JPH09163760A - ハーフブリッジ形インバータ - Google Patents
ハーフブリッジ形インバータInfo
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- JPH09163760A JPH09163760A JP7345963A JP34596395A JPH09163760A JP H09163760 A JPH09163760 A JP H09163760A JP 7345963 A JP7345963 A JP 7345963A JP 34596395 A JP34596395 A JP 34596395A JP H09163760 A JPH09163760 A JP H09163760A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitor
- power supply
- switching elements
- auxiliary
- smoothing capacitor
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【解決手段】一対のスイッチング素子11・12を跨ぐ
位置に各スイッチング素子11・12に対する順方向の
直流電圧を印加する平滑用コンデンサ50を備える。一
対のスイッチング素子11・12のいずれか一方と誘導
性負荷90を介して並列に接続された分圧用コンデンサ
21を備えたハーフブリッジ形インバータを前提とす
る。補助コンデンサ71を介して一対のスイッチング素
子11・12のどちらか一方と逆並列に接続された補助
ダイオード72を介して平滑用コンデンサ50に並列に
接続された整流電源40を備える。補助ダイオード72
の極性を平滑用コンデンサ50の放電を阻止するように
選択する。整流電源40の極性を補助ダイオード72を
通過する電源電流を形成するように選択する。 【効果】スイッチング素子11・12を主体とする既存
の日字形回路を利用したものであって、安価に高力率化
が図れる。また、動作効率がよい。
位置に各スイッチング素子11・12に対する順方向の
直流電圧を印加する平滑用コンデンサ50を備える。一
対のスイッチング素子11・12のいずれか一方と誘導
性負荷90を介して並列に接続された分圧用コンデンサ
21を備えたハーフブリッジ形インバータを前提とす
る。補助コンデンサ71を介して一対のスイッチング素
子11・12のどちらか一方と逆並列に接続された補助
ダイオード72を介して平滑用コンデンサ50に並列に
接続された整流電源40を備える。補助ダイオード72
の極性を平滑用コンデンサ50の放電を阻止するように
選択する。整流電源40の極性を補助ダイオード72を
通過する電源電流を形成するように選択する。 【効果】スイッチング素子11・12を主体とする既存
の日字形回路を利用したものであって、安価に高力率化
が図れる。また、動作効率がよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は順直列に接続された
一対のスイッチング素子を備え、少なくとも一つの分圧
用コンデンサを備えたハーフブリッジ形インバータに関
する。
一対のスイッチング素子を備え、少なくとも一つの分圧
用コンデンサを備えたハーフブリッジ形インバータに関
する。
【0002】
【従来の技術】図3は順直列に接続された一対のスイッ
チング素子11・12を備え、一対の分圧用コンデンサ
21・22を備えたハーフブリッジ形インバータであ
り、広く実用されている。図3の50は一対のスイッチ
ング素子11・12を跨ぐ位置に各スイッチング素子1
1・12に対する順方向の直流電圧を印加する平滑用コ
ンデンサ50である。平滑用コンデンサ50はその前段
の整流電源40によって充電される。整流電源40は交
流電源41と交流電源41電圧を整流するダイオード4
2〜45を含む。一方の分圧用コンデンサ21は誘導性
負荷90を介して一方のスイッチング素子11と並列に
接続される。他方の分圧用コンデンサ22は誘導性負荷
90を介して他方のスイッチング素子12と並列に接続
される。平滑用コンデンサ50・分圧用コンデンサ21
