JPH08116659A - ステップモータ - Google Patents

ステップモータ

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Publication number
JPH08116659A
JPH08116659A JP24758094A JP24758094A JPH08116659A JP H08116659 A JPH08116659 A JP H08116659A JP 24758094 A JP24758094 A JP 24758094A JP 24758094 A JP24758094 A JP 24758094A JP H08116659 A JPH08116659 A JP H08116659A
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JP
Japan
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yoke
magnetic pole
pole teeth
bobbin
inner peripheral
Prior art date
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Application number
JP24758094A
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English (en)
Inventor
Takashi Mizutani
隆志 水谷
Hiroyuki Nakane
浩幸 中根
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステップモータのボビンの内周面とロータと
の間に環状空隙が形成されることに着目し、この空隙を
有効に活用して、ステータを構成する両ヨークのボビン
に対する周方向の位置決めを行う。 【構成】 上側位置決め突起部26dは、ヨーク20a
の両隣接磁極歯24、24とこれらの間に位置するヨー
ク20bの磁極歯25との間にて内周壁26aの上縁部
分から軸心側に向けて突出形成されヨーク20aの周方
向の位置決めをする。下側位置決め突起部26eは、ヨ
ーク20bの両隣接磁極歯25、25とこれらの間に位
置するヨーク20aの磁極歯24との間にて内周壁26
aの下縁部分から軸心側に向けて突出形成されヨーク2
0bの周方向の位置決めをする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、永久磁石型ステップモ
ータ(以下、PM型ステップモータという)、可変レラ
クタンス型ステップモータ、ハイブリッド型ステップモ
ータ等の各種のステップモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PM型ステップモータにおいて
は、例えば、特開昭61−4459号公報に記載されて
いるように、ボビンの各フランジ部にそれぞれ軸方向に
設けられたピン形状の突起物を、各ヨークに設けた貫通
孔に貫通させることにより、各ヨークのボビンに対する
周方向の位置決めを行うようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような位
置決めによる場合、ボビンの各フランジ部に対し、上述
した各突起物を形成するためのスペースが必要である。
このため、これが邪魔となって、ボビンの軸方向の寸法
が小さくならず、その結果、ステップモータが小型化或
いは偏平化されにくいという不具合が生ずる。このよう
な不具合は、特開平6ー14517号公報に開示されて
いるステップモータにおいても同様に生ずる。
【0004】そこで、本発明は、このようなことに対処
すべく、ステップモータにおいて、ボビンの内周面とロ
ータとの間に環状空隙が形成されることに着目し、この
空隙を有効に活用して、ステータを構成する両ヨークの
ボビンに対する周方向の位置決めを行い小型化或いは偏
平化を実現することを目的とものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明においては、環状コイル(2
