JPH0916350A - 印刷処理装置及びその方法 - Google Patents

印刷処理装置及びその方法

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JPH0916350A
JPH0916350A JP7165810A JP16581095A JPH0916350A JP H0916350 A JPH0916350 A JP H0916350A JP 7165810 A JP7165810 A JP 7165810A JP 16581095 A JP16581095 A JP 16581095A JP H0916350 A JPH0916350 A JP H0916350A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】印刷内容の変更による用紙の無駄を防止する。 【構成】アプリケーションから印刷データが入力される
と(ステップS602)、プリンタドライバはそのデー
タを処理してページの区切りデータか判定し(ステップ
S604)、そうであればその区切りまでのデータを1
まとめにして印刷ジョブを作成する(ステップS60
5)。作成したジョブはスプーラに出力し(ステップS
606)、それを印刷データが終了するまで繰り返す。
こうすることで、中断したいページがあればそのページ
のジョブを中断してスプーラから削除することで、所望
のページだけを対象として取りやめ、修正してから再度
印刷することができる。このため、紙の無駄を最小限に
抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばプリンタにより
出力するデータを作成する印刷処理装置及びその方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ホストコンピュータから印刷を実
行する場合に、印刷ジョブのスプーリングを行う機能を
持ったワードプロセッサ等のアプリケーションが知られ
ている。
【0003】また、例えばWindows(マイクロソ
フト社)のプリントマネージャのようにプリンタドライ
バを介して出力された印刷ジョブをスプーリングする機
能を持ったプログラム等もある。
【0004】このような印刷のスプーリングは、印刷処
理をバックグラウンドで行なわせて実際に印刷が終る前
にアプリケーションを開放することを目的としたもので
あるが、実際には印刷データを一時ファイル等に出力
し,このファイルを割込やマルチタスク等によってプリ
ンタに出力することで実現される。
【0005】こうしたスプーリング処理をプログラムの
中には、プリントマネージャの様にスプーリングした印
刷ジョブをキャンセルする機能を持ったプログラム等も
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような印刷のスプ
ーリングを行うには、ファイル全体や連続した複数のペ
ージを単位として1つの印刷ジョブを構成し、印刷ジョ
ブの単位でスプーリングするのが普通である。
【0007】こうした場合に、ユーザがアプリケーショ
ンで印刷を実行した後、印刷ジョブがスプーリングして
いる最中に、特定のページのみを変更したいことに気が
ついたとする。この時変更を希望するページがまだ印刷
されていなければ、通常、ユーザは次のいずれかの処理
を実行する。 (1)印刷中のジョブを中止したのち印刷データに変更
を行なった上、必要なページを再度印刷する。 (2)一旦全ての印刷が終了した後に、変更したページ
についてのみ再度印刷を実行する。
【0008】(1)の印刷中のジョブを途中で中止した
場合は、最後に印刷されていたページの印刷が正しく行
なわれないことが多く、また(2)の一端全て印刷する場
合には、変更したページが2回印刷されるので、不要な
ページが印刷されてしまうことになる。すなわち、どち
らの場合においても印刷用紙を無駄にしてしまうことに
なる。
【0009】本発明は、かかる問題点に鑑みなされたも
のであり、ページ単位で印刷ジョブを発行してスプーリ
ングし、各ページ単位の印刷ジョブを必要に応じてキャ
ンセルできるようにすることで、不要な用紙を印刷しな
いような印刷処理装置及びその方法を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の印刷処理装置は以下に示す構成を備える。すなわ
ち、 印刷データを入力する入力手段と、入力された印
刷データを所定のデータ量に分割して印刷ジョブを作成
するジョブ作成手段と、前記ジョブ作成手段により作成
された印刷ジョブを格納する格納手段と、前記格納手段
に格納された印刷ジョブを処理してジョブごとに対応す
る印刷データを出力する出力手段とを備える。
【0011】また、本発明の印刷処理方法は次のような
構成からなる。すなわち、印刷データを入力する入力工
程と、入力された印刷データを所定のデータ量に分割し
て印刷ジョブを作成するジョブ作成工程と、前記ジョブ
作成手段により作成された印刷ジョブを格納する格納工
程と、前記格納手段に格納された印刷ジョブを処理して
ジョブごとに対応する印刷データを出力する出力工程と
を備える。
【0012】
【作用】かかる本発明の構成においては、スプーリング
実行時にページ単位のキャンセルを実行することで、不
要な印刷用紙を出力しなくてすませることができる。
【0013】また、印刷ページ指定機能のないアプリケ
ーションから印刷を行う場合にも、不要なページ以外は
印刷ジョブをキャンセルすることで実際の印刷をせずに
紙の無駄を防ぐことができる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る実施例
を詳細に説明する。
【0015】図1に実施例の印刷処理装置のブロック図
を示す。
