JPH0720727A - 画像形成装置の高圧電源装置 - Google Patents
画像形成装置の高圧電源装置Info
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- JPH0720727A JPH0720727A JP19170993A JP19170993A JPH0720727A JP H0720727 A JPH0720727 A JP H0720727A JP 19170993 A JP19170993 A JP 19170993A JP 19170993 A JP19170993 A JP 19170993A JP H0720727 A JPH0720727 A JP H0720727A
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- power supply
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- high voltage
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- Control Of Voltage And Current In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】画像形成装置の高圧電源装置において、高圧電
源のダイナミックレンジを小さくして、装置の簡素化、
小型化、信頼性の向上を図る。 【構成】昇圧トランス1と駆動回路2とによって第2の
高圧電源を構成し、昇圧トランス4と駆動回路5とによ
って第1の高圧電源を構成し、これら電源を直列に接続
して、さらに負荷に接続する。第1、第2の高圧電源は
それぞれ異なる極性を有する。負荷の電流を、電流検出
手段7によって検出し、誤差増幅器8で基準電圧と比較
し、PWM発振器6を介して第2の高圧電源の出力を調
整する。一方、負荷のモードに応じて、リモートスイッ
チ9を切換え、PWM発振器を介して、第2の出力レベ
ルと切り換える。これにより、出力のダイナミックレン
ジを変更することなく、出力範囲を選択的に切り換える
ことが可能となる。なお、電力の供給対象となる負荷と
は、複写機等の帯電ブラシ、吸着ブラシ等である。
源のダイナミックレンジを小さくして、装置の簡素化、
小型化、信頼性の向上を図る。 【構成】昇圧トランス1と駆動回路2とによって第2の
高圧電源を構成し、昇圧トランス4と駆動回路5とによ
って第1の高圧電源を構成し、これら電源を直列に接続
して、さらに負荷に接続する。第1、第2の高圧電源は
それぞれ異なる極性を有する。負荷の電流を、電流検出
手段7によって検出し、誤差増幅器8で基準電圧と比較
し、PWM発振器6を介して第2の高圧電源の出力を調
整する。一方、負荷のモードに応じて、リモートスイッ
チ9を切換え、PWM発振器を介して、第2の出力レベ
ルと切り換える。これにより、出力のダイナミックレン
ジを変更することなく、出力範囲を選択的に切り換える
ことが可能となる。なお、電力の供給対象となる負荷と
は、複写機等の帯電ブラシ、吸着ブラシ等である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式のカラー
複写機、カラープリンタ等に装着されて、例えば転写ブ
ラシや吸着ブラシに電圧を印加する画像形成装置の高圧
電源装置に関する。
複写機、カラープリンタ等に装着されて、例えば転写ブ
ラシや吸着ブラシに電圧を印加する画像形成装置の高圧
電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー複写機、カラープリンタ等
に画像形成装置において、現像装置によって感光ドラム
上に形成されたトナー像は、次の転写プロセスで、コロ
ナ帯電によって感光ドラム表面に転写されていた。この
際、コロナ帯電装置のコロナワイヤには、トナー像の転
写のために、約6〜9kV、0.1〜1mAの定電流電
源によって給電が行われていた。また、正負両極性の出
力電圧発生手段としては、正負の電源をシリーズ接続
し、正または負のうちの出力レンジの小さい極性側を固
定出力とする一方、逆極性側を可変にして必要な正負の
出力レンジをカバーするように構成するのが一般的であ
った。
に画像形成装置において、現像装置によって感光ドラム
上に形成されたトナー像は、次の転写プロセスで、コロ
ナ帯電によって感光ドラム表面に転写されていた。この
際、コロナ帯電装置のコロナワイヤには、トナー像の転
写のために、約6〜9kV、0.1〜1mAの定電流電
源によって給電が行われていた。また、正負両極性の出
力電圧発生手段としては、正負の電源をシリーズ接続