7)を収容した環状ボビン(26)と、互いに同軸的に
組み合わされてボビン(26)を挟持する第1及び第2
の環状ヨーク(20a、20b)とを有する環状ステー
タ(20、30)と、このステータ内に回転可能に軸支
されてボビン(26)の内周壁(26a)との間に環状
空隙を形成するロータ(40)とを備え、第1ヨーク
(20a)の内周縁から第2ヨーク(20b)の内周縁
に向けボビン(26)の内周壁(26a)に沿い複数の
磁極歯(24)を延出させるとともに、第2ヨーク(2
0b)の内周縁から第1ヨーク(20a)の内周縁に向
けボビン(26)の内周壁(26a)に沿い複数の磁極
歯(25)を延出させ、また、第1ヨーク(20a)の
一対の隣接磁極歯(24、24)の間にてボビン(2
6)の内周壁(26a)から前記環状空隙内に突出され
て第1ヨーク(20a)の周方向の位置決めをする第1
位置決め部(26d)と、第2ヨーク(20b)の一対
の隣接磁極歯(25、25)の間にてボビン(26)の
内周壁(26a)から前記環状空隙内に突出されて第2
ヨーク(20b)の周方向の位置決めをする第2位置決
め部(26e)とを少なくとも設け、第1位置決め部
(26d)が第2位置決め部(26e)に対しボビン
(26)の内周壁(26a)の周方向へ所定量だけ位置
ずれしているステップモータが提供される。
【0006】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載のステップモータにおいては、第1位置決め部
(26d)が、第1ヨーク(20a)の一対の隣接磁極
歯(24、24)及び第2ヨーク(20b)の磁極歯
(25)の先端部(25a)の間に位置し、一方、第2
位置決め部(26e)が、第2ヨーク(20b)の一対
の隣接磁極歯(25、25)及び第1ヨーク(20a)
の磁極歯(24)の先端部(24a)の間に位置するこ
とを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の発明においては、請求項
2に記載のステップモータにおいて、第1ヨーク(20
a)の一対の隣接磁極歯(24、24)間に位置する第
2ヨーク(20b)の磁極歯(25)を欠歯とし欠歯領
域を形成し、一方、第2ヨーク(20b)の一対の隣接
磁極歯(25、25)間に位置する第1ヨーク(20
a)の磁極歯(24)を欠歯とし欠歯領域を形成し、ま
た、第1位置決め部(26d)を、第1ヨーク(20
a)の一対の隣接磁極歯(24、24)間において第2
ヨーク(20b)の欠歯領域を含む領域にて前記環状空
隙内に突出させ、一方、第2位置決め部(26e)を、
第2ヨーク(20b)の一対の隣接磁極歯(25、2
5)間において第1ヨーク(20a)の欠歯領域を含む
領域にて前記環状空隙内に突出させるようにしたことを
特徴とする。
【0008】請求項4に記載の発明においては、請求項
1乃至3のいずれかに記載のステップモータにおいて、
第1及び第2の位置決め部(26d、26e)がボビン
(26)の内周壁(26e)に一体成形されていること
を特徴とする。なお、上記各構成要素のカッコ内の符号
は、後述する実施例記載の具体的構成要素との対応関係
を示すものである。
【0009】
【発明の作用効果】上述のように請求項1に記載の発明
を構成したことにより、第1位置決め部により、環状空
隙内にて、ボビンに対する第1ヨークの周方向の位置決
めが行われ、また、第2位置決め部により、環状空隙内
にて、ボビンに対する第2ヨークの周方向の位置決めが
行われる。
【0010】このため、上述したステップモータの環状
空隙、即ちデッドスペースを有効に活用して、第1及び
第2のヨークのボビンに対する周方向の位置決めが確保
される。これにより、ボビンの軸方向寸法が小さくな
り、その結果、ステップモータの小型化或いは偏平化を
実現することができる。なお、上述したごとく、第1位
置決め部が第2位置決め部に対しボビンの内周壁の周方
向へ所定量だけ位置ずれしているので、第1及び第2の
ヨークの相互の組み付け及び上記位置決めが確実に行わ
れる。
