JP2003099239A - 印刷制御装置、その制御方法、及び制御プログラム - Google Patents

印刷制御装置、その制御方法、及び制御プログラム

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JP2003099239A
JP2003099239A JP2001293469A JP2001293469A JP2003099239A JP 2003099239 A JP2003099239 A JP 2003099239A JP 2001293469 A JP2001293469 A JP 2001293469A JP 2001293469 A JP2001293469 A JP 2001293469A JP 2003099239 A JP2003099239 A JP 2003099239A
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Tokukazu Horiike
徳和 堀池
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷データを印刷装置へ転送する際の印刷
(転送)状況の表示処理を迅速に行えるようにする。 【解決手段】 印刷データの印刷イメージ(プレビュー
イメージデータ)をプレビュー表示した際に、そのプレ
ビューイメージデータをプレビューイメージ保存ファイ
ルに保存しておき、印刷対象のデータを実際にプリンタ
に転送する際には、その保存したプレビューイメージデ
ータを使用して印刷(転送)状況を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストコンピュー
タ上のアプリケーションプログラムを実行して作成され
るデータを出力装置が解析可能なデータに変換して転送
する転送制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホストコンピュータ側に搭載され
ているプリンタドライバ(印刷制御プログラム)により
プリンタを制御して印刷する印刷システムでは、アプリ
ケーションプログラム(以下、アプリケーションとい
う)で作成された画像データをプリンタにより印刷出力
する場合、オペレーティングシステム(OS)から送ら
れてくる描画コマンドを、プリンタドライバによりプリ
ンタ用の出力制御コマンドに変換して、プリンタに転送
している。
【0003】このような場合、印刷するページ番号や印
刷部数などの印刷ジョブに関する情報の指定は、プリン
タドライバが提供するダイアログボックスを用いて行わ
れる。プリンタドライバは、用紙の大きさ、種類、印刷
ページの範囲、印刷部数、印刷品位などの入力項目を持
つダイアログボックスを表示し、ユーザはこれらの項目
に関する情報を入力する。
【0004】ユーザによる上記情報の入力が完了し、ダ
イアログボックスが閉じられた後、アプリケーション
は、OSを介してプリンタドライバから印刷ジョブに関
する情報を受け取り、その情報を参照して印刷対象のペ
ージの描画データをOSに送る。
【0005】プリンタドライバは、アプリケーションの
描画データをOSを介して受け取り、一旦描画データを
ディスク(記憶媒体)にスプールする。
【0006】プリンタドライバは、全ての描画データを
アプリケーションから受け取り、ディスクにスプールし
た後、そのスプールファイルからデータを読み出し、モ
ニタ用のRGBデータからプリンタ用のCMYKデータ
への変換など、印刷に関連する各種の処理を行い、最終
的にプリンタ用のコマンドに変換し、これら変換処理を
施した描画データをプリンタに転送する。プリンタは、
プリンタドライバから送られてくるコマンドを実行する
ことにより印刷を行う。
【0007】上記の処理の中で、プリンタドライバが、
アプリケーションから得られた各ページの描画データを
プリンタ用のコマンドに変換し、プリンタに転送して全
てのページを出力するためには、ある程度の時間を要す
る。そこで、プリンタドライバは、現在処理を行ってい
るページのページ番号や、当該ページにおける処理の割
合を、モニタ画面上にダイアログボックス形式で表示し
ている。
【0008】ユーザは、希望のページのところで印刷を
中断する場合や、現在印刷処理を行っているページを知
りたいときは、上記のプリンタドライバが表示するペー
ジ番号を自分がアプリケーションで作成した描画データ
と対応付けることができる。
【0009】一方、プリンタドライバにおいては、一般
に、アプリケーションから得られた印刷対象の描画デー
タの内容を縮小して、実際に印刷を行う前にモニタ画面
に表示させる「プレビュー」という機能が備えられてい
る。このプレビュー機能をプリンタドライバに持たせた
場合の利点は、アプリケーション側にプレビュー表示機
能が備わっていなくても、プリンタドライバ側のプレビ
ュー表示機能によってプレビュー画面表示が可能となる
ことである。
【0010】
【発明が解決しようとする問題】しかしながら、必ずし
もページ番号と自分が作成した描画データを対応付けて
記憶しているわけではないので、通常は、既に試し印刷
した同じドキュメントを調べる、或いはアプリケーショ
ン上でドキュメントのページを調べる必要があった。
【0011】また、プリンタドライバにより表示される
ページ番号は、通常、1ページ目から印刷順にカウント
されるので、アプリケーションで作成したドキュメント
のページ番号とは対応していないことがあった。例えば
「11」ページから「20」ページまでの印刷を指定し
たときでも、プリンタドライバにより表示されるページ
番号は「1」から始まり「10」で終了する。従って、
この場合は、プリンタドライバにより示される1ページ
目がアプリケーションで作成した11ページ目と対応す
るというような対応付けのための計算をユーザ自身が行
う必要があり、不便であった。
【0012】以上の問題は、プリンタがホストコンピュ
ータのすぐ近くにあれば、プリンタから印刷出力された
ドキュメントを確認すればよいので、さほど問題とはな
らないこともあるが、プリンタがネットワーク接続され
複数のユーザが共有する印刷システムの環境下では、プ
リンタがホストコンピュータの近くに配置されるとは限
らないので、印刷出力されたドキュメントを確認するこ
とは不可能な場合が多く、問題となる。
【0013】このような問題に対処する技術として、特
