JPH09162877A - バッファ制御方式 - Google Patents

バッファ制御方式

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JPH09162877A
JPH09162877A JP31800595A JP31800595A JPH09162877A JP H09162877 A JPH09162877 A JP H09162877A JP 31800595 A JP31800595 A JP 31800595A JP 31800595 A JP31800595 A JP 31800595A JP H09162877 A JPH09162877 A JP H09162877A
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JP
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buffer
cells
dummy
fixed
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Withdrawn
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JP31800595A
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Inventor
Mikio Nakayama
幹夫 中山
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • H04L49/10Packet switching elements characterised by the switching fabric construction
    • H04L49/104Asynchronous transfer mode [ATM] switching fabrics
    • H04L49/105ATM switching elements
    • H04L49/108ATM switching elements using shared central buffer
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    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
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    • H04L2012/565Sequence integrity

Abstract

(57)【要約】 【課題】 転送パケットがバースト的に紛失した場合に
おいても、パケットの到着間隔の揺らぎを吸収するため
のバッファに格納されるパケット量を一定に保持する方
式を提供する。 【解決手段】 一定間隔でセルが送出されるセル転送に
おいてセルA(SN=2)とセルB(SN=5)との間で1
8個のセルが紛失した場合、セルAが到着してからセル
の到着間隔の期待値Tの8倍の時間が経過する毎にセル
Aと同じシーケンスナンバ(SN=2)を有するダミーセ
ルをセルFIFO部に書き込む。セルFIFO部には、
SN=2、2、2、5という順番でセルまたはダミーセル
が格納される。セルFIFO部からセルまたはダミーセ
ルを順次読み出したときに、シーケンスナンバSN=2が
連続していた場合には、SN=3、4、5、6、7、0、
1に相当するセルの代わりにダミーデータを生成し、シ
ーケンスナンバSN=2の次がSN=5であった場合には、
SN=3、4に相当するセルの代わりにダミーデータを生
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】固定長パケットの転送レート
の揺らぎを吸収するためのバッファを制御する方式に係
わる。特に、ATM のAAL1のシーケンスナンバを用いて受
信バッファに格納されるセル量を一定に保持する制御方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音声データ、テキストデータ、画
像データを含めた様々な形態の通信を統一的に扱うサー
ビスが不可欠となってきているが、その中核技術がATM
(非同期転送モード)である。
【0003】ATM は、情報をセルに格納して転送する。
セルは、固定長パケットであり、転送すべき情報を格納
したペイロードと、ルーティング情報等の制御情報を格
納したヘッダとから構成される。
【0004】ATM では、様々な通信サービスを扱うが、
各サービス毎に要求されるサービス品質(遅延時間、誤
り率など)は異なる。ATM アダプテーションレイヤ(以
下、AAL とする)は、このサービス品質の違いを吸収す
る機能を果たす。AAL は、現在、タイプ1〜タイプ5が
規定されているが、細部は検討が続けられている。
【0005】固定速度(CBR: Constant Bit Rate)でデ
ータを転送するサービスとしては、音声データ、動画像
データ転送、サーキットエミュレーションなどがある。
サーキットエミュレーションは、ネットワーククロック
に同期した固定速度で転送されるデータを扱い、あたか
も同期ディジタル回線のようにしてデータを転送するの
で同期回線転送と呼ばれることもある。このような固定
速度のサービス(CBRサービス)は、AAL1によって提供
される。
【0006】図44は、全体システム構成図である。こ
こでは、CBR データ(固定速度データ)を処理する機能
を説明する。ATM 交換機11は、ATM スイッチ部12を
有する。ATM スイッチ部12は、セルのヘッダに設定さ
れているルーティング情報に従って各セルを所定の回線
に出力する。ATM 送信装置13は、動画データや音声デ
ータなどのCBR データをセルに変換し、各セルをUNI
(User Network Interface)を介してATM 交換機11へ
転送する。ATM 受信装置14は、ATM 交換機11から出
力されるセルを受信し、それらのセルからデータを再生
してCBR データとして転送先端末へ転送する。なお、AT
M 送信装置13およびATM 受信装置14は、サーバマシ
ンやパーソナルコンピュータ等のような端末装置内に設
けてもよい。
【0007】CE送信部15およびCE受信部16は、
それぞれATM 交換機11内に設けられ、サーキットエミ
ュレーションを実現する。CE送信部15は、CBR デー
タを直接受信し、そのCBR データをセルに変換してATM
スイッチ部12に入力する。CE受信部16は、ATM ス
イッチ部12によって交換されたセルを、UNI を介さず
に所定の転送先にCBR データとして出力する。
【0008】本発明は、セルを受信する回路において提
供される技術であり、図44においては、ATM 受信装置
14およびCE受信部16がその対象となる。図45
(a) は、ATM セルの構成を示す図である。ATM セルは、
5バイトのATMヘッダと、48バイトのSAR-PDU (セグ
メンテイション・アンド・リアセンブリ・プロトコルデ
ータユニット)とから構成される。ATM ヘッダは、ルー
ティング情報(VPI/VCI :仮想パス識別子/仮想チャネ
ル識別子)を含む。HEC (ヘッダエラーコントロール)
は、ATM ヘッダの先頭4バイトの誤りを検出・訂正する
ために使用される。SAR-PDU は、転送すべき情報を格納
する領域であり、ペイロードを呼ばれることもある。
【0009】図45(b) はAAL1におけるSAR-PDU の構成
を示す図である。AAL1におけるSAR-PDU は、1バイトの
SAR ヘッダと47バイトのSAR-SDU (SAR サービスデー
タユニット)とから構成される。SAR ヘッダは、セルの
送出順序を示すために使用され、そのSAR ヘッダを用い
てセルの紛失を検出することができる。SAR-SDU は、情
報フィールドとして使用される。すなわち、音声データ
や動画像データなどのCBR データを47バイトごとに分
割して格納する。なお、セルをシリアルに転送するとき
は、右から左への順番に、また、上から下への順番に送
出される。
【0010】図45(c) は、SAR ヘッダの構成を示す図
である。SAR ヘッダは、4ビットのSNF (シーケンスナ
ンバフィールド)と、4ビットのSNPF(シーケンスナン
バプロテクトフィールド)とから構成される。SNF は、
コンバージェンスサブレイヤを示すCSビットと、0から
7までの数字を2進数で表すSN(シーケンスナンバ)と
から構成される。SNは、各セルの送出順序を示す番号で
あり、サイクリックにインクリメントされる。SNPFは、
SNのエラー検出と訂正のためのCRC 演算値を示すCRC
(サイクリック・リダンダンシ・チェック)と偶数パリ
ティを示すEP(イーブンパリティ)ビットとから構成さ
れる。
【0011】このように、AAL1によって規定されるCBR
サービスでは、動画像データや音声データなどのような
一定の速度で転送することが要求されるデータを47バ
イトごとに分割してSAR-SDU に格納し、そのSAR-SDU に
送出順序を示すためのSAR ヘッダを付加してSAR-PDU を
作成し、さらにそのSAR-PDU にルーティング情報を含む
ATM ヘッダを付加してセルを作る。そして、このセルを
ATM ネットワークに送出する。受信側では、受信セルか
ら47バイトのSAR-SDU に格納されているデータを取り
出し、画像データあるいは音声データなどを一定の速度
で再生する。
【0012】図46は、シーケンスナンバSNを使ってセ
ル紛失を検出する方法を説明する図である。図46(a)
は、セルが紛失することなく転送される場合を示す。送
信側では、セルの送出順に従ってそれらセルに順番にSN
=0,1,2,3,...を設定する。ATM 交換機は、
セルの順番を保証しながらそれらセルを受信側に転送す
る。受信側では、受信セルのシーケンスナンバSNを検出
し、SN値が1ずつインクリメントされていれば、セルが
紛失してないとみなす。
【0013】図46(b) は、セルが紛失した場合を示
す。ここでは、SN=2のセルがATM 交換機で廃棄された
ものとする。この場合、受信側で検出されるSN値は、SN
=0,1,3,...となるので、SN=2のセルが紛失
したことを認識する。このようにして、受信側では、セ
ル紛失を認識し、また、どのセルが紛失したのかを認識
できる。
【0014】ところで、CBR データ(固定速度データ)
をセルに格納して転送する場合、セルは一定間隔ごとに
送出される。受信側では、一定間隔ごとに到着するセル
から必用な情報を取り出して再生すれば、その再生デー
タはCBR データとなる。
【0015】ところが、ATM 交換機内でのセル転送の遅
延は、パスの輻輳状態などに依存する。このため、送信
側から一定間隔ごとにセルを送出しても、受信側では一
定間隔ごとにセルが到着しないことがある。このような
現象を「揺らぎ」と呼ぶ。セル到着間隔に揺らぎが生じ
ると、CBR データ(固定速度データ)をセルに格納して
一定間隔ごとに送出しても、受信側で再生されるデータ
は、CBR データとならない。
【0016】この問題を防ぐために、受信側にセルを格
納するためのバッファを設ける構成が採用されている。
すなわち、受信セルをいったんバッファに格納し、その
バッファから一定間隔ごとにセルを読み出すことによっ
て、揺らぎを吸収する。
【0017】図47は、セル間隔の揺らぎを吸収する従
来の装置の構成図である。この揺らぎ吸収装置は、ATM
交換機から出力されたセルを受信する装置内に設けられ
る。なお、同図に示す揺らぎ吸収装置は、特願平7−0
05748(平成7年1月18日出願)に詳細に記載さ
れているので、ここでは、その構成と動作を簡単に説明
する。また、同図に示す揺らぎ吸収装置は、AAL1を対象
とし、図45に示す形式のセルを扱うものとして説明す
る。
【0018】ATM セル分解部21は、到着したセルから
47バイトの情報フィールド(SAR-SDU )を取り出し
て、セルFIFO部22に書き込む。また、そのセルか
らシーケンスナンバSNを取り出してリードクロック生成
部26に通知する。
【0019】セルFIFO部22は、ATM セル分解部2
1によって抽出された47バイトの情報フィールド(SA
R-SDU )を格納する。ユーザクロック分周部23は、ネ
ットワーククロックNC(たとえば、155.52MHz の
8分の1)を分周するこよによってユーザクロックUCを
生成する。ユーザクロックUCは、サービス毎に要求され
るクロックである。
【0020】ファーストセル検出部24は、セルFIF
O部22に最初に書き込まれるセルが到着すると、その
ことをセルカウンタ部25へ通知する。セルカウンタ部
25は、ファーストセル検出部24からの通知を受ける
と、セルFIFO部22に書き込まれるデータ量をセル
単位(47バイト単位)でカウントする。そして、Nカ
ウントまで計数すると、読出し開始信号RDSTをリードク
ロック生成部26に通知する。ここで、Nは、揺らぎ吸
収量である。
【0021】リードクロック生成部26は、読出し開始
信号RDSTを受信した後、ユーザクロックUCと同じ周波数
の読出しクロックRCをセレクタ部28に対して出力す
る。また、ATM セル分解部21から通知されるシーケン
スナンバSNを監視し、あるセルのシーケンスナンバSNが
その前のセルのシーケンスナンバSNに対して1だけイン
クリメントされた値でなかった場合にセル紛失が発生し
たとみなし、セレクタ部28に対して読出し停止信号XR
DSTPを出力する。
【0022】FIFOリセット生成部27は、セルFI
FO部22が空(エンプティ)になったとき、またはセ
ルFIFO部22が満杯(フル)になったときに、セル
FIFO部22およびセルカウンタ部25をリセットす
る。
【0023】セレクタ部28は、読出しクロックRCを用
いてセルFIFO部22からデータを読み出して、ユー
ザ情報UIとして出力する。ただし、読出し停止信号XRDS
TPを受信している期間は、セルFIFO部22からデー
タを読み出す代わりにダミーデータをユーザ情報UIとし
て出力する。
【0024】このように、受信セルの情報フィールドの
データをいったんセルFIFO部22に格納し、一定周
波数のユーザクロックUCに従ってそのデータを読み出す
