JP2516274Y2 - ターレット絞り機構 - Google Patents

ターレット絞り機構

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JP2516274Y2 JP1989114253U JP11425389U JP2516274Y2 JP 2516274 Y2 JP2516274 Y2 JP 2516274Y2 JP 1989114253 U JP1989114253 U JP 1989114253U JP 11425389 U JP11425389 U JP 11425389U JP 2516274 Y2 JP2516274 Y2 JP 2516274Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ターレット式(一枚の山形形状に形成さ
れた揺動板に開口径の異なる複数の絞り開口を穿設し、
該揺動板を左右に一定角度で反復揺動させることにより
所定の絞りを選択できるように構成した絞り方式をター
レット式と呼ぶことにする。そして、上記揺動板をター
レット絞り板又はターレット式の絞り板、上記揺動板を
使用する絞り機構をターレット型の絞り機構又はターレ
ット絞り機構、上記揺動板を揺動させることをターレッ
ト式に駆動と呼ぶことにする。)の絞り機構、詳しくは
電子スチルカメラや銀塩フィルムを用いる通常のカメラ
等に使用される一枚のターレット式の絞り板を有する絞
り機構に関するものである。
[従来の技術] カメラ等に用いられている絞り装置には、従来周知の
ように、複数枚の絞り羽根を矢車で回動させて絞り開口
を形成する所謂、虹彩絞りタイプのものと、一枚の円板
または一枚の短冊状の薄板に開口径の異なる複数の絞り
開口を順次等間隔位置に穿設しておき、これを露光光路
上にターレット式またはスライド式に移動させて絞り開
口を選択する絞り板移動タイプのものとがある。
上記虹彩絞りタイプのものは、構造が複雑で部品点数
も多く、また開口径の形成精度もよくないのに対して、
上記絞り板移動タイプのものは、一枚の薄板に開口径の
異なる複数の絞り開口を前以って穿設してあるので開口
径精度もよく、構造が簡単であるというメリットがあ
り、特に電子スチルカメラのような画面サイズの小さい
カメラには好まれて使用されている。例えば、特開昭63
-125921号公報には、一枚のセクタ状の円板に等角度位
置に複数個、開口径の異なる絞り開口を穿設してこれを
ターレット式に駆動するように構成した、絞り板移動タ
イプの絞り装置を、電子スチルカメラに適用したものが
開示されており、また特開昭63-218929号公報には、上
記絞り板移動タイプの絞り装置における絞り開口を、大
小,大小と並設することにより撮影画面にゴーストやフ
レア等が生ずるのを防止するようにした技術手段が開示
されている。
ところで、このように開口径精度の良いターレット式
の絞り板を使用する絞り装置においては、特開平1-1266
33号公報,特開平1-154134号公報等に開示されているよ
うに、ターレット式の絞り板を直接、モータで駆動する
ので、絞り板自体にギヤーが設けられる。従って、この
絞り板を金属板または或る程度、強度と厚味のある樹脂
板で形成しなければならず、このため、重量が増加し、
慣性も増し高速駆動には不向きとなる欠点がある。
また、絞り板自身に穿設されている絞り開口の中心を
レンズ光軸に一致させるように配設させてはいるもの
の、駆動時にはギヤーのガタ付きにより光軸中心がずれ
てしまうという不具合もあった。
[考案が解決しようとする課題] そこで、上記従来の欠点を除去するためには、遮光
性,可動性,加工性,重量,強度等を考慮し、1枚の絞
り板を非常に薄い樹脂製のシート板、例えば厚味が0.1m
m程度のポリエステルシート材を素材とするシート板で
形成し、これに直接ギヤー等を設けずに、これとは別体
の駆動部材によって、このシート板からなるターレット