開平10−187401号公報に係る発明が提案されて
いる。この発明では、所定のアプリケーションの実行に
伴って作成される描画データを頁単位に管理し、該描画
データに対する印刷処理(プリンタへの転送処理)と並
行して、現在転送処理している描画データのページ番号
や印刷部数などのページ管理情報の他に、現在転送処理
しているページの出力イメージを表示することにより、
転送処理している描画データのページ番号とアプリケー
ションで作成したドキュメントのページ番号との照合
を、転送元の画面上で容易に確認しつつ、現在のデータ
転送進行状況を容易に把握できるようにしている。
【0014】しかし、特開平10−187401号公報
に係る発明では、次のような問題がある。すなわち、プ
リンタに転送する際にスプールファイルから描画データ
を読み出し、順次、縮小処理してプレビューイメージデ
ータを作成し、このプレビューイメージデータを印刷状
況を示すデータとして表示させているので、データ読み
出しと印刷状況の表示処理に長時間を要し、実際に転送
している印刷データと印刷状況を示すデータとの間にず
れが生じる場合があった。
【0015】本発明は、このような従来技術の問題に鑑
みてなされたもので、その課題は、印刷データを印刷装
置へ転送する際の印刷状況の表示処理を迅速に行えるよ
うにすることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、アプリケーションプログラムにより作成
されたデータを印刷装置に出力して印刷させる印刷制御
装置において、前記データの印刷イメージデータを作成
する作成手段と、前記作成手段により作成された印刷イ
メージデータを記憶する記憶手段と、前記作成手段によ
り作成された印刷イメージデータを表示装置に表示させ
る第1の表示制御手段と、前記データを前記印刷装置に
転送する際に、該転送に係るデータの前記印刷イメージ
データを前記記憶手段から読み出して転送状況に応じた
形態で前記表示装置に表示させる第2の表示制御手段と
を有している。
【0017】また、本発明は、アプリケーションプログ
ラムにより作成されたデータを印刷装置に出力して印刷
させる印刷制御方法において、前記データの印刷イメー
ジデータを作成し、作成した印刷イメージデータを記憶
手段に記憶させ、前記作成された印刷イメージデータを
表示装置に表示させ、前記データを前記印刷装置に転送
する際に、該転送に係るデータの前記印刷イメージデー
タを前記記憶手段から読み出して転送状況に応じた形態
で前記表示装置に表示させる内容を有している。
【0018】また、本発明は、アプリケーションプログ
ラムにより作成されたデータを印刷装置に出力して印刷
させる印刷制御装置により実行される制御プログラムで
あって、前記データの印刷イメージデータを作成し、作
成した印刷イメージデータを記憶手段に記憶させ、前記
作成された印刷イメージデータを表示装置に表示させ、
前記データを前記印刷装置に転送する際に、該転送に係
るデータの前記印刷イメージデータを前記記憶手段から
読み出して転送状況に応じた形態で前記表示装置に表示
させる内容を有している。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明を適用した印刷システムの
概略構成を示すブロック図である。
【0021】図1において、HCはホストコンピュータ
であり、イーサネット(登録商標)やSCSI(Sma
ll Computer System Interf
ace)ケーブルなどの通信線7を介してプリンタPR
1、PR2が接続されている。
【0022】ホストコンピュータHCは、CPU1、R
OM2、RAM3、表示部4、入力部5、記憶装置M
M、及びこれらデバイスを接続するシステムバス6を有
している。
【0023】CPU1は、ROM2やRAM3に記憶さ
れたOSに基づいてシステムの動作を制御している。こ
の際、RAM3は、ワークエリアとしても利用される。
表示部4は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ等
により構成され、本実施形態では、プリンタPR1,P
R2に印刷を指示して印刷させる際のモニタ装置として
も利用される。入力部5は、キーボード、マウス等によ
り構成され、本実施形態では、プリンタPR1,PR2
に印刷を指示する際の各種の情報(印刷対象のデータ、
印刷部数等)を入力するのに利用される。
【0024】また、記憶装置MMは、描画データを作成
する機能を有する各種のアプリケーションや、各プリン
タPR1,PR2に対応するプリンタドライバ等を記憶
している。なお、記憶装置MMは、後述する図10〜1
6のフローチャートに対応するアプリケーション、スプ
ールファイル、及びプレビューイメージファイルも記憶
している。
【0025】ホストコンピュータHC(CPU1)は、
記憶装置MMから読み出した種々のアプリケーションに
基づいて描画データを作成する。そして、その描画デー
タに対する印刷指示がなされると、その印刷指示の際に
指定されたプリンタPR1、PR2に対応するプリンタ
ドライバを起動する。そのプリンタドライバに基づい
て、アプリケーションプログラムにより作成された指定
に係る描画データを指定に係るプリンタPR1、PR2
に対応する出力コマンドに変換して転送する。
【0026】なお、上記の印刷指示やプリンタの指定
は、描画データを作成するアプリケーションのメニュー
選択などで行うことができる。また、アプリケーション
上の印刷指定に係る描画データは、印刷指示の際に指定
されたプリンタに対応するプリンタドライバに、OSを
介して渡される。
【0027】さらに、当該プリンタドライバは、印刷指
定に係るアプリケーション上の描画データを、スプール
ファイルとして一旦記憶装置MMにスプールする。そし
て、スプールした描画データを読み出して縮小すること
によりプレビューイメージデータを作成し、ページ単位
でプレビュー表示すると共に、プレビューイメージデー
タを記憶装置MMに保存する。
【0028】このプレビュー画面上で印刷が指示された
場合は、当該プリンタドライバは、スプールした描画デ
ータ(RGBデータ)を順次、CMYKデータに変換
し、更に印刷指定に係るプリンタPR1,PR2に対応
するコマンドに変換して転送すると共に、その転送状況
が判るような態様で、当該転送データに対応するプレビ
ューイメージデータを再度表示する。
