JPH09163656A - コイルボビンおよびその組み合わせ構造 - Google Patents

コイルボビンおよびその組み合わせ構造

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JPH09163656A
JPH09163656A JP32004795A JP32004795A JPH09163656A JP H09163656 A JPH09163656 A JP H09163656A JP 32004795 A JP32004795 A JP 32004795A JP 32004795 A JP32004795 A JP 32004795A JP H09163656 A JPH09163656 A JP H09163656A
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JP
Japan
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winding
coil bobbin
winding lead
terminal
axial direction
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JP32004795A
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English (en)
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Junichi Nakamura
純一 中村
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】形状が小形になっても巻線引出端子への巻線の
引き出し作業を巻線自動機で容易に自動的に行えるよう
にする。 【解決手段】複数の巻線引出端子12,14,16がフ
ランジ8に対して端子取付部材10を介して設けられ、
巻線自動機による巻線引き出しの際には中央の巻線引出
端子14が他の巻線引出端子12,16に対して胴部6
軸方向に位置ずれして互いに隣接する巻線引出端子1
2,14,16どうしの間隔を広げられ、巻線引き出し
の後は中央の巻線引出端子14が他の巻線引出端子1
2,16と一列状態の位置に移動可能として小形化を図
れる構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻線を巻き付ける
ための胴部とその胴部の軸方向両側にフランジとを備
え、このフランジには胴部に巻き付けられた巻線を引き
出すための巻線引出端子を備えたコイルボビンおよびそ
の組み合わせ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6を参照して従来のコイルボビンの構
造について説明する。図6aはこのコイルボビンの正面
図であり、図6bはこのコイルボビンの側面図である。
このコイルボビン2は、巻線が巻き付けられる胴部6
と、この胴部6の軸方向両側に設けられるフランジ8と
を具備している。一方のフランジ8の外側面には端子取
付部材10が取り付けられている。端子取付部材10に
は、胴部6に巻き付けられた巻線の引き出しのための複
数の巻線引出端子12,14,16がフランジ8の周方
向に沿って一列状態になっている。図6aでは右側は例
えば巻線の巻始め端の引き出しのための巻線引出端子1
2、中央側は巻線の途中部の引き出しのための巻線引出
端子14、左側は例えば巻線の巻終わり端の引き出しの
ための巻線引出端子16である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
コイルボビンを備える電気機器例えばモータにおいて
は、その小形化の促進のためにコイルボビンの外形形状
の小形化すなわちフランジの外形形状の小形化のために
端子取付部材もフランジの周方向長が短縮化されること
になる。このような端子取付部材におけるフランジの周
方向長の短縮化はそれぞれの巻線引出端子の相互間の隣
接間隔が狭くなってくることになるために、この巻線引
出端子に巻線を自動的に引き出して巻き付ける巻線自動
機においては狭い巻線引出端子間を通して巻線を引き出
してそれらにからげさせて巻き付けるのが困難となり、
巻線自動機による自動引き出しにかえてコストも時間も
かかる人手による組み立て作業に頼らざるを得なくなる
という課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に係る本発明のコイルボビンにおいて
は巻線が巻き付けられる胴部と、前記胴部の軸方向両側
に設けられたフランジとを有し、前記胴部に巻き付けら
れる巻線の引き出しのための複数の巻線引出端子が少な
くとも一方のフランジに端子取付部材を介してまたは直
接的に設けられており、互いに隣接する巻線引出端子ど
