JPH0916395A - マイクロプログラム制御装置 - Google Patents

マイクロプログラム制御装置

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JPH0916395A
JPH0916395A JP19115295A JP19115295A JPH0916395A JP H0916395 A JPH0916395 A JP H0916395A JP 19115295 A JP19115295 A JP 19115295A JP 19115295 A JP19115295 A JP 19115295A JP H0916395 A JPH0916395 A JP H0916395A
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micro
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Tomofumi Higashide
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハードウェアの増加を極力抑えつつ、各ユー
ザの仕様に合わせた命令を提供することができるマイク
ロプログラム制御装置を提供する。 【構成】 マイクロ命令にマイクロROM101とマイ
クロROM102の切り換えを行うためのデータビット
を少なくとも2個設け、第1のデータビットの内容によ
りマイクロROM101とマイクロROM102の切り
換えを行う手段と、第2のデータビットの内容により、
マイクロROM102の開始アドレスを指定する手段
と、マイクロROMを切り換えるか否かを設定する手段
とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ命令により演
算処理を制御するマイクロコンピュータのマイクロプロ
グラム制御装置に関し、特にユーザごとに設定されたマ
イクロ命令をマイクロROMに格納して搭載するマイク
ロプログラム制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータの命令の中には、
レジスタ間のデータの転送等を行う一般的な命令の他
に、特殊な用途、例えばFAXの画像データの圧縮、伸
張等に用いられる命令がある。後者の命令の中には、そ
れを使用するユーザによって命令の仕様が多少異なるこ
とがあり、単一の仕様の命令ではすべてのユーザを満足
させることができない。
【0003】一方、すべてのユーザの仕様に対応して必
要なすべての命令を設けることも考えられるが、すべて
のユーザの仕様に対応しようとするとマイクロ命令が増
えることとなり、その分マイクロ命令を格納するマイク
ロROMの面積が増大し、ハードウェアが増加してしま
う。そのため、ユーザごとに仕様を対応させたマイクロ
命令を格納したマイクロROMを用意し、各ユーザ毎に
マイクロROMを入れ換えて対応する必要がある。
【0004】しかし、各ユーザに対応してマイクロRO
Mごとすべてのマイクロ命令を入れ換えるとすると、共
通に使用することができるマイクロ命令に何等かの機能
の追加、変更が入った場合、1つ1つのマイクロROM
に対して機能の追加、変更を行わなければならず経済的
負担が大きい。このような課題を解決する方法として、
仕様の異なるマイクロ命令のみを変更するものがある。
マイクロ命令の一部のみを変更する技術として、例え
ば、特開平4−369723号公報に記載された技術が
ある。同公報に開示されているマイクロプログラム制御
装置の構成を図6に示す。
【0005】図6に示すマイクロプログラム制御装置
は、マイクロ命令を予め記憶した第一のマイクロ命令記
憶手段としてのマイクロROM601と、機能の追加し
たマイクロ命令や変更したマイクロ命令を格納する第二
のマイクロ命令記憶手段としてのマイクロROM602
と、マイクロROM601から読みだされたマイクロ命
令603を保持するマイクロ命令レジスタ604と、マ
イクロ命令603のうち演算器を制御する演算制御マイ
クロ命令605をデコードするマイクロデコーダ606
と、マイクロ命令603が格納されているエントリを指
定するマイクロアドレス608を格納するマイクロポイ
ンタ609と、マイクロポインタ609に格納されてい
るマイクロアドレスを+1するインクリメンタ610
