JP5149849B2 - システム環境変更・復元・修正履歴管理方法 - Google Patents
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Description
これらの問題を解決する手段としては例えば下記特許文献1に開示されているように、復元用ファイルをイメージファイルとして保存したシステム復元方法が知られている。
このような状況において、誤ってシステムバックアップを異なるハードウェアを搭載したシステムに復元すると、システム固有のハードウェア情報を上書きし、システム環境を破壊してしまう。また、個別にファイルを復元するソフトウェアを利用できたとしても、どのファイルを復元してよいか判断がつかず、必要なファイルの復元に漏れが発生してしまうことがある。
請求項1に係る発明は、システム変更・復元メニュープログラム、システム変更プログラム、アーカイブ復元プログラム及びシステム修正履歴出力プログラムを格納する可搬記憶装置が接続自在のシステム装置によるシステム環境変更・復元・修正履歴管理方法であって、
前記システム装置は、前記可搬記憶装置が接続されると、前記システム装置に搭載されるOSのプラグアンドプレイ機能と、前記システム装置に常駐する可搬記憶装置接続待ちプログラムとにより、前記システム変更・復元メニュープログラムが起動され、画面出力装置にシステム変更・復元メニューを出力するステップと、
前記システム変更・復元メニューの中でそれぞれシステム変更、システム復元、システム変更履歴出力が選択されるとそれぞれに対応するプログラムである変更処理、復元処理、変更履歴出力処理、及び、環境設定処理のプログラムが起動するステップと、
予め前記可搬記憶装置にシステム変更リストファイルと修正用資源を含むアーカイブファイルとが格納された状態で、前記システム変更が選択されると、前記可搬記憶装置内に保存されている前記システム変更リストファイルの読み込み処理が起動するステップと、
前記システム変更リストファイルに記載されたアーカイブ番号の開始から終了までアーカイブファイルごとに前記アーカイブ復元プログラムの実行処理、適用スクリプト実行処理、システム変更履歴ファイル追記処理、及び、アーカイブリネーム処理が繰り返されるステップと、
前記アーカイブリネーム処理は処理の呼び出し元が復元であった場合は復元用資源として保管する必要がないため、スキップするステップと、
前記繰り返されるステップの中で変更処理を行うための前提チェックとしてプロセスの確認を行い、結果がNGであれば環境停止・起動スクリプト生成、環境停止・起動スクリプト実行を行い、再度実行前提のためのプロセスの確認を行い、OKであれば、後続処理に進むステップとを実行することを特徴とするシステム環境変更・復元・修正履歴管理方法を提供するものである。
システム変更リストファイルのミドルウェア環境状態に示される適用の条件であるフラグのとおりの環境となっているか確認するステップと、
環境がフラグのとおりとなっていなかった場合は、予め設定したスクリプトを組み合わせ、ミドルウェア環境の停止起動スクリプトを生成して、環境の変更を実行するステップと、
前記変更処理を繰り返し行うことにより、システム変更リストファイルの環境の変更を実現するステップとを実行することを特徴とする請求項1に記載のシステム環境変更・復元・修正履歴管理方法を提供するものである。
システム復元情報入力画面に入力がなされると、入力されたアーカイブ番号値と前記システム変更リストファイルのシステム修正履歴のアーカイブ番号との突合せを行い、一致すればシステム変更リストファイル作成処理を実行するステップと、
生成されたシステム変更リストファイルをもとに変更処理に入ることで、復元処理を実現するステップとを実行することを特徴とする請求項1又は2に記載のシステム環境変更・復元・修正履歴管理方法を提供するものである。
本発明の方法によれば、システムのオペレーションシステムの設定やミドルウェアの環境といった論理的環境は同一にもかかわらず、システムが故障しハードウェアの入れ替えを行うと、ハードウェアが異なることにより取得していたバックアップが復元できないという課題を解決できる。
また、システム変更時に使用した資源を逐次保存し、累積したアーカイブファイルを順に適用することで、システムのハードウェアに依存する情報を除き、短時間でシステムに加えた変更を異なるハードウェア上で復元することが可能となる。
尚、上記システム装置はコンピュータであり、上記各ステップは、コンピュータのCPUが必要なコンピュータプログラムを読み込んで実行する処理であり、そのフローチャート図が図3乃至図7である。
図1に示すシステム装置100は発明の実施例に係わるシステム環境変更・復元方法を実現するコンピュータからなるシステム装置であり、変更用アーカイブ格納部111と復元用アーカイブ格納部112で構成される可搬記憶装置110からアーカイブ復元手段101を用いて、主記憶102へ復元されたアーカイブ103を展開し、システム変更手段104を用いてシステム定義・プログラム格納部に対して変更・復元を行える構成となっている。
また、復元用アーカイブ格納部112に格納されたアーカイブファイルよりシステム修正履歴出力手段106を用いてシステム変更履歴107を出力する機能を有する。
図2に示すシステム装置200は、各種ソフトウェアが実行可能なシステム装置である。
システム外部記憶装置210には変更・復元プログラムによる復元対象となるシステム定義ファイル211やプログラムライブラリ212の他にも業務データなどが格納されている。主記憶装置220には、可搬記憶装置230の接続を検出し、システム変更・復元メニュープログラム231を起動する可搬記憶装置接続待ちプログラム221が常駐している。本発明の機能利用時には、主記憶装置220に、可搬記憶装置230から、システム変更・復元メニュープログラム231、システム変更プログラム232、アーカイブ復元プログラム233、システム修正履歴出力プログラム234が配置され、システムが動作する。
システム変更802を選択する場合は、あらかじめシステム管理者が、可搬記憶装置230にシステム変更リストファイル236と修正用資源が格納されたアーカイブファイル237〜238を格納しておく。