・分圧用コンデンサ22の内のいずれか一つは省略可能
である。たとえば、分圧用コンデンサ22を省略して
も、分圧用コンデンサ22両端の分圧電圧(平滑用コン
デンサ50電圧から分圧用コンデンサ21電圧を差し引
いた値)はほとんど不変であり、ほぼ等価となる。平滑
用コンデンサ50を省略しても、分圧用コンデンサ21
・22による平滑用コンデンサ(21・22)が残るの
で、その省略は可能である。81はスイッチング素子1
1と逆並列に接続されたダイオード、82はスイッチン
グ素子12と逆並列に接続されたダイオードである。ス
イッチング素子11・12、ダイオード81・82は日
字形回路を構成し、8字形動作を営む。基本的にはスイ
ッチング素子11・12を交互に導通するように制御す
るが、実際には8字形動作となる。スイッチング素子1
2・ダイオード81・スイッチング素子11・ダイオー
ド82・スイッチング素子12…の順に導通し、誘導性
負荷90に高周波電流を供給する。スイッチング素子1
2の導通時に蓄積された左向き負荷電流による誘導性負
荷90の電磁エネルギはダイオード81導通時に放出さ
れ、スイッチング素子11の導通時に蓄積された右向き
負荷電流による誘導性負荷90の電磁エネルギはダイオ
ード82導通時に放出され、かくして高周波の1サイク
ル動作を完結する。誘導性負荷90の内容は予熱形放電
灯91・予熱形放電灯91と直列のバラスト用インダク
タ92・予熱形放電灯91と並列の予熱用コンデンサ9
3であるが、これら全体は誘導性のインバータ負荷とし
て機能する。
チング素子11・12を備え、一対の分圧用コンデンサ
21・22を備えたハーフブリッジ形インバータであ
り、広く実用されている。図3の50は一対のスイッチ
ング素子11・12を跨ぐ位置に各スイッチング素子1
1・12に対する順方向の直流電圧を印加する平滑用コ
ンデンサ50である。平滑用コンデンサ50はその前段
の整流電源40によって充電される。整流電源40は交
流電源41と交流電源41電圧を整流するダイオード4
2〜45を含む。一方の分圧用コンデンサ21は誘導性
負荷90を介して一方のスイッチング素子11と並列に
接続される。他方の分圧用コンデンサ22は誘導性負荷
90を介して他方のスイッチング素子12と並列に接続
される。平滑用コンデンサ50・分圧用コンデンサ21
・分圧用コンデンサ22の内のいずれか一つは省略可能
である。たとえば、分圧用コンデンサ22を省略して
も、分圧用コンデンサ22両端の分圧電圧(平滑用コン
デンサ50電圧から分圧用コンデンサ21電圧を差し引
いた値)はほとんど不変であり、ほぼ等価となる。平滑
用コンデンサ50を省略しても、分圧用コンデンサ21
・22による平滑用コンデンサ(21・22)が残るの
で、その省略は可能である。81はスイッチング素子1
1と逆並列に接続されたダイオード、82はスイッチン
グ素子12と逆並列に接続されたダイオードである。ス
イッチング素子11・12、ダイオード81・82は日
字形回路を構成し、8字形動作を営む。基本的にはスイ
ッチング素子11・12を交互に導通するように制御す
るが、実際には8字形動作となる。スイッチング素子1
2・ダイオード81・スイッチング素子11・ダイオー
ド82・スイッチング素子12…の順に導通し、誘導性
負荷90に高周波電流を供給する。スイッチング素子1
2の導通時に蓄積された左向き負荷電流による誘導性負
荷90の電磁エネルギはダイオード81導通時に放出さ
れ、スイッチング素子11の導通時に蓄積された右向き
負荷電流による誘導性負荷90の電磁エネルギはダイオ
ード82導通時に放出され、かくして高周波の1サイク
ル動作を完結する。誘導性負荷90の内容は予熱形放電
灯91・予熱形放電灯91と直列のバラスト用インダク
タ92・予熱形放電灯91と並列の予熱用コンデンサ9
3であるが、これら全体は誘導性のインバータ負荷とし
て機能する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図3の整流電源40後
段に平滑用コンデンサ(50正確には21・22を含
む)があると、整流電源40からの給電が電源電圧最大
値付近に制限され、力率が低下する。整流電源40と平