うしは巻線の引き出しの際には前記胴部の軸方向に対し
て相対的に位置ずれ状態にあることを特徴としている。
【0005】本発明は好ましくは、請求項2に記載のよ
うに前記位置ずれのために前記巻線引出端子どうしが相
対的に前記軸方向に可動することを特徴としてもよい。
【0006】本発明は好ましくは、請求項3に記載のよ
うに前記フランジに端子取付部材が固定され、この端子
取付部材に各巻線引出端子それぞれが取り付けられ、い
ずれかの巻線引出端子が、他の巻線引出端子に対して相
対的に位置ずれするために、巻線を引き出して取り付け
る際には前記軸方向に相対的に位置ずれされた状態で仮
止め可能であり、巻線の引き出し取り付けが終了した際
には所定位置に相対的に移動可能であることを特徴とし
てもよい。
【0007】本発明はさらに好ましくは請求項4に記載
のように前記中央側の巻線引出端子が所定位置に相対的
に移動した状態で前記各巻線引出端子がフランジの周方
向に互いに一列状態に整列されることを特徴としてもよ
い。
【0008】本発明はさらに好ましくは請求項5に記載
のように前記端子取付部材はフランジの周方向中央側が
前記軸方向に突出されているとともに、その突出部分に
は前記軸方向に沿うまたはほぼ沿うスリットを有し、か
つそのスリットの外方と内方の端部それぞれには前記中
央側巻線引出端子の仮止め部と位置決め部とをそれぞれ
有していることを特徴としてもよい。
【0009】請求項6に係る本発明のコイルボビンの組
み合わせ構造においては、請求項5記載のコイルボビン
を少なくとも一対有し、各コイルボビンはそれぞれのフ
ランジの側面を相対向させて組み付けられるものであっ
て、それぞれのフランジには前記突出部分が入り込める
挿入部が形成されており、かつそれぞれの挿入部には突
起が配備されており、各コイルボビンがそれぞれのフラ
ンジの側面を相対向させて組み付けられる際には、一方
のコイルボビン側におけるスリットの仮止め部に仮止め
されている中央側巻線引出端子が他方のコイルボビン側
における突起によって前記スリット内を介して前記位置
決め部に向けて押し込まれる構成を有することによっ
て、上述した課題を解決している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0011】図1ないし図3は本発明の実施の形態に係
るコイルボビンを示している。これらの図にはコイルボ
ビン2a,2bの一対が示されている。また、図4はこ
の一対のコイルボビン2a,2bが組み込まれたPM型
の2相励磁方式のステッピングモータ4の分解された構
成を示している。なお、本発明はステッピングモータに
限らずACモータにも適用できる。
【0012】これらの図を参照して、一対のコイルボビ
ン2a,2bは後述する端子取付部材10と挿入部26
などの位置関係が逆になり、かつ相対向するフランジ側
にこれらが設けられる以外は同形状を有している。これ
らコイルボビン2a,2bはそれぞれ図示省略された巻
線が巻き付けられる胴部6と、この胴部6の軸方向両側
それぞれのフランジ8とを有している。これらコイルボ
ビン2a,2bは図4のステッピングモータ4において
は互いにそれぞれの一方のフランジ8の側面を相対向さ
せて組み付けられるものである。この一方のフランジ8
には絶縁性部材例えば樹脂製の端子取付部材10が配備
されている。この端子取付部材10には、導電性例えば
金属製の複数の巻線引出端子、本実施の形態においては
3本の巻線引出端子12,14,16が取り付けられる
ようになっている。そして、この端子取付部材10はフ
ランジ8に取り付けられた配置状態で該フランジ8の周
方向中央側が胴部6の軸方向で図1ではコイルボビン2
a,2bそれぞれの相対向するフランジ8方向に突出し
た突出部分18を有しかつ、その中央の両側には胴部6
に巻き付けられた巻線の巻始め端と巻終わり端とを引き
出して巻き付ける巻線引出端子12,14が固定されて
いる。端子取付部材10の突出部分18には、巻線の途
中部分を引き出して巻き付けるための中央側巻線引出端
子14が後述のようにして取り付けられるようになって
いる。すなわち、端子取付部材10の突出部分18には
前記軸方向に沿うもしくはほぼ沿うスリット20が形成
されている。このスリット20は一定幅をもって軸方向
にストレートに延びているが、その外方端部には中央側
巻線引出端子14の仮止め部22として幅が拡大されて
中央側巻線引出端子14の断面形状に好ましくは合致し
た形状とされて中央側巻線引出端子14の仮止めが可能
にされ、また、その内方端部にも中央側巻線引出端子1
4の位置決め部24として幅が拡大されて中央側巻線引
出端子14の断面形状に好ましくは合致した形状にされ
て中央側巻線引出端子14をその位置決め部24で位置
決め可能にされている。このようなスリット20の形状
によって中央側巻線引出端子14はスリット20外方端
部の仮止め部で仮止め可能であり、また、スリット20