し、正または負のうちの出力レンジの小さい極性側を固
定出力とする一方、逆極性側を可変にして必要な正負の
出力レンジをカバーするように構成するのが一般的であ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、カラー画質の改
善を目的として、転写プロセスの見直しが図られ、コロ
ナ帯電から徐々に接触帯電に切り換えられており、その
一例として、転写ブラシが用いられている。
善を目的として、転写プロセスの見直しが図られ、コロ
ナ帯電から徐々に接触帯電に切り換えられており、その
一例として、転写ブラシが用いられている。
【0004】一次帯電、露光、現像等の各プロセスを介
して感光ドラム表面に形成されたトナー像は、転写プロ
セスにて、転写材上に転写される。このとき、転写材
は、円筒状のマイラフィルムを主要構成部材とする転写
ドラムに巻き付けられており、トナー像の転写は、マイ
ラフィルムの裏面側に当接させた転写ブラシに、トナー
の極性と逆極性の高電圧を印加することによって、マイ
ラフィルム上に担持した転写材表面に静電的に引き寄せ
るようにして行う。この印加電圧は、同一転写材上に4
回の転写、すなわちマゼンタ、シアン、イエロー、ブラ
ックの4色のトナーを転写するために、転写回数を重ね
るごとにステップ状に上昇させている。このため、4色
目には印加電圧が10kVを超えるようになって、リー
ク等の悪影響が発生するおそれがある。
して感光ドラム表面に形成されたトナー像は、転写プロ
セスにて、転写材上に転写される。このとき、転写材
は、円筒状のマイラフィルムを主要構成部材とする転写
ドラムに巻き付けられており、トナー像の転写は、マイ
ラフィルムの裏面側に当接させた転写ブラシに、トナー
の極性と逆極性の高電圧を印加することによって、マイ
ラフィルム上に担持した転写材表面に静電的に引き寄せ
るようにして行う。この印加電圧は、同一転写材上に4
回の転写、すなわちマゼンタ、シアン、イエロー、ブラ
ックの4色のトナーを転写するために、転写回数を重ね
るごとにステップ状に上昇させている。このため、4色
目には印加電圧が10kVを超えるようになって、リー
ク等の悪影響が発生するおそれがある。
【0005】これを防ぐために、印加電圧を正負両極性
にして印加電圧の絶対値の最大値を半分にするようにし
ている。すなわち、1色目の転写を行なう前に転写材に
負の高電圧を印加しておき、4色目には、スタート時の
1色目の負の高電圧とほぼ等しいレベルの正の高電圧を
印加するようにするものである。
にして印加電圧の絶対値の最大値を半分にするようにし
ている。すなわち、1色目の転写を行なう前に転写材に
負の高電圧を印加しておき、4色目には、スタート時の
1色目の負の高電圧とほぼ等しいレベルの正の高電圧を
印加するようにするものである。
【0006】ところで、上述のように、正負両極性の電
圧を発生するための電圧発生手段は、可変出力側の電源
の出力レンジが大幅に広くなって、大型化、信頼性低下
を招くといった問題が発生しがちである。
圧を発生するための電圧発生手段は、可変出力側の電源
の出力レンジが大幅に広くなって、大型化、信頼性低下
を招くといった問題が発生しがちである。
【0007】そこで、本発明は、簡単な構成で大型化を
防止し、かつ動作信頼性を向上させるようにした画像形
成装置の高圧電源装置を提供することを目的とするもの
である。
防止し、かつ動作信頼性を向上させるようにした画像形
成装置の高圧電源装置を提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、出力可変の正または負の第
1の高圧電源と、該第1の高圧電源と逆極性の第2の高
圧電源とを有し、これら第1の高圧電源と第2の高圧電
源とを直列接続した状態で負荷に接続してなる画像形成
装置の高圧電源装置において、前記負荷に流れる電流を
検出する電流検出手段と、該検出電流に基づく電圧と基
準電圧とを比較して、前記第1の高圧電源を定電流制御
する定電流制御手段と、給電対象となる前記負荷のモー
ドに応じて、前記第2の高圧電源の出力を少なくとも2
段階以上に切換える出力切換え手段とを備え、出力のダ
イナミックレンジを変更することなしに、出力範囲を選
択的に切換え動作させてなることを特徴とする。
みてなされたものであって、出力可変の正または負の第
1の高圧電源と、該第1の高圧電源と逆極性の第2の高
圧電源とを有し、これら第1の高圧電源と第2の高圧電
源とを直列接続した状態で負荷に接続してなる画像形成
装置の高圧電源装置において、前記負荷に流れる電流を
検出する電流検出手段と、該検出電流に基づく電圧と基
準電圧とを比較して、前記第1の高圧電源を定電流制御
する定電流制御手段と、給電対象となる前記負荷のモー
