JPH09161935A - 熱圧着装置 - Google Patents

熱圧着装置

Info

Publication number
JPH09161935A
JPH09161935A JP34523195A JP34523195A JPH09161935A JP H09161935 A JPH09161935 A JP H09161935A JP 34523195 A JP34523195 A JP 34523195A JP 34523195 A JP34523195 A JP 34523195A JP H09161935 A JPH09161935 A JP H09161935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermocompression bonding
stage
pressure
thermocompression
parallelism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP34523195A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3070464B2 (ja
Inventor
Kazuaki Suzuki
和明 鈴木
Toyoji Yamazaki
豊司 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dexerials Corp
Original Assignee
Sony Chemicals Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Chemicals Corp filed Critical Sony Chemicals Corp
Priority to JP7345231A priority Critical patent/JP3070464B2/ja
Publication of JPH09161935A publication Critical patent/JPH09161935A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3070464B2 publication Critical patent/JP3070464B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶パネルと異方性導電性接着剤シートとT
ABとの仮圧着体などを被圧着体とする熱圧着装置にお
いて、熱圧着面とステージ面との平行度を厳密に調整す
ることを可能とする。 【解決手段】 被圧着体1を載置するステージ2、ステ
ージ2に載置した被圧着体1を加熱加圧する熱圧着ヘッ
ド3及び熱圧着ヘッドを支持する支持体4を有する熱圧
着装置200において、支持体4に、熱圧着ヘッド3の
熱圧着面3aとステージ面2aとの平行度をクサビ機構
により微調整する平行度調整手段20を設ける。また、
同様の平行度調整手段60をステージ2に設ける。さら
に、熱圧着面3aとステージ面2aとの平行をとった
後、その熱圧着ヘッド3を支持体に固定するために、偏
心カムからなるクランプ機構40を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱圧着装置に関す
る。特に、液晶パネルとTAB(Tape AutomatedBondin
g)とを異方性導電性接着剤シート(ACF)を介して
仮圧着したものを被圧着体とし、この被圧着体を熱圧着
ヘッドで加熱加圧して液晶パネルとTABとを本圧着す
る場合に、被圧着体に対する熱圧着ヘッドの熱圧着面の
平行度を厳密に調整できるようにした熱圧着装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルとTABとを異方性導電性接
着剤シートを介して仮圧着したものを被圧着体とし、こ
の被圧着体を熱圧着ヘッドで加熱加圧して液晶パネルと
TABとを本圧着する場合、液晶パネルとICとを接続
する場合、リジッド又はフィルム状基板とTABとを接
続する場合、リジッド又はフィルム状基板にICを実装
する場合、その他種々の回路基板へ半導体素子を実装す
る等の場合においては、被着圧体の加熱加圧装置とし
て、図10に示すような装置100が使用されている。
【0003】同図の熱圧着装置100は、被圧着体1を
載置するステージ2、ステージ2に載置した被圧着体1
を加熱加圧する熱圧着ヘッド3、熱圧着ヘッド3を支持
する支持体4を有している。ここで、熱圧着ヘッド3と
支持体4とは一体で、容易に分離できないヘッドユニッ
ト5を構成している。また、支持体4は直動ガイド6を
介してシリンダ7に接続しており、シリンダ7の作用に
より、支持体4に支持されている熱圧着ヘッド3が上下
動する。熱圧着ヘッド3の内部にはヒーター8が通り、
また温度センサー(図示せず)も取り付けられ、熱圧着
ヘッド3が所定の温度に加熱されるようになっている。
【0004】ところで、このような熱圧着装置100に
おいては、被圧着体1の形状や大きさに応じて、熱圧着
ヘッド3の交換が必要となる場合がある。一方、このよ
うな熱圧着装置においては、熱圧着ヘッド3の被圧着体
1に対する熱圧着面3aとステージ2の表面(ステージ
面2a)との平行度は、厳密に調整するほど良好に被圧
着体を熱圧着することができる。
【0005】そこで、図10に示した熱圧着装置100
においては、熱圧着ヘッド3の交換時には、ヘッドユニ
ット5ごと交換することがなされている。また、この場
合の熱圧着面3とステージ面2aとの平行度について
は、装置の加工精度や組み立て精度を向上させることに
より、より正確な平行度が得られるようにしている。
【0006】また、従来の熱圧着装置としては、図11
に示した装置101も知られている。図12は、この装
置101の熱圧着ヘッド3付近の側面図である。この装
置101も図10に示した熱圧着装置100と同様に、
支持体4に支持された熱圧着ヘッド3がシリンダ7の作
