JP2902392B1 - モータ - Google Patents

モータ

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JP2902392B1
JP2902392B1 JP10215398A JP10215398A JP2902392B1 JP 2902392 B1 JP2902392 B1 JP 2902392B1 JP 10215398 A JP10215398 A JP 10215398A JP 10215398 A JP10215398 A JP 10215398A JP 2902392 B1 JP2902392 B1 JP 2902392B1
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道雄 山本
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株式会社東富士製作所
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Abstract

【要約】 【課題】 モータ全体の小型化を図りつつ、かつ励磁コ
イルの巻回数を増大して充分な発生トルクを確保するこ
とができるモータを得る。 【解決手段】 励磁コイル3が巻回されるボビン1に、
励磁コイル3の端部3Aの近傍部分の位置をボビン1の
径方向内側に規制する規制部6A、6Bを設けて、励磁
コイル3の端部3Aの近傍部分がボビン1の外方に飛び
出ることを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、円筒状のボビン
の外周にロータ駆動用の励磁コイルが巻回され、そのボ
ビンの径方向外側に配備される接続端子に、励磁コイル
の端部が接続されるモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のモータとしては、例え
ば、図6のようなボビン21を備えたステッピングモー
タが知られている。本例のモータは、ユニポーラ駆動さ
れる2相のステッピングモータである。かかるモータに
おけるボビン21は、その内部にロータマグネット22
が軸線O2を中心として回転自在に配備される円筒状と
されている。ボビン21には、複数の励磁コイル23が
巻回されており、それらの励磁コイル23の端部23A
は、ボビン21の径方向外側に植設された接続端子24
に接続される。本例のようなユニポーラ駆動される2相
のステッピングモータの場合、励磁コイル23は、同磁
極に2つずつバイファイラ巻されて計4つ巻回されるこ
とになる。
【0003】また、上記モータにおいては、それら4つ
の励磁コイル23における計8つの端部23Aが6つの
接続端子24に接続されている。すなわち、一方の磁極
にバイファイラ巻される2つの励磁コイル23における
計4つの端部23Aは、3つの接続端子24の内の1つ
を共通端子として、それら3つの接続端子24に接続さ
れ、同様に、他方の磁極にバイファイラ巻される2つの
励磁コイル23における計4つの端部23Aは、他の3
つの接続端子24の内の1つを共通端子として、それら
3つの接続端子24に接続される。25は、フィールド
プレートによって形成された極歯である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
モータにおいて、例えば、アンペアターンを大きくして
発生トルクを増大させるべく、励磁コイル23の巻数を
図6中に2点鎖線で示すように増大した場合には、その
励磁コイル23の外径D11がD11′となって、その
励磁コイル23の端部23Aの近傍部分が図6中に2点
鎖線で示すようにボビン21の外側に飛び出してしまう
ことがあった。このように、励磁コイル23の一部がボ
ビン21の外側に飛び出た場合には、その飛び出し部分
がモータの組立作業中に切断されやすくなってしまう。
しかも、その飛び出し部分と接触しないようにモータケ
ースを大きくしたり、その飛び出し部分がボビン21の
内側に位置するように、ボビン21の外径D12を必要
以上に大きくしなければならず、モータ全体の大型化を
招いてしまうという問題があった。
【0005】この発明は上記従来のモータが有する課題
を有効に解決すべくなされたもので、モータ全体の小型
化を図りつつ、かつ励磁コイルの巻回数を増大して、充
分な発生トルクを確保することができるモータを提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、円筒状のボビンの外周にロータ駆動用の励磁コイル
