JPH09166807A - 絞り機構 - Google Patents

絞り機構

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JPH09166807A
JPH09166807A JP32734195A JP32734195A JPH09166807A JP H09166807 A JPH09166807 A JP H09166807A JP 32734195 A JP32734195 A JP 32734195A JP 32734195 A JP32734195 A JP 32734195A JP H09166807 A JPH09166807 A JP H09166807A
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axis
aperture
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、且つ、安価で、高精度の絞り
機構を提供することを課題とする。 【解決手段】 光軸Oを介して対称な位置に、光軸Oと平
行に設けられた第1及び第2の軸(ガイドシャフト)2
3,24と、第1の軸23に回転可能に設けられ、光軸O
を通過可能な第1の絞り穴26aを有する第1の絞り羽
根26と、第1の絞り羽根26と積層配置されると共
に、第2の軸24に回転可能に設けられ、光軸Oを通過
可能な第2の絞り穴27aを有する第2の絞り羽根27
と、第1及び第2の絞り羽根26,27に係合し、第1
の絞り羽根26と第2の絞り羽根27とをそれぞれ回転
駆動するステッピングモータ(駆動手段)30とで構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ光学系に設
けられる絞り機構に関する。
【0002】
【従来の技術】次に、図面を用いて従来例を説明する。
図10は従来の絞り機構の構成図である。図において、
レンズ光学系の光軸(O)と直交する平面上に配置される
ベースプレート1の一方の側には、受光開口1aが開設
されている。また、ベースプレート1の他方の側には、
出力軸にねじ3を用いてレバー2が取付けられた駆動源
4が配設されている。
【0003】ベースプレート1上に配設される第1の絞
り板5には、ベースプレート1上に立設されたガイドピ
ン6が係合するガイド穴5aと、ベースプレート1上に
立設されたガイドピン7が係合し、ガイド穴5aと平行
なガイド穴5bとが形成され、第1の絞り板5はベース
プレート1上で一方向にのみ移動可能となっている。
【0004】第1の絞り板5に積層載置される第2の絞
り板8には、ベースプレート1上に立設されたガイドピ
ン9が係合するガイド穴8aと、ベースプレート1上に
立設されたガイドピン10が係合し、ガイド穴8aと平
行なガイド穴8bとが形成され、第2の絞り板8もベー
スプレート1上で一方向にのみ移動可能となっている。
【0005】更に、第1の絞り板5の一方の端部と、第
2の絞り板8の中央部とには、それぞれベースプレート
1の受光開口1aに対向する絞り穴5c,8cとが開設
されている。
【0006】レバー2の二つの回転端部には、それぞれ
第1の絞り板5と第2の絞り板8の他方の端部に形成さ
れ、各絞り板5,8の移動方向と略直交する方向に延出
する長穴5e,8eに遊嵌するピン11,12が取付けら
れている。更に、これらのピン11,12はベースプレ
ート1に形成された円弧状の長穴1b,dに係合してい
る。
【0007】従って、駆動源4が駆動され、レバー2が
図において、矢印I方向に回転すると、第1の絞り板5
は矢印II方向へ、第2の絞り板8は矢印III方向へそれ
ぞれ移動し、第1の絞り板5の絞り穴5c以外の部分に
よって受光開口1aは隠蔽される。
【0008】逆に、レバー2が反矢印I方向に回転する
と、第1の絞り板5は反矢印II方向へ、第2の絞り板8
は反矢印III方向へそれぞれ移動し、第1の絞り板5の
絞り穴5cと第2の絞り板8の絞り穴8cとが、ベース
プレート1の受光開口1a上で重なり合う。この時の2
つの絞り穴5c,8cの重なり合いの度合いを変化させ
ることにより、ベースプレート1の受光開口1aを通過
する光量が変化し、例えば、F11,F5.6,F2.8等の絞りを
得ることができる。
【0009】尚、この絞り機構には、駆動源1の非駆動
時において、受光開口を1a常時隠蔽するために、中間
部がベースプレート1上に設けられ、駆動源1の駆動軸
と同軸上に設けられたピン13に巻回し、一方の端部が
ベースプレート1に形成された切り起こし部1dに係合
し、他方の端部がレバー2に係合し、レバー2を矢印I
方向に付勢するトーションスプリング14が設けられて
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の絞
り機構においては、構成が複雑で、部品点数も多く、コ
ストが高いという問題点がある。
【0011】また、高精度な絞り値を得るためには、各
部品の寸法精度を高くし、且つ、組み付けにも熟練を要
する問題点がある。更に、駆動源4の回転運動を第1及
び第2の絞り板5,8の直線運動に変換する為に、レバ
ー2のピン11は第1の絞り板5の長穴5eに対して遊
嵌し、レバー2のピン12は第2の絞り板8の長穴8e
に対して遊嵌している。よって、第1の絞り板5と第2
の絞り板8との間にガタが発生し、精度の高い絞り値を
得ることができない問題点もある。
