JP2000078854A - インバータ装置 - Google Patents
インバータ装置Info
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- JP2000078854A JP2000078854A JP10283217A JP28321798A JP2000078854A JP 2000078854 A JP2000078854 A JP 2000078854A JP 10283217 A JP10283217 A JP 10283217A JP 28321798 A JP28321798 A JP 28321798A JP 2000078854 A JP2000078854 A JP 2000078854A
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- JP
- Japan
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- power supply
- capacity capacitor
- voltage
- capacitor
- parallel
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】高力率形のフルブリッジ形のインバータ装置を
提供する 【解決手段】交流電源11電圧を整流する整流電源10
を備える。整流電源10と一つの閉回路を形成する大容
量コンデンサ20・補助インダクタ30を備える。整流
電源10・補助インダクタ30のいずれかと並列に接続
する小容量コンデンサ40を備える。交互にオンオフす
るように制御される順直列一対の主スイッチング素子5
1・52を備える。各主スイッチング素子51・52と
同期して交互にオンオフするように制御される順直列一
対の副スイッチング素子71・72を備える。両主スイ
ッチング素子51・52を含む主スイッチング回路を整
流電源10と並列に接続する。両副スイッチング素子7
1・72を含む副スイッチング回路を大容量コンデンサ
20と並列に接続する。
提供する 【解決手段】交流電源11電圧を整流する整流電源10
を備える。整流電源10と一つの閉回路を形成する大容
量コンデンサ20・補助インダクタ30を備える。整流
電源10・補助インダクタ30のいずれかと並列に接続
する小容量コンデンサ40を備える。交互にオンオフす
るように制御される順直列一対の主スイッチング素子5
1・52を備える。各主スイッチング素子51・52と
同期して交互にオンオフするように制御される順直列一
対の副スイッチング素子71・72を備える。両主スイ
ッチング素子51・52を含む主スイッチング回路を整
流電源10と並列に接続する。両副スイッチング素子7
1・72を含む副スイッチング回路を大容量コンデンサ
20と並列に接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は都合4個のスイッチ
ング素子を用いるフルブリッジ形のインバータ装置に関
するものである。本明細書におけるインバータ装置の用
語は電源回路・インバータ・インバータ負荷を含むそれ
らの総称である。
ング素子を用いるフルブリッジ形のインバータ装置に関
するものである。本明細書におけるインバータ装置の用
語は電源回路・インバータ・インバータ負荷を含むそれ
らの総称である。
【0002】
【従来の技術】整流電源電圧を平滑する大容量コンデン
サを備え、大容量コンデンサ電圧で駆動するフルブリッ
ジ形インバータを備えるインバータ装置は既知である。
フルブリッジ形インバータは都合4個のスイッチング素
子を含む。4個の内の2個をコンデンサアームに代替え
するハーフブリッジ形よりもフルブリッジ形の方が出力
電圧が高いため、高電圧仕様のインバータ負荷に適す
る。
サを備え、大容量コンデンサ電圧で駆動するフルブリッ
ジ形インバータを備えるインバータ装置は既知である。
フルブリッジ形インバータは都合4個のスイッチング素
子を含む。4個の内の2個をコンデンサアームに代替え
するハーフブリッジ形よりもフルブリッジ形の方が出力
