JPH09160611A - プログラマブルコントローラ - Google Patents

プログラマブルコントローラ

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Publication number
JPH09160611A
JPH09160611A JP31657095A JP31657095A JPH09160611A JP H09160611 A JPH09160611 A JP H09160611A JP 31657095 A JP31657095 A JP 31657095A JP 31657095 A JP31657095 A JP 31657095A JP H09160611 A JPH09160611 A JP H09160611A
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JP
Japan
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circuit
sequence program
execution
processing unit
programmable controller
Prior art date
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Application number
JP31657095A
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English (en)
Inventor
Fumiyuki Tamura
史之 田村
Katsuhiro Fujiwara
克弘 藤原
Norihiro Aida
憲弘 會田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シーケンスプログラムの処理単位である回路ご
とに実行/不実行を制御する。 【解決手段】各回路に実行/不実行を指定する回路情報
コードを付加する。プログラマブルコントローラは、サ
イクリックに各回路を構成する命令を順番に実行する
(106、108、110)が、この際に各回路に付加
されている回路情報コードをチェックし(104)、不
実行が指定されている場合には、この回路の処理をスキ
ップする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シーケンスプログ
ラムに従った制御を行うプログラマブルコントローラに
関するものであり、特に、ユーザが定義したシーケンス
プログラムの実行の制御の技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より多数の被制御機器を高速に制御
する装置としてプログラマブルコントローラが使用され
ている。
【0003】図10に、従来のプログラマブルコントロ
ーラの構成を示す。
【0004】図中の、ユーザプログラムメモリ62には
ユーザによって記述されたシーケンスプログラムが記憶
される。なお、プログラマブルコントローラに用いられ
るシーケンスプログラムは、一般的に、ユーザによっ
て、回路として定義された処理単位を連結したラダーと
して定義される。MPU60は順次プログラムカウンタ
61で示されたユーザプログラムメモリ62のアドレス
の命令コードを読み出し、当該命令コードに従い、入出
力制御部64、複数の入力部65、出力部66を介し
て、外部機器67、68からのデータの読み出しや、外
部機器67、68へのデータの書き込みを行う。また、
MPU60は、通信制御部69を介して、上位計算機等の
外部制御装置70との間で相互に通信を行う。通信の内
容としては、各種外部機器の状態の報告や、ユーザメモ
リ62に格納したシーケンスプログラムの外部制御装置
70への転送や、外部制御装置70よりのユーザメモリ
へのシーケンスプログラムの転送等がある。
【0005】さて、MPU60はユーザプログラムメモ
リ62に記述されたシーケンスプログラム中の命令コー
ドに従った処理を順次実行する。また、実行の都度、入
出力制御部64を経由して、制御対象である外部機器6
7、68のデータを読み書きすることになる。
【0006】ところで、このようなプログラマブルコン
トローラでは、MPU60は一般に図11に示すような
処理フローに従って動作している。
【0007】すなわち、まず、プログラマブルコントロ
