JPH09166U - クレーン車のフレーム構造 - Google Patents

クレーン車のフレーム構造

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Publication number
JPH09166U
JPH09166U JP7012591U JP7012591U JPH09166U JP H09166 U JPH09166 U JP H09166U JP 7012591 U JP7012591 U JP 7012591U JP 7012591 U JP7012591 U JP 7012591U JP H09166 U JPH09166 U JP H09166U
Authority
JP
Japan
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cross
bending member
lower flange
rear direction
section
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Pending
Application number
JP7012591U
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English (en)
Inventor
興明 林田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Publication of JPH09166U publication Critical patent/JPH09166U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶接箇所を少なくした溶接作業の効率向上、
溶接歪みの発生を抑制した品質向上、フレームの剛性向
上を図ったクレーン車のフレーム構造を得る。 【構成】 ロワーフランジ21の頂部21bを、折り曲
げ部材13の高さのほぼ中央部に位置させ、クロスメン
バー27がロワーフランジ21の外周壁に溶接固着され
た後に、折り曲げ部材の内周壁に溶接固着される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はクレーン車のフレーム構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のクレーン車のフレーム構造は、図3、図4に示すような構造を有してい た。車体前後方向に延びて対向して配設された一対のウェブ01、01上にフロ アとなるべきアッパープレート02が設けられていて、さらに同アッパープレー ト02上にクレーン旋回用のリングプレート03が設けられている。04はロワ ーフランジで、下方が開放した断面八型台形状を有して、一対のウェブ01,0 1とアッパープレート02とで形成される空間内に車体前後方向に延びて配設さ れている。同ロワーフランジ04はリングプレート03の下部分で前後に分割さ れ溶接作業の空間05を形成している。06,06はロワープレートでウェブ0 1とロワーフランジ04の下端面を連結固定している。07はクロスメンバで、 一対のウェブ01,01とアッパープレート02とロワーフランジ04とロワー プレート06,06とで形成されている空間に車幅方向に配設固定されるプレー トである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のフレーム構造はロワープレート06,06から順に上方に溶接して 最後にアッパープレート02を溶接して組立てられる構造であり、車体前後方向 の溶接線08,08、…は全部で10本必要となる構造であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記従来構造を改良して作業効率を工場させると共に、十分なる強度 を確保したクレーン車のフレーム構造を得るために提唱されたもので、ほぼ矩形 の閉断面形状を有して車体前後方向に延びたクレーン車のリアフレームにおいて 、上記車体前後方向に延びて配設される一体成形の下方が開放した断面コ字型形 状の折り曲げ部材と、同折り曲げ部材の内側に上記折り曲げ部材の断面中心線と ほぼ一致させて上記車体前後方向に連続して延びて配設される下向き末広がりで あって下方が開放した断面八型台形状のロワーフランジと、同ロワーフランジの 外周壁と上記折り曲げ部材の内周壁との間に上記車体前後方向にほぼ直交して取 付られる複数枚のクロスメンバーと、上記折り曲げ部材と上記ロワーフランジと のそれぞれの下端部に固着されて上記車体前後方向に延びるロワープレートとを 備え、さらに上記ロワーフランジの頂部を上記折り曲げ部材高さのほぼ中央部に 位置させたことを要旨とするものである。
【0005】
【考案の効果】
本考案によると、リアフレームの閉断面形状を、一体成形され下方が開放した 断面コ字型形状の折り曲げ部材と、一体成形される断面八型台形状のロワーフラ ンジとで構成するため、リアフレームの溶接組立のときに溶接箇所が減少されて 作業効率が向上すると共に、車体前後方向の溶接線が減少して溶接歪みの発生が 抑えられて製造品質を向上できる効果を奏する。
【0006】 また、一体成形部材で構成するため、平板の接合による閉断面形状よりも強度 向上が図れる効果を奏する。
【0007】
【実施例】
以下に本考案の一実施例を図1、図2、図5、図6に沿って説明する。 1はクレーン車であり、3は車体を構成するリアフレームで、車輪5,5…が 設けられている。7は前部アウトリガーでリアフレーム3の前方部の左右に配設 され、8は後部アウトリガーで、リアフレーム3の後方部の左右に配設されてい る。9はクレーン基体で、旋回可能にリアフレーム3上に支持されている。11 はブームで、クレーン基体9に伸縮自在、起倒調節可能に取付られている。
【0008】 13はリアフレーム3を構成する折り曲げ部材でリアフレーム3の左右側面部 14,15と上面部16とが一体に成形されて下方が開放した断面コ字型形状を 有して車体前後方向に延びている。17はリングプレートで、クレーン基体9が 旋回可能にに配置されるように折り曲げ部材13の上面部16に溶接されたリン グ上のプレートである。19は中央孔で、リングプレート17のほぼ中央部に位 置した折り曲げ部材13の上面部16に穿設されて、リアフレーム3の内部に配 設される部材の溶接作業を行う孔である。
