JPH0915999A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH0915999A
JPH0915999A JP7160552A JP16055295A JPH0915999A JP H0915999 A JPH0915999 A JP H0915999A JP 7160552 A JP7160552 A JP 7160552A JP 16055295 A JP16055295 A JP 16055295A JP H0915999 A JPH0915999 A JP H0915999A
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Toshiya Takahata
俊哉 高畑
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カラートナー画像の品質を中間転写体や転写材
やトナーの抵抗値によらず安定、向上させる。 【構成】中間転写体106を用いたカラー画像形成装置
であって、1次転写部の1色目の画像領域では1次転写
用電源108を定電流制御してその電圧を検知し、2色
目以降の画像領域では検知した電圧をもとに演算手段1
21にて最適電圧を算出し定電圧制御するとともに転写
材113に一括転写する2次転写の際に、2次転写用電
源117を前記検知した電圧にもとづいて定電圧制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真プロセスを用い
て画像を形成する装置に関しさらに詳しくは静電転写を
用いてカラー電子写真プロセスを構成するのに好適な画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー電子写真プロセスを用いた画像形
成装置、なかでも転写プロセスに関わるバイアス制御方
法および装置は多数提案されている。代表的な画像形成
装置として以下の3つがあげられる。
【0003】特開平2−287380号公報等では、
非画像領域で定電流制御しその時の電圧をホールドし画
像領域で定電圧制御することにより転写部材例えば転写
ローラの抵抗変動によらず良好な転写性が確保できると
していた。
【0004】特開平6−295132号公報では、中
間転写体上で色重ねし転写材に一括転写する装置におい
て、感光体から中間転写体にトナーを転移させる1次転
写部のバイアス制御方法を定電流制御とすることにより
色重ね時の転写不良を防止できるとしていた。
【0005】特公昭63−7386号公報では、誘電
ドラムに紙を巻き付けカラートナー像を順次転写するプ
ロセスにおいて、転写電圧を転写順に高くする方法によ
り高品質な転写画像が得られるとされていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術にお
いては以下に示す課題があった。
【0007】まず、の技術は、非画像領域(トナーが
感光体上に存在しない領域)を定電流制御したときに出
力される電圧をもとに画像領域(トナーが感光体上に存
在する可能性がある領域)の定電圧値を決定する方法で
あるため最適電圧に対する誤差が大きく精度が要求され
るカラーの画像形成装置では十分でなかった。
【0008】次に、の技術であるが、中間転写体を用
いたシステムでは複数の箇所で同時にバイアス印加され
るときがある。この時に1次転写部が定電流制御である
と中間転写体の電位が1次転写部のインピーダンスに応
じて変動する。その結果、中間転写体から転写材にトナ
ーを転移する2次転写における電界強度が不安定になり
転写性が損なわれ、最終画像である転写材上の品質が低
下するという課題があった。また、2次転写部では、環
境により抵抗が数桁は変動するとともに幅方向に様々な
大きさを持つ転写材に対して高効率転写が要求されるが
2次転写部が固定電圧の定電圧電源、もしくは固定電流
の定電流電源では十分な転写性が確保できなかった。
【0009】また、の技術では、各色毎に定電圧値が
固定であるためOHPシートや低湿環境下の紙のような
高抵抗紙では転写電流が不足し転写不良を起こすことが
あった。この問題を回避するため転写部を定電流制御と
することも提案されている。しかし、転写材担持体とし
て高抵抗な誘電体ドラムを用いるため残留電荷を除去す
るために交流電圧を重畳した除電手段を必要とし、除電
と転写が同時におきるタイミングで転写電流が除電電流
に干渉されトナーの移動に関与する電流が確保されず良
好な画像が得られない場合があった。
【0010】そこで、本発明の目的とするところは、中
間転写体を用いたシステムにおいて、 1次転写部で中間転写体の抵抗値やトナー帯電量が環
境で変動しても画像の品質を安定化させる、2次転写
部で中間転写体や転写材の抵抗値等が変動しても画像の
品質を安定化させる、1次転写、2次転写バイアスが
同時に印加されるタイミングで発生する転写不良を解決
する、ことである。また、転写材担持体に転写材を担持
し色重ねを行うシステムにおいて、転写材の抵抗値等
が変動しても画像の品質を安定化させる、転写、除電