【0012】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、簡単な構成で、且つ、安価で、高精
度の絞り機構を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
の発明の絞り機構は、光軸を介して、前記光軸と平行に
設けられた第1及び第2の軸と、該第1の軸に回転可能
に設けられ、前記光軸を通過可能な第1の絞り穴を有す
る第1の絞り羽根と、前記第1の絞り羽根と積層配置さ
れると共に、前記第2の軸に回転可能に設けられ、前記
光軸を通過可能な第2の絞り穴を有する第2の絞り羽根
と、前記第1及び第2の絞り羽根に係合し、前記第1の
絞り羽根と前記第2の絞り羽根とをそれぞれ回転駆動す
る駆動手段とを具備したものである。
【0014】駆動手段が駆動されると、第1の絞り羽根
は第1の軸を中心に回転し、第2の絞り羽根は第2の軸
を中心に回転する。第1の絞り羽根の第1の絞り穴と第
2の絞り羽根の第2の絞り穴とが互いに近づく方向に回
転し、第1の絞り羽根の第1の絞り穴と、第2の絞り羽
根の第2の絞り穴とが光軸近傍で重なり合う場合には、
これらの絞り穴の重なりあった部分を光が通過する。第
1の絞り穴と第2の絞り穴の重なる大きさを変化させる
ことにより、所望の絞り値を得ることができる。
【0015】この状態から第1の絞り羽根と第2の絞り
羽根とが互いに離れる方向に回転すると、第1の絞り穴
と第2の絞り穴との重なりが無くなり、光を全く通さな
い全閉状態となる。
【0016】第1の絞り羽根と第2の絞り羽根とは回転
運動をするので、駆動源との係合にガタがなく、簡単な
構成で、高精度の絞り値を得ることができる。ここで、
前記軸は撮像光学系の鏡胴に設けられたレンズ系を案内
するガイドシャフトであることが望ましい。
【0017】即ち、光軸に対して高精度に位置決めされ
たガイドシャフトを用いることにより、高精度な絞り値
を得ることができる。前記第1及び第2の絞り羽根と前
記駆動手段との係合の一例としては、前記駆動手段の出
力軸に設けられたピニオンと、前記第1及び第2の絞り
羽根の外縁に形成され、前記ピニオンと噛合するギヤ部
とがある。
【0018】更に、絞り羽根の外縁に形成されたウォー
ムホール部と、前記駆動手段の出力軸に取付けられ、前
記ウォームホイール部に噛合するウォームであってもよ
い。更に、前記駆動手段はステッピングモータであるこ
とが望ましい。
【0019】即ち、永久磁石を用いたPM型のステッピン
グモータを用いることにより、非励磁時においても、そ
の位置を保持するので、消費電力の低減が図れる。更に
また、一方の端部が前記第1の絞り羽根に係止され、他
方の端部が前記第2の絞り羽根に係止され、前記第1及
び第2の絞り羽根をそれぞれ逆方向に付勢する付勢手段
を設けることが望ましい。
【0020】この付勢手段を設けることで、駆動手段の
ピニオンと第1及び第2の絞り羽根のギヤ部とのバック
ラッシュを無くすることができる。また、この付勢手段
は、第1及び第2の絞り羽根をそれぞれ逆方向に付勢す
るので、付勢力は第1及び第2の絞り羽根と駆動手段と
の係合部分においては均衡し、駆動時のトルクロスがほ
とんどない。
【0021】更に、前記付勢手段は、光軸方向の分力を
有するように設けることが望ましい。即ち、光軸方向の
分力により、第1の絞り羽根と第2の絞り羽根とが押接
し、光のケラレが防止でき、正確な絞り値を得ることが
できる。
【0022】また、前記第1の絞り羽根と前記第2の絞
り羽根のギヤ部の厚さは他の部分の厚さより厚く設定さ
れていることが望ましい。即ち、絞り穴の近傍はできる
だけ薄い方が、ケラレが無くなり、正確な絞り値を得る
ことができる。
【0023】更に、前記第1及び第2の絞り羽根のギヤ
部と、他の部分とは別部品であってもよい。別部品とす
ることで、絞り羽根の位置調整が容易となる。
【0024】第2の発明の絞り機構は、レンズ系を光軸
方向に案内する軸と、該軸に回転可能に設けられ、光軸
を通過可能で、開口面積の異なる複数の絞り穴が形成さ
れた絞り羽根と、該絞り羽根に係合し、前記絞り羽根を
回転駆動する駆動手段とを具備したものである。
【0025】駆動手段が駆動されると、絞り羽根は軸を
中心に回転し、絞り羽根に形成された開口面積の異なる
複数の絞り穴のうちの一つが光軸上に位置することによ
り、所望の絞り値を得ることができる。
【0026】絞り羽根は回転運動をするので、駆動源と
の係合にガタがなく、簡単な構成で、高精度の絞り値を
得ることができる。更に、レンズ系を光軸方向に案内す
る軸、即ち、ガイドシャフトにガイドシャフトを回転可
能に設けたことにより、高精度な絞り値を得ることがで
き、また、ガイドシャフトが絞り羽根の回転を邪魔する
こともない。
【0027】ここで、前記絞り羽根と前記駆動手段との
係合の一例としては、絞り羽根の外縁に形成されたギヤ
部と、前記駆動手段の出力軸に取付けられ、前記ギヤ部
に噛合するピニオンがある。
【0028】更に、絞り羽根の外縁に形成されたウォー
ムホール部と、前記駆動手段の出力軸に取付けられ、前
記ウォームホイール部に噛合するウォームであってもよ
い。また、絞り羽根のギヤ部と、他の部分とは別部品で
あってもよい。
【0029】別部品とすることで、絞り羽根の位置調整
が容易となる。第3の発明は、光軸と平行に設けられた
軸と、前記軸に回転可能に設けられ、光軸を通過可能な
絞り穴が形成された第1の絞り羽根と、前記軸に回転可
能に設けられ、前記光軸を通過可能な絞り穴が形成さ
