JP3689243B2 - 画像処理システム及び画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理システムに関し、特に、接続された複数台の画像処理装置の制御機能を備える画像処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像処理システムは、少なくとも2台以上の画像処理装置が電気的に連結され、1台の画像処理装置がマスタ機として画像を読み込みながらコピーを出力し、他の画像処理装置をスレーブ機としてマスタ機で読み込んだ画像データを転送して印刷出力させる連結複写装置あるいはタンデム複写装置が知られている。
【0003】
また、複数台接続された画像処理装置の制御システムとしては、特開平7−321974号公報あるいは特開平7−321976号公報に開示されている画像処理システムが知られている。これらの画像処理装置の制御システムは、オペレータが使用するステーションをマスタ機として選択し、選択されたステーションで原稿を読み取らせ、他のステーション(スレーブ機)から出力させるもので、マスタ機はスレーブ機が使用中である等の状況を把握し、またスレーブ機の出力条件を設定できるというものであった。
【0004】
この複数台接続された画像処理システムにおいて、マスタ機はスレーブ機に対し、画像の転送を行うと共に複写司令を発行する。例えば、オペレータがコピー枚数1000枚というジョブを実行させる場合、マスタ機で読み込まれた原稿の画像データはマスタ機で500枚、スレーブ機で500枚というように印刷処理が実行可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例に示される画像処理システムにおいては、コピー動作途中で一方の機械、例えば、スレーブ機のペーパーエンド等の原因によりコピー動作が中断され、用紙補給後に動作が再開された場合、マスタ機の方がスレーブ機よりも早く分担されたコピージョブが終了される。この時、マスタ機はスレーブ機のコピー動作終了を待っている状態にあるが、オペレータがコピー動作を終了したマスタ機側の操作部にて、連結解除を指示した場合、マスタ機はスレーブ機で実行中のジョブの動作情報を入手することができなくなり、スレーブ機は、残りのコピージョブを完了できない状態で終了してしまうという問題があった。
【0006】
また、マスタ機およびスレーブ機の両機でコピー原稿データを出力中に、突然オペレータにより連結動作の解除指示が入力された場合、連結動作の解除指示が入力された以降のジョブは継続できず、それまでに出力したコピーが無駄になってしまうという問題があった。
【0007】
さらに、マスタ機のコピー出力がスレーブ機のコピー出力より多くの時間を要した場合、スレーブ機に割り振られたジョブが完了した際にスレーブ機を切り離すと、マスタ機は残っているジョブをスレーブ機に再配分してジョブを渡すことができなくなり、出力時間が余計にかかってしまうという問題があった。
【0008】
本発明は、画像処理装置が複数台接続された画像処理システムにおいて、オペレータにより指示入力されたコピージョブが中断されることなく、しかもより早く完了させることができる画像処理システム及び画像処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明は以下の特徴を有することとする。
本発明にかかる画像処理システムは、第1の画像処理装置と少なくとも1台以上の第2の画像処理装置と、が連結された画像処理システムにおいて、第1の画像処理装置および第2の画像処理装置は、操作指示を入力する操作手段と、原稿画像を画像データとして読み取る読取手段と、該読取手段により読み取った画像データに所望の画像処理を施して出力する出力手段と、読取手段により読み取った画像データと、画像処理装置の状態を示す機械状態の情報と、を第1の画像処理装置と第2の画像処理装置との間で互いに転送可能にする接続手段と、操作手段により入力された操作指示に基づいて接続手段による接続を開始する接続開始指示と接続を解除する接続解除指示との送信を制御する制御手段とを有し、制御手段は、操作手段により接続開始指示が入力された際に、読取手段により読み取った画像データを、第1の画像処理装置と第2の画像処理装置とに振り分け画像データの出力動作の分担を開始した後は、接続開始指示を受信した画像処理装置においては、画像データの出力動作が全ての画像処理装置において完了したと判断するまでは、操作手段により接続解除指示が入力されたと判断しても、接続手段による接続を解除する接続解除指示の制御を実行せず、接続開始指示を実行した画像処理装置においては、画像データの出力動作を開始するまでは、操作手段により接続解除指示が入力されたと判断した場合には、接続解除指示の制御を実行し、画像データの出力動作を開始した後は、操作手段により接続解除指示が入力されたと判断した場合には、接続解除指示を実行するか否かの確認要求を実行し、確認要求を実行した後に、操作手段により接続解除指示が入力されたと判断した場合には、接続手段による接続を解除する接続解除指示の制御を実行し、確認要求を実行した後に、操作手段により接続解除指示が入力されないと判断した場合には、接続手段による接続を解除する接続解除指示の制御を実行しないことを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明にかかる画像処理装置は、少なくとも1台の画像処理装置と接続し、該接続した画像処理装置と1つのジョブを分配し、該ジョブを実行する画像処理装置であって、操作指示を入力する操作手段と、原稿画像を画像データとして