【0016】図において、CPU1はマイクロプロセッ
サなどからなり、キーボード9からの入力に従って、R
AM3にロードされたプログラムの各処理を実行するこ
とで、装置本体101及びその周辺機器を制御する。こ
こでキーボード9、ハードディスク10、CRT11、
プリンタ12は、それぞれキーボードコントローラー
5、ハードディスクコントローラ6、CRTコントロー
ラ7、プリンタコントローラ8を介してシステムバス4
と接続され、CPU1及びRAM3とデータのやり取り
を行う。
【0017】次に、図2を用いて印刷データの流れを説
明する。まず、装置本体101において、アプリケーシ
ョン201から出力された印刷データは、プリンタドラ
イバ202に入力されプリンタが解釈できるデータに翻
訳される。続いて、このプリンタドライバ202から出
力されたデータは、プリントスプーラ203によってス
プーリングされ、通信ドライバ204を介してプリンタ
205(図1のプリンタ12と同じもの)に出力され
る。ここで、アプリケーション201、プリンタドライ
バ202、プリントスプーラ203及び通信ドライバ2
04はそれぞれハードディスク10からRAM3にロー
ドされCPU1によって処理されるプログラムである。
【0018】図3は、プリントスプーラ203に印刷デ
ータがスプーリングされている様子を、ディスプレイ上
に表示されたスプーラのウインドウ301によって示し
ている様子である。表示行302は接続され印刷可能状
態にあるプリンタの情報を示しており、現在プリンタと
して「LBP404」が接続され、それが「印刷中」で
あることが示されている。表示行303は印刷中のジョ
ブを示しており、印刷されるジョブの名前、サイズ、完
了度、日時等が表示されている。図3では、印刷ジョブ
「Win.ini」がスプールされており、そのデータ
量は20Kバイトで、そのうち30パーセントの出力が
完了していることを示している。また、そのジョブは1
994年9月27日11時20分にスプールされてい
る。
【0019】図4は本発明を適用したプリントスプーラ
の状態表示ウインドウ401を示しており、図3と同様
にプリンタの情報402が示されている。印刷ジョブに
関してはページ単位に分割されたジョブとしてジョブ情
報403〜407が、それぞれ1ページから5ページま
での印刷ジョブを示すものとして表示されている。
【0020】図5は図4において印刷ジョブ404をキ
ャンセルした様子を示している。ここで、印刷ジョブ4
04はキーボード9やマウス(図示せず)による指示で
キャンセルされており、印刷ジョブとしては503、5
05〜507が残されている。
【0021】図6はプリンタドライバ202における印
刷ジョブの作成の処理の流れを示したものである。ま
ず、ステップS602においてアプリケーションから印
刷データが入力されると、ステップS603で、入力さ
れたデータをプリンタが解釈できるデータに翻訳する印
刷情報処理が行なわれる。次に、ステップS604で、
入力されたデータがページの区切りかどうかをの判断を
行い、区切りでない場合にはステップS602に戻って
入力を繰り返す。区切りであった場合にはステップS6
05に進み、所定ページ数を単位とする印刷ジョブ情報
を作成する。例えば、1ページ単位であれば、ページの
先頭あるいは直前のページ区切りから検出されたページ
区切りまでを1ページとして1つの印刷ジョブを作成す
る。この際には、作成したジョブが印刷データの何ペー
ジ目に相当するかの情報をジョブに付加し、スプーラの
状態を表示する場合には、図4,図5のようにジョブご
とにページ番号を表示する。このようにすることで、後
でジョブの中断や削除を行う際に、その対象となるペー
ジを含むジョブを簡単に特定できる。
【0022】続いて、ステップS606でプリントスプ
ーラにこの印刷ジョブを出力する。ステップS607で
は印刷データが終了したかどうかを判断し、終了してい
なければステップ602へ、終了していた場合には、ス
テップ608の終了処理へと進み、プリンタドライバに
おける印刷処理を終了する。
【0023】また、図9は立てば図4のように表示され
たスプーラの状態をみて印刷を中断する処理を示すフロ
ーチャートである。
【0024】図において、まず、ウィンドウ401をみ
て中断したいジョブをステップS901で選択する。こ
の際には、座標指示具を使って中断しようとするジョブ
の表示された行を指示し、選択すればよい。この選択と
ともにジョブの削除を指示すると、ステップS902で
そのジョブが実行中か判定し、実行されているのであれ
ばそれをステップS903で中断する。その後、ステッ
プS904で、選択されたジョブをスプーラから削除す
る。もちろん削除されたジョブ以外のジョブの処理は続
行される。
【0025】以上のようにして印刷ジョブを印刷データ
のページ単位で作成することで、ジョブの中断を所望の
ページで行うことができる。
【0026】また、ページ指定印刷の機能がないアプリ
ケーションから印刷する時にでも、スプーリング中に不
要なページに対応した印刷ジョブをキャンセルすること
で印刷用紙やトナー等の無駄を押さえることができる。
【0027】なお、印刷ジョブの履歴を管理すること
で、印刷ジョブをページごとに分割するかどうかを判断
するようにしても構わない。例えば同一ファイルがくり
返し印刷されていることを判断して、その場合にのみペ
ージ単位で印刷ジョブを分割するようにしてもよい。
【0028】また、1度に印刷するジョブの大きさによ
って印刷ジョブを分割するかどうかを判断しても構わな
い。例えば10ページ以下のジョブについてのみ分割す
るようにしてもよい。
【0029】
【他の実施例】
[実施例2]図7は分割する印刷ジョブの単位を2ペー
ジ単位としたもので、これは両面印刷を行う場合など