【0029】各プリンタPR1、PR2は、プリンタコ
ントローラ12、及びエンジン13(例えばレーザプリ
ンタエンジン、インクジェットエンジン)を有してい
る。プリンタコントローラ12は、CPU8、ROM
9、RAM10を有し、これらはシステムバス11によ
り接続されている。プリンタコントローラ12内のCP
U8は、ROM9に格納された制御プログラムに基づい
て、エンジン13における印刷用紙の搬送制御、印字ヘ
ッドの駆動制御を行うことにより、印刷を行う。
【0030】なお、本実施形態では、各プリンタPR
1、PR2(プリンタコントローラ12、CPU8)の
コントローラ12は、ホストコンピュータHCから通信
線7を介してプリンタコマンドが転送されてきた場合
は、そのプリンタコマンドに基づいてプリンタエンジン
13を制御して印刷を行う。また、RAM9には、ワー
クエリアの他に、ホストコンピュータHCからの印刷コ
マンドを受信するためのバッファエリアも確保されてい
る。
【0031】図2は、図1に示した記憶装置MMに記憶
されるスプールファイルのフォーマット例を示す図であ
る。なお、描画データはページ単位で管理している。
【0032】図2に示すように、スプールファイルに
は、ページ検索データ14のスプールファイル上での所
在位置を示すページ検索データへのオフセット値13が
格納されている。ページ検索データ14では、総ページ
数、印刷開始ページのページ番号、各ページの描画デー
タのスプールファイル上での所在位置を示すページ描画
データへのオフセット値15が格納されている。
【0033】ホストコンピュータHCのCPU1は、ペ
ージ検索データへのオフセット値13を読み込み、その
オフセット値13に基づいてページ検索データ14を検
索し、そのページ検索データ14中の各ページの描画デ
ータへのオフセット値15に基づいて、各ページの描画
データにアクセスすることができる。
【0034】ホストコンピュータHC上で実行されるプ
リンタドライバは、アプリケーションから受け取った描
画データを図2のような形式でスプールファイルに格納
し、このスプールファイルから描画データを読み出して
縮小し、印刷プレビューイメージとして表示する。
【0035】以下、図3、図4を参照して、上記印刷プ
レビュー表示処理について説明する。
【0036】図3は、図1に示したホストコンピュータ
HCのアプリケーションにより編集された印刷ドキュメ
ント例を示す図である。図3の例では、5ページの印刷
ドキュメントとして編集された場合に対応し、この印刷
ドキュメントは、図2に示したスプールファイルとして
記憶装置MMに記憶されている。
【0037】図4は、図1に示した表示部4に表示され
るプレビュー表示ダイアログボックスであり、図3に示
した印刷ドキュメントのうち、現在、3ページ目をプレ
ビューイメージで表示している状態を示している。
【0038】図4において、41はドキュメント表示領
域であり、この領域41には、図2に示したスプールフ
ァイル中の印刷情報として管理されているドキュメント
名、すなわち印刷指定されたドキュメント名が表示され
る。42はプレビュー表示領域であり、この領域42に
は、図2に示した各ページの描画データを縮小したデー
タがプレビューイメージデータとして表示される。43
はページ表示領域であり、この領域43には、現在プレ
ビュー表示領域42に表示しているプレビューイメージ
データに対応するページ番号が表示される。図4では、
3ページ目をプレビュー表示していることを示してい
る。
【0039】44は、プレビュー表示領域42に表示す
るプレビューイメージデータを次のページに進めるため
の次ページボタンであり、図示しないホストコンピュー
タ上のマウスやキーボードなどの入力装置によって、ユ
ーザが入力指示できるものである。45はプレビュー表
示領域42に表示するプレビューイメージデータを前の
ページに進めるための前ページボタンであり、同様にユ
ーザが入力指示できるものである。
【0040】例えば、ユーザが次ページボタンタ44を
押すことによって、現在表示されているプレビューを次
のページにするように指示した場合、プリンタドライバ
は、図2に示したスプールファイルのページ検索データ
14に基づいて該当ページを検索し、該当ページの描画
データに対応するプレビューイメージデータをプレビュ
ー表示領域42に表示する。この際、プリンタドライバ
は、プレビュー表示したプレビューイメージデータを、
後述するプレビューイメージ保存ファイルに保存する。
【0041】図5は、上記プレビューイメージ保存ファ
イルのフォーマット例を示しており、プレビューイメー
ジデータを後で再度利用できるように保存するものであ
る。記憶する場所は図1に示した記憶装置MMである。
【0042】図5に示すように、プレビューイメージ保
存ファイルには、ページ検索データ52のプレビューイ
メージファイル上での所在位置を示すページ検索データ
へのオフセット値51が格納されている。ページ検索デ
ータ52では、総ページ数、印刷開始ページのページ番
号、各ページのプレビューイメージデータのプレビュー
イメージファイル上での所在位置を示すプレビューイメ
ージデータへのオフセット値53が格納されている。
【0043】ホストコンピュータHCのCPU1は、ペ
ージ検索データへのオフセット値51を読み込み、その
オフセット値51に基づいてページ検索データ52を取
得することにより、各ページのプレビューイメージデー
タにアクセスすることができる。
【0044】図6は、図5に示したプレビューイメージ
保存ファイルの初期状態を示しており、プレビューイメ
ージ保存ファイルは、図2に示すスプールファイルが作
成された後に作成される。図6のプレビューイメージ保
存ファイルの状態は、図4に示したプレビュー表示領域
42に未だ何も表示していない状態に対応しており、印
刷ドキュメントをプレビュー表示していく過程で、プレ
ビューイメージ保存ファイルは、順次更新されていく。
【0045】初期状態のプレビューイメージ保存ファイ
ルでは、プレビューイメージデータが格納されておら
ず、従って、各ページのプレビューイメージデータの所
在位置を示すプレビューイメージデータへのオフセット
値53は、全て初期状態を示す「0」になっている。な
お、初期状態を示すオフセット値は、この例では「0」
としているが、初期状態を定義する他の値でもよい。
【0046】この状態で図4のプレビュー表示ダイアロ