ドに応じて、前記第2の高圧電源の出力を少なくとも2
段階以上に切換える出力切換え手段とを備え、出力のダ
イナミックレンジを変更することなしに、出力範囲を選
択的に切換え動作させてなることを特徴とする。
【0009】また、前記第1の高圧電源及び第2の高圧
電源は、それぞれ昇圧トランスと、その1次側駆動回路
と、2次側高圧巻線の整流回路と、該整流回路の出力に
接続される負荷インピーダンスより十分小さい値を持つ
ブリーダ抵抗とを備える用意してもよい。
電源は、それぞれ昇圧トランスと、その1次側駆動回路
と、2次側高圧巻線の整流回路と、該整流回路の出力に
接続される負荷インピーダンスより十分小さい値を持つ
ブリーダ抵抗とを備える用意してもよい。
【0010】さらに、前記出力切換え手段が、昇圧トラ
ンスの1次側または2次側に巻数の異なるタップを設
け、1次側の駆動巻線、あるいは2次側の出力を取り出
す巻線を選択的に切換えることで出力を切換えるように
してもよい。
ンスの1次側または2次側に巻数の異なるタップを設
け、1次側の駆動巻線、あるいは2次側の出力を取り出
す巻線を選択的に切換えることで出力を切換えるように
してもよい。
【0011】
【作用】以上構成に基づき、正または負の高圧電源(第
1の高圧電源または第2の高圧電源)、の一方の出力
を、必要とされる出力レンジに応じて、2段階あるいは
複数段階に切換えることで、それぞれの高圧電源の出力
レンジを必要な出力レンジとほぼ等しくすることができ
る。
1の高圧電源または第2の高圧電源)、の一方の出力
を、必要とされる出力レンジに応じて、2段階あるいは
複数段階に切換えることで、それぞれの高圧電源の出力
レンジを必要な出力レンジとほぼ等しくすることができ
る。
【0012】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。 〈実施例1〉図1に、本発明に係る画像形成装置の高圧
電源装置の実施例1、図2に、本実施例の出力が給電さ
れる転写ブラシ及び吸着ブラシ周辺の各部材の構成の概
略図を示す。
て説明する。 〈実施例1〉図1に、本発明に係る画像形成装置の高圧
電源装置の実施例1、図2に、本実施例の出力が給電さ
れる転写ブラシ及び吸着ブラシ周辺の各部材の構成の概
略図を示す。
【0013】図2において、像担持体としての感光ドラ
ム10上に、一次帯電器11による帯電プロセス、レー
ザ光12による像露光プロセス、4色、すなわちマゼン
タ、シアン、イエロー、ブラックの各現像器13による
現像プロセスを経て、トナー像が形成され、つづいて、
この感光ドラム10上のトナー像は、転写ドラム15上
に吸着された紙等の転写材Pに転写される。転写ドラム
15は、円筒状の枠体に薄膜のマイラーフィルムを巻き
つけたもので、感光ドラム10と当接する画像形成部分
はフィルム単体で構成される。16の吸着ブラシは、転
写ガイドにガイドされて供給された転写材Pを静電気力
をもって転写ドラム15に吸着する。17の転写ブラシ
は、感光ドラム上のトナー像を静電気力によって転写紙
P上に転写させる。19、20の内除電帯電器、外除電
帯電器は、転写ブラシ17に対する印加電圧(後述)の
絶対値を下げるために用いられる。21の分離帯電器
は、AC+DCのコロナ帯電を行なうことによって、転
写材Pと転写ドラム21との間の静電吸着力を完全に除
去する役目をする。
ム10上に、一次帯電器11による帯電プロセス、レー
ザ光12による像露光プロセス、4色、すなわちマゼン
タ、シアン、イエロー、ブラックの各現像器13による
現像プロセスを経て、トナー像が形成され、つづいて、
この感光ドラム10上のトナー像は、転写ドラム15上
に吸着された紙等の転写材Pに転写される。転写ドラム
15は、円筒状の枠体に薄膜のマイラーフィルムを巻き
つけたもので、感光ドラム10と当接する画像形成部分
はフィルム単体で構成される。16の吸着ブラシは、転
写ガイドにガイドされて供給された転写材Pを静電気力
をもって転写ドラム15に吸着する。17の転写ブラシ
は、感光ドラム上のトナー像を静電気力によって転写紙
P上に転写させる。19、20の内除電帯電器、外除電
帯電器は、転写ブラシ17に対する印加電圧(後述)の
絶対値を下げるために用いられる。21の分離帯電器
は、AC+DCのコロナ帯電を行なうことによって、転
写材Pと転写ドラム21との間の静電吸着力を完全に除
去する役目をする。
【0014】図1に示す高圧電源装置は、負荷として
の、上述の転写ブラシ16及び吸着ブラシ17に給電を
行うためのものである。同図において、1は負の高電圧
を発生する昇圧トランス、2は昇圧トランス1の駆動回
路であり、これらによって第2の高圧電源を構成してい