電圧が高いため、高電圧仕様のインバータ負荷に適す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、大容量コンデンサを整流電源に直に接続する。その
場合の整流電源導通角は、よく知られているように僅少
であって、低力率形となる。本発明の目的は高力率形の
フルブリッジ形のインバータ装置を提供することであ
る。
は、大容量コンデンサを整流電源に直に接続する。その
場合の整流電源導通角は、よく知られているように僅少
であって、低力率形となる。本発明の目的は高力率形の
フルブリッジ形のインバータ装置を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、整流電源と一
つの閉回路を形成する大容量コンデンサ・補助インダク
タを備える。前記整流電源・補助インダクタのいずれか
と並列に接続する小容量コンデンサを備える。両主スイ
ッチング素子を含む主スイッチング回路を前記整流電源
と並列に接続する。両副スイッチング素子を含む副スイ
ッチング回路を前記大容量コンデンサと並列に接続す
る。
つの閉回路を形成する大容量コンデンサ・補助インダク
タを備える。前記整流電源・補助インダクタのいずれか
と並列に接続する小容量コンデンサを備える。両主スイ
ッチング素子を含む主スイッチング回路を前記整流電源
と並列に接続する。両副スイッチング素子を含む副スイ
ッチング回路を前記大容量コンデンサと並列に接続す
る。
【0005】
【発明の実施の形態】図1を用いて本発明の実施形態に
ついて説明する。図示のインバータ装置は、交流電源1
1電圧を整流する整流電源10を備える。整流電源10
と一つの閉回路を形成する大容量コンデンサ20・補助
インダクタ30を備える。整流電源10・補助インダク
タ30のいずれかと並列に接続する小容量コンデンサ4
0を備える。交互にオンオフするように制御される順直
列一対の主スイッチング素子51・52を備える。各主
スイッチング素子51・52と同期して交互にオンオフ
するように制御される順直列一対の副スイッチング素子
71・72を備える。各スイッチング素子51・52・
71・72と逆並列に接続するフライホイールダイオー
ド58・59・78・79を備える。両主スイッチング
素子51・52の接続中点と両副スイッチング素子71
・72の接続中点との間に接続する誘導性負荷60を備
える。両主スイッチング素子51・52を含む主スイッ
チング回路を整流電源10と並列に接続する。両副スイ
ッチング素子71・72を含む副スイッチング回路を大
容量コンデンサ20と並列に接続する。
ついて説明する。図示のインバータ装置は、交流電源1
1電圧を整流する整流電源10を備える。整流電源10
と一つの閉回路を形成する大容量コンデンサ20・補助
インダクタ30を備える。整流電源10・補助インダク
タ30のいずれかと並列に接続する小容量コンデンサ4
0を備える。交互にオンオフするように制御される順直
列一対の主スイッチング素子51・52を備える。各主
スイッチング素子51・52と同期して交互にオンオフ
するように制御される順直列一対の副スイッチング素子
71・72を備える。各スイッチング素子51・52・
71・72と逆並列に接続するフライホイールダイオー
ド58・59・78・79を備える。両主スイッチング
素子51・52の接続中点と両副スイッチング素子71
・72の接続中点との間に接続する誘導性負荷60を備
える。両主スイッチング素子51・52を含む主スイッ
チング回路を整流電源10と並列に接続する。両副スイ
ッチング素子71・72を含む副スイッチング回路を大
容量コンデンサ20と並列に接続する。
【0006】図1の説明を補足する。整流電源10は交
流電源11を含み、整流用ダイオード12〜15を含
む。大容量コンデンサ20・小容量コンデンサ40の区
別は相対的である。大容量コンデンサ20は安定電圧を
保持する。小容量コンデンサ40電圧は振動する。図1
の小容量コンデンサ40は整流電源10と並列である。
主スイッチング素子51・52および副スイッチング素
子71・72の主副の区別は便宜的である。主スイッチ
ング素子51・52・71・72に51・72→52・
71→52・71の順にオンするように制御する図外の