グボックスのプレビュー表示領域42にプレビュー表示
を行うと、その時に作成されたプレビューイメージデー
タがプレビューイメージ保存ファイルに保存される。
【0047】図7は、1ページ目をプレビュー表示領域
42に表示した際のプレビューイメージ保存ファイルの
内容を示している。この場合は、1ページ目のプレビュ
ーイメージデータがプレビューイメージ保存ファイルに
格納されるので、各ページのプレビューイメージデータ
の所在位置を示すプレビューイメージデータへのオフセ
ット値53を見ると、1ページへのオフセット値53
は、1ページ目のプレビューイメージデータが実際に格
納されている位置を示す値「X」に変化しており、他の
ページへのオフセット値53は、「0」のままとなって
いる。
【0048】なお、図4のプレビュー表示ダイアログボ
ックスにおいて、次ページボタン44や前ページボタン
45の操作によって、既にプレビュー表示済みのページ
のプレビューイメージデータを再度表示する場合には、
プレビューイメージデータ保存ファイルに保存されてい
るプレビューイメージデータを再度利用することによ
り、プレビュー表示済みのプレビューイメージデータを
描画データから再度作成する場合に比べて、迅速にプレ
ビュー表示することが可能となる。
【0049】図4のプレビュー表示ダイアログボックス
でプレビュー確認を行った後、当該ドキュメントを印刷
するか否かを、印刷ボタン46、若しくはキャンセルボ
タン47により指示する。
【0050】印刷ボタン46が指示されると、プリンタ
ドライバは、プレビューイメージ保存ファイルを参照
し、印刷ドキュメントの各ページがプレビューイメージ
保存ファイルに記憶されているかを確認する。この確認
の方法は、プレビューイメージデータへのオフセット値
53が初期状態であるか否かを判定することにより行
う。もし、オフセット値53が初期状態であるならば、
図2に示したスプールファイルのページ検索データ14
に基づいて、対応するページの描画データを検索して読
み出し、当該描画データを縮小してプレビューイメージ
データを作成し、プレビューイメージ保存ファイルに保
存する。そして、当該プレビューイメージデータへのオ
フセット値53を設定する。
【0051】その後、プリンタドライバは、スプールフ
ァイルから描画データを読み出し、その描画データを指
定されたプリンタ用のコマンドに変換し、当該プリンタ
に転送する。この転送の際に、印刷ステータス表示画面
を表示する。この印刷ステータス表示画面では、転送中
の描画データに対応するプレビューイメージデータを、
その転送の進行状況が判る形で表示する。この表示方法
を、図8、図9を参照して説明する。
【0052】図8は、図1に示した表示部4に表示され
る印刷ステータス表示画面例を示す図であり、図3に示
したドキュメントを印刷するようにとの印刷指示によ
り、現在3ページ目を印刷(転送)処理している状態を
表示している。
【0053】図8において、81はドキュメント表示領
域であり、この領域81には、図2に示したスプールフ
ァイルの印刷情報として管理され、印刷指定されたドキ
ュメントのドキュメント名が表示される。82はページ
表示領域であり、この領域82には、現在印刷(転送)
しているドキュメント(描画データ)のページ番号が表
示される。
【0054】このページ番号は、印刷(転送)処理の経
過に応じて変化する。なお、このページ表示領域82に
表示されるページ番号は、プリンタドライバがプリンタ
PR1,PR2に転送した描画データの順番を示すもの
ではなく、アプリケーションで該描画データを作成する
際に付与された本来のページ番号を示すものである。例
えば、ドキュメントの11ページから20ページまでの
印刷を指示した場合、ページ表示領域82には、転送
(印刷)の順番である1ページ〜10ページというペー
ジ番号が順次表示されるのではなく、あくまでも本来の
ページ番号である11ページ〜20ページが順次表示さ
れる。
【0055】このように、本来のページ番号をホストコ
ンピュータHCに表示することにより、たとえ指定した
プリンタがホストコンピュータHCから離れた場所に配
備されていたとしても、実際に印刷されるドュメントを
コンピュータHC上で確認することができ、例えば、印
刷の停止タイミングを判断する場合などにおいて、利便
性が向上する。
【0056】83は部数表示領域であり、この領域83
には、ドキュメント表示領域81に表示されたドキュメ
ントに対して指定された印刷部数が表示される。
【0057】84はプレビュー表示領域であり、この領
域84には、指定されたプリンタPR1,PR2に対し
て現在転送している描画データを縮小したプレビューイ
メージデータが、ページ単位で表示される。さらに、プ
レビュー表示領域84は、印刷(転送)処理進行状況を
示す機能を兼ねている。
【0058】すなわち、描画データを転送し始める前
は、図9に示すDaのように、プレビューイメージデー
タが全体的にシャドウパターンで薄く覆われている。そ
して、転送が進むにつれて、転送済みの描画データに対
応する部分のシャドウパターンが、Db,Dcのように
消去されていく。そして、1ページ分の描画データを転
送し終えた時は、Ddのように、シャドウパターンが全
て消去された状態となる。
【0059】プレビュー表示領域84にプレビューイメ
ージデータを表示する場合は、プリンタドライバは、図
5に示したプレビューイメージ保存ファイルを参照し、
ページ検索データへのオフセット値51に基づいてペー
ジ検索データ52を取得し、このページ検索データ52
に含まれている各ページのプレビューイメージ保存デー
タへのオフセット値53に基づいて、各ページのプレビ
ューイメージデータにアクセスする。
【0060】そして、プリンタドライバは、アクセスし
たプレビューイメージデータをOSに発行し、プレビュ
ー表示領域84に表示させる。そして、プリンタドライ
バは、描画データの転送状況に応じて、シャドウパター
ンの大きさを変えるようOSに指令する。
【0061】以上のような処理により、ユーザは、プレ
ビュー表示領域84を見ることにより、現在プリンタド
ライバが転送処理中の描画データの各ページ内での転送
状況を容易に把握することが可能となる。更に、プレビ
ュー表示領域84に表示するためのプレビューイメージ
データは、予めプレビューイメージ保存ファイルに記憶
保持されており、この記憶されたプレビューイメージデ