と、マイクロ命令603のうち次のマイクロアドレスを
指定するマイクロ次アドレス611を格納するマイクロ
次アドレスレジスタ612と、マイクロ命令でサブルー
チンを実行する場合の戻り先のマイクロアドレスを格納
するマイクロスタックレジスタ613と、上記機能の追
加したマイクロ命令や変更したマイクロ命令をマスクす
るためのマスクアドレスを格納するマスクアドレスレジ
スタ614と、マスクアドレスに対応するマイクロアド
レスを格納するマイクロアドレスレジスタ615と、マ
スクアドレスレジスタ614のマスクアドレスとマイク
ロアドレスバス620に出力されたマイクロアドレスと
を比較する比較回路616と、マイクロ命令を切り換え
るか否かを設定するための制御信号を格納する制御レジ
スタ617と、一致信号621とマイクロ命令切り換え
イネーブル信号622との論理積をとるANDゲート6
18と、マイクロアドレス選択信号(以下、選択信号と
いう)623によりマイクロアドレスレジスタ615の
マイクロアドレスまたはマイクロアドレスバス620の
マイクロアドレスを選択してマイクロポインタ609に
入力する選択回路619とから構成されている。
【0006】図7は制御レジスタ617の構成を示す図
である。図7において、701はマイクロ命令を切り換
えるか否かを設定するマイクロ命令切り換えイネーブル
ビット(以下、切り換えイネーブルビットという)であ
る。この切り換えイネーブルビット701の出力は、マ
イクロ命令切り換えイネーブル信号622に接続してい
る。
【0007】次に、上記従来のマイクロプログラム制御
装置の動作について説明する。まず、切り換えイネーブ
ルビット701がマイクロ命令を切り換えるように設定
されている場合の動作について説明する。
【0008】命令コードは図示していない外部メモリか
らフェッチされ、図示していない命令デコーダにより解
読される。デコード結果によってその命令のマイクロア
ドレスが生成され、マイクロアドレスバス620に出力
される。このマイクロアドレスとマスクアドレスレジス
タ614の内容が比較回路616で比較される。
【0009】一致信号621とマイクロ命令切り換え信
号622のANDがとられ、一致信号621が発生して
いれば切り換えイネーブルビット701はマイクロ命令
を切り換えるように設定されているので、選択回路61
9は選択信号623によりマイクロアドレスレジスタ6
15の出力を選択してマイクロポインタ609に入力す
る。この時のマイクロポインタ609に格納されたマイ
クロアドレス608によってマイクロRAM602がア
クセスされ、マイクロアドレス608に対応するマイク
ロ命令603がマイクロRAM602から出力されマイ
クロ命令レジスタ604に格納される。
【0010】一致信号621が発生していなければ選択
信号623によりマイクロアドレスバス620のマイク
ロアドレスを選択しマイクロポインタ609に入力す
る。この時のマイクロポインタ609に格納されたマイ
クロアドレス608によってマイクロROM601がア
クセスされ、マイクロアドレス608に対応するマイク
ロ命令603がマイクロROM601から出力されマイ
クロ命令レジスタ604に格納される。
【0011】続いて、切り換えイネーブルビット701
がマイクロ命令を切り換えないように設定されている場
合の動作について説明する。命令コードは図示していな
い外部メモリからフェッチされ、図示していない命令デ
コーダにより解読される。デコード結果によってその命
令のマイクロアドレスが生成され、マイクロアドレス6
20に出力される。このマイクロアドレスとマイクロア
ドレスレジスタ614の内容が比較回路616で比較さ
れる。
【0012】一致信号621とマイクロ命令切り換え信
号622のANDがとられ、切り換えイネーブルビット
701はマイクロ命令を切り換えないように設定されて
いるので、一致信号621が発生しているか否かに拘ら
ず、選択回路619は選択信号623によりマイクロア
ドレスバス620のマイクロアドレスを選択してマイク
ロポインタ609に入力する。この時のマイクロポイン
タ609に格納されたマイクロアドレス608によって
マイクロROM601がアクセスされ、マイクロアドレ
ス608に対応するマイクロ命令603がマイクロRO
M601から出力されマイクロ命令レジスタ604に格
納される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の一種類のマイクロプログラムしか持たないマイクロコ
