JPH09162978A

JPH09162978A - 被呼者案内方法及び装置

Info

Publication number: JPH09162978A
Application number: JP31507195A
Authority: JP
Inventors: Norihiro Hirakawa; 則弘平川
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1995-12-04
Filing date: 1995-12-04
Publication date: 1997-06-20

Abstract

(57)【要約】【課題】登録した画像／音声メッセージを発呼者に送
出する被呼者案内方法及び装置に関し、所望の内容を任
意に登録可能とし、且つ発呼者に対する被呼者の案内に
柔軟性を与える。【解決手段】交換機に画像／音声メッセージ装置４を
設け、該画像／音声メッセージ装置４に、加入者から画
像／音声メッセージを登録し、登録番号をメッセージ番
号登録テーブル１５により管理し、呼出信号の送出前又
は送出中にメッセージを送出するか否かをメッセージ送
出パターン登録テーブル１６により管理し、リングバッ
クトーンの送出の有無をリングバックトーン送出有無登
録テーブル１７により管理し、発呼者に対して、各登録
テーブル１５〜１７に設定登録された内容に従って、画
像／音声メッセージ装置４から読出した画像／音声メッ
セージを送出する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、被呼者の氏名等の
音声メッセージ又は画像メッセージを発呼者に自動的に
送出する被呼者案内方法及び装置に関する。被呼者案内
は、発呼者に被呼者の氏名等の被呼者情報を自動通知す
るもので、発呼者はこの被呼者情報により目的の被呼者
に対して発呼したか否かを判断することができるから、
間違い電話防止等が可能となる。

【０００２】

【従来の技術】従来例の被呼者案内として、例えば、交
換機に予め登録された加入者に対する着呼に於いて、そ
の加入者の氏名等の案内メッセージを交換機から発呼者
に送出し、発呼者は、その案内メッセージにより目的の
被呼者に対する発呼操作を行ったか否かを判断し、間違
い電話であることに気づいてオンフックすると、交換機
は被呼者呼出しを行うことなく処理を終了し、又案内メ
ッセージを発呼者に送出して一定時間経過しても発呼者
がオフフック状態を維持している場合は、交換機は被呼
者呼出しを行い、この被呼者の応答により発呼者と間の
通話路を形成する方式が知られている（特開昭５８−１
６５４６７号公報「インターセプトサービス方式」参
照）。

【０００３】又特定の加入者に対する着呼に於いて、発
呼者収容交換機から発呼者に被呼者番号又は被呼者氏名
を音声によって通知し、一定時間経過することにより、
通話路を形成する交換機が知られている（特開昭６１−
８０９３８号公報「電話交換機」参照）。

【０００４】又無線電話交換機に音声編集制御装置を設
け、移動機に対する着呼に於いて、音声編集制御装置か
らリングバックトーンの代わりに、音声メッセージによ
り被呼者氏名等を発呼者に送出する構成が知られている
（特開昭６１−２４５６６２号公報「無線電話交換機」
参照）。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】従来例の被呼者案内に
於いては、被呼者の電話番号又は氏名を発呼者に案内メ
ッセージによって通知するもので、被呼者が要望するよ
うな案内メッセージを送出することはできなかった。又
案内メッセージの送出は、予め定めた呼出前又は呼出中
の何れかの予め定めたタイミングで送出するもので、そ
の何れかを選択することはできなかった。

【０００６】又被呼者情報を、発呼者を収容した交換機
から発呼者に送出する構成の場合、各加入者交換機は、
総ての被呼者情報を含む電話帳的なファイルを設け、発
呼情報に対応した被呼者情報を読出して発呼者に案内メ
ッセージとして送出する必要があるから、各加入者交換
機の規模が大きくなると共に、発呼処理の負担が大きく
なる問題がある。

【０００７】又リングバックトーンの代わりに被呼者情
報を送出する従来例に於いては、案内メッセージ中に被
呼者を呼出中であるメッセージを含ませる必要があり、
又被呼者を呼出中に案内メッセージを発呼者に送出する
ものであるから、発呼者が間違い電話に気づく前に、被
呼者がオフフックにより応答することがあり、その場合
には間違い電話であっても、被呼者は応答しなければな
らず、交換側も通話路を一旦形成する必要があり、無駄
な処理が発生することになる。