読み取る読取手段と、該読取手段により読み取った画像データに所望の画像処理を施して出力する出力手段と、読取手段により読み取った画像データと、画像処理装置の状態を示す機械状態の情報と、を接続した画像処理装置との間で互いに転送可能にする接続手段と、操作手段により入力された操作指示に基づいて接続手段による接続を開始する接続開始指示と、接続を解除する接続解除指示と、の送信を制御する制御手段と、を有し、制御手段は、操作手段により接続開始指示が入力され、接続手段により接続した画像処理装置と1つのジョブを分配し、該分配したジョブの出力制御を行い、ジョブの出力動作を開始するまでは、操作手段により接続解除指示が入力されたと判断した場合には、接続解除指示の制御を実行し、ジョブの出力動作を開始した後は、操作手段により接続解除指示が入力されたと判断した場合には、接続解除指示を実行するか否かの確認要求を実行し、確認要求を実行した後に、操作手段により接続解除指示が入力されたと判断した場合には、接続手段による接続を解除する接続解除指示の制御を実行し、確認要求を実行した後に、操作手段により接続解除指示が入力されないと判断した場合には、接続手段による接続を解除する接続解除指示の制御を実行しないことを特徴とするものである。また、本発明にかかる画像処理装置は、操作手段により入力された操作指示に基づいて、接続手段による接続が開始されていない状態と、接続手段による接続が開始されており、且つ、接続した画像処理装置との間でジョブが実行されている状態と、接続手段による接続が開始されており、且つ、接続した全ての画像処理装置においてジョブが存在しない状態と、の何れか1つの状態である旨を表示する手段を有することを特徴とするものである。また、本発明にかかる画像処理装置において、操作手段は、表示手段を有し、制御手段は、接続手段による接続が開始されていない状態と、接続手段による接続が開始されており、且つ、接続した画像処理装置との間でジョブが実行されている状態と、接続手段による接続が開始されており、且つ、接続した全ての画像処理装置においてジョブが存在しない状態と、の何れか1つの状態に応じて、表示手段の表示状態を変更して表示することを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態である画像処理システムにおける画像処理装置100の概略構成図が示されている。また、図2は、オペレータからの操作指示入力および動作状況表示を行う操作部を示す平面図である。ここで、図1および図2を参照して本発明の実施形態である画像処理システムの動作例を説明する。
【0014】
オペレータにより、操作部30上のスタートキー34が押下されると、自動原稿送り装置(以後ADF)1に配設された原稿台2に原稿の画像面を上にして載置された原稿束は、一番下の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送される。尚、ADF1には、原稿のカウント機能が設けられており、1枚の原稿が給送完了されると原稿枚数をカウントアップするように構成されている。
【0015】
コンタクトガラス6上に給送された原稿は、読み取りユニット50によって原稿の読み取りが行われ、読み取りが終了した原稿は、給送ベルト4及び排送ローラ5によって排出される。さらに、原稿セット検知センサ7にて原稿台2上に次の原稿があることを検知した場合、次の原稿は前原稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。尚、給送ローラ3、給送ベルト4および排送ローラ5は、搬送モータ26によって駆動される。
【0016】
第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10のそれぞれに積載された転写紙は、各々第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット50にて読み込まれた画像データは、書き込みユニット57からのレーザ照射によって感光体15に書き込まれ、現像ユニット27を通過することによりトナー像が形成される。転写紙は、感光体15の回転と等速度で搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体15上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット17にて画像が定着され、排紙ユニット18によって排紙トレイ19に排出される。
【0017】
尚、転写紙の両面に画像が作像される場合は、各給紙トレイ8〜10から給紙され、作像された転写紙は排紙トレイ19側に排出されず、両面入搬送路113に搬送され、反転ユニット112でスイッチバック反転されて両面搬送ユニット111に送出される。両面搬送ユニット111に送られた用紙は、再び縦搬送ユニット14に送られて裏面に画像が印刷され、印刷終了後に排紙トレイ19に送出される。また、転写紙を反転して排出する場合は、反転ユニット112でスイッチバック反転された用紙を両面搬送ユニット111に送らずに反転排紙搬送路114に送り出して排紙する。
【0018】
感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット27のそれぞれは、メインモータ25によって駆動され、各給紙装置11〜13は、メインモータ25の駆動を各々給紙クラッチ22〜24によって伝達駆動される。また、縦搬送ユニット14は、メインモータ25の駆動を中間クラッチ21によって伝達駆動される(図4にて示される)。
【0019】
図2に示される操作部30の詳細を説明する。