【0011】また、請求項2に記載の発明によれば、上
述したごとく、第1位置決め部が、第1ヨークの一対の
隣接磁極歯及び第2ヨークの磁極歯の先端部の間に形成
される空所内にに突出され、一方、第2位置決め部が、
第2ヨークの一対の隣接磁極歯及び第1ヨークの磁極歯
の先端部の間に形成される空所内に突出される。従っ
て、請求項1の発明にいう位置決め達成のために各位置
決め部をボビンの内周壁に設ける際に、各ヨークの対応
磁極歯を欠歯にする必要もない。
【0012】また、請求項4に記載の発明によれば、第
1及び第2の位置決め部がボビンの内周壁に一体成形さ
れているので、第1及び第2の位置決め部のボビンの内
周壁に対する形成が容易である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2は、本発明に係る二相式PM型ステップモ
ータを示している。このステップモータは、断面略コ字
形状のケーシング10を備えており、このケーシング1
0内には、上下一対の環状ステータ20、30が同軸的
に組み付けられている。なお、ケーシング10の周壁1
1はその開口端にて底板10aにより閉じられており、
この底板10aは、ケーシング10の周壁11の開口端
に90度間隔にて形成した各爪部11aによりカシメ止
めされている。
【0014】マグネットロータ40は、両ステータ2
0、30内に同軸的に組付けられているもので、このマ
グネットロータ40の出力軸41は、ケーシング10の
上壁12の中央軸受け部12a及び底板側軸受13を介
しケーシング10及び底板10aに回転自在に軸支され
ている。なお、マグネットロータ40の外周面はその周
方向に多極着磁されている。また、図2において、各符
号42、43は、それぞれ、スラストワッシャを示す。
【0015】次に、ステータ20の構成を図1乃至図3
を参照して説明する。ステータ20は、断面略L字形状
の環状ヨーク20a及び断面略平板状の環状ヨーク20
bを備えており、これら両ヨーク20a、20bは、図
1にて拡大して示すごとく互いに同軸的に組み付けられ
ている。ここで、ヨーク20aの上壁21は、ヨーク2
0bの下壁22と平行になっており、この下壁22の外
周縁部にはヨーク20aの外周壁23の下縁部が係合し
ている。
【0016】また、ヨーク20aは複数の台形形状の磁
極歯24を有しており、これら各磁極歯24は、上壁2
1の内周縁部から下方へL字形状にそれぞれ延出してい
る。各磁極歯24の下端24aは、ヨーク20bの下壁
22の内周縁部よりも上方に位置しており、各磁極歯2
4の周方向間隔は、等ピッチ間隔となっている。一方、
ヨーク20bは、複数の台形形状の磁極歯25を有して
おり、これら各磁極歯25は、ヨーク20aの各磁極歯
24とは逆方向に向けヨーク20bの下壁22の内周縁
部から延出している。
【0017】かかる場合、各磁極歯25の周方向間隔
は、各磁極歯24の周方向間隔と同様に等ピッチ間隔と
なっているが、各磁極歯25の周方向の位置は、環状の
ボビン26の内周壁26aに沿い各磁極歯24から1/
2ピッチずらして設定されている。また、各磁極歯25
の上端25aは、ヨーク20aの上壁21の内周縁部よ
りも下方に位置している。
【0018】ボビン26は、断面コ字形状を有する樹脂
成形品で、このボビン26は、両ヨーク20a、20b
間に同軸的に収容されている。ボビン26の上下両壁2
6b、26cは、ヨーク20aの上壁21とヨーク20
bの下壁22とにより挟持されている。ボビン26は、
その内周壁26aにて、マグネットロータ40の外周壁
との間に環状空隙を形成しており、このボビン26の内
周壁26aには、一対の上側位置決め突起部26d(図
1では一方の上側位置決め突起部26dのみを示す)が
互いに対向する位置にて形成されている。
【0019】一方の上側位置決め突起部26dは、ヨー
ク20aの両隣接磁極歯24、24間であって、これら
の間に位置するヨーク20bの磁極歯25の先端部25
aの直上に位置する内周壁26aの上縁部分から円弧状
にて上記環状空隙内に半径方向に向け突出形成されてい
る。これにより、上側位置決め突起部26dがその長手
方向各端部にて両隣接磁極歯24、24の各基部により