制御回路が付属する。図1の誘導性負荷60は放電灯
(蛍光ランプ)61と放電灯61に直列のバラスト用イ
ンダクタ62と放電灯61に並列の予熱用コンデンサ6
3を含む放電灯点灯回路である。図1の各スイッチング
素子51・52・79・79および各フライホイールダ
イオード58・59・78・79は51・72→59・
78→52・71→58・79→51・72の順にオン
する。それらの各オン期間の動作は次のようなものであ
る。 (1)主スイッチング素子51・副スイッチング素子7
2のオン期間
流電源11を含み、整流用ダイオード12〜15を含
む。大容量コンデンサ20・小容量コンデンサ40の区
別は相対的である。大容量コンデンサ20は安定電圧を
保持する。小容量コンデンサ40電圧は振動する。図1
の小容量コンデンサ40は整流電源10と並列である。
主スイッチング素子51・52および副スイッチング素
子71・72の主副の区別は便宜的である。主スイッチ
ング素子51・52・71・72に51・72→52・
71→52・71の順にオンするように制御する図外の
制御回路が付属する。図1の誘導性負荷60は放電灯
(蛍光ランプ)61と放電灯61に直列のバラスト用イ
ンダクタ62と放電灯61に並列の予熱用コンデンサ6
3を含む放電灯点灯回路である。図1の各スイッチング
素子51・52・79・79および各フライホイールダ
イオード58・59・78・79は51・72→59・
78→52・71→58・79→51・72の順にオン
する。それらの各オン期間の動作は次のようなものであ
る。 (1)主スイッチング素子51・副スイッチング素子7
2のオン期間
【0007】次の(11)(12)(13)の動作が進
行する。(11)から(12)へは急に切り替わる。
(12)から(13)へは緩慢に切り替わり、その過程
で両動作が併存する。 (11)40→51→60→72→40の閉回路に電流
が流れる。これにより、小容量コンデンサ40が放電
し、誘導性負荷60に電磁エネルギを蓄積する。この状
態は小容量コンデンサ40電圧が整流電源10電圧(瞬
時値)に等しくなるまで続く。 (12)10→51→60→72→10の閉回路に電流
が流れる。これにより、整流電源10給電(整流電源1
0からの電力供給)がなされる。 (13)補助インダクタ30の右向き電流が左向き電流
に転向する。左向き電流が増加すると、誘導性負荷60
電流は20→30→51→60→72→20の閉回路を
介して流れる。これにより、大容量コンデンサ20が放
電し、誘導性負荷60に電磁エネルギを蓄積する。この
状態は主スイッチング素子51・副スイッチング素子7
2がターンオフするまで続く。
行する。(11)から(12)へは急に切り替わる。
(12)から(13)へは緩慢に切り替わり、その過程
で両動作が併存する。 (11)40→51→60→72→40の閉回路に電流
が流れる。これにより、小容量コンデンサ40が放電
し、誘導性負荷60に電磁エネルギを蓄積する。この状
態は小容量コンデンサ40電圧が整流電源10電圧(瞬
時値)に等しくなるまで続く。 (12)10→51→60→72→10の閉回路に電流
が流れる。これにより、整流電源10給電(整流電源1
0からの電力供給)がなされる。 (13)補助インダクタ30の右向き電流が左向き電流
に転向する。左向き電流が増加すると、誘導性負荷60
電流は20→30→51→60→72→20の閉回路を
介して流れる。これにより、大容量コンデンサ20が放
電し、誘導性負荷60に電磁エネルギを蓄積する。この
状態は主スイッチング素子51・副スイッチング素子7
2がターンオフするまで続く。
【0008】(2)フライホイールダイオード59・7
8のオン期間 次の(21)(22)の動作が併存する。 (21)60→78→20→59→60の閉回路に電流
が流れる。これにより、誘導性負荷60の電磁エネルギ
が放出し、大容量コンデンサ20が充電する。この状態
は誘導性負荷60の電磁エネルギが空になるまで続く。 (22)30→40→59→60→78→30の閉回路
に電流が流れる。これにより、補助インダクタ30・誘
導性負荷60の電磁エネルギが放出し、小容量コンデン
サ40が充電する。(21)(22)の各閉回路電流は