操作部30には、液晶ディスプレイ(液晶タッチパネルとも言う)31と、テンキー32と、クリア/ストップキー33と、スタートキー34と、予熱キー35とが配設され、さらに、機能キー37、部数、あるいは画像形成装置の状態を示すメッセージが表示される。LEDインジケータ39は、アプリケーション切り替えキーと、選択されているアプリケーションとが表示される。
【0020】
予熱キー35が押下されると、画像処理装置100は、待機状態から電力低減状態に移行され、定着温度が低下され、また操作部30の表示が消灯される。予熱状態は、国際エネルギースター計画でいう低電力状態を意味している。予熱キー35を再度押下することにより、予熱状態、オフ状態/スリープ状態が解除され、待機状態に移行される。
【0021】
図3には、液晶ディスプレイ31の表示例が示されている。
オペレータが液晶ディスプレイ31に表示されたキーにタッチすることで、選択された機能を示すキーが黒く反転する。また、例えば、変倍処理を行う際の変倍値等の詳細を指定する場合は、キーにタッチすることで詳細機能の設定画面が表示される。このように、液晶ディスプレイ31は、ドット表示器を使用しているため、その時の最適な表示をグラフィカルに行うことが可能である。
【0022】
連結コピーキー40は、少なくとも1台以上の画像処理装置と電気的に接続されている場合に有効なキーである。例えば、連結コピーキー40が押下されると、押下された画像処理装置100がマスタ機となり、接続されている図示しない他の画像形成装置がスレーブ機となる。選択されている機能がコピーの場合、マスタ機の操作部30のスタート指示により、マスタ機で読み取られた原稿画像をスレーブ機でも出力させることが可能となる。
【0023】
図4には、メインコントローラ20を中心とした制御装置400のブロック構成図が示されている。メインコントローラ20は、主に、画像処理装置100全体を制御する。メインコントローラ20には、操作部30と、画像処理ユニット(IPU)49と、原稿自動送り装置(ADF)1等の分散制御装置と、連結I/F48とが接続されている。また、メインコントローラ20には、紙搬送等に必要なメインモータ25と、各種クラッチ21〜24とが接続されている。
【0024】
操作部30は、オペレータに対する表示を行う液晶ディスプレイ31と、オペレータからの機能設定の入力制御を行うキー入力32〜35とが接続されている。IPU49は、図示しないスキャナの制御、またスキャナで読み取られた原稿画像を図示しない画像メモリに書き込む制御、あるいは画像メモリからの作像処理等の制御を行う。
【0025】
連結I/F48は、画像処理装置100に接続された複数の画像処理装置の構成、機能情報および動作制御に関する情報の送受信を行う。メインコントローラ20は、連結I/F48を介して接続された他の画像処理装置の情報を取得し、動作を設定することにより連結動作の制御を行う。また、接続された他の画像処理装置からの要求を獲得し、自機の動作の制御を行う。各分散制御装置とメインコントローラ20とは、必要に応じて機械の状態あるいは動作司令のやりとりを行っている。
【0026】
液晶ディスプレイ31には、接続された他の画像処理装置との情報の送受信を行うか否かを設定するための連結コピーキー40が表示され、連結コピーキー40をタッチすることにより、接続されている複数の画像処理装置を用いた連結動作の設定が選択され、自機が連結動作のマスタ機として、また接続された自機以外の画像処理装置をスレーブ機として印刷動作の要求を行う。
【0027】
ここで、画像処理装置100における原稿読み取りから画像の書き込みまでの動作を図1に基づいて説明する。読み取りユニット50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系とで構成されており、光学走査系は、露光ランプ51と、第1ミラー52と、レンズ53と、CCDイメージセンサ54とによる機能部材で構成されている。露光ランプ51及び第1ミラー52は図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55及び第3ミラー56は図示しない第2キャリッジ上に固定されている。原稿画像を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走査される。この光学走査系は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動される。原稿画像は、CCDイメージセンサ54によって読み取られ、電気信号に変換されて処理される。
【0028】
書き込みユニット57は、レーザ出力ユニット58と、結像レンズ59と、ミラー60とで構成され、レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源であるレーザダイオード、およびモータによって高速で定速回転する多角形ミラー(ポリゴンミラー)が装備されている。
【0029】
書き込みユニット57から出力されるレーザ光は、画像作像系の感光体15に照射される。感光体15の一端近傍のレーザビームを照射される位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサ(図示しない)が配設されている。
【0030】
図5には、画像処理ユニット(IPU)49のブロック構成図が示されている。露光ランプ51から照射された光の反射は、CCDイメージセンサ54で光電変換され、A/Dコンバータ61でデジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された画像信号は、シェーディング補正部62で処理された後、MTF・γ補正部63で処理される。変倍処理部72は、MTF・γ処理部63によりMTF・γ補正処理された画像信号を変倍率に合わせて拡大/縮小し、セレクタ64に送出する。