に、表面と裏面を1組として印刷ジョブの単位とするこ
とで、1枚の用紙に対しての印刷をキャンセルする手間
を減じるという効果がある。
【0030】[実施例3]図8では、図6の手順で印刷
ジョブをページ単位で作成するものの、プリントスプー
ラの状態を表示する際には、図3と同様に1度の印刷に
対して1つの印刷ジョブであるかのように表示する。ペ
ージ単位のキャンセルを行う際には、マウスやキーボー
ド等によって入力枠805からキャンセルしたいページ
を入力する。すると、そのページに相当する印刷ジョブ
をスプーラから削除する。
【0031】このようにすると、ひとまとまりの印刷デ
ータに対しては1つのジョブであるかのように表示され
る。
【0032】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、印刷
ジョブの単位を、1度に印刷するデータのまとまりより
も小さなデータを単位にして作成することで、印刷のス
プーリング中に特定ページの印刷を取りやめることを可
能とする。このことにより不要な印刷用紙を出力するこ
となく無駄を防ぐという効果がある。
【0034】また、ページ指定して印刷することができ
ない場合でも、スプーリング中に不要なページに対応し
た印刷ジョブをキャンセルすることで指定ページを印刷
することができる。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報処理装置の構成を説明す
るブロック図である。
【図2】本発明を適用した印刷データの処理の流れを示
した図である。
【図3】従来のプリントスプーラのウィンドウを示した
図である。
【図4】本発明を適用したプリントスプーラのウィンド
ウを示した図である。
【図5】図4において特定ページの印刷をキャンセルし
た様子を示した図である。
【図6】本発明を適用したプリントドライバにおける印
刷ジョブ作成の流れ図である。
【図7】本発明の第2の実施例を適用したプリントスプ
ーラのウィンドウを示した図である。
【図8】本発明の第3の実施例を適用したプリントスプ
ーラのウィンドウを示した図である。
【図9】本発明を適用したプリントドライバにおける印
刷ジョブ取り消しの流れ図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 3 ROM 4 システムバス 9 キーボード 10 ハードディスク 11 DRT 12 プリンタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷データを入力する入力手段と、 入力された印刷データを所定のデータ量に分割して印刷
    ジョブを作成するジョブ作成手段と、 前記ジョブ作成手段により作成された印刷ジョブを格納
    する格納手段と、 前記格納手段に格納された印刷ジョブを処理してジョブ
    ごとに対応する印刷データを出力する出力手段とを備え
    ることを特徴とする印刷処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ジョブ作成手段は、印刷データをペ
    ージ単位で分割して印刷ジョブを作成することを特徴と
    する請求項1に記載の印刷処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ジョブ作成手段は、印刷データを分
    割するか所定の基準で判断する判断手段を有し、該判断
    手段による判断結果に応じて印刷データを分割すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の印刷処理装置。
  4. 【請求項4】 前記格納手段に格納された印刷ジョブの
    状態を表示する表示手段を更に備え、該表示手段は、各
    印刷ジョブが元の印刷データのどの部分に対応している
    かを表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載の印刷処理装置。
  5. 【請求項5】 前記格納手段に格納された印刷ジョブを
    削除する削除手段を更に備えることを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれかに記載の印刷処理装置。
  6. 【請求項6】 印刷データを入力する入力工程と、 入力された印刷データを所定のデータ量に分割して印刷
    ジョブを作成するジョブ作成工程と、 前記ジョブ作成手段により作成された印刷ジョブを格納
    する格納工程と、 前記格納手段に格納された印刷ジョブを処理してジョブ
    ごとに対応する印刷データを出力する出力工程とを備え
    ることを特徴とする印刷処理方法。
  7. 【請求項7】 前記ジョブ作成工程は、印刷データをペ
    ージ単位で分割して印刷ジョブを作成することを特徴と
    する請求項61に記載の印刷処理方法。
  8. 【請求項8】 前記ジョブ作成工程は、印刷データを分
    割するか所定の基準で判断する判断工程を有し、該判断
    工程による判断結果に応じて印刷データを分割すること
    を特徴とする請求項6または7に記載の印刷処理方法。
  9. 【請求項9】 前記格納工程に格納された印刷ジョブの
    状態を表示する表示工程を更に備え、該表示工程は、各
    印刷ジョブが元の印刷データのどの部分に対応している
    かを表示することを特徴とする請求項6乃至8のいずれ
    かに記載の印刷処理方法。
  10. 【請求項10】 前記格納工程に格納された印刷ジョブ
    を削除する削除工程を更に備えることを特徴とする請求
    項6乃至9のいずれかに記載の印刷処理方法。
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