JP2002055821A - インストール方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

インストール方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2002055821A
JP2002055821A JP2000239483A JP2000239483A JP2002055821A JP 2002055821 A JP2002055821 A JP 2002055821A JP 2000239483 A JP2000239483 A JP 2000239483A JP 2000239483 A JP2000239483 A JP 2000239483A JP 2002055821 A JP2002055821 A JP 2002055821A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インストールや稼働環境の設定を前回終了時
点から再開することが可能な技術を提供する。 【解決手段】 プログラムまたはデータのインストール
或いはその稼働環境の構築を行うインストール方法にお
いて、プログラムまたはデータのインストール或いはそ
の稼働環境の構築を行う為の作業手順を示す作業手順制
御データから先頭の作業手順を読み出すステップと、前
記読み出した作業手順に従ってインストール或いは稼働
環境の構築を行うステップと、前記インストール或いは
稼働環境の構築が終了した作業手順の項目を当該作業手
順制御データから削除するステップとを有するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプログラムやデータ
をインストールするインストールシステムに関し、特に
コンピュータのハードディスク装置等の外部記憶装置に
複数のアプリケーションプログラムまたはデータ或いは
その両方をインストールするインストールシステムに適
用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータのプログラムのイン
ストール作業では、対話型による操作でインストール処
理を行なっていた。主にグラフィカルユーザインタフェ
ース(Graphical User Interface:以下、GUIと略
す)を用いて表示装置に逐次的にインストールの場所や
プログラム固有のオプション等の指定を促すことで、イ
ンストール作業を実現していた。更に、インストールに
依存関係のある複数のプログラムをコンピュータにイン
ストールする作業では、インストールプログラムが前提
になるプログラムのインストーラを検出して自動的にイ
ンストールを行なう機構を備えている場合もあった。
【0003】一方、GUIによるプログラムのオプショ
ンの指定では、複数のプログラムで同様の項目を設定す
る必要がある場合、プログラム毎に各インストーラが作
業者にオプションの指定を要求する為、別のプログラム
で行なった設定内容を流用する仕組みを提供できなかっ
た。
【0004】また、インストールに依存関係のある複数
のプログラムをインストールする作業の途中で、インス
トーラが正常に終了しなかった場合や、作業中にオペレ
ーティングシステム(以下、OSと略す)を再起動した
場合には、インストール作業を再開するにあたり、イン
ストール作業を始めからやり直さなくてはならない為に
再開する作業項目を自動的に検出したいという要求があ
る。
【0005】更に、プログラムを運用する為の環境を構
築する作業が各プログラム毎に独立している為、稼働環
境の構築に依存関係があるプログラムに関しては、予め
作業者が手順を認識した上で作業を行なう必要があり、
効率的ではないため、稼働環境の構築の手順を自動化し
たいという要求がある。
【0006】特開平11−143690号公報「インス
トールシステム」には各種プログラムのコンピュータへ
のインストール、並びにインストール後の各種プログラ
ムをコンピュータ上で運用する為のさまざまなデータ設
定を必要に応じて一括して行なうとしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のインストールシ
ステムでは、GUIを用いて対話的に各プログラムのイ
ンストール作業を行うことができるが、複数のプログラ
ムを一括してインストールする際、プログラム毎にイン
ストーラが作業者にオプションの入力を要求するため、
作業者は同一の入力値をプログラム毎のインストーラに
設定しなくてはならない。
【0008】更に、複数のプログラムをセットアップす