ことによって、揺らぎを吸収する。
【0025】どの程度の揺らぎを吸収できるかは、セル
FIFO部22に何セル分のデータを格納しているかに
よって決まる。たとえば、セルFIFO部22に20セ
ル分のデータが格納されている状態では、20セル間隔
に相当する揺らぎを吸収できる。この場合、揺らぎ吸収
量が20であると定義する。
【0026】ところが、もし、セルFIFO部22が空
になると、セルFIFO部22からはデータを読み出す
ことはできずにCBR データを生成できなくなってしま
う。あるいは、セルFIFO部22が満杯になると、そ
れ以上データを書き込むことができないので、データが
廃棄されてしまう。したがって、セルFIFO部22に
格納されるセル量を一定の値に保つことが要求される。
【0027】ところで、ATM 交換機で輻輳が発生する
と、優先度の低いセルが廃棄される。セル廃棄が発生す
ると、その廃棄されたセルに格納されていたデータがセ
ルFIFO部22に書き込まれなくなるが、CBR データ
転送の場合は、セルFIFO部22から一定速度でデー
タを読み出し続けるので、セルFIFO部22のセル量
は減少する。図47に示す揺らぎ吸収装置はこのような
セル紛失が発生した場合においても、セルFIFO部2
2のセル量を一定の値に保つことができる。
【0028】図48は、セル紛失が発生したときの揺ら
ぎ吸収装置の動作を説明する図である。ここでは、揺ら
ぎ吸収量を20とする。図48に示すように、各セルに
は、その送出順に従ってシーケンスナンバSNが順番に割
り当てられる。ここで、ATM 交換機においてSN=5およ
び6のセルが廃棄されたとする。すなわち、受信側にお
いて、SN=4のセルの次にSN=7のセルが到着する場合
を説明する。
【0029】セルが到着する毎にそのセルがセルFIF
O部22に書き込まれ、セルFIFO部22のセル量
(データ量)が増加してゆく。セルFIFO部22のセ
ル量が20になると、ユーザクロックUCに従ってセルF
IFO部22からセルが読み出される。セル間隔の揺ら
ぎがない(揺らぎを平均化すれば、0とみなせる)とす
ると、セルFIFO部22へのセル書込み速度とセルF
IFO部22からのセル読出し速度とは同じなので、セ
ルFIFO部22のセル量は20のまま保持される。
【0030】SN=5および6のセルが紛失すると、それ
ら2つのセルが紛失しなかった場合と比べて、セルFI
FO部22に書き込まれるセル数が2つ減ることになる
が、セルFIFO部22からのセル読出しは一定速度で
継続される。したがって、セルFIFO部22のセル量
は減少(図48において、20、19、18と減少)し
てゆく。
【0031】SN=7のセルが到着すると、前に受信した
セルのシーケンスナンバSNが4であったので、2個のセ
ルが紛失したことを認識する。このことにより、セルF
IFO部22から2個のセルを読み出すのに要する時間
だけセル読出しを停止するとともに、2個のセルに相当
するダミーデータを生成してユーザ情報UIとして出力す
る。セル読出しが停止されている期間、後続のセルが2
個到着してセルFIFO部22に書き込まれるので、セ
ルFIFO部22のセル量は増加して20に戻る。
【0032】このように、セルが紛失した場合において
も、セルFIFO部22のセル量を一定に保つことがで
きる。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】上述にように、従来の
揺らぎ吸収装置では、シーケンスナンバSNを用いてセル
FIFOバッファ22を制御することにより、セル紛失
に対する保護を行っていた。ところが、シーケンスナン
バSNは、図45(c) に示したように、3ビットで表され
る数値であり、その値はサイクリックにインクリメント
される。したがって、シーケンスナンバSNは、8以上の
値を表すことができず、以下の問題点が生じていた。
【0034】図49は、従来の揺らぎ吸収装置の問題点
を説明する図である。ここでは、揺らぎ吸収量を20と
する。また、ATM 交換機において、18個のセル(SN=
5、6、7、0、1、2、3、4、同様にSN=5〜4、
およびSN=5、6)が連続して紛失したとする。紛失し
た18個のセルの直前のセルをセルA(SN=4)と呼
び、直後のセルをセルB(SN=7)と呼ぶ。また、セル
Aが到着した時点で、セルFIFO部22のセル量が2
0であるとする。
【0035】セルAが到着した後、セルBが到着するま
での間は、セルが到着しないのでセルFIFO部22へ
のセル書込みが停止されるが、セルFIFO部22から
のセル読出しは一定速度で継続される。従って、セルF
IFO部22のセル量は、セルBが到着するまで減少し
てゆく。即ち、18個のセルが紛失しているので、セル
FIFO部22のセル量は、20から2まで減少する。
【0036】セルBが到着すると、セルBのシーケンス
ナンバSNが7であり、前に到着したセル(セルA)のシ
ーケンスナンバSNが4であったので、セルAとセルBと
の間で2個のセルが紛失したと推定する。このことによ
り、セルFIFO部22から2個のセルを読み出すのに
要する時間だけセル読出しを停止し、また、SN=5およ
び6のセルを補償するためにダミーデータを生成してユ
ーザ情報UIとして出力する。セルFIFO部22からの
セル読出しを停止している期間、2個のセルが受信され
るので、セルFIFO部22のセル量は2だけ増加して
4になる。
【0037】この後、セルが紛失することなく到着すれ
ば、セルFIFO部22へのセル書込み速度とセルFI
FO部22からのセル読出し速度とは同じなので、セル
FIFO部22のセル量は4のまま保持される。
【0038】このように、従来の揺らぎ吸収装置におい
ては、バースト的なセル紛失が発生すると、揺らぎ吸収
のために設けたセルFIFO部22のセル量が減少して
しまう。セルFIFO部22のセル量が減少した状態で
は、わずかなセル遅延が発生しただけでセルFIFO部
22が空(エンプティ)状態になり、一定速度でデータ
を再生できなくなってしまう。たとえば、動画像データ
を転送するサービスにおいて一定速度でデータを再生で
きなくなると、再生画像が乱れたり、その同画像と一緒
に転送される音声データとの同期が取れなくなってしま
う。
【0039】なお、動画像データや音声データは、ATM
交換機内をセル形式でルーティングされるとき、一般
に、その優先度が低く、輻輳状態においては廃棄される
可能性が高い。このため、動画像データや音声データを
格納したセルが連続して(バースト的)紛失することは
起こりうることである。
【0040】本発明の課題は、転送パケットがバースト
的に紛失した場合においても、パケットの到着間隔の揺
らぎを吸収するためのバッファに格納されるパケット量
を一定に保持する方式を提供することである。
【0041】
【課題を解決するための手段】本発明の手段を図面を参
照しながら説明する。図1は、本発明の原理を説明する
図である。本発明のバッファ制御方式では、受信した固
定長パケットをいったんバッファに格納しそのバッファ
から一定速度で固定長パケットを読み出す。
【0042】各固定長パケットは、送信側の装置におい
て送出順番を示すシーケンスナンバA,B,C,
D,...が付与されている。シーケンスナンバは、固
定長パケットの送出順番を1ずつインクリメントしなが
ら表す番号であり、S個の正数を用いてサイクリックに
カウントされる。
【0043】固定長パケット転送に際して固定長パケッ
トが紛失すると、固定長パケットが紛失せずに転送され
た場合と比べて、固定長パケットの到着間隔が長くな
る。ここで、送信側の装置が一定間隔で固定長パケット
を送出したとすると、固定長パケットの到着間隔を測定
することにより、セル紛失数を推定することができる。
また、固定長パケットが紛失すると、到着した各固定長
パケットから順番に取り出したシーケンスナンバは、1
ずつインクリメントされた値ではなくなる。すなわち、
シーケンスナンバを用いれば、S個以下のセル紛失数を
正確に検出することができる。したがって、固定長パケ
ットの到着間隔と、各固定長パケットに付されているシ
ーケンスナンバとを用いれば、固定長パケットの紛失数
を算出することができる。
【0044】固定長パケットが紛失した場合には、上記
バッファに格納される固定長パケット数をその紛失数だ
け増加させる。このことにより、固定長パケットが紛失
した場合においても、バッファに格納される固定長パケ
ット数を一定に保つことができる。
【0045】上記バッファに格納される固定長パケット
数をその紛失数だけ増加させるためには、たとえば、上
記算出された紛失数と同数のダミーパケットを生成して
上記バッファに書き込む。あるいは、上記算出された紛
失数と同数の固定長パケットを上記バッファから読み出
すのに要する時間だけ上記バッファからの読出しを停止
し、上記バッファから読み出す固定長パケットの代わり
にダミーデータを生成する。あるいは、ダミーセルの書
込みとダミーデータの生成とを併用する。
【0046】上記バッファ制御方式において、ある固定
長パケットが到着してから次の固定長パケットの到着を
待つ待ち時間が予め設定してある閾値時間を越えた場
合、上記バッファへのダミーパケットの書込みを停止す
る。このことにより、送信側の装置の故障などによって
固定長パケットが到着しない状況では、バッファが空に
なるので、故障などを認識できる。
【0047】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図面を
参照しながら説明する。以下では、ATM アダプテーショ
ンレイヤ(以下、AAL とする)タイプ1に従ってサービ
スを提供するATM ネットワークを前提として説明する。
すなわち、固定速度でデータを転送するCBR サービスを
想定しており、送信側では、一定速度で転送すべきデー
タをセルに格納してそれらのセルを一定間隔で送出し、
受信側では、その到着したセルから一定速度でデータを
再生する。なお、このシステムにおいて、受信側では、
ATM 交換機等においてセルが紛失しなければ、一定間隔
でセルが到着することが期待される。以下では、この一
定の時間間隔をセル到着間隔の期待値と呼ぶ。
【0048】上記システムにおいて、受信側での実際の
セル到着間隔は、その期待値に対して揺らぎが生じるの
で、受信セルをいったんバッファに格納し、そのバッフ
ァから一定速度でセルを読み出して生成することによっ
て揺らぎを吸収している。本実施形態で説明するバッフ
ァ制御方式は、この揺らぎ吸収用バッファに格納される
セル数を制御するものである。
【0049】本実施形態のバッファ制御方式は、図44
に示したシステムにおいて、ATM 受信装置14またはC
E受信部16内に設けられる。また、データ転送単位で
あるATM セルのフォーマットは、図45(a) に示し、AA
L1におけるSAR-PDU の構成およびびSAR ヘッダの構成
は、それぞれ図45(b) および(c) に示したものと同じ
である。
【0050】図2は、本実施形態のバッファ制御方式の
構成図である。図2に示すバッファ制御方式は、図47
の揺らぎ吸収装置をベースにしており、同じ符号は同じ
機能ブロックを示す。すなわち、セルFIFO部22、
ユーザクロック分周部23、ファーストセル検出部2
4、セルカウンタ部25、リードクロック生成部26、
FIFOリセット生成部27、セレクタ部28は、図4
7を参照しながら説明した通りである。
【0051】ATM セル分解部31は、ATM セル分解部2
1にいくつかの機能を追加したものである。ATM セル分
解部31は、到着したセルから47バイトの情報フィー
ルド(SAR-SDU )を取り出して、ダミーセル挿入部34
へ転送する。また、ATM セル分解部31は、到着したセ
ルから取り出したシーケンスナンバまたは受信SN保持部
32に保持されているシーケンスナンバをリードクロッ
ク生成部26に通知する。
【0052】受信SN保持部32、セル到着間隔監視部3
3およびダミーセル挿入部34は、本実施形態におて新
たに設けた回路ブロックである。受信SN保持部32は、
前回到着したセル、すなわち、最も最近到着したセルか
ら取り出したシーケンスナンバを保持する。
【0053】セル到着間隔監視部33は、各セルが到着
した時刻から計時を開始して、次のセルが到着するまで
の時間を監視する。そして、セル到着間隔の期待値の8
倍の時間が経過する毎に、ダミーセル挿入部34に対し
てダミーセル挿入パルスDCIPを出力する。また、セル到
着間隔の期待値の8倍のさらにそのM倍の時間が経過す
ると、以降は、ダミーセル挿入パルスDCIPを出力しな
い。
【0054】ダミーセル挿入部34は、通常、受信セル
から取り出したシーケンスナンバをATM セル分解部31
へ返送し、また、受信セルから取り出した受信情報RI
(47バイトの情報フィールドSAR-SDU )をセルFIF
O部22に書き込む。セル到着間隔監視部33からダミ
ーセル挿入パルスDCIPを受信すると、ダミーセル挿入部
34は、受信SN保持部32に保持してあるシーケンスナ
ンバをATM セル分解部31へ転送するとともに、ダミー
セルを生成してセルFIFO部22に書き込む。ここ
で、ダミーセルとは、47バイトの情報であり、例えば
オール0である。
【0055】上記構成のバッファ制御方式は、たとえ
ば、VPI/VCI (仮想パス識別子/仮想チャネル識別子)
によって識別されるコネクション毎に設けらる。なお、
各ブロックの構成および動作については、後述詳しく説
明する。
【0056】次に、図2に示すバッファ制御方式の基本
動作を説明する。到着したセルは、まず、ATM セル分解
部31に転送される。ATM セル分解部31は、各セルを
ATM ヘッダとSAR ヘッダとSAR-PDU とに分解する。ATM
ヘッダに格納されているVPI/VCI が予め指定されている
VPI/VCI であれば、そのセルを取り込み、予め指定され
ているVPI/VCI 以外のときはそのセルを廃棄する。ま
た、ATM セル分解部31は、取り込んだセルのSAR ヘッ
ダに格納されているシーケンスナンバを受信SN保持部3
2に転送し、SAR-PDU をダミーセル挿入部34へ転送す
る。
【0057】セル紛失が発生していない状態では、セル
は一定間隔で送出されているので、セルの到着間隔は、
揺らぎが生じているものの、セルの到着間隔の期待値と
比べて極端に長くなることはない。このため、セル到着