ンピュータでは、各ユーザごとに仕様の異なる命令のす
べてに対応することができない。
【0014】また、すべてのユーザの仕様に対応して必
要なすべての命令を設けることも考えられるが、すべて
のユーザの仕様に対応しようとするとマイクロ命令が増
えることとなり、その分マイクロ命令を格納するマイク
ロROMの面積が増大し、ハードウェアが増加してしま
う。また、ユーザごとに仕様を対応させたマイクロ命令
を格納したマイクロROMを用意し、各ユーザ毎にマイ
クロROMを入れ換えて対応する従来のマイクロ命令の
変更方式では、一部のマイクロ命令のみを変更する場合
にすべてのマイクロROMを更新しなければならず、手
間がかかる。
【0015】また、仕様の異なるマイクロ命令のみを変
更する従来のマイクロプログラム制御装置では、変更し
たいマイクロ命令のアドレスを比較して一致した時に切
り換えているので、変更するマイクロ命令が複数ある場
合、マスクアドレスレジスタ、マイクロアドレスレジス
タ、比較回路がその個数分必要となりハードウェアが大
きくなってしまう。
【0016】本発明は、これらの課題を解決するためな
されたもので、ハードウェアの増加を極力抑えつつ、各
ユーザの仕様に合わせた命令を提供することができるマ
イクロプログラム制御装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のマイクロプログラム制御装置は、マイクロ
命令記憶手段にあらかじめ記憶されたマイクロ命令によ
り演算処理を制御するマイクロコンピュータのマイクロ
プログラム制御装置において、マイクロ命令の切り換え
を指定する少なくとも2つのデータビットを設けられた
第一のマイクロ命令を記憶する第一のマイクロ命令記憶
手段と、前記第一のマイクロ命令と異なる部分のみ記述
された第二のマイクロ命令を記憶する第二のマイクロ命
令記憶手段と、第一及び第二のマイクロ命令記憶手段の
アドレスを指定する第一のアドレス指定手段と、前記デ
ータビットの内容により前記第一と第二のマイクロ命令
記憶手段の切り換えを行う第一の切換手段と、前記デー
タビットの内容により前記第二のマイクロ命令記憶手段
の開始アドレスを指定する第二のアドレス指定手段と、
前記第一と第二のマイクロ命令記憶手段の切り換えを行
うか否かを設定する第二の切換手段と、切り換え後の前
記第一または第二のマイクロ命令記憶手段の内容を格納
する手段とを備える構成としている。
【0018】また、他の態様では、前記第二の切換手段
は、入力端子を通して外部から入力された信号によっ
て、第一と第二のマイクロ命令記憶手段の切り換えを行
うように構成している。
【0019】また、他の態様では、前記第二のマイクロ
命令を制御信号群だけで構成すると共に、第二のアドレ
ス指定手段により指定された開始アドレスより順次イン
クリメントして第二のマイクロ命令に対するアドレスを
設定する手段を備える構成としている。
【0020】
【作用】本発明では、第一のマイクロ命令に第一と第二
のマイクロ命令記憶手段の切り換えを行うためのデータ
ビットを少なくとも2個設け、第1のデータビットの内
容により第一と第二のマイクロ命令記憶手段の切り換え
を行うとともに、第2のデータビットの内容により、第
二のマイクロ命令記憶手段の開始アドレスを指定そてい
る。従って、従来のマイクロ命令の切り換え方式に較べ
て、マスクアドレスレジスタ、マイクロアドレスレジス
タ、比較回路が不要となり、変更するマイクロ命令が複
数ある場合にも、ハードウェアの増加を削減することが
できる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づき
説明する。図1は、本発明の第1の実施例によるマイク
ロプログラム制御装置を示す図である。
【0022】図1に示す装置は、マイクロ命令の記憶手
段としてのマイクロROM101、マイクロROM10
2と、マイクロROM101、マイクロROM102か
ら読みだされたマイクロ命令103、113を格納する
MSTL104と、デコーダ105と、ANDゲート1
06と、フリップフロップ107と、ORゲート108
と、インストラクションデコーダ109と、割り込み発
生時のマイクロアドレスを指定するアドレス指定回路1
10と、マイクロアドレスを格納するMIR111と、
マイクロROM切り換えイネーブルビット(以下、イネ