【０００８】被呼者の電話機に、被呼者情報を送出する
機能を設けて、被呼者が呼出信号にオフフックによって
応答する前に被呼者の氏名や電話番号等の被呼者情報を
送出することが考えられるが、電話機の構成が複雑化
し、且つ交換機に於いても呼出信号送出中又は呼出信号
送出前に、被呼者情報を送出させる制御信号を送出する
構成が必要となり、実現は困難である。又通信ネットワ
ークに於いても、テレビ電話等を含むマルチメディア化
が進められており、画像端末装置を備えた加入者に対し
ての誤ダイヤルの対策は講じられていないものであっ
た。本発明は、加入者が音声及び画像による案内メッセ
ージの内容や送出タイミングを任意に登録可能とし、発
呼者に対する被呼者の案内の柔軟性を与え、且つ誤ダイ
ヤルによる不要な応答操作を回避可能とすることを目的
とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明の被呼者案内方法
は、（１）交換機に設けた画像／音声メッセージ装置４
に、予め加入者が発呼者に対して送出する画像／音声メ
ッセージを登録し、この加入者に対する着呼時に、この
加入者が設定登録した呼出前又は呼出中に、画像／音声
メッセージ装置４から画像／音声メッセージを読出して
発呼者に送出する過程を含むものである。

【００１０】（２）又画像／音声メッセージ装置４への
画像／音声メッセージの登録は、加入者が任意の端末装
置から特番を用いた登録操作によって、画像／音声メッ
セージと共に、呼出前又は呼出中に送出するか否かのメ
ッセージ送出パターン及びリングバックトーンの送出の
有無を登録する過程を含むものである。

【００１１】（３）又画像／音声メッセージ装置４への
画像／音声メッセージの登録は、画像／音声メッセージ
と共にリングバックトーンを合成して登録し、且つメッ
セージ送出パターンを呼出中に設定した時に、リングバ
ックトーンの送出は無しに自動的に設定する過程を含む
ことができる。

【００１２】（４）又画像／音声メッセージ装置４に画
像／音声メッセージを登録し、且つメッセージ送出パタ
ーンを呼出前に設定登録した加入者に対する着呼時に、
発呼者に対して登録された画像／音声メッセージを送出
し、この発呼者のフッキング等の操作により通常の被呼
者への呼出中へ処理を移行させることができる。

【００１３】（５）又画像／音声メッセージ装置４に画
像／音声メッセージを登録し、且つメッセージ送出パタ
ーンを呼出中に設定登録した加入者に対する着呼時に、
発呼者に対して登録された画像／音声メッセージを送出
し、且つこの加入者に対して呼出信号を送出し、この加
入者が画像／音声メッセージを送出中に応答した時に、
通話中の処理に移行させることができる。

【００１４】（６）又画像／音声メッセージ装置４に画
像／音声メッセージを登録し、且つメッセージ送出パタ
ーンを呼出中に設定登録した加入者に対する着呼時に、
発呼者に対して登録された画像／音声メッセージを送出
し、且つこの加入者に対して呼出信号を送出し、この加
入者が画像／音声メッセージの送出終了によっても応答
しない時に、画像／音声メッセージを繰り返し発呼者に
送出することができる。

【００１５】（７）又本発明の被呼者案内装置は、中央
制御装置１とネットワーク装置２と記憶装置３とを有す
る交換機に於いて、発呼者へ送出する画像／音声メッセ
ージを加入者端末装置から登録する画像／音声メッセー
ジ装置４を設け、記憶装置３は、画像／音声メッセージ
装置４に登録された画像／音声メッセージをメッセージ
番号として管理するメッセージ番号登録テーブル１５
と、画像／音声メッセージを呼出信号の送出前に送出す
るか呼出信号の送出中に送出するかを設定登録するメッ
セージ送出パターン登録テーブル１６と、発呼者へのリ
ングバックトーンの送出の有無を設定登録するリングバ
ックトーン送出有無登録テーブル１７とを備えている。

【００１６】（８）又リングバックトーンを生成するト
ーン生成装置６と、このトーン生成装置６からのリング
バックトーンと音声メッセージとを合成して画像／音声
メッセージ装置４へ登録する音声合成装置５とを設けて
いる。