る際にOSを再起動したり中断した後、インストール作
業を再開するにあたり、インストールを始めから行なう
ことになり、作業上の手戻りが発生していた。
【0009】また、プログラムを稼動させるまでにイン
ストール以外の操作が必要である場合、インストール作
業以外に作業者が稼動環境を作成するサブプログラムを
操作して、稼動環境を構築する必要があるので、依存関
係のあるプログラムの稼働環境を構築するにあたって
は、作業者はプログラムの依存関係を意識して作業手順
を作成する必要があった。その為にインストール作業を
効率的に行なえなかったり、作業者の人為的ミスが稼働
環境の構築の障害になっていた。
【0010】本発明の目的は上記問題を解決し、インス
トールや稼働環境の設定を前回終了時点から再開するこ
とが可能な技術を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は複数のプログラムまた
はデータのインストール或いはその稼働環境の構築を行
う際にそれらの依存関係を考慮したインストールや稼働
環境の設定を行うことが可能な技術を提供することにあ
る。
【0012】本発明の他の目的はプログラムまたはデー
タのインストール或いはその稼働環境の構築を行う際
に、以前のインストールや稼働環境の設定値を再利用す
ることが可能な技術を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、プログラムま
たはデータのインストール或いはその稼働環境の構築を
行うインストールシステムにおいて、プログラムまたは
データのインストール或いはその稼働環境の構築を行う
為の作業手順を示す作業手順制御データ中の作業手順の
実行及びその項目の削除を順次行うものである。
【0014】本発明のインストールシステムでは、まず
複数のプログラムまたはデータのインストール或いはそ
の稼働環境の構築を開始する際に、それらの依存関係を
考慮した作業手順を示す作業手順制御データを作成す
る。そしてその作業手順制御データから先頭の作業手順
を読み出し、その読み出した作業手順に従ってインスト
ール或いは稼働環境の構築を行う。また、そのインスト
ール或いは稼働環境の構築で設定された作業者の入力値
を処理履歴データに記録する。
【0015】前記インストール或いは稼働環境の構築が
終了した場合には、その終了した作業手順の項目を当該
作業手順制御データから削除する。終了した作業手順の
項目が削除されたことにより先頭となった作業手順を作
業手順制御データから読み出し、その読み出した作業手
順に従ってインストール或いは稼働環境の構築を続行す
る。また、以前のインストール或いは稼働環境の構築で
設定された作業者の入力値を示す処理履歴データを読み
込んで、今回のインストール或いは稼働環境の構築での
作業者の入力値として設定する。
【0016】ここでインストール或いは稼働環境の構築
が中断されると、その時点までに終了している作業手順
の項目が削除された作業手順制御データが残るので、次
に再開したときには、インストールや稼働環境の構築を
前回終了時点から再開することができる。
【0017】以上の様に本発明のインストールシステム
によれば、プログラムまたはデータのインストール或い
はその稼働環境の構築を行う為の作業手順を示す作業手
順制御データ中の作業手順の実行及びその項目の削除を
順次行うので、インストールや稼働環境の設定を前回終
了時点から再開することが可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下にプログラムまたはデータの
インストール或いはその稼働環境の構築を行う一実施形
態のインストールシステムについて説明する。
【0019】図1は本実施形態のインストールシステム
102の概略構成を示す図である。図1に示す様に本実
施形態のインストールシステム102は、作業手順制御
処理部104と、ソフトウェア設定処理部105と、イ
ンストール制御処理部108とを有している。
【0020】作業手順制御処理部104は、プログラム
またはデータのインストール或いはその稼働環境の構築
を行う為の作業手順を、複数のプログラムまたはデータ
のインストール或いはその稼働環境の構築の依存関係を
考慮して記載した作業手順制御データ106から先頭の
作業手順を読み出してその実行を制御する処理部であ
る。
【0021】ソフトウェア設定処理部105は、前記読
み出した作業手順に従ってその稼働環境の構築を行い、
前記稼働環境の構築が終了した作業手順の項目を作業手