滑用コンデンサ50との間にチョッパ回路を付加すれ
ば、力率は向上するが、コストが嵩む。本発明の目的は
安価な高力率化手段を提供することである。
段に平滑用コンデンサ(50正確には21・22を含
む)があると、整流電源40からの給電が電源電圧最大
値付近に制限され、力率が低下する。整流電源40と平
滑用コンデンサ50との間にチョッパ回路を付加すれ
ば、力率は向上するが、コストが嵩む。本発明の目的は
安価な高力率化手段を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は補助コンデンサ
を備える。補助コンデンサを介して一対のスイッチング
素子のどちらか一方と逆並列に接続された補助ダイオー
ドを備える。整流電源は補助ダイオードを介して平滑用
コンデンサに並列に接続される。前記補助ダイオードの
極性を平滑用コンデンサの放電を阻止するように選択
し、整流電源の極性を補助ダイオードを通過する電源電
流を形成するように選択する。
を備える。補助コンデンサを介して一対のスイッチング
素子のどちらか一方と逆並列に接続された補助ダイオー
ドを備える。整流電源は補助ダイオードを介して平滑用
コンデンサに並列に接続される。前記補助ダイオードの
極性を平滑用コンデンサの放電を阻止するように選択
し、整流電源の極性を補助ダイオードを通過する電源電
流を形成するように選択する。
【0006】
【発明の実施の形態】図1に示す本発明の実施形態につ
いて説明する。ここに前記図3の部品符号をなるべくそ
のまま転用し、重複する説明の一部を適宜に割愛する。
図3装置は補助コンデンサ71を備える。補助コンデン
サ71を介して一対のスイッチング素子11・12のど
ちらか一方(たとえば11)と逆並列に接続された補助
ダイオード72を備える。整流電源40は補助ダイオー
ド72を介して平滑用コンデンサ50に並列に接続され
る位置に結線される。補助ダイオード72の極性を平滑
用コンデンサ50の放電を阻止するように選択する。整
流電源40の極性を補助ダイオード72を通過する電源
電流を形成するように選択する。図1を見ればわかるよ
うに、本発明においてはスイッチング素子11・12を
主体とする日字形回路に整流電源40・補助コンデンサ
71・補助ダイオード72を配置する。日字形回路は誘
導性負荷90の電磁エネルギを放出するために必要な回
路である。本発明はこの日字形回路を整流電源40の力
率改善に利用する。本発明の日字形回路は変形8字形動
作を営む。スイッチング素子12・補助ダイオード72
・整流電源40・スイッチング素子11・整流電源40
・スイッチング素子12の順に導通する。前記8字形動
作とは少し異なる。1サイクルの変形8字形動作の中に
整流電源40が導通するチャンスが2回含まれる。本発
明においてはその折に整流電源40による給電を促し、
力率を高める。図1の整流電源40は図3のダイオード
82の役割を兼ねる。整流電源40は補助コンデンサ7
1を介して給電するが、その給電は誘導性負荷90電流
の形成に有用されるので、動作効率が高い。整流電源4
0投入時に補助ダイオード72を介して平滑用コンデン
サ50を充電する。平滑用コンデンサの範囲は図1の場
合はより正確には50および21・22であり、平滑コ
ンデンサ容量はそれらの合成値となるが、説明の便宜
上、50単独として説明する。平滑用コンデンサ50に
直流電圧が確立し、かつ図外のスイッチング制御回路に
てスイッチング素子11・12を交互に動作するように
制御するとハーフブリッジ形のインバータ動作が成立す
る。本実施形態のスイッチング素子11・12はトラン
ジスタであって、たとえば他励制御形のスイッチング制
御回路が付属するが、その点の図示は省略した。インバ
ータ動作が確立すると、本発明の場合は変形8字形動作
が生まれ、整流電源40導通角が拡大し、力率が高ま
る。変形8字形動作の特色は補助ダイオード72導通後
・スイッチング素子11導通前に整流電源40が導通す
ることであるが、これは次の理由による。補助ダイオー
ド72導通にともない、補助コンデンサ71が図示極性
に充電される。このため、スイッチング素子11・12
中点の電位が高まり、スイッチング素子11の導通を抑
