    ることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記DMA転送制御手段はゲートアレイ
    から構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れか1項に記載の画像形成装置。
JP33053895A 1995-12-19 1995-12-19 画像形成装置 Pending JPH09167131A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110445369A (zh) * 2019-08-08 2019-11-12 上海帝邦智能化交通设施有限公司 点阵式智能候车亭电子站牌专用控制装置

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