れ、前記第1の絞り羽根に積層された第2の絞り羽根
と、前記第1及び第2の絞り羽根に係合し、前記第1の
絞り羽根を一方の方向に、前記第2の絞り羽根を他方の
方向にそれぞれ付勢する付勢手段と、前記軸と前記光軸
とを含む平面に直交し、前記光軸を介して前記軸と反対
側に回転可能に設けられ、周面におねじが刻設された第
1のねじ部,該第1のおねじ部と逆方向のおねじが刻設
された第2のおねじ部が形成されたねじ棒と、該ねじ棒
を回転駆動する駆動手段と、前記ねじ棒と平行に設けら
れたガイドと、前記ねじ棒の第1のおねじ部に螺合する
と共に、前記ガイドに摺動可能に遊嵌し、前記付勢手段
によって付勢された前記第1の絞り羽根が押接する第1
のスライダと、前記ねじ棒の第2のおねじ部に螺合する
と共に、前記ガイドに摺動可能に遊嵌し、前記付勢手段
によって付勢された前記第2の絞り羽根が押接する第2
のスライダとからなる。
【0030】駆動手段がねじ棒を回転駆動すると、第1
のスライダと第2のスライダは逆方向、即ち、互いに接
近する方向または離反する方向に移動する。そして、第
1及び第2のスライダが移動することにより、第1及び
第2の絞り羽根が光軸と平行な軸を中心として回転す
る。第1の絞り羽根の絞り穴と第2の絞り羽根の絞り穴
とが光軸近傍で重なり合う場合には、これらの絞り穴の
重なりあった部分を光が通過する。第1の絞り穴と第2
の絞り穴の重なる大きさを変化させることにより、所望
の絞り値を得ることができる。
【0031】また、第1の絞り羽根と第2の絞り羽根と
の絞り穴との重なりが無くなると、光を全く通さない全
閉状態となる。絞り羽根は回転運動をするので、駆動源
との係合にガタがなく、簡単な構成で、高精度の絞り値
を得ることができる。
【0032】第4の発明は、光軸と平行に設けられた軸
と、前記軸に回転可能に設けられ、光軸を通過可能な絞
り穴が形成された第1の絞り羽根と、前記軸に回転可能
に設けられ、前記光軸を通過可能な絞り穴が形成され、
前記第1の絞り羽根に積層された第2の絞り羽根と、前
記軸と前記光軸とを含む平面に直交し、前記光軸を介し
て前記軸と反対側に回転可能に設けられ、周面におねじ
が刻設された第1のねじ部,該第1のおねじ部と逆方向
のおねじが刻設された第2のおねじ部が形成されたねじ
棒と、前記第1の絞り羽根の回転端部に前記ねじ棒の第
1のおねじ部のおねじの谷に係合する突起が形成された
第1のスライダと、前記第2の絞り羽根の回転端部に前
記ねじ棒の第2のおねじ部のおねじの谷に係合する突起
が形成された第2のスライダとからなる。
【0033】駆動手段がねじ棒を回転駆動すると、第1
及び第2の絞り羽根の回転端部に回転可能に設けられた
第1のスライダと第2のスライダは逆方向、即ち、互い
に接近する方向または離反する方向に移動する。
【0034】そして、第1及び第2のスライダが移動す
ることにより、第1及び第2の絞り羽根が光軸と平行な
軸を中心として回転する。第1の絞り羽根の絞り穴と第
2の絞り羽根の絞り穴とが光軸近傍で重なり合う場合に
は、これらの絞り穴の重なりあった部分を光が通過す
る。第1の絞り羽根の絞り穴と第2の絞り羽根の絞り穴
の重なる大きさを変化させることにより、所望の絞り値
を得ることができる。
【0035】また、第1の絞り羽根の絞り穴と第2の絞
り羽根の絞り穴との重なりが無くなると、光を全く通さ
ない全閉状態となる。絞り羽根は回転運動をするので、
駆動源との係合にガタがなく、簡単な構成で、高精度の
絞り値を得ることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態を説明する。 (1) 第1の実施の形態例 図1から図5を用いて本発明の第1の実施の形態例を説
明する。図1は本発明の第1の実施の形態例を説明する
図で、(a)図は断面図、(b)図は(a)図において蓋を取り
除いた時の上面図、図2は本発明の第1の実施の形態例
を説明する図で、(a)図は図1の(a)図における側面部分
断面図、(b)図は図1の(a)図において切断線A-Aにおけ
る断面図、図3は図1における要部分解斜視図、図4は
図3において組み付け時の要部を説明する斜視図、図5
は図1における絞り羽根の作動を説明する図である。
【0037】これらの図において、20は上面が開放さ
れた断面形状が矩形の鏡胴である。21は鏡胴20の上
面を覆う蓋である。この鏡胴20の前部には開口20a
が開設され、この開口20aには前玉レンズ22が設け
られている。23,24は鏡胴20の光軸Oを介して対称
な位置に光軸Oと平行に設けられた第1及び第2のガイ
ドシャフトである。
【0038】25は第1及び第2のガイドシャフト2
3,24に摺動可能に係合し、フォーカスレンズ群25
aを保持するフォーカスレンズホルダである。第2のガ
イドシャフト24には、鏡胴20の開口20aが開設さ
れた壁面(光軸Oに対して垂直な面)に当接配置され、光
軸Oを通過可能な第2の絞り穴27aが形成された第2
の絞り羽根27が回転可能に設けられている。
【0039】第1のガイドシャフト24には、第2の絞
り羽根27と積層配置されると共に、光軸Oを通過可能
な第1の絞り穴26aが形成された第1の絞り羽根26
が回転可能に取付けられている。
【0040】28は、一方の端部が第1の絞り羽根26
一方(上部)の回転端部に係止され、他方の端部が第2の
絞り羽根27の一方(上部)の回転端部に係止され、第1
の絞り羽根26と第2の絞り羽根27とをそれぞれ逆方