挟持される。その結果、両上側位置決め突起部26d
が、上記環状空隙内で、ボビン26の内周面26aに対
するヨーク20aの周方向の位置決めをする。なお、上
側位置決め突起部26dの下面は、磁極歯25の先端部
25aの上面に圧接していてもよく、また、これらの間
に若干の隙間を設けてもよい。残りの上側位置決め突起
部26dも同様に構成されている。
【0020】また、ボビン26の内周壁26aには、一
対の下側位置決め突起部26e(図1では一方の下側位
置決め突起部26eのみを示す)が互いに対向する位置
にて形成されている。一方の下側位置決め突起部26e
は、ヨーク20bの両隣接磁極歯25、25間であっ
て、これらの間に位置するヨーク20aの磁極歯24の
先端部24aの直下に位置する内周壁26aの下縁部分
から円弧状にて上記環状空隙内に半径方向に向けて突出
形成されている。
【0021】これにより、下側位置決め突起部26eが
その長手方向各端部にて両隣接磁極歯25、25の各基
部により挟持される。その結果、下側位置決め突起部2
6eが、上記環状空隙内で、ボビン26の内周面26a
に対するヨーク20bの周方向の位置決めをする。な
お、下側位置決め突起部26eの上面は磁極歯25の先
端部25aの下面に圧接していてもよく、また、これら
の間に若干の隙間を設けてもよい。残りの下側位置決め
突起部26eも同様に構成されている。また、上側位置
決め突起部26d及び下側位置決め突起部26eの各板
厚は、各磁極歯24、25の板厚とほぼ等しいか或いは
幾分薄くなっている。
【0022】ボビン26には、駆動用コイル27がソレ
ノイド状に巻回されており、このコイル27の接続端2
7aは、ターミナル28を介し外部回路に接続されるよ
うになっている。ターミナル28は、ボビン26の筒状
ターミナル保持部26fに挿入固定されており、この筒
状ターミナル保持部26fは、ボビン26の下壁26c
からケーシング10の周壁11の切り欠部を通り外方へ
一体的に延出している。なお、コイル27の接続端27
aのターミナル28との接続は、接続端27aを図2に
て示すごとくターミナル28に巻回することにより行わ
れている。
【0023】ステータ30は、ステータ20と同様に構
成されており、このステータ30は、上述したケーシン
グ10のカシメ止めによりステータ20と共にケーシン
グ10内に同軸的に組付けられている。ステータ30に
おいてステータ20の各磁極歯24、25に対応する各
磁極歯は、ボビン26の内周壁26aに沿い、各磁極歯
24、25に対し1/4ピッチずれて位置している。
【0024】以上のように構成した本実施例において
は、上述したごとく、ステータ20の各ヨーク20a、
20bをボビン26に対し位置決めするための各上側位
置決め突起部26d及び各下側位置決め突起部26eが
ボビン26の内周壁20aから上記環状空隙内へ半径方
向に向け突出形成されるとともに、ステータ30の各ヨ
ークをそのボビンに対し位置決めするための各上側及び
下側の位置決め突起部がステータ30のボビンの内周壁
から同様に突出形成されている。
【0025】つまり、ステップモータにおいて各ステー
タの内周面とマグネットロータ40の外周面との形成さ
れる環状空隙がデッドスペースとして必ず存在すること
に基づき、このデッドスペースを有効に活用することに
より、このデッドスペース内に上述した各位置決め突起
部が形成されている。これにより、上述のような位置決
めでもって、両ステータにおける各ヨークのボビンに対
する周方向の位置決めを相対移動不能に精度よく確実に
行うことができる。また、このようなデッドスペース内
での位置決めにより、ボビン26の軸方向寸法が小さく
なり、その結果、ステップモータをより一層小型化或い
は偏平化することが可能となる。
【0026】また、各上側位置決め突起部26d及び各
下側位置決め突起部26eが、ボビン26の内周壁26
aに一体成形されているので、これら各位置決め突起部
のボビン26に対する形成が容易である。また、上述し
たごとく、各上側位置決め突起部26dは、ヨーク20
aの両隣接磁極歯24、24とこれらの間に位置するヨ