誘導性負荷60の箇所で重畳する。 (3)主スイッチング素子52・副スイッチング素子7
1のオン期間次の(31)(32)の動作が進行する。
(31)から(32)への動作は緩慢に切り替わり、そ
の過程で両動作が併存する。 (31)40→30→71→60→52→40の閉回路
に電流が流れる。これにより、小容量コンデンサ40が
放電し、補助インダクタ30が充電し、誘導性負荷60
に電磁エネルギを蓄積する。この状態は補助インダクタ
30が極大値を越えて低下し、かつゼロになるまで続
く。 (32)20→71→60→59→20の閉回路に電流
が流れる。これにより、大容量コンデンサ20が放電
し、誘導性負荷60に電磁エネルギを蓄積する。この状
態は主スイッチング素子52・副スイッチング素子71
がターンオフするまで続く。
8のオン期間 次の(21)(22)の動作が併存する。 (21)60→78→20→59→60の閉回路に電流
が流れる。これにより、誘導性負荷60の電磁エネルギ
が放出し、大容量コンデンサ20が充電する。この状態
は誘導性負荷60の電磁エネルギが空になるまで続く。 (22)30→40→59→60→78→30の閉回路
に電流が流れる。これにより、補助インダクタ30・誘
導性負荷60の電磁エネルギが放出し、小容量コンデン
サ40が充電する。(21)(22)の各閉回路電流は
誘導性負荷60の箇所で重畳する。 (3)主スイッチング素子52・副スイッチング素子7
1のオン期間次の(31)(32)の動作が進行する。
(31)から(32)への動作は緩慢に切り替わり、そ
の過程で両動作が併存する。 (31)40→30→71→60→52→40の閉回路
に電流が流れる。これにより、小容量コンデンサ40が
放電し、補助インダクタ30が充電し、誘導性負荷60
に電磁エネルギを蓄積する。この状態は補助インダクタ
30が極大値を越えて低下し、かつゼロになるまで続
く。 (32)20→71→60→59→20の閉回路に電流
が流れる。これにより、大容量コンデンサ20が放電
し、誘導性負荷60に電磁エネルギを蓄積する。この状
態は主スイッチング素子52・副スイッチング素子71
がターンオフするまで続く。
【0009】(4)フライホイールダイオード58・7
9のオン期間 60→58→40→79→60の閉回路に電流が流れ
る。これにより、誘導性負荷60の電磁エネルギが放出
し、小容量コンデンサ40が充電する。この状態は誘導
性負荷60の電磁エネルギが空になるまで続く。(4)
期間後に冒頭の(1)期間に戻り、動作を繰り返す。図
1の動作を補足する。大容量コンデンサ20電圧は安定
であるため、整流電源10電圧(瞬時値)の谷間期であ
っても、(3)期間に大量の電磁エネルギを誘導性負荷
60に蓄積することができる。その大量の電磁エネルギ
を(4)期間に適度に小さな小容量コンデンサ40へ与
え、小容量コンデンサ40電圧を適度に高めることがで
きる。その小容量コンデンサ40電圧は整流電源10電
圧の不足を補う用に作用する。高い小容量コンデンサ4
0電圧は誘導性負荷60ないしは補助インダクタ30を
介してなされる放電により、急速に低下する。その急低
下の折に整流電源10給電を誘発する。そのため、整流
電源10導通角が広がり、高力率化する。一方、整流電
源10給電は回路エネルギを高め、大容量コンデンサ2
0電圧を高める。
9のオン期間 60→58→40→79→60の閉回路に電流が流れ
る。これにより、誘導性負荷60の電磁エネルギが放出
し、小容量コンデンサ40が充電する。この状態は誘導
性負荷60の電磁エネルギが空になるまで続く。(4)
期間後に冒頭の(1)期間に戻り、動作を繰り返す。図
1の動作を補足する。大容量コンデンサ20電圧は安定
であるため、整流電源10電圧(瞬時値)の谷間期であ
っても、(3)期間に大量の電磁エネルギを誘導性負荷
60に蓄積することができる。その大量の電磁エネルギ
を(4)期間に適度に小さな小容量コンデンサ40へ与
え、小容量コンデンサ40電圧を適度に高めることがで
きる。その小容量コンデンサ40電圧は整流電源10電
圧の不足を補う用に作用する。高い小容量コンデンサ4
0電圧は誘導性負荷60ないしは補助インダクタ30を
介してなされる放電により、急速に低下する。その急低