【0031】
セレクタ64は、変倍処理部72で変倍処理された画像信号を書き込みγ補正ユニット71またはメモリコントローラ65に出力するための切り替えが行われる。書き込みγ補正ユニット71は、入力された信号を作像条件に合わせて書き込みγ補正し、γ補正後の画像信号を書き込みユニット57に送出する。
【0032】
セレクタ64とメモリコントローラ65との間は、双方向に画像信号を入出力可能な構成となっている。また、メモリコントローラ65は、画像メモリ66と、CPU68と、ROM69と、RAM70と、連結I/F48と、I/Oポート67とに接続されている。CPU68は、メモリコントローラ65等の各部への設定、読み取り部50および書き込みユニット57の制御を行う。また、CPU68は、メモリコントローラ65を介して、画像メモリ66へのデータの書き込みあるいは読み出しを行う。ROM69およびRAM70は、CPU68で実行される制御プログラムやデータが格納されている。
【0033】
連結I/F48は、画像データの送受信のため、メモリコントローラ65のデータバスに接続され、データの入出力が可能な構成になっている。画像データは、画像処理装置間のデータ転送速度に応じて、画像メモリ66を介して転送される。すなわち、画像出力時には、メモリコントローラ65から画像メモリ66に画像データを格納した後、画像処理装置間のデータ転送速度に応じて順次画像メモリ66からデータを読み出して、連結I/F48にデータを転送する。また、画像出力時は、連結I/F48より転送される画像データを画像メモリ66に格納した後、画像メモリ66からメモリコントローラ65を介して画像処理装置内部で画像データの処理を行う。これらの構成により、画像処理装置の機能の制約を受けることなく連結動作の実現が可能となる。
【0034】
メモリコントローラ65へ送出された画像信号は、メモリコントローラ65内にある図示しない画像圧縮装置で圧縮された後、画像データとして画像メモリ66に送られる。ここで画像圧縮する理由は、最大画像サイズ分の256階調のデータをそのまま画像メモリ66に書き込むことも可能であるが、1枚の原稿画像で画像メモリを大量に使用する。従って、画像圧縮を行うことで限られた画像メモリを有効に利用することができる。また、一度に多くの原稿画像データを記憶することができるため、ソート機能として貯えられた原稿画像イメージデータをページ順に出力することができる。この場合、画像を出力する際に画像メモリ66のデータをメモリコントローラ65内の図示しない伸長装置で順次伸長しながら出力を行う。このような機能は一般に「電子ソート」と呼ばれている。
【0035】
また、画像メモリ66の機能を利用し、複数枚の原稿画像を画像メモリ66の転写紙1枚分のエリアを分割したエリアに順次読み込むことも可能となる。例えば、4枚の原稿画像を画像メモリ66の転写紙1枚分の4等分されたエリアに順次書き込むことで、4枚の原稿が1枚の転写紙イメージに合成され集約されたコピー出力を得ることが可能となる。このような機能は、一般に「集約コピー」と呼ばれている。
【0036】
画像メモリ66の画像は、CPU68からアクセス可能な構成になっている。このため、画像メモリの内容を加工することが可能であり、例えば、画像の間引き処理あるいは画像の切り出し処理を行うことができる。画像メモリ66の内容の加工は、メモリコントローラ65のレジスタにデータを書き込むことで画像メモリの処理を行うことができる。加工された画像は、再度画像メモリ66に保持される。
【0037】
また、画像メモリ66の内容をCPU68が読み出し、I/Oポート67を経て、画像データ73として操作部30に転送することが可能な構成になっている。一般に、操作部30の画面表示解像度が低いため、画像メモリ66の原画像は画像間引き処理が行われ操作部30に送られる。
【0038】
画像メモリ66は、多くの画像データを格納するため、ハードディスクが使用される。ハードディスクを使用することにより、外部電源が不用で永久的に画像を保持できる特徴がある。複数の定型の原稿(フォーマット原稿)をスキャナで読み込み保持するためには、このハードディスクが使用されるのが一般的である。
【0039】
図6には、セレクタ64における1ページ分の画像信号の例が示されている。
フレームゲート信号(/FGATE)は、1ページの画像データの副走査方向の有効期間を表している。主走査同期信号(/LSYNC)は、1ライン毎の主走査同期信号であり、この信号が立ち上がった後の所定クロックで、画像信号が有効となる。ラインゲート信号(/LGATE)は、主走査方向の画像信号が有効であることを示す信号である。これらの信号は、画素同期信号VCLKに同期しており、VCLKの1周期に対し1画素8ビット(256階調)のデータが送られてくる。本実施例では、転写紙への書込密度400dpi、最大画素数は、主走査4800画素、副走査6800画素である。また、本実施例では、画像データは255に近いほど白画像になる。
【0040】
図7には、本発明の画像処理システムにおける画像処理装置100の動作のフローチャートが示されている。図7において、画像処理装置の電源が投入されると、、まず初期化処理が行われる(ステップS701)。初期化の主な内容は、各種フラグのリセット、各種カウンタのクリア、画像メモリのクリア、および画像形成モード(変倍、分割など)のリセットである。
【0041】