順制御データ106から削除する処理部である。インス
トール制御処理部108は、前記読み出した作業手順に
従ってプログラムまたはデータのインストールを行い、
前記インストールが終了した作業手順の項目を作業手順
制御データ106から削除する処理部である。
【0022】インストールシステム102を作業手順制
御処理部104、ソフトウェア設定処理部105及びイ
ンストール制御処理部108として機能させる為のプロ
グラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気デ
ィスク等に格納された後、メモリにロードされて実行さ
れるものとする。なお前記プログラムを記録する記録媒
体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良い。
【0023】図1において可搬記憶媒体103は、イン
ストールされるプログラム或いはデータを含むインスト
ーラ群110と、複数のプログラムまたはデータのイン
ストール或いはその稼働環境の構築の依存関係を考慮
し、それらのインストール或いは稼働環境の構築を行う
為の作業手順を定義した作業手順定義データ109を格
納している。
【0024】インストールシステム102は、作業手順
制御処理部104が作業手順定義データ109を複製し
た作業手順制御データ106と、作業手順制御データ1
06と処理履歴データ107を入出力としたデータ或い
はプログラムのインストールを制御するインストール制
御処理部108と、作業手順制御データ106と処理履
歴データ107を入出力としたプログラムの稼働環境を
構築するソフトウェア設定処理部105と、インストー
ル制御処理部108及びソフトウェア設定処理部105
が入出力する処理履歴データ107を有している。
【0025】図2、図3及び図4において、可搬記憶媒
体103から外部記憶装置111へプログラムまたはデ
ータ或いはその両方をインストールするインストールシ
ステム102の処理手順を説明する。
【0026】図2は本実施形態のインストールシステム
102の処理手順を示すフローチャートである。まず、
ステップ201でインストールシステム102の作業手
順制御処理部104は、図3に示すフローチャートによ
り外部記憶装置111に作業手順制御データ106を作
成し、インストールシステム102に読込む。
【0027】図3は本実施形態の作業手順制御データ作
成処理の処理手順を示すフローチャートである。ステッ
プ301で作業手順制御処理部104は、外部記憶装置
111に作業手順制御データ106を格納したファイル
が存在するか判断する。以前にプログラムまたはデータ
のインストール或いはその稼働環境の構築が行われてお
り、前回の処理が中断されている場合には、その作業手
順制御データ106がファイルとして存在しているの
で、その様なファイルが存在しているかどうかを調べ
る。外部記憶装置111に作業手順制御データ106が
存在する場合はステップ302で作業手順制御データ1
06を読込んでステップ202に進む。
【0028】ステップ301で作業手順制御データ10
6が存在しないと判断した場合はステップ303に進
み、可搬記憶媒体103から作業手順定義データ109
をインストールシステム102に読込み、ステップ30
4に進む。ステップ304では前記読込んだ作業手順定
義データ109を複写して外部記憶装置111に作業手
順制御データ106をファイルとして作成してステップ
202に進む。
【0029】図5は本実施形態の作業手順制御データ1
06と処理履歴データ107の構造を示す図である。図
5に示す様に本実施形態の作業手順制御データ501
は、作業手順502と、作業種別503と、プログラム
名504と、依存関係505と、パラメタの列506
と、例外作業の列507とを有している。
【0030】作業手順502は、プログラムまたはデー
タのインストール或いはその稼働環境の構築を行う為の
手順を示す情報である。作業種別503は、作業手順5
02で示された作業がインストール或いは稼働環境の構
築のどちらであるかを示す情報である。
【0031】プログラム名504は、作業手順502で
示された作業を実行するインストーラ群110のプログ
ラムの名称である。依存関係505は、作業手順502
で示された作業の前提となるプログラムやデータを示す
情報である。
【0032】パラメタの列506は、プログラム名50
4に示されたプログラムのパラメタを示す情報である。
例外作業の列507は、作業手順502で示された作業
で例外が発生した場合にインストールシステム102が
行う処理を示す情報である。