向、即ち、図1(a)において、第1の絞り羽根26を反
時計方向、第2の絞り羽根27を時計方向に付勢するス
プリングである。
【0041】また、このスプリング28の一方の端部
は、第1の絞り羽根26に、他方の端部は第1の絞り羽
根26に積層配置された第2の絞り羽根27に係止され
ているので、光軸O方向の分力を有し、第1及び第2の
絞り羽根26,27を互いに押接せしめている。
【0042】第1及び第2の絞り羽根26,27の他方
(下部)の回転端部は、鏡胴20の底面に形成されたスリ
ット20bを介して外部に突出している。30は鏡胴2
0の外部に設けられ、出力軸にピニオン31が設けられ
た駆動手段としてのPM型のステッピングモータである。
このピニオン31は第1及び第2の絞り羽根26,27
の他方の回転端部に互いに交差するように形成された円
弧状のギヤ部26b,27bに噛合している。
【0043】また、図3に示すように、鏡胴20の底面
には、第2の絞り羽根27の鏡胴20の内壁面に当接す
る面と反対側の面に当接する突起20cが形成され、第
2の絞り羽根27の第2のガイドシャフト24の軸方向
の位置決めがなされている。
【0044】一方、第1の絞り羽根26の第1のガイド
シャフト23との係合部分は、一方の端面が鏡胴20の
内壁面に当接し、他方の端面が鏡胴20の底面に形成さ
れた突起20dに当接する筒部26cを設け、第1の絞
り羽根26の第1のガイドシャフト23の軸方向の位置
決めがなされている。
【0045】35は第1の絞り羽根26の位置を検出す
るフォトインタラプタである。次に、図5を用いて上記
構成の絞り機構の作動を説明する。(a)に示す全閉状態
から、駆動手段であるステッピングモータ30の出力軸
に取付けられたピニオン31を反時計方向に回転駆動す
ると、ピニオン31に噛合するギヤ部26bを有する第
1の絞り羽根26は第1のガイドシャフト23を中心に
時計方向に回転する。また、ピニオン31に噛合するギ
ヤ部27bを有する第2の絞り羽根27は第2のガイド
シャフト24を中心に時計方向に回転する。
【0046】すると、第1の絞り羽根26の第1の絞り
穴26aと第2の絞り羽根27の第2の絞り穴27aと
が互いに近づく方向に移動し、第1の絞り羽根26の第
1の絞り穴26aと、第2の絞り羽根27の第2の絞り
穴27aとが光軸(O)近傍で重なり合い、これらの絞り
穴26a,27aの重なりあった部分を光が通過する。
【0047】第1の絞り穴と第2の絞り穴の重なる大き
さを変化させることにより、(b)図のようなF11、(c)図
のようなF5.6、(d)図のようなF2.8(全開)のように、所
望の絞り値を得ることができる。
【0048】これら(b),(c),(d)図の状態から、ピニオ
ン31を先程とは逆方向、即ち、時計方向に回転駆動す
ると、第1の絞り羽根26と、第2の絞り羽根27とは
反時計方向に回転し、第1の絞り穴26aと第2の絞り
穴27aとは離反する方向に移動し、(a)図に示す全閉
状態に復帰する。
【0049】このような構成によれば、第1の絞り羽根
26と第2の絞り羽根27とは第1のガイドシャフト2
3と第2のガイドシャフト24とに対して、回転運動を
するので、駆動源であるステッピングモータ30のピニ
オン31との係合にガタがなく、簡単な構成で、高精度
の絞り値を得ることができる。
【0050】また、フォーカスレンズホルダ25光軸O
に沿って案内するために、高精度に位置決めされた第1
及び第2のガイドシャフト23,24に、第1及び第2
の絞り羽根26,27を回転可能に取付けたことによ
り、高精度な絞り値を得ることができる。
【0051】更に、駆動手段として、永久磁石を用いた
PM型のステッピングモータ30を用いることにより、非
励磁時においても、その位置を保持するので、消費電力
の低減が図れる。
【0052】更にまた、一端部が第1の絞り羽根26
に、他端部が第2の絞り羽根27に係止され、第1及び
第2の絞り羽根26,27をそれぞれ逆方向に付勢する
付勢手段としてのスプリング28を設けたことにより、
ピニオン31と第1及び第2の絞り羽根26,27のギ
ヤ部26b,27bとのバックラッシュを無くすること
ができる。また、このスプリング28は、第1及び第2
の絞り羽根26,27をそれぞれ逆方向に付勢するの
で、付勢力は第1及び第2の絞り羽根26,27とピニ
オン31との噛合部分においては均衡し、駆動時のトル
クロスがほとんどない。
【0053】また、スプリング28の付勢力は、光軸O
方向の分力を有しているので、第1及び第2の絞り羽根
26,27間の隙間が発生せず、正確な絞り値を得るこ
とができる。
【0054】尚、本発明は、上記実施の形態例に限定す
るものではない。上記実施の形態例においては、第1及
び第2の絞り羽根26,27のギヤ部26b,27bと、
第1及び第2の絞り穴26a,27a近傍の他の部分と
は同じ厚さであった。これをギヤ部26b,27bの部
分の厚さを厚くして充分なギヤ強度を確保すると共に、
第1及び第2の絞り穴26a,27a近傍の他の部分の
厚さを薄くして、絞り穴26a,27aにてケラレがな
いようにしてもよい。
【0055】また、絞り穴26a,27aの位置調整を
容易にする観点より、第1及び第2の絞り羽根26,2
7のギヤ部26b,27bと、第1及び第2の絞り穴2
6a,27a近傍の他の部分とを別部品としてもよい。
【0056】即ち、絞り羽根26,27を取付けた後、
ステッピングモータ30をねじ止め等の手法で、鏡胴2