【００１７】

【実施の形態】図１は本発明の実施例の説明図であり、
１は中央制御装置、２はネットワーク装置、３は記憶装
置、４は画像／音声メッセージ装置、５は音声合成装
置、６はトーン生成装置、７は他のネットワーク装置、
１１はプログラム部、１２はデータ部、１３は端末制御
部、１４は画像／音声メッセージ装置制御部、１５はメ
ッセージ番号登録テーブル、１６はメッセージ送出パタ
ーン登録テーブル、１７はリングバックトーン送出有無
登録テーブル、Ａ，Ｂは加入者端末装置である。中央制
御装置１と、ネットワーク装置２と、記憶装置３とに構
成した交換機に、画像／音声メッセージ装置４と音声合
成装置５とトーン生成装置６とを設けた構成の場合を示
す。

【００１８】画像／音声メッセージ装置４と音声合成装
置５とトーン生成装置６とは、ネットワーク装置２を介
して接続されることになり、それらの接続は、中央制御
装置１の制御によって行われる。即ち、ネットワーク装
置２の鎖線で示す経路〜は中央制御装置１の制御に
よって形成される。又画像／音声メッセージ装置４は、
ハードディスク装置，光ディスク装置等の音声データと
共に画像データも記憶できる装置によって構成し、テレ
ビ電話機等の画像端末装置に表示する文字情報や加入者
の顔写真等の画像メッセージと、加入者の氏名，電話番
号，同性同名の人がいることによる注意内容，発音が同
一であるが文字が異なることの注意内容，画像メッセー
ジの内容に対応した音声内容，会社の場合の紹介等の加
入者の所望の情報を通知する為の音声メッセージとを、
加入者対応に登録する機能を備えている。

【００１９】この画像／音声メッセージ装置４に登録さ
れた画像／音声メッセージは、中央制御装置１の制御に
よって読出して発呼者に送出するものである。又記憶装
置３に、端末制御部１３と画像／音声メッセージ装置制
御部１４とを含むプログラム部１１と、メッセージ番号
登録テーブル１５とメッセージ送出パターン登録テーブ
ル１６とリングバックトーン送出有無登録テーブル１７
とを含むデータ部１２とを形成している。

【００２０】中央制御装置１は、記憶装置３のデータ部
１２の内容によって画像／音声メッセージ装置４に登録
した画像／音声メッセージを管理し、プログラム部１１
の画像／音声メッセージ装置制御部１４によるプログラ
ムに従って、画像／音声メッセージ装置４への画像／音
声メッセージの登録及び登録内容の読出しを制御するも
のである。記憶装置３に於ける鎖線矢印は、画像／音声
メッセージ送出時の各部の関係を示すものである。

【００２１】図２は本発明の実施例の登録テーブルの説
明図であり、メッセージ番号登録テーブル１５は、加入
者の装置番号（電話番号）をアドレスとして、画像メッ
セージ番号と音声メッセージ番号とそれぞれに対する送
出の有無を示す送出フラグ＊１とを登録する。この送出
フラグ＊１は、“０”が送出無し、“１”が送出有りを
示す。

【００２２】又メッセージ送出パターン登録テーブル１
６は、加入者の装置番号をアドレスとしてメッセージ送
出パターンを、呼出信号を送出する前にメッセージを送
出することを示す“０”、呼出信号送出中に送出するこ
とを示す“１”によって表して登録することができる。

【００２３】又リングバックトーン送出有無登録テーブ
ル１７は、加入者の装置番号をアドレスとしてリングバ
ックトーン送出有無を、“０”により送出無し、“１”
により送出有りを登録することができる。

【００２４】図３は本発明の実施例の登録設定のフロー
チャートであり、加入者は任意の端末装置からメッセー
ジ登録を示す特番と、加入者情報（加入者の装置番号／
電話番号等のサービス実施対象加入者端末装置の識別情
報）と、メッセージ種別情報（音声又は画像）と、リン
グバックトーン合成登録有無情報（メッセージ登録時に
合成して登録か否か）と、音声メッセージ又は画像メッ
セージとを送出する。

【００２５】加入者は任意の端末装置からの特番を用い
た登録情報を受信した交換機は、メッセージ種別情報を
基に音声メッセージか画像メッセージかのメッセージ種
別を判別し（Ａ１）、音声メッセージの登録の場合は、
リングバックトーンを合成して登録するか否かをリング
バックトーン合成登録有無情報により判定し（Ａ２）、
合成しない場合は、音声メッセージを画像／音声メッセ
ージ装置３（図１参照）に登録する（Ａ５）。