【0033】処理履歴データ511は、履歴データ51
2と、プログラムの開始ログ513と、ユーザの入力値
514と、OSへの設定値515と、プログラムの終了
ログ516と、例外の値517とを有している。
【0034】履歴データ512は、インストール或いは
稼働環境の構築で作業者から入力された入力値を示す情
報である。プログラムの開始ログ513は、インストー
ルシステム102がインストーラ群110の個々のイン
ストールの処理或いは稼動環境の構築を開始したことを
示すログである。
【0035】ユーザの入力値514は、インストール或
いは稼働環境の構築で作業者から入力されたユーザ名、
インストール先パス名やアイコン名等の情報である。O
Sへの設定値515は、インストール或いは稼働環境の
構築でOSへ設定された環境変数や通信ポート番号等の
情報である。
【0036】プログラムの終了ログ516は、インスト
ールシステム102がインストーラ群110の個々のイ
ンストールの処理或いは稼動環境の構築を終了したこと
を示すログである。例外の値517は、インストール或
いは稼働環境の構築の処理で発生した例外の内容を示す
値である。
【0037】図5における作業手順制御データ501
は、作業手順502の列で構成されており、一つの作業
手順502は、作業種別503とプログラム名504と
依存関係505とパラメタの列506及び例外作業の列
507で構成されている。また処理履歴データ511
は、履歴データ512の列で構成されており、一つの履
歴データ512は、プログラムの開始ログ513とユー
ザの入力値514と、OSへの設定値515と、プログ
ラムの終了ログ516及び例外の値517で構成されて
いる。
【0038】例えばインターネットを介してデータベー
スにアクセスするWebアプリケーションサーバシステ
ムをインストールする場合には、そのデータベースサー
バやクライアント用のプログラムとそのプログラムが使
用するデータをインストールする。またWebブラウザ
を使用するものであれば、Webブラウザのインストー
ルも必要となる。
【0039】それらのインストールが終了した後、前記
インストールしたプログラムやWebブラウザが動作す
る為に必要な設定として、データベースの初期化や、電
話回線、専用回線、LAN等のデータベースサーバから
クライアントまでの通信に関する設定等を行って稼動環
境を構築する。
【0040】前記の様なWebアプリケーションサーバ
システムのインストール或いは稼動環境の構築を行う場
合、データベースサーバ、クライアントWebブラウザ
等のインストール或いは稼動環境の構築を行うプログラ
ムの名称がプログラム名504に記載される。
【0041】また前記クライアントのインストールでデ
ータベースサーバのインストール完了が前提となってい
る場合には、それらの間に依存関係が存在することにな
り、この依存関係は作業手順制御データ501の作業手
順502の順序に反映され、その前提となるプログラム
の名称が依存関係505に記載される。
【0042】前記データベースサーバのインストール或
いは稼働環境の構築で、データベースサーバを使用する
ユーザのユーザ名、インストール先パス名、アイコン
名、プログラムに対して設定されるIPアドレス等の情
報が作業者から入力された場合には、それらをユーザの
入力値514に記録しておき、その内容はクライアント
のインストール或いは稼働環境の構築の際にそのパラメ
タの列506と共に再利用される。
【0043】同様に前記データベースサーバのインスト
ール或いは稼働環境の構築で、データベースサーバの実
行で用いられる環境変数、通信のポート番号、OSに対
して設定されるIPアドレス等の情報が作業者から入力
された場合には、それらをOSへの設定値515に記録
しておき、その内容はクライアントのインストール或い
は稼働環境の構築の際にそのパラメタの列506と共に
再利用される。
【0044】ステップ202では、作業手順制御データ
501から先頭の作業手順502を抽出する。ステップ
203で作業指示を抽出できた場合はステップ204へ
進む。
【0045】図4は本実施形態のインストール或いは稼
動環境の構築の処理手順を示すフローチャートである。
図4ではステップ204の詳細なフローチャートを表し
ており、ステップ401では、ステップ203で抽出し
た作業手順502に含まれる作業種別503の値により
作業手順502がインストール作業であるか稼動環境を
構築する作業であるかを識別する。
【0046】ステップ401でインストールを指示する
作業指示であると判断した場合、ステップ402に進