バイアスが同時に印加されるタイミングで発生する転写
不良を解決する、ことである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のカラー画像形成
装置は、感光体上に顕像化されたカラートナー像を順次
中間転写体上に転写するための1次転写用電源、中間転
写体上に色重ねされたカラートナー像を転写材に一括転
写するための2次転写用電源を備えたカラー画像形成装
置において、前記1次転写用電源は画像領域の一部で定
電流制御してその時の電圧を検知し、他の画像領域では
検知した電圧にもとづき定電圧制御することを特徴とす
る。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明によれば、1次転写で画像
領域の一部で定電流制御することによりトナーも含めた
負荷抵抗がわかり、その値をもとに最適転写電圧を印加
するため中間転写体やトナーの抵抗値等が変動しても安
定した品質の画像を得ることができる。
【0013】請求項2記載の発明によれば、1次転写の
定電流制御と定電圧制御の切り換えを非画像領域で行う
ため制御切り換え時の電気的ノイズが画像に影響を及ぼ
すことはない。
【0014】請求項3記載の発明によれば、1次転写と
2次転写が時間軸で重なるタイミングで1次転写用電源
を定電圧制御するため中間転写体が一定電位となる。よ
って2次転写時の電界強度が変動することなく画像の品
質が安定化する。
【0015】請求項4、5記載の発明によれば、1次転
写で画像領域の一部で定電流制御する時の電圧を検知
し、その検知された電圧をもとに2次転写における電圧
を決定するため転写材抵抗や転写材幅によらず良好な転
写性が確保される。
【0016】請求項6記載の発明によれば、1次転写用
電源で非画像領域において定電流制御しその時に検知さ
れる電圧にもとづき画像領域の一部を最適な電流値で定
電流制御するためさらに精度の高い制御が可能となる。
【0017】請求項7記載の発明によれば、転写部の画
像領域の一部で定電流制御する時の電圧を検知し、その
検知された電圧をもとに定電圧値を決定するため転写材
抵抗や転写材幅によらず良好な転写性が確保される。
【0018】請求項8記載の発明によれば、転写部の定
電流制御と定電圧制御の切り換えを非画像領域で行うこ
とにより切り換え時の電気的ノイズが画像に影響を及ぼ
すことはない。
【0019】請求項9記載の発明によれば、転写と除電
が時間軸で重なるタイミングで転写用電源を定電圧制御
するため転写位置の電位が一定電位となる。よって転写
部の電界強度が除電電流で変動することなく画像の品質
が安定化する。
【0020】
【実施例】以下、請求項1〜4については(実施例1)
で、請求項5は(実施例2)で、請求項6は(実施例
3)で、そして請求項7〜9は(実施例4)を用いて説
明する。
【0021】(実施例1)図1は本発明のカラー画像形
成装置の断面概観図である。
【0022】まず、装置の動作を説明する。帯電ローラ
102は感光体101を均一にある電位(例えば−70
0V)に帯電する。レーザー走査光学系である露光手段
103によって形成された600dpi(dot pe
r inch)の解像度のレーザービームは折り返しミ
ラー104により感光体101上に導かれ静電潜像(例
えば−100V)が形成される。次に図中矢印方向に接
離可能な一成分接触方式の現像器105の内、イエロー
現像器105Yを接触させ他の現像器は離間させるとと
もに不図示の電源の電界の作用によって負帯電性イエロ
ートナーが反転現像され感光体上101において顕像化
される。顕像化されたイエロートナーは、ETFE(エ
チレンテトラフルオロエチレン共重合体)にカーボンを
分散し適当な抵抗に調整された中間転写体106上に1
次転写ローラ107に定電流制御および定電圧制御可能
な1次転写用電源108によりトナーと逆極性のバイア
スが印加されその電界の作用で転写される。感光体10
1上の転写残りトナーは、ブレードを接触させてクリー
ニングする感光体クリーナー109で回収され、続いて
感光体電位は除電ランプ110によりリセットされる。
同様の動作を中間転写体106の位置と露光手段103
の発光タイミングの同期を取りマゼンタ現像器105
M、シアン現像器105C、ブラック現像器105Kに
ついても繰り返すことにより、中間転写体106上に各
色のトナーが重ねられフルカラー画像が形成される。こ
の間、2次転写ローラ116、および中間転写体クリー
ナ119は離間状態とする。一方、転写材113は給紙
カセット112から給紙手段111によりレジストロー
ラ対114まで搬送されたのち、中間転写体106上の
フルカラー画像と同期をとって駆動ローラ115と図中
矢印方向に接離可能な2次転写ローラ116にて形成さ
れる2次転写部に搬送される。2次転写部では転写材1
13と同期して2次転写ローラ116が中間転写体10
6に接触してニップ部を形成するとともに1次転写用電
源108から得た電圧を演算する演算手段121にて決
定された電圧が2次転写用電源117により定電圧制御