制する。その間に整流電源40よる給電動作ならびに補
助コンデンサ71の放電動作が進行し、前記中点電位が
適度に低減した段階でスイッチング素子11が導通す
る。したがって、補助ダイオード72・整流電源40・
スイッチング素子11の導通順序となる。図1の整流電
源40導通時に給電がなされるが、その主たる給電経路
は40−71−90となる。90の先は二手に分かれ、
分圧コンデンサ21・22を分流する。分圧コンデンサ
21を経由する電流は平滑用コンデンサ50を介して整
流電源40に戻る。整流電源40による給電は回路エネ
ルギを高めるように作用する。回路エネルギの一部は誘
導性負荷90の中で消費されるが、余った分は平滑用コ
ンデンサ50(正確には50および21・22)に蓄積
される。この蓄積は平滑用コンデンサ50電圧の上昇を
もたらし、誘導性負荷90の消費電力拡大を促し、バラ
ンスしたところが安定動作点となる。図1における分圧
用コンデンサ21・平滑用コンデンサ50のいずれか一
方が省略されても、分圧用コンデンサ22を下向きに進
む整流電源40給電経路が残る。分圧用コンデンサ22
が省略されても、分圧用コンデンサ21を上向きに進み
かつ平滑用コンデンサ50を下向きに進む給電経路が残
る。このため、本発明においても、平滑用コンデンサ5
0・分圧用コンデンサ21・分圧用コンデンサ22のう
ちのいずれか一つを省略することは可能である。図1に
おける補助ダイオード72・整流電源40を置換しても
同効である。この点に留意すると、図2の実施形態も図
1に実質的に等価であることがわかる。交流電源41電
圧が図示極性のときは図1に等価であり、逆極性のとき
は図1に対する補助ダイオード72・整流電源40置換
回路と等価となる。したがって、いずれの場合も図1に
等価となる。図2の場合は交流電源41が図示極性のと
きは44−41−49が整流電源、72が補助ダイオー
ドとなり、逆極性のときは45−41−49が整流電
源、73が補助ダイオードとなる。図2には図1の50
に相当する平滑用コンデンサはないが、直列の分圧用コ
ンデンサ21・22が平滑用コンデンサとしての役割を
兼ねるので、図1同効である。図2の49は交流電源4
1と直列に配置された高周波低減用のインダクタであ
り、交流電源41電流を滑らかにする。このような高周
波低減用のインダクタなしはコンデンサの使用は実用上
有益である。図2のインダクタ49の動作について補足
する。スイッチング素子11ターンオフにともい右向き
負荷電流(誘導性負荷90を流れる右向き電流)の経路
は整流電源40に切り替わる。しかし、インダクタ49
がある場合はその電流急増阻止作用によって右向き負荷
電流はダイオード73に流れ込む。これにともない、図
示極性の交流電源41電圧がダイオード44・73を介
してインダクタ49に印加し、インダクタ49電流が増
加する。このため、整流電源40による給電を促すこと
が可能となる。インダクタ49がある場合はインダクタ
49に蓄積された電磁エネルギの一部はダイオード72
または73を介して放出され、平滑用コンデンサ(21
・22)を充電する。
いて説明する。ここに前記図3の部品符号をなるべくそ
のまま転用し、重複する説明の一部を適宜に割愛する。
図3装置は補助コンデンサ71を備える。補助コンデン
サ71を介して一対のスイッチング素子11・12のど
ちらか一方(たとえば11)と逆並列に接続された補助
ダイオード72を備える。整流電源40は補助ダイオー
ド72を介して平滑用コンデンサ50に並列に接続され
る位置に結線される。補助ダイオード72の極性を平滑
用コンデンサ50の放電を阻止するように選択する。整
流電源40の極性を補助ダイオード72を通過する電源
電流を形成するように選択する。図1を見ればわかるよ
うに、本発明においてはスイッチング素子11・12を
主体とする日字形回路に整流電源40・補助コンデンサ
71・補助ダイオード72を配置する。日字形回路は誘
導性負荷90の電磁エネルギを放出するために必要な回
路である。本発明はこの日字形回路を整流電源40の力
率改善に利用する。本発明の日字形回路は変形8字形動
作を営む。スイッチング素子12・補助ダイオード72