み、処理履歴データ511をインストールシステム10
2に読込み、ステップ403へ進む。
【0047】ステップ403では作業手順制御処理部1
04がインストール制御処理部108を起動する。起動
されたインストール制御処理部108は、プログラムま
たはデータのインストールを行う際に、以前のインスト
ール或いは稼働環境の構築で作業者から入力された入力
値を示す処理履歴データ107を読み込んで、今回のイ
ンストール或いは稼働環境の構築での作業者の入力値と
して設定し、作業手順502と処理履歴データ107の
内容に従ってインストーラ群110に含まれているプロ
グラムまたはデータのインストールを行なう。
【0048】すなわちインストール制御処理部108
は、作業手順502のパラメタの列506と処理履歴デ
ータ107のユーザの入力値514をパラメタとして設
定し、作業手順502のプログラム名504で示された
インストーラ群110中のプログラムを起動してインス
トールを行う。
【0049】ステップ404では、インストール中に発
生したユーザの入力値514及びOSへの設定値515
を履歴データ512として処理履歴データ511に追加
し、外部記憶装置111中の処理履歴データ107に保
存する。
【0050】例えば前記インストール中に、ユーザのユ
ーザ名、インストール先パス名やアイコン名等の情報が
作業者から入力された場合には、それらをユーザの入力
値514に追加し、実行時に用いられる環境変数や通信
のポート番号等の情報が作業者から入力された場合に
は、それらをOSへの設定値515に追加する。
【0051】ステップ401でインストール作業でない
と判断した場合はステップ405へ進む。ステップ40
5では作業手順502の作業種別503の値により稼働
環境の構築を指示する作業指示であるかどうかを判定
し、稼働環境の構築を指示する作業指示である場合には
ステップ406へ進む。ステップ405で稼働環境の構
築を指示する作業指示でないと判断した場合はステップ
409に進む。
【0052】ステップ406では処理履歴データ511
をインストールシステム102に読込み、ステップ40
7へ進む。ステップ407で作業手順制御処理部104
はソフトウェア設定処理部105を起動する。起動され
たソフトウェア設定処理部105は、インストールされ
たプログラムの稼働環境の構築を行う際に、以前のイン
ストール或いは稼働環境の構築で作業者から入力された
入力値を示す処理履歴データ107を読み込んで、今回
のインストール或いは稼働環境の構築での作業者の入力
値として設定し、作業手順502と処理履歴データ10
7の内容に従って稼働環境を構築する。
【0053】すなわちソフトウェア設定処理部105
は、作業手順502のパラメタの列506と処理履歴デ
ータ107のユーザの入力値514をパラメタとして設
定し、作業手順502のプログラム名504で示された
インストーラ群110中のプログラムを起動して稼働環
境の構築を行う。
【0054】ステップ408では、稼働環境の構築中に
発生したユーザの入力値514及びOSへの設定値51
5を履歴データ512として処理履歴データ511に追
加し、外部記憶装置111中の処理履歴データ107に
保存する。
【0055】例えば前記稼働環境の構築中に、データベ
ースの表名、共有する項目名、プログラムに対して設定
されるIPアドレス等の情報が作業者から入力された場
合には、それらをユーザの入力値514に追加し、OS
に対して設定されるIPアドレス等の情報が作業者から
入力された場合には、それらをOSへの設定値515に
追加する。
【0056】ステップ409では前記インストール或い
は稼働環境の構築を行った作業手順502を作業手順制
御データ501から削除し、前記削除を行った作業手順
制御データ501を外部記憶装置111に保存してステ
ップ410へ進む。ステップ410ではインストール或
いは稼動環境の構築の処理の戻り値を参照してそれらの
処理が正常に終了したかを判定し、正常に終了している
場合にはステップ205に進み、正常に終了していない
場合にはステップ411に進む。
【0057】ステップ411では作業者にインストール
システム102を中断するか或いは次の作業指示から作
業を継続するかの指示を促し、指示の入力が行なわれた
らステップ412に進む。ステップ412で作業者の指
示が中断であると判定したらインストールシステム10
2は終了する。ステップ412で作業者の指示が中断で
ないと判定したらステップ413へ進む。
【0058】ステップ413で作業者の指示が継続であ