されその電界の作用で転写材113上にフルカラートナ
ー像が形成される。また、この時中間転写体クリーナー
119は中間転写体106に接触する。その後、転写材
113は定着手段120によって定着され装置外へ排出
される。2次転写後の転写残りトナーは図中矢印方向に
動くテンションローラ118を通過後、中間転写体クリ
ーナー119にて回収される。
【0023】次に1次転写および2次転写のバイアス制
御方法について詳述する。
【0024】図2は1次転写部における低温、低湿(以
後LL環境と呼ぶ)及び高温、高湿環境(HH環境と呼
ぶ)下におけるベタ画像の電圧−電流特性(以後、V−
I特性と呼ぶ)を示したもので斜線部内が転写が良好に
される実用範囲(転写効率で80%以上)である。LL
環境とHH環境でこのようにV−I特性が大きく異なる
のは中間転写体106およびトナーの抵抗値およびトナ
ーの帯電量が環境で変化するためである。図中の○印は
1次転写部で放電が開始する直前の点を示し、この点で
最大転写効率(転写効率で90〜97%)をとる。した
がってこの○印となるように1次転写用電源が制御され
れば最高品質画像が得られる。1次転写用電源を定電流
制御しその値をi1とすればLL、HH環境で転写電圧
は図に示すようにL1、L2..、H1、H2..とな
り実用範囲内にははいるが最大転写効率を得るという観
点からはLL環境の3、4色目で最適電圧(L1ma
x、L2max..、H1max、H2max..)か
らずれる。具体例としてプロセス速度130mm/s、
中間転写体106の表面抵抗がLLで1010Ω、HHで
109Ω、トナーの帯電量がLLで20μC/g、HH
で12μC/gの時、i1=10.0μAとし定電流時
に出力される電圧および最大転写効率を得る最適電圧を
調べ表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】表1からLL環境の3色目、4色目で最適
転写電圧との差が大きいことがわかる。そこで、1色目
は定電流制御しその時に出力される電圧値にもとづいて
2、3、4色目を定電圧制御した。具体的には演算手段
121において、1色目の定電流制御時に出力される電
圧をV1、2色目以降の定電圧制御時に出力する電圧を
V2、V3、V4とすると、V2=V1+2/9×V
1、V3=V2+2/9×V1、V4=V3+2/9×
V1とする。この方法にもとづいてバイアス制御を行っ
た結果を表2に示す。
【0027】
【表2】
【0028】このように画像領域の一部(本実施例では
第1色目)を定電流制御しその時に出力される電圧(V
1)をもとに他の画像領域(本実施例では第2、3、4
色目)における電圧(V2、V3、V4)を定めること
により最適転写電圧に制御可能となった。
【0029】図3は2次転写部でLL及びHH環境下で
幅が約300mmと約100mmの転写材113を印字
したときのV−I特性および図2における1色目のV−
I特性を示したもので図2と同様に実用範囲内を斜線部
で、最大転写効率をとる点を○印で示す。環境によりV
−I特性が大きく異なるのは1次転写部における理由の
他に転写材および2次転写ローラ116の抵抗が変化す
るためである。また、転写材113の幅によりV−I特
性が異なるのは2次転写ローラ116と中間転写体10
6が直接接触する部分が存在するためである。図3から
単純な定電流もしくは定電圧制御では実用可能範囲にバ
イアス制御できず、まして最大転写効率を得るための電
圧に制御することは困難であることがわかる。しかし、
本発明により先に示した1次転写で定電流制御する時に
出力される電圧(V1)にもとずき、2次転写用電源1
17の定電圧値を制御することにより2次転写における
最大転写効率を得る電圧にバイアス制御可能となった。
具体例として1次転写バイアス制御時の条件に加え、2
次転写ローラ116の体積抵抗率がLLで1010Ωc
m、HHで109Ωcm、転写材113として表面抵抗
がLLで1010Ω、HHで107Ωの紙を用い、1次転
写時で定電流制御するときの電流値i1=10.0μA
とし定電流時に出力される電圧および2次転写における
最大転写効率を得る最適電圧を調べ表3に示す。
【0030】
【表3】
【0031】この結果から1次転写で定電流時の出力を
V1(V)、2次転写で最大転写効率をとる電圧をV0
(V)とすると、V0=32/9×V1−800なる関
係があることがわかる。したがってこの演算を演算手段
121で行い、2次転写の定電圧制御をV0で行うこと
により良好な画像が得られる。なお、この式ではV0が
0以下となるときがあるがその時は0Vを出力する。
【0032】図4は1次転写用電源108、2次転写用
電源117、演算手段121を示したものである。1次
転写用電源108は出力切り換え手段401、定電流制
御部402、定電圧制御部403からなる。不図示の転
写電圧出力要求信号が入ると定電流制御部402は電流
i1(例えば10.0μA)の定電流バイアスを出力す
る。そのときの電圧をホールドし演算手段で扱える適当
な電圧に変換し1次転写演算部404および2次転写演