が巻回され、上記ボビンの径方向外側に配備される接続
端子に、上記励磁コイルの端部が接続され、上記接続端
子に基板を介してこの基板に取り付けられたソケットの
接続ピンが接続されるモータにおいて、上記ボビンに、
上記励磁コイルの端部近傍部分の位置を上記ボビンの径
方向内側に規制するとともに、上記基板および上記ソケ
ットを位置決めする規制部を設けたことを特徴とするも
のである。ここで、請求項2に記載の発明は、請求項1
において、上記規制部がボビンから突出する形態に複数
形成されていることを特徴とするものである。
【0007】本発明に係るモータは、ボビンに設けた規
制部によって、励磁コイルの端部近傍部分の位置をボビ
ンの径方向内側に規制する。このことにより、励磁コイ
ルの端部近傍部分がボビンの外方に飛び出ることを防止
して、モータ全体の小型化を図りつつ、励磁コイルの巻
回数を増大して充分な発生トルクを確保する。また、規
制部をボビンから突出する形態に複数形成することによ
り、励磁コイルの端部近傍部分の位置をさらに細かく規
制する。さらに、規制部によって、基板およびソケット
が位置決めされる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図5は、本発明に係るモー
タを、ユニポーラ駆動される2相のステッピングモータ
に適用した一実施形態を示すものである。図1におい
て、符号1は、同図中2点鎖線のモータケース内に組み
込まれる円筒状のボビンであり、その内部には、同図中
上下の対の磁極に対応する2組のヨークが組み込まれて
いる。このボビン1の内部には、図3に示すように、ロ
ータマグネット(ロータ)2が軸線O1を中心として回
転自在に配備されている。ロータマグネット2は、周方
向において交互に異なる磁極となるように着磁されてい
る。3はボビン1に巻回される励磁コイルであり、本実
施形態に示すユニポーラ駆動される2相のステッピング
モータの場合は、図1中上側のヨークの磁極側に2つバ
イファイラ巻され、同様に、図1中下側のヨークの磁極
側に2つバイファイラ巻される。このように、励磁コイ
ル3は同磁極に2つずつ計4つ巻回されることになる。
【0009】ボビン1の径方向外側には端子取付け部4
が一体成形されており、その端子取付け部4には、径方
向外方に突出する計6つの接続端子5が植設されてい
る。そして、図6に示した従来例と同様に、これら6つ
の接続端子5に対して、4つの励磁コイル3における計
8つの端部3Aが接続される。すなわち、一方の磁極側
にバイファイラ巻される2つの励磁コイル3における計
4つの端部3Aは、3つの接続端子5の内の1つを共通
端子として、それら3つの接続端子5に接続され、同様
に、他方の磁極側にバイファイラ巻される2つの励磁コ
イル3における計4つの端部3Aは、他の3つの接続端
子5の内の1つを共通端子として、それら3つの接続端
子5に接続される。図1中下方の磁極側にバイファイラ
巻される2つの励磁コイル3の端部3Aは、図2に示す
ように、ボビン1の外周部に形成された切り欠き1Aに
ガイドされた上、対応する接続端子5まで導かれる。
【0010】また、端子取付け部4には、図4および図
5に示すような湾曲面4Aが形成されており、この湾曲
面4Aに沿って励磁コイル3の端部3Aがガイドされ
る。さらに、端子取付け部4には、湾曲面4Aの両側に
突出する板壁状の2つの第1規制部6Aと、湾曲面4A
の中間位置から突出する円柱状の2つの第2規制部6B
が設けられている。これらの規制部6A、6Bは、端子
取付け部4ひいてはボビン1と一体的に形成されてお
り、後述するように励磁コイル3の端部3Aの近傍部分
の位置を規制する。
【0011】図5において、符号7は、ソケット8が取
り付けられた基板であり、接続端子5の先端が差し込ま
れてから半田付けされるランド部7Aが形成されてお
り、そのランド部7Aはソケット8の接続ピン8Aと接
続されている。本実施形態のモータにおいては、ソケッ
ト8には5本の接続ピン8Aが備えられており、6つの
接続端子5の内、前述したように共通端子とされる2つ
が1本の接続ピン8Aに共通に接続され、他の4つのそ
れぞれが他の4本の接続ピン8Aに接続されている。
【0012】このような基板7は、ボビン1の外周部と
端子取付け部4との間に位置決めされる。すなわち、基
板7側の位置決め孔7Bと端子取付け部4側の位置決め
突起4Bとがはめ合わされ、またソケット8側の切り欠
き8Bとボビン1側の位置決め突起1Bとがはめ合わさ
れる。さらに、第1規制部6Aがソケット8の角部8C
