JPH09166913A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09166913A
JPH09166913A JP7348006A JP34800695A JPH09166913A JP H09166913 A JPH09166913 A JP H09166913A JP 7348006 A JP7348006 A JP 7348006A JP 34800695 A JP34800695 A JP 34800695A JP H09166913 A JPH09166913 A JP H09166913A
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JP
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toner
residual toner
developing
image forming
carrier
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JP7348006A
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English (en)
Inventor
Masaru Amamiya
賢 雨宮
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体上の残留トナーを再び現像部に搬送す
るトナー再供給用駆動系を、現像用駆動系と独立駆動可
能に構成し、使用できる部品等を交換することなく、再
利用不可能となった現像剤のみを除去できる画像形成装
置を提供する。 【解決手段】 リサイクルトナーに画像形成上の不具合
が発生した際、現像用駆動系を停止させ、トナー搬送コ
イル駆動軸33aのみを駆動して、感光体2表面からク
リーニングブレード31によって掻き落とされ空間Aに
収容されているリサイクルトナーをリサイクルトナー搬
送溝34に送りこみ、リサイクルトナー搬送経路のほぼ
中央部に形成しているリサイクルトナー回収窓37から
ケース32外部に回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、
表面に潜像を担持した潜像担持体上の潜像を現像装置に
より現像すると共に、転写材に転写されずに潜像担持体
上に残留した残留トナーを回収して現像部に再供給しト
ナーのリサイクルを行う画像形成装置に関するものであ
る。また、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤を
用い、現像部で繰返し画像形成にキャリアを利用する画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置には、主に
トナーのみからなる一成分現像剤(以下、一成分トナー
という)を用いるものと、トナーとキャリアとからなる
二成分現像剤を用いるものが知られている。一成分トナ
ーは、現像部において、潜像担持体上に形成された潜像
をトナー像化し、転写材に転写されて画像を形成するの
に用いられるものである。また、二成分現像剤は、現像
装置内部でキャリアによってトナーを現像部に供給し、
潜像担持体上の潜像をトナーがトナー像化し、転写材に
転写されるとともに、キャリアは現像装置内で再びトナ
ーの供給に利用されるものである。
【0003】上記一成分トナー、又は、二成分現像剤の
トナーにおいては、転写材に転写されずに潜像担持体上
に残留する残留トナーが発生する。この残留トナーは再
び現像部に供給することによってリサイクル可能である
ため、資源の有効活用の観点から、潜像担持体上に残留
した残留トナーを回収し、回収した残留トナーを再び現
像部へ供給して残留トナーのリサイクルを行う画像形成
装置が提案されていた。
【0004】ところが、残留トナーのリサイクルを行う
画像形成装置においては、ある程度再利用が繰り返され
た残留トナーは、劣化したり転写紙の紙粉等が混入した
りするため、形成画像が乱れることがあった。そのた
め、このような不具合を生じさせる残留トナーは除去す
ることが望まれていた。
【0005】また、2成分現像剤を用いて現像を行う画
像形成装置の場合、現像装置内部のキャリアは、繰返し
現像に利用されるうちにキャリア表面のコート層が層厚
規制のためのドクタブレード等と繰返し接触し、摩擦帯
電能力が低下する。このため、トナー比電荷が落ちて地
汚れ等の異常画像が発生する恐れがあり、ある一定枚数
の画像形成を行った後にキャリアを交換する必要があ
る。ここで、現像装置内の現像剤にはトナーも混在して
おり、この中には、再び現像部に供給することによって
使用可能なトナーも存在しているため、キャリアの交換