絞り板を駆動するようにすれば、上記従来の欠点は除去
でき、軽量,安価な絞り機構を提供することができる。
ところが、このように非常に薄いターレット絞り板を
用いて、これを高速で駆動すると、この絞り板が煽られ
絞りの位置ずれを生じ、周辺光量落ち等の光学性能の劣
化を招くことがある。即ち、絞り板が高速駆動によって
煽られると、光軸方向に位置がずれ実質開口面積が変化
し、開口径精度が良いというターレット式の絞り板の特
徴がなくなってしまう。
本考案の目的は、光軸上に配設したターレット式絞り
板が高速駆動によって煽られるのを、隣接するレンズ構
体によって防止するようにしたターレット絞り機構を提
供するにある。
[課題を解決するための手段および作用] 本考案によるターレット絞り機構は、シート状の超薄
板からなるターレット絞り板が高速駆動時に光軸方向に
変形するのを阻止すべく、レンズ構体の端面部が上記タ
ーレット絞り板を位置規制し得るように該レンズ構体を
配設したことを特徴とする。
[実施例] 以下、図示の実施例により本考案を説明する。
第1〜4図は、本考案の一実施例を示すターレット絞
り機構とこれを配設したズームレンズ機構である。な
お、本実施例では絞り駆動源にガルバノメータ1を用
い、これにより駆動機構を動作させてターレット式に絞
り板4を絞り位置に向けて変位させるようになってい
る。
上記ガルバノメータ1は、短円筒体のケース内に励磁
極の中心に出力回転軸1aの固定されたアクチュエータと
駆動コイルとを有する周知のものであって測光信号によ
って回転駆動して絞り板4を変位させるようになってい
る。このガルバノメータ1は、後述するカバー板3と共
にケーシングを構成する取付基板2の背面の上部に、取
付板1bと取付用ねじ1cにより固定されている。上記取付
基板2は、縦長の地板で周壁を有する箱蓋状に形成され
た板体で構成されており、その下部寄りの中央にはレン
ズ光軸O上に位置する開孔2aが穿設されている。また、
この開孔2aの直上には支軸6が前方に向けて光軸Oに平
行するように植立されており、更にその上方の上側縁寄
りの中央部には、後述する駆動用アーム7を中立位置に
復動させるためのばね掛け用ストッパーピン5が上記支
軸6に平行して固植されている。そして、この取付基板
2の前方側には同基板の前面を被覆する上記カバー板3
が配設され、同カバー板3は上記基板2の前面に固植さ
れた段付の位置決めピン2bによって基板2との間隔を規
制されて、取付ねじ8によって基板2に固定される。
このカバー板3は上記取付基板2の地板と略同形同大
に形成されており、上記開孔2aに対向する位置には絞り
開放径を有する円形開口からなるアパーチャ3aが穿設さ
れている。このアパーチャ3aの上方には上記支軸6の先
端が嵌入する貫通孔3bが設けられており、同孔3bの周囲
には半円弧状のガイド溝孔3cが穿たれている。このガイ
ド溝孔3cは後述する絞り板駆動部材9の回動範囲を規制
する役目をする。そして、このガイド溝孔3cの上方部位
には上記駆動用アーム7の支軸7aの先端部が嵌入する貫
通孔3dが穿設されており、同貫通孔3dの上方の周囲には
半円弧状の溝孔3eが穿たれている。この溝孔3eは上記駆
動用アーム7と、カバー板3が干渉しないようにするた
めのものである。また、この溝孔3eの上位には前記スト
ッパーピン5の先端が嵌入する貫通孔3fが設けられてい
る。
そして、このように形成されたカバー板3と上記取付
基板2とで構成されるケーシング内に、絞り板4とその
駆動機構とが配設される。
上記駆動機構は、上記取付基板2を貫通しケーシング
内に延び出した、上記ガルバノメータ1の出力回転軸1a
に嵌合し同軸1aに一体に取り付けられた駆動力伝達用の
支軸7aと、この支軸7aの中程に一体に形成された出力ギ
ヤー10と、上記支軸6に回転自在に嵌合していて、上記
出力ギヤー10がかみ合う駆動ギヤー11とで構成されてい
る。
また、この駆動機構には絞り板4を平生は中立位置