ると判定したらステップ205に進む。ステップ413
で作業者の指示が継続でないと判定したらステップ41
1に進み再入力を促す。ステップ205で作業が正常に
終了したと判断したら、ステップ202に進む。ステッ
プ205で作業者による中断であるか或いは作業が正常
終了していないと判断したらインストールシステム10
2を終了する。
【0059】上述のインストールシステム102の作業
手順制御処理部104では、プログラムまたはデータ或
いはその両方のインストール及び稼働環境の構築の順序
性を定義した作業手順定義データ109を複製した作業
手順制御データ106によってインストール作業を実施
するので、作業を行なう事前に作業者がインストール或
いは稼働環境の構築を行なう順番を調査したり、作業を
中断した後、再開する作業を作業手順制御データ106
の先頭から検出してそこから作業を行なえる為、始めか
ら作業をし直す様な作業の手戻りを回避することができ
る。
【0060】また上述のインストールシステム102の
インストール制御処理部108及びソフトウェア設定処
理部105では、プログラムまたはデータ或いはその両
方のインストール中或いは稼働環境の構築中に作業者が
入力した値を処理履歴データ107に出力し、別のプロ
グラムのインストール或いは稼働環境の構築中に処理履
歴データ107を読込んで別のプログラムのインストー
ル或いは稼働環境の構築時の入力値として再利用するこ
とができる。
【0061】また上述のインストールシステム102の
作業手順制御処理部104では、プログラムまたはデー
タ或いはその両方のインストール或いは稼働環境の構築
の進捗が分かる作業手順制御データ106を備えている
為、作業者がデータ或いはプログラムのインストール或
いは稼働環境の構築を行なっているコンピュータの電源
が切れた後に作業を再開する際、作業手順制御データ1
06の先頭の作業手順を参照することで中断した直後の
状態からインストール或いは稼働環境の構築を再開する
ことができる。
【0062】前記の様に本実施形態では、依存関係のあ
るプログラムまたはデータ或いはその両方のインストー
ル及び稼働環境の構築を自動で行なうことが可能である
為、作業者は事前に作業手順を考慮することなくインス
トール及び稼働環境の構築を行うことができ、更に作業
途中で中断した後でも、作業を始めからやり直すことな
く中断した作業から、インストール或いは稼働環境の構
築作業を再開できるので、事前に作業手順を洗い出す作
業やインストール作業の手戻りがない為に作業工数を軽
減することが可能である。
【0063】また上述のインストールシステムによれ
ば、あるプログラムの設定値を別のプログラムのインス
トール或いは稼働環境の構築に再利用できる為、類似し
た設定項目を重複して入力する必要がなく、インストー
ル作業者による誤った入力操作を抑止して作業の効率を
向上させることができる。更に上述のインストールシス
テムによれば、インストール及び稼働環境の構築手順を
作業手順制御データとしてインストールシステム内に格
納することでインストール作業中に意図的にコンピュー
タの電源を切った後でも、中断した作業からインストー
ル或いは稼働環境の構築を再開することが可能となる。
【0064】以上説明した様に本実施形態のインストー
ルシステムによれば、プログラムまたはデータのインス
トール或いはその稼働環境の構築を行う為の作業手順を
示す作業手順制御データ中の作業手順の実行及びその項
目の削除を順次行うので、インストールや稼働環境の設
定を前回終了時点から再開することが可能である。
【0065】
【発明の効果】本発明によればプログラムまたはデータ
のインストール或いはその稼働環境の構築を行う為の作
業手順を示す作業手順制御データ中の作業手順の実行及
びその項目の削除を順次行うので、インストールや稼働
環境の設定を前回終了時点から再開することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のインストールシステムの概略構成
を示す図である。
【図2】本実施形態のインストールシステム102の処
理手順を示すフローチャートである。
【図3】本実施形態の作業手順制御データ作成処理の処
理手順を示すフローチャートである。
【図4】本実施形態のインストール或いは稼動環境の構
築の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態の作業手順制御データ106と処理
履歴データ107の構造を示す図である。
【符号の説明】
101…入力装置、102…インストールシステム、1