初期化処理終了後、キー入力または画像形成制御エンジンからのイベント(何らかの変化要因)があるか否かを判断する(ステップS702)。ユーザにより何らかのキー操作が行われると、操作部30よりキー入力イベントとして通知される。同様に、何らかの画像形成制御エンジンの変化、例えば、ADF1に原稿をセットすると原稿セット検知センサ7の信号の変化がエンジンイベントとして通知される。このように、キー入力または画像形成制御エンジンの何れかのイベントが発生し、ステップS702でイベントありと判断した場合は、そのイベントの種類が判定される(ステップS703)。ステップS702において、イベントなしと判断された場合は待機状態になる。
【0042】
ステップS703において、イベントの種類が判定された結果、画像形成制御エンジンの場合は、エンジンイベント処理が実行され(ステップS704)、キー入力の場合は、キー入力イベント処理が実行され(ステップS705)、それぞれの処理が実行された後、再びステップS702に戻り、イベント待ち状態となる。
【0043】
図8には、図7のフローチャートにおけるキー入力イベント処理の詳細フローチャートが示されている。キー入力イベント処理が実行されると、先ず、印刷処理を実行するスタートキーのキー押下イベントの有無をチェックする(ステップS801)。スタートキーが押下されたと判断した場合は、コピー処理を実行する(ステップS808)。
【0044】
ステップS801において、スタートキーが押下されたのではないと判断した場合は、次にテンキーのキー入力があったか否かをチェックする(ステップS802)。キーイベントがテンキーによるものであると判断した場合は、テンキー処理を実行する(ステップS809)。
【0045】
ステップS802において、テンキーではないと判断した場合は、次にクリアストップキーの押下イベントの有無をチェックする(ステップS803)。クリアストップキーの押下イベントがあると判断した場合は、クリア/ストップ処理を実行する(ステップS810)。
【0046】
ステップS803において、クリアストップキーではないと判断した場合は、次に印字設定キーの押下イベントの有無をチェックする(ステップS804)。印字設定キーの押下イベントがあると判断した場合は、印字設定処理を実行する(ステップS811)。
【0047】
ステップS804において、印字設定キーではないと判断した場合は、次に両面設定キーの押下イベントの有無をチェックする(ステップS805)。両面設定キーの押下イベントがあると判断した場合は、両面設定処理を実行する(ステップS812)。
【0048】
ステップS805において、両面設定キーではないと判断した場合は、次に連結キーの押下イベントの有無をチェックする(ステップS806)。連結キーの押下イベントがあると判断した場合は、連結設定処理を実行する(ステップS813)。オペレータにより連結キーが選択されると、連結キーのLEDを点灯し、接続されている画像処理装置を探し、相手機がスレーブ機として利用可能か否かを判断する。スレーブ機として利用できない場合は、操作部30上に警告表示を出すとともに、連結機能を解除する。また、スレーブ機として利用できる場合は、自機がマスタ機となり、接続された画像処理装置をスレーブ機として制御を開始する。
【0049】
ステップS806において、連結キーではないと判断した場合は、ステップS801からステップS806のキーイベント以外のキーイベントがあったか否かを判断し(ステップS807)、キーイベントがあった場合には、その他のキー処理を実行する(ステップS814)。各々のキーイベント処理を実行した後、処理を終了する。
【0050】
図9には、連結キーの表示処理の動作例を示すフローチャートが示されている。この例では、連結状態になっているか否かを示す「連結状態フラグ」がRAM上に設定されており、連結状態時は「1」、連結解除状態時は「0」がセットされるものである。
【0051】
先ず、連結状態フラグが「1」にセットされているか否か、つまり連結状態か否かを判断し(ステップS901)、連結状態フラグが「1」にセットされていると判断した場合は、次にマスタ機に残りジョブがあるか否かを判断する(ステップS902)。また、ステップS901において、連結状態フラグが「1」にセットされていないと判断した場合は、液晶ディスプレイ上の連結キーを通常に表示すると共に、連結キーを非選択状態を示す白地に黒文字表示とする。また、この液晶ディスプレイ上の連結キーがタッチされた時に後述するキーイベント発行フラグをONにセットする(ステップS904)。
【0052】
ステップS902において、マスタ機に残りジョブがないと判断した場合は、次にスレーブ機に残りジョブがあるか否かを判断する(ステップS903)。ステップS902において、マスタ機に残りジョブがあると判断した場合は、液晶ディスプレイ上の連結キーを半輝度状態を示す背景色が灰色、または表示を間引いて表示すると共に、連結キーを選択状態表示にする。また、連結キーに対してタッチされた場合に、キータッチイベントを発行しないように、キーの属性としてキーイベント拒否を示すフラグ「0」をキーイベント発行フラグにセットする(ステップS906)。尚、このキーイベント発行フラグをリセットすると、キーにタッチしてもキーイベントが発行されない状態になる。
【0053】
ステップS903において、スレーブ機に残りジョブがないと判断した場合、つまり、マスタ機およびスレーブ機の両方共に残りジョブが存在しない場合は、連結キーを通常表示にし、連結キーが選択状態(機能を黒地ボタンに白文字表示)に設定する。また、連結キーに対してタッチした場合、キーイベントが発行されるように、キーイベント発行フラグを「1」にセットする(ステップS905)。