(ニュートラル位置)に規制すると共に、撮影終了後は
絞り板4を、この中立位置に復動させるための付勢機構
が設けられている。
この付勢機構は、上記出力ギヤー10に一体に形成され
ていて、上方に向けて延び出した前記駆動用アーム7
と、同アーム7の先端部から前方に向けて光軸Oと平行
して延び出し先端が上記ガイド溝孔3eに嵌入した規制ピ
ン12と、上記支軸7aに中程が巻回され、一端部13aが上
記規制ピン12の右側面に圧接したのち、上記ストッパー
ピン5の右側面に圧接し、他端部13bが上記規制ピン12
の左側面に圧接したのち、上記ストッパーピン5の左側
面に圧接するようにかけ渡されたトーションばね13とで
構成されている。つまり、この付勢機構においては、ニ
ュートラル位置ではトーションばね13の両端部13a,13b
は規制ピン12とストッパーピン5とに圧接している。
そして、上記絞り板4は上記駆動ギヤー11の先端面に
同軸一体に固定された、半円状の板部材で形成された上
記絞り板駆動部材9に、次のようにして実質的に一体に
取り付けられている。即ち、上記絞り板駆動部材9の前
面には、その中心軸の周りに円筒段部9aが一体に突設さ
れていて、この円筒段部9aに絞り板4の中央部に穿設さ
れた中心孔4aが緊密に嵌合している。
上記絞り板4は、厚味が0.1mm程度のポリエステルシ
ート材で形成されており、その正面形状は第2図に示さ
れるように、中程を上方に持ち上げて変形させた横長山
形形状に形成されており、その山形部の中心部に上記円
筒段部9aに嵌合する中心孔4aが設けられている。そし
て、この絞り板4には、上記支軸6の中心とこの絞り機
構をカメラの撮影光学系内に配設したとき上記支軸6の
下方に位置するレンズ光軸Oとを結ぶ半径で描いた円弧
O1上の位置であって、支軸6を中心に光軸Oを挾んだ等
角度の左右位置に絞り開口4b,4cが穿設されている。即
ち、左方位置に穿設された絞り開口4bは、例えば前記ア
パーチャ3aが全開の開放絞り径に形成されているのに対
し、2段絞ったF値を設定する開口径の絞り開口に、ま
た右方位置に穿設された絞り開口4cは更に2段絞ったF
値を設定し得る開口径の絞り開口にそれぞれ形成されて
いる。
また、この絞り板4は、左方または右方に回動したと
きの回動位置が、上記絞り板駆動部材9の前面に固植さ
れ絞り板4の長孔4dを貫通する規制ピン14と、このピン
14の先端が嵌入する、前記カバー板3に穿設された半円
弧状のガイド溝孔3cとによって規制されるようになって
いる(第2,3図参照)。即ち、上記絞り駆動部材9に植
立され絞り板4の長孔4dを貫通し、上記ガイド溝孔3c内
に嵌入した規制ピン14は、絞り板4が回動し上記一方の
絞り開口4bの中心が光軸Oに一致したとき、ガイド溝孔
3cの一方の内端壁に衝当ってそれ以上の回動を阻止し、
また絞り板4が反対の向きに回動し、上記他方の絞り開
口4cの中心が光軸Oに合致したとき、ガイド溝孔3cの他
方の内端壁に規制ピン14が衝当たり絞り板4のそれ以上
の回動を阻止するようになっている。更に図示されない
が、上記ガイド溝孔3cの両内端壁、または規制ピン14の
外周面には両者の衝合時に発生するバウンドや振動を吸
収するための振動吸収部材等を設けてもよい。
そして、このように構成されたターレット式絞り機構
は、撮影レンズ光学系内に次のようにして配設される。
本実施例においては上記撮影レンズ光学系として、例え
ば第4図に示すズームレンズ光学系が組み込まれている
光学系に上記絞り機構を配設した場合について述べる。
上記ズームレンズ光学系は、通常の4群構成のレンズ
群、即ち、被写体がわから順にフォーカスレンズ群L1,
バリエータレンズ群L2,コンペンセータレンズ群L3およ
びリレーレンズ群L4からなるものであって、各レンズ群
をそれぞれ保持したレンズ支持枠16〜19とフォーカシン
グ用駆動機構20およびズーミング用駆動機構21とは、取
付固定部材22と同部材に固定されたガイド軸23a,23bと