算部405におくる。1次転写演算部404では、先に
示した演算式にもとづき演算し定電圧制御部403にお
くる。定電圧制御部403では1次転写演算部404か
ら得た電圧をもとに出力電圧に増幅し出力切り換え手段
401を切り換えて1次転写出力をする。2次転写演算
部405でも先に示した演算式にもとづき演算し2次転
写用電源117の定電圧制御部406におくる。定電圧
制御部406では2次転写演算部405から得た電圧を
もとに出力電圧に増幅し2次転写出力する。以上の構成
の電気回路はアナログ回路で設計できるが演算手段12
1での演算が複雑もしくはデータをROM化し読み出す
構成ではA/D変換器、D/A変換器、マイクロプロセ
ッサ等が必要となる。
【0033】図5は以上述べてきた1次転写と2次転写
のタイミングと出力電圧を示した図で矢印は定電流時に
出力される電圧V1をもとに制御されることを示す。図
6は実施例1の変形例であって1、3色目に定電流制御
しそれらの値をもとに2、4色目および2次転写電圧を
制御する。この場合も良好な転写性が環境や転写材サイ
ズによらず確保できた。また、図7に示すように1色印
字中に定電流制御から定電圧制御に切り換えることも可
能であるが切り換え時にノイズがはいる場合があり図
5、6に示すように非画像領域で定電流および定電圧制
御の切り換えを行うのが望ましい。なお、図5から図7
までは1次転写と2次転写が時間軸で重なる場合を示し
たので1次転写の最終色は定電圧制御であることが望ま
しい。1次転写の最終色が定電流制御で2次転写と同時
にバイアスされると表面抵抗が、105〜108Ωといっ
た比較的低抵抗な中間転写体106を用いた場合、2次
転写部における中間転写体106の電位が変動し転写ム
ラとなる場合があり好ましくない。
【0034】画像領域の一部を定電流制御しその時の電
圧にもとづき他の画像領域を定電圧制御する実施例とし
てはこれら図5〜7に限定されることはない。例えば、
1、2色目は予め定められた電圧で定電圧制御、3色目
は定電流制御としこの時に検知される電圧をもとに4色
目を定電圧制御したり、逆に1色目を定電流制御としこ
の時に検知される電圧をもとに2色目を定電圧制御し、
3、4色目は予め定められた電圧で定電圧制御してもよ
い。これらの場合も従来の色ごとに定められた電圧値を
定電圧制御する方法に比べ良好な転写性が得られた。
【0035】また、1次転写出力の1色目が定電流制御
の時、連続印字時に2次転写出力と2枚目以降の1次転
写出力の1色目が時間軸で重なる場合があり、先に述べ
た理由で転写不良をおこすことがある。そこで、1枚目
の印字において本発明の制御(例えば図6に示す)を行
い、2枚目以降の1、2色目は1枚目に決定される電圧
V1、V2で定電圧制御し3色目は1枚目と同じく定電
流制御し、4色目は定電圧制御することにより1次転写
と2次転写が時間軸で重なるタイミングで定電圧制御が
可能となり転写不良が防止される。この時、2枚目以降
の1色目の電圧を前の印字の3色目の定電流制御時に検
出される電圧にもとづいて定電圧制御してもよい。ま
た、連続印字の場合に1枚目の印字において本発明の制
御(例えば図5に示す)を行い、2枚目以降は1枚目に
決定される電圧(V1、V2、V3、V4)で定電圧制
御することが可能である。この方法は装置内の温湿度が
大きく変化しない場合に有効である。
【0036】尚、本発明に用いる中間転写体106とし
ては、実施例中に述べたETFE以外にも、ポリフッカ
ビニリデン、ポリカーボネイト、ポリエチレンテレフタ
レート等の基材にカーボン等の導電材を分散もしくは塗
布することにより表面抵抗を中抵抗化(105〜1011
Ω)したフィルム材を用いることができる。中間転写体
106の周長は、装置が対応する最大転写材長さより長
いことは勿論であり、感光体101の周長の整数倍であ
ることが好ましい。
【0037】(実施例2)図8は本発明の画像形成装置
における他の実施例の断面概観図である。実施例1と異
なるのは、1次転写部と2次転写部の距離が最大画像長
さより長く1次転写、2次転写が同時にバイアスされる
ことがない点と1次転写用電源108、演算手段121
の内部構成が簡略化されている点である。装置の動作お
よび構成の説明は実施例1と同じであるため省略する。
【0038】図9は1次転写と2次転写のタイミングと
出力電圧を示した図で矢印は定電流時に出力される電圧
V1をもとに制御されることを示す。1次転写と2次転
写のバイアス印加タイミングが重ならない。よって2次
転写時に中間転写体106の電位は一定に保たれるため
1次転写のバイアス制御は定電流制御であっても画像に
影響を及ぼすことはない。
【0039】図10は実施例2に用いる1次転写用電源
108、2次転写用電源117、演算手段121を示し
たものである。1次転写用電源108は定電流制御部4
02のみからなる。不図示の転写電圧出力要求信号が入
ると定電流制御部402は電流i1(例えば10.0μ
A)の定電流バイアスを出力する。そのときの電圧をホ
ールドし演算手段で扱える適当な電圧に変換し2次転写
演算部405におくる。2次転写演算部405では実施