用により上下動し、ステージ2に載置された被圧着体1
を熱圧着するものであるが、熱圧着ヘッド3の交換を容
易にするために、熱圧着ヘッド3を支持体4に対して着
脱可能としている。即ち、熱圧着ヘッド3はその軸方向
と直交する方向に回転シャフト9を有し、一方、支持体
4は熱圧着ヘッド3を挟持するコの字状保持部4h及び
回転シャフト受け用孔部4iを有し、熱圧着ヘッド3の
回転シャフト9が支持体4の孔部4iに嵌まり、熱圧着
ヘッド3が支持体4のコの字状保持部4hに掛止される
ようにしている。そして、この場合に熱圧着面3aの平
行をとりつつ熱圧着ヘッド3を支持体4に固定する方法
としては、熱圧着ヘッド3の回転シャフト9を支持体4
の孔部4iに嵌めた後、その状態で熱圧着ヘッド3の熱
圧着面3aをステージ面2aに対して平行にし、次い
で、支持体4に取付けた締め付け用ネジ10をレンチ1
1等の工具を用いて矢印のように回わしてコの字状保持
部4hを締付け、熱圧着ヘッド3を固定することがなさ
れている。
【0007】また、従来の熱圧着装置としては、図13
に示したように、熱圧着面3aとステージ面2aとの平
行をとるために、ベアリング12を用いた回転調節機構
13を支持体4に設けたものも知られている。このよう
な回転調節機構13を設けると、熱圧着ヘッド3がベア
リング12を中心として矢印方向に回転し、熱圧着面3
aは自ずと水平になろうとするので、図11に示した装
置に比して、熱圧着面3aとステージ面2aとの平行を
とることが容易となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置のうち、図10に示した装置では、熱圧着面3aと
ステージ面2aとの平行度は、装置の加工精度や組み立
て精度に依存するので、熱圧着面3aとステージ面2a
とを厳密に平行に調整することが困難であるという問題
があり、特に、熱圧着ヘッド3を加熱した場合の熱圧着
ヘッド3や支持体4の熱変形に対しては、調整する手段
がないという問題があった。
【0009】また、図11に示した装置では、熱圧着ヘ
ッド3をコの字状保持部4hに掛止させ、次いで熱圧着
面3aをステージ面2aに対して平行にし、その状態で
熱圧着ヘッド3を支持体4に固定するために、図12に
示したように、コの字状保持部4hの締め付け用ネジ1
0を回し、熱圧着ヘッド3をコの字状保持部4hで締め
付けると、締め付けのトルクモーメントMが、熱圧着ヘ
ッド3を当初の調整位置から図11に矢印で示したよう
に回転させ、熱圧着面3aの平行度を狂わせる。したが
って、熱圧着面3aとステージ面2aとの平行度を厳密
に調整することができないという問題があった。
【0010】図13に示した装置では、熱圧着面3aと
ステージ面2aとの平行をとるために回転調節機構13
が設けられてはいるが、ベアリング12を用いた回転調
節機構13では調節範囲が大きく、調整精度が粗すぎて
微調整ができないという問題があり、しかも熱圧着時に
回転調節機構13に圧力が加わると、ベアリング12の
間隙の大きさが変化して平行度が狂うという問題があっ
た。
【0011】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解決しようとするものであり、液晶パネルと異方性導電
性接着剤シートとTABとの仮圧着体などを被圧着体と
する熱圧着装置において、熱圧着面とステージ面との平
行度を厳密に調整できるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、被圧着体
を載置するステージ、ステージに載置した被圧着体を加
熱加圧する熱圧着ヘッド、及び熱圧着ヘッドを支持する
支持体を有する熱圧着装置において、(i) クサビ機構を
用いた平行度調整手段を支持体に設けることにより、熱
圧着面とステージ面との平行度を微調整できること、(i
i)同様に、ステージにクサビ機構を用いた平行度調整手
段を設けることによっても、熱圧着面とステージ面との
平行度を微調整できること、(iii) また、熱圧着ヘッド
を支持体に固定するに際して、トルクモーメントMを発
生させる締め付け用ネジを使用することなく、偏心カム
からなるクランプ機構を使用することにより、当初の調
整位置に熱圧着ヘッドを固定できることを見出し、本発
明を完成させるに至った。
【0013】すなわち、本発明は、第1の発明として、
被圧着体を載置するステージ、ステージに載置した被圧
着体を加熱加圧する熱圧着ヘッド及び熱圧着ヘッドを支
持する支持体を有する熱圧着装置において、熱圧着ヘッ
ドの熱圧着面とステージ面との平行度をクサビ機構によ
り微調整する平行度調整手段が、支持体に設けられてい
ることを特徴とする熱圧着装置を提供する。
【0014】特にこのような熱圧着装置として、平行度
調整手段が、V字状溝を有するブラケットと、そのV字
状溝内をV字の深さ方向に移動することによりV字状溝
の開きを変える可動部材と、可動部材に螺合して可動部
材をV字の深さ方向に移動させる可動部材移動ネジとか
らなり、該可動部材移動ネジが、V字状溝を有するブラ
ケットに接触することなく設けられているものを提供
し、中でも、(a) 可動部材が、ブラケットのV字状溝の
溝面と面接触するクサビであり、そのクサビのV字状溝
内の位置に応じて定まるV字状溝の開き度合いを固定す
る固定手段が設けられている態様、(b) 可動部材が、ブ
ラケットのV字状溝の溝面と点接触する球体と、その球
体を保持し、可動部材移動ネジに螺合している球体保持
部材からなる態様、(c) V字状溝を有するブラケット
が、V字状溝の一方の溝面を構成する上部ブラケット
と、V字状溝の他方の溝面を構成する下部ブラケット
と、上部ブラケットと下部ブラケットとを互いに押し付
ける加圧ボルトとを有し、上部ブラケットと下部ブラケ
ットとの接合部には、上部ブラケットと下部ブラケット
とのそれぞれにV字状小溝が対向して設けられ、この対
向するV字状小溝から形成される中空部に丸シャフトが
通っている態様を提供する。
【0015】また、本発明は第2の発明として、被圧着