0に取付けると、ステッピングモータ30が駆動軸を中
心に回転し、絞り羽根26,27も回転し、第1及び第
2の絞り穴26a,27aの位置がずれる恐れがある。
しかし、第1及び第2の絞り羽根26,27のギヤ部2
6b,27bと、第1及び第2の絞り穴26a,27a近
傍の他の部分とを別部品とすることで、第1及び第2の
絞り穴26a,27a近傍のみを再度位置調整すること
により、このような問題点を解消することができる。
【0057】更に、上記実施の形態例においては、第1
及び第2のガイドシャフト23,24を光軸Oを介して対
称な位置に配設したが、第1及び第2の絞り羽根26,
27の第1及び第2の絞り穴26a,27aの位置及び
形状を適宜選定することにより、第1及び第2のガイド
シャフト23,24を光軸に関して非対称な位置に設け
てもよい。 (2) 第2の実施の形態例 図6を用いて本発明の第2の実施の形態例を説明する。
図6は本発明の第2の実施の形態例を説明する構成図で
ある。尚、本実施の形態例を説明する図6と、第1の実
施の形態例を説明する図1〜図5において、同一部分に
は同一符号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
【0058】本実施の形態例と第1の実施の形態例との
相違点は、駆動部である。第1の実施の形態例では、ピ
ニオン31をステッピングモータ30の出力軸に取付け
ていたが、本実施の形態例においては、ステッピングモ
ータを鏡胴20の側方に配置し、ステッピングモータの
出力軸側に小径プーリ40を、ピニオン31側に大径プ
ーリ41を設け、ベルト42を両者のプーリ40,41
間を巻き掛け、ステッピングモータを減速するようにし
た。
【0059】本実施の形態例においても、第1の実施の
形態例と同様な効果を得ることができる。 (3) 第3の実施の形態例 図7を用いて本発明の第3の実施の形態例を説明する。
図7は本発明の第2の実施の形態例を説明する構成図で
ある。
【0060】図において、50は鏡胴、51,52は光
軸Oを介して対称な位置に、光軸Oと平行に設けられた第
1及び第2のガイドシャフトである。第2のガイドシャ
フト52には、大径ギヤ53が回転可能に設けられてい
る。更に、大径ギヤ53には、光軸Oを通過可能で、開
口面積の異なる複数(本実施の形態例では二つ)の絞り穴
54a,54bが開設された絞り羽根54が取付けられ
ている。
【0061】55は駆動源としてのステッピングモータ
で、このステッピングモータ55の出力軸には大径ギヤ
53に噛合するピニオン56が取付けられている。次
に、上記構成の作動を説明する。ステッピングモータ5
5が駆動すると、ピニオン56を介して大径ギヤ53が
回転し、絞り羽根54上に形成された絞り穴54a,5
4bのどちらか一方の絞り穴が光軸O上に位置すると、
所望の絞りを得ることができる。
【0062】上記構成によれば、簡単な構成で、且つ、
安価な絞り機構を実現できる。また、絞り羽根54は回
転運動をするので、ステッピングモータ55との係合に
ガタがなく、簡単な構成で、高精度の絞り値を得ること
ができる。
【0063】また、絞り羽根54は、高精度に位置決め
された第2のガイドシャフト52に、絞り羽根54を有
した大径ギヤ53を回転可能に取付けたことにより、高
精度な絞り値を得ることができる。
【0064】更に、絞り羽根54を大径ギヤ53と別部
品としたことにより、絞り羽根54を位置調整が簡単に
行なうことができる。 (4) 第4の実施の形態例 図8を用いて本発明の第4の実施の形態例を説明する。
図8は本発明の第3の実施の形態例を説明する構成図で
ある。
【0065】図において、60は鏡胴内で、光軸Oと平
行に設けられたガイドシャフトである。このガイドシャ
フトには、光軸Oを通過可能な絞り穴61aが形成され
た第1の絞り羽根61と、この第1の絞り羽根61に積
層され、光軸Oを通過可能な絞り穴62aが形成された
第2の絞り羽根62とがそれぞれ回転可能に取付けられ
ている。
【0066】第1及び第2の絞り羽根61,62は中間
部がガイドシャフト60に巻回し、一方の端部が第1の
絞り羽根61に、他方の端部が第2の絞り羽根62にそ
れぞれ係合し、第1の絞り羽根61は一方の方向(本実
施の形態例では、図において時計方向)に、第2の絞り
羽根62は他方の方向(本実施の形態例では反時計方向)
にそれぞれ付勢されている。
【0067】63はガイドシャフト60と光軸Oとを含
む平面に直交し、光軸Oを介してガイドシャフト60と
反対側に回転可能に設けられ、周面におねじが刻設され
た第1のねじ部63a,第1のおねじ部63aと逆方向
のおねじが刻設された第2のおねじ部63bが形成され
たねじ棒である。
【0068】このねじ棒63はモータ64によって回転
駆動されるようになってる。また、65はねじ棒63と
平行に設けられたガイドである。66はねじ棒63の第
1のおねじ部63aに螺合すると共に、ガイド65に摺
動可能に遊嵌し、図示しない付勢手段によって付勢され
た第1の絞り羽根61が押接する第1のスライダ、67
はねじ棒63の第2のおねじ部63bに螺合すると共
に、ガイド65に摺動可能に遊嵌し、付勢手段によって
付勢された第2の絞り羽根62が押接する第2のスライ
ダである。
【0069】次に、上記構成の作動を説明する。モータ
64ががねじ棒63を回転駆動すると、第1のスライダ
66と第2のスライダ67は逆方向、即ち、互いに接近
する方向または離反する方向に移動する。