ータを使用することで、迅速にプレビュー表示を行うこ
とができるので、実際に転送されている描画データと、
プレビュー表示領域84に表示されているプレビューイ
メージデータとの対応関係がずれるのを回避し、プレビ
ュー表示領域84には、実際に転送されている描画デー
タに対応するプレビューイメージデータを表示すること
が可能となる。
【0062】次に、図10〜17に示すフローチャート
を参照して、上記の印刷(データ転送)制御処理を詳細
に説明する。
【0063】図10〜12は、ホストコンピュータHC
側で行われる印刷制御処理の概要を示すフローチャート
である。なお、本転送処理は、アプリケーションからの
描画データを全てスプールファイルに保存した後に、プ
リンタドライバにより行われるものである。また、本フ
ローチャートは、或る連続する複数のページを印刷する
ように指定された場合に対応するものである。
【0064】プリンタドライバは、ステップS1で、ス
プールファイルのオープン処理などのドキュメントを印
刷するための準備処理を行い、ステップS2で、ページ
カウンタを初期化する。なお、このページカウンタの初
期化においては、図2に示したページ検索データ14中
の印刷開始ページが初期値としてセットされる。
【0065】次に、ステップS3で、図2に示したスプ
ールファイルより印刷に関する情報を読み出し、ステッ
プS4で、印刷する総ページ数を調べ、印刷するページ
があると判定した場合には、ステップS5で、図4に示
したプレビュー表示ダイアログボックスのプレビュー表
示領域42へのプレビュー表示を行う。なお、このプレ
ビュー表示処理の過程で、図5に示したようなプレビュ
ーイメージ保存ファイルが新たに作成される。このプレ
ビュー表示処理については、後で図13〜14のフロー
チャートに基づいて詳細に説明する。
【0066】プレビュー表示処理を行った後、ステップ
S6で、プレビュー表示ダイアログボックス上の印刷ボ
タン46により印刷指示がなされたか否かを判断する。
印刷指示がなされた場合は、ステップS7に進み、プレ
ビューイメージ保存ファイルの更新処理を行う。このプ
レビューイメージ保存ファイルの更新処理については、
後で図15のフローチャートに基づいて詳細に説明す
る。
【0067】次に、ステップS8で、印刷部数カウンタ
を「1」に初期化する。そして、ステップS9で、印刷
ステータス表示画面の初期表示処理を行う。この初期表
示処理は、後で図16のフローチャートに基づいて詳細
に説明する。
【0068】次に、ステップS10で、印刷ステータス
表示画面のページ領域82のページ番号を、上記ページ
カウンタに基づいて更新する。そして、ステップS11
で、印刷ステータス表示画面のプレビュー表示領域84
にページカウンタの値に対応するページのプレビューイ
メージデータを表示する。続いて、ステップS12で、
印刷ステータス表示画面の部数領域83に、後述する部
数カウンタの値に対応する印刷部数を表示する。
【0069】次に、ステップS13で、RAM3上での
ワークエリアの確保などの、そのページの描画データを
印刷(転送)させるための準備の処理を行い、ステップ
S14で、アプリケーションなどを介してユーザによる
印刷キャンセル要求がなされたか否かを判断し、印刷キ
ャンセル要求がなされた場合は、印刷処理を中止すべ
く、ステップS26に進み、本印刷制御処理の終了処理
を行う。
【0070】一方、印刷キャンセル要求が無い場合は、
ステップS15に進み、指定されたプリンタの受信バッ
ファが十分に空いているか否かを調べ、空きが無い場合
は、ステップS18に進み、空きが有る場合は、ステッ
プS16に進み、記憶装置MMに記憶されているスプー
ルファイルからページカウンタの値に対応するページの
描画データを読み出し、指定に係るプリンタ用のコマン
ドに変換し、ステップS17で、指定に係るプリンタへ
の転送を開始する。
【0071】このデータ転送を開始した後、又はステッ
プS14にてプリンタの受信バッファに空きが無いと判
断された場合は、ステップS18で、1ページの全ての
描画データに対する転送済みの描画データの割合を計算
し、その転送済みの分だけ、図8の印刷ステータス表示
画面のプレビュー表示部84に表示中のプレビューイメ
ージデータに掛けられているシャドウパターンを消去す
る。
【0072】そして、ステップS19で、プリンタで紙
詰まりやインク切れなどのエラーが発生しているか否か
を調べ、エラーが発生している場合は、ステップS26
に進み、エラーからの回復処理を実行し、ステップS2
7で、ページ印刷の終了処理を行い、ステップS28
で、印刷制御の終了処理を行う。
【0073】一方、プリンタでエラーが発生していない
場合は、ステップS20で、1ページ分の描画データを
全てプリンタへ転送し終えたか否かを調べ、まだ、全て
を転送し終えていない場合には、ステップS14へ戻
り、当該ページの描画データの転送処理を継続する。
【0074】一方、1ページ分の描画データを全てプリ
ンタへ転送し終えた場合は、ステップS21で、RAM
3のワークエリアの解放など、ページ印刷の終了処理を
行い、ステップS22で、部数カウンタを「1」だけイ
ンクリメントし、ステップS23で、指定部数分の描画
データの転送処理が終了したか否かを判断し、全ての指
定部数分の転送を終了していない場合は、ステップS1
0に戻って、処理を繰り返す。
【0075】一方、指定部数分の描画データを転送し終
えている場合は、ステップS24で、ページカウンタを
「1」だけインクリメントし、ステップS25で、指定
された全ページの描画データを転送し終えたか否かを判
断し、未だ転送していない描画データが残っている場合
は、ステップS10に戻って、処理を繰り返す。
【0076】一方、指定された全ページの描画データを
転送し終えた場合は、ステップS28に進み、プリンタ
ドライバによる印刷制御処理の終了処理を行う。
【0077】次に、図10〜12のメインフローの上記
ステップS5におけるプレビュー表示処理の詳細を、図
13〜14のフローチャートに基づいて説明する。
【0078】まず、ステップS501で、プレビュー表
示の初期化処理を行う。この初期化処理では、表示部4
に表示する図4のようなプレビュー表示ダイアログボッ
クスに対する各種の初期化処理を行う。すなわち、ドキ
ュメント表示領域41、ページ表示領域43に文字列を
表示する、印刷ボタン46、キャンセルボタン47、次