体を載置するステージ、ステージに載置した被圧着体を
加熱加圧する熱圧着ヘッド及び熱圧着ヘッドを支持する
支持体を有する熱圧着装置において、熱圧着ヘッドの熱
圧着面とステージ面との平行度をクサビ機構により微調
整する平行度調整手段が、ステージに設けられているこ
とを特徴とする熱圧着装置を提供する。
【0016】第3の発明として、被圧着体を載置するス
テージ、ステージに載置した被圧着体を加熱加圧する熱
圧着ヘッド及び熱圧着ヘッドを支持する支持体を有する
熱圧着装置において、支持体が熱圧着ヘッドを掛止する
コの字状保持部を有し、該コの字状保持部には、そこに
掛止されている熱圧着ヘッドを締め付けてコの字状保持
部に固定する、偏心カムからなるクランプ機構が設けら
れていることを特徴とする熱圧着装置を提供する。
【0017】第1の本発明によれば、支持体に、クサビ
機構による平行度調整手段が設けられているので、熱圧
着面のステージ面に対する平行度を微調整することが可
能となる。この平行度調整手段は、V字状溝を有するブ
ラケットと、そのV字状溝内をV字の深さ方向に移動す
ることによりV字状溝の開きを変える可動部材と、可動
部材に螺合して可動部材をV字の深さ方向に移動させる
可動部材移動ネジとから構成することができるが、ここ
で、可動部材移動ネジを、V字状溝を有するブラケット
に接触することなく設けることにより、熱圧着ヘッドが
加熱され、その熱によって可動部材移動ネジが熱膨張し
ても、可動部材のV字状溝内における位置は変わらない
ようにし、したがって、V字状溝の開き度合いが、熱圧
着ヘッドの加熱状態によらず、当初設定した平行度が安
定的に保持されるようになる。
【0018】本発明において、平行度調整手段に使用す
る可動部材としては、ブラケットのV字状溝の溝面と面
接触するクサビや、V字状溝の溝面と点接触する球体で
あって球体保持部材に保持されたものを使用することが
できるが、可動部材として、後者の球体を使用すること
により、V字状溝の開きをより容易に精密に調整するこ
とが可能となる。
【0019】第2の本発明においては、このようなクサ
ビ機構による平行度調整手段をステージに設けるが、こ
れによりステージ面の熱圧着面に対する平行度を調整す
ることによっても、熱圧着面とステージ面との平行度を
厳密に調整することが可能となる。
【0020】また第3の本発明においては、支持体が熱
圧着ヘッドを掛止するコの字状保持部を有し、そのコの
字状保持部に掛止されている熱圧着ヘッドを固定するた
めに、偏心カムからなるクランプ機構が設けられてい
る。このクランプ機構によると、熱圧着ヘッドを支持体
に固定するときに偏心カムを回転させても、その偏心カ
ムの回転モーメントが、熱圧着ヘッドの回転シャフトを
中心として熱圧着ヘッドを回転させることを防止でき
る。したがって、熱圧着体を支持体に固定するときに、
熱圧着体が初期の調整位置から回転して熱圧着面の平行
度が狂うという問題を解消させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の態様を図面
に基づいて説明する。なお、前述の従来例も含めて、各
図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表してい
る。
【0022】図1は、本発明の熱圧着装置の一実施例の
説明図である。この熱圧着装置200も図11に示した
熱圧着装置101と同様に、被圧着体1を載置するステ
ージ2、ヒーター8を内蔵した熱圧着ヘッド3、コの字
状保持部4hで熱圧着ヘッド3を挟持する支持体4、支
持体4に接続した直動ガイド6、及びシリンダ7を有し
ており、熱圧着ヘッド3は、その回転シャフト9を支持
体4のコの字状保持部4hに設けられたシャフト受け用
孔部4iに嵌入させることにより、コの字状保持部4h
内に掛止される。
【0023】しかし、この熱圧着装置200において
は、第1に、支持体4に、クサビ機構による平行度調整
手段20Aが設けられていること、第2に、支持体4の
コの字状保持部4hに掛止された熱圧着ヘッド3を固定
する手段として、偏心カムからなるクランプ機構40が
設けられていること、第3に、ステージにもクサビ機構
による平行度調整手段60が設けられていることを特徴
としている。
【0024】そこで、次に、本発明の熱圧着装置に特徴
的な、クサビ機構による平行度調整手段及び偏心カムか
らなるクランプ機構について、順次詳細に説明する。
【0025】図2(a)は支持体4に設けられている平
行度調整手段20Aの斜視図であり、図2(b)はその
断面図である。同図の平行度調整手段20Aは、V字状
溝A(開き角α=5°程度)を有するブラケット21
と、クサビ22、クサビ移動ネジ23を有している。
【0026】ここで、クサビ22は、V字状溝A内をV
字の深さ方向xに移動することによりV字状溝の開きB
を変え、それにより熱圧着ヘッド3の熱圧着面3aを図
1の矢印β方向に回転させる可動部材として設けられて
いる。また、クサビ22は、ブラケット21のV字状溝
の溝面21aと面接触しており、ブラケット21に形成
されたガイド24に沿って、距離Cの範囲を移動できる
ようになっている。なお、ブラケット21には、サラネ
ジ25により、常時、V字状溝の開きBを閉じる方向に
圧力が加えられている。したがって、クサビ22がV字
状溝A内を移動しても、クサビ22とブラケット21の
V字状溝の溝面21aとの面接触は維持される。
【0027】クサビ移動ネジ23は、クサビ22と螺合
しているが、ブラケット21には直接接することなく設
けられている。クサビ移動ネジ23には、その端部にハ
ンドル26が設けられ、また、ブラケット21の内部に
形成されている空間D内で、当て板27が固着されてい
る。したがって、ハンドル26を回すことにより、クサ
ビ移動ネジ23も回転し、クサビ22がx方向に移動す
る。
【0028】ブラケット21の内部には、上述の空間D
の他に、図示したように空間Eも形成されている。
【0029】このような平行度調整手段20Aを用い