【0070】第1及び第2のスライダ66,67が互い
に接近する方向に移動すると、付勢手段の付勢力に抗し
て第1絞り羽根61が反時計方向に、第2の絞り羽根6
2が時計方向に回転し、第1及び第2の絞り穴61a,
62aが光軸O近傍で重なり合う。これらの絞り穴61
a,62aの重なりあった部分を光が通過する。第1の
絞り穴61aと第2の絞り穴62aの重なる大きさを変
化させることにより、所望の絞り値を得ることができ
る。
【0071】また、この状態から第1及び第2のスライ
ダ66,67が互いに離反する方向に移動すると、付勢
手段の付勢力により、第1の絞り羽根61が反時計方向
に、第2の絞り羽根62が時計方向に回転し、第1の絞
り羽根61,第2の絞り羽根62の絞り穴61a,62a
との重なりが無くなると、光を全く通さない全閉状態と
なる。
【0072】上記構成によれば、絞り羽根61,62は
回転運動をするので、駆動源との係合にガタがなく、簡
単な構成で、高精度の絞り値を得ることができる。 (5) 第5の実施の形態例 図9を用いて本発明の第5の実施の形態例を説明する。
図9は本発明の第5の実施の形態例を説明する構成図
で、(a)図は正面図、(b)図は(a)図における切断線C-Cに
おける断面図、(c)図は(a)図におけるスライダの斜視図
である。
【0073】図において、70は光軸と平行に設けられ
たガイドシャフト、71はガイドシャフト70に回転可
能に設けられ、光軸Oを通過可能な絞り穴71aが形成
された第1の絞り羽根、72はガイドシャフト70に回
転可能に設けられ、光軸Oを通過可能な絞り穴72aが
形成され、第1の絞り羽根71に積層された第2の絞り
羽根72である。
【0074】73はガイドシャフト70と光軸Oとを含
む平面に直交し、光軸Oを介してガイドシャフト70と
反対側に回転可能に設けられ、周面におねじが刻設され
た第1のねじ部73a,第1のおねじ部73aと逆方向
のおねじが刻設された第2のおねじ部73bが形成され
たねじ棒である。
【0075】第1の絞り羽根71の回転端部には、ねじ
棒73の第1のおねじ部73aのおねじの谷に係合する
突起74aが形成された第1のスライダ74が回転可能
に取付けられている。同様に、第2の絞り羽根72の回
転端部にも、ねじ棒73の第2のおねじ部73bのおね
じの谷に係合する突起75aが形成された第2のスライ
ダ75が回転可能に取付けられている。
【0076】76はねじ棒73を回転駆動する駆動源と
してのモータである。次に、上記構成の作動を説明す
る。モータ75がねじ棒73を回転駆動すると、第1及
び第2の絞り羽根71,72の回転端部に回転可能に設
けられた第1のスライダ74と第2のスライダ75は逆
方向、即ち、互いに接近する方向または離反する方向に
移動する。
【0077】そして、第1及び第2のスライダ74,7
5が移動することにより、第1及び第2の絞り羽根7
1,72が光軸Oと平行な軸であるガイドシャフト70を
中心として回転する。
【0078】第1の絞り羽根71の絞り穴71aと第2
の絞り羽根72の絞り穴と72aが光軸O近傍で重なり
合う場合には、これらの絞り穴71a,72aの重なり
あった部分を光が通過する。第1の絞り羽根71の絞り
穴71aと第2の絞り羽根72の絞り穴72aの重なる
大きさを変化させることにより、所望の絞り値を得るこ
とができる。
【0079】また、第1の絞り羽根71の絞り穴71a
と第2の絞り羽根72の絞り穴72aとの重なりが無く
なると、光を全く通さない全閉状態となる。上記構成に
よれば、第1及び第2の絞り羽根71,72は回転運動
をするので、駆動源との係合にガタがなく、簡単な構成
で、高精度の絞り値を得ることができる。
【0080】尚、本発明は上記実施の形態例に限定する
ものではない。上記実施例では、第1及び第2のスライ
ダ74,75を第1及び第2の絞り羽根71,72に対し
て回転可能に設けたが、第1及び第2のスライダ74,
75の突起74a,75aとねじ棒73のねじの谷に対
する係合を遊嵌状態にすることにより、第1及び第2の
スライダ74,75を第1及び第2の絞り羽根71,72
に対して固着してもよい。
【0081】更に、第1及び第2の絞り羽根71,72
の回転端部にねじ棒73のねじの谷に係合(遊嵌)する突
起を一体的に形成し、突起をスライダとしてもよい。
【0082】
【発明の効果】以上述べたように第1の発明の絞り機構
によれば、光軸を介して前記光軸と平行に設けられた第
1及び第2の軸と、該第1の軸に回転可能に設けられ、
前記光軸を通過可能な第1の絞り穴を有する第1の絞り
羽根と、前記第1の絞り羽根と積層配置されると共に、
前記第2の軸に回転可能に設けられ、前記光軸を通過可
能な第2の絞り穴を有する第2の絞り羽根と、前記第1
及び第2の絞り羽根に係合し、前記第1の絞り羽根と前
記第2の絞り羽根とをそれぞれ回転駆動する駆動手段と
を具備した。
【0083】第1の絞り羽根と第2の絞り羽根とは回転
運動をするので、駆動源との係合にガタがなく、簡単な
構成で、高精度の絞り値を得ることができる。また、光
軸に対して高精度に位置決めされたガイドシャフトを用
いることにより、高精度な絞り値を得ることができる。
【0084】更に、永久磁石を用いたPM型のステッピン
グモータを用いることにより、非励磁時においても、そ
の位置を保持するので、消費電力の低減が図れる。更に
また、一方の端部が前記第1の絞り羽根に係止され、他
方の端部が前記第2の絞り羽根に係止され、前記第1及