下の折に整流電源10給電を誘発する。そのため、整流
電源10導通角が広がり、高力率化する。一方、整流電
源10給電は回路エネルギを高め、大容量コンデンサ2
0電圧を高める。
【0010】図1の補助インダクタ30について補足す
る。補助インダクタ30は大容量コンデンサ20電圧と
異なる小容量コンデンサ40電圧となることを許容す
る。それによる高い小容量コンデンサ40電圧は整流電
源10電圧(瞬時値)の不足を補い、低い小容量コンデ
ンサ40電圧は整流電源10給電を促す。補助インダク
タ30は大容量コンデンサ20電圧・小容量コンデンサ
40電圧を均衡させる。大容量コンデンサ20電圧が相
対的に高い場合は誘導性負荷60に左向き傾向の低周波
成分電流を与え、低い場合は右向き傾向の低周波成分電
流を与えるが、補助インダクタ30はその低周波成分電
流を吸収するように作用する。図2について説明する。
本発明に係る図2のインバータ装置は図1に類似する。
異なる点は小容量コンデンサ40の接続位置である。図
1における小容量コンデンサ40は整流電源10と直に
並列に接続され、あるいは大容量コンデンサ20を介し
て補助インダクタ30と並列に接続される。図2におけ
る小容量コンデンサ40は大容量コンデンサ20を介し
て整流電源10と並列に接続され、あるいは直に補助イ
ンダクタ30と並列に接続される。図2の小容量コンデ
ンサ40電圧は大容量コンデンサ20電圧の分だけ図1
のそれより低くなるが、それ以外の点では同じであり、
かつ図1と同効である。ちなみに、図2の40→30→
40の閉回路成分電流は図1の40→30→20→40
の閉回路成分電流と一致する。また、図2においては誘
導性負荷60の電磁エネルギを60→58→40→20
→79→60の閉回路を介して小容量コンデンサ40へ
与え、それにより高い小容量コンデンサ40電圧を形成
する。それによる高い小容量コンデンサ40電圧は40
→51→60→72→20→40の閉回路電流を形成す
る。そして、大容量コンデンサ40電圧・小容量コンデ
ンサ40電圧の和が低下して整流電源10給電を促す。
る。補助インダクタ30は大容量コンデンサ20電圧と
異なる小容量コンデンサ40電圧となることを許容す
る。それによる高い小容量コンデンサ40電圧は整流電
源10電圧(瞬時値)の不足を補い、低い小容量コンデ
ンサ40電圧は整流電源10給電を促す。補助インダク
タ30は大容量コンデンサ20電圧・小容量コンデンサ
40電圧を均衡させる。大容量コンデンサ20電圧が相
対的に高い場合は誘導性負荷60に左向き傾向の低周波
成分電流を与え、低い場合は右向き傾向の低周波成分電
流を与えるが、補助インダクタ30はその低周波成分電
流を吸収するように作用する。図2について説明する。
本発明に係る図2のインバータ装置は図1に類似する。
異なる点は小容量コンデンサ40の接続位置である。図
1における小容量コンデンサ40は整流電源10と直に
並列に接続され、あるいは大容量コンデンサ20を介し
て補助インダクタ30と並列に接続される。図2におけ
る小容量コンデンサ40は大容量コンデンサ20を介し
て整流電源10と並列に接続され、あるいは直に補助イ
ンダクタ30と並列に接続される。図2の小容量コンデ
ンサ40電圧は大容量コンデンサ20電圧の分だけ図1
のそれより低くなるが、それ以外の点では同じであり、
かつ図1と同効である。ちなみに、図2の40→30→
40の閉回路成分電流は図1の40→30→20→40
の閉回路成分電流と一致する。また、図2においては誘
導性負荷60の電磁エネルギを60→58→40→20
→79→60の閉回路を介して小容量コンデンサ40へ
与え、それにより高い小容量コンデンサ40電圧を形成
する。それによる高い小容量コンデンサ40電圧は40
→51→60→72→20→40の閉回路電流を形成す
る。そして、大容量コンデンサ40電圧・小容量コンデ
ンサ40電圧の和が低下して整流電源10給電を促す。
【0012】
【発明の効果】本発明は、整流電源10と一つの閉回路
を形成する大容量コンデンサ20・補助インダクタ30
を備えること、前記整流電源10・補助インダクタ30
のいずれかと並列に接続する小容量コンデンサ40を備