て、熱圧着ヘッド3の熱圧着面3aとステージ2のステ
ージ面2aとの平行度を調整する方法としては、まず、
ハンドル26を回すことにより、ブラケット21のV字
状溝A内でクサビ22をx方向に移動させ、それにより
V字状溝の開きBを変え、即ち、熱圧着面3aをβ方向
に回転させ、熱圧着面3aとステージ面2aとが平行と
なる大きさに調整する(図1参照)。この場合、螺合し
ているクサビ22とクサビ移動ネジ23とのネジピッチ
を細かくすることにより、クサビ22の移動距離を微調
整することができ、したがってV字状溝の開きBも微調
整することができる。
【0030】このようにV字状溝の開きBを調整した後
は、その調整したV字状溝の開きBの大きさを固定す
る。この場合の固定方法としては、上述のV字状溝の開
きBの調整時にハンドル26を回した方向と逆方向にそ
のハンドル26を回転させ、当て板27がブラケット2
1内の空間Dの側壁21d1、21d2と接触しないように
する。例えば、当て板27と空間Dの側壁21d1、21
d2との間隙F1 、F2 が、0.1〜0.5mm程度とな
るようにする。そして、固定用ボルト28でV字状溝の
開きBの大きさを固定する。これにより熱圧着ヘッド3
の熱圧着面3aとステージ2のステージ面2aとの平行
度を精度よく調整することが可能となる。
【0031】即ち、このような平行度調整手段20Aに
よると、熱圧着時に熱圧着ベッド3が加熱され、それに
より平行度調整手段20Aへ熱が伝搬してきても、ブラ
ケット21内に空間Dがあるので、クサビ移動ネジ23
が熱膨脹してそのヨークがx方向に伸びたとしても、ク
サビ22の位置は変化しない。したがって、熱圧着時の
平行度の狂いを大きく抑制することが可能となる。
【0032】また、ブラケット21の内部には、V字状
溝A、空間E、空間Dと多くの空間が形成されているこ
とによりブラケットの放熱作用が促進されるので、ブラ
ケット21やこの内部に設けられているクサビ22やク
サビ移動ネジ23等の熱膨脹が抑制される。したがっ
て、これによっても熱圧着時の平行度の狂いを一層抑制
することが可能となる。
【0033】熱圧着時の平行度の狂いを抑制する点から
は、さらに、クサビ22、クサビ移動ネジ23、ブラケ
ット21は同一材料から形成することが好ましい。これ
により、熱圧着時にこれらが熱膨張しても、その膨脹度
合いは均一となるので、平行度の狂いをより一層抑制す
ることが可能となる。
【0034】以上、図1に示した熱圧着装置200の支
持体4に設けられている平行度調整手段20Aについて
説明したが、本発明においては、平行度調整手段とし
て、図3に示した調整手段20Bも使用することができ
る。図3の平行度調整手段20Bも図2に示した平行度
調整手段20Aと同様に、V字状溝Aを有するブラケッ
ト21、V字状溝A内をV字の深さ方向xに移動するこ
とによりV字状溝の開きBを変える可動部材及びその可
動部材を移動させるネジ23を有しており、クサビ機構
を用いた平行度調整手段である点では同一である。
【0035】しかし、可動部材として、ブラケット21
のV字状溝Aの溝面21aと面接触するクサビではな
く、球体30が使用されており、この球体30が球体保
持部材31に保持され、球体保持部材31が球体移動ネ
ジ23と螺合しており、球体移動ネジ23の回転により
球体保持部材31がガイド32に沿って移動する点で異
なっている。
【0036】このように可動部材として球体30を使用
することにより、V字状溝の開きBの調整をより滑らか
に行うことができ、熱圧着面3aとステージ面2aとの
平行度をより正確に調整することが可能となる。
【0037】また、この平行度調整手段20Bは、ブラ
ケット21が、上部ブラケット21xと下部ブラケット
21yとからなり、これらが丸シャフト33を介して接
合している点でも異なっている。即ち、上部ブラケット
21xと下部ブラケット21yとの接合部にはそれぞれ
V字状小溝Gx、Gyが対向して設けられ、この対向す
るV字状溝Gx、Gyにより形成される中空部に丸シャ
フト33が通っている。そして、上部ブラケット21
x、下部ブラケット21y及び丸シャフト33が、図3
の断面図において、丸シャフト33と、V字状小溝G
x、Gyとの合計4点で接し、密着している。このよう
に丸シャフト33とV字状溝Gx、Gyとを用いて上部
ブラケット21xと下部ブラケット21yとを接合する
ことにより、上部ブラケット21xと下部ブラケット2
1yとをベアリングなどを用いて接合した場合に比し
て、ベアリング内部の内輪と外輪との間隙による狂いが
ないので、熱圧着面3aとステージ面2aとの平行度を
安定的に正確に調整することが可能となる。
【0038】また、図3の平行度調整手段20Bのブラ
ケットには、スプリング34を嵌めた加圧ボルト35が
設けられ、この加圧ボルト35により上部ブラケット2
1xと下部ブラケット21yとが互いに押し付けられ
る。したがって、この平行度調整手段20Bを用いて熱
圧着面3aとステージ面2aとの平行度を調整するため
に、球体30を移動させてV字状溝の開きBを調整した
後、その開きBを固定する手段は必要ない。よって、こ
の図3の平行度調整手段20Bには、図2の平行度調整
手段20Aの固定用ボルト28に相当する固定手段が設
けられていない。
【0039】また、このような平行度調整手段20Bを
熱圧着装置に設ける場合に、平行度調整手段20Bと熱
圧着ヘッド3の位置関係としては、平行度調整手段20
Bの丸シャフト33の真下方向H1 に熱圧着面3aが位
置するように配することが好ましい。これにより、例え
ば、丸シャフト33から球体30側に寄った点の真下方
向H2 に熱圧着面3aが位置するようにした場合に比し
て、一旦調整したV字状溝の開きBが熱圧着時に変わる
ことなく、より安定的に維持されるようになる。
【0040】図1に示した熱圧着装置200には、支持
体4に一つの平行度調整手段20Aを設けた例を示した
が、本発明においては、複数の平行度調整手段を併設す
ることができる。例えば、図4に示した熱圧着装置20