【００２６】又リングバックトーン合成登録有無情報が
合成登録有りを示す場合、音声メッセージとリングバッ
クトーンとを合成して登録する（Ａ３）。この場合、ト
ーン生成装置６からのリングバックトーンと加入者端末
装置からの音声メッセージとを音声合成装置５により合
成して、画像／音声メッセージ装置３に登録することに
なる。そして、「リングバックトーン送出有無登録テー
ブル」を「無し」にする（Ａ４）。即ち、図２に示すリ
ングバックトーン送出有無登録テーブル１７に“０”を
設定する。この場合、発呼者へのリングバックトーン
は、音声メッセージに含まれるので、着信時のトーン生
成装置６からのリングバックトーン送出は無しにするこ
とができる。

【００２７】そして、音声メッセージ番号を「メッセー
ジ番号登録テーブル」に登録する（Ａ６）。即ち、画像
／音声メッセージ装置３（図１参照）に音声メッセージ
を登録し、その登録番号の音声メッセージ番号を、図２
に示すメッセージ番号登録テーブル１５に登録する。

【００２８】又画像メッセージを登録する場合は、ステ
ップ（Ａ２）と同様のステップ（Ａ７）により、リング
バックトーンを合成登録するか否かを判定し、合成登録
しない場合は、加入者端末装置からの画像メッセージを
画像／音声メッセージ装置３に登録する（Ａ１０）。こ
の場合、音声メッセージを画像メッセージと共に登録す
ることができる。

【００２９】又リングバックトーンと合成登録する場合
は、音声を含む画像メッセージとリングバックトーンと
を合成して画像／音声メッセージ装置３に登録し（Ａ
８）、「リングバックトーン送出有無登録テーブル」に
「無し」を登録する（Ａ９）。即ち、画像／音声メッセ
ージとリングバックトーンとは合成されて画像／音声メ
ッセージ装置３に格納されるから、着信時にトーン生成
装置６からリングバックトーンを送出する必要がなくな
る。又この場合、自動的にリングバックトーン送出有無
登録テーブル１７には送出無しを示す“０”を設定す
る。そして、画像／音声メッセージ装置３の登録番号に
相当する画像メッセージ番号を「メッセージ番号登録テ
ーブル」に登録する（Ａ１１）。

【００３０】図４は本発明の実施例のメッセージ確認の
フローチャートであり、加入者は任意の端末装置からメ
ッセージ確認の特番と、加入者装置番号や電話番号等を
加入者情報と、音声メッセージか画像メッセージかを示
すメッセージ種別情報とを送出する。交換機は、メッセ
ージ種別を判別し（Ｂ１）、音声メッセージ又は画像メ
ッセージの識別に対応して、加入者情報を基に図２に示
すメッセージ番号登録テーブル１５から音声メッセージ
番号を読出す（Ｂ２）。又は画像メッセージ番号を読出
す（Ｂ７）。

【００３１】次に図２に示すリングバックトーン送出有
無登録テーブル１７からリングバックトーン送出の有無
の情報を読出し（Ｂ３），（Ｂ８）、リングバックトー
ン送出有りか否かを判定し（Ｂ４），（Ｂ９）、リング
バックトーン送出有りの場合は、音声メッセージ又は音
声を含む画像メッセージとリングバックトーンとを合成
して送出し（Ｂ５），（Ｂ１０）、又リングバックトー
ン送出無しの場合は、音声メッセージ又は音声を含む画
像メッセージを送出する（Ｂ６），（Ｂ１１）。加入者
は、この音声メッセージ又は音声を含む画像メッセージ
或いはリングバックトーンと合成されたメッセージによ
り、登録されたメッセージ内容を確認することができ
る。

【００３２】図５は本発明の実施例のメッセージ送出パ
ターン登録のフローチャートであり、加入者は、任意の
端末装置から交換機に対してメッセージ送出パターン登
録の特番と、加入者情報と、呼出前送出か呼出中送出か
を示すメッセージ送出パターンとを送出する。交換機
は、メッセージ送出パターンを識別し（Ｃ１）、呼出前
送出の場合は、「メッセージ送出パターン登録テーブ
ル」に、“０”による呼出前送出を設定し（Ｃ２）、又
呼出中送出の場合は、「メッセージ送出パターン登録テ
ーブル」に“１”による呼出中送出を設定する（Ｃ
３）。