【0054】
図10には、図9のフローチャートにおける連結キータッチによるキーイベントの受け付け処理の動作例を示すフローチャートが示されている。この処理は、図9におけるステップS904およびステップS905でセットしたキーイベント発行フラグがONになっている場合だけ、キーイベントが発行されて次の処理が実行される。
【0055】
先ず、連結状態フラグが「1」か否かを判断する(ステップS1001)。連結状態フラグが「1」の場合、現在連結状態にあるので(ステップS1001、Yes)、連結解除要求をスレーブ機に送信すると共に、連結状態フラグをリセット「0」にする(ステップS1002)。リセットされることで、連結コピーキーが非選択状態に移行される。
【0056】
ステップS1001において、連結状態フラグが「0」の場合は、非選択状態にあるので(ステップS1001、No)、キーイベントにより連結状態に移行するために、スレーブ機に対して連結要求を送信する。また、連結状態フラグを「1」にセットすることで、連結コピーキーが選択状態に移行される(ステップS1003)。
【0057】
図11は、連結キー処理の他の動作例を示すフローチャートである。
図11において、先ず、連結キーがタッチされたか否かを判断する(ステップS1101)。連結キーがタッチされたと判断した場合は、次に、連結状態フラグが「1」か否か、つまり現在連結状態にあるか否かを判断する(ステップS1102)。ステップS1101において、連結キーがタッチされていないと判断した場合は、処理を終了して待機状態となる。
【0058】
ステップS1102において、連結状態フラグが「1」と判断した場合は、次にスレーブ機に残りジョブがあるか否かを判断する(ステップS1103)。ステップS1102において、連結状態フラグが「1」でないと判断した場合は、連結キーを通常表示にし、連結キーが選択状態を示す黒地ボタンに白文字表示とする(ステップS1105)。また、連結要求をスレーブ機に送信し、連結状態フラグを「1」にセットする(ステップS1106)。
【0059】
ステップS1103において、スレーブ機に残りジョブがあると判断した場合は、処理を終了する。また、スレーブ機に残りジョブがないと判断した場合は、マスタ機に残りジョブがあるか否かを判断し(ステップS1104)、残りジョブがあると判断した場合は、処理を終了する。また、マスタ機に残りジョブがないと判断した場合は、液晶ディスプレイ上の連結キーを通常に表示すると共に、連結キーを非選択の状態を示す白地に黒文字表示とする(ステップS1107)。また、連結解除要求をスレーブ機に送信し、連結状態フラグを「0」にセットする(ステップS1108)。
【0060】
図12は、連結キー処理の他の動作例を示すフロチャートーである。
先ず、連結キーがタッチされたか否かを判断する(ステップS1201)。連結キーがタッチされたと判断した場合は、次に、連結状態フラグが「1」か否か、つまり現在連結状態にあるか否かを判断する(ステップS1202)。ステップS1201において、連結キーがタッチされていないと判断した場合は、待機状態となる。
【0061】
ステップS1202において、連結状態フラグが「1」と判断した場合は、次にスレーブ機に残りジョブがあるか否かを判断する(ステップS1203)。ステップS1202において、連結状態フラグが「1」でないと判断した場合は、連結キーを通常表示にし、連結キーが選択状態を示す黒地ボタンに白文字表示とする(ステップS1205)。また、連結要求をスレーブ機に送信し、連結状態フラグを「1」にセットする(ステップS1206)。
【0062】
ステップS1203において、スレーブ機に残りジョブがあると判断した場合は、操作部30の液晶ディスプレイ31上に、「残りジョブがある為、連結解除できません。」と言うメッセージを表示し、連結動作により配分されたジョブがまだ完了していないことをオペレータに通知し、連結が解除できないことをアピールする(ステップS1209)。また、ステップS1203において、スレーブ機に残りジョブがないと判断した場合は、マスタ機に残りジョブがあるか否かを判断し(ステップS1204)、残りジョブがあると判断した場合は、ステップS1209を実行する。
【0063】
ステップS1204において、マスタ機に残りジョブがないと判断した場合は、液晶ディスプレイ上の連結キーを通常に表示すると共に、連結キーを非選択の状態を示す白地に黒文字表示とする。また、連結解除要求をスレーブ機に送信し、連結状態フラグを「0」にセットする(ステップS1208)。
【0064】
図13は、連結キー処理の他の動作例を示すフローチャートである。
先ず、連結キーがタッチされたか否かを判断する(ステップS1301)。連結キーがタッチされたと判断した場合は、次に、連結状態フラグが「1」か否か、つまり現在連結状態にあるか否かを判断する(ステップS1302)。ステップS1301において、連結キーがタッチされていないと判断した場合は、待機状態となる。
【0065】
ステップS1302において、連結状態フラグが「1」と判断した場合は、次にスレーブ機に残りジョブがあるか否かを判断する(ステップS1303)。ステップS1302において、連結状態フラグが「1」でないと判断した場合は、連結キーを通常表示にし、連結キーが選択状態を示す黒字に白文字表示とする(ステップS1305)。また、連結要求をスレーブ機に送信し、連結状態フラグを「1」にセットする(ステップS1306)。
【0066】