間隔監視部33はダミーセル挿入パルスDCIPを出力しな
い。ダミーセル挿入部34は、ダミーセル挿入パルスDC
IPを受信していない期間は、ATM セル分解部31から受
け取ったSAR-PDU をセルFIFO部22に書き込む。
【0058】また、セル紛失が発生していない状態で
は、次々と到着するセルから順次取り出したシーケンス
ナンバは、1ずつインクリメントされて0〜7の値をサ
イクリックに繰り返えす。上記シーケンスナンバは、い
ったんダミーセル挿入部34へ転送されるが、ダミーセ
ル挿入パルスDCIPが生成されていないので、ダミーセル
挿入部34は、そのシーケンスナンバをATM セル分解部
31へ返送する。リードクロック生成部26は、上記1
ずつインクリメントされるシーケンスナンバATMセル分
解部31から順次受け取り、その値が連続していること
を認識すると、セレクタ部28に対してリードクロック
RCを転送する。
【0059】セレクタ部28は、リードクロックRCに従
ってセルFIFO22からSAR-PDU7を読み出す。なお、
セルFIFO22への書込みまたは読出しは、47バイ
ト単位(SAR-PDU 単位)で行われるので、実質的に、セ
ル単位でアクセスしていることになる。以下では、セル
書込み、またはセル読出しとする。
【0060】このように、セル紛失が発生していない状
態では、送信側から送出されたセルがその送出順番通り
にセルFIFO22に書き込まれ、それらのセルは、リ
ードクロックRCに従って一定速度で読み出されてユーザ
情報UIとして出力される。ユーザ情報UIは、不図示の再
生装置に転送される。
【0061】一方、セル廃棄などが発生し、あるセルが
到着してからセル到着間隔の期待値の8倍を越える時間
が経過しても次のセルが到着しないときは、セル到着間
隔監視部33は、ダミーセル挿入パルスDCIPを生成す
る。ダミーセル挿入パルスDCIPが生成されると、セルが
紛失したものとみなして、その紛失したセルを補償する
ための処理を実行する。
【0062】紛失したセルを補償する方法としては、ダ
ミーセル挿入法とダミーデータ生成法がある。ダミーセ
ル挿入法は、ダミーセル挿入パルスDCIPを受信したダミ
ーセル挿入部34が、ダミーセル(47バイトの情報)
を生成してそのダミーセルをセルFIFO部22に書き
込む方法である。この方法において、紛失したセル数と
同じ数のダミーセルをセルFIFO部22に書き込め
ば、セルFIFO部22に書き込まれるセル数は、セル
が紛失しなかったときと同じになる。
【0063】ダミーデータ生成法は、セルFIFO部2
2からのセルの読出しを停止し、受信セルのSAR-PDU に
格納されているデータの代わりに47バイトのダミーデ
ータを生成してユーザ情報UIとして出力する方法であ
る。この方法において、紛失したセル数と同じ数のセル
をセルFIFO部22から読み出すのに要する時間だけ
セルFIFO部22からのセル読出しを停止すれば、セ
ルFIFO部22が格納するセル数(データ量)は、セ
ルが紛失しなかったときにリードクロックRCに従ってセ
ル読み出したときと同じになる。
【0064】本実施形態のバッファ制御方式は、上記ダ
ミーセル挿入法および/またはダミーデータ生成法を用
いてセルFIFO部22に格納されるセル数が一定量に
なるように制御するものである。以下、図面を参照しな
がら本実施形態の様々な態様を示す。
【0065】以下に示す各種態様では、ATM 交換機にお
いて、18個のセル(SN=3、4、5、6、7、0、
1、2、同様にSN=3〜2、およびSN=3、4)が連続
して紛失したものとして説明する。紛失した18個のセ
ルの直前のセルをセルA(SN=2)と呼び、紛失した1
8個のセルの直後のセルをセルB(SN=5)と呼ぶ。ま
た、セル到着間隔の期待値をTとする。
【0066】セル到着間隔の期待値Tは、たとえば、以
下のようにして規定する。例えば、動画像データを6Mb
psで転送するサービスにおいて、その動画像データを4
7バイト毎にセルに格納して転送する場合、1秒当たり
6×106 /(47×8)個のセルが転送される。した
がって、平均すれば、(47×8)/6×106 秒ごと
にセルが転送される。これをセル到着間隔の期待値Tと
する。
【0067】図3は、第1の態様の動作概念を説明する
図である。第1の態様では、セルBが到着したときに、
セルAとセルBとの間で18個のセルが紛失しているこ
とを認識し、ダミーセル挿入部34が、18個のダミー
セルを生成してセルFIFO部22に書き込む。
【0068】セルAとセルBとの間でのセル紛失数の認
識は、以下のようにして行う。セル到着間隔監視部33
は、セルAが到着した時刻から計時を開始し、8T(セ
ル到着間隔の期待値の8倍の時間)が経過する毎にダミ
ーセル挿入パルスDCIPを出力する。この動作は、セルB
が到着するまで継続される。したがって、セルBが到着
するまでに2個のダミーセル挿入パルスDCIPが生成され
る。このことにより、8×2個のセルが紛失したものと
みなす。また、セルAのシーケンスナンバが2であり、
セルBのシーケンスナンバが5であることから、SN=3
およびSN=4のセルが紛失したことを認識する。以上よ
り、18個のセルが紛失したことを認識する。
【0069】このように、第1の態様では、18個のセ
ル紛失に対して18個のダミーセルを生成してセルFI
FO部22に書き込むので、セルFIFO部22に格納
されるセル数(データ量)は、セルが紛失しなかったと
きと同じになる。
【0070】図4は、第2の態様の動作概念を説明する
図である。第2の態様では、セルBが到着したときに、
ダミーセル挿入部34が8×2個のダミーセルを生成し
てセルFIFO部22に書き込むとともに、セルFIF
O部22から2個のセル(SN=3およびSN=4に相当す
るセル)を読み出す代わりに、セレクタ部28が、ダミ
ーデータを生成してユーザ情報UIとして出力する。
【0071】このように、第2の態様では、18個のセ
ル紛失に対して、16個のダミーセルを生成してセルF
IFO部22に書き込むとともに、セルFIFO部22
から2個のセル読み出す代わりにダミーデータを生成す
るので、セルFIFO部22に格納されるセル数(デー
タ量)はセルが紛失しなかったときと同じになる。
【0072】図5は、第3の態様の動作概念を説明する
図である。第3の態様では、セルBが到着したときに、
まず、ダミーセル挿入部34が、2個のダミーセルを生
成してセルFIFO部22に書き込む。この2個のダミ
ーセルは、セルAと同じシーケンスナンバ(SN=2)を
有し、第1のダミーセルおよび第2のダミーセルと呼ぶ
ことにする。セルFIFO部22には、セルA(SN=
2)、第1のダミーセル(SN=2)、第2のダミーセル
(SN=2)、セルB(SN=5)という順番で各セルが格
納される。このため、セルAと第1のダミーセルとの間
で7個のセル紛失があったとみなし、セレクタ部28が
7個のセルに相当するダミーデータを生成し、セルFI
FO部22から7個のセルを読み出す代わりに、そのダ
ミーデータをユーザ情報UIとして出力する。同様に、第
1のダミーセルと第2のダミーセルとの間で7個のセル
紛失があったとみなし、第2のダミーセルとセルBとの
間で2個のセル紛失があったとみなし、それらのセル紛
失を補償するように、9個のセルに相当するダミーデー
タを生成してユーザ情報UIとして出力する。
【0073】このように、第3の態様では、18個のセ
ル紛失に対して、2個のダミーセルを生成してセルFI
FO部22に書き込むとともに、セルFIFO部22か
ら16個のセルを読み出す代わりにそれら16個のセル
に相当するダミーデータを生成するので、セルFIFO
部22に格納されるセル数(データ量)は、セルが紛失
しなかったときと同じになる。
【0074】図6は、第4の態様の動作概念を説明する
図である。第4の態様では、ダミーセル挿入パルスDCIP
が生成される毎に(8Tごとに)8個のダミーセルを生
成してセルFIFO部22に書き込む。また、セルBが
到着したときに、セルAのシーケンスナンバが2であ
り、セルBのシーケンスナンバが5であることから、SN
=3およびSN=4のセルが紛失したことを認識し、さら
に2個のダミーセルを生成してセルFIFO部22に書
き込む。
【0075】このように、第4の態様では、18個のセ
ル紛失に対して18個のダミーセルを生成してセルFI
FO部22に書き込むので、セルFIFO部22に格納
されるセル数(データ量)は、セルが紛失しなかったと
きと同じになる。
【0076】図7は、第5の態様の動作概念を説明する
図である。第5の態様では、ダミーセル挿入パルスDCIP
が生成される毎に(8Tごとに)8個のダミーセルを生
成してセルFIFO部22に書き込む。また、セルBが
到着したときに、セルAのシーケンスナンバが2であ
り、セルBのシーケンスナンバが5であることから、SN
=3およびSN=4のセルが紛失したことを認識し、セル
FIFO部22から2個のセル(SN=3及びSN=4に相
当するセル)を読み出す代わりに、セレクタ部28が、
ダミーデータを生成してユーザ情報UIとして出力する。
【0077】このように、第5の態様では、18個のセ
ル紛失に対して、16個のダミーセルを生成してセルF
IFO部22に書き込むとともに、セルFIFO部22
から2個のセルを読み出す代わりにそれら2個のセルに
相当するダミーデータを生成するので、セルFIFO部
22に格納されるセル数(データ量)は、セルが紛失し
なかったときと同じになる。
【0078】図8は、第6の態様の動作概念を説明する
図である。第6の態様では、ダミーセル挿入パルスDCIP
が生成される毎に(8Tごとに)セルAと同じシーケン
スナンバ(SN=2)を有するダミーセルを生成してセル
FIFO部22に書き込む。このことにより、図5に示
した第3の態様と同様に、16個のセルに相当するダミ
ーデータを生成し、セルFIFO部22から16個のセ
ルを読み出す代わりにそのダミーデータをユーザ情報UI
として出力する。
【0079】このように、第6の態様では、第3の態様
と同様に、セルFIFO部22に格納されるセル数(デ
ータ量)は、セルが紛失しなかったときと同じになる。
なお、上記第1〜第6の態様の他にも、セルFIFO部
22から18個のセルを読み出す代わりに、18個のセ
ルに相当するダミーデータを生成してユーザ情報UIとし
て出力するようにしてもよい。
【0080】図9は、第7の態様の動作概念を説明する
図である。第7の態様は、送信側の故障などによってセ
ル転送が停止した場合の処理を実行する機能であり、上
記第1〜第6の態様に適用することができる。
【0081】第7の態様では、セルAが到着してから8
TのM倍の時間が経過した時点でセルAの次のセルが到
着していない場合、セルFIFO部22へダミーセルを
書き込む処理を停止する。上記経過時間は、セル到着間
隔監視部33が計時する。そして、その経過時間が8T
のM倍を越えた以降は、ダミーセル挿入パルスDCIPの出
力を停止することによって、セルFIFO部22へダミ
ーセル書込みを停止する。
【0082】送信側の故障などによってセル転送が停止
した状態においてセルFIFO部22へのダミーセルの
書込みを停止すれば、セルFIFO部22が空になるの
で、そのことによってスタベーション(セルの枯渇)を
認識することができる。
【0083】図10は、第6の態様の動作を説明する図
である。ここでは、セルFIFO部22の揺らぎ吸収量
を20とする。また、ATM 交換機において、図49で説
明した例と同様に、18個のセル(SN=5、6、7、
0、1、2、3、4、同様にSN=5〜4、およびSN=
5、6)が連続して紛失したとする。紛失した18個の
セルの直前のセルをセルA(SN=4)と呼び、直後のセ
ルをセルB(SN=7)と呼ぶ。セルBが到着した後は、
セルが紛失することなく次々と連続して到着する。な
お、セルAを受信した時点で、セルFIFO部22のセ
ル量が20であるとする。
【0084】セルAが到着した後、次のセルが到着する
までの間は、セルFIFO部22へセルが書き込まれる
ことはないが、セルFIFO部22からのセル読出しは
一定速度で継続される。従って、セルFIFO部22の
セル量は減少してゆく。
【0085】セルAを受信してから時間8T(セル到着
間隔の期待値の8倍の時間)が経過すると、セル到着間
隔監視部33はダミーセル挿入パルスDCIPを生成し、ダ
ミーセル挿入部34は、そのダミーセル挿入パルスDCIP
に従って1個のダミーセルを生成してセルFIFO部2
2に書き込む。このときセルFIFO部22に書き込ま
れるダミーセルは、セルAと同じシーケンスナンバ(SN
=4)を有する。このダミーセルをセルPと呼ぶ。
【0086】セルFIFO部22にセルPが書き込まれ
た後も次のセルが到着しないので、セルFIFO部22
のセル量は減少してゆく。そして、セルFIFO部22
にセルPが書き込まれてから時間8Tが経過すると(セ
ルAを受信してから時間16Tが経過すると)、再びセ
ル到着間隔監視部33がダミーセル挿入パルスDCIPを生
成する。ダミーセル挿入部34は、このダミーセル挿入
パルスDCIPに従ってダミーセルを生成してセルFIFO
部22に書き込む。このダミーセルも、セルAと同じシ
ーケンスナンバ(SN=4)を有する。このダミーセルを
セルQと呼ぶ。この後、セルBが到着すると、セルBは
セルFIFO部22に書き込まれる。
【0087】セルFIFO部22は、セルAが到着した
時点で20個のセル(SN=0〜7、0〜7、0〜3)を
格納している。これら20個のセルに続いて、セルA
(SN=4)、セルP(SN=4)、セルQ(SN=4)、セ
ルB(SN=7)という順番でそれらセルが書き込まれ
る。
【0088】リードクロック生成部26は、各セルのシ
ーケンスナンバを監視する。たとえば、SN=4の次がSN
=5であれば、セル紛失が発生していないとみなし、SN
=4の次がSN=7であれば、SN=5および6のセルが紛
失したとみなす。また、SN=4の次がSN=4であれば、
SN=5、6、7、0、1、2、3のセルが紛失したとみ
なす。セル紛失を検出すると、リードクロック生成部2
6は、その紛失セルを補償するために、セルFIFO部
22からのセル読出しを停止する信号XRDSTPを出力す
る。セレクタ部28は、読出し停止信号XRDSTPを受信す
ると、セルFIFO部22からセルを読み出す処理を停