【００３３】図６は本発明の実施例のリングバックトー
ン送出有無登録のフローチャートであり、加入者は、任
意の端末装置からリングバックトーン送出有無登録の特
番と、加入者情報と、リングバックトーン送出の有無
（メッセージ送出時に合成するか否か）の情報とを送出
する。交換機は、リングバックトーン送出の有無を識別
し（Ｄ１）、送出有りの場合は、「リングバックトーン
送出有無登録テーブル」に“１”による送出有りを設定
し（Ｄ２）、又送出無しの場合は、「リングバックトー
ン送出有無登録テーブル」に“０”による送出無しを設
定する（Ｄ３）。

【００３４】図７は本発明の実施例のメッセージ送出有
無登録のフローチャートであり、音声メッセージ又は画
像メッセージを登録しても、メッセージ送出を停止する
ように登録することができるものであり、加入者は、任
意の端末装置から、メッセージ送出有無登録の特番と、
加入者情報と、メッセージ種別情報と、メッセージ送出
の有無情報とを送出する。交換機は、メッセージ種別が
音声か画像かを識別し（Ｅ１）、音声メッセージ又は画
像メッセージの場合に、メッセージ送出の有無を判定し
（Ｅ２），（Ｅ５）、メッセージ送出有りの場合は、
「メッセージ番号登録テーブル」に“１”による音声メ
ッセージ送出有り又は画像メッセージ送出有りを設定す
る（Ｅ３），（Ｅ６）。又メッセージ送出無しの場合
は、「メッセージ番号登録テーブル」に、“０”による
音声メッセージ送出無し又は画像メッセージ送出無しを
設定する（Ｅ４），（Ｅ７）。

【００３５】前述のような操作によって、画像／音声メ
ッセージ装置３に音声メッセージ又は音声を含む画像メ
ッセージを登録し、メッセージ番号登録テーブル１５と
メッセージ送出パターン登録テーブル１６とリングバッ
クトーン送出有無登録テーブル１７とを含むデータ部１
２によって、画像／音声メッセージ装置３の登録内容の
管理を行うことができる。

【００３６】図８，図９及び図１０は本発明の実施例の
メッセージ送出時のフローチャートであり、例えば、図
１に於いて加入者端末装置Ｂから加入者端末装置Ａの電
話番号をダイヤルすると、交換機の中央制御装置１は、
発呼電話番号解析により加入者Ａを識別し、記憶装置３
のプログラム部１１の端末制御部１３による制御プログ
ラムに従ってデータ部１２を検索し、加入者Ａの装置番
号対応に、メッセージ番号登録テーブル１５から画像メ
ッセージ番号と送出フラグ＊１及び音声メッセージ番号
と送出フラグ＊１とを読出し、又メッセージ送出パター
ン登録テーブル１６から呼出信号の送出前のメッセージ
送出であるか又は呼出信号の送出中のメッセージ送出か
を示すメッセージ送出パターンを読出し、又リングバッ
クトーン送出有無登録テーブル１７からリングバックト
ーン送出有無情報を読出す。

【００３７】前述のように、メッセージ送出パターン登
録テーブル１６から登録内容を読出して、メッセージ送
出パターンが呼出前送出か否かを判定し（Ｆ１）、呼出
前送出でない場合、即ち、メッセージ送出パターンとし
て“１”が設定登録されている場合、被呼者呼出しを開
始する（Ｆ２）。即ち、交換機から加入者端末装置Ａに
対して図示を省略した周知の構成によって呼出信号を送
出する。

【００３８】そして、メッセージ送出パターンが呼出前
送出か否かに拘らず、発呼者電話機種別の識別を行う
（Ｆ３）。この発呼者電話機種別は、ＩＳＤＮに於いて
は、被呼者の電話番号等の被呼者情報と発呼者情報とが
転送されるから、これらを基に容易に識別することがで
きる。なお、発呼者情報を転送しないネットワークシス
テムに於いては、前述の識別について、テレビ電話機と
判定して処理を進めることができる。