・整流電源40・スイッチング素子11・整流電源40
・スイッチング素子12の順に導通する。前記8字形動
作とは少し異なる。1サイクルの変形8字形動作の中に
整流電源40が導通するチャンスが2回含まれる。本発
明においてはその折に整流電源40による給電を促し、
力率を高める。図1の整流電源40は図3のダイオード
82の役割を兼ねる。整流電源40は補助コンデンサ7
1を介して給電するが、その給電は誘導性負荷90電流
の形成に有用されるので、動作効率が高い。整流電源4
0投入時に補助ダイオード72を介して平滑用コンデン
サ50を充電する。平滑用コンデンサの範囲は図1の場
合はより正確には50および21・22であり、平滑コ
ンデンサ容量はそれらの合成値となるが、説明の便宜
上、50単独として説明する。平滑用コンデンサ50に
直流電圧が確立し、かつ図外のスイッチング制御回路に
てスイッチング素子11・12を交互に動作するように
制御するとハーフブリッジ形のインバータ動作が成立す
る。本実施形態のスイッチング素子11・12はトラン
ジスタであって、たとえば他励制御形のスイッチング制
御回路が付属するが、その点の図示は省略した。インバ
ータ動作が確立すると、本発明の場合は変形8字形動作
が生まれ、整流電源40導通角が拡大し、力率が高ま
る。変形8字形動作の特色は補助ダイオード72導通後
・スイッチング素子11導通前に整流電源40が導通す
ることであるが、これは次の理由による。補助ダイオー
ド72導通にともない、補助コンデンサ71が図示極性
に充電される。このため、スイッチング素子11・12
中点の電位が高まり、スイッチング素子11の導通を抑
制する。その間に整流電源40よる給電動作ならびに補
助コンデンサ71の放電動作が進行し、前記中点電位が
適度に低減した段階でスイッチング素子11が導通す
る。したがって、補助ダイオード72・整流電源40・
スイッチング素子11の導通順序となる。図1の整流電
源40導通時に給電がなされるが、その主たる給電経路
は40−71−90となる。90の先は二手に分かれ、
分圧コンデンサ21・22を分流する。分圧コンデンサ
21を経由する電流は平滑用コンデンサ50を介して整
流電源40に戻る。整流電源40による給電は回路エネ
ルギを高めるように作用する。回路エネルギの一部は誘
導性負荷90の中で消費されるが、余った分は平滑用コ
ンデンサ50(正確には50および21・22)に蓄積
される。この蓄積は平滑用コンデンサ50電圧の上昇を
もたらし、誘導性負荷90の消費電力拡大を促し、バラ
ンスしたところが安定動作点となる。図1における分圧
用コンデンサ21・平滑用コンデンサ50のいずれか一
方が省略されても、分圧用コンデンサ22を下向きに進
む整流電源40給電経路が残る。分圧用コンデンサ22
が省略されても、分圧用コンデンサ21を上向きに進み
かつ平滑用コンデンサ50を下向きに進む給電経路が残
る。このため、本発明においても、平滑用コンデンサ5
0・分圧用コンデンサ21・分圧用コンデンサ22のう
ちのいずれか一つを省略することは可能である。図1に
おける補助ダイオード72・整流電源40を置換しても
同効である。この点に留意すると、図2の実施形態も図
1に実質的に等価であることがわかる。交流電源41電
圧が図示極性のときは図1に等価であり、逆極性のとき
は図1に対する補助ダイオード72・整流電源40置換
回路と等価となる。したがって、いずれの場合も図1に
等価となる。図2の場合は交流電源41が図示極性のと
きは44−41−49が整流電源、72が補助ダイオー
ドとなり、逆極性のときは45−41−49が整流電
源、73が補助ダイオードとなる。図2には図1の50
に相当する平滑用コンデンサはないが、直列の分圧用コ
ンデンサ21・22が平滑用コンデンサとしての役割を
兼ねるので、図1同効である。図2の49は交流電源4
1と直列に配置された高周波低減用のインダクタであ
り、交流電源41電流を滑らかにする。このような高周
波低減用のインダクタなしはコンデンサの使用は実用上
有益である。図2のインダクタ49の動作について補足
する。スイッチング素子11ターンオフにともい右向き
負荷電流(誘導性負荷90を流れる右向き電流)の経路