び第2の絞り羽根をそれぞれ逆方向に付勢する付勢手段
を設けたことにより、駆動手段のピニオンと第1及び第
2の絞り羽根のギヤ部とのバックラッシュを無くするこ
とができる。また、この付勢手段は、第1及び第2の絞
り羽根をそれぞれ逆方向に付勢するので、付勢力は第1
及び第2の絞り羽根と駆動手段との係合部分においては
均衡し、駆動時のトルクロスがほとんどない。
【0085】更に、前記付勢手段は、光軸方向の分力を
有するように設けたことにより、1の絞り羽根と第2の
絞り羽根とが押接し、ケラレがなくなり、正確な絞り値
を得ることができる。
【0086】また、前記第1の絞り羽根と前記第2の絞
り羽根のギヤ部の厚さは他の部分の厚さより厚く設定し
たことにより、ケラレが無くなり、正確な絞り値を得る
ことができる。
【0087】更に、前記第1及び第2の絞り羽根のギヤ
部と、他の部分とは別部品とすることで、駆動源取付け
時に発生する絞り羽根のずれを再度調整することができ
る。第2の発明の絞り機構によれば、レンズ系を光軸方
向に案内する軸と、該軸に回転可能に設けられ、光軸を
通過可能で、開口面積の異なる複数の絞り穴が形成され
た絞り羽根と、該絞り羽根に係合し、前記絞り羽根を回
転駆動する駆動手段とを具備したことにより、絞り羽根
は回転運動をするので、駆動源との係合にガタがなく、
簡単な構成で、高精度の絞り値を得ることができる。
【0088】また、絞り羽根のギヤ部と、他の部分とは
別部品とすることで、絞り羽根の位置調整が容易とな
る。第3の発明の絞り機構によれば、光軸と平行に設け
られた軸と、前記軸に回転可能に設けられ、光軸を通過
可能な絞り穴が形成された第1の絞り羽根と、前記軸に
回転可能に設けられ、前記光軸を通過可能な絞り穴が形
成され、前記第1の絞り羽根に積層された第2の絞り羽
根と、前記第1及び第2の絞り羽根に係合し、前記第1
の絞り羽根を一方の方向に、前記第2の絞り羽根を他方
の方向にそれぞれ付勢する付勢手段と、前記軸と前記光
軸とを含む平面に直交し、前記光軸を介して前記軸と反
対側に回転可能に設けられ、周面におねじが刻設された
第1のねじ部,該第1のおねじ部と逆方向のおねじが刻
設された第2のおねじ部が形成されたねじ棒と、該ねじ
棒を回転駆動する駆動手段と、前記ねじ棒と平行に設け
られたガイドと、前記ねじ棒の第1のおねじ部に螺合す
ると共に、前記ガイドに摺動可能に遊嵌し、前記付勢手
段によって付勢された前記第1の絞り羽根が押接する第
1のスライダと、前記ねじ棒の第2のおねじ部に螺合す
ると共に、前記ガイドに摺動可能に遊嵌し、前記付勢手
段によって付勢された前記第2の絞り羽根が押接する第
2のスライダとから構成したことにより、絞り羽根は回
転運動をするので、駆動源との係合にガタがなく、簡単
な構成で、高精度の絞り値を得ることができる。
【0089】第4の発明の絞り機構によれば、光軸と平
行に設けられた軸と、前記軸に回転可能に設けられ、光
軸を通過可能な絞り穴が形成された第1の絞り羽根と、
前記軸に回転可能に設けられ、前記光軸を通過可能な絞
り穴が形成され、前記第1の絞り羽根に積層された第2
の絞り羽根と、前記軸と前記光軸とを含む平面に直交
し、前記光軸を介して前記軸と反対側に回転可能に設け
られ、周面におねじが刻設された第1のねじ部,該第1
のおねじ部と逆方向のおねじが刻設された第2のおねじ
部が形成されたねじ棒と、前記第1の絞り羽根の回転端
部に設けられ、前記ねじ棒の第1のおねじ部のおねじの
谷に係合する突起が形成された第1のスライダと、前記
第2の絞り羽根の回転端部に設けられ、前記ねじ棒の第
2のおねじ部のおねじの谷に係合する突起が形成された
第2のスライダとから構成したことにより、絞り羽根は
回転運動をするので、駆動源との係合にガタがなく、簡
単な構成で、高精度の絞り値を得ることができる。を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例を説明する図で、
(a)図は断面図、(b)図は(a)図において蓋を取り除いた
時の上面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態例を説明する図で、
(a)図は図1の(a)図における側面部分断面図、(b)図は
図1の(a)図において切断線A-Aにおける断面図である。
【図3】図1における要部分解斜視図である。
【図4】図3において組み付け時の要部を説明する斜視
図である。
【図5】図1における絞り羽根の作動を説明する図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施の形態例を説明する構成図
である。
【図7】本発明の第2の実施の形態例を説明する構成図
である。
【図8】本発明の第4の実施の形態例を説明する図であ
る。
【図9】本発明の第5の実施の形態例を説明する図であ
る。
【図10】従来の絞り機構の構成図である。
【符号の説明】
23 第1のガイドシャフト 24 第2のガイドシャフト 26 第1の絞り羽根 26a 第1の絞り穴 27 第2の絞り羽根 27a 第2の絞り穴 30 ステッピングモータ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸を介して、前記光軸と平行に設けら
    れた第1及び第2の軸と、 該第1の軸に回転可能に設けられ、前記光軸を通過可能
    な第1の絞り穴を有する第1の絞り羽根と、 前記第1の絞り羽根と積層配置されると共に、前記第2