ーラに電源が投入される(70)とMPU60はユーザ
が記述したシーケンスプログラムの各種チェックを含む
イニシャル処理71を行った後、シーケンスプログラム
の実行処理に入る。
【0008】演算処理では、ユーザプログラムの先頭か
ら実行するために、プログラムメモリ62の命令コード
のアドレスを与えるプログラムカウンタ61を“0”に
セット(72)して命令を読み出し(73)、命令に対
応した処理を実行(74)し、1ステップの動作が終わ
る。続いて次のステップの実行のため、プログラムカウ
ンタ61をカウントアップ(75)して次のステップを
読み出し、順次処理を行っていく。ここで、プログラム
カウンタをカウントアップしたときには。、判断76に
て、それが最終命令であるかどうかを判定し、最終命令
の場合は、最終処理77を行った後、再び先頭命令から
実行するため、プログラムカウンタを“0”にセット
(72)してステップ72の処理に戻る。
【0009】このように、プログラマブルコントローラ
では、ユーザの記述したシーケンスプログラムがサイク
リックに実行される。
【0010】さて、ここで、パソコン等で一般のプログ
ラム開発に用いられるBASIC言語、C言語のような
言語で記述したプログラムの実行方式とプログラマブル
コントローラのシーケンスプログラムの実行方式との大
きく異なる点は、プログラマブルコントローラのシーケ
ンスプログラムは処理の単位が回路として定義されてい
ることと、前述したようにシーケンスプログラムを先頭
から最終回路まで実行した後、先頭回路に戻るといった
ようにサイクリックにプログラムを実行するスキャンを
行う点にある。
【0011】さて、このようなプログラマブルコントロ
ーラの制御内容の変更を行う場合には、プログラマブル
コントローラ内のシーケンスプログラムを変更する必要
がある。そして、このようなシーケンスプログラムの変
更のためにプログラマブルコントローラに、「RUN中
プログラム変更機能」と呼ばれる機能が備えられる場合
がある。この機能は、外部制御装置70より、通信制御
装置69を介してRUN中プログラム変更指示を受けた
プログラマブルコントローラのマイクロプロセッサが、
自動的に、前述したスキャン動作を一時停止、シーケン
スプログラムの変更、スキャン動作への復帰といった一
連の処理を行う機能である。
【0012】また、プログラマブルコントローラの動作
解析のために、デバック回路と呼ばれる回路を組み込ん
だ動作解析用のシーケンスプログラムをプログラマブル
コントローラに実行させることが広く行われている。だ
動作解析用のシーケンスプログラムとしては、たとえ
ば、シーケンスプログラム中の解析を要する回路の部分
のみを実行させるためのジャンプ命令をデバック回路と
して、動作解析対象のシーケンスプログラムに組み込ん
だもの等が用いられる。
【0013】また、プログラマブルコントローラのシー
ケンスプログラムのプログラミングはプログラミングに
は、シーケンスプログラムのプログラミングを支援す
る、汎用のパーソナルコンピュータ上で動作するプログ
ラミングソフトが用いられる場合が多い。また、プログ
ラマブルコントローラは制御システム全体の中核をなす
重要な部分であるために、その導入時には、制御システ
ムの構成や制御内容やプログラマブルコントローラやシ
ーケンスプログラムに精通した制御システムのセットメ
ーカの技術者がシーケンスプログラムを作成することが
多く、また、この場合には、ユーザが、導入時のシーケ
ンスプログラムの一部のみを、その後に制御システムの
構成や制御内容の変更に併せて修正することが多い。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述した「RUN中プ
ログラム変更機能」によれば、プログラマブルコントロ
ーラのシーケンスプログラムの実行の中断を短い期間に
押さえることができる。しかしながら、この中断の期間
は必ずしも充分に短いとはいえず、RUN中変更のタイ
ミングによっては、外部からの信号入力を取りこぼして
しまう場合があった。たとえば、スキャン動作の停止中
に、モータを停止すべきことを表す信号がプログラマブ
ルコントローラに入力されても、プログラマブルコント
ローラは、この信号に基づいてモータを停止することが
できない。
【0015】また、たとえば、制御システムの構成の変
更などがあり、シーケンスプログラム中に不要かつ害を
成さないと回路が発生した場合であっても、この回路を
削除するシーケンスプログラムの変更を行わなければ