は整流電源40に切り替わる。しかし、インダクタ49
がある場合はその電流急増阻止作用によって右向き負荷
電流はダイオード73に流れ込む。これにともない、図
示極性の交流電源41電圧がダイオード44・73を介
してインダクタ49に印加し、インダクタ49電流が増
加する。このため、整流電源40による給電を促すこと
が可能となる。インダクタ49がある場合はインダクタ
49に蓄積された電磁エネルギの一部はダイオード72
または73を介して放出され、平滑用コンデンサ(21
・22)を充電する。
【0007】
【発明の効果】本発明はスイッチング素子を主体とする
既存の日字形回路を利用したものであって、安価に高力
率化が図れる。また、整流電源からの給電が誘導性負荷
電流の形成に有用されるため、動作効率がよい。
既存の日字形回路を利用したものであって、安価に高力
率化が図れる。また、整流電源からの給電が誘導性負荷
電流の形成に有用されるため、動作効率がよい。
【図1】本発明の第1の実施形態を示す回路図である。
【図2】第2の実施形態を示す回路図である。
【図3】従来の回路図である。
11:スイッチング素子 12:スイッチング素子 21:分圧用コンデンサ 22:分圧用コンデンサ 40:整流電源 41:交流電源 50:平滑用コンデンサ 71:補助コンデンサ 72:補助ダイオード 73:補助ダイオード 90:誘導性負荷
Claims (1)
- 【請求項1】順直列に接続された一対のスイッチング素
子(11・12)を備え、前記一対のスイッチング素子
(11・12)を跨ぐ位置に各スイッチング素子(11
・12)に対する順方向の直流電圧を印加する平滑用コ
ンデンサ(50)を備え、前記一対のスイッチング素子
(11・12)のいずれか一方と誘導性負荷(90)を
介して並列に接続された分圧用コンデンサ(21)を備
えたハーフブリッジ形インバータにおいて、 補助コンデンサ(71)を備え、前記補助コンデンサ
(71)を介して前記一対のスイッチング素子(11・
12)のどちらか一方と逆並列に接続された補助ダイオ
ード(72)を備え、前記補助ダイオード(72)を介
して前記平滑用コンデンサ(50)に並列に接続された
整流電源(40)を備え、 前記補助ダイオード(72)の極性を前記平滑用コンデ
ンサ(50)の放電を阻止するように選択し、前記整流
電源(40)の極性を前記補助ダイオード(72)を通
過する電源電流を形成するように選択したことを特徴と
するハーフブリッジ形インバータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7345963A JPH09163760A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | ハーフブリッジ形インバータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7345963A JPH09163760A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | ハーフブリッジ形インバータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09163760A true JPH09163760A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18380200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7345963A Pending JPH09163760A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | ハーフブリッジ形インバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09163760A (ja) |
-
1995
- 1995-11-29 JP JP7345963A patent/JPH09163760A/ja active Pending
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