例1に示した演算式にもとづき演算し2次転写用電源1
17の定電圧制御部406におくる。定電圧制御部40
6では2次転写演算部405から得た電圧をもとに出力
電圧に増幅し2次転写出力する。以上の構成の電気回路
はアナログ回路で設計できるが演算手段121での演算
が複雑もしくはデータをROM化し読み出す構成ではA
/D変換器、D/A変換器、マイクロプロセッサ等が必
要となる。1次転写部が定電流制御でも図2に示したよ
うに実用可能範囲にあるため画像品質をさほど落とす事
なく実施例1の構成に比べ1次転写電源108および演
算手段121の低コスト化が可能となった。
【0040】(実施例3)装置構成は図1と同一である
ため省略する。実施例1と異なる点は非画像領域で定電
流制御し、その時の電圧を検知しその値をもとに画像領
域を定電流制御する時の電流値を決定する点で1次転写
用電源108の内部構成が異なる。
【0041】図11は図2に加え非画像領域のV−I特
性を示した図である。非画像領域にはトナーが存在しな
いため、画像領域に比べ見かけ上の抵抗は低く図に示す
ようにLL環境ではその差が大きく、HH環境ではその
差が小さい。従来例で述べたように非画像領域で定電流
制御し図中のL0、H0をもとに画像領域のバイアスを
決定する従来の方法は最適バイアスとの誤差が大きく好
ましくない。しかし、非画像領域で検知した電圧からお
およその環境を把握することはできる。そこで、1次転
写用電源108は電流i0(例えば10.0μA)で定
電流制御し、その時に検知した電圧をもとに画像部にお
ける定電流制御時の電流i1を決定する。例えば、検知
した電圧が500V以下の時はHH環境と考えられるた
めi1=12μAとし、800V以上の時はLL環境と
考えられるためi1=10μAとする。また、500〜
800Vのときは常温常湿環境と考えられるのでi1=
11μAとする。この方法で実施例1と同様に画像領域
の一部を定電流制御し、他の画像領域をその時に検知し
た電圧にもとづき定電圧制御した結果を表4に示す。な
お、演算手段121における式は実施例1と同じとし
た。
【0042】
【表4】
【0043】表2にくらべHH環境における最適電圧と
の差が減少した。実施例1に比べてより理想的なバイア
ス制御が可能となった。
【0044】図12は実施例3における1次転写用電源
108、2次転写用電源117、演算手段121を示し
たものである。1次転写用電源108は出力切り換え手
段401、数水準の電流出力可能な定電流制御部40
7、定電圧制御部403、比較手段408からなる。不
図示の転写電圧出力要求信号が入ると非画像領域におい
て定電流制御部407は電流i0(例えば10.0μ
A)の定電流バイアスを出力する。その時の電圧を予め
定めた値(例えば500V)と比較手段408にて比較
する。比較手段408ではその結果にもとづいて定電流
制御部407で出力すべき電流値の情報を与える(例え
ば500V以下では12μA)。定電流制御部407で
はその情報にもとづき定電流バイアスi1(例えば12
μA)を画像部に出力する。そのときの電圧をホールド
し演算手段121で扱える適当な電圧に変換し1次転写
演算部404および2次転写演算部405におくる。1
次転写演算部404では、実施例1で示した演算式にも
とづき演算し定電圧制御部403におくる。定電圧制御
部403では1次転写演算部404から得た電圧をもと
に出力電圧に増幅し出力切り換え手段401を切り換え
て1次転写出力をする。2次転写演算部405でも実施
例1で示した演算式にもとづき演算し2次転写用電源1
17の定電圧制御部406におくる。定電圧制御部40
6では2次転写演算部405から得た電圧をもとに出力
電圧に増幅し2次転写出力する。以上の構成の電気回路
はアナログ回路で設計できるが演算手段121での演算
が複雑もしくはデータをROM化し読み出す構成ではA
/D変換器、D/A変換器、マイクロプロセッサ等が必
要となる。
【0045】図13は以上述べてきた1次転写と2次転
写のタイミングと出力電圧を示した図でVnは非画像領
域を電流i0で定電流制御した時の電圧で、矢印はVn
の値により決められた電流i1で画像領域を定電流制御
した時に出力される電圧V1をもとに制御されることを
示す。
【0046】(実施例4)図14は本発明の画像形成装
置における他の実施例の断面概観図である。実施例1〜
3との違いは転写材113を誘電体ドラム501に巻き
付け転写材上で色重ねをする点である。
【0047】まず、装置の動作を説明する。転写材11
3は、給紙カセット112から給紙手段111によりレ
ジストローラ対114まで搬送されたのち、転写材担持
体である誘電体ドラム501に転写材吸着用電源503
がコロナ帯電器502に交流電圧を重畳した電圧を出力
しその静電力により吸着される。帯電ローラ102は感
光体101を均一にある電位(例えば−700V)に帯
電する。レーザー走査光学系である露光手段103によ
って形成された600dpi(dot perinc
h)の解像度のレーザービームは折り返しミラー104