ーブルビットという)112と、選択回路125、12
6、127とから構成されており、インストラクション
デコーダ109はマイクロ開始アドレス114を、割り
込み発生時のマイクロアドレスを指定する回路110は
マイクロ開始アドレス115を出力する。
【0023】図2にマイクロROM101の構成を示
す。同図に示すように、マイクロROM101の1ワー
ドは、制御信号群CNTL、ネクストアドレスNXT
A、切り換えビットP131、P132で構成されてい
る。切り換えビットP131の出力は切り換え信号12
3に接続している。切り換えビットP132の出力はア
ドレス指定信号124に接続している。
【0024】図3にマイクロROM102の構成を示
す。マイクロROM102の1ワードは、制御信号群C
NTL、ネクストアドレスNXTAで構成されている。
【0025】デコーダ105は、入力されたアドレス指
定信号124の値によりアドレス信号119、120の
どちらかを有効にする。
【0026】イネーブルビット112の出力はイネーブ
ル信号118に接続されている。
【0027】ANDゲート106には、イネーブル信号
118と切り換え信号123とが入力されており、選択
セット信号122を出力する。ORゲート108は、リ
セット信号reset128とMEND129とが入力
され選択リセット信号121を出力する。フリップフロ
ップ107は、選択信号117を出力し、選択セット信
号122が“1”の場合に選択信号117は“1”に、
選択リセット信号121が“1”の場合に選択信号11
7は“0”となる。リセットがかかるとreset12
8が“1”となるため選択リセット信号121が“1”
となり選択信号117は“0”となる。選択回路127
は、選択信号117が“0”の時に入力信号であるマイ
クロ命令103を、選択信号117が“1”の時にはマ
イクロ命令113を、MSTL104に入力する。選択
回路126は、選択信号117が“0”の場合マイクロ
アドレスをマイクロROM101に、“1”の場合マイ
クロアドレスをマイクロROM102に受け渡す。選択
回路125は、インストラクションデコーダ109の出
力であるマイクロ開始アドレス114と、割り込み発生
時のマイクロアドレスを指定するアドレス指定回路11
0の出力であるマイクロ開始アドレス115とネクスト
アドレス116のうちどれか1つを選択してMIR11
1に出力する。
【0028】まず、イネーブルビット112がマイクロ
ROMを切り換えるように設定されている場合、すなわ
ちイネーブル信号118=“1”の場合の動作について
説明する。
【0029】命令コードは図示していない外部メモリか
らフェッチされ、インストラクションデコーダ109に
より解読される。デコード結果によってその命令のマイ
クロアドレスが生成されマイクロ開始アドレス114が
出力され、選択回路125により選択されMIR111
に格納される。MIR111は、マイクロ開始アドレス
114をマイクロアドレス130として出力する。選択
信号117が“0”であるため選択回路126はマイク
ロアドレス130をマイクロROM101に受け渡す。
【0030】この時、このマイクロアドレスに格納され
たマイクロROM101の内容の切り換えビットP13
1が“1”の場合、イネーブル信号118は“1”であ
るのでANDゲート106の出力である選択セット信号
122は“1”となる。よって選択信号117が“1”
となり、選択回路127によりマイクロROM102の
出力であるマイクロ命令113がMSTL104に格納
され、その内容により演算処理が行われる。マイクロR
OM102の開始アドレスは、切り換えビットP132
の内容によりアドレス信号119、120のどちらかが
有効になりそれによって指定される。マイクロ命令11
3がMSTL104に格納されるのと同時に次のマイク
ロ命令のアドレスとしてネクストアドレス116が出力
される。ネクストアドレス116は、選択回路125に
より選択されMIR111に格納される。MIR111
は、ネクストアドレス116をマイクロアドレス130
として出力する。選択信号117は“1”になっている
ので選択回路126はマイクロアドレス130をマイク
ロROM102に受け渡し、マイクロアドレス130に
格納されたマイクロ命令113がMSTL104に格納
される。以下、現在実行している命令の最終ステップ