    の軸に回転可能に設けられ、前記光軸を通過可能な第2
    の絞り穴を有する第2の絞り羽根と、 前記第1及び第2の絞り羽根に係合し、前記第1の絞り
    羽根と前記第2の絞り羽根とをそれぞれ回転駆動する駆
    動手段と、 を具備したことを特徴とする絞り機構。
  2. 【請求項2】 前記軸は撮像光学系の鏡胴に設けられた
    レンズ系を案内するガイドシャフトであることを特徴と
    する請求項1記載の絞り機構。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の絞り羽根と前記駆動
    手段との係合は、 前記駆動手段の出力軸に設けられたピニオンと、 前記第1及び第2の絞り羽根の外縁に形成され、前記ピ
    ニオンと噛合するギヤ部とであることを特徴とする請求
    項1または2記載の絞り機構。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段はステッピングモータであ
    ることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の絞
    り機構。
  5. 【請求項5】 一方の端部が前記第1の絞り羽根に係止
    され、他方の端部が前記第2の絞り羽根に係止され、前
    記第1及び第2の絞り羽根をそれぞれ逆方向に付勢する
    付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至4いず
    れかに記載の絞り機構。
  6. 【請求項6】 前記付勢手段は、光軸方向の分力を有す
    るように配設されることを特徴とする請求項5に記載の
    絞り機構。
  7. 【請求項7】 前記第1の絞り羽根と前記第2の絞り羽
    根のギヤ部の厚さは他の部分の厚さより厚く設定されて
    いることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の
    絞り機構。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2の絞り羽根のギヤ部
    と、他の部分とは別部品であることを特徴とする請求項
    7記載の絞り機構。
  9. 【請求項9】 レンズ系を光軸方向に案内する軸と、 該軸に回転可能に設けられ、光軸を通過可能で、開口面
    積の異なる複数の絞り穴が形成された絞り羽根と、 該絞り羽根に係合し、前記絞り羽根を回転駆動する駆動
    手段と、 を具備したことを特徴とする絞り機構。
  10. 【請求項10】 前記絞り羽根と前記駆動手段との係合
    は、 絞り羽根の外縁に形成されたギヤ部と、 前記駆動手段の出力軸に取付けられ、前記ギヤ部に噛合
    するピニオンとであることを特徴とする請求項9記載の
    絞り機構。
  11. 【請求項11】 前記絞り羽根のギヤ部と、他の部分と
    は別部品であることを特徴とする請求項10記載の絞り
    機構。
  12. 【請求項12】 光軸と平行に設けられた軸と、 前記軸に回転可能に設けられ、光軸を通過可能な絞り穴
    が形成された第1の絞り羽根と、 前記軸に回転可能に設けられ、前記光軸を通過可能な絞
    り穴が形成され、前記第1の絞り羽根に積層された第2
    の絞り羽根と、 前記第1及び第2の絞り羽根に係合し、前記第1の絞り
    羽根を一方の方向に、前記第2の絞り羽根を他方の方向
    にそれぞれ付勢する付勢手段と、 前記軸と前記光軸とを含む平面に直交し、前記光軸を介
    して前記軸と反対側に回転可能に設けられ、周面におね
    じが刻設された第1のねじ部,該第1のおねじ部と逆方
    向のおねじが刻設された第2のおねじ部が形成されたね
    じ棒と、 該ねじ棒を回転駆動する駆動手段と、 前記ねじ棒と平行に設けられたガイドと、 前記ねじ棒の第1のおねじ部に螺合すると共に、前記ガ
    イドに摺動可能に遊嵌し、前記付勢手段によって付勢さ
    れた前記第1の絞り羽根が押接する第1のスライダと、 前記ねじ棒の第2のおねじ部に螺合すると共に、前記ガ
    イドに摺動可能に遊嵌し、前記付勢手段によって付勢さ
    れた前記第2の絞り羽根が押接する第2のスライダと、 からなることを特徴とする絞り機構。
  13. 【請求項13】 光軸と平行に設けられた軸と、 前記軸に回転可能に設けられ、光軸を通過可能な絞り穴
    が形成された第1の絞り羽根と、 前記軸に回転可能に設けられ、前記光軸を通過可能な絞
    り穴が形成され、前記第1の絞り羽根に積層された第2
    の絞り羽根と、 前記軸と前記光軸とを含む平面に直交し、前記光軸を介
    して前記軸と反対側に回転可能に設けられ、周面におね
    じが刻設された第1のねじ部,該第1のおねじ部と逆方
    向のおねじが刻設された第2のおねじ部が形成されたね
    じ棒と、 該ねじ棒を回転駆動する駆動手段と、 前記第1の絞り羽根の回転端部に設けられ、前記ねじ棒
    の第1のおねじ部のおねじの谷に係合する突起が形成さ
    れた第1のスライダと、 前記第2の絞り羽根の回転端部に設けられ、前記ねじ棒
    の第2のおねじ部のおねじの谷に係合する突起が形成さ
    れた第2のスライダと、 からなることを特徴とする絞り機構。
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