とはまり合い、また第2規制部6Bの上に基板7が載置
される。このように、第1、第2規制部6A、6Bは、
基板7およびソケット8を位置決めするための機能をも
兼有する。また、図3において9は、フィールドプレー
トによって形成された極歯である。
【0013】次に、以上の構成からなるモータの作用に
ついて説明する。先ずモータの組み立てに際しては、ボ
ビン1に対する励磁コイル3の巻き始めおよび巻き終わ
りの時点において、その端部3Aが対応する接続端子5
に巻き付けられた上、その接続端子5に半田付けされる
ことになる。その励磁コイル3の端部3Aの接続時点に
おいては、図3に示すように、その端部3Aが左右2つ
の第1規制部6Aの対向間隔S内に通される。これによ
り、励磁コイル3の端部3Aの近傍部分は、対向間隔S
の外方に飛び出ないように規制され、また、その対向間
隔S内において第2規制部6Bによってさらに位置が規
制される。
【0014】この結果、例えば、アンペアターンを大き
くして発生トルクを増大させるべく、励磁コイル3の巻
数を増大した場合には、その巻数の増大の如何に拘わら
ず、その端部3Aの近傍部分の位置が対向間隔S内に規
制され、ボビン1の外方への飛び出しが防止されること
になる。そのため、励磁コイル3の外径D1をボビン1
の外径にD2に接近させるまで、励磁コイル3の巻数を
充分に増大させることができる。仮に、第1規制部6A
がなかった場合には、図3中に2点鎖線で示すように、
励磁コイル3の端部3Aの近傍部分がボビン1の外方に
飛び出てしまうため、励磁コイル3の巻数が制限される
ことになる。
【0015】そして、このようにボビン1に励磁コイル
3を巻回して、その端部3Aの接続作業を終了した後、
そのボビンを図1中2点鎖線のモータケース内に組み込
む。その組み込みに前後して、ソケット8が取り付けら
れた基板7を規制部6A、6Bなどを用いて位置決めし
た上、取り付ける。なお、この発明は、種々の形式のモ
ータに対して広く適用することができる。また、規制部
は少なくとも1つ設ければよく、その規制部の形状も任
意であり、要は、励磁コイル3の端部3Aの近傍部分が
ボビン1の外方に飛び出ることを防止できればよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および2
に記載の発明は、励磁コイルが巻回されるボビンに、励
磁コイルの端部近傍部分の位置をボビンの径方向内側に
規制する規制部を設けたことにより、励磁コイルの端部
近傍部分がボビンの外方に飛び出ることを防止すること
ができ、この結果、モータ全体の小型化を図りつつ、励
磁コイルの巻回数を増大して充分な発生トルクを確保す
ることができる。さらに、この規制部によって、基板お
よびソケットを位置決めすることができる。また、請求
項2に記載の発明は、規制部をボビンから突出する形態
に複数形成することにより、励磁コイルの端部近傍部分
の位置をさらに細かく規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す要部の側面図であ
る。
【図2】図1のII矢視図である。
【図3】図2のIII−III線視断面図である。
【図4】図3の矢印IV方向から視た拡大図である。
【図5】図1における端子取付け部の周辺部分の拡大斜
視図である。
【図6】従来のモータの要部の断面図である。
【符号の説明】
1 ボビン 2 ロータマグネット(ロータ) 3 励磁コイル 3A 端部 4 端子取付け部 5 接続端子 6A 第1規制部 6B 第2規制部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のボビンの外周にロータ駆動用の
    励磁コイルが巻回され、上記ボビンの径方向外側に配備
    される接続端子に、上記励磁コイルの端部が接続され
    上記接続端子に基板を介してこの基板に取り付けられた
    ソケットの接続ピンが接続されるモータにおいて、 上記ボビンに、上記励磁コイルの端部近傍部分の位置を
    上記ボビンの径方向内側に規制するとともに、上記基板
    および上記ソケットを位置決めする規制部を設けたこと
    を特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 上記規制部は、上記ボビンから突出する
    形態に複数形成されていることを特徴とする請求項1に
    記載のモータ。
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