ページボタン44、前ページボタン45を画面の所定の
位置に表示するなどの処理を行う。なお、ドキュメント
名などの表示すべき情報は、図2に示したスプールファ
イルを参照して取得する。
【0079】次に、ステップS502で、表示部4に表
示するプレビューイメージ保存ファイルを初期化する。
この初期化処理では、プレビューイメージ保存ファイル
に対して、ページ検索データへのオフセット値51とし
て所定の値をセットする、各ページのプレビューイメー
ジデータへのオフセット値53として初期値「0」をセ
ットする、印刷情報に関するその他の所定のデータを設
定するなどの処理を行う。
【0080】次に、ステップS503で、プレビューイ
メージ保存ファイルを参照し、検索データへのオフセッ
ト値51に基づいて、当該ページのプレビューイメージ
データへのオフセット値53を取得する。そして、ステ
ップS504では、取得したオフセット値53が初期値
であるか否か、すなわち当該ページのプレビューイメー
ジデータが以前にプレビュー表示されているか否かを判
断する。
【0081】以前にプレビュー表示されていない場合
は、ステップS505に進み、記憶装置MMに記憶され
ているスプールファイルから該当ページの描画データを
取得する。そして、ステップS506では、取得した描
画データを縮小してプレビューイメージデータを作成
し、そのプレビューイメージデータをプレビュー表示ダ
イアログボックスのプレビュー表示領域42に表示する
よう、OSに指令する。
【0082】次に、ステップS507に進み、作成した
プレビューイメージデータをプレビューイメージ保存フ
ァイルに格納する。この際、プレビューイメージ保存フ
ァイルの中の該当ページへのオフセット値53をセット
する。例えば、1ページ目の描画データ(プレビューイ
メージデータ)をプレビュー表示した場合は、図7に示
すように、1ページ目のプレビューイメージデータへの
オフセット値は、初期値の「0」から「X」に変更され
る。
【0083】一方、当該ページのプレビューイメージデ
ータが以前にプレビュー表示されている場合は、ステッ
プS508に進んで、プレビューイメージ保存ファイル
を参照し、ページ検索データへのオフセット値51を取
得し、このオフセット値51に基づいてページ検索デー
タ52を取得し、このページ検索データ52中の当該ペ
ージのプレビューイメージデータへのオフセット値53
に基づいて、当該ページのプレビューイメージデータを
取得する。
【0084】そして、ステップS509に進んで、取得
したプレビューイメージデータをプレビュー表示ダイア
ログボックスのプレビュー表示領域42に表示するよ
う、OSに指令する。
【0085】ステップS507、又はステップS508
の処理が終了すると、ステップS510に進んで、ユー
ザが、キャンセルボタン47を押下して印刷キャンセル
を要求したか否かを判断する。印刷キャンセル要求が無
かった場合は、ステップS511に進んで、ユーザが、
印刷ボタン46を押下して印刷要求を行ったか否かを判
断する。印刷要求が無かった場合は、ステップS512
に進んで、ユーザが、次ページボタン44または前ペー
ジボタン45を押下してページ更新を要求したか否かを
判断する。その結果、ページ更新要求が無かった場合
は、ステップS510に戻って、処理を続行する。ペー
ジ更新要求が有った場合は、ステップS503に戻るこ
とにより、他のページに関するプレビュー表示処理を行
う。
【0086】一方、ステップS510で印刷キャンセル
要求が有ったと判断された場合、及びステップS511
で印刷要求が有ったと判断された場合は、ステップS5
13にて、プレビュー表示ダイアログボックスを消去す
るなどの、プレビュー表示の終了処理を行った後に、図
10〜12のメイフローへリターンする。
【0087】次に、図10〜12のメインフローの上記
ステップS7におけるプレビューイメージ保存ファイル
の更新処理の詳細を、図15のフローチャートに基づい
て説明する。
【0088】なお、本プレビューイメージ保存ファイル
の更新処理は、図13〜14におけるプレビュー表示処
理では、ユーザが次ページボタン44または前ページボ
タン45により指示したページのプレビューイメージデ
ータだけをプレビューイメージ保存ファイルに格納して
いるため、残りのページのプレビューイメージデータも
プレビューイメージ保存ファイルに格納するために行う
ものである。
【0089】まず、ステップS701で、プレビューペ
ージカウンタを「1」に初期化する。続いて、ステップ
S702で、プレビューページカウンタで示されるペー
ジのプレビューイメージデータへのオフセット値53
を、プレビューイメージ保存ファイル上で調べる。
【0090】オフセット値53が初期値「0」であれ
ば、ステップS703に進み、記憶装置MMに記憶され
ているスプールファイルから対応ページの描画データを
取得し、当該描画データを縮小してプレビューイメージ
データを作成する。そして、ステップS704では、作
成したプレビューイメージデータをプレビューイメージ
保存ファイルに格納し、対応するオフセット値53を更
新する。
【0091】このステップS704の処理が終了した
後、及びステップS702でオフセット値53が初期値
でないと判断された場合は、ステップS705に進み、
プレビューページカウンタを「1」だけインクリメント
する。そして、ステップS706で、プレビューページ
カウンタの値が、当該ドキュメントのページ数(Pma
x)に達したか否かを判断する。未だ達していない場合
は、ステップS702に戻って処理を続け、達している
場合は、図10〜12のメインフローへリターンする。
【0092】次に、図10〜12のメインフローの上記
ステップS9における印刷ステータス表示画面の初期表
示処理の詳細を、図16のフローチャートに基づいて説
明する。
【0093】まず、図8に示した全ての表示領域81〜
84をクリアした状態の印刷ステータス表示画面をRA
M3上で作成する(ステップS901)。次に、作成し
た印刷ステータス表示画面上の各表示領域のうち、当該
印刷が進行しても変更のない部分であるドキュメン領域
81に、ドキュメント名を格納する(ステップS90
2)。この場合、表示すべきドキュメント名は、プレビ
ューイメージ保存ファイル中の印刷に関するその他の情
報の領域から取得する。そして、当該印刷ステータス表