は、プログラムコントローラは無駄な処理をスキャンの
都度に実行することになるため、処理の効率が劣化す
る。
【0016】また、前述したデバッグ回路を組み込んだ
シーケンスプログラムによるシーケンスプログラムの動
作解析の手法によれば、動作解析を行いたいシーケンス
プログラムの部分毎に、動作解析用のシーケンスプログ
ラムを用意し各々をプログラマブルコントローラに設定
し使用しなければならない。また、最終的には、デバッ
ク回路を含まないシーケンスプログラムに更新する必要
がある。
【0017】また、前述したようにユーザがシーケンス
プログラムの一部を変更する場合に際し、習熟していな
いユーザが、意図しない部分を修正してしまったり、意
図しない影響をシーケンスプログラム全体に与えてしま
うミスを犯す場合もありえる。
【0018】そこで、本発明は、より柔軟にシーケンス
プログラムの変更に対処することのできるプログラマブ
ルコントローラを提供することを目的とする。またより
容易かつ確実に意図した通りの、シーケンスプログラム
の修正や作成が行えるよう支援する装置を提供すること
を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、順序づけられた複数の処理単位より構成
されるシーケンスプログラムを記憶したメモリと、前記
メモリに記憶されたシーケンスプログラム中の各処理単
位を前記順序に従った順番でサイクリックに実行するプ
ロセッサとを備えたプログラマブルコントローラであっ
て、前記メモリは、記憶したシーケンスプログラムを構
成する各処理単位毎に設けられた、対応する処理単位の
実行の属性を定義する情報を記憶し、前記プロセッサ
は、前記メモリに記憶されたシーケンスプログラム中の
各処理単位を前記順序に従った順番でサイクリックに実
行する際に、対応する情報が定義している属性に従って
当該処理単位の実行を制御すること特徴とするプログラ
マブルコントローラを提供する。また、このようなプロ
グラマブルコントローラであって、前記処理単位の実行
の属性は、当該処理単位の実行/不実行を表す属性であ
って、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたシー
ケンスプログラム中の各処理単位を前記順序に従った順
番でサイクリックに実行する際に、対応する情報が定義
する属性が不実行を表している処理単位については、そ
の実行をスキップすることを特徴とするプログラマブル
コントローラを提供する。このようなプログラマブルコ
ントローラによれば、処理単位(たとえば前述した回
路)毎に、その実行を、その処理単位の属性を表す情報
を変更するのみで制御することができる。よって、より
柔軟にシーケンスプログラムの変更に対応することがで
きる。
【0020】また、本発明は、前記目的達成のために、
プログラマブルコントローラによって実行される、順序
づけられた複数の処理単位より構成されたシーケンスプ
ログラムの、ユーザによる作成を支援するシーケンスプ
ログラム作成支援装置であって、前記ユーザよりの指示
に応じて、前記シーケンスプログラムの各処理単位に、
処理単位毎に、当該処理単位の属性を付加する手段を有
することを特徴とするシーケンスプログラム作成支援装
置を提供する。
【0021】このような装置において、たとえば、属性
を、処理単位の変更の許可/禁止とすれば、この属性に
基づいて変更を防止したい処理単位が誤って変更されて
しまうことを防ぐことができる。また、この属性を、対
応する処理単位の機能などを表す情報とすれば、この情
報を参照して、より正確にシーケンスプログラムの構成
を把握して変更の作業などを行うことができる。このこ
とより、ひいては、シーケンスプログラムの変更に際
し、誤りの発生が低減することが期待できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0023】まず、第1の実施形態について説明する。
【0024】本第1実施形態に係るプログラマブルコン
トローラのハードウエア構成は、先に従来の技術の欄で
示した構成(図10)と同一であるので、ここでは、重
複を避けるために、その説明を省略する。
【0025】まず、本第1実施形態におけるユーザプロ
グラムメモリ62上のシーケンスプログラムについて説
明する。
【0026】図1に、ユーザプログラムメモリ62上の
シーケンスプログラムの構成を示す。
【0027】図示するように、シーケンスプログラム2