【００３９】発呼者電話機種別がテレビ電話機の場合、
画像メッセージ送出有りか否かを判定し（Ｆ４）、送出
有りの場合は、発呼者へ画像メッセージを送出する（Ｆ
５）。即ち、被呼者情報を基にメッセージ番号登録テー
ブル１５を検索し、画像メッセージ番号と送出フラグ＊
１とを読出し、この画像メッセージ番号が格納されてい
れば、画像メッセージが登録されているから、この画像
メッセージ番号を基に画像／音声メッセージ装置３から
画像メッセージを読出して、発呼者の加入者端末装置Ｂ
に送出する。図１に於いては、ネットワーク装置２の
のパスを介して発呼者の加入者端末装置Ｂへ画像メッセ
ージが送出される。

【００４０】又発呼者電話機種別が一般電話機の場合、
又は画像メッセージ送出無しの場合又は画像メッセージ
送出開始後に於いて、音声メッセージ送出有りか否かを
判定する（Ｆ６）。音声メッセージ送出無しの場合は、
画像メッセージ送出有りか否かを判定し（Ｆ７）、送出
無しの場合は、通常の呼出中へ処理を移行して（Ｆ
８）、メッセージ送出の処理を終了する。

【００４１】又音声メッセージ送出有りの場合は、リン
グバックトーン送出の有無を判定し（Ｆ９）、リングバ
ックトーン送出有りの場合は、音声メッセージとリング
バックトーンとを合成して発呼者へ送出し（Ｆ１０）、
リングバックトーン送出無しの場合は、音声メッセージ
を発呼者へ送出する（Ｆ１１）。例えば、ネットワーク
装置２の，のパスを介して、トーン生成装置６から
のリングバックトーンと、画像／音声メッセージ装置４
から読出した音声メッセージとが音声合成装置５により
合成されて、のパスを介して発呼者の加入者端末装置
Ｂへ送出されることになる。

【００４２】そして、被呼者呼出中か否かを判定し（Ｆ
１２）、呼出中でない場合、発呼者による呼出要求の有
無を判定し（Ｆ１３）、呼出要求が無ければ発呼者途中
放棄か否かを判定し（Ｆ１４）、途中放棄でない場合、
メッセージの送出が終了したか否かを判定し（Ｆ１
５）、終了しない場合はステップ（Ｆ１３）に移行し、
終了した場合は、通常の呼出中状態へ移行する（Ｆ１
６）。

【００４３】又ステップ（Ｆ１３）に於いて発呼者によ
る呼出要求が有れば、通常の呼出状態へ移行する（Ｆ１
７）。又ステップ（Ｆ１４）に於いて、発呼者が途中放
棄した場合は、空状態へ移行する（Ｆ１８）。

【００４４】又ステップ（Ｆ１２）に於いて、被呼者呼
出中の場合、被呼者応答か否かを判定し（Ｆ１９）、被
呼者応答の場合は、通話中へ移行する（Ｆ２３）。即
ち、交換機の中央制御装置１は、ネットワーク装置２を
制御して、のパスを形成し、加入者Ａ，Ｂ間で通話が
行われる。

【００４５】又被呼者が応答しない場合、発呼者途中放
棄か否かを判定し（Ｆ２０）、途中放棄でない場合、メ
ッセージ終了か否かを判定し（Ｆ２１）、メッセージ終
了の場合は、再度メッセージ送出を開始する（Ｆ２
２）。即ち、被呼者が応答するまで、登録したメッセー
ジを繰り返して発呼者に送出する。

【００４６】又ステップ（Ｆ２０）に於いて、発呼者が
途中放棄した場合は、空状態へ移行する（Ｆ２４）。即
ち、ステップ（Ｆ１４）に於ける発呼者途中放棄と同様
に、交換機は、加入者Ｂに対して最初の状態に復帰す
る。

【００４７】加入者端末装置Ａから画像／音声メッセー
ジ装置４に画像／音声メッセージを登録する時に、ネッ
トワーク装置２のパスが形成され、加入者端末装置Ａ
から入力した画像メッセージ又は音声メッセージが画像
／音声メッセージ装置４に格納され、又メッセージ送出
パターンの設定登録を行うことができる。又登録内容を
確認する場合は、又はのパスが形成されて、登録さ
れた画像／音声メッセージ又は音声合成装置５によりリ
ングバックトーンと合成された画像／音声メッセージを
加入者端末装置Ａに於いて確認することができる。