03…可搬記憶媒体、106…作業手順制御データ、1
07…処理履歴データ、109…作業手順定義データ、
110…インストーラ群、111…外部記憶装置、10
4…作業手順制御処理部、105…ソフトウェア設定処
理部、108…インストール制御処理部、501…作業
手順制御データ、511…処理履歴データ、502…作
業手順、503…作業種別、504…プログラム名、5
05…依存関係、506…パラメタの列、507…例外
作業の列、512…履歴データ、513…プログラムの
開始ログ、514…ユーザの入力値、515…OSへの
設定値、516…プログラムの終了ログ、517…例外
の値。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムまたはデータのインストール
    或いはその稼働環境の構築を行うインストール方法にお
    いて、 プログラムまたはデータのインストール或いはその稼働
    環境の構築を行う為の作業手順を示す作業手順制御デー
    タから先頭の作業手順を読み出すステップと、 前記読み出した作業手順に従ってインストール或いは稼
    働環境の構築を行うステップと、前記インストール或い
    は稼働環境の構築が終了した作業手順の項目を当該作業
    手順制御データから削除するステップとを有することを
    特徴とするインストール方法。
  2. 【請求項2】 前記作業手順は、複数のプログラムまた
    はデータのインストール或いはその稼働環境の構築の依
    存関係を考慮したものであることを特徴とする請求項1
    に記載されたインストール方法。
  3. 【請求項3】 プログラムまたはデータのインストール
    或いはその稼働環境の構築を行うインストール方法にお
    いて、 プログラムまたはデータのインストール或いはその稼働
    環境の構築を行う際に、以前のインストール或いは稼働
    環境の構築で作業者から入力された入力値を示す処理履
    歴データを読み込んで、今回のインストール或いは稼働
    環境の構築での作業者の入力値として設定するステップ
    と、 今回のインストール或いは稼働環境の構築で作業者から
    入力された入力値を受付けてインストール或いは稼働環
    境の構築を行うステップと、今回のインストール或いは
    稼働環境の構築で作業者から入力された入力値を処理履
    歴データに追加するステップとを有することを特徴とす
    るインストール方法。
  4. 【請求項4】 プログラムまたはデータのインストール
    或いはその稼働環境の構築を行うインストールシステム
    において、 プログラムまたはデータのインストール或いはその稼働
    環境の構築を行う為の作業手順を示す作業手順制御デー
    タから先頭の作業手順を読み出す作業手順制御処理部
    と、 前記読み出した作業手順に従ってプログラムまたはデー
    タのインストールを行い、前記インストールが終了した
    作業手順の項目を当該作業手順制御データから削除する
    インストール制御処理部と、前記読み出した作業手順に
    従ってその稼働環境の構築を行い、前記稼働環境の構築
    が終了した作業手順の項目を当該作業手順制御データか
    ら削除するソフトウェア設定処理部とを備えることを特
    徴とするインストールシステム。
  5. 【請求項5】 プログラムまたはデータのインストール
    或いはその稼働環境の構築を行うインストールシステム
    としてコンピュータを機能させる為のプログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、 プログラムまたはデータのインストール或いはその稼働
    環境の構築を行う為の作業手順を示す作業手順制御デー
    タから先頭の作業手順を読み出す作業手順制御処理部
    と、 前記読み出した作業手順に従ってプログラムまたはデー
    タのインストールを行い、前記インストールが終了した
    作業手順の項目を当該作業手順制御データから削除する
    インストール制御処理部と、前記読み出した作業手順に
    従ってその稼働環境の構築を行い、前記稼働環境の構築
    が終了した作業手順の項目を当該作業手順制御データか
    ら削除するソフトウェア設定処理部としてコンピュータ
    を機能させる為のプログラムを記録したことを特徴とす
    る記録媒体。
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