ーク20bの磁極歯25の先端部25aとの間の空所内
に突出形成され、一方、各下側位置決め突起部26e
は、ヨーク20bの両隣接磁極歯25、25とこれらの
間に位置するヨーク20aの磁極歯24の先端部24a
との間の空所内にに突出形成されている。
【0027】従って、上記位置決めを達成するために各
上側及び下側の位置決め突起部26d、26eをボビン
26の内周壁26aに設ける際に、各ヨーク20a、2
0bの対応磁極歯を欠歯にする必要もない。なお、上記
実施例においては、ステータ20の一対の上側位置決め
突起部26d及び一対の下側位置決め突起部26eによ
り、各ヨーク20a、20bをボビン26の内周壁26
aに位置決めするようにしたが、これに限ることなく、
各上側及び下側の位置決め突起部26d、26eは、そ
れぞれ、単一の位置決め突起部26d、26eとしても
よく、また、それぞれ、複数対の上側及び下側の位置決
め突起部26d、26eとしてもよい。また、上側位置
決め突起部26dと下側位置決め突起部26eの数は相
互に異なっていてもよい。
【0028】図4は、上記実施例の変形例を示してい
る。この変形例においては、図1にて示すヨーク20a
の両隣接磁極歯24、24間に位置するヨーク20bの
磁極歯25及びこれに対向するヨーク20bの磁極歯が
共に削除されて欠歯とされ欠歯領域をそれぞれ形成して
いる。一方、ヨーク20bの両隣接磁極歯25、25間
に位置するヨーク20aの磁極歯24及びこれに対向す
るヨーク20aの磁極歯も共に削除されて欠歯とされ欠
歯領域をそれぞれ形成している。
【0029】ボビン26の内周壁26aには、一対の位
置決め突起部26g(図4では一方の位置決め突起部2
6gのみを示す)が互いに対向する位置にて形成されて
いる。一方の位置決め突起部26gは、ヨーク20aの
両隣接磁極歯24、24間であってヨーク20bの欠歯
領域に位置する内周壁26aの壁部のほぼ全体から円弧
板形状にて上記環状空隙内に向けて突出形成されてい
る。
【0030】これにより、位置決め突起部26gの周方
向各上端部が両隣接磁極歯24、24の各基部により挟
持される。残りの位置決め突起部26gも同様に構成さ
れている。その結果、ヨーク20aが両位置決め突起部
26gによりボビン26に対し周方向に位置決めされ
る。また、ボビン26の内周壁26aには、他の一対の
位置決め突起部(図示しない)が、ヨーク20bの両隣
接磁極歯25、25間であってヨーク20aの欠歯領域
に位置する内周壁26aの壁部のほぼ全体から円弧板形
状にて上記環状空隙内に向けて突出形成されている。こ
れにより、これら他の位置決め突起部がその周方向各下
端部にて両隣接磁極歯25、25の各基部により挟持さ
れる。その結果、ヨーク20bがボビン26に対し周方
向に位置決めされる。
【0031】このように、本変形例においても、上記デ
ッドスペースを有効に活用して、両ヨーク20a、20
bのボビン26の内周壁26aに対する周方向への位置
決めが上記実施例と同様に確保される。また、このよう
なデッドスペースを利用した位置決めにより、ステップ
モータの小型化や偏平化が可能となる。なお、本発明の
実施にあたっては、上述した実施例及び変形例に限るこ
となく、以下のように変形して実施してもよい。 (1) 二相式PM型ステップモータに限ることなく、単相
式或いは四相式等のPM型ステップモータに本発明を適
用して実施してもよい。 (2) また、ステータ20の各ヨーク20a、20bの形
状を相互に入れ替えて各ヨーク20a、20bを構成し
てもよい。 (3) また、PM型ステップモータに限ることなく、可変
レラクタンス型ステップモータ或いはハイブリッド型ス
テップモータ等の各種のステップモータに本発明を適用
して実施してもよい。 (4) また、上記実施例においては、ボビン26に対しコ
イル27を巻回するようにした例について説明したが、
これに代えて、予め形成したソレノイド状のコイルをボ
ビン26内に収容するようにしてもよい。 (5) また、上記実施例においては、各ヨーク20a、2
0bの各磁極歯を台形形状にした例について説明した
が、これに限らず、各磁極歯を、例えば、四角形状にし