にそれぞれ取り付けられている。即ち、上記取付固定部
材22は前方に延び出す取付腕22a,22bを一体に形成され
たブロック体で形成されており、その中央部に穿設され
た露光開口25の周りには上記リレーレンズ群L4を保持し
たレンズ支持枠19が固定されている。また上記取付腕22
a,22bの先端面には前カバー24が取り付けられ、この前
カバー24と上記取付固定部材22に両端部の固定された上
記両ガイド軸23a,23bには、被写体がわからフォーカス
レンズ支持枠16,フォーカシング用駆動機構20を搭載し
た基板20a,バリエータレンズ支持枠17,コンペンセータ
レンズ支持枠18が順次挿通されて配設されている。そし
て、上記フォーカスレズ群L1はフォーカシング用駆動機
構20によって光軸方向に駆動されて合焦動作を行うよう
になっており、また、バリエータレンズ群L2とコンペン
セータレンズ群L3とはズーミング用駆動機構21によって
駆動されて光軸方向に前後動し、テレからワイドあるい
はワイドからテレのズーミング動作を行うようになって
いる。
このように構成されている撮影レンズ光学系に対し
て、上記ターレット絞り機構は、上記リレーレンズ群L4
およびそのレンズ支持枠19からなる結像系レンズ構体と
コンペンセータレンズ群L3およびそのレンズ支持枠18か
らなるレンズ構体との間に、次のようにして配設され
る。
即ち、第1図に示されるように、リレーレンズ群L4
保持したレンズ支持枠19の先端部が、絞りケースを形成
する前記取付基板2に穿設された開孔2aを介して絞りケ
ース内に突入し、その先端面19aは絞り板4の側近に位
置するように絞り機構を配設する。
また、この場合、レンズ支持枠19の先端面19aは第8
図に示す如く、絞り板4が高速駆動されて接触しても同
板4が損傷しないように、滑らかな丸味を有する突面等
で形成されており、また、この先端面19aが絞り板4の
煽りを防止する面となっている。
次に、このように構成されている上記実施例のターレ
ット絞り機構の作用を、第5〜7図と共に説明すると、
第5図〜第7図において(A)は絞り板4の作動を、
(B)はトーションばね13の作動をそれぞれ示してい
る。
先ず、平生は、第5図(A)(B)を示す如く、絞り
板4は付勢機構のトーションばね13が平衡状態にあるた
め、中立位置に保持され、従って撮影光路の絞りはアパ
ーチャ3aによる全開の開放絞り状態にある。
次に、この全開絞り状態から2段程絞り込んだ開口径
の絞り開口4bを選択するには、上記ガルバノメータ1に
絞り板4を支軸6の周りに反時計方向に回動させるため
の所定の電流を流せばよい。この電流を供給させると、
ガルバノメータ1はアクチュエータを時計方向に回動す
るので、出力ギヤー10および規制ピン12も時計方向に回
動し、これによってトーションばね13は第6図(B)に
示す如く、その一端部13aが自己の弾力習性に抗して時
計方向に押し開かれる。また、これと同時に出力ギヤー
10によって駆動ギヤー11は支軸6の周りに反時計方向に
回動せられるので、同ギヤー11と一体の絞り板4も支軸
6の周りに反時計方向に回動する。そして、第6図
(A)に示すように絞り開口4bの中心が光軸Oに一致す
ると、このとき規制ピン14はガイド溝孔3cの一方の内端
壁に衝合するので、それ以上の絞り板4の回動が規制さ
れ、絞り開口4bが光軸O上に位置し、撮影光路の絞りは
全開絞りから2段絞り込んだ絞り値に設定される。そし
て、この設定絞り状態で撮影を終了したのち、ガルバノ
メータ1への電流の供給を断つと、トーションばね13の
復動弾力によって規制ピン12が初期位置に復動するた
め、アーム7を介して同メータのアクチュエータは不作
動状態に復帰する。即ち、出力ギヤー10が反時計方向に
回転する。これが回転すると、駆動ギヤー11および絞り
板4も時計方向に復動回転し、絞り板4は中立位置に戻
り、撮影光路が全開絞り状態となる第5図(A)に示
す、平生の状態になる。