ステップS1303において、スレーブ機に残りジョブがあると判断した場合は、操作部30の液晶ディスプレイ31上に、「残りジョブがあります。残りジョブを破棄しますか?[はい][いいえ]」と言うメッセージを表示する(ステップS1309)。次に、残りジョブ破棄が選択されたか否かを判断する(ステップS1310)。つまり、このメッセージに対して、オペレータにより[はい]が選択された場合、破棄が選択されたことになり、ステップS1307に進む。また、オペレータにより[いいえ]が選択された場合は、残りジョブを破棄しない方に選択されたことになるので、このフローを終了し、連結状態を維持させる。
【0067】
ステップS1303において、スレーブ機に残りジョブがないと判断した場合は、マスタ機に残りジョブがあるか否かを判断し(ステップS1304)、残りジョブがあると判断した場合は、ステップS1309およびステップS1310を実行する。
【0068】
ステップS1304において、マスタ機に残りジョブがないと判断した場合は、液晶ディスプレイ上の連結キーを通常に表示すると共に、連結キーを非選択の状態を示す白地に黒文字表示とする。また、マスタ機及びスレーブ機の残りジョブを破棄する処理を実行し、連結解除要求をスレーブ機に送信して、連結状態フラグを「0」にセットする(ステップS1308)。
【0069】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明の画像処理システムによれば、スレーブ機に実行しなければならないジョブが存在する場合、マスタ機のジョブが完了し、マスタ機が待機中の状態になっても、オペレータが連結動作解除の操作をすることができないように制御される。従って、スレーブ機の残りジョブを最後まで完了させることができ、オペレータの要望するコピー出力を得ることができる。また、スレーブ機の出力処理が早く終了した場合も、連結解除操作を禁止させることで、マスタ機とスレーブ機との関係を維持し、マスタ機のコピー実施中にスレーブ機へのジョブ再配分を可能にし、指示されたコピー処理を早く終了させることができる。
【0070】
また、本発明の画像処理システムによれば、連結キーがハードキーの場合、キーが押された場合でも、スレーブ機がコピージョブを完了する前の状態では、通常のキー操作処理(連結解除司令をスレーブ機に通知する処理)を行わず、連結解除司令をスレーブ機に出さないことをソフトウェアで、しかも低コストで処理することができる。また、LCD表示によるソフトタッチキーに対して、操作可能であってもキー機能を有効にせず、通常のキー操作処理(連結解除司令をスレーブ機に通知する処理)を行わず、連結解除司令をスレーブ機に出さないことをソフトウェアで処理することで、複雑なキー表示処理をする必要がなくなる。
【0071】
また、本発明の画像処理システムによれば、オペレータに対して連結解除ができないことを表示させるため、オペレータの操作上の疑問を除き、操作時間を短縮でき、操作性を向上させることができる。
【0072】
また、本発明の画像処理システムによれば、オペレータに対して操作した連結解除司令により機械はどのような処理を次に実行するかを示すことにより、機械自体で操作誘導し、操作性を向上させることができる。
【0073】
さらに、本発明の画像処理システムによれば、不用意に連結解除された場合、ジョブの継続ができなくなってしまうので、その指示操作が正当な指示か否かを聞くことにより、無駄なコピーを少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の概略構成例を示す図である。
【図2】操作部の一例を示す図である。
【図3】液晶ディスプレイ31の表示例を示す図である。
【図4】メインコントローラを中心とした制御装置の構成例を示すブロック図である。
【図5】画像処理ユニット(IPU)を示すブロック構成図である。
【図6】セレクタにおける1ページ分の画像信号の例を示すタイミングチャートである。
【図7】画像処理装置の動作例を示すフローチャートである。
【図8】キー入力イベント処理の詳細フローチャートである。
【図9】連結キーの表示処理の動作例を示すフローチャートである。
【図10】連結キータッチによるキーイベントの受け付け処理の動作例を示すフローチャートである。
【図11】連結キー処理による他の動作例を示すフローチャートである。
【図12】連結キー処理による他の動作例を示すフローチャートである。
【図13】連結キー処理による他の動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 自動原稿送り装置(ADF)
2 原稿台
3 給送ローラ
4 給送ベルト
5 排送ローラ
6 コンタクトガラス
7 原稿セット検知
8 第1トレイ
9 第2トレイ
10 第3トレイ
11 第1給紙ユニット
12 第2給紙ユニット
13 第3給紙ユニット
14 縦搬送ユニット
15 感光体
16 搬送ベルト
17 定着ユニット
18 排紙ユニット
19 排紙トレイ
50 読み取りユニット
51 露光ランプ
52 第1ミラー
53 レンズ
54 CCDイメージセンサ
55 第2ミラー
56 第3ミラー
57 書き込みユニット
58 レーザ出力ユニット
59 結像レンズ
60 ミラー
111 両面搬送ユニット
112 反転ユニット
113 両面入紙搬送路
114 反転排紙搬送路

Claims (5)

  1. 第1の画像処理装置と少なくとも1台以上の第2の画像処理装置と、が連結された画像処理システムにおいて、
    前記第1の画像処理装置および前記第2の画像処理装置は、
    操作指示を入力する操作手段と、
    原稿画像を画像データとして読み取る読取手段と、