止し、セルFIFO部22から読み出すセルの代わりに
ダミーデータを生成して出力する。
【0089】セルFIFO部22からセルを読み出す順
番は、セルFIFO部22へ書き込んだ順番と同じなの
で、上記20個のセルに続いて、セルA、セルP、セル
Q、セルBという順番で読み出される。このとき、セル
AおよびセルPのシーケンスナンバは共に4なので、そ
の間で7個のセル(SN=5、6、7、0、1、2、3の
セル)が紛失したとみなす。したがって、リードクロッ
ク生成部26は、セルFIFO部22から7個のセルを
読み出すのに要する時間だけセルFIFO部22からの
セル読出しを停止するような読出し停止信号XRDSTPを出
力する。セレクタ部28は、この読出し停止信号XRDSTP
を受信すると、セルFIFO部22から7個のセルを読
み出す代わりに7セル分のダミーデータを生成する。
【0090】同様に、セルPとセルQとの間で7個のセ
ルが紛失したとみなし、セルQとセルBとの間で2個の
セルが紛失したとみなす。そして、それらの紛失したセ
ルを補償するために、セルFIFO部22から9個のセ
ルを読み出す代わりに9セル分のダミーデータを生成す
る。
【0091】セルFIFO部22のセル量(データ量)
は、以下のように変化する。まず、セルAが到着してか
ら8Tが経過するまでの間は、セルが到着しないので、
セルFIFO部22にセルが書き込まれることはない
が、1Tごとに1つのセルが読み出されるので、セル量
は20から12まで減少する。ところが、セルP(ダミ
ーセル)が書き込まれるので、セル量は13になる。次
の8Tでも同じ動作を繰り返すので、セル量は6にな
る。この後、セルAを読み出す前にさらに2個のセルが
読み出されてセル量は4になる。
【0092】セルAが読み出された後は、上述したよう
に、セルAとセルPとの間のセル紛失を補償するため
に、セルFIFO部22から7個のセルを読み出すのに
要する時間だけセルFIFO部22からのセル読出しを
停止する。このとき、セルFIFO部22には、セルB
以降に到着したセルが次々と書き込まれていくので、セ
ル量は平均して1Tごとに1ずつ増加してゆく。すなわ
ち、セル量は、4から11に増加する。同様に、セルP
とセルQとの間のセル紛失およびセルQとセルBとの間
のセル紛失を補償するために、それぞれ7個および2個
のセルを読み出すのに要する時間だけセルFIFO部2
2からのセル読出しを停止する。したがって、セル量
は、11から20に増加する。
【0093】セルB以降は、セルが紛失することなく到
着するので、セルFIFO部22へのセル書込み速度の
平均値とセルFIFO部22からのセル読出し速度とは
同じになり、セルFIFO部22のセル量は20のまま
保持される。
【0094】このように、第6の態様によれば、8個以
上のセルが連続して紛失しても、セルFIFO部22の
セル量は元の値(この例では、20)に戻るので、揺ら
ぎ吸収量が変化することもない。すなわち、僅かな揺ら
ぎによってセルFIFO部22が空(エンプティ)にな
ることはなくなる。
【0095】なお、図10では、第6の態様について説
明したが、第1〜第5の態様においても、ダミーセルの
書込みまたはダミーデータの生成によって紛失したセル
を補償するので、セルFIFO部22のセル量を一定量
に保持することができる。
【0096】次に、図2に示した各ブロックの構成およ
び動作を説明する。図11は、ATM セル分解部31の構
成図である。ATM セル分解部31は、受信セルを、ATM
ヘッダとSAR ヘッダとSAR-PDU とに分解して、ATM ヘッ
ダを解析する回路である。各セルは、8ビットパラレル
形式(ATMDA0-7)で入力される。また、ATM 交換機が生
成するネットワーククロックNCを受信する。ネットワー
ククロックNCは、例えば、155.52を8分周した周
波数(19.44MHz )である。
【0097】ヘッダ検出部41は、受信セルのATM ヘッ
ダに格納されている情報(すなわちVPI/VCI )を参照
し、この受信セルを取り込むか廃棄するかを判断する。
受信セルを取り込む場合は、ペイロードゲイト信号PGを
用いてアンド回路42および43−0〜43−7をオー
プン状態にする。アンド回路42および43−0〜43
−7は、ペイロードゲイト信号PGに従って、ネットワー
ククロックNCおよびセルデータATMDA0-7を通過させる。
アンド回路42および43−0〜43−7の出力を、そ
れぞれ、書込みクロックWCおよび受信情報RIと呼ぶ。
【0098】図12は、ヘッダ検出部41の構成図であ
る。フリップフロップ44〜49はそれぞれ8個のフリ
ップフロップ回路がパラレルに設けられた構成である。
フリップフロップ44〜49は、シフトレジスタ形式に
接続され、ネットワーククロックNCによって格納データ
をシフトする。フリップフロップ44〜49は、所定の
タイミングで、それぞれ受信セルの1〜6バイト目をラ
ッチする。
【0099】ヘッダ値格納回路50は、予め設定されて
いるATM ヘッダの先頭4バイトの値を格納する。図中、
たとえば、H17 〜H10 とあるのは、ATM ヘッダ1バイト
目の0ビットから7ビットを意味する。コンパレータ5
1は、フリップフロップ44〜47にラッチされている
ヘッダ値とヘッダ値格納回路50に格納されているヘッ
ダ値とを比較し、一致したときに「H」を出力する。
【0100】CRC 演算回路52は、フリップフロップ4
4〜47にラッチされているデータに対してCRC 演算を
実行する。コンパレータ53は、CRC 演算回路52によ
る演算結果とフリップフロップ48にラッチされるデー
タとを比較し、一致したときに「H」を出力する。フリ
ップフロップ54は、ネットワーククロックNCを用いて
コンパレータ53の出力をラッチする。フリップフロッ
プ54の出力は、ヘッダチェック信号HCK である。
【0101】フリップフロップ55は、ヘッダチェック
信号HCK を用いてコンパレータ51の出力をラッチす
る。フリップフロップ55の出力は、ヘッダオーケー信
号HOKである。ヘッダオーケー信号HOK は、コンパレー
タ51の比較結果が一致し、かつコンパレータ53の比
較結果も一致したとき、アンド回路56をオープン状態
にする。カウンタ57は、ヘッダチェック信号HCK によ
ってリセットされた後、ネットワーククロックNCを47
クロックだけカウントすると47カウント信号47CNT を
「H」にする。ヘッダオーケー信号HOK および47カウ
ント信号47CNT により、ペイロードゲイト信号PGは、ネ
ットワーククロックNCに換算して47クロック期間だけ
アンド回路42及び43−0〜43−7をオープン状態
にする。
【0102】フリップフロップ58は、ヘッダチェック
信号HCK を用いてフリップフロップ49にラッチされて
いるATM ヘッダの6バイト目のSAR ヘッダを取り込む。
そして、フリップフロップ58は、SAR ヘッダの4〜6
ビット目に格納されているシーケンスナンバをシーケン
スナンバデータSNDT1 として受信SN保持部32およびダ
ミーセル挿入部34へ転送する。また、受信SN保持部3
2およびダミーセル挿入部34へシーケンスナンバデー
タSNDT1 を書き込むときの書込み信号SNWR1 としてヘッ
ダチェック信号HCK の反転信号を出力する。
【0103】SN−FIFO59は、上記書込み信号SN
WR1 とダミーセル挿入部34から転送されてくる書込み
信号SNWR2 との論理積信号である書込み信号SNWRを用い
て、ダミーセル挿入部34から転送されてくるシーケン
スナンバデータSNDT2 を格納する。また、リードクロッ
ク生成部26から転送されてくる読出し信号SNRDに従っ
てシーケンスナンバ(シーケンスナンバデータSNDT2 )
を読み出し、シーケンスナンバ情報SNINFOとしてリード
クロック生成部26に通知する。
【0104】図13は、従来技術として図47で説明し
たATM セル分解部21の構成図である。ATM セル分解部
21とATM セル分解部31との差異のひとつは、シーケ
ンスナンバの扱いである。ATM セル分解部21では、SA
R ヘッダから取り出したシーケンスナンバをそのままリ
ードクロック生成部26に通知していたが、ATM セル分
解部31では、SAR ヘッダから取り出したシーケンスナ
ンバを受信SN保持部32およびダミーセル挿入部34へ
転送した後、ダミーセル挿入部34から返送されてくる
シーケンスナンバをリードクロック生成部26に通知す
る。
【0105】ATM セル分解部21とATM セル分解部31
との他の差異は、受信情報RIの転送先である。すなわ
ち、ATM セル分解部21は、受信情報RIをセルFIFO
22へ転送するが、ATM セル分解部31は、受信情報RI
をダミーセル挿入部34へ転送する。
【0106】図14は、ATM セル分解部31の動作を説
明する図である。受信セル、すなわち、セルデータATMD
A0-7は、まず、その先頭1バイトがフリップフロップ4
9に転送され、ネットワーククロックNCによってラッチ
される。ネットワーククロックNCの次のパルスが到着す
ると、フリップフロップ49にラッチされていたデータ
はフリップフロップ48へシフトされ、フリップフロッ
プ49は、セルデータATMDA0-7の先頭から2バイト目を
ラッチする。以降、ネットワーククロックNCに従って、
フリップフロップ44〜49は、それぞれラッチしてい
るデータをシフトしてゆき、時刻T1 において、フリッ
プフロップ44〜49が、それぞれセルデータATMDA0-7
の先頭1〜6バイト目をラッチする。
【0107】フリップフロップ44〜47にラッチされ
ているデータに対するCRC 演算の結果がセルデータATMD
A0-7の5バイト目のHEC と一致すれば、ヘッダチェック
信号HCK としてパルスが生成される。このとき、フリッ
プフロップ44〜47にラッチされているデータがヘッ
ダ値格納回路50に格納されている値と一致すれば、こ
の受信セルを取り込むためにヘッダオーケー信号HOK を
「H」にする。また、47カウント信号47CNT は、時刻
T1 からネットワーククロックNCを47クロックだけカ
ウントした時点で「H」になるので、ペイロードゲイト
信号PGは、ネットワーククロックNCに換算して47クロ
ック期間だけアンド回路42および43−0〜43−7
をオープン状態にする。
【0108】このペイロードゲイト信号PGにより、47
バイトのセルデータATMDA0-7(7〜53バイト目のセル
データ)が受信情報RIとして出力される。時刻T1 にお
いて受信セルのSAR ヘッダから取り出したシーケンスナ
ンバデータSNDT1 は、ヘッダチェック信号HCK によって
生成される書込み信号SNWR1 に従って受信SN保持部32
およびダミーセル挿入部34に書き込まれる。また、ダ
ミーセル挿入部34から転送されてくるシーケンスナン
バデータSNDT2 は、書込み信号SNWR2 に従ってSN−F
IFO59に書き込まれる。
【0109】図15は、受信SN保持部32の構成図であ
る。受信SN保持部32は、最も最近受信したセルのSAR
ヘッダに格納されているシーケンスナンバを保持する回
路である。
【0110】受信SN保持部32は、フリップフロップ6
1からなる。フリップフロップ61は、ATM セル分解部
31から転送されてくる書込み信号SNWR1 に従って、受
信セルのSAR ヘッダから抽出し3ビットパラレル形式で
転送されてくるシーケンスナンバデータSNDT1 をラッチ
する。フリップフロップ61の出力は、保持シーケンス
ナンバHSN としてダミーセル挿入部34へ転送される。
【0111】図16は、受信SN保持部32の動作を説明
する図である。同図に示すように、フリップフロップ6
1は、書込み信号SNWR1 の立上りエッジでシーケンスナ
ンバデータSNDT1 をラッチし、そのラッチしたデータを
保持シーケンスナンバHSN として出力する。
【0112】図17は、ファーストセル検出部24の構
成図である。ファーストセル検出部24は、セル到着間
隔の揺らぎを吸収するための処理を開始するトリガとな
る最初のセルの到着を監視する回路である。
【0113】ファーストセル検出部24は、フリップフ
ロップ71、72、およびナンド回路73を有する。フ
リップフロップ71および72は、リセット信号XRSTの
パルスによってリセットされる。リセット信号XRSTのパ
ルスは、電源投入時、およびセルFIFO部22が空
(エンプティ)または満杯(フル)になったときに生成
される。すなわち、ファーストセル検出部24は、電源
投入時、およびセルFIFO部22が空(エンプティ)
または満杯(フル)になった後の最初のセルの到着を監
視する。
【0114】フリップフロップ71は、ATM セル分解部
31が生成する書込みクロックWCを受信すると、その出
力信号alを「H」にする。出力信号alは、フリップフロ
ップ72およびナンド回路73によって微分され、パル
ス化される。ファーストセル検出部24の出力は、リセ
ット信号XRS としてセルカウンタ部25およびリードク
ロック生成部26へ転送される。
【0115】図18は、ファーストセル検出部24の動
作を説明する図である。同図に示すように、ファースト
セル検出部24は、リセット信号XRSTのパルスによって
リセットされた後、最初の書込みクロックWCを受信する
と、リセット信号XRS のパルスを生成する。
【0116】図19は、ユーザクロック分周部23の構
成図である。ユーザクロック分周部23は、ネットワー
ククロックNCを分周するこよによってユーザクロックUC
を生成する回路である。ユーザクロックUCの周波数は、
サービスごとに設定される。たとえば、回線の周波数が
155.52MHz であるとき、ATM 装置内でセルは8ビ
ットパラレル形式で処理されるので、ネットワーククロ
ックNCは155.52MHz の8分の1(19.44MHz
)である。このとき、64Kbpsの一定速度で音声デー
タを転送する場合、ユーザクロックUCは、64KHz の8
分の1(8KHz )に設定される。この例の場合、ユーザ
クロック分周部23は、19.44MHz のネットワーク
クロックNCを分周して8KHz のユーザクロックUCを生成
する。
【0117】ユーザクロックUCは、セルFIFO22か
ら一定速度でセルを読み出すときに使用されるクロック
であり、各クロックごとに1バイトのデータを読み出