1のように、図1の熱圧着装置200の支持体4に、図
2の平行度調整手段20Aと同様の2つの平行度調整手
段20A1 、20A2 を、それらのクサビ22の移動方
向xが直交するように設けることができる。これによ
り、熱圧着面3aの向きを、互いに直交するβ1方向及
びβ2 方向に回転させることが可能となり、熱圧着面3
aのステージ面2aに対する平行をより厳密にとること
が可能となる。
【0041】支持体4に複数の平行度調整手段を併設す
るにあたり、使用する平行度調整手段は、同種のものを
組み合わせてもよく、異種のものを組み合わせてもよ
い。例えば、図4に示したように、図2の平行度調整手
段20Aを2つ組み合わせてもよく、あるいは図3の平
行度調整手段20Bを2つ組み合わせてもよく、図2の
平行度調整手段20Aと図3の平行度調整手段20Bと
を組み合わせてもよい。
【0042】次に、本発明の熱圧着装置のステージに設
ける平行度調整手段について説明する。
【0043】本発明の熱圧着装置においては、例えば図
1の熱圧着装置200に示したようように、ステージ2
に、クサビ機構による平行度調整手段60を設けること
ができる。この平行度調整手段60は、上述の支持体4
に設ける平行度調整手段と同様のクサビ機構による平行
度調整手段を設けることができ、したがって図2の平行
度調整手段20Aや図3の平行度調整手段20Bと同様
のクサビ機構による平行度調整手段を設けることができ
る。ステージの平行度調整手段60では、支持体の平行
度調整手段に比して、熱圧着ヘッドからの伝熱が問題と
ならないので、したがって、例えば、図2の平行度調整
手段20Aのように、ブラケット内に放熱用の空間を広
く形成することは必ずしも必要ではない。
【0044】また、平行度調整手段60での熱圧着面3
aとステージ面2aとの平行の調整は、ハンドル61を
適宜回転させることにより、V字状溝内の可動部材を移
動させ、それによりV字状溝の開きIを変え、ステージ
面2aをγ方向に回転させることにより行う。
【0045】平行度調整手段60をステージ2に設ける
に際しては、支持体4に平行度調整手段を設ける場合と
同様に、ステージ2には単一又は複数の平行度調整手段
を設けることができる。また、複数の平行度調整手段を
設ける場合に使用する平行度調整手段は、同種のもので
も、異種のものでもよい。したがって、例えば、図5に
示したように、図2の平行度調整手段20Aと略同様の
2つの平行度調整手段60A1 及び60A2 を、そのク
サビの移動方向が互いに直交するように設けることがで
きる。これにより、ステージ面2aの向きを、互いに直
交するγ1 方向及びγ2 方向に回転させることが可能と
なり、熱圧着面3aとステージ面2aとの平行をより厳
密にとることが可能となる。
【0046】次に、本発明の熱圧着装置に設ける、偏心
カムからなるクランプ機構について詳細に説明する。
【0047】本発明の熱圧着装置においては、例えば図
1の熱圧着装置200に示したようように、支持体4の
コの字状保持部4hに掛止された熱圧着ヘッド3を締め
付けて固定する手段として、偏心カムからなるクランプ
機構40を設けることができる。図6(a)は、このク
ランプ機構40付近を正面からみた説明図であり、同図
(b)はクランプ機構40の構成部材の説明図である。
【0048】このクランプ機構40では、支持体4のコ
の字状保持部4hに掛止された熱圧着ヘッド3を固定す
るが、ここで熱圧着ヘッド3の掛止方法については図1
2の従来例と同様である。即ち、熱圧着ヘッド3は、そ
の軸方向と直交する方向に回転シャフト9を有し、一
方、支持体4はコの字状保持部4hに回転シャフト受け
用孔部4iを有し、熱圧着ヘッド3の回転シャフト9が
支持体4のコの字状保持部4hの孔部4iに嵌入するこ
とにより熱圧着ヘッド3がコの字状保持部4hに掛止さ
れる。なお、このように熱圧着ヘッド3を支持体4のコ
の字状保持部4hに掛止させるに際しては、図6に示し
たように熱圧着ヘッド3とコの字状保持部4hとの間に
断熱材14を介在させることが好ましい。また、図6に
おいて、15は熱圧着ヘッド3が内蔵するヒーター8に
接続するヒーター線であり、16は熱圧着ヘッド3の温
度を測定するための温度センサーである。
【0049】このようにして支持体4のコの字状保持部
4hに掛止された熱圧着ヘッド3を、その掛止状態で熱
圧着面3aの熱圧着ヘッド3がステージ面2aに対して
平行となるようにあわせ、次いで、コの字状保持部4h
に掛止された熱圧着ヘッド3を締め付けて平行状態を固
定するために、本発明の熱圧着装置200には、偏心カ
ム41、偏心カム41と着脱可能に取付けらるレバー4
2及び細目ネジ43、これらレバー42及び細目ネジ4
3を偏心カム41に接続する結合部材44、細目ネジ4
3に螺合するナット45からなるクランプ機構40が設
けられている。
【0050】図7は、この偏心カム41の拡大図であ
り、同図(a)は熱圧着ヘッド3が締め付けられる前の
状態を表しており、同図(b)は熱圧着ヘッド3を締め
付けられ、コの字状保持部4hに固定された状態を表し
ている。同図(a)に示したように、偏心カム41は、
断面がカマボコ形状を有している。偏心カム41の外形
曲線部R1 の中心O1 を通る中心線L1 と、偏心カム4
1とレバー42との結合部の中心O2 と通る中心線L2
とは離れており、両者の距離(即ち、偏心カム41の外
形曲線部R1 の中心O1 の結合部の中心O2 からの偏心
量S)は、通常0.1〜1.0mm程度とされる。ま
た、偏心カム41の側壁41aとコの字状保持部4hと
の間には隙間Tが設けられている。
【0051】そこで、熱圧着面3aとステージ面2aと
の平行を調整し、その平行状態を固定する方法として
は、まず、図7(a)の状態で熱圧着ヘッド3を下げて
熱圧着面3aをステージ面2aに軽く押圧させ、両者の
平行をとり、次いで、レバー42を矢印のように180
°回し、偏心カム41を回転させて同図(b)の状態と
する。同図(b)においては、偏心カム41の側壁とコ
の字状保持部4hとの間の隙間Tはなくなり、偏心カム