【００４８】又画像／音声メッセージを登録していない
場合の加入者端末装置Ａに、加入者端末装置Ｂから発呼
した場合は、加入者端末装置Ａに図示を省略した呼出信
号送出機構から呼出信号が送出され、加入者端末装置Ｂ
に対しては、のパスが形成されて、トーン生成装置６
からのリングバックトーンが送出される。

【００４９】又加入者端末装置Ａから画像／音声メッセ
ージを登録し、メッセージ送出パターンを呼出信号の送
出前に設定登録した場合、この加入者端末装置Ａに加入
者端末装置Ｂから発呼すると、交換機は、加入者端末装
置Ａに呼出信号を送出する前に、加入者端末装置Ｂへ画
像／音声メッセージ装置４から読出した画像／音声メッ
セージを、ネットワーク装置２ののパスを介して送出
する。加入者端末装置Ｂに於いて、画像／音声メッセー
ジの受信中に、電話機のフッキングやキー入力操作等を
行うと、交換機は、画像／音声メッセージ装置４からの
画像／音声メッセージの送出を停止し、且つ被呼者の加
入者端末装置Ａに呼出信号の送出を開始することができ
る。

【００５０】又加入者端末装置Ａから画像／音声メッセ
ージを登録し、メッセージ送出パターンを呼出信号の送
出中に設定登録した場合、この加入者端末装置Ａに加入
者端末装置Ｂから発呼すると、交換機は、加入者端末装
置Ａに呼出信号を送出すると共に、画像／音声メッセー
ジ装置４から読出した画像／音声メッセージを、ネット
ワーク装置２ののパスを介して、発呼者の加入者端末
装置Ｂに送出する。この画像／音声メッセージの送出中
に、呼出信号に対して被呼者の加入者端末装置Ａが直ち
に応答した場合、画像／音声メッセージによって発呼者
が被呼者の確認を行う前であっても、画像／音声メッセ
ージの送出を停止し、ネットワーク装置２ののパスを
形成して通話状態に移行させることができる。

【００５１】又画像／音声メッセージを送出する場合
に、発呼者情報の転送機能を備えていない交換機に収容
された加入者が発呼した場合、図８のステップ（Ｆ３）
に於いて、発呼者電話機種別を識別できないので、テレ
ビ電話機と見做して、登録された画像メッセージも送出
し、テレビ電話機であれば、その画像メッセージを表示
でき、一般電話機であれば、音声メッセージのみを受信
できることになる。

【００５２】又他のネットワーク装置７として図１に示
すように、他の交換機に収容された加入者から例えば加
入者端末装置Ａに発呼した場合に於いても、加入者端末
装置Ａから画像／音声メッセージ装置４に登録した画像
／音声メッセージを、設定登録したメッセージ送出パタ
ーンに従って送出することができる。又画像／音声メッ
セージ装置４を集中局等に設置し、処理が複雑となる
が、集中管理することも可能である。

【００５３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、発呼者
に送出する画像メッセージ及び音声メッセージを、被呼
者となる加入者が画像／音声メッセージ装置４に任意に
登録，変更，確認を行うことが可能であり、又被呼者に
呼出信号を送出する前、又は送出中に画像／音声メッセ
ージの送出を指示するメッセージ送出パターンについて
も加入者が設定登録することができるから、加入者の要
望に沿って発呼者に対して各種のメッセージを送出する
ことができる。

【００５４】従って、被呼者が応答しないうちに、発呼
者が間違い電話に気づくことができ、又画像／音声メッ
セージによって被呼者の宣伝を行うことができる。又被
呼者が応答まで画像／音声メッセージを送出することが
できるから、発呼者の途中放棄を回避する可能性を高く
することができる。

【００５５】又画像／音声メッセージ装置４と、画像／
音声メッセージの管理等を行う各登録テーブル１５〜１
７とにより、前述のように、加入者が登録した画像／音
声メッセージを発呼者に送出することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例の説明図である。