示画面を表示部4に表示させ(ステップS903)、図
10〜12のメインフローへリターンする。
【0094】次に、図10〜12のメインフローの上記
ステップS11におけるプレビュー表示処理の詳細を、
図17のフローチャートに基づいて説明する。
【0095】ステップS111で、記憶装置MMに記憶
されているプレビューイメージ保存ファイルから、ペー
ジカウンタで示されるページへのオフセット値53を取
得する。
【0096】次のステップS112では、取得したオフ
セット値53に基づいて、プレビューイメージ保存ファ
イルから当該ページのプレビューイメージデータを取得
し、そのプレビューイメージデータを印刷ステータス表
示画面のプレビュー領域84に表示するよう、OSに指
令する。この際、プレビューイメージデータの全体をシ
ャドウパターンで覆うように、併せてOSに指令する。
【0097】以上のように、一旦プレビュー表示したプ
レビューイメージデータを保存しておき、実際に印刷デ
ータをプリンタへ転送する際に再度プレビュー表示する
場合は、その保存したプレビューイメージデータを使用
することにより、迅速に表示することができ、実際に転
送されている描画データと、プレビュー表示されている
プレビューイメージデータとの対応関係がずれるのを回
避し、データ転送時には、実際に転送されている描画デ
ータに対応するプレビューイメージデータを表示するこ
とが可能となる。
【0098】また、データ転送状況に応じて印刷イメー
ジ自体が次第に完成されていくような表示方法なので、
データ転送状況を別のバーで表現するよりも視覚的な訴
求効果が高くなる。
【0099】[実施形態の応用変形例]なお、本発明
は、上記の実施形態に限定されることなく、例えば、プ
レビュー表示ダイアログボックス上で、1ページ〜3ペ
ージ、10ページ、18ページ〜19ページといったよ
うに、任意に印刷ページを指定できるようにすることも
可能である。
【0100】この場合は、例えば、プレビュー表示ダイ
アログボックス上に、印刷範囲(ページ)を入力する入
力エリアを設け、この入力エリアに所望の印刷ページを
入力して、印刷ボタンをクリックすることにより印刷を
実行させる、或いは、印刷ボタンの他に選択ボタンを設
け、プレビュー表示領域に所望の印刷データがプレビュ
ー表示されているときに選択ボタンをクリックすること
により、順次印刷データを選択していき、印刷ボタンを
クリックすることにより選択に係る印刷データを印刷さ
せるようにすればよい。また、この場合は、印刷制御を
行うに当たっては、上記のようなページカウンタを用い
ることなく、指定されたページの番号を所定のレジスタ
等に記憶しておけばよい。
【0101】また、上記実施形態のように、プレビュー
イメージデータに対してシャドウパターンを掛け、この
シャドウパターンを印刷データの転送状況に応じて消去
していくのではなく、転送中の印刷データに対応するプ
レビューイメージデータを順次表示していく、或いは転
送中の印刷データに対応するプレビューイメージデータ
の色を順次他の色に変化させていくことにより、印刷デ
ータの1ページ内での転送の割合を容易に認識できるよ
うにすることも可能である。
【0102】また、本発明の目的は、上記実施形態の機
能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録し
た記憶媒体(または記録媒体)を、システム或いは装置
に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(ま
たはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラ
ムコードを読み出し実行することによっても、達成され
ることは言うまでもない。
【0103】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。また、コンピュータが
読み出したプログラムコードを実行することにより、前
述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプ
ログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働
しているオペレーティングシステム(OS)などが実際
の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述
した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは
言うまでもない。
【0104】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。本発明を上
記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説
明した(図10から図17に示す)フローチャートに対
応するプログラムコードが格納されることになる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
印刷データを印刷装置へ転送する際の印刷状況の表示処
理を迅速に行うことができるので、実際に転送されてい
る印刷データと、表示されている印刷イメージデータと
の対応関係がずれるのを回避し、データ転送時には、実
際に転送されている印刷データに対応する印刷イメージ
データを表示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を適用した印刷システムの概略
構成を示すブロック図である。
【図2】スプールファイル例を示す図である。
【図3】印刷対象のドキュメント例を示す図である。
【図4】プレビュー表示ダイアログボックス例を示す図
である。
【図5】プレビューイメージ保存ファイル例を示す図で
ある。
【図6】図5に示したプレビューイメージ保存ファイル
の初期状態を示す図である。
【図7】1ページ目をプレビュー画面に表示した場合プ
レビューイメージ保存ファイルの状態を示す図である。
【図8】印刷ステータス表示画面例を示す図である。
【図9】印刷が進むにつれてプレビュー状態が変化する
様子を示した図である。
【図10】本発明の実施形態における印刷(データ転
送)制御処理を示すフローチャートである。
【図11】図10の続きのフローチャートである。
【図12】図11の続きのフローチャートである。