41の側壁41bがコの字状保持部4hに密着し、コの
字状保持部4hを強く押圧する。したがって、コの字状
保持部4hに掛止された熱圧着ヘッド3が締め付けら
れ、当初の熱圧着面3aとステージ面2aとの平行度が
固定される。またこの場合、偏心カム41を回転させる
ときの回転モーメントは、細目ネジ43の軸方向を中心
とする回転モーメントではないので、図11に示した従
来例のように支持体4が回転することはない。したがっ
て、一旦設定した熱圧着面3aの平行度が狂うことを防
止できる。
【0052】このような熱圧着ヘッド3の固定時の熱圧
着ヘッド3の締め付け力は、熱圧着ヘッド3を締め付け
る前の図7(a)の状態における偏心カム41の側壁4
1aとコの字状保持部4hとの間の隙間Tの大きさや偏
心量Sに応じて異なる。また、適切な締め付け力は、コ
の字状保持部4hが挟持する熱圧着ヘッド3や断熱材1
4の厚み寸法のばらつきなどにもよるが、例えば、偏心
量0.5mmの偏心カムを使用する場合、偏心カム41
の側壁41aとコの字状保持部4hとの間の隙間Tは、
通常、0.1〜0.2mm程度とすることが好ましい。
【0053】このような偏心カムからなるクランプ機構
40を使用する場合に、熱圧着ヘッド3の固定前に熱圧
着面3aのステージ面2aに対する平行を調整する方法
としては、上述のように図7(a)の状態で調整する
他、図8(a)に示したように、偏心カム41の側壁が
比較的弱い押圧力(例えば、約50kg/cm2 程度)
でコの字状保持部4hを押圧するようにし、その状態で
熱圧着ヘッド3を下げて熱圧着面3aをステージ面2a
に押し付け、それをそのまま引き上げることによっても
よい。このようにして熱圧着面3aとステージ面2aと
の平行をとった後は、図7(b)で説明した場合と同様
に、レバー42を回して回転カム41を回転させ、偏心
カム41の側壁がコの字状保持部4hを強く押圧し、そ
れによって熱圧着面が固定されるようにしてもよい(図
8(b))。
【0054】以上、本発明の熱圧着装置を図1に示した
装置200を中心にして説明したが、本発明の熱圧着装
置はこれに限られない。例えば、図1の熱圧着装置20
0には、支持体4及びステージ2の双方にクサビ機構に
よる平行度調整手段20A、60が設けられ、また、熱
圧着ヘッド3と支持体4とは偏心カムからなるクランプ
機構40で接続されているが、支持体の平行度調整手段
20A、ステージの平行度調整手段60及び偏心カムか
らなるクランプ機構40のいずれか一つを熱圧着装置に
備えた場合でも、従来の熱圧着装置に比して、熱圧着面
3aとステージ面2aとの平行度を正確に調整すること
が可能となる。
【0055】また、本発明の熱圧着装置は、複数の熱圧
着ヘッドを並列させて複数の被圧着体を同時に加熱加圧
する、所謂マルチヘッドタイプの熱圧着装置としても構
成することができる。例えば、図9は、6つの熱圧着ヘ
ッド3が、それぞれ支持体4に接続されている6連の熱
圧着ヘッドを有する熱圧着装置を偏心カム41側からみ
た正面図であるが、同図に示したように、各熱圧着ヘッ
ド3と支持体4とをそれぞれ偏心カムからなるクランプ
機構40で接続することができる。これにより、各熱圧
着ヘッド3の熱圧着面3aを、図中矢印で示した回転方
向に正確に微調整してステージ面との平行をとることが
可能となる。
【0056】また、本発明において、支持体又はステー
ジにクサビ機構による平行度調整手段を設ける点、又は
熱圧着ヘッドの支持体への固定を、偏心カムによるクラ
ンプ機構により行う点の他は、従来の熱圧着装置と同様
に構成することができる。例えば、上述の例では、熱圧
着ヘッド3として、一つのヒーター8を内蔵するものが
図示されているが、加熱時の温度分布を均一化するため
に、加熱ヘッドには複数のヒーターを内蔵させてもよ
い。
【0057】本発明の熱圧着装置は、種々の被圧着体の
加熱加圧装置として使用することができ、特に、熱圧着
面とステージ面との平行度を厳密に調整することが必要
とされる場合の熱圧着装置として有用である。例えば、
液晶パネルとTABとを異方性導電性接着剤シートを介
して仮圧着したものを被圧着体とし、この被圧着体を熱
圧着ヘッドで加熱加圧して液晶パネルとTABとを本圧
着する場合、液晶パネルとICとを接続する場合、リジ
ッド又はフィルム状基板とTABとを接続する場合、リ
ジッド又はフィルム状基板にICを実装する場合、その
他種々の回路基板へ半導体素子を実装する等のための装
置として有用であるが、特に、液晶パネルとTABとを
異方性導電性接着剤シート(ACF)を介して仮圧着し
たものを本圧着する場合の装置として有用である。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、液晶パネルと異方性導
電性接着剤シートとTABとの仮圧着体などを被圧着体
とする熱圧着装置において、熱圧着面とステージ面との
平行度を厳密に調整することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱圧着装置の斜視図である。
【図2】本発明の熱圧着装置に使用する平行度調整手段
の斜視図(同図(a))及び断面図(同図(b))であ
る。
【図3】本発明の熱圧着装置に使用する平行度調整手段
の断面図である。
【図4】本発明の熱圧着装置の斜視図である。
【図5】本発明の熱圧着装置に使用するステージの斜視
図である。
【図6】本発明の熱圧着装置に使用するクランプ機構の
正面説明図(同図(a))及び構成部材の説明図(同図
(b))である。
【図7】本発明の熱圧着装置に使用するクランプ機構の
偏心カムの付近の拡大説明図である。
【図8】本発明の熱圧着装置に使用するクランプ機構の
説明図である。
【図9】6連の熱圧着ヘッドを有する本発明の熱圧着装
置の熱圧着ヘッド付近の正面図である。
【図10】従来の熱圧着装置の斜視図である。
【図11】従来の熱圧着装置の斜視図である。
【図12】従来の熱圧着装置の熱圧着ヘッド付近の側面
図である。
【図13】従来の熱圧着装置の熱圧着ヘッド付近の正面