(以下、単に最終ステップという)まで上記動作が繰り
返される。
【0031】最終ステップの演算処理が実行されると、
MEND129が“1”となる。MEND129が
“1”となると、選択リセット信号121が“1”とな
り、選択信号117は“0”となる。選択信号117が
“0”となると選択回路126、127はマイクロRO
M101側を選択する。P131が“0”の場合は、A
NDゲート106の出力である選択セット信号122が
“0”となるため、選択信号117は“0”のままであ
り、選択回路127によりマイクロROM101の出力
であるマイクロ命令103がMSTL104に格納さ
れ、同時にネクストアドレス116が出力される。ネク
ストアドレス116は選択回路125により選択されM
IR111に格納される。MIR111はネクストアド
レス116をマイクロアドレス130として出力する。
選択信号117は“0”なので選択回路126はマイク
ロアドレス130をマイクロROM101に受け渡し、
マイクロアドレス130に格納されたマイクロ命令13
0がMSTL104に格納される。以下、最終ステップ
まで繰り返される。
【0032】次に、イネーブルビット112がマイクロ
ROMを切り換えないように設定されている場合、すな
わちイネーブル信号118=“0”の場合の動作につい
て説明する。
【0033】命令コードがインストラクションデコーダ
109により解読され、マイクロROM101のマイク
ロアドレスが指定されるまではイネーブルビット112
がマイクロROMを切り換えるように設定されている場
合と同様である。イネーブル信号118は“0”である
ので、ANDゲート106の出力である選択セット信号
122は“0”であり、選択信号117は“0”のまま
である。よって、切り換えビットP131の値にかかわ
らずマイクロROM101側が選択される。
【0034】割り込みが発生した場合、割り込み発生時
のマイクロアドレスを指定する回路110はマイクロ開
始アドレス115を出力する。マイクロ開始アドレス1
15は、選択回路125により選択され、MIR111
に格納される。MIR111は、マイクロ開始アドレス
115をマイクロアドレス130として出力する。選択
信号117が“0”であるため選択回路126はマイク
ロアドレス130をマイクロROM101に受け渡す。
【0035】この時、このマイクロアドレスに格納され
たマイクロROM101の内容の切り換えビットP13
1が“1”の場合、イネーブル信号118が“1”なら
ばANDゲート106の出力である選択セット信号12
2は“1”となる。よって、選択信号117が“1”と
なり、選択回路127によりマイクロROM102の出
力であるマイクロ命令113がMSTL104に格納さ
れ、その内容により演算処理が行われる。マイクロRO
M102の開始アドレスは、切り換えビットP132の
内容によりアドレス信号119、120のどちらかが有
効になりそれによって指定される。マイクロ命令113
がMSTL104に格納されるのと同時に、次のマイク
ロ命令のアドレスとネクストアドレス116が出力され
る。ネクストアドレス116は、選択回路125により
選択され、MIR111に格納される。MIR111
は、ネクストアドレス116をマイクロアドレス130
として出力する。選択信号117は“1”になっている
ので選択回路126はマイクロアドレス130をマイク
ロROM102に受け渡し、マイクロアドレス130に
格納されたマイクロ命令113がMSTL104に格納
される。以下、最終ステップまで上記動作が繰り返され
る。
【0036】最終ステップの演算処理が実行されると、
MEND129が“1”となる。MEND129が
“1”となると、選択リセット信号121が“1”とな
り、選択信号117は“0”となる。選択信号117が
“0”となると選択回路126、127はマイクロRO
M101側を選択する。切り換えビットP131が
“0”の場合は、ANDゲート106の出力である選択
セット信号122が“0”となるため、選択信号117
は“0”のままであり、選択回路127によりマイクロ
ROM101の出力であるマイクロ命令103がMST
L104に格納され、同時にネクストアドレス116が
出力される。ネクストアドレス116は選択回路125
により選択されMIR111に格納される。MIR11
1はネクストアドレス116をマイクロアドレス130