0は、シーケンスプログラムを構成する回路単位毎に、
各々回路単位エリアに格納される。また、図3に示すよ
うに、各回路単位エリアには、回路情報コード30と1
回路の処理を定義する複数の演算命令の命令コード群3
1が記憶される。命令コード群31はユーザが記述した
シーケンスプログラムの1回路分の複数の演算命令にて
構成する。回路情報コード30には、その回路を実際に
実行するかしないかを指定するコードを記憶する。ま
た、各回路単位エリアは、対応する回路のユーザが定義
したラダー32上の順番に従って配置される。図2で
は、回路単位エリア1、2、..、nに、各々ラダー上の
1番目の回路、2番目の回路、n番目の回路の回路情報
コード30と命令コード群31が記憶される。すなわ
ち、本第1実施形態に係るシーケンスプログラムは、従
来のシーケンスプログラムに各回路毎の回路情報コード
が付加されたものとなっている。
【0028】次に、MPU60による、図2に示したシーケ
ンスプログラムの実行手順について説明する。
【0029】図3に、この実行手順を示す。
【0030】図示するように、MPU60は、プログラ
マブルコントローラの電源が投入される(101)と、
所定のイニシャル処理(102)を行なってシーケンス
プログラムの実行処理に入る。そして、実行する命令が
格納されているアドレスを与えるプログラムカウンタ
を、先頭の回路単位エリア1の回路情報コードを読み出
す命令が格納されているアドレスにセット(103)す
る。次に、プログラムカウンタの示すアドレスの回路情
報コード30の内容をチェックする判断104により、
当該回路単位エリアの回路情報コード30が実行を示す
実行コードであるか不実行を示す不実行コードであるか
を判定する。そして、回路情報コード30が実行コード
であるならば、プログラムカウンタ61の値を命令コー
ド群31の先頭アドレスに進め、該当アドレスの命令コ
ードを一つ読み出し(105)、命令に対応した処理を
実行(106)し、プログラムカウンタをカウントアッ
プ(107)し、次の命令を読み出し(105)、順次
実行していく。また、この際、プログラムカウンタをカ
ウントアップ(107)したときに、それがその回路単
位エリアの命令コード群の最終命令であるかどうかを判
断108により判定して、最終命令の場合は、プログラ
ムカウンタに次の回路単位エリアの回路情報コード30
を読み出す命令コードのアドレスを格納するようにす
る。
【0031】一方、回路情報コード30が不実行コード
であるならば、その回路の命令コードをスキップさせる
ため、プログラムカクンタ61に次回路の回路単位エリ
ア20の回路情報コードを読み出す命令のアドレスを格
納するようにする。
【0032】同様にして順次各回路単位エリアに以上の
処理を行い、回路情報コード30が実行コードである回
路単位エリアの命令コードを実行していく。
【0033】そして、カウントアップしたプログラムカ
ウンタ61の値により、ユーザプログラムメモリ62内
の全回路単位エリアについての処理が終了しと判定され
た場合には(110)、所定の最終処理111を行った
後、再び先頭回路から実行するため、ステップ103の
処理に戻る。
【0034】以上の処理によって、ユーザプログラムメ
モリ62に格納されたシーケンスプログラムを構成する
各回路のうち回路情報コードに実行コードが設定された
回路だけが順次サイクリックに実行されることになる。
【0035】さて、ここで、このような回路情報コード
は、外部制御装置70よりの命令に従い、MPU60が随時
書き換えるようにする。書き換えは、各回路毎に書き換
えの指示を外部制御装置70より受けて実施するように
してもよいが、全回路について、まとめて書き換えの指
示を外部制御装置より受けて実施するようにしてもよ
い。
【0036】以上、本発明の第1の実施形態について説
明した。
【0037】以上のように本第1実施形態によれば、回
路情報コードのみを変更するだけで、シーケンスプログ
ラムの回路単位に実行、不実行を容易に制御できるの
で、前述したごときデバック回路の挿入、削除のための
シーケンスプログラムの作成などは必要ない。また、シ
ーケンスプログラム中に不要な回路が発生したとして
も、この回路の回路情報コードに不実行を設定するのみ
で、この回路を実質的にシーケンスプログラム中から排
除することができる。また、前述したように、外部制御
装置から各回路情報コードを書き換え可能とすれば、シ
ーケンスプログラムを入れ替えるよりはるかに短い期間