て実施してもよい。 (6) また、本発明の実施にあたっては、上記実施例及び
変形例にて述べた各位置決め突起部を、ボビン26の内
周壁26aに一体成形するようにしたが、これに代え
て、ボビンの内周壁に対し各位置決め突起部を別途形成
するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示すステップモータの上側ステータの半
断面斜視図である。
【図2】本発明に係るステップモータの一実施例を示す
断面図である。
【図3】図1の上側ステータの両ヨーク及びボビンの分
解斜視図である。
【図4】図1に示す上側ステータの変形例を示す半断面
斜視図である。
【符号の説明】
20、30・・・ステータ、20a、20b・・・ヨー
ク、24、25・・・磁極歯、24a、25a・・・先
端部、26・・・ボビン、26a・・・内周壁、26d
・・・上側位置決め突起部、26e・・・下側位置決め
突起部、26g・・・位置決め突起部、40・・・マグ
ネットロータ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状コイルを収容した環状ボビンと、互い
    に同軸的に組み合わされて前記ボビンを挟持する第1及
    び第2の環状ヨークとを有する環状ステータと、 このステータ内に回転可能に軸支されて前記ボビンの内
    周壁との間に環状空隙を形成するロータとを備え、 前記第1ヨークの内周縁から前記第2ヨークの内周縁に
    向け前記ボビンの内周壁に沿い複数の磁極歯を延出させ
    るとともに、前記第2ヨークの内周縁から前記第1ヨー
    クの内周縁に向け前記ボビンの内周壁に沿い複数の磁極
    歯を延出させ、 また、前記第1ヨークの一対の隣接磁極歯の間にて前記
    ボビンの内周壁から前記環状空隙内に突出されて前記第
    1ヨークの周方向の位置決めをする第1位置決め部と、 前記第2ヨークの一対の隣接磁極歯の間にて前記ボビン
    の内周壁から前記環状空隙内に突出されて前記第2ヨー
    クの周方向の位置決めをする第2位置決め部とを少なく
    とも設け、 前記第1位置決め部が前記第2位置決め部に対し前記ボ
    ビンの内周壁の周方向へ所定量だけ位置ずれしているス
    テップモータ。
  2. 【請求項2】前記第1位置決め部が、前記第1ヨークの
    一対の隣接磁極歯及び前記第2ヨークの磁極歯の先端部
    の間に位置し、 一方、前記第2位置決め部が、前記第2ヨークの一対の
    隣接磁極歯及び前記第1ヨークの磁極歯の先端部の間に
    位置することを特徴とする請求項1に記載のステップモ
    ータ。
  3. 【請求項3】前記第1ヨークの一対の隣接磁極歯間に位
    置する前記第2ヨークの磁極歯を欠歯とし欠歯領域を形
    成し、 一方、前記第2ヨークの一対の隣接磁極歯間に位置する
    前記第1ヨークの磁極歯を欠歯とし欠歯領域を形成し、 また、前記第1位置決め部を、前記第1ヨークの一対の
    隣接磁極歯間において前記第2ヨークの欠歯領域を含む
    領域にて前記環状空隙内に突出させ、 一方、前記第2位置決め部を、前記第2ヨークの一対の
    隣接磁極歯間において前記第1ヨークの欠歯領域を含む
    領域にて前記環状空隙内に突出させるようにしたことを
    特徴とする請求項2に記載のステップモータ。
  4. 【請求項4】前記第1及び第2の位置決め部が前記ボビ
    ンの内周壁に一体成形されていることを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれかに記載のステップモータ。
JP24758094A 1994-10-13 1994-10-13 ステップモータ Pending JPH08116659A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020099170A (ja) * 2018-12-14 2020-06-25 Toto株式会社 水力発電機

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