す。また、ユーザクロックUCの47クロック時間がセル
到着間隔の期待値である。
【0118】ユーザクロック分周部23は、図19に示
すように、カウンタ81を用いて実現することができ
る。図20は、ユーザクロック分周部23の動作を説明
する図である。同図に示すように、ユーザクロック分周
部23は、ネットワーククロックNCをX分周することに
よってユーザクロックUCを生成する。
【0119】図21は、セルカウンタ部25の構成図で
ある。セルカウンタ部25は、揺らぎ吸収量を設定する
回路である。セルカウンタ部25は、カウンタ91およ
び92、フリップフロップ93および94を有し、それ
ぞれリセット信号XRS によってリセットされる。リセッ
ト信号XRS は、上述したように、ファーストセル検出部
24が最初のセルを受信したことを示す信号である。
【0120】カウンタ91は、ユーザクロックUCによっ
てカウントアップされ、47カウント毎にパルスを生成
する。カウンタ91の出力は、セルクロックCECKとし
て、リードクロック生成部26およびセル到着間隔監視
部33へ転送される。ここで、ユーザクロックUCは、セ
ルFIFO部22から1バイトのデータを読み出すクロ
ックであるので、セルクロックCECKのパルス間隔は、セ
ルFIFO部22から47バイトのデータを読み出す時
間に相当する。すなわち、セルクロックCECKのパルス間
隔は、セルFIFO部22から1つのセルを読み出すの
に要する時間(セル到着間隔の期待値)に相当する。
【0121】カウンタ92は、セルクロックCECKによっ
てカウントアップされ、そのカウンタ値がNになると、
そのことをフリップフロップ93に通知する。フリップ
フロップ93および94、インバータ回路95、アンド
回路96は、カウンタ92が上記通知を出力すると、パ
ルスを生成する。アンド回路96の出力は、リードスタ
ート信号RDSTとしてリードクロック生成部26へ転送さ
れる。
【0122】図22は、セルカウンタ部25の動作を説
明する図である。図22に示すように、セルカウンタ部
25は、リセット信号XRS を受信した時刻からユーザク
ロックUCをカウントし、47クロック毎にセルクロック
CECKのパルスを生成する。そして、セルクロックCECKの
パルスがN個生成されたときにリードスタート信号RDST
のパルスを生成する。
【0123】リセット信号XRS は、ファーストセル検出
部24が最初のセルを受信したことを示す信号である。
したがって、リセット信号XRS が生成された以降は、セ
ルが一定間隔で次々と到着し、それらのセルがセルFI
FO部22に書き込まれてゆく。一方、リードスタート
信号RDSTは、セルFIFO部22からのセル読出しの開
始を指示する信号である。ここで、リセット信号XRS が
生成されてからリードスタート信号RDSTするまでの時間
は、セルクロックCECKのパルスがN個生成されるのに要
する時間であり、セルの到着間隔の期待値のN倍の時間
である。したがって、セルFIFO部22からのセル読
出しを開始する時点では、セルFIFO部22にはN個
のセルが書き込まれていると推定できる。
【0124】リードスタート信号RDSTが生成された後
は、セルFIFO部22から一定間隔でセルが読み出さ
れるが、これと同じ間隔でセルが到着してセルFIFO
部22に書き込まれるので、セルFIFO部22のセル
量は、N個の状態を保持する。このNは、上述した揺ら
ぎ吸収量に相当する。
【0125】図23は、リードクロック生成部26の構
成図である。リードクロック生成部26は、セルFIF
O部22からセルを読み出すためのクロックを生成する
回路である。
【0126】フリップフロップ101は、セルカウンタ
部25から転送されるリードスタート信号RDSTを受信す
ると、その出力信号RDOKA を「H」にする。フリップフ
ロップ102は、ユーザクロックUCを用いてフリップフ
ロップ101から出力される信号RDOKA の位相を調整す
る。フリップフロップ102の出力は、読出しオーケー
信号RDOKとして、アンド回路103を制御する。アンド
回路103には、ユーザクロックUCが入力されている。
上記構成により、セルカウンタ部25から転送されるリ
ードスタート信号RDSTを受信すると、ユーザクロックUC
がアンド回路103を通過して、読出しクロックRCとし
てセレクタ部28およびFIFOリセット生成部27へ
転送される。
【0127】フリップフロップ104は、3ビットのシ
ーケンスナンバを保持する。すなわち、フリップフロッ
プ104は、このリードクロック生成部26が生成する
読出し信号SNRDを用いてATM セル分解部31のSN−F
IFO59から取り出したシーケンスナンバ情報SNINFO
を保持する。フリップフロップ104の出力は、信号SN
PRV として3ビット引き算器105のB端子に供給され
る。一方、3ビット引き算器105のA端子にはシーケ
ンスナンバ情報SNINFOがそのまま供給される。ここで、
信号SNPRV は、フリップフロップ104によってシーケ
ンスナンバ情報SNINFOを1位相だけ遅らせたものである
ので、シーケンスナンバ情報SNINFOを現在のシーケンス
ナンバとすると、信号NPRVは、直前のセルのシーケンス
ナンバである。
【0128】3ビット引き算器105は、A端子の入力
データからB端子の入力データを減算し、その減算値を
3ビット引き算器106のA端子に供給する。3ビット
引き算器106のB端子には「1」が設定されている。
3ビット引き算器106は、A端子の入力データからB
端子の入力データを減算し、その減算値を信号DSN とし
てデクリメントカウンタ107に通知する。
【0129】上記構成において、直前のセルのシーケン
スナンバと現在のセルのシーケンスナンバとが連続して
いれば、3ビット引き算器105による減算値は「1」
になり、3ビット引き算器106による減算値は「0」
になる。また、たとえば、直前のセルのシーケンスナン
バが2であり、現在のセルのシーケンスナンバが5であ
るとすると、3ビット引き算器105による減算値は
「3」になり、3ビット引き算器106による減算値は
「2」になるので、2個のセルが紛失したと推定でき
る。
【0130】フリップフロップ108は、ユーザクロッ
クUCを用いて読出し信号SNRDをラッチし、そのラッチし
たデータを反転させてデクリメントカウンタ107のロ
ード端子に供給する。すなわち、読出し信号SNRDを用い
てATM セル分解部31のSN−FIFO59からシーケ
ンスナンバ情報SNINFOを取り出すとき、デクリメントカ
ウンタ107を起動する。
【0131】デクリメントカウンタ107は、アンド回
路109の出力信号SNRDA のパルスを受信する毎に、3
ビット引き算器106による減算値を1ずつデクリメン
トする。信号SNRDA は、セルクロックCECKと信号RDOKA
との論理積信号なので、リードスタート信号RDSTを受信
した後は、セルクロックCECKと同じ信号になる。したが
って、デクリメントカウンタ107は、セルFIFO部
22から1個のセルを読み出すごとに3ビット引き算器
106による減算値を1ずつデクリメントすることにな
る。デクリメントカウンタ107の出力は、シーケンス
ナンバカウント信号SNCNT としてデコーダ110に渡さ
れる。
【0132】デコーダ110は、シーケンスナンバカウ
ント信号SNCNT をデコードし、シーケンスナンバカウン
ト信号SNCNT が「000」であれば「1」を出力する。
そして、デコーダ110の出力の反転信号は、読出し停
止信号XRDSTPとしてセレクタ部28に転送される。この
読出し停止信号XRDSTPは、アンド回路111にも供給さ
れる。
【0133】読出し信号SNRDは、信号SNRDA と読出し停
止信号XRDSTPとの論理積である。したがって、シーケン
スナンバカウント信号SNCNT が「000」以外の期間
は、読出し信号SNRDのパルスが生成されず、ATM セル分
解部31のSN−FIFO59からシーケンスナンバ情
報SNINFOを読み出さない。
【0134】上述したように、シーケンスナンバが連続
しているときは、3ビット引き算器106による減算値
である信号DSN は「0」になり、シーケンスナンバカウ
ント信号SNCNT が「000」になる。この場合、読出し
停止信号XRDSTPは「H」のままであり、セルFIFO部
22からのセル読出しは停止されない(セルFIFO部
22からセルが読み出される)。また、たとえば、直前
のセルのシーケンスナンバが2であり、現在のセルのシ
ーケンスナンバが5である場合には、3ビット引き算器
106による減算値である信号DSN は「2」になる。こ
の場合、セルクロックCECKのパルスを2個受信するまで
の期間、読出し停止信号XRDSTPが「L」になり、その間
セルFIFO部22からのセル読出しは停止される。
【0135】図24(a) および図24(b) は、リードク
ロック生成回路26の動作を説明する図(その1および
その2)である。図24(a) に示すように、リードスタ
ート信号RDSTのパルスが生成されると、読出しオーケー
信号RDOKが「H」になり、以降、読出しクロックRCが出
力されるようになる。
【0136】図24(b) は、ATM セル分解部31の動作
も合わせて示している。ここでは、3個のセル(SN=
1、2、3)が連即して紛失した場合を説明する。リー
ドスタート信号RDSTのパルスが生成され、信号RDOKA が
「H」になると、セルクロックCECKがアンド回路109
および111を通過し、読出し信号SNRDとしてセルクロ
ックCECKと同じパルスが出力される。このパルスによ
り、ATM セル分解部31のSN−FIFO59からシー
ケンスナンバ情報SNINFOが読み出される。
【0137】SN−FIFO59から読み出されたシー
ケンスナンバ情報SNINFOが「0」であり、その前のシー
ケンスナンバSNPRV が「7」であれば、シーケンスナン
バが0〜7をサイクリックにカウントされることを考慮
すれば、3ビット引き算器105による減算値は「1」
になるので、3ビット引き算器106による減算値であ
る信号DSN は「0」になる。この結果、シーケンスナン
バカウント信号SNCNTが「000」になり、読出し停止
信号XRDSTPは「H」のままなので、セルFIFO部22
からのセル読出しは停止されない(セルFIFO部22
から一定速度でセルが読み出される)。
【0138】SN−FIFO59から次に読み出される
シーケンスナンバ情報SNINFOは、SN=1〜3のセルが紛
失しているので、「4」である。この結果、3ビット引
き算器106による減算値である信号DSN は「3」にな
る。この時、シーケンスナンバカウント信号SNCNT は
「000」でないので、読出し停止信号XRDSTPは「L」
になる。この後、シーケンスナンバカウント信号SNCNT
は、信号SNRDA のパルスを受信するごとに1ずつデクリ
メントされてゆく。従って、信号SNRDA のパルスを3個
受信すると、シーケンスナンバカウント信号SNCNT が
「000」になり、読出し停止信号XRDSTPは「H」に戻
る。
【0139】読出し停止信号XRDSTPが「L」の期間は、
セルFIFO部22からセルを読み出す代わりに、セレ
クタ部28がダミーデータを生成して出力する。セレク
タ部28の構成および動作については、後述する。
【0140】図25は、セル到着間隔監視部33の構成
図である。セル到着間隔監視部33は、セルの到着間隔
を監視し、必要に応じてダミーセルを生成させるための
信号を生成する回路である。
【0141】カウンタ121は、セルカウンタ部25が
生成するセルクロックCECKを8分周する。すなわち、カ
ウンタ121は、セルクロックCECKによってカウントア
ップされ、8カウントごとにキャリーアウト信号を出力
する。また、カウンタ121は、ATM セル分解部31が
生成する書込みクロックWCによってリセットされる。こ
こで、セルクロックCECKの周期は、セル到着間隔の期待
値であり、書込みクロックWCのパルスは、セルが実際に
到着したときに生成される。したがって、カウンタ12
1は、あるセルが到着した時刻から計時を開始し、セル
到着間隔の期待値の8倍の時間が経過するごとにキャリ
ーアウト信号を生成する。
【0142】アンド回路122は、カウンタ121が出
力するキャリーアウト信号とセルクロックCECKとを用い
てダミーセルパルスDCP を生成する。このダミーセルパ
ルスDCP は、カウンタ123に供給される。
【0143】カウンタ123は、ダミーセルパルスDCP
をM分周する。すなわち、カウンタ123は、ダミーセ
ルパルスDCP をM個受信するごとにキャリーアウト信号
を生成する。フリップフロップ124は、このキャリー
アウト信号を受信すると、D端子に入力されるデータの
反転信号として、ダミー停止信号DSP をアンド回路12
5に供給する。カウンタ123およびフリップフロップ
124は、書込みクロックWCによってリセットされる。
上記Mは、たとえば、10程度に設定する。
【0144】アンド回路125は、ダミーセルパルスDC
P とダミー停止信号DSP とからダミーセル挿入パルスDC
IPを生成する。ダミーセル挿入パルスDCIPは、ダミーセ
ル挿入部34に供給される。
【0145】図26は、セル到着間隔監視部33の動作
を説明する図である。図26に示すように、セル到着間
隔監視部33は、書込みクロックWCによってリセットさ
れた後、セルクロックCECKを8クロックだけカウントす
る毎に(セル到着間隔の期待値Tの8倍の時間が経過す
る毎に)、ダミーセルパルスDCP を生成する。ダミーセ
ルパルスDCP は、通常、ダミーセル挿入パルスDCIPとし
て出力される。
【0146】書込みクロックWCによってリセットされる
ことなくダミーセルパルスDCP が連続してM個生成され
ると、ダミー停止信号DSP が「L」になり、ダミーセル
挿入パルスDCIPは出力されなくなる。
【0147】このように、セル到着間隔監視部33は、
あるセルが到着した時刻から計時を開始し、セル到着間
隔の期待値の8倍の時間が経過するごとにダミーセル挿
入パルスDCIPを出力し、セル到着間隔の期待値の8倍の
さらにそのM倍の時間が経過すると、ダミーセル挿入パ
ルスDCIPを停止する。
【0148】図27は、ダミーセル挿入部34の構成図
である。ダミーセル挿入部34は、セル到着間隔監視部