により感光体101上に導かれ静電潜像(例えば−10
0V)が形成される。次に図中矢印方向に接離可能な一
成分接触方式の現像器105の内、イエロー現像器10
5Yを接触させ他の現像器は離間させるとともに不図示
の電源の電界の作用によって負帯電性イエロートナーが
反転現像され感光体上101において顕像化される。顕
像化されたイエロートナーは、PET(ポリエチレンテ
レフタレート)等の誘電体ドラム501上に吸着された
転写材113上に導電性ブレード504にトナーと逆極
性のバイアスが転写用電源505より印加されその電界
の作用により転写される。感光体101上の転写残りト
ナーは、ブレードを接触させてクリーニングする感光体
クリーナー109で回収され、続いて感光体電位は除電
ランプ110によりリセットされる。同様の動作を誘電
体ドラム501の位置と露光手段103の発光タイミン
グの同期を取りマゼンタ現像器105M、シアン現像器
105C、ブラック現像器105Kについても繰り返す
ことにより、誘電ドラム501に吸着された転写材11
3上に各色のトナーが重ねられフルカラー画像が形成さ
れる。フルカラー画像が形成された転写材113は、除
電用電源507からコロナ帯電器506に印加される交
流重畳した電界の作用により誘電体ドラム501から除
電、剥離された後、転写材搬送ベルト508により搬送
され定着手段120にて定着後装置外に排出される。
【0048】次に転写用電源505のバイアス制御方法
について詳述する。
【0049】図15は転写部における低温、低湿(以後
LL環境と呼ぶ)及び高温、高湿環境(HH環境と呼
ぶ)下におけるベタ画像のV−I特性を示したもので斜
線部内が転写が良好にされる実用範囲(転写効率で80
%以上)である。LL環境とHH環境でこのようにV−
I特性が異なるのは誘電体ドラム501、トナー、転写
材113の抵抗値およびトナーの帯電量が環境で変化す
るためである。図中の○印は転写部で放電が開始する直
前の点を示し、この点で最大転写効率(転写効率で90
〜97%)をとる。したがってこの○印となるように転
写用電源505が制御されれば最高品質画像が得られ
る。転写用電源505を定電流制御しその値をi1とす
ればLL、HH環境で転写電圧は図に示すようにL1、
L2..、H1、H2..となり実用範囲内にははいる
が最大転写効率を得るという観点からはLL環境の3、
4色目で最適電圧(L1max、L2max..、H1
max、H2max..)からずれる。具体例としてプ
ロセス速度130mm/s、誘電体ドラム501の表面
抵抗がLLで1015Ω、HHで1014Ω、転写材113
として表面抵抗がLLで1010Ω、HHで107Ωの紙
を用い、トナーの帯電量がLLで20μC/g、HHで
12μC/gの時、i1=10.0μAとし定電流時に
出力される電圧および最大転写効率を得る最適電圧を調
べ表5に示す。
【0050】
【表5】
【0051】表5からLL環境の3色目、4色目で最適
転写電圧との差が大きいことがわかる。そこで、1色目
は定電流制御しその時に出力される電圧値にもとづいて
2、3、4色目を定電圧制御した。具体的には演算手段
509において、1色目の定電流制御時に出力される電
圧をV1、2色目以降の定電圧制御時に出力する電圧を
V2、V3、V4とすると、V2=V1+1/4×V1
−300、V3=V2+1/4×V1−300、V4=
V3+1/4×V1−300とする。
【0052】この方法にもとづいてバイアス制御を行っ
た結果を表6に示す。
【0053】
【表6】
【0054】このように画像領域の一部(本実施例では
第1色目)を定電流制御しその時に出力される電圧(V
1)をもとに他の画像領域(本実施例では第2、3、4
色目)における電圧(V2、V3、V4)を定めること
により最適転写電圧に制御可能となった。
【0055】図16は以上述べてきた転写用電源505
と除電用電源507の出力タイミングと出力電圧を示し
た図で矢印は定電流時に出力される電圧V1をもとに制
御されることを示す。図17は実施例4の変形例であっ
て1、3色目に定電流制御しそれらの値をもとに2、4
色目の転写電圧を制御する。この場合も良好な転写性が
環境や転写材サイズによらず確保できた。また、図18
に示すように1色印字中に定電流制御から定電圧制御に
切り換えることも可能であるが切り換え時にノイズがは
いる場合があり図13、14に示すように非画像領域で
定電流および定電圧制御の切り換えを行うのが望まし
い。なお、図16から図18までは転写用電源505と
除電用電源507の出力が時間軸で重なる場合を示した
ので転写部の最終色は定電圧制御であることが望まし
い。転写用電源505の最終色が定電流制御で除電用電
源507と同時にバイアスされると誘電体ドラム501
の表面抵抗によっては転写部における誘電体ドラム50
1の電位が変動し転写ムラとなる場合があり好ましくな
い。
【0056】以上、4つの実施例を用いて本発明を説明
したが発明の主旨は画像領域の一部を定電流制御しその
時に出力される電圧にもとづいて他の画像領域に印加す
る電圧を決定するものであり、実施形態はこれら実施例