内を該スリット20の幅を弾性的に拡大させつつ巻線引
出端子14は仮止め部22の位置から内方端部の位置決
め部24まで移動し、その位置決め部24で位置決め固
定され得るようになっている。
【0013】これら各コイルボビン2a,2bはそれぞ
れのフランジ8の側面を相対向させて組み付けられる際
に、それぞれのフランジ8に取り付けられた端子取付部
材10の中央側突出部分18が入り込める挿入部26と
しての切り欠きが該フランジ8の外周縁に形成されてい
るとともに、それぞれの挿入部26一方向上方に臨むよ
うにしてフランジ8部分にはスリット20内に挿入でき
る幅を有した突起28が固定配備されている。そして、
各コイルボビン2a,2bがそれぞれのフランジ8の側
面を相対向させて組み付けられる際には、一方のコイル
ボビン2a側におけるスリット20の仮止め部22に仮
止めされている中央側巻線引出端子14が他方のコイル
ボビン2b側における突起28によってスリット20内
を介して位置決め部24に向けて押し込まれるようにな
っている。
【0014】したがって、上述した本実施の形態に係る
コイルボビン2a,2bの形状によれば、端子取付部材
10のスリット20の外方端部の仮止め部22に中央側
巻線引出端子14を仮止めしておき、この仮止め状態で
は、巻線の巻始め端側の巻線引出端子12と、これに隣
接する中央側巻線引出端子14と、さらにこの中央側巻
線引出端子14に隣接する巻線の巻終わり端側の巻線引
出端子16とは、胴部6の軸方向に位置ずれしているの
で、これらがフランジ8の周方向に沿って一列状態に配
備されている従来のものとくらべた場合、互いに隣接す
る巻線引出端子12,14,16どうしの間隔が広くな
る結果、自動巻線機で容易に自動巻線することが可能と
なる。こうして、一対のコイルボビン2a,2bのそれ
ぞれに自動巻線機ですべての巻線引出端子12,14,
16に巻線を引き出して巻き付け半田付けした後は、そ
れぞれのフランジ8の側面を相対向させたうえで近付け
ると、互いのコイルボビン2a,2bそれぞれにおいて
仮止めされている中央側巻線引出端子14は、相対向す
るコイルボビン2a,2bそれぞれの挿入部26におけ
る突起28で押し込まれてスリット20内を内方側に移
動させられ、図3で示すように内方端部の位置決め部2
4で位置決めされて固定される結果、各巻線引出端子1
2,14,16はフランジ8の周方向に一列状態に整列
され、これによって複数の巻線引出端子の互いの間隔を
狭ピッチにできる結果、コイルボビン2a,2bの形状
が小形になっても自動巻線機での巻線の自動引き出し巻
き付け作業が容易になる一方で、このようなコイルボビ
ン2a,2bを組み込むモータなどの電気機器の小形化
に十分対応できることになる。
【0015】このような図1ないし図3で示されたコイ
ルボビンを図4を参照して説明するようにステッピング
モータ4に組み込む場合について説明する。このステッ
ピングモータ4は、上述したように、PM型の2相励磁
方式のものであって、そのために外側ステータ30、永
久磁石で構成されたロータ32、第1のコイルボビン2
a、第1の内側ステータ34、第2の内側ステータ3
6、第2のコイルボビン2bおよびケーシング38を具
備している。外側ステータ30は外面に筒状突出部30
a、また内面に図示していないリング状に配備された複
数の磁極をそれぞれ有している。ロータ32は中央部に
外側ステータ30の突出部30aに挿通される回転軸3
2aが突出されている。第1および第2ののコイルボビ
ン2a,2bは上述した構造を有し、胴部にはロータ挿
通用の円形の開口を有している。第1のステータ34
は、中央部が円形にロータ挿通用の開口34aを有して
おり、この開口縁周囲に沿って図で上方に向けられた複
数の磁極34bが配備されている。第2のステータ36
は中央部が円形にロータ挿通用の開口36aを有してお
り、この開口縁周囲に沿って図で下方に向けられた複数
の磁極36bが配備されている。ケーシング38はこれ
らモータの要素を収納することができる容積を有しか
つ、側面に前記各コイルボビン2a,2bそれぞれの巻
線引出端子を外部に導出させる開口38aを有している
とともに、図示されていない複数の磁極が配備されてい
る。そして、ケーシング38内にこれらを収納して組み
立てると、外側ステータ30と第1の内側ステータ34
それぞれの磁極どうしが第1のコイルボビン2aの胴部
開口内において、また第2の内側ステータ36とケーシ
ング38それぞれの磁極どうしが第2のコイルボビン2
bの胴部開口内においてそれぞれ互いにくしの歯状にロ
ータ32の外周面に対向して位置されることになる。こ
のようなステッピングモータ4においては、各コイルボ
ビン2a,2bそれぞれの胴部に巻き付けられた巻線が
ロータ32に対して2相状態に配設され、各コイルボビ
ン2a,2bの中央側巻線引出端子に引き出された巻線
の途中部を例えばコモンとし、その両側の巻線引出端子