33からの指示に従って、セルFIFO部22にダミー
セルを書き込む回路である。
【0149】なお、図27に示す構成は、第6の態様に
対応する。第1〜第5の態様の構成については後述する
が、本実施形態のバッファ制御方式は、ダミーセル挿入
部34の構成を変更することにより、第1〜第6の態様
を実現している。
【0150】セレクタ131は、受信セルのSAR ヘッダ
から取り出したシーケンスナンバデータSNDT1 を端子A0
〜A2で受信し、受信SN保持部32に保持されている保持
シーケンスナンバHSN を端子B0〜B2で受信する。そし
て、選択信号ENが「0」ならば端子A0〜A2を選択し、選
択信号ENが「1」ならば端子B0〜B2を選択する。選択さ
れたデータは、シーケンスナンバデータSNDT2 としてAT
M セル分解部31へ転送される。
【0151】フリップフロップ132は、ダミーセル挿
入パルスDCIPを受信すると、選択信号SEL を「H」にす
る。フリップフロップ133は、発信器134から出力
されるクロック信号を用いて選択信号SEL をラッチし、
選択信号ENとして出力する。カウンタ135は、選択信
号ENの立上りエッジを受信するとカウント動作を開始
し、47までカウントすると、フリップフロップ132
および133をリセットする。ここで、発振器134が
生成するクロックの周波数は、書込みクロックWC(すな
わち、ネットワーククロックNC)と同じ、または、書込
みクロックWCよりも速い。
【0152】セレクタ136は、ATM セル分解部31が
受信セルから取り出した受信情報RIを端子A0〜A7で受信
する。一方、端子B0〜B7は接地(オール0が設定)され
ている。セレクタ136は、選択信号ENが「0」ならば
端子A0〜A7を選択し、選択信号ENが「1」ならば端子B0
〜B7を選択する。すなわち、セレクタ136は、ダミー
セル挿入パルスDCIPを受信していない期間は受信情報RI
を出力し、ダミーセル挿入パルスDCIPを受信するとダミ
ーセル値としてオール0を出力する。セレクタ136の
出力は、書込みデータDIN としてセルFIFO部22へ
転送される。
【0153】セレクタ137は、選択信号ENが「0」な
らば書込みクロックWCを選択して出力し、選択信号ENが
「1」ならば発振器134が生成するクロックを選択し
て出力する。セレクタ137の出力は、FIFO書込み
クロックFWC としてセルFIFO部22に供給される。
【0154】アンド回路138は、書込み信号SNWR1 の
パルスおよびダミーセル挿入パルスDCIPを通過させる。
アンド回路138の出力は、書込み信号SNWR2 としてAT
M セル分解部31に転送される。
【0155】図28は、図27に示すダミーセル挿入部
34の動作を説明する図である。ここでは、SN=2のセ
ル(セルAと呼ぶ)が到着した後、セル到着間隔の期待
値の8倍以上の期間次のセルが到着しない場合を説明す
る。
【0156】セルAが到着すると、書込みクロックWCが
47クロックだけ転送されてくる。また、セルAから取
り出した受信情報RIが書込みクロックWCと同期して転送
されてくる。このとき、ダミーセル挿入パルスDCIPを受
信していないので、受信情報RIが書込みデータDIN とし
てセルFIFO部22へ転送される。すなわち、セルA
のSAR-SDU がセルFIFO部22に書き込まれる。
【0157】セルAから取り出されたシーケンスナンバ
(シーケンスナンバデータSNDT1 )は、セレクタ131
を通過してATM セル分解部31へ返送される。また、そ
のシーケンスナンバ(SN=2)は、受信SN保持部32に
保持される。
【0158】セルAが到着してからセル到着間隔の期待
値の8倍の時間が経過すると、ダミーセル挿入パルスDC
IPが生成される。このことにより、選択信号ENが「1」
になり、各セレクタ131、136、137がA端子の
データを選択して出力するようになる。
【0159】すなわち、セレクタ131は、受信SN保持
部32に保持されているシーケンスナンバ(保持シーケ
ンスナンバHSN :SN=2)を出力する。この出力は、AT
M セル分解部31に転送された後、リードクロック生成
部26へ転送される。セレクタ136は、ダミーセル値
としてオール0を出力する。このとき、セレクタ137
は、セレクタ136の出力データをセルFIFO部22
を書き込むためのFIFO書込みクロックFWC を47ク
ロックだけ出力する。このことにより、1個のダミーセ
ルがセルFIFO部22に書き込まれる。
【0160】なお、ダミーセル挿入パルスDCIPが生成さ
れたときのリードクロック生成部26の動作は以下のよ
うになる。ダミーセル挿入パルスDCIPが生成されると、
受信SN保持部32に保持されているシーケンスナンバ
(保持シーケンスナンバHSN )がリードクロック生成部
26に通知される。すなわち「SN=2」が通知される。
ここで、前回到着したセルはセルAであり、そのシーケ
ンスナンバは2である。したがって、図23において、
3ビット引き算器105による減算値は「0」になり、
3ビット引き算器106による減算値は「7」になる。
このことにより、リードクロック生成部26は、7個の
セルが紛失したとみなし、その紛失したセルを補償する
ために、セルFIFO部22から7個のセルを読み出す
のに相当する時間だけ読出し停止信号XRDSTPを「L」に
して、セルFIFO部22からのセル読出しを停止す
る。
【0161】このように、第6の態様のバッファ制御方
式におけるダミーセル挿入部は、ダミーセル挿入パルス
DCIPが1つ生成されると、1個のダミーセルをセルFI
FO部22に書き込むとともに、セルFIFO部22か
ら7個のセルを読み出すのに相当する時間だけセルFI
FO部22からのセル読出しを停止させる。
【0162】図29は、セルFIFO部22の動作を説
明する図である。図29に示すように、セルFIFO部
22は、FIFO書込みクロックFWC に従ってダミーセ
ル挿入部34から転送される書込みデータDIN を1バイ
トずつ書き込む。また、セレクタ部28から転送されて
くるFIFOリードクロックFRC に従ってセルFIFO
部22に書き込まれているセルを1バイトずつ読み出
し、FIFOデータFDTとしてセレクタ部28へ転送す
る。
【0163】なお、図29には示していないが、セルF
IFO部22が空(エンプティ)または満杯(フル)に
なると、信号XEMPTYまたは信号XFULL を用いてその旨を
FIFOリセット生成部27に通知する。また、セルF
IFO部22は、リセット信号XRSTのパルスを受信する
と、その時点でセルFIFO部22に格納されているセ
ルを廃棄する。
【0164】図30は、FIFOリセット生成部27の
構成図である。FIFOリセット生成部27は、セルF
IFO部22が空(エンプティ)または満杯(フル)に
なったときにセルFIFO部22およびセルカウンタ部
25をリセットする回路である。
【0165】フリップフロップ141は、FIFOリー
ドクロックFRC を用いて信号XEMPTYをラッチする。フリ
ップフロップ142は、ネットワーククロックNCを用い
てフリップフロップ141の反転出力と信号XFULL との
ナンド演算の結果をラッチする。フリップフロップ14
3は、ネットワーククロックNCを用いてフリップフロッ
プ142の出力をラッチする。フリップフロップ142
および143は、電源投入時に生成されるパワーオンリ
セット信号XPORによってリセットされる。ナンド回路1
44は、フリップフロップ142の出力とフリップフロ
ップ143の反転出力とからリセット信号XRSAを生成す
る。
【0166】図31は、FIFOリセット生成部27の
動作を説明する図である。同図に示すように、FIFO
リセット生成部27は、信号XEMPTYが「L」のときにF
IFOリードクロックFRC が入力すると、信号d1が
「L」になり、リセット信号XRSAのパルスを生成する。
即ち、FIFOリセット生成部27が空(エンプティ)
の状態でセルを読み出そうとすると、リセット信号XRSA
のパルスが生成される。また、信号XFULL が「L」にな
ったときは、即座にリセット信号XRSAのパルスを生成す
る。
【0167】図32は、セレクタ部28の構成図であ
る。セレクタ部28は、セルFIFO部22から読み出
したセルまたはダミーデータを選択してユーザ情報UIと
して出力する回路である。
【0168】セレクタ151は、読出し停止信号XRDSTP
に従って出力を決定する。セレクタ151の端子A0に
は、ダミーデータ生成回路152が生成するダミーデー
タADTが入力され、端子A1にはセルFIFO部22から
読み出したFIFOデータFDTが供給される。これらの
データは、8ビットパラレル形式で供給される。ダミー
データ生成回路152は、ダミーデータADT として、た
とえばオール0を生成する。
【0169】読出し停止信号XRDSTPが「停止」を指示す
る状態であれば、セレクタ151はダミーデータ生成回
路152が生成するダミーデータADT を選択して出力
し、他の状態のときは、セルFIFO部22から読み出
したFIFOデータFDT を選択して出力する。セレクタ
151の出力はユーザ情報UIである。また、読出し停止
信号XRDSTPが「停止」を指示する状態であれば、読出し
クロックRCはアンド回路153を通過することができ
ず、セルFIFO部22にFIFOリードクロックFRC
は供給されないので、セルFIFO部22からのセル読
出しが停止する。
【0170】図33は、セレクタ部28の動作を説明す
る図である。同図に示すように、セレクタ部28は、読
出し停止信号XRDSTPが「H」の期間は、セルFIFO部
22から読み出したデータを出力し、読出し停止信号XR
DSTPが「L」の期間は、ダミーデータを出力する。ま
た、読出し停止信号XRDSTPが「L」の期間は、セルFI
FO部22にFIFOリードクロックFRC は供給されず
セル読出しが停止する。なお、同図において、FIFO
データFDT がhからlの期間は、セル読出しが停止して
いるので、gのときのデータが保持されている。
【0171】次に、第1〜第5の態様のバッファ制御方
式を実現するためのダミーセル監視部の構成およびその
動作を説明する。第1〜第5の態様のダミーセル監視部
は、それぞれ図27に示した第6の態様のダミーセル挿
入部と同じ動作をする回路を多く含んでいるので、以下
では第6の態様との差異を説明する。
【0172】図34は、図3に示した第1の態様のバッ
ファ制御方式におけるダミーセル挿入部の構成図であ
る。カウンタ161は、セル到着間隔監視部33が生成
するダミーセル挿入パルスDCIPのパルス数をカウントす
る。デコーダ162は、カウンタ161がカウントした
ダミーセル挿入パルスDCIPのパルス数を8倍してその値
を加算器164に通知する。差分器163は、図23に
示した3ビット引き算器105および106を組み合わ
せた機能を有し、受信セルのシーケンスナンバ(シーケ
ンスナンバデータSNDT1 )から受信SN保持部32に保持
されているシーケンスナンバ(保持シーケンスナンバHS
N )を減算し、さらにその減算値から1を減算した値を
加算器164に通知する。加算器164は、デコーダ1
62および差分器163から通知された値を加算するこ
とによって紛失セル数を算出する。このセル紛失数は、
アイドル切替え部165、アイドルSN生成部166、ア
イドルSN書込み信号生成部167、アイドルセル書込み
信号生成部168に通知される。
【0173】アイドル切替え部165、アイドルSN生成
部166、アイドルSN書込み信号生成部167、アイド
ルセル書込み信号生成部168は、発振器169が生成
するクロックOSC に従って動作する。発振器169が生
成するクロックの周波数は、ネットワーククロックNCよ
りも速い周波数であることが望ましい。また、アイドル
切替え部165、アイドルSN生成部166、アイドルSN
書込み信号生成部167、アイドルセル書込み信号生成
部168は、ダミーセル挿入パルスDCIPを受信した後に
書込み信号SNWR1 のパルスを受信するとそれぞれ起動さ
れる。即ち、ダミーセル挿入パルスDCIPを受信すると、
信号ENが「H」になり、その状態で書込み信号SNWR1 の
パルスを受信すると、起動信号ACT のパルスが生成さ
れ、アイドル切替え部165、アイドルSN生成部16
6、アイドルSN書込み信号生成部167、アイドルセル
書込み信号生成部168が起動される。なお、アイドル
SN生成部166には、受信SN保持部32に保持されてい
るシーケンスナンバ(保持シーケンスナンバHSN )が通
知される。
【0174】セレクタ131に入力されるシーケンスナ
ンバデータSNDT1 、セレクタ174に入力される書込み
信号SNWR1 、セレクタ136に入力される受信情報RI、
セレクタ137に入力される書込みクロックWCは、それ
ぞれ遅延部170〜173によって遅延される。
【0175】アイドル切替え部165、アイドルSN生成
部166、アイドルSN書込み信号生成部167、アイド
ルセル書込み信号生成部168の動作は、図35を参照
しながら説明するが、それらは、遅延部170〜173
によってデータが遅延される間にアイドルシーケンスナ
ンバ(ダミーセルに対応するシーケンスナンバ)および
アイドルセル(ダミーセル)の書込処理を実行する。
【0176】図35は、第1の態様のバッファ制御方式
におけるダミーセル挿入部の動作を説明する図である。
ここでは、図3で示した例と同様に18個のセル(SN=
3、4、5、6、7、0、1、2、同様にSN=3〜2、
及びSN=3、4)が連続して紛失したものとする。紛失
した18個のセルの直前のセルをセルA(SN=2)と呼
び、紛失した18個のセルの直後のセルをセルB(SN=
5)と呼ぶ。
【0177】セルAが到着したときの動作は、図28を
参照しながら説明した第6の態様と同じである。このと
き、受信SN保持部32には、「SN=2」が保持される。
セルBが到着すると、書込み信号SNWR1 のパルスが生成
され、そのことにより起動信号ACT のパルスが生成され
る。このとき、カウンタ161、デコーダ162、差分
器163、加算器164がセル紛失数を算出する。すな
わち、セルAおよびセルBのシーケンスナンバにより、
差分器163の出力として「SNA =2」が得られる。ま
た、セルAが到着してからセルBが到着するまでの間に