として出力する。選択信号117は“0”なので選択回
路126はマイクロアドレス130をマイクロROM1
01に受け渡し、マイクロアドレス130に格納された
マイクロ命令103がMSTL104に格納される。以
下、最終ステップまで繰り返される。
【0037】イネーブル信号118が“0”の場合は、
ANDゲート106の出力である選択セット信号122
は“0”であり、選択信号117は“0”のままであ
る。よって、切り換えビットP131の値にかかわらず
マイクロROM101側が選択される。
【0038】次に、本発明の第2の実施例を図4を用い
て説明する。同図に示す第2の実施例では、マイクロR
OM102の構成を変えることにより第1の実施例より
ハードウエアの増加分を少なくしている。なお、実施例
2の構成は実施例1とほぼ同様の構成であるのでここで
は実施例1と異なる部分についてのみ説明する。
【0039】図1に示した装置に対し図4に示す装置で
は、イネーブルビット112、デコーダ105がなく、
代わりに入力端子ENBL305、マイクロアドレスレ
ジスタ301、インクリメンタ303となっている。ま
た、図1の選択回路125の入力にマイクロアドレスレ
ジスタ301からの出力であるマイクロアドレス304
が追加され、選択回路306になっている。入力端子E
NBL305の入力はイネーブル信号118に接続され
ている。
【0040】図5はマイクロROM302の構成を示
す。マイクロROM302の1ワードは、制御信号群C
NTLだけで構成されており、ネクストアドレスNXT
Aは削除されている。これにより、実施例1のマイクロ
ROM102より面積が小さくなっている。
【0041】入力端子ENBL305の入力が“1”の
場合、つまりマイクロROMを切り換える場合で切り換
えビットP131が“0”の場合と、入力端子ENBL
305の入力が“0”の場合、つまりマイクロROMを
切り換えない場合の動作については実施例1と同様であ
るので、入力端子ENBL305の入力が“1”で、切
り換えビットP131が“1”の場合について説明す
る。
【0042】命令コードがフェッチされてからマイクロ
ROM101に受け渡されるまでは、選択回路126が
選択回路306に変わっていることを除き、第1の実施
例と同様である。このマイクロアドレスに格納されたマ
イクロROM101の内容の切り換えビットP131が
“1”であり、イネーブル信号118は“1”であるか
ら、ANDゲート106の出力である選択セット信号1
22は“1”となる。よって、選択信号117が“1”
となり、選択回路127によりマイクロROM302が
選択される。
【0043】マイクロROM302は、マイクロ命令1
13としてDMMYを出力する。このマイクロ命令11
3がMSTL104に格納され、その内容により演算処
理が行われる。マイクロアドレスレジスタ301は、切
り換えビットP132の値によって対応しているビット
がセット/リセットされ、次のマイクロ命令のアドレス
であるマイクロアドレス304を生成し、出力する。マ
イクロアドレス304は、選択回路306により選択さ
れ、MIR111に格納される。MIR111は、マイ
クロアドレス304をマイクロアドレス130として出
力する。選択信号117は“1”になっているので、選
択回路126はマイクロアドレス130をマイクロRO
M302に受け渡し、マイクロアドレス130に格納さ
れたマイクロ命令113がMSTL104に格納され
る。マイクロROM302に受け渡されたマイクロアド
レス130は、インクリメンタ303に入力され、1イ
ンクリメントされた値がマイクロアドレスレジスタ30
1に格納され、ネクストアドレスとして出力される。以
下、最終ステップまで上記動作が繰り返される。最終ス
テップ時の動作は第1の実施例と同様である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマイクロ
プログラム制御装置では、仕様の異なる命令のマイクロ
プログラムを切り換えることにより、各ユーザの仕様に
合わせた命令を提供することができる。
【0045】また、従来のマイクロ命令の切り換え方式
に較べて、マスクアドレスレジスタ、マイクロアドレス
レジスタ、比較回路を用いてないことにより、変更する
マイクロ命令が複数ある場合にも、ハードウェアの増加
を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1図は本発明の第1の実施例のマイクロプ