図である。
【符号の説明】
1 被圧着体 2 ステージ 2a ステージ面 3 熱圧着ヘッド 3a 熱圧着面 4 支持体 4h コの字状保持部 4i 孔部 8 ヒ−ター 9 回転シャフト 20A、20B 平行度調節手段 21 ブラケット 21x 上部ブラケット 21y 下部ブラケット 22 クサビ 23 クサビ移動ネジ 26 ハンドル 27 当て板 28 固定用ボルト 30 球体 31 球体保持部材 33 丸シャフト 34 スプリング 35 加圧ボルト 40 偏心カムからなるクランプ機構 41 偏心カム 42 レバー 43 細目ネジ 60、60A1 、60A2 平行度調整手段 200 熱圧着装置 201 熱圧着装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被圧着体を載置するステージ、ステージ
    に載置した被圧着体を加熱加圧する熱圧着ヘッド及び熱
    圧着ヘッドを支持する支持体を有する熱圧着装置におい
    て、熱圧着ヘッドの熱圧着面とステージ面との平行度を
    クサビ機構により微調整する平行度調整手段が、支持体
    に設けられていることを特徴とする熱圧着装置。
  2. 【請求項2】 平行度調整手段が、V字状溝を有するブ
    ラケットと、そのV字状溝内をV字の深さ方向に移動す
    ることによりV字状溝の開きを変える可動部材と、可動
    部材に螺合して可動部材をV字の深さ方向に移動させる
    可動部材移動ネジとからなり、該可動部材移動ネジが、
    V字状溝を有するブラケットに接触することなく設けら
    れている請求項1記載の熱圧着装置。
  3. 【請求項3】 可動部材が、ブラケットのV字状溝の溝
    面と面接触するクサビであり、V字状溝の開き度合いを
    固定する固定手段が設けられている請求項2記載の熱圧
    着装置。
  4. 【請求項4】 可動部材が、ブラケットのV字状溝の溝
    面と点接触する球体と、その球体を保持し、可動部材移
    動ネジに螺合している球体保持部材からなる請求項2記
    載の熱圧着装置。
  5. 【請求項5】 V字状溝を有するブラケットが、V字状
    溝の一方の溝面を構成する上部ブラケットと、V字状溝
    の他方の溝面を構成する下部ブラケットと、上部ブラケ
    ットと下部ブラケットとを互いに押し付ける加圧ボルト
    とを有し、上部ブラケットと下部ブラケットとの接合部
    には、上部ブラケットと下部ブラケットとのそれぞれに
    V字状小溝が対向して設けられ、この対向するV字状小
    溝から形成される中空部に丸シャフトが通っている請求
    項2記載の熱圧着装置。
  6. 【請求項6】 被圧着体が、液晶パネルとTABとの異
    方性導電性接着剤シートによる仮圧着体である請求項1
    〜5のいずれかに記載の熱圧着装置。
  7. 【請求項7】 被圧着体を載置するステージ、ステージ
    に載置した被圧着体を加熱加圧する熱圧着ヘッド及び熱
    圧着ヘッドを支持する支持体を有する熱圧着装置におい
    て、熱圧着ヘッドの熱圧着面とステージ面との平行度を
    クサビ機構により微調整する平行度調整手段が、ステー
    ジに設けられていることを特徴とする熱圧着装置。
  8. 【請求項8】 被圧着体が、液晶パネルとTABとの異
    方性導電性接着剤シートによる仮圧着体である請求項7
    記載の熱圧着装置。
  9. 【請求項9】 被圧着体を載置するステージ、ステージ
    に載置した被圧着体を加熱加圧する熱圧着ヘッド及び熱
    圧着ヘッドを支持する支持体を有する熱圧着装置におい
    て、支持体が熱圧着ヘッドを掛止するコの字状保持部を
    有し、該コの字状保持部には、そこに掛止されている熱
    圧着ヘッドを締め付けてコの字状保持部に固定する、偏
    心カムからなるクランプ機構が設けられていることを特
    徴とする熱圧着装置。
  10. 【請求項10】 被圧着体が、液晶パネルとTABとの
    異方性導電性接着剤シートによる仮圧着体である請求項
    9記載の熱圧着装置。
JP7345231A 1995-12-06 1995-12-06 熱圧着装置 Expired - Lifetime JP3070464B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7345231A JP3070464B2 (ja) 1995-12-06 1995-12-06 熱圧着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7345231A JP3070464B2 (ja) 1995-12-06 1995-12-06 熱圧着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09161935A true JPH09161935A (ja) 1997-06-20
JP3070464B2 JP3070464B2 (ja) 2000-07-31

Family

ID=18375191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7345231A Expired - Lifetime JP3070464B2 (ja) 1995-12-06 1995-12-06 熱圧着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3070464B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006212516A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Mitsubishi Materials Corp 塗布工具および塗布装置