を行う場合に、現像装置内の現像剤から効率良くキャリ
アのみを分離し、除去することが望まれていた。
【0006】これらの要請から、現像装置の現像剤を除
去する構成を有する画像形成装置も提案されている。例
えば、上記再利用できなくなったトナーを除去するた
め、現像部を潜像担持体から離間させた状態で、現像
部、クリーニング部、及び、リサイクル部を連動させ
て、現像装置、クリーニング装置、及び、リサイクル装
置内のトナーを回収して排出できる画像形成装置が提案
されている(例えば、特開平3−89271号公報、特
開平3−89272号公報参照)。ところが、この構成
の画像形成装置によれば、現像部、クリーニング部、及
び、リサイクル部を連動して動かす構成であったため、
これらの内部にある現像剤をまとめて排出してしまい、
劣化した残留トナーのみを回収して排出することができ
なかった。
【0007】また、カートリッジ筐体内に、潜像担持
体、該潜像担持体上に形成された潜像を顕像化する現像
器、現像に使用されずに潜像担持体上に残留した残留ト
ナーを回収するための現像剤回収装置、潜像担持体を帯
電させるための帯電器等を一体に支持したプロセスカー
トリッジを、画像形成装置から着脱可能に設けたものも
提案されている(例えば、特開昭62ー75660号公
報参照)。この種の画像形成装置においては、現像器内
のトナーが劣化し画像上に影響がでると、トナーの交換
のためにプロセスカートリッジごと新しいものと交換す
る構成であったため、トナー以外の未だ利用可能な部品
類までも同時に交換しなければならなかった。
【0008】また、上記、特開平3−89271号公
報、及び特開平3−89272号公報で提案されている
画像形成装置においても、また、上記特開昭62ー75
660号公報で提案されている画像形成装置において
も、二成分現像剤の劣化したキャリアのみをリサイクル
可能なトナーから分離して現像装置内から除去すること
ができなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の問題点
に鑑みなされたものであり、その第1の目的とするとこ
ろは、現像に使用されずに残留した残留トナーを再び現
像部に供給して残留トナーの再利用を行う画像形成装置
において、現像剤中の交換が必要となった成分のみを除
去できる画像形成装置を提供することである。
【0010】また、その第2の目的は、交換が必要とな
った残留トナーのみ、又はキャリアのみの除去を、容易
に行うことができる画像形成装置を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1、3及び5の画像形成装置は、潜像
担持体と、該潜像担持体上の潜像をトナー像化する現像
部と、該トナー像を転写材に転写した後の潜像担持体上
に残留した残留トナーを該潜像担持体上から除去し回収
するクリーニング部と、該クリーニング部で回収された
残留トナーを再び現像部に供給する残留トナー再供給装
置とを有する画像形成装置において、上記現像部及びク
リーニング部の駆動系としての現像用駆動系と上記残留
トナー再供給装置の駆動系としての残留トナー再供給用
駆動系とを互いに独立駆動可能に構成したことを特徴と
するものである。
【0012】ここで、例えば、トナー再供給装置を駆動
させることによってトナー再供給装置内の残留トナーを
除去できるように構成しても良い。
【0013】請求項1、3及び5の画像形成装置におい
ては、現像用駆動系と残留トナー再供給用駆動系とを独
立駆動させ、現像用駆動系を駆動することによりクリー
ニング部で潜像担持体上から残留トナーを除去する際、
残留トナー再供給用駆動系の駆動を停止させて除去した
残留トナーを再び現像部に供給しないようにする。これ
により、残留トナーのみを現像部から分離する。
【0014】また、請求項2乃至5の画像形成装置は、
請求項1の画像形成装置において、トナーとキャリアと
からなる2成分現像剤を用いて該潜像担持体上の潜像を
トナー像化することを特徴とするものである。
【0015】請求項2乃至5の画像形成装置において
は、現像装置内部のトナーとキャリアのうちトナー又は
キャリアの交換が必要になったとき、現像用駆動系を駆
動させ、且つ残留トナー再供給用駆動系の駆動を停止さ
せて、クリーニング部で潜像担持体上から残留トナーを
除去すると共に、現像部から除去した残留トナーを再び
現像部に供給しないようにする。これにより、現像部の
二成分現像剤からキャリアと残留トナーとを分離する。
ここで、例えば、キャリアと残留トナーとを分離した
後、トナー再供給用駆動系の駆動を停止させたまま、現
像用駆動系の駆動を行い、この現像用駆動系の駆動によ
って現像部近傍のキャリアの除去を行うように構成すれ
ば、現像部に残留トナーを供給することなく現像部近傍
のキャリアのみを除去できる。