で、実質的にシーケンスプログラムを変更することがで
きる。
【0038】なお、以上の説明では、回路毎の実行/不
実行を制御する場合について示したが、回路情報コード
として回路の実行時間間隔又は実行スキャン間隔を指定
する情報を用い、この情報に従ってMPU60がスキャ
ン動作中における、これらの回路実行を制御するように
すれば、回路の実行間隔を任意に制御することができ
る。具体的には、MPU60は、前回の回路の実行からの
経過時間や実行スキャン回数を監視し、回路情報コード
として指定された実行時間間隔又は実行スキャン間隔が
経過するまでは、この回路を不実行とする制御を行うよ
うにする。
【0039】ところで、先に述べたように、シーケンス
プログラムのプログラミングは、たとえば外部制御装置
70であるところの上位計算機などの汎用の計算機(パ
ーソナルコンピュータ等)上で、シーケンスプログラム
の作成を支援するソフトウエアであるプログラミングツ
ールを利用して行われる。
【0040】そこで、以下では、本発明の第2の施形態
として、以上に説明した回路情報コードの設定をも支援
するプログラミングツールについて説明する。なお、本
プログラミングツールは、キーボードやマウス等の入力
装置や、ディスプレイ装置を備えた通常の構成を有する
計算機上で実行される。
【0041】さて、本第2実施形態では、第1実施形態
で示した各回路情報コードとして、前述した回路の実行
/不実行コードに加えて、回路変更許可コードと、回路
の機能を表す回路名称情報を付加する。
【0042】まず、本プログラミングツールの行うシー
ケンスプログラム表示処理について説明する。
【0043】いま、従来と同様にシーケンスプログラム
が作成され、計算機のメモリに格納されているものとす
る。格納の形式は種々の構成が可能であるが、本第2実
施形態では、先に図1に示したように回路単位エリアの
形式で格納するものとする。また、この場合において、
シーケンスプログラムの各回路の回路情報コードには、
ディフォルト値として回路の実行を表す実行コード、回
路の変更の許可を表す回路変更許可コードが設定されて
おり、回路名称情報には回路名称無しを表す情報が格納
されているものとする。この状態において、キーボード
等を用いて、シーケンスプログラムの表示が指示される
と本プログラミングツールは、図4に示す回路情報表示
ルーティンを実行する。
【0044】このルーティンでは、まず、メモリから順
番に一つの回路の回路情報コードと命令コード群を読み
込み(80)、その内容を解析し(81)、命令コード
群が定義している回路を所定のシンボルを用いて表した
図形と、回路情報コードの回路名称情報が表す名称を回
路の横に表示する。また、この際、回路を表す図形に対
応づけて、その回路回路情報コードに設定されている実
行/不実行コードの内容を表示する(82)。この表示
は、たとえば、不実行コードが設定されている回路の図
形は、表示色を薄い色や波線で表示するなどの手法によ
ってもよい。また、回路は、前回表示した回路にラダー
状に連結して表示する。
【0045】一つの回路の以上の処理が終了したら、全
ての回路につい処理が終了したかを判定し(83)、終
了してなければ、次の回路の処理のためにステップ80
の処理に戻る。
【0046】結果、計算機のディスプレイには、図5に
示すようにラダー形式でシーケンスプログラムが表示さ
れる。また、図中の、各回路の左横の文字が、回路名称
情報が表す回路名称である。なお、回路名称情報が設定
されていない場合には、この文字は表示されない。ま
た、図中の、A装置制御との回路名称の回路は、不実行
コードが設定されているため波線で表示されている。
【0047】さて、このようなシーケンスプログラムの
表示上で、シーケンスプログラムの作成者は、従来と同
様にシーケンスプログラムの変更を行うことができる。
変更は、たとえば、マウス等により変更箇所を指定する
と共に、変更の内容を指定することにより行われる。
【0048】本第2実施形態に係るプログラミングツー
ルではず、このような変更の指示があった際には、図6
に示す回路変更ルーティンを実行する。このルーティン
では、変更指示がなされ(50)、処理を開始すると
(51)、変更を指示された回路の回路情報コードの回
路変更許可コードを読み出し(52)、その値が回路の
変更を許可する値に設定されているか、否かを判定し
(53)、許可する値に設定されていれば、指示にのあ
った変更内容に従い、メモリ中のシーケンスプログラム