WO2006137504A1 (en) * 2005-06-20 2006-12-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Electronic component thermo-compression tool, and electronic component mounting apparatus and mounting method
JP2008149211A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Mitsubishi Materials Corp 塗布工具
CN107942551A (zh) * 2017-12-23 2018-04-20 苏州富强科技有限公司 用于液晶显示屏压合装置的自适应压头微调机构
KR101939688B1 (ko) * 2017-11-16 2019-01-17 주식회사 디에스케이 이방전도성필름 본딩장치
CN113630968A (zh) * 2021-09-01 2021-11-09 森茂科技淮安有限公司 一种柔性线路板的防脱落磁性载具

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006212516A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Mitsubishi Materials Corp 塗布工具および塗布装置
JP4492375B2 (ja) * 2005-02-02 2010-06-30 三菱マテリアル株式会社 塗布工具および塗布装置
WO2006137504A1 (en) * 2005-06-20 2006-12-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Electronic component thermo-compression tool, and electronic component mounting apparatus and mounting method
US7797822B2 (en) 2005-06-20 2010-09-21 Panasonic Corporation Electronic component mounting method
JP2008149211A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Mitsubishi Materials Corp 塗布工具
KR101939688B1 (ko) * 2017-11-16 2019-01-17 주식회사 디에스케이 이방전도성필름 본딩장치
CN107942551A (zh) * 2017-12-23 2018-04-20 苏州富强科技有限公司 用于液晶显示屏压合装置的自适应压头微调机构
CN113630968A (zh) * 2021-09-01 2021-11-09 森茂科技淮安有限公司 一种柔性线路板的防脱落磁性载具

Also Published As

Publication number Publication date
JP3070464B2 (ja) 2000-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW448331B (en) Thermo-compressing bonding method and thermo-compressing bonding apparatus
US6264089B1 (en) Connecting apparatus
JPH09161935A (ja) 熱圧着装置
JPS62256441A (ja) ダイボンデイング装置
JP2877055B2 (ja) 熱圧着装置
JP2849637B2 (ja) 画像装置
JP3104195B2 (ja) 熱圧着装置
JP3274100B2 (ja) 圧電アクチュエータおよびその製造方法
JP3775960B2 (ja) 電子部品の圧着装置および圧着方法
JPH0615342Y2 (ja) 磁気センサの押圧固定機構
JP3550378B2 (ja) 熱圧着装置
JP3152084B2 (ja) 電子部品のボンディングツールおよびボンディング装置
JPH087140Y2 (ja) 光学系における位置調整機構
JP2000150033A (ja) プラズマディスプレーパネルの接続構造
JPH0588571A (ja) 電子写真装置の熱定着器
JP2000346724A (ja) 歪みゲージ押さえ具、及び、歪みゲージ接合用クランプ
JP2002050658A (ja) ワークテーブルと加圧ヘッドの平行調整方式
JP2556064Y2 (ja) 記録装置
JP4115661B2 (ja) 電子部品の熱圧着装置および熱圧着方法
JPH08186157A (ja) Tcp圧着装置
JP2526000Y2 (ja) 加熱圧着体の加熱温度測定用熱電対
JPH10341076A (ja) 熱圧着ツールの平面平行度調整機構
JPS6044261B2 (ja) ガラス接合方法およびガラス接合装置
JPS63305591A (ja) 回路基板の接続方法及び装置
JPH0716427Y2 (ja) 熱圧着機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100526

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110526

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120526

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130526

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140526

Year of fee payment: 14

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term