【0009】 21はロワーフランジであり、下向き末広がりであって下方が開放した断面八 型台形状を有し断面形状端部21aと、断面形状頂部21bとを備え、折り曲げ 部材13のほぼ半分の高さを有している。さらに、ロワーフランジ21は折り曲 げ部材13の前部から後部まで一定断面で延びていてリングプレート17の下方 部分には孔23,23が穿設されている。25,25はロワープレートで折り曲 げ部材13の断面形状端部13aとロワーフランジ21の断面形状端部21aと を連結して車両前後方向に延びている。
【0010】 上記ロワープレート25,25とロワーフランジ21と折り曲げ部材13とで リアフレーム3の閉断面形状を形成している。27はクロスメンバーで、リアフ レーム3の閉断面形状内に車幅方向に配設されて、ロワーフランジ21と折り曲 げ部材13とに溶接固定されている。
【0011】 クロスメンバー27と折り曲げ部材13とロワーフランジ21とロワープレー ト25,25との溶接手順は、ロワーフランジ21とクロスメンバー27とを溶 接し、その後折り曲げ部材13を溶接して最後に外部からロワープレート25, 25を溶接する手順である。
【0012】 上記実施例によれば、リアフレーム3を溶接組立てする場合に、折り曲げ部材 13がリアフレーム3の左右側面部14,15と上面部16とが一体折り曲げの 下方が開放した断面コ字型形状であるとともに、ロワーフランジ21が一体成形 の下方が開放した断面八型台形状であり、最後にロワープレート25,25を外 部から溶接できる構造であるために、従来全部で10本必要とされていた溶接線 が4本にげしょうされて、作業工数が減少されるとともに部品点数が減少されて 、作業効率がそれだけ向上できる効果を奏する。
【0013】 また、車体前後方向の溶接線が減少して溶接歪みが少なくなり、製造品質を向 上できる効果を奏する。
【0014】 さらに、上記実施例によれば、リアフレーム3を構成する下方が開放した断面 コ字型形状の部材を一体成形した折り曲げ部材13によって構成するため、平板 をつなぎ合わせた断面構造の物に比べて強度の向上が図れる効果を奏する。
【0015】 さらに、折り曲げ部材13の内側に配設されるロワーフランジ21の頂部を折 り曲げ部材13の高さのほぼ中央部に位置させるとともに、同ロワーフランジ2 1の断面形状を下末広がりであって下方が開放した八型台形状とするため、折り 曲げ部材13とロワーフランジ21との間に溶接棒等の溶接装置を入れ易く、ク ロスメンバー27はロワーフランジ21の外周壁に沿って溶接下後に、折り曲げ 部材13の内周壁に沿って溶接することができ、クロスメンバー27の接合部全 周に亘って溶接が可能であり、リアフレーム3の全体剛性が向上する効果を奏す る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すクレーン車の全体側面
視図である。
【図2】上記実施例を示す斜視図である。
【図3】従来構造を示すリアフレームの車体前後方向断
面説明図である。
【図4】第3図のA−A断面を示す概略説明図である。
【図5】本考案の一実施例を示すリアフレームの車体前
後方向断面説明図である。
【図6】第5図のB−B断面を示す概略図である。
【符号の説明】
3 リアフレーム 13 折り曲げ部材 14 右側面部 15 左側面部 16 上面部 27 クロスメンバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ矩形の閉断面形状を有して車体前後
    方向に延びたクレーン車のリアフレームにおいて、上記
    車体前後方向に延びて配設される一体成形の下方が開放
    した断面コ字型形状の折り曲げ部材と、同折り曲げ部材
    の内側に上記折り曲げ部材の断面中心線とほぼ一致させ
    て上記車体前後方向に連続して延びて配設される下向き
    末広がりの下方が開放した断面八型台形状のロワーフラ
    ンジと、同ロワーフランジの外周壁と上記折り曲げ部材
    の内周壁との間に上記車体前後方向にほぼ直交して取付
    られる複数枚のクロスメンバーと、上記折り曲げ部材と
    上記ロワーフランジとのそれぞれの下端部に固着されて
    上記車体前後方向に延びるロワープレートとを備え、さ
    らに上記ロワーフランジの頂部を上記折り曲げ部材高さ
    のほぼ中央部に位置させたことを特徴とするクレーン車
    のフレーム構造
JP7012591U 1991-08-07 1991-08-07 クレーン車のフレーム構造 Pending JPH09166U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7012591U JPH09166U (ja) 1991-08-07 1991-08-07 クレーン車のフレーム構造

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JP7012591U JPH09166U (ja) 1991-08-07 1991-08-07 クレーン車のフレーム構造

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Publication Number Publication Date
JPH09166U true JPH09166U (ja) 1997-04-04

Family

ID=13422519

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7012591U Pending JPH09166U (ja) 1991-08-07 1991-08-07 クレーン車のフレーム構造

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JP (1) JPH09166U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02138123U (ja) * 1989-04-20 1990-11-19

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990914