えこと、両主スイッチング素子51・52を含む主スイ
ッチング回路を前記整流電源10と並列に接続するこ
と、両副スイッチング素子71・72を含む副スイッチ
ング回路を前記大容量コンデンサ20と並列に接続する
こと…を主たる特徴事項とするものである。これによれ
ば、高力率形のフルブリッジ形のインバータ装置が得ら
れる。また、構造が簡単で安価に実施できる。
を形成する大容量コンデンサ20・補助インダクタ30
を備えること、前記整流電源10・補助インダクタ30
のいずれかと並列に接続する小容量コンデンサ40を備
えこと、両主スイッチング素子51・52を含む主スイ
ッチング回路を前記整流電源10と並列に接続するこ
と、両副スイッチング素子71・72を含む副スイッチ
ング回路を前記大容量コンデンサ20と並列に接続する
こと…を主たる特徴事項とするものである。これによれ
ば、高力率形のフルブリッジ形のインバータ装置が得ら
れる。また、構造が簡単で安価に実施できる。
【図1】本発明装置の回路図である。
【図2】本発明装置の別の回路図である。
【符号の説明】 11:交流電源 10:整流電源 20:大容量コンデンサ 30:補助インダクタ 40:小容量コンデンサ 51・52:主スイッチング素子 58・59:フライホイールダイオード 60:誘導性負荷 71・72:副スイッチング素子 78・79:フライホイールダイオード
Claims (1)
- 【請求項1】交流電源(11)電圧を整流する整流電源
(10)を備え、前記整流電源(10)と一つの閉回路
を形成する大容量コンデンサ(20)・補助インダクタ
(30)を備え、前記整流電源(10)・補助インダク
タ(30)のいずれかと並列に接続する小容量コンデン
サ(40)を備え、交互にオンオフするように制御され
る順直列一対の主スイッチング素子(51・52)を備
え、前記各主スイッチング素子(51・52)と同期し
て交互にオンオフするように制御される順直列一対の副
スイッチング素子(71・72)を備え、前記各スイッ
チング素子(51・52・71・72)と逆並列に接続
するフライホイールダイオード(58・59・78・7
9)を備え、 前記両主スイッチング素子(51・52)の接続中点と
前記両副スイッチング素子(71・72)の接続中点と
の間に接続する誘導性負荷(60)を備え、前記両主ス
イッチング素子(51・52)を含む主スイッチング回
路を前記整流電源(10)と並列に接続し、前記両副ス
イッチング素子(71・72)を含む副スイッチング回
路を前記大容量コンデンサ(20)と並列に接続したこ
とを特徴とするインバータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10283217A JP2000078854A (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | インバータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10283217A JP2000078854A (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | インバータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000078854A true JP2000078854A (ja) | 2000-03-14 |
Family
ID=17662629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10283217A Pending JP2000078854A (ja) | 1998-08-28 | 1998-08-28 | インバータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2000078854A (ja) |
-
1998
- 1998-08-28 JP JP10283217A patent/JP2000078854A/ja active Pending
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