る。また、3は駆動回路2をスイッチングさせる出力デ
ューティを2段階に切換え可能なPWM発振器(出力切
換え手段)である。4は正の高電圧を発生する昇圧トラ
ンス、5は昇圧トランス4の駆動回路であり、これらに
よって第1の高圧電源を構成している。6は駆動回路5
をスイッチングさせるPWM発振器(定電流制御手段)
である。また昇圧トランス1、4の2次側出力は、直列
に接続され、これらから負荷に流れる電流を電流検出手
段7によって検出し、誤差増幅器8によって所定のレベ
ルの信号と比較され、その結果に応じて、PWM発振器
6の出力デューティを可変し、定電流制御を行なう。
の、上述の転写ブラシ16及び吸着ブラシ17に給電を
行うためのものである。同図において、1は負の高電圧
を発生する昇圧トランス、2は昇圧トランス1の駆動回
路であり、これらによって第2の高圧電源を構成してい
る。また、3は駆動回路2をスイッチングさせる出力デ
ューティを2段階に切換え可能なPWM発振器(出力切
換え手段)である。4は正の高電圧を発生する昇圧トラ
ンス、5は昇圧トランス4の駆動回路であり、これらに
よって第1の高圧電源を構成している。6は駆動回路5
をスイッチングさせるPWM発振器(定電流制御手段)
である。また昇圧トランス1、4の2次側出力は、直列
に接続され、これらから負荷に流れる電流を電流検出手
段7によって検出し、誤差増幅器8によって所定のレベ
ルの信号と比較され、その結果に応じて、PWM発振器
6の出力デューティを可変し、定電流制御を行なう。
【0015】また、後述の転写モードと非転写モード
(吸着モードと非吸着モード)に応じて、リモートスイ
ッチ9を切換え、PWM発振器3の出力デューティを変
えて、負の昇圧トランス1の出力レベルを切換えること
により、出力の可変範囲を2通りに切換えることができ
る。
(吸着モードと非吸着モード)に応じて、リモートスイ
ッチ9を切換え、PWM発振器3の出力デューティを変
えて、負の昇圧トランス1の出力レベルを切換えること
により、出力の可変範囲を2通りに切換えることができ
る。
【0016】次に、図3に、転写ドラム15に対する転
写ブラシ17、吸着ブラシ16の動作シーケンスタイミ
ングを示す。なお、同図においては、上側の転写出力が
転写ブラシ17のシーケンス、また下側の吸着出力が吸
着ブラシ16のシーケンスをそれぞれ示す。転写ドラム
15は、その表面の周方向に沿って、A3の転写材Pを
1枚縦方向に張り付けるだけの周長を有する。ただし、
図3にはA4の転写材Pを1枚コピーする場合を示す。
写ブラシ17、吸着ブラシ16の動作シーケンスタイミ
ングを示す。なお、同図においては、上側の転写出力が
転写ブラシ17のシーケンス、また下側の吸着出力が吸
着ブラシ16のシーケンスをそれぞれ示す。転写ドラム
15は、その表面の周方向に沿って、A3の転写材Pを
1枚縦方向に張り付けるだけの周長を有する。ただし、
図3にはA4の転写材Pを1枚コピーする場合を示す。
【0017】転写材搬送系から転写材Pが送られてくる
と、吸着ブラシ16に定電流制御モードで+15μA流
して転写材Pを転写ドラム15に吸着させる。内除電帯
電器19には負の高電圧をかけて、転写ドラム内側を−
6kVに帯電させる。同時に外除電帯電器20に正の高
電圧をかけて転写材Pの剥離を防ぐ。転写材Pが転写ド
ラム15に吸着されて、さらに転写ドラム15内側が−
6kVに帯電されると、転写ブラシ17に定電流制御モ
ードで+10μAが流され、感光ドラム10から転写材
Pへのトナー像の転写が行なわれる。転写プロセスは、
マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色の順に繰
り返される。このときの転写ブラシ給電電圧は、図3の
bに示すように、紙間ではほぼ−6kVに留まるが、転
写材Pへの転写タイミングでは前回の電荷が保持されて
いるために、各色毎におよそ2kVステップで上昇す
る。4色目の転写が終了すると、分離帯電器21に(A
C+DC)の高圧を印加し、コロナ帯電を行なうことに
よって転写材P、転写ドラム15上の電荷を除電して転
写材Pを転写ドラム15から分離させる。
と、吸着ブラシ16に定電流制御モードで+15μA流
して転写材Pを転写ドラム15に吸着させる。内除電帯
電器19には負の高電圧をかけて、転写ドラム内側を−
6kVに帯電させる。同時に外除電帯電器20に正の高
電圧をかけて転写材Pの剥離を防ぐ。転写材Pが転写ド
ラム15に吸着されて、さらに転写ドラム15内側が−
6kVに帯電されると、転写ブラシ17に定電流制御モ
ードで+10μAが流され、感光ドラム10から転写材
Pへのトナー像の転写が行なわれる。転写プロセスは、
マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色の順に繰
り返される。このときの転写ブラシ給電電圧は、図3の
bに示すように、紙間ではほぼ−6kVに留まるが、転
写材Pへの転写タイミングでは前回の電荷が保持されて
いるために、各色毎におよそ2kVステップで上昇す
る。4色目の転写が終了すると、分離帯電器21に(A
C+DC)の高圧を印加し、コロナ帯電を行なうことに
よって転写材P、転写ドラム15上の電荷を除電して転
写材Pを転写ドラム15から分離させる。
【0018】以上の説明で明らかなように、転写ブラシ
17、吸着ブラシ16を給電する電源は、正負両極性の
定電流電源でなければならない。さらに、具体的にいえ
ば、負荷に等価的に含まれる−6kV〜+6kVの広範
囲に変化する電圧源に対応しながら、負荷に定電流を供
給する必要があるが、図4に示すように、転写材Pへの
転写時、吸着時に必要とされる出力範囲と、非転写時、
非吸着時に必要とされる出力範囲とは異なるため、それ
ぞれのモードに応じて、本実施例では負の高圧の出力電
圧を2段階に切換えている。 〈実施例2〉図5に本発明の実施例2を示す。なお、同
図において図1に示す実施例1と同様の部材等について
は同様の符号を付し、その説明は省略するものとする。
17、吸着ブラシ16を給電する電源は、正負両極性の
定電流電源でなければならない。さらに、具体的にいえ
ば、負荷に等価的に含まれる−6kV〜+6kVの広範
囲に変化する電圧源に対応しながら、負荷に定電流を供
給する必要があるが、図4に示すように、転写材Pへの
転写時、吸着時に必要とされる出力範囲と、非転写時、
非吸着時に必要とされる出力範囲とは異なるため、それ
ぞれのモードに応じて、本実施例では負の高圧の出力電
圧を2段階に切換えている。 〈実施例2〉図5に本発明の実施例2を示す。なお、同
図において図1に示す実施例1と同様の部材等について
は同様の符号を付し、その説明は省略するものとする。
【0019】本実施例では、負の昇圧トランス1の出力
切換えを、スイッチ回路31によって昇圧トランス1の
1次側に与える電圧を切換えることにより行なってい
る。本実施例によれば、PWM発振器3のデューティを
切換えるよりも簡単な回路構成で、負の高圧出力を切換
えることができる。 〈実施例3〉図6に、本発明の実施例3を示す。なお、
同図において図1に示す実施例1と同様の部材等につい
ては同様の符号を付し、その説明は省略するものとす
る。
切換えを、スイッチ回路31によって昇圧トランス1の
1次側に与える電圧を切換えることにより行なってい
る。本実施例によれば、PWM発振器3のデューティを
切換えるよりも簡単な回路構成で、負の高圧出力を切換
えることができる。 〈実施例3〉図6に、本発明の実施例3を示す。なお、
同図において図1に示す実施例1と同様の部材等につい
ては同様の符号を付し、その説明は省略するものとす
る。
【0020】負の昇圧トランス32の一次巻線にタップ
を設け、1次側駆動回路33のスイッチSW2をリモー
ト切換えすることにより、昇圧トランス32の一次巻線
の巻数が変化して、2次側出力を切換えることができ
る。
を設け、1次側駆動回路33のスイッチSW2をリモー
ト切換えすることにより、昇圧トランス32の一次巻線
の巻数が変化して、2次側出力を切換えることができ
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
出力可変の第1の高圧電源と、これとは逆極性で、かつ
出力を複数段階に切換え可能な第2の高圧電源とを負荷
に対して直列に接続し、負荷のモードに応じて第2の高
圧電源の出力を切り換えることによって、それぞれのダ
イナミックレンジを小さくすることができる。また、簡
単な構成でそれぞれの高圧電源の出力を小さくできるた
め、装置の小型化、信頼性向上を実現することができ
る。
出力可変の第1の高圧電源と、これとは逆極性で、かつ
出力を複数段階に切換え可能な第2の高圧電源とを負荷
に対して直列に接続し、負荷のモードに応じて第2の高
圧電源の出力を切り換えることによって、それぞれのダ
イナミックレンジを小さくすることができる。また、簡
単な構成でそれぞれの高圧電源の出力を小さくできるた
め、装置の小型化、信頼性向上を実現することができ
る。
【図1】実施例1の高圧電源装置の回路図。
【図2】同じく画像形成装置の転写ブラシ、吸着ブラシ
周辺の構成を示す模式図。
周辺の構成を示す模式図。
【図3】同じく転写ブラシ、吸着ブラシの動作シーケン
スタイミングを示す図。
スタイミングを示す図。
【図4】同じく電源出力が給電される画像形成装置の転
写帯電器の負荷特性を示す図。
写帯電器の負荷特性を示す図。
【図5】実施例2の高圧電源装置の回路図。