に一定周期のパルス信号を印加して巻線を励磁すれば、
ロータ32がステップ状に回転駆動されることになる。
なお、上記ステッピングモータ4の駆動方法は上記以外
にも各種が考えられるが、その駆動方法をどのようにす
るかについては本実施の形態とは直接の関係がないので
詳しい説明は省略する。
【0016】なお、本発明の他の実施の形態において
は、中央側巻線引出端子は上述したようにコイルボビン
の胴部の軸方向に可動としたが、例えば図5で示すよう
に、端子取付部材10には中央側巻線引出端子14の両
側それぞれの巻線引出端子12,16を固定しておき、
中央側巻線引出端子14についてはフランジ8の端面に
配置固定して、隣接する巻線引出端子どうしを胴部軸方
向に位置ずれさせるようにしてもよい。
【0017】なお、本発明においてはコイルボビンを2
つ用いたステッピングモータに適用して説明したが、コ
イルボビンを1つ用いるモータでもよく、また、モータ
に限ることはなく、例えばトランスのようにコイルボビ
ンを使用する電気機器に適用することができることは言
うまでもない。
【0018】なお、本発明においては巻線引出端子が3
本の場合について説明したが、3本に限定されるもので
はなく、要するに複数の巻線引出端子を有するものであ
ればよく、隣接する巻線引出端子どうしをコイルボビン
の胴部の軸方向に位置ずれさせるようにするとよい。
【0019】なお、本発明においては中央側巻線引出端
子が胴部軸方向に移動してそれの両側の巻線引出端子に
対して位置ずれしているようになっているが、その両側
の巻線引出端子を中央側の巻線引出端子に対して該軸方
向に移動させることで位置ずれされるようにしてもよ
く、要するに、それぞれの巻線引出端子が隣接する巻線
引出端子に対して巻線引き出しの際には相対的に移動し
て軸方向に位置ずれするようにすればよい。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば次の効果を
奏することができる。
【0021】請求項1の発明 巻線が巻き付けられる胴部と、前記胴部の軸方向両側に
設けられたフランジとを有し、前記胴部に巻き付けられ
る巻線の引き出しのための複数の巻線引出端子が少なく
とも一方のフランジに端子取付部材を介してまたは直接
的に設けられており、互いに隣接する巻線引出端子どう
しは巻線の引き出しの際には前記胴部の軸方向に対して
相対的に位置ずれ状態にあることから、巻線引き出しの
際においては隣接する巻線引出端子どうしの間隔が広く
なっていて巻線自動機による巻線引き出しが容易とな
る。
【0022】請求項2の発明 前記位置ずれのために前記巻線引出端子どうしが相対的
に前記軸方向に可動するから、巻線の引き出しの際には
例えば中央の巻線引出端子が他の巻線引出端子に対して
胴部軸方向に位置ずれして互いに隣接する巻線引出端子
どうしの間隔を広げられ、巻線自動機による巻線引き出
し作業が容易となる。
【0023】請求項3の発明 前記フランジに端子取付部材が固定され、この端子取付
部材に各巻線引出端子それぞれが取り付けられ、中央側
の巻線引出端子が巻線を引き出して取り付ける際には前
記軸方向に相対的に位置ずれされた状態で仮止め可能で
あり、巻線の引き出し取り付けが終了した際には所定位
置に相対的に移動可能であることから、巻線引き出し作
業の際には巻線を仮止めし、巻線引き出し終了後は所定
位置に移動させることができ、巻線自動機による巻線引
き出し作業がより容易となる。
【0024】請求項4の発明 前記中央側の巻線引出端子が所定位置に相対的に移動し
た状態で前記各巻線引出端子がフランジの周方向に互い
に一列状態に整列されることから、巻線引き出し後の巻
線引出端子の配置状態はフランジの外側にはみでないの
でコイルボビンとしての小形化に便利である。
【0025】請求項5の発明 前記端子取付部材はフランジの周方向中央側が前記軸方
向に突出されているとともに、その突出部分には前記軸
方向にほぼ沿うスリットを有し、かつそのスリットの外
方と内方の端部それぞれには前記中央側巻線引出端子の
仮止め部と位置決め部とをそれぞれ有していることか
ら、巻線の引き出しを仮止め部で行い、その後はスリッ
トに沿って巻線引出端子を押し込み位置決め部に位置決
めできるから、巻線自動機による自動化の一層の促進を
期すことができる。
【0026】請求項6の発明 前記コイルボビンを少なくとも一対有し、各コイルボビ
ンはそれぞれのフランジの側面を相対向させて組み付け
られるものであって、それぞれのフランジには前記突出
部分が入り込める挿入部が形成されており、かつそれぞ
れの挿入部には突起が配備されており、各コイルボビン
がそれぞれのフランジの側面を相対向させて組み付けら
れる際には、一方のコイルボビン側におけるスリットの
仮止め部に仮止めされている中央側巻線引出端子が他方
のコイルボビン側における突起によって前記スリット内
を介して前記位置決め部に向けて押し込まれることか