【0016】特に、上記第2の目的を達成するために、
請求項3の画像形成装置は、請求項1及び2の画像形成
装置において、該残留トナー再供給用駆動系に残留トナ
ー再供給装置内部の残留トナーを除去する残留トナー除
去モードを設け、該残留トナー除去モードにおいて上記
現像用駆動系の駆動を停止させた状態で上記残留トナー
再供給用駆動系を駆動可能に構成したことを特徴とする
ものである。
【0017】請求項3の画像形成装置においては、現像
用駆動系の駆動を停止させた状態で、残留トナー除去モ
ードに設定した残留トナー再供給装置を駆動し、残留ト
ナー再供給装置内部の残留トナーを除去する。
【0018】また、特に、請求項4の画像形成装置は、
請求項2の画像形成装置において、該現像用駆動系に、
潜像担持体上に残留した残留トナーの除去を行わない状
態で現像部の現像剤を除去する現像剤除去モードを設
け、該現像剤除去モードにおいて上記残留トナー再供給
用駆動系の駆動を停止させた状態で上記現像用駆動系を
駆動可能に構成したことを特徴とするものである。
【0019】請求項4の画像形成装置においては、残留
トナー再供給装置の駆動を停止させた状態で、現像剤除
去モードに設定した現像用駆動系を駆動し、現像部の現
像剤を除去する。また、トナー及びキャリアからなる2
成分現像剤を使用する現像装置においては、現像部から
残留トナーを除去した後、残留トナー再供給装置の駆動
を停止させた状態で、現像剤除去モードに設定した現像
用駆動系を駆動し、現像部にトナーを混入させることな
く、キャリアのみを除去する。
【0020】また、特に、請求項5の画像形成装置は、
請求項1乃至3の画像形成装置において、上記残留トナ
ー再供給装置の残留トナー搬送経路に開閉可能な排出口
を設けたことを特徴とするものである。
【0021】請求項5の画像形成装置においては、残留
トナー再供給装置内部の残留トナーを除去する際、残留
トナー再供給用駆動系を駆動させるとともにトナー搬送
経路に設けた排出口を開口し、この開口部からトナー搬
送経路内を通過した残留トナーを自重で落下させること
により、残留トナー再供給装置外部に除去する。 (以下、余白)
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真複写機(以下、複写機という)に適用した一
実施形態について説明する。図1は、複写機の概略構成
を示す正面図である。先ず、複写機全体の概略について
説明する。図1において、像担持体としてのドラム状の
感光体2が帯電ローラ3で表面電位が−1100v前後
に一様に帯電された後、図示しない露光装置からの光1
9が照射されて画像部の表面電位が0〜−290vとな
り感光体2上に静電潜像が形成される。この静電潜像
に、感光体2の右側方に設けられ−800v前後のバイ
アスがかけられている現像スリーブ26上のトナーが付
着してトナー像化される。トナー像が作られた感光体2
は回転移動し、給紙部(図示せず)より転写紙30上の
画像形成位置先端部が画像先端部と転写ローラ5との対
向部で一致するようなタイミングで搬送されてきた転写
紙30に、転写ローラ5部でトナー像が転写される。ト
ナー像が転写された転写紙は、分離チャージャにより感
光体2から分離され、図示しない定着部に送られて、熱
と圧力によってトナーが転写紙30へ融着され、コピー
紙として機外に排出される。一方、転写後の感光体2上
に残ったトナーはクリーニング部としてのクリーニング
ブレード31により掻き落とされ、感光体2はトナーが
除去された状態となり除電ランプ8で残留電荷が除電さ
れることにより表面電位が0〜−150vの基準電位に
平均化され、一様帯電ローラ3による次の帯電に備えら
れる。感光体2から掻き落とされたトナー(以下、リサ
イクルトナーという)は回収され、リサイクルされる。
トナーのリサイクル工程については、後に詳述する。
【0023】上記現像装置4は、主に現像器9と、その
上方に設けられたトナー収容部であるトナーホッパ10
とから構成されている。現像器9内にはキャリアと呼ば
れる小さな鉄球とトナーとの混合物から成る2成分現像
剤が収納されている。現像器9内には現像剤を撹拌する
ための第1及び第2の撹拌ローラ24a,24bや現像
ローラ26などが内蔵されている。第1撹拌ローラ24
aと第2撹拌ローラ24bとは、仕切り板25によって
仕切られており、第1撹拌ローラ24aはトナーホッパ
10のトナー補給口10a近傍に、第2撹拌ローラ24
bは現像スリーブ26近傍に位置している。そして、現
像剤は撹拌搬送されていき、ドクタブレード11によっ
て層厚が規制されて現像スリーブ26に供給され、この
現像スリーブ26から感光体2に供給される。第1撹拌
ローラ24aの下方には、図2からもわかるように、現
像器9内のトナー濃度を検出するための透磁率測定セン