【図6】実施例3の高圧電源装置の回路図。
1、4 昇圧トランス 2、5 1次駆動回路(駆動回路) 3、6 PWM発振器 7 電流検出回路 8 誤差増幅器 9 出力切換え手段(リモートスイッチ)
Claims (3)
- 【請求項1】 出力可変の正または負の第1の高圧電源
と、該第1の高圧電源と逆極性の第2の高圧電源とを有
し、これら第1の高圧電源と第2の高圧電源とを直列接
続した状態で負荷に接続してなる画像形成装置の高圧電
源装置において、 前記負荷に流れる電流を検出する電流検出手段と、 該検出電流に基づく電圧と基準電圧とを比較して、前記
第1の高圧電源を定電流制御する定電流制御手段と、 給電対象となる前記負荷のモードに応じて、前記第2の
高圧電源の出力を少なくとも2段階以上に切換える出力
切換え手段と、を備え、 出力のダイナミックレンジを変更することなしに、出力
範囲を選択的に切換え動作させてなる、 ことを特徴とする画像形成装置の高圧電源装置。 - 【請求項2】 前記第1の高圧電源及び第2の高圧電源
は、それぞれ昇圧トランスと、その1次側駆動回路と、
2次側高圧巻線の整流回路と、該整流回路の出力に接続
される負荷インピーダンスより十分小さい値を持つブリ
ーダ抵抗と、を備える、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の高圧電
源装置。 - 【請求項3】 前記出力切換え手段が、昇圧トランスの
1次側または2次側に巻数の異なるタップを設け、1次
側の駆動巻線、あるいは2次側の出力を取り出す巻線を
選択的に切換えることで出力を切換える、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の高圧電
源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19170993A JPH0720727A (ja) | 1993-07-05 | 1993-07-05 | 画像形成装置の高圧電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19170993A JPH0720727A (ja) | 1993-07-05 | 1993-07-05 | 画像形成装置の高圧電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0720727A true JPH0720727A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=16279179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19170993A Pending JPH0720727A (ja) | 1993-07-05 | 1993-07-05 | 画像形成装置の高圧電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720727A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7139498B2 (en) | 2003-01-28 | 2006-11-21 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus having transfer bias voltage |
JP2011008183A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-13 | Brother Industries Ltd | 画像形成装置 |
-
1993
- 1993-07-05 JP JP19170993A patent/JPH0720727A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7139498B2 (en) | 2003-01-28 | 2006-11-21 | Sharp Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus having transfer bias voltage |
CN1318924C (zh) * | 2003-01-28 | 2007-05-30 | 夏普株式会社 | 成像装置 |
JP2011008183A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-13 | Brother Industries Ltd | 画像形成装置 |
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