に限られるものではない。
【0057】
【発明の効果】以上述べてきた本発明は以下の効果を有
する。
【0058】請求項1記載の発明によれば、1次転写で
画像領域の一部で定電流制御することによりトナーも含
めた負荷抵抗がわかり、その値をもとに最適転写電圧を
印加するため中間転写体やトナーの抵抗値等が変動して
も高品質なカラー画像形成装置を提供できる。
【0059】請求項2記載の発明によれば、1次転写の
定電流制御と定電圧制御の切り換えを非画像領域で行う
ため制御切り換え時の電気的ノイズが画像に影響を及ぼ
すことがなく高品質なカラー画像形成装置を提供でき
る。
【0060】請求項3記載の発明によれば、1次転写と
2次転写が時間軸で重なるタイミングで1次転写用電源
を定電圧制御するため中間転写体が一定電位となる。よ
って2次転写時の電界強度が変動することがないため高
品質なカラー画像形成装置を提供できる。
【0061】請求項4、5記載の発明によれば、1次転
写で画像領域の一部で定電流制御する時の電圧を検知
し、その検知された電圧をもとに2次転写における電圧
を決定するため転写材抵抗や転写材幅によらず高品質な
カラー画像形成装置を提供できる。
【0062】請求項6記載の発明によれば、1次転写用
電源で非画像領域において定電流制御しその時に検知さ
れる電圧にもとづき画像領域の一部を最適な電流値で定
電流制御するためさらに精度の高い制御が可能となり高
品質なカラー画像形成装置を提供できる。
【0063】請求項7記載の発明によれば、転写部の画
像領域の一部で定電流制御する時の電圧を検知し、その
検知された電圧をもとに定電圧値を決定するため転写材
抵抗や転写材幅によらず高品質なカラー画像形成装置を
提供できる。
【0064】請求項8記載の発明によれば、転写部の定
電流制御と定電圧制御の切り換えを非画像領域で行うこ
とにより切り換え時の電気的ノイズが画像に影響を及ぼ
すことはなく高品質なカラー画像形成装置を提供でき
る。
【0065】請求項9記載の発明によれば、転写と除電
が時間軸で重なるタイミングで転写用電源を定電圧制御
するため転写位置の電位が一定電位となる。よって転写
部の電界強度が除電電流で変動することなく高品質なカ
ラー画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例におけるカラー画像形成装置の断
面概観図。
【図2】第1の実施例における1次転写部の電圧−電流
特性を示す図。
【図3】第1の実施例における2次転写部の電圧−電流
特性を示す図。
【図4】第1の実施例における1次転写用電源、2次転
写用電源、および演算手段の説明をする図。
【図5】第1の実施例における1次転写及び2次転写の
出力タイミングおよび電圧を示す図。
【図6】第1の実施例の変形例における1次転写及び2
次転写の出力タイミングおよび電圧を示す図。
【図7】第1の実施例の変形例における1次転写及び2
次転写の出力タイミングおよび電圧を示す図。
【図8】第2の実施例におけるカラー画像形成装置の断
面概観図。
【図9】第2の実施例における1次転写及び2次転写の
出力タイミングおよび電圧を示す図。
【図10】第2の実施例における1次転写用電源、2次
転写用電源、および演算手段の説明をする図。
【図11】第3の実施例における1次転写部の画像部お
よび非画像部における電圧−電流特性を示す図。
【図12】第3の実施例における1次転写用電源、2次
転写用電源、および演算手段の説明をする図。
【図13】第3の実施例における1次転写及び2次転写
の出力タイミングおよび電圧を示す図。
【図14】第4の実施例における画像形成装置断面概観
図。
【図15】第4の実施例における転写時の電圧−電流特
性を示す図。
【図16】第4の実施例における転写部及び除電部の出
力タイミングおよび電圧を示す図。
【図17】第4の実施例の変形例における転写部及び除
電部の出力タイミングおよび電圧を示す図。
【図18】第4の実施例の変形例における転写部及び除
電部の出力タイミングおよび電圧を示す図。
【符号の説明】
101 感光体 102 帯電ローラ 103 露光手段 104 折り返しミラー 105Y イエロー現像器 105M マゼンタ現像器 105C シアン現像器 105K ブラック現像器 106 中間転写体 107 1次転写ローラ 108 1次転写用電源 109 感光体クリーナー 110 除電ランプ 111 給紙手段 112 給紙カセット 113 転写材 114 レジストローラ対 115 駆動ローラ 116 2次転写ローラ 117 2次転写用電源 118 テンションローラ 119 中間転写体クリーナー 120 定着手段 121 演算手段 501 誘電体ドラム 502 コロナ帯電器 503 転写材吸着用電源 504 導電性ブレード 505 転写用電源 506 コロナ帯電器 507 除電用電源 508 転写材搬送ベルト 509 演算手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上に顕像化されたカラートナー像
    を順次中間転写体上に転写するための1次転写用電源、