【図13】プレビュー表示処理の詳細を示すフローチャ
ートである。
【図14】図13の続きのフローチャートである。
【図15】プレビューイメージ保存ファイルの更新処理
の詳細を示すフローチャートである。
【図16】印刷ステータス表示画面の初期表示処理の詳
細を示すフローチャートである。
【図17】プレビュー表示処理の詳細を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
HC:ホストコンピュータ PR1:プリンタ PR2:プリンタ MM:記憶装置 1:CPU 2:ROM 3:RAM 4:表示部 5:入力部 8:CPU 9:RAM 10:ROM 12:プリンタコントローラ 13:エンジン(プリンタエンジン)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アプリケーションプログラムにより作成
    されたデータを印刷装置に出力して印刷させる印刷制御
    装置において、 前記データの印刷イメージデータを作成する作成手段
    と、 前記作成手段により作成された印刷イメージデータを記
    憶する記憶手段と、 前記作成手段により作成された印刷イメージデータを表
    示装置に表示させる第1の表示制御手段と、 前記データを前記印刷装置に転送する際に、該転送に係
    るデータの前記印刷イメージデータを前記記憶手段から
    読み出して転送状況に応じた形態で前記表示装置に表示
    させる第2の表示制御手段と、 を有することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の表示制御手段は、ページ単位
    で前記印刷イメージデータを表示させることを特徴とす
    る請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の表示制御手段は、前記印刷イ
    メージデータと共に、該印刷イメージデータに対応する
    前記データが前記アプリケーションプログラムで作成さ
    れた際の該データのページ番号を表示することを特徴と
    する請求項1又は2に記載の印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の表示制御手段は、前記印刷イ
    メージデータに対してシャドウパターンを掛け、転送中
    の前記データに対応する該印刷イメージデータに掛けら
    れているシャドウパターンを順次消去していくことを特
    徴とする請求項1〜3の何れかに記載の印刷制御装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の表示制御手段は、転送中の前
    記データに対応する前記印刷イメージデータを順次表示
    していくことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載
    の印刷制御装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の表示制御手段は、転送中の前
    記データに対応する前記印刷イメージデータの色を順次
    他の色に変化させていくことを特徴とする請求項1〜3
    の何れかに記載の印刷制御装置。
  7. 【請求項7】 アプリケーションプログラムにより作成
    されたデータを印刷装置に出力して印刷させる印刷制御
    方法において、 前記データの印刷イメージデータを作成し、作成した印
    刷イメージデータを記憶手段に記憶させ、前記作成され
    た印刷イメージデータを表示装置に表示させ、前記デー
    タを前記印刷装置に転送する際に、該転送に係るデータ
    の前記印刷イメージデータを前記記憶手段から読み出し
    て転送状況に応じた形態で前記表示装置に表示させる内
    容を有することを特徴とする印刷制御方法。
  8. 【請求項8】 前記データを前記印刷装置に転送する際
    には、ページ単位で前記印刷イメージデータを表示させ
    ることを特徴とする請求項7に記載の印刷制御方法。
  9. 【請求項9】 前記データを前記印刷装置に転送する際
    には、前記印刷イメージデータと共に、該印刷イメージ
    データに対応する前記データが前記アプリケーションプ
    ログラムで作成された際の該データのページ番号を表示
    することを特徴とする請求項7又は8に記載の印刷制御
    方法。
  10. 【請求項10】 前記データを前記印刷装置に転送する
    際には、前記印刷イメージデータに対してシャドウパタ
    ーンを掛け、転送中の前記データに対応する該印刷イメ
    ージデータに掛けられているシャドウパターンを順次消
    去していくことを特徴とする請求項7〜9の何れかに記
    載の印刷制御方法。
  11. 【請求項11】 前記データを前記印刷装置に転送する
    際には、転送中の前記データに対応する前記印刷イメー
    ジデータを順次表示していくことを特徴とする請求項7
    〜9の何れかに記載の印刷制御方法。
  12. 【請求項12】 前記データを前記印刷装置に転送する
    際には、転送中の前記データに対応する前記印刷イメー
    ジデータの色を順次他の色に変化させていくことを特徴
    とする請求項7〜9の何れかに記載の印刷制御方法。
  13. 【請求項13】 アプリケーションプログラムにより作
    成されたデータを印刷装置に出力して印刷させる印刷制
    御装置により実行される制御プログラムであって、 前記データの印刷イメージデータを作成し、作成した印
    刷イメージデータを記憶手段に記憶させ、前記作成され
    た印刷イメージデータを表示装置に表示させ、前記デー
    タを前記印刷装置に転送する際に、該転送に係るデータ
    の前記印刷イメージデータを前記記憶手段から読み出し
    て転送状況に応じた形態で前記表示装置に表示させる内
    容を有することを特徴とする制御プログラム。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の制御プログラムを
    コンピュータ読取可能に保持することを特徴とする媒
    体。
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