ら、コイルボビンを一対有するモータなどに組み込む場
合には、それぞれのコイルボビンにおける各巻線引出端
子に巻線を引き出して巻き付けた後で、モータの他の構
成要素と共に一対のコイルボビンを組み込む際の組み込
み作業が容易になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る一対のコイルボビンの
斜視図。
【図2】図1の一対のコイルボビンの平面図。
【図3】図1の一対のコイルボビンの組み付け状態を示
す平面図。
【図4】図1の一対のコイルボビンを組み込むステッピ
ングモータの分解斜視図。
【図5】コイルボビンの他の変形例に係り、(a)は正
面図、(b)は側面図。
【図6】従来のコイルボビンに係り、(a)は正面図、
(b)は側面図。
【符号の説明】
2a,2b コイルボビン 4 ステッピングモータ 6 胴部 8 フランジ 10 端子取付部材 12,14,16 巻線引出端子 18 突出部分 20 スリット 22 仮止め部 24 位置決め部 26 挿入部 28 突起

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線が巻き付けられる胴部と、前記胴部
    の軸方向両側に設けられたフランジとを有し、前記胴部
    に巻き付けられる巻線の引き出しのための複数の巻線引
    出端子が少なくとも一方のフランジに端子取付部材を介
    してまたは直接的に設けられており、互いに隣接する巻
    線引出端子どうしは巻線の引き出しの際には前記胴部の
    軸方向に対して相対的に位置ずれ状態にあることを特徴
    とするコイルボビン。
  2. 【請求項2】 前記位置ずれのために前記巻線引出端子
    どうしが相対的に前記軸方向に可動することを特徴とす
    る前記請求項1記載のコイルボビン。
  3. 【請求項3】 前記フランジに端子取付部材が固定さ
    れ、この端子取付部材に各巻線引出端子それぞれが取り
    付けられ、いずれかの巻線引出端子が、他の巻線引出端
    子に対して相対的に位置ずれするために、巻線を引き出
    して取り付ける際には前記軸方向に相対的に位置ずれさ
    れた状態で仮止め可能であり、巻線の引き出し取り付け
    が終了した際には所定位置に相対的に移動可能であるこ
    とを特徴とする前記請求項2記載のコイルボビン。
  4. 【請求項4】 前記中央側の巻線引出端子が所定位置に
    相対的に移動した状態で前記各巻線引出端子がフランジ
    の周方向に互いに一列状態に整列されることを特徴とす
    る請求項3記載のコイルボビン。
  5. 【請求項5】 前記端子取付部材はフランジの周方向中
    央側が前記軸方向に突出されているとともに、その突出
    部分には前記軸方向に沿うまたはほぼ沿うスリットを有
    し、かつそのスリットの外方と内方の端部それぞれには
    前記中央側巻線引出端子の仮止め部と位置決め部とをそ
    れぞれ有していることを特徴とする請求項3または4記
    載のコイルボビン。
  6. 【請求項6】 前記請求項5記載のコイルボビンを少な
    くとも一対有し、各コイルボビンはそれぞれのフランジ
    の側面を相対向させて組み付けられるものであって、そ
    れぞれのフランジには前記突出部分が入り込める挿入部
    が形成されており、かつそれぞれの挿入部には突起が配
    備されており、各コイルボビンがそれぞれのフランジの
    側面を相対向させて組み付けられる際には、一方のコイ
    ルボビン側におけるスリットの仮止め部に仮止めされて
    いる中央側巻線引出端子が他方のコイルボビン側におけ
    る突起によって前記スリット内を介して前記位置決め部
    に向けて押し込まれることを特徴とするコイルボビンの
    組み合わせ構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7990000B2 (en) * 2007-04-11 2011-08-02 Minebea Co., Ltd. Small diameter stepping motor, bobbin used therein and manufacturing method thereof
CN115331909A (zh) * 2022-08-26 2022-11-11 苏州东菱振动试验仪器有限公司 一种驱动线圈结构、绕线模具及绕制工艺

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WO2024040776A1 (zh) * 2022-08-26 2024-02-29 苏州东菱振动试验仪器有限公司 驱动线圈结构、绕线模具及绕制工艺

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