    該読取手段により読み取った前記画像データに所望の画像処理を施して出力する出力手段と、
    前記読取手段により読み取った前記画像データと、前記画像処理装置の状態を示す機械状態の情報と、を前記第1の画像処理装置と前記第2の画像処理装置との間で互いに転送可能にする接続手段と、
    前記操作手段により入力された操作指示に基づいて前記接続手段による接続を開始する接続開始指示と接続を解除する接続解除指示との送信を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記操作手段により前記接続開始指示が入力された際に、前記読取手段により読み取った画像データを、前記第1の画像処理装置と前記第2の画像処理装置とに振り分け、前記画像データの出力動作の分担を開始した後は、接続開始指示を受信した画像処理装置においては、前記画像データの出力動作が全ての画像処理装置において完了したと判断するまでは、前記操作手段により前記接続解除指示が入力されたと判断しても、前記接続手段による接続を解除する接続解除指示の制御を実行せず、
    前記接続開始指示を実行した画像処理装置においては、前記画像データの出力動作を開始するまでは、前記操作手段により前記接続解除指示が入力されたと判断した場合には、前記接続解除指示の制御を実行し、前記画像データの出力動作を開始した後は、前記操作手段により前記接続解除指示が入力されたと判断した場合には、前記接続解除指示を実行するか否かの確認要求を実行し、前記確認要求を実行した後に、前記操作手段により前記接続解除指示が入力されたと判断した場合には、前記接続手段による接続を解除する接続解除指示の制御を実行し、前記確認要求を実行した後に、前記操作手段により前記接続解除指示が入力されないと判断した場合には、前記接続手段による接続を解除する接続解除指示の制御を実行しないことを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記制御手段は、
    前記接続開始指示を実行した画像処理装置においては、前記画像データの出力動作が開始した後は、前記操作手段により前記接続解除指示が入力されたと判断した場合には、前記画像データの出力動作が全ての画像処理装置において完了していない場合に、前記確認要求を実行し、前記画像データの出力動作を破棄するか否かの選択入力指示メッセージを表示することを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  3. 少なくとも1台の画像処理装置と接続し、該接続した画像処理装置と1つのジョブを分配し、該ジョブを実行する画像処理装置であって、
    操作指示を入力する操作手段と、
    原稿画像を画像データとして読み取る読取手段と、
    該読取手段により読み取った前記画像データに所望の画像処理を施して出力する出力手段と、
    前記読取手段により読み取った前記画像データと、前記画像処理装置の状態を示す機械状態の情報と、を前記接続した画像処理装置との間で互いに転送可能にする接続手段と、
    前記操作手段により入力された操作指示に基づいて前記接続手段による接続を開始する接続開始指示と接続を解除する接続解除指示との送信を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記操作手段により前記接続開始指示が入力され、前記接続手段により接続した画像処理装置と1つのジョブを分配し、該分配した前記ジョブの出力制御を行い、前記ジョブの出力動作を開始するまでは、前記操作手段により前記接続解除指示が入力されたと判断した場合には、前記接続解除指示の制御を実行し、
    前記ジョブの出力動作を開始した後は、前記操作手段により前記接続解除指示が入力さ れたと判断した場合には、前記接続解除指示を実行するか否かの確認要求を実行し、前記確認要求を実行した後に、前記操作手段により前記接続解除指示が入力されたと判断した場合には、前記接続手段による接続を解除する接続解除指示の制御を実行し、前記確認要求を実行した後に、前記操作手段により前記接続解除指示が入力されないと判断した場合には、前記接続手段による接続を解除する接続解除指示の制御を実行しないことを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記操作手段により入力された操作指示に基づいて、前記接続手段による接続が開始されていない状態と、前記接続手段による接続が開始されており、且つ、前記接続した画像処理装置との間で前記ジョブが実行されている状態と、前記接続手段による接続が開始されており、且つ、前記接続した全ての画像処理装置において前記ジョブが存在しない状態と、の何れか1つの状態である旨を表示する手段を有することを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  5. 前記操作手段は、表示手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記接続手段による接続が開始されていない状態と、前記接続手段による接続が開始されており、且つ、前記接続した画像処理装置との間で前記ジョブが実行されている状態と、前記接続手段による接続が開始されており、且つ、前記接続した全ての画像処理装置において前記ジョブが存在しない状態と、の何れか1つの状態に応じて、前記表示手段の表示状態を変更して表示することを特徴とする請求項3または4記載の画像処理装置。
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