ログラム制御装置のブロック図である。
【図2】 本発明のマイクロROM101に記述された
情報の例を示す図である。
【図3】 第1の実施例のマイクロROM102に記述
された情報の例を示す図である。
【図4】 本発明の第2の実施例のマイクロプログラム
制御装置のブロック図である。
【図5】 第2の実施例のマイクロROM302に記述
された情報の例を示す図である。
【図6】 従来のマイクロプログラム制御装置のブロッ
ク図である。
【図7】 従来の制御レジスタの内容例を示す図であ
る。
【符号の説明】
101 マイクロROM 102 マイクロROM 103 マイクロ命令 104 MSTL 105 デコーダ 106 ANDゲート 107 フリップフロップ 108 ORゲート 109 インストラクションデコーダ 110 割り込み発生時のマイクロアドレスを指定する
回路 111 MIR 112 マイクロROM切り換えイネーブルビット 113 マイクロ命令 114 マイクロ開始アドレス 115 マイクロ開始アドレス 116 ネクストアドレス 117 選択信号 118 イネーブル信号 119 アドレス信号 120 アドレス信号 121 選択リセット信号 122 選択セット信号 123 切り換え信号 124 アドレス指定信号 125 126 127 選択回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ命令記憶手段にあらかじめ記憶
    されたマイクロ命令により演算処理を制御するマイクロ
    コンピュータのマイクロプログラム制御装置において、 マイクロ命令の切り換えを指定する少なくとも2つのデ
    ータビットを設けられた第一のマイクロ命令を記憶する
    第一のマイクロ命令記憶手段と、 前記第一のマイクロ命令と異なる部分のみ記述された第
    二のマイクロ命令を記憶する第二のマイクロ命令記憶手
    段と、 第一及び第二のマイクロ命令記憶手段のアドレスを指定
    する第一のアドレス指定手段と、 前記データビットの内容により前記第一と第二のマイク
    ロ命令記憶手段の切り換えを行う第一の切換手段と、 前記データビットの内容により前記第二のマイクロ命令
    記憶手段の開始アドレスを指定する第二のアドレス指定
    手段と、 前記第一と第二のマイクロ命令記憶手段の切り換えを行
    うか否かを設定する第二の切換手段と、 切り換え後の前記第一または第二のマイクロ命令記憶手
    段の内容を格納する手段とを具備することを特徴とした
    マイクロプログラム制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第二の切換手段は、入力端子を通し
    て外部から入力された信号によって、第一と第二のマイ
    クロ命令記憶手段の切り換えを行うことを特徴とする請
    求項1に記載のマイクロプログラム制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第二のマイクロ命令を制御信号群の
    みによって構成すると共に、 第二のアドレス指定手段により指定された開始アドレス
    より順次インクリメントして第二のマイクロ命令に対す
    るアドレスを設定する手段を具備することを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載のマイクロプログラム制
    御装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63127336A (ja) * 1986-11-17 1988-05-31 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> マイクロプログラム制御装置
JPH0588883A (ja) * 1991-09-27 1993-04-09 Nec Corp 情報処理装置

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JPH0588883A (ja) * 1991-09-27 1993-04-09 Nec Corp 情報処理装置

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