【図２】本発明の実施例の登録テーブルの説明図であ
る。

【図３】本発明の実施例の登録設定のフローチャートで
ある。

【図４】本発明の実施例のメッセージ確認のフローチャ
ートである。

【図５】本発明の実施例のメッセージ送出パターン登録
のフローチャートである。

【図６】本発明の実施例のリングバックトーン送出有無
登録のフローチャートである。

【図７】本発明の実施例のメッセージ送出有無登録のフ
ローチャートである。

【図８】本発明の実施例のメッセージ送出時のフローチ
ャートである。

【図９】本発明の実施例のメッセージ送出時のフローチ
ャートである。

【図１０】本発明の実施例のメッセージ送出時のフロー
チャートである。

【符号の説明】

１中央制御装置２ネットワーク装置３記憶装置４画像／音声メッセージ装置５音声合成装置６トーン生成装置１１プログラム部１２データ部１３端末制御部１４画像／音声メッセージ装置制御部１５メッセージ番号登録テーブル１６メッセージ送出パターン登録テーブル１７リングバックトーン送出有無登録テーブル

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】交換機に設けた画像／音声メッセージ装
置に、予め加入者が発呼者に対して送出する画像／音声
メッセージを登録し、該加入者に対する着呼時に、該加入者が設定登録した呼
出前又は呼出中に、前記画像／音声メッセージ装置から
画像／音声メッセージを読出して発呼者に送出する過程
を含むことを特徴とする被呼者案内方法。
【請求項２】前記画像／音声メッセージ装置への画像
／音声メッセージの登録は、前記加入者の端末装置から
特番を用いた登録操作によって、画像／音声メッセージ
と共に、呼出前又は呼出中に送出するか否かのメッセー
ジ送出パターン及びリングバックトーンの送出の有無を
登録する過程を含むことを特徴とする請求項１記載の被
呼者案内方法。
【請求項３】前記画像／音声メッセージ装置への画像
／音声メッセージの登録は、前記画像／音声メッセージ
と共に前記リングバックトーンを合成して登録し、且つ
前記メッセージ送出パターンを呼出中に設定した時に、
前記リングバックトーンの送出は無しに自動的に設定す
る過程を含むことを特徴とする請求項１又は２記載の被
呼者案内方法。
【請求項４】前記画像／音声メッセージ装置に画像／
音声メッセージを登録し、且つメッセージ送出パターン
を呼出前に設定登録した加入者に対する着呼時に、発呼
者に対して前記登録された画像／音声メッセージを送出
し、該発呼者の操作により通常の被呼者への呼出中へ処
理を移行させることを特徴とする請求項１又は２記載の
被呼者案内方法。
【請求項５】前記画像／音声メッセージ装置に画像／
音声メッセージを登録し、且つメッセージ送出パターン
を呼出中に設定登録した加入者に対する着呼時に、発呼
者に対して前記登録された画像／音声メッセージを送出
し、且つ該加入者に対して呼出信号を送出し、該加入者
が前記画像／音声メッセージ送出中に応答した時に、通
話中に処理を移行させることを特徴とする請求項１又は
３記載の被呼者案内方法。
【請求項６】前記画像／音声メッセージ装置に画像／
音声メッセージを登録し、且つメッセージ送出パターン
を呼出中に設定登録した加入者に対する着呼時に、発呼
者に対して前記登録された画像／音声メッセージを送出
し、且つ該加入者に対して呼出信号を送出し、該加入者
が前記画像／音声メッセージの送出終了によっても応答
しない時は、前記画像／音声メッセージを繰り返し前記
発呼者へ送出することを特徴とする請求項１又は３又は
５記載の被呼者案内方法。
【請求項７】中央制御装置とネットワーク装置と記憶
装置とを有する交換機に於いて、発呼者へ送出する画像／音声メッセージを端末装置から
登録する画像／音声メッセージ装置を設け、前記記憶装置は、前記画像／音声メッセージ装置に登録
された画像／音声メッセージをメッセージ番号として管
理するメッセージ番号登録テーブルと、前記画像／音声メッセージを呼出信号の送出前に送出す
るか呼出信号の送出中に送出するかを設定登録するメッ
セージ送出パターン登録テーブルと、前記発呼者へのリングバックトーンの送出の有無を設定
登録するリングバックトーン送出有無登録テーブルとを
備えていることを特徴とする被呼者案内装置。
【請求項８】前記リングバックトーンを生成するトー
ン生成装置と、該トーン生成装置からのリングバックト
ーンと、登録する音声メッセージとを合成して前記画像
／音声メッセージ装置へ登録する音声合成装置とを設け
たことを特徴とする請求項７記載の被呼者案内装置。