サ28aが設けられており、このセンサ28aによって
トナー濃度が不足していると検出された場合には、トナ
ー補給部11からトナーが現像器へ供給される。
【0024】次に、トナーリサイクルの工程について説
明する。上記感光体2、帯電ローラ3、現像スリーブ2
6、第1、第2撹拌ローラ24a,24b、及び、クリ
ーニング部は、一体に形成されたケース32内に納めら
れている。図2は、クリーニング部で集積されたリサイ
クルトナーを、再び現像スリーブ26に供給するまでの
トナー搬送経路とトナー搬送部材を示した図である。感
光体2のトナー搬送方向下流側には、クリーニングブレ
ード31で感光体2上から掻き落とされたリサイクルト
ナーを集積する空間Aが形成されている。この空間Aに
は、図3に示すように、空間A内の長手方向に渡された
回転する軸33aの周囲に、螺旋状に巻き付けられ軸線
方向に対してほぼ鉛直に延在した羽根部33bを有し、
軸の回転によって空間A内のリサイクルトナーを軸の一
端に搬送するトナー搬送コイル33が設けられている。
また、トナー搬送コイル33によるリサイクルトナー搬
送方向下流側のケース32端部には、リサイクルトナー
を撹拌ローラ24a側に搬送するためのリサイクルトナ
ー搬送溝34が形成され、この溝の内部に延在した上記
トナー搬送コイル軸33aの端部と、溝の他端部に掛け
渡されたリサイクルベルト張架軸36にトナーリサイク
ルベルト35が張架されている。トナーリサイクルベル
ト35は、図4に示すように、片面にベルト搬送方向に
対して垂直かつベルト35から鉛直方向に設けられたト
ナー搬送用翼35aがベルト搬送方向に対して等間隔に
設けられ、ベルト面には、等間隔の長穴35bが設けら
れて、上記トナー搬送コイル軸33aの端部に各2本ず
つ設けられたピン33cが嵌入し、ピンの回転力がトナ
ーリサイクルベルト35に伝達され、トナーリサイクル
ベルト35が回転するようになっている。
【0025】ここで、本実施形態においては、現像用駆
動系としての感光体2を回転駆動する感光体駆動軸2
a、及び、現像スリーブ26を回転駆動する現像スリー
ブ駆動軸26aと、残留トナー再供給用駆動系としての
トナー搬送コイル33を回転駆動するトナー搬送コイル
駆動軸33aの3つの駆動軸を各々独立して駆動するよ
うに構成している。また、上記現像スリーブ駆動軸26
aと現像スリーブ26とは、カップリング等によって接
続されるとともに、互いにギア(図示を省略)等で連結
された撹拌ローラ24a,24bにも現像スリーブ26
に伝達された回転駆動力が伝達されるようになってい
る。
【0026】上記構成によって、クリーニングブレード
31で感光体2上から掻き落とされたリサイクルトナー
は、感光体2のトナー搬送方向下流側のケース32端部
と感光体2との間の空間Aに回収され、トナー搬送コイ
ル軸33aの回転によって、リサイクルトナー搬送溝3
4に供給される。ここで、同じくトナー搬送コイル軸3
3aの回転によって無端移動するトナーリサイクルベル
ト35のトナー搬送用翼35aによって、リサイクルト
ナーが他端部の第1撹拌ローラ24a近傍に搬送され、
第1、第2撹拌ローラ24a,24bで撹拌されて再び
現像スリーブ26に供給される。本実施形態において
は、上記ケース32にリサイクルトナーを回収する空間
A、及び、リサイクルトナー搬送溝34を一体化して形
成しているので、これらの少なくとも一部を別体として
接合した場合に比して接合部からのトナー漏れを防ぐこ
とができ、また、トナー漏れを防ぐためのスポンジ部材
等を設ける手間も省ける。更に、複写機への組付けも容
易にできる。
【0027】通常、トナーのリサイクルを行う複写機に
おいて、通常の現像で転写紙の紙粉等が多少混入したリ
サイクルトナーを再び使用しても画像上では問題ないの
で再度使用している。しかし、紙粉が生じやすい更紙を
多量に印刷したり、切り貼りした用紙や、原稿そのもの
等の加工した用紙を装置に通紙することがあると、紙粉
や異物等が多量にリサイクルトナーに混入し、異常画像
が発生し始める。ここで、本実施形態にかかるリサイク
ルトナーの回収方法について説明する。本実施形態の複
写機において、リサイクルトナー搬送経路のほぼ中央部
に、リサイクルトナー搬送溝34底部の幅方向に延在
し、開閉可能なシャッター部材を設けた排出口としての
長円形のリサイクルトナー回収窓37を設けている。上
記リサイクルトナーに画像形成上の不具合が発生した際
は、サービスマン等がメインテナンス時に作動させるモ
ード(以下、SPモードという)で、リサイクルトナー
回収スイッチ(図示せず)をONし、感光体2及び現像
スリーブ駆動軸26aの駆動は行わずにトナー搬送コイ
ル駆動軸33aのみを駆動させるとともに、リサイクル
トナー回収窓37を開口させる。これによって、感光体
2表面からクリーニングブレード31によって掻き落と