    中間転写体上に色重ねされたカラートナー像を転写材に
    一括転写するための2次転写用電源を備えたカラー画像
    形成装置において、前記1次転写用電源は画像領域の一
    部で定電流制御してその時の電圧を検知し、他の画像領
    域では検知した電圧にもとづき定電圧制御することを特
    徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記1次転写用電源の定電流制御と定電
    圧制御の切り換えは非画像領域で行うことを特徴とする
    請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 1次転写と2次転写が時間軸で重なるタ
    イミングでは、前記1次転写用電源は定電圧制御するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のカラー画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記2次転写用電源は前記1次転写用電
    源の定電流制御時に検知される電圧にもとづき定電圧制
    御することを特徴とする請求項1または2または3記載
    のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 感光体上に顕像化されたカラートナー像
    を順次中間転写体上に転写するための1次転写用電源、
    中間転写体上に色重ねされたカラートナー像を転写材に
    一括転写するための2次転写用電源を備えたカラー画像
    形成装置において、前記1次転写用電源は画像領域の一
    部で定電流制御してその時の電圧を検知し、前記2次転
    写用電源は前記検知した電圧にもとづき定電圧制御する
    ことを特徴とするカラー画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記1次転写用電源は非画像領域および
    画像領域の一部で定電流制御してその時に検知される電
    圧にもとづき他の画像領域を定電圧制御することを特徴
    とする請求項1または5記載のカラー画像形成装置。
  7. 【請求項7】 感光体上に顕像化されたカラートナー像
    を転写材担持体上に担持された転写材に順次転写するた
    めの転写用電源、転写材担持体上の残留電荷を除去する
    ための除電用電源を備えたカラー画像形成装置におい
    て、前記転写用電源は、画像領域の一部で定電流制御し
    てその時の電圧を検知し、他の画像領域では検知した電
    圧にもとづき定電圧制御することを特徴とするカラー画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記転写用電源の定電流制御と定電圧制
    御の切り換えは非画像領域で行うことを特徴とする請求
    項6記載のカラー画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記除電用電源の動作と時間軸で重なる
    タイミングでは、前記転写用電源は定電圧制御すること
    を特徴とする請求項6または7記載のカラー画像形成装
    置。
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EP1291733A1 (en) * 1997-01-31 2003-03-12 Seiko Epson Corporation Intermediate transfer unit comprising a control circuit for stabilizing the bias potential for transferring a toner image from a photosensitive drum to an intermediate transfer belt against current variations caused by simultaneous transfer of a toner image from the intermediate transfer belt to a copy paper
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US6957032B2 (en) 1997-01-31 2005-10-18 Seiko Epson Corporation Intermediate transfer unit having a primary transfer member and a secondary transfer roller
JP2017211505A (ja) * 2016-05-26 2017-11-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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