2個のダミーセル挿入パルスDCIPを受信しているので、
デコーダ162の出力として「16」が得られる。した
がって、セル紛失数として「18」が得られる。
【0178】アイドル切替え部165は、発振器169
が生成するクロックOSC に換算して18×47クロック
時間だけ、その出力ISELを「H」にする。アイドルSN生
成部166は、クロックOSC を47クロック受信するご
とに、セルAのシーケンスナンバ(SN=2)を1ずつイ
ンクリメントして出力する。アイドルSN書込み信号生成
部167は、クロックOSC を47クロック受信するごと
に、書込み信号ISNWRのパルスを生成する。
【0179】この動作により紛失した18個のセルに対
応するシーケンスナンバ(SN=3、4、5、6、7、
0、1、2、同様にSN=3〜2、およびSN=3、4)が
生成されて、ATM セル分解部31のSN−FIFO59
に書き込まれる。これらのシーケンスナンバは、リード
クロック生成部26に通知される。したがって、リード
クロック生成部26は、セル紛失が発生しなかったとき
と同じようにシーケンスナンバが通知されるので、セル
FIFO部22からのセル読出しを停止することはな
い。
【0180】アイドルセル書込み信号生成部168は、
クロックOSC を18×47クロックだけ通過させること
によって、書込みクロックICWRとして出力する。この1
8×47クロックの書込みクロックICWRは、FIFO書
込みクロックFWC としてセルFIFO部22に供給され
る。このとき、セレクタ136は、書込みデータDINと
してダミーセル値を出力しているので、セルFIFO部
22には18×47バイトのダミーセル値が書き込まれ
る。すなわち、セルFIFO部22に18個のダミーセ
ルが書き込まれる。
【0181】このように、第1の態様は、セルAが到着
してからセルBが到着するまでの時間、および、セルA
およびセルBのシーケンスナンバを用いて紛失したセル
の数を算出し、その紛失セル数と同じ数のダミーセルを
セルFIFO部22に書き込む。
【0182】図36は、図4に示した第2の態様のバッ
ファ制御方式におけるダミーセル挿入部の構成図であ
る。図36において、図34で用いて符号は同じ回路ま
たは同じブロックを示す。第2の態様は、第1の態様か
ら差分器163および加算器164を削除した構成であ
る。
【0183】図37は、第2の態様のバッファ制御方式
におけるダミーセル挿入部の動作を説明する図である。
セルAが到着したときの動作は第1の態様と同じであ
る。セルBが到着すると、書込み信号SNWR1 のパルスが
生成され、そのことにより起動信号ACT のパルスが生成
される。このとき、セルAが到着してからセルBが到着
するまでの間に2個のダミーセル挿入パルスDCIPを受信
しているので、デコーダ162の出力は「16」とな
る。したがって、アイドル切替え部165、アイドルSN
生成部166、アイドルSN書込み信号生成部167、ア
イドルセル書込み信号生成部168には、それぞれ「1
6」が通知される。
【0184】アイドル切替え部165は、発振器169
が生成するクロックOSC に換算して16×47クロック
時間だけ、その出力ISELを「H」にする。アイドルSN生
成部166は、クロックOSC を47クロック受信するご
とに、セルAのシーケンスナンバ(SN=2)を1ずつイ
ンクリメントして出力する。アイドルSN書込み信号生成
部167は、クロックOSC を47クロック受信するごと
に、書込み信号ISNWRのパルスを生成する。
【0185】この動作により16個のセルに対応するシ
ーケンスナンバ(SN=3、4、5、6、7、0、1、
2、同様にSN=3〜2)が生成されて、ATM セル分解部
31のSN−FIFO59に書き込まれる。これらのシ
ーケンスナンバは、リードクロック生成部26に通知さ
れる。
【0186】リードクロック生成部26は、セルAのシ
ーケンスナンバ(SN=2)が通知された後、アイドルSN
生成部166が生成した16セル分のシーケンスナンバ
(SN=3、4、5、6、7、0、1、2、同様にSN=3
〜2)が通知される。さらにその後、セルBのシーケン
スナンバ(SN=5)が通知される。ここで、シーケンス
ナンバが2から5にジャンプしているので、リードクロ
ック生成部26は、2個のセルを補償するために、セル
FIFO部22から2個のセルを読み出すのに要する時
間だけ読出し停止信号XRDSTPを「L」にする。このと
き、セルFIFO部22から2個のセルを読み出す代わ
りに2セルに相当するダミーデータを出力する。
【0187】アイドルセル書込み信号生成部168は、
クロックOSC を16×47クロックだけ通過させて、書
込みクロックICWRとして出力する。この16×47クロ
ックの書込みクロックICWRは、FIFO書込みクロック
FWC としてセルFIFO部22に供給される。このと
き、セレクタ136は、書込みデータDIN としてダミー
セル値を出力しているので、セルFIFO部22には1
6×47バイトのダミーセル値が書き込まれる。すなわ
ち、セルFIFO部22に16個のダミーセルが書き込
まれる。
【0188】第2の態様によれば、第1の態様と比べ
て、セルFIFO部22に書き込むダミーセル数が少な
くなるので、ダミーセル挿入部34の動作速度を遅くす
ることができ、タイミング設計などが容易になる。
【0189】図38は、図5に示した第3の態様のバッ
ファ制御方式におけるダミーセル挿入部の構成図であ
る。図38において、図36で用いて符号は同じ回路ま
たは同じブロックを示す。第3の態様は、第2の態様か
らデコーダ162およびアイドルSN生成部166を削除
した構成である。
【0190】図39は、第3の態様のバッファ制御方式
におけるダミーセル挿入部の動作を説明する図である。
セルAが到着したときの動作は第2の態様と同じであ
る。セルAが到着してからセルBが到着するまでの間に
2個のダミーセル挿入パルスDCIPを受信しているので、
セルBを受信したとき、カウンタ161は「2」を出力
する。したがって、アイドル切替え部165、アイドル
SN書込み信号生成部167、アイドルセル書込み信号生
成部168には、それぞれ「2」が通知される。
【0191】アイドルSN書込み信号生成部167は、
「2」を受信すると書込み信号ISNWRのパルスを2個生
成する。このとき、セレクタ131は、受信SN保持部3
2に保持されているシーケンスナンバ(保持シーケンス
ナンバHSN )を出力する。ここで、受信SN保持部32は
セルAのシーケンスナンバ(SN=2)を保持している。
したがって、セレクタ131は、セルAから取り出した
シーケンスナンバ(SN=2)の後に、2回続いて「2」
を出力する。さらにその後、セレクタ131は、セルB
から取り出したシーケンスナンバ(SN=5)を出力す
る。
【0192】上記動作により、リードクロック生成部2
6に通知されるシーケンスナンバ情報SNINFOは、SN=
2、2、2、5という順番になる。リードクロック生成
部26に通知されるシーケンスナンバ情報SNINFOがSN=
2、2、2、5という順番になったときに、16個のセ
ルに相当するダミーデータを生成する動作は、図5を参
照しながら説明した通りである。
【0193】なお、アイドルセル書込み信号生成部16
8がカウンタ161から「2」を受信したときに、2個
のダミーセルをセルFIFO部22に書き込む動作は、
第1または第2の態様での動作と同じである。
【0194】第3の態様によれば、第2の態様と比べ
て、さらにセルFIFO部22に書き込むダミーセル数
が少なくなるので、ダミーセル挿入部34の動作速度を
遅くすることができ、タイミング設計などが容易にな
る。また、ダミーセル挿入部34内でシーケンスナンバ
をインクリメントして生成する機能を必用としないの
で、回路構成が簡略化される。
【0195】図40は、図6に示した第4の態様のバッ
ファ制御方式におけるダミーセル挿入部の構成図であ
る。図40において、図34で用いて符号は同じ回路ま
たは同じブロックを示す。第4の態様は、第1の態様を
ベースにしているが、セル紛失を検出してダミーセルを
生成するタイミングが異なっている。
【0196】第4の態様では、ダミーセル挿入パルスDC
IPを受信するごとに、即座にフリップフロップ181の
出力信号ENが「H」になり、そのことによってアンド回
路182がパルスを出力する。アンド回路182の出力
は、起動信号ACT であり、アイドル切替え部165、ア
イドルSN生成部166、アイドルSN書込み信号生成部1
67、アイドルセル書込み信号生成部168を起動す
る。
【0197】このタイミングでは、すなわち、ダミーセ
ル挿入パルスDCIPを受信したタイミングでは、カウンタ
161は「1」を出力し、デコーダ162は「8」を出
力する。加算器164は、A端子に入力される差分器1
63の出力を無視する。従って、加算器164は、デコ
ーダ162の出力である「8」をそのまま出力し、その
値がアイドル切替え部165、アイドルSN生成部16
6、アイドルSN書込み信号生成部167、アイドルセル
書込み信号生成部168に通知される。このことによ
り、8個のダミーセルが生成されてセルFIFO部22
に書き込まれる。
【0198】なお、カウンタ161は、アンド回路18
3の出力によってリセットされる。すなわち、カウンタ
161は、ダミーセル挿入パルスDCIPの受信によって
「1」を出力した後、即座にリセットされる。
【0199】セルBを受信すると、書込み信号SNWR1 の
パルスが生成され、そのことにより起動信号ACT のパル
スが生成される。即ち、セルBを受信すると、アイドル
切替え部165、アイドルSN生成部166、アイドルSN
書込み信号生成部167、アイドルセル書込み信号生成
部168が起動される。
【0200】このとき、セルAおよびセルBのシーケン
スナンバをそれぞれ2および5とすると、差分器163
の出力は「2」になる。また、カウンタ161は、ダミ
ーセル挿入パルスDCIPを受信するごとにリセットされて
いるので、カウンタ161およびデコーダ162の出力
は「0」である。したがって、加算器164は、差分器
163の出力である「2」をそのまま出力し、その値が
アイドル切替え部165、アイドルSN生成部166、ア
イドルSN書込み信号生成部167、アイドルセル書込み
信号生成部168に通知される。このことにより、2個
のダミーセルが生成されてセルFIFO部22に書き込
まれる。
【0201】図41は、第4の態様のバッファ制御方式
におけるダミーセル挿入部の動作を説明する図である。
第4の態様の動作は、図35に示した第1の態様と類似
しているので説明を省略する。
【0202】第4の態様によれば、第1の態様と比較し
た場合、セルFIFO部22に書き込むダミーセルの数
は同じであるが、8ダミーセルごとに分散させて書込み
を行うので、処理速度を遅くすることができ、タイミン
グ設計などが容易になる。
【0203】図42は、図7に示した第5の態様のバッ
ファ制御方式におけるダミーセル挿入部の構成図であ
る。図42において、図36で用いて符号は同じ回路ま
たは同じブロックを示す。第5の態様は、第2の態様を
ベースにしているが、セル紛失を検出してダミーセルを
生成するタイミングが異なっている。すなわち、第5の
態様においては、第4の態様と同様に、ダミーセル挿入
パルスDCIPを受信するごとに8個のダミーセルを生成し
てセルFIFO部22に書き込む構成を設けている。
【0204】図42は、第5の態様のバッファ制御方式
におけるダミーセル挿入部の動作を説明する図である。
第5の態様の動作は、図37に示した第2の態様と類似
しているので説明を省略する。
【0205】第5の態様によれば、第2の態様と比較し
た場合、セルFIFO部22に書き込むダミーセルの数
は同じであるが、8ダミーセルごとに分散させて書込み
を行うので、処理速度を遅くすることができ、タイミン
グ設計などが容易になる。
【0206】なお、上述した実施の形態では、ATM アダ
プテーションレイヤタイプ1に従ってサービスを提供す
るATM ネットワークを前提としているが、転送すべきデ
ータを固定長パケットに格納し、それら各固定長パケッ
トにその送出順番を示す番号を付与して一定間隔で送出
するようなサービスに適用される。
【0207】
【発明の効果】受信した固定長パケットをいったんバッ
ファに格納しそのバッファから固定長パケットを一定速
度で読み出すバッファ制御方式において、各固定長パケ
ットに付したシーケンスナンバと固定長パケットの到着
間隔とを用いて固定長パケットの紛失数を推測し、その
紛失数を補償するようにバッファに格納される固定長パ
ケット量を制御するようにしたので、多数の固定長パケ
ットが連続して紛失した場合においても、バッファに格
納される固定長パケット量を一定に保つことができる。
【0208】送信側の装置や伝送路の障害などによっ
て、所定時間以上固定長パケットが到着しない場合に
は、バッファを空(エンプティ)にすることによってそ
の障害を認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】本実施形態のバッファ制御方式の構成図であ
る。
【図3】第1の態様の動作概念を説明する図である。
【図4】第2の態様の動作概念を説明する図である。
【図5】第3の態様の動作概念を説明する図である。
【図6】第4の態様の動作概念を説明する図である。
【図7】第5の態様の動作概念を説明する図である。
【図8】第6の態様の動作概念を説明する図である。
【図9】第7の態様の動作概念を説明する図である。
【図10】第6の態様の動作を説明する図である。
【図11】ATM セル分解部の構成図である。
【図12】ヘッダ検出部の構成図である。
【図13】従来技術として図47で説明したATM セル分
解部の構成図である。
【図14】ATM セル分解部31の動作を説明する図であ
る。
【図15】受信SN保持部の構成図である。
【図16】受信SN保持部の動作を説明する図である。
【図17】ファーストセル検出部の構成図である。
【図18】ファーストセル検出部の動作を説明する図で
ある。
【図19】ユーザクロック分周部の構成図である。
【図20】ユーザクロック分周部の動作を説明する図で
ある。
【図21】セルカウンタ部の構成図である。
【図22】セルカウンタ部の動作を説明する図である。
【図23】リードクロック生成部の構成図である。