され、空間Aに収容されているリサイクルトナーがトナ
ー搬送コイル33でリサイクルトナー搬送溝34に送ら
れ、トナーリサイクルベルト35によりリサイクルトナ
ー搬送溝34を進み、リサイクルトナー回収窓37の上
方を通過する際に自重によって落下し、ケース32外部
に回収される。上記駆動系の動作により、リサイクルト
ナー内に含まれる紙粉等の影響で形成がぞに異常が生じ
たときに、トナー搬送コイル駆動軸33aのみを駆動さ
せて品異常発生の原因となったリサイクルトナーのみを
回収することができ、画像がそれ以上悪化することを防
止できる。
【0028】次に、現像装置内のキャリアの帯電能力が
低下し、地汚れ等の異常画像が発生した際の本実施形態
にかかるキャリアの回収方法について説明する。本実施
形態の複写機において、ケース32の第1撹拌ローラ2
4aを収容している空間B底部の長手方向中央部近傍
に、この底部の幅方向に幅方向に延在し、開閉可能なシ
ャッター部材を設けた長円形のキャリア回収窓38を設
けている。現像装置内部のキャリアの回収を行う場合、
まず、上記SPモードにおいて、キャリア回収スイッチ
をONし、トナー搬送コイル駆動軸33aの駆動は行わ
ずに、感光体2及び現像スリーブ駆動軸26aを駆動さ
せる。ここで、キャリア回収スイッチをONすると同時
に感光体2上にトナーが付着する作像条件になるととも
に、転写ローラ5が感光体2から離間した状態になる画
像プロセスをとるように制御している。この画像プロセ
スを繰り返すことよって、感光体2表面に付着したトナ
ーは作像に使われることなく、クリーニングブレード3
1によって次々と掻き落とされ空間Aに収容される。上
記画像プロセスにより現像剤中のリサイクルトナーを全
て空間Aに回収した後、上記キャリア回収窓38を開
け、キャリアを自重で落下させてケース32外部に回収
する。上記のキャリア回収方法によれば、現像装置内部
のリサイクルトナーを空間Aに閉じ込めてから現像装置
内部のキャリアのみを回収するので、リサイクル可能な
トナーをキャリアと共に回収してしまうことを防止でき
る。また、キャリア又はリサイクルトナーを交換する際
に、キャリア回収窓38、又は、リサイクルトナー回収
窓37から、自重で落下させて除去できるので、使用可
能な装置部品をキャリア又はリサイクルトナーとともに
交換する必要がなく、部品類を有効に利用することがで
きる。また、キャリア回収時にトナー搬送コイル33と
トナーリサイクルベルト35とを停止させているので、
空間A及びリサイクルトナー搬送溝34に存在している
リサイクルトナーが再び空間Bに供給されてキャリアと
共に回収されてしまうことがなく、次に現像装置に新し
いキャリアを供給して現像を行うときに再び利用される
ので、リサイクルトナーを有効に活用することができ
る。
【0029】上記実施形態では、リサイクルトナーの
み、又は、キャリアのみを回収する方法を説明したが、
トナー及びキャリアの回収口をそれぞれ設けているの
で、上記のキャリア回収を行う際に、リサイクルトナー
回収窓37を開状態にしてトナー搬送コイル駆動軸33
aの駆動を行えば、キャリアの回収に同期してリサイク
ルトナーの回収も行うことができ、時間の有効活用を図
ることができる。
【0030】
【発明の効果】請求項1、3及び5の画像形成装置によ
れば、残留トナー再供給用駆動系の駆動を停止させた状
態で現像用駆動系の駆動を行い、現像剤の再利用を繰返
し行う間に転写紙の紙粉等が混入するなどして交換が必
要になった残留トナーのみを現像部から分離できるの
で、分離した残留トナーを除去することにより、現像部
の未だ使用可能な部品類まで交換する必要がなく、交換
が必要となった残留トナーのみを除去できるという効果
がある。
【0031】請求項2乃至5の画像形成装置によれば、
トナーとキャリアからなる二成分現像剤を使用する画像
形成装置において、トナー又はキャリアのどちらかの交
換が必要になったとき、現像部から残留トナーのみを除
去してキャリアと残留トナーとを分離するので、例え
ば、分離した後に現像部又は、トナー再供給装置から内
部のキャリア又は残留トナーを除去することにより、二
成分現像剤のうちの必要な成分のみを除去できるという
効果がある。
【0032】請求項3の画像形成装置によれば、現像用
駆動系の駆動を停止させた状態で、残留トナー除去モー
ドに設定した残留トナー再供給装置を駆動させることに
よって、残留トナー再供給装置内に溜っている残留トナ
ーのみを除去できるので、残留トナーのみの除去を容易
に行うことができるという効果がある。また、トナー及
びキャリアからなる2成分現像剤を使用する場合に、現
像部の再利用可能なキャリアを残し、残留トナーのみの
除去を容易に行うことができるという効果がある。
【0033】請求項4の画像形成装置によれば、残留ト