の、この回路の命令コード群とディスプレイの表示を変
更する(54)が、不許可を指定する値に設定されてい
る場合には、変更を受け付けずに所定のメッセージをデ
ィスプレイに表示する(55)。
【0049】さて、次に、以上のような回路情報コード
の設定処理について説明する。
【0050】図5の表示上で、回路情報コードを設定す
る回路がマウスなどにより指定され、回路情報コードの
設定が指示されると、本第2実施形態に係るプログラミ
ングツールは、図7に示す回路情報設定ルーティンを実
行する。
【0051】すなわち、キー操作等により回路情報コー
ド(40)の設定処理の起動が指示され、回路情報設定
ルーチンが起動される(41)と、図8に示すような回
路情報コード設定画面をディスプレイに表示(42)し
て、設定入力待ちとなるようにする(43)。そして、
回路情報の設定が入力(44)されると、その入力内容
にしたがい、メモリ中のシーケンスプログラムの、この
回路の回路情報コードとディスプレイの表示を変更する
(45)。
【0052】ここで、図8に示した回路情報設定画面に
おいて、Attributeのnomalは回路変更許可をread only
は回路の変更の不許可を、Excuteのyesは回路の実行をn
oは回路の不実行を表し、対応するボタンの選択によ
り、回路変更許可/不許可、回路の実行/不実行が指定さ
れ、当該指定が、ユーザによる回路変更許可/不許可コ
ード、回路実行/不実行コードの設定の内容となる。ま
た、Nameは回路名称を表し、その下の入力ボックスへキ
ーボード等により入力されたテキストが、ユーザによる
回路名称情報の設定の内容となる。
【0053】さて、本第2実施形態に係るプログラミン
グツールには、以上のような機能のほかに、回路の検索
表示機能を備えている。
【0054】回路の検索機能は、指定された回路変更許
可/不許可コード、回路実行/不実行コード、回路名称情
報を、回路情報コード中にもつ回路を検索し、当該回路
を表す図形等をディスプレイに表示する機能である。
【0055】この機能は、図9に示した回路検索表示ル
ーティンによって実現される。
【0056】このルーティンでは、ユーザによって、検
索したい回路の回路変更許可/不許可コード、回路実行/
不実行コード、もしくは、回路名称情報が指定され、検
索表示が指示されると、シーケンスプログラムの全ての
回路の回路情報コードを順次読み出し(91、94)、
読み出した回路情報コードが指定されたコードや情報を
含むかを判定し(92)、含んでいれば、対応する回路
の命令コード群が定義する回路を表す図形や、当該回路
の回路名称情報が表す回路名称や実行/不実行コードの
内容を、先に図5に示したものと同様な形式によってデ
ィスプレイに表示する(93)。
【0057】以上、本発明の第2の実施形態について説
明した。
【0058】本第2実施形態によれば、回路名称の回路
に対応づけた表示及び回路情報コードに基づいた検索機
能を設けることによりシーケンスプログラムを、C言語
等の高級プログラミング言語に親しんできたユーザにと
っても、より理解、編集しやすいものとすることができ
る。
【0059】また、回路変更許可/不許可コードによっ
て選択的に回路の変更を禁止することができるので、シ
ーケンスプログラムの変更されることを防ぎたい回路
に、誤って不要な変更が施されることをに防止すること
ができる。
【0060】また、実行/不実行コードによって任意に
実際にプログラマブルコントローラによって実行する回
路を選択することができるので、希望するのであれば、
変更前と変更後の回路を同一シーケンスプログラム中に
含めたままにしておき、変更後のシーケンスプログラム
の動作解析時に、変更前の回路を参照用に利用可能とす
ることなどもできる。
【0061】また、シーケンスプログラム中の一部回路
をユーザに公表したくない場合などに、その旨を表す情
報を回路情報コードに含めることにより、この回路部分
についてはパスワード入力などにより初めて表示できる
ようにプログラミングツールを作成するなど、本第2実
施形態に係る回路単位に付加した回路情報コードを用い
て回路単位の多様な制御が可能となる。
【0062】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、より柔軟にシーケンスプログラムの変更に対処する
ことのできるプログラマブルコントローラを提供するこ
とができる。また、より容易かつ確実に意図した通り