【図24】同図(a) および(b) は、リードクロック生成
回路の動作を説明する図(その1およびその2)であ
る。
【図25】セル到着間隔監視部の構成図である。
【図26】セル到着間隔監視部の動作を説明する図であ
る。
【図27】第6の態様のバッファ制御方式におけるダミ
ーセル挿入部の構成図である。
【図28】第6の態様のバッファ制御方式におけるダミ
ーセル挿入部の動作を説明する図である。
【図29】セルFIFO部の動作を説明する図である。
【図30】FIFOリセット生成部の構成図である。
【図31】FIFOリセット生成部の動作を説明する図
である。
【図32】セレクタ部の構成図である。
【図33】セレクタ部の動作を説明する図である。
【図34】第1の態様のバッファ制御方式におけるダミ
ーセル挿入部の構成図である。
【図35】第1の態様のバッファ制御方式におけるダミ
ーセル挿入部の動作を説明する図である。
【図36】第2の態様のバッファ制御方式におけるダミ
ーセル挿入部の構成図である。
【図37】第2の態様のバッファ制御方式におけるダミ
ーセル挿入部の動作を説明する図である。
【図38】第3の態様のバッファ制御方式におけるダミ
ーセル挿入部の構成図である。
【図39】第3の態様のバッファ制御方式におけるダミ
ーセル挿入部の動作を説明する図である。
【図40】第4の態様のバッファ制御方式におけるダミ
ーセル挿入部の構成図である。
【図41】第4の態様のバッファ制御方式におけるダミ
ーセル挿入部の動作を説明する図である。
【図42】第5の態様のバッファ制御方式におけるダミ
ーセル挿入部の構成図である。
【図43】第5の態様のバッファ制御方式におけるダミ
ーセル挿入部の動作を説明する図である。
【図44】全体システム構成図である。
【図45】データ構成を示す図であり、(a) はATM セル
の構成、(b) はAAL1におけるSAR-PDU の構成、(c) はSA
R ヘッダの構成を示す。
【図46】シーケンスナンバを使ってセル紛失を検出す
る方法を説明する図であり、(a)はセルが紛失すること
なく転送される場合を示し、(b) はセルが紛失した場合
を示す。
【図47】セル間隔の揺らぎを吸収する従来の装置の構
成図である。
【図48】セル紛失が発生したときの揺らぎ吸収装置の
動作を説明する図である。
【図49】従来の揺らぎ吸収装置の問題点を説明する図
である。
【符号の説明】
11 ATM 交換機 12 ATM スイッチ部 13 ATM 送信装置 14 ATM 受信装置 15 CE送信部 16 CE受信部 21 ATM セル分解部 22 セルFIFO部 23 ユーザクロック分周部 24 ファーストセル検出部 25 セルカウンタ部 26 リードクロック生成部 27 FIFOリセット生成部 28 セレクタ部 31 ATM セル分解部 32 受信SN保持部 33 セル到着間隔監視部 34 ダミーセル挿入部

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した固定長パケットをいったんバッ
    ファに格納しそのバッファから一定速度で固定長パケッ
    トを読み出すバッファ制御方式において、 固定長パケットの到着間隔と、各固定長パケットに付さ
    れている固定長パケットの送出順番を表すシーケンスナ
    ンバとを用いて固定長パケットの紛失数を算出し、上記
    バッファに格納される固定長パケット数をその紛失数だ
    け増加させることを特徴とするバッファ制御方式。
  2. 【請求項2】 上記算出された紛失数と同数のダミーパ
    ケットを上記バッファに書き込むことを特徴とする請求
    項1に記載のバッファ制御方式。
  3. 【請求項3】 上記算出された紛失数と同数の固定長パ
    ケットを上記バッファから読み出すのに要する時間だけ
    上記バッファからの読出しを停止することを特徴とする
    請求項1に記載のバッファ制御方式。
  4. 【請求項4】 上記算出された紛失数と同数の固定長パ
    ケットを上記バッファから読み出す代わりにダミーデー
    タを生成することを特徴とする請求項1に記載のバッフ
    ァ制御方式。
  5. 【請求項5】 所定数のダミーパケットを上記バッファ
    に書き込むと共に、上記算出された紛失数からその所定
    数を引いた数の固定長パケットを上記バッファから読み
    出すのに要する時間だけ上記バッファからの読出しを停
    止することを特徴とする請求項1に記載のバッファ制御
    方式。
  6. 【請求項6】 ある固定長パケットが到着してから次の
    固定長パケットの到着を待つ待ち時間が予め設定してあ
    る閾値時間を越えた場合、上記バッファへのダミーパケ
    ットの書込みを停止することを特徴とする請求項2また
    は5に記載のバッファ制御方式。
  7. 【請求項7】 ルーティング情報を含むヘッダと固定長
    データとからなる固定長パケットをそのルーティング情
    報に従ってルーティングするネットワークから固定長パ
    ケットを受信する受信部に設けられるバッファを制御す
    る方式において、 到着した固定長パケットを格納するバッファと、 到着した固定長パケットからS個の正数を用いて各固定
    長パケットの送出順番をサイクリックにインクリメント
    しながら表したシーケンス番号を抽出し、前回到着した
    固定長パケットから抽出したシーケンス番号との差を算
    出するシーケンス番号算出手段と、 前回の固定長パケットの到着時刻から今回の固定長パケ
    ットの到着時刻までの間隔tが固定長パケットの到着間
    隔の期待値TのS倍よりも大きい場合、上記シーケンス
    番号算出手段が算出した差と上記間隔tとを用いて固定
    長パケットの紛失数を算出し、その算出した紛失数の固
    定長パケットを補償するように上記バッファに格納され
    る固定長パケット数を制御する制御手段と、 を有することを特徴とするバッファ制御方式。
  8. 【請求項8】 上記制御手段は、上記算出された紛失数
    と同数のダミーパケットを上記バッファに書き込むこと
    を特徴とする請求項7に記載のバッファ制御方式。
  9. 【請求項9】 上記制御手段は、上記算出された紛失数
    と同数の固定長パケットを上記バッファから読み出すの
    に要する時間だけ上記バッファからの読出しを停止する
    ことを特徴とする請求項7に記載のバッファ制御方式。
  10. 【請求項10】 上記制御手段は、上記算出された紛失
    数と同数の固定長パケットを上記バッファから読み出す
    代わりにダミーデータを生成することを特徴とする請求
    項7に記載のバッファ制御方式。
  11. 【請求項11】 上記制御手段は、所定数のダミーパケ
    ットを上記バッファに書き込むとともに、上記算出され
    た紛失数からその所定数を引いた数の固定長パケットを
    上記バッファから読み出すのに要する時間だけ上記バッ
    ファからの読出しを停止することを特徴とする請求項7
    に記載のバッファ制御方式。
  12. 【請求項12】 ある固定長パケットが到着してから次
    の固定長パケットの到着を待つ待ち時間が上記期待値T
    のS倍よりも大きいある閾値時間を越えた場合、上記制
    御手段は、上記バッファへのダミーパケットの書込みを
    停止することを特徴とする請求項8または11記載のバ
    ッファ制御方式。
  13. 【請求項13】 ATM アダプテーションレイヤタイプ1
    に従ってサービスを提供するATM ネットワークからセル
    を受信する受信部に設けられるバッファを制御する方式
    において、 到着したセルを格納するバッファと、 到着したセルからシーケンスナンバを抽出し、前回到着
    したセルから抽出したシーケンスナンバとの差αを算出
    する算出手段と、 前回のセルの到着時刻から今回のセルの到着時刻までの
    間隔tとセルの到着間隔の期待値Tとの関係が8T×N
    +α×T≦t<8T×N+(α+1)×Tで表されると
    き、8N+α−1個のセルが紛失したとみなし、その紛
    失したセルを補償するように上記バッファに格納される
    セル数を制御する制御手段と、 を有することを特徴とするバッファ制御方式(Nは正
    数)。
  14. 【請求項14】 上記制御手段は、8N+α−1個のダ
    ミーセルを上記バッファに書き込むことを特徴とする請
    求項13に記載のバッファ制御方式。
  15. 【請求項15】 上記制御手段は、8N個のダミーセル
    を上記バッファに書き込むとともに、上記バッファから
    α−1個のセルを読み出す代わりにダミーデータを生成
    することを特徴とする請求項13に記載のバッファ制御
    方式。
  16. 【請求項16】 上記制御手段は、前回の到着セルのシ
    ーケンスナンバと同じシーケンスナンバを有するダミー
    セルをN個生成して上記バッファに書き込むとともに、
    上記バッファに書き込まれたセルおよびダミーセルのシ
    ーケンスナンバを上記バッファへの書込み順に抽出した
    ときに、あるシーケンスナンバとその次のシーケンスナ
    ンバとの差がβであった場合、上記バッファからβ−1
    個のセルを読み出す代わりにダミーデータを生成するこ
    とを特徴とする請求項13に記載のバッファ制御方式。
  17. 【請求項17】 上記セルの到着間隔の期待値Tを8分
    周するセル到着間隔監視手段をさらに有することを特徴
    とする請求13または16に記載のバッファ制御方式。
  18. 【請求項18】 上記ATM ネットワークからセルが到着
    するごとに上記セル到着間隔監視手段をリセットするこ
    とを特徴とする請求17に記載のバッファ制御方式。
  19. 【請求項19】 上記制御手段は、前回セルが到着して
    から8Tが経過するごとに8個のダミーセルを上記バッ
    ファに書き込み、今回のセルが到着したときにα−1個
    のダミーセルを上記バッファに書き込むことを特徴とす
    る請求項13たは14に記載のバッファ制御方式。
  20. 【請求項20】 上記制御手段は、前回セルが到着して
    から8Tが経過するごとに8個のダミーセルを上記バッ
    ファに書き込み、上記バッファからα−1個のセルを読
    み出す代わりにダミーデータを生成することを特徴とす
    る請求項13たは15に記載のバッファ制御方式。
  21. 【請求項21】 上記制御手段は、前回セルが到着して
    から8Tが経過するごとに1個のダミーセルを上記バッ
    ファに書き込み、上記バッファから7N+α−1個のセ
    ルを読み出す代わりにダミーデータを生成することを特
    徴とする請求項13たは16に記載のバッファ制御方
    式。
  22. 【請求項22】 上記ATM ネットワークからセルが到着
    するごとにそのセルのシーケンスナンバで前回到着した
    セルのシーケンスナンバを更新して保持するシーケンス
    ナンバ保持部をさらに有することを特徴とする請求項1
    3、16、21のいずれか1つに記載のバッファ制御方
    式。
  23. 【請求項23】 あるセルが到着してから次のセルの到
    着を待つ待ち時間が上記期待値Tの8倍よりも大きいあ
    る閾値時間を越えた場合、上記制御手段は、上記バッフ
    ァへのダミーセル書込みを停止することを特徴とする請
    求項14、15、16、19、20、21のいずれか1
    つに記載のバッファ制御方式。
  24. 【請求項24】 受信した固定長パケットをいったんバ
    ッファに格納しそのバッファから一定速度で固定長パケ
    ットを読み出すバッファ制御方法において、 固定長パケットの到着間隔と、各固定長パケットに付さ
    れている固定長パケットの送出順番を表すシーケンスナ
    ンバとを用いて固定長パケットの紛失数を算出するステ
    ップと、 上記バッファに格納される固定長パケット数をその紛失
    数だけ増加させるステップと、 を有することを特徴とするバッファ制御方法。
  25. 【請求項25】 ルーティング情報を含むヘッダと固定
    長データとからなる固定長パケットをそのルーティング
    情報に従ってルーティングするネットワークから固定長
    パケットを受信する受信部に設けられるバッファを制御
    する方法において、 到着した固定長パケットをバッファに格納するステップ
    と、 到着した固定長パケットから各固定長パケットの送出順
    番を正数Sを用いてサイクリックに表したシーケンス番
    号を抽出し、前回到着した固定長パケットから抽出した
    シーケンス番号との差を算出するステップと、 前回の固定長パケットの到着時刻から今回の固定長パケ
    ットの到着時刻までの間隔tが固定長パケットの到着間
    隔の期待値TのS倍よりも大きい場合、上記算出した差
    と上記間隔tとを用いて固定長パケットの紛失数を算出
    し、その算出した紛失数の固定長パケットを補償するよ
    うに上記バッファに格納される固定長パケット数を制御
    するステップと、 を有することを特徴とするバッファ制御方法。
  26. 【請求項26】 ATM アダプテーションレイヤタイプ1
    に従ってサービスを提供するATM ネットワークからセル
    を受信する受信部に設けられるバッファを制御する方法
    において、 到着したセルをバッファに格納するステップと、 到着したセルからシーケンスナンバを抽出し、前回到着
    したセルから抽出したシーケンスナンバとの差αを算出
    するステップと、 前回のセルの到着時刻から今回のセルの到着時刻までの
    間隔tとセルの到着間隔の期待値Tとの関係が8T×N
    +α×T≦t<8T×N+(α+1)×Tで表されると
    き、8N+α−1個のセルが紛失したとみなし、その紛
    失したセルを補償するように上記バッファに格納される
    セル数を制御するステップと、 を有することを特徴とするバッファ制御方法。
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