この状態でシステム変更802が選択されると、システム変更プログラム232により、可搬記憶装置230内に保存されているシステム変更リストファイル236の読み込み処理401が起動し、システム変更リストファイル236に記載されたアーカイブ番号の開始から終了までアーカイブファイルごとにアーカイブ復元プログラム233の実行処理404、適用スクリプト実行処理405、システム変更履歴ファイル追記処理406、アーカイブリネーム処理408を繰り返す。但し、アーカイブリネーム処理408は処理の呼び出し元が復元であった場合は復元用資源として保管する必要がないため、スキップする。繰り返し処理402、409の中で変更処理を行うための前提チェックとしてプロセスの確認403を行い、結果がNGであれば環境停止・起動スクリプト生成410、環境停止・起動スクリプト実行411を行い、再度実行前提プロセスチェック403を実行しOKであれば、後続処理に進めるフローとなっている。
図13は外部記憶装置210に保存されているディレクトリ・ファイル1300の構造図である。変更処理を行った後、アーカイブがリネームされて復元用資源として保存されることを示している。
110,230 可搬記憶装置
221 可搬記憶装置接続待ちプログラム
231 システム変更・復元メニュープログラム
232 システム変更プログラム
233 アーカイブ復元プログラム
234 システム修正履歴出力プログラム
235,1200 システム変更履歴ファイル
236,1100 システム変更リストファイル
237,238,1110 アーカイブファイル
260 画面出力装置
303 処理種別選択
304 変更処理
305 変更履歴出力処理
306 復元処理
307 環境設定処理
401 読み込み処理
403 プロセスの確認
404 実行処理
405 適用スクリプト実行処理
406 システム変更履歴ファイル追記処理
408 アーカイブリネーム処理
410 環境停止・起動スクリプト生成
411 環境停止・起動スクリプト実行
503 システム変更リストファイル作成処理
504 変更処理
801 システム変更・復元メニュー
802 システム変更
803 システム復元
804 変更履歴出力
901 システム復元情報入力画面
1101 作業番号
1102 ファイル名
1104 ミドルウェア環境状態
1112 適用スクリプト
Claims (4)
- システム変更・復元メニュープログラム、システム変更プログラム、アーカイブ復元プログラム及びシステム修正履歴出力プログラムを格納する可搬記憶装置が接続自在のシステム装置によるシステム環境変更・復元・修正履歴管理方法であって、
前記システム装置は、前記可搬記憶装置が接続されると、前記システム装置に搭載されるOSのプラグアンドプレイ機能と、前記システム装置に常駐する可搬記憶装置接続待ちプログラムとにより、前記システム変更・復元メニュープログラムが起動され、画面出力装置にシステム変更・復元メニューを出力するステップと、
前記システム変更・復元メニューの中でそれぞれシステム変更、システム復元、システム変更履歴出力が選択されるとそれぞれに対応するプログラムである変更処理、復元処理、変更履歴出力処理、及び、環境設定処理のプログラムが起動するステップと、
予め前記可搬記憶装置にシステム変更リストファイルと修正用資源を含むアーカイブファイルとが格納された状態で、前記システム変更が選択されると、前記可搬記憶装置内に保存されている前記システム変更リストファイルの読み込み処理が起動するステップと、
前記システム変更リストファイルに記載されたアーカイブ番号の開始から終了までアーカイブファイルごとに前記アーカイブ復元プログラムの実行処理、適用スクリプト実行処理、システム変更履歴ファイル追記処理、及び、アーカイブリネーム処理が繰り返されるステップと、
前記アーカイブリネーム処理は処理の呼び出し元が復元であった場合は復元用資源として保管する必要がないため、スキップするステップと、
前記繰り返されるステップの中で変更処理を行うための前提チェックとしてプロセスの確認を行い、結果がNGであれば環境停止・起動スクリプト生成、環境停止・起動スクリプト実行を行い、再度実行前提のためのプロセスの確認を行い、OKであれば、後続処理に進むステップとを実行することを特徴とするシステム環境変更・復元・修正履歴管理方法。 - 前記システム装置は、システム変更リストファイルの作業番号の順に従って、ファイル名に対しアーカイブ復元プログラムを実行し、アーカイブファイル内の適用スクリプトを実行するステップと、
システム変更リストファイルのミドルウェア環境状態に示される適用の条件であるフラグのとおりの環境となっているか確認するステップと、
環境がフラグのとおりとなっていなかった場合は、予め設定したスクリプトを組み合わせ、ミドルウェア環境の停止起動スクリプトを生成して、環境の変更を実行するステップと、
前記変更処理を繰り返し行うことにより、システム変更リストファイルの環境の変更を実現するステップとを実行することを特徴とする請求項1に記載のシステム環境変更・復元・修正履歴管理方法。 - 前記システム装置は、前記システム復元が選択されると、画面出力にシステム変更履歴を出力するステップと、
システム復元情報入力画面に入力がなされると、入力されたアーカイブ番号値と前記システム変更リストファイルのシステム修正履歴のアーカイブ番号との突合せを行い、一致すればシステム変更リストファイル作成処理を実行するステップと、
生成されたシステム変更リストファイルをもとに変更処理に入ることで、復元処理を実現するステップとを実行することを特徴とする請求項1又は2に記載のシステム環境変更・復元・修正履歴管理方法。 - 前記システム装置は、画面出力装置のシステム変更・復元メニューに於いて、前記システム変更履歴出力が選択された場合、システム変更履歴ファイルを表示し処理を終了するステップを実行することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一に記載のシステム環境変更・復元・修正履歴管理方法。
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