の、シーケンスプログラムの修正や作成が行えるよう支
援する装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シーケンスプログラムの記憶形式を示した図で
ある。
【図2】シーケンスプログラムの回路毎に設けた単位エ
リアの構成を示す図である。
【図3】シーケンスプログラムの実行手順を示したフロ
ーチャートである。
【図4】シーケンスプログラムの表示情報処理ルーティ
ンの手順を示したフローチャートである。
【図5】シーケンスプログラムの表示態様を示した図で
ある。
【図6】シーケンスプログラムの回路変更ルーティンの
手順を示したフローチャートである。
【図7】シーケンスプログラムの回路情報設定ルーティ
ンの手順を示したフローチャートである。
【図8】回路情報設定画面を示した図である。
【図9】回路検索表示ルーティンの手順を示したフロー
チャートである。
【図10】プログラマブルコントローラの構成を示した
ブロック図である。
【図11】従来のシーケンスプログラムの実行手順を示
したフローチャートである。
【符号の説明】
62 ユーザプログラムメモリ 60 MPU60 61 プログラムカウンタ 64 入出力制御部 65 入力部 66 出力部 67、68 外部機器 69 通信制御部 70 外部制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】順序づけられた複数の処理単位より構成さ
    れるシーケンスプログラムを記憶したメモリと、 前記メモリに記憶されたシーケンスプログラム中の各処
    理単位を前記順序に従った順番でサイクリックに実行す
    るプロセッサとを備えたプログラマブルコントローラで
    あって、 前記メモリは、記憶したシーケンスプログラムを構成す
    る各処理単位毎に設けられた、対応する処理単位の実行
    の属性を定義する情報を記憶し、 前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたシーケンス
    プログラム中の各処理単位を前記順序に従った順番でサ
    イクリックに実行する際に、対応する情報が定義してい
    る属性に従って当該処理単位の実行を制御すること特徴
    とするプログラマブルコントローラ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のプログラマブルコントロー
    ラであって、 前記処理単位の実行の属性は、当該処理単位の実行/不
    実行を表す属性であって、 前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたシーケンス
    プログラム中の各処理単位を前記順序に従った順番でサ
    イクリックに実行する際に、対応する情報が定義する属
    性が不実行を表している処理単位については、その実行
    をスキップすることを特徴とするプログラマブルコント
    ローラ。
  3. 【請求項3】プログラマブルコントローラによって実行
    される、順序づけられた複数の処理単位より構成された
    シーケンスプログラムの、ユーザによる作成を支援する
    シーケンスプログラム作成支援装置であって、 前記ユーザよりの指示に応じて、前記シーケンスプログ
    ラムの各処理単位に、処理単位毎に、当該処理単位の属
    性を付加する手段を有することを特徴とするシーケンス
    プログラム作成支援装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005091143A1 (ja) * 2004-03-24 2005-09-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 情報処理装置及びプログラムファイル生成装置
JP2006031462A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Mitsubishi Electric Corp プログラム変更方法、プログラマブルコントローラおよびプログラム編集装置。
JP2010514032A (ja) * 2006-12-18 2010-04-30 ジェムアルト エスアー 実行済みコードにおいて対抗策の実行数を変更可能にする方法

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