また、最小絞り口径の絞り開口4cを選択する場合に
は、ガルバノメータ1の駆動コイルに絞り板4を支軸6
の周りに時計方向に回動させる所定の電流を供給すれば
よい。この電流を供給すると、ガルバノメータ1のアク
チュエータ,絞り板4,トーションばね13は第7図(A)
(B)に示す如く、前記絞り開口4bを選択したときとは
全く反対方向の作動を行なって撮影光路上に絞り開口4c
を位置させる。そして、この最小絞り開口4cの設定状態
で撮影を終了した後、ガルバノメータ1への供給電流を
断つと、上記設定動作時とは逆の向きにアクチュエー
タ,絞り板4,トーションばね13が作動し、第5図(A)
の初期状態に復動する。
このようにターレット式絞り機構は動作するのである
が、上記絞り板4の駆動時にこれが高速で駆動される
と、絞り板4は煽られて光軸方向に変形しようとする。
このとき、本案においては、絞り板4の後方へ向けての
煽りが、第5図(A)〜第7図(A)に斜線部分で示す
ように絞り板4の直後に位置する、上記レンズ支持枠19
の先端面19aによって阻止される。即ち、絞り板4は後
方へ向けて煽られて変形しようとすると上記先端面19a
に接触して変形できず、また前方への変形はカバー板3
により規制されるので、煽りによる変形は防止される。
また、上記実施例においてはリレーレンズ支持枠19の
先端面19aを煽り防止面として形成したが、これは第9
図に示すようにリレーレンズ群L4がレンズ支持枠19Aの
先端面19Aaよりも前方に突出している場合には、この突
出レンズ面L4aを煽り防止面として使用する。
なお、上記実施例では絞り板4の駆動源をガルバノメ
ータとしたが、これはモータであってもよく、更にその
配設位置も絞り板の後方がわでなくて前方がわであって
もよい。
また、煽り防止の役割を付与するレンズ構体は、結像
レンズ系に限ることなく、例えば絞り機構を軽量に構成
すれば4群ズームの場合の、バリエータレンズとコンペ
ンセータレンズとの間でコンペンセータレンズ構体と一
体に配設し、同レンズ構体によって所期の目的を達成し
てもよい。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、ターレット式の絞
り板をポリエステルシート材等の超薄板で形成し、これ
を高速駆動した場合に生ずる煽りによる絞り位置のずれ
および周辺光量落ち等の光学性能の劣化を、同絞り板に
隣接するレンズ構体を利用し、このレンズ構体を絞り板
が接触しても支障を来さないような構成にして解消した
ので、殆んどコストもかからず、構造も簡単なターレッ
ト式絞り機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示すターレット絞り機構
の要部断面拡大図、 第2図は、上記第1図のターレット絞り機構の要部正面
図、 第3図は、上記ターレット絞り機構の分解斜視図、 第4図は、上記ターレット絞り機構を有するズームレン
ズ機構の分解斜視図、 第5図(A)(B),第6図(A)(B),第7図
(A)(B)は、上記実施例の絞り機構における絞り板
と付勢機構の各作動状態をそれぞれ示す要部拡大正面
図、 第8図は、上記実施例における絞り板とレンズ構体との
対応関係を拡大して示した要部断面図、 第9図は、絞り板とレンズ構体との対応関係の別の例を
示す要部拡大断面図である。4……ターレット絞り板 19,19A……レンズ支持枠(レンズ構体) L4……リレーレンズ群(レンズ構体)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状の超薄板からなるターレット絞り
    板が高速駆動時に光軸方向に変形するのを阻止すべく、
    レンズ構体の端面部が上記ターレット絞り板を位置規制
    し得るように該レンズ構体を配設したことを特徴とする
    ターレット絞り機構。
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