ナー再供給装置の駆動を停止させた状態で、現像剤除去
モードに設定した現像用駆動系を駆動させることによっ
て、現像部の現像剤を除去できるので、現像剤のみの除
去を容易に行うことができるという効果がある。また、
トナー及びキャリアからなる2成分現像剤を使用する場
合に、現像部に再利用可能なトナーを混入させることな
く、キャリアのみの除去を容易に行うことができるとい
う効果がある。
【0034】請求項5の画像形成装置によれば、トナー
搬送経路に設けた排出口からトナー搬送経路内を通過し
た残留トナーを自重で落下させることにより、残留トナ
ー再供給装置外部に除去できるので、残留トナー再供給
装置内部からの残留トナーの除去を容易に行うことがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る電子写真複写機の概略構成を示
す正面図。
【図2】図1中の現像装置、及び、リサイクルトナー搬
送経路を示す斜視図。
【図3】図2中のトナー搬送コイル端部近傍の拡大説明
図。
【図4】本実施形態に用いるトナーリサイクルベルトの
拡大説明図。
【符号の説明】
1 光学スキャナー 2 感光体 2a 感光体駆動軸 3 帯電ローラ 4 現像装置 5 転写ローラ 9 現像器 10 トナーホッパ 11 ドクタブレード 16 補給ローラ 24a 第1撹拌ローラ 24b 第2撹拌ローラ 26 現像スリーブ 26a 現像スリーブ駆動軸 28a 透磁率測定センサ 31 クリーニングブレード 30 転写紙 32 ケース 33 トナー搬送コイル 33a トナー搬送コイル駆動軸 34 リサイクルトナー搬送溝 37 リサイクルトナー回収窓 38 キャリア回収窓

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像担持体と、該潜像担持体上の潜像をト
    ナー像化する現像部と、該トナー像を転写材に転写した
    後の潜像担持体上に残留した残留トナーを該潜像担持体
    上から除去し回収するクリーニング部と、該クリーニン
    グ部で回収された残留トナーを再び現像部に供給する残
    留トナー再供給装置とを有する画像形成装置において、 上記現像部及びクリーニング部の駆動系としての現像用
    駆動系と上記残留トナー再供給装置の駆動系としての残
    留トナー再供給用駆動系とを互いに独立駆動可能に構成
    したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、トナー
    とキャリアとからなる2成分現像剤を用いて該潜像担持
    体上の潜像をトナー像化することを特徴とする画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1及び2の画像形成装置において、
    該残留トナー再供給用駆動系に残留トナー再供給装置内
    部の残留トナーを除去する残留トナー除去モードを設
    け、該残留トナー除去モードにおいて上記現像用駆動系
    の駆動を停止させた状態で上記残留トナー再供給用駆動
    系を駆動可能に構成したことを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】請求項2の画像形成装置において、該現像
    用駆動系に、潜像担持体上に残留した残留トナーの除去
    を行わない状態で現像部の現像剤を除去する現像剤除去
    モードを設け、該現像剤除去モードにおいて上記残留ト
    ナー再供給用駆動系の駆動を停止させた状態で上記現像
    用駆動系を駆動可能に構成したことを特徴とする画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至3の画像形成装置において、
    上記残留トナー再供給装置の残留トナー搬送経路に開閉
    可能な排出口を設けたことを特徴とする画像形成装置。
JP7348006A 1995-12-14 1995-12-14 画像形成装置 Withdrawn JPH09166913A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012078653A (ja) * 2010-10-04 2012-04-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2016142877A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 キヤノン株式会社 クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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