JPH06318117A - 高圧電源装置 - Google Patents
高圧電源装置Info
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- JPH06318117A JPH06318117A JP5099257A JP9925793A JPH06318117A JP H06318117 A JPH06318117 A JP H06318117A JP 5099257 A JP5099257 A JP 5099257A JP 9925793 A JP9925793 A JP 9925793A JP H06318117 A JPH06318117 A JP H06318117A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 例えば電子写真式カラー複写機/プリンタ等
の転写及び転写機吸着用高圧電源において、正負の高圧
電源の安定した切換わり動作が得られるこの種の正負両
極性高圧電源装置を提供する。 【構成】 このため、それぞれ出力可変の正負の高圧ト
ランス1,3を直列接続し、その負荷電流を検出して誤
差増幅器5により基準電圧と比較し、この誤差増幅器5
の出力レベルの中間値をしきい値として、双方の高圧ト
ランス1,3を選択的に作動させ、常に所定の一定量動
作させると共に、その出力レベルをこの高圧トランス
1,3のダイナミックレンジより十分低く設定した。
の転写及び転写機吸着用高圧電源において、正負の高圧
電源の安定した切換わり動作が得られるこの種の正負両
極性高圧電源装置を提供する。 【構成】 このため、それぞれ出力可変の正負の高圧ト
ランス1,3を直列接続し、その負荷電流を検出して誤
差増幅器5により基準電圧と比較し、この誤差増幅器5
の出力レベルの中間値をしきい値として、双方の高圧ト
ランス1,3を選択的に作動させ、常に所定の一定量動
作させると共に、その出力レベルをこの高圧トランス
1,3のダイナミックレンジより十分低く設定した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば電子写真式画
像形成装置等の高圧電源装置、特にカラー複写機,カラ
ープリンタ等用の正負両極性高圧電源装置に関するもの
である。
像形成装置等の高圧電源装置、特にカラー複写機,カラ
ープリンタ等用の正負両極性高圧電源装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子写真式カラー複写
機,カラープリンタ等において、現像を終了した感光ド
ラム上のトナー粉像の転写紙への転写プロセスにはコロ
ナ帯電が用いられ、コロナワイヤには概略6〜9KV、
0.1〜1mAの定電流電源によって給電されていた。
また、正負両極性の出力電圧発生手段としては通常、正
負の電源を直列に接続し、出力レンジの小さい極性側を
固定出力とし、逆極性側を可変にして必要な正負の出力
レンジをカバーするよう構成されていた。
機,カラープリンタ等において、現像を終了した感光ド
ラム上のトナー粉像の転写紙への転写プロセスにはコロ
ナ帯電が用いられ、コロナワイヤには概略6〜9KV、
0.1〜1mAの定電流電源によって給電されていた。
また、正負両極性の出力電圧発生手段としては通常、正
負の電源を直列に接続し、出力レンジの小さい極性側を
固定出力とし、逆極性側を可変にして必要な正負の出力
レンジをカバーするよう構成されていた。
【0003】近年、カラー画質を改善するために転写プ
ロセスの見直しが計られ、コロナ帯電から接触帯電に切
換えられている。すなわち、感光ドラム上のトナーを転
写紙に吸引させるために、転写紙の裏側にマイラフィル
ムを介して転写ブラシを当接させ、転写ブラシにトナー
と逆極性の高電圧を印加させる方式のものである。同一
転写紙上にそれぞれイエロー(Y),マゼンタ(M),
シアン(C),ブラック(Bk)の4色のトナーを転写
するために、印加電圧は転写回数を重ねる毎に段階状に
上昇する。このため、最後の4色目には印加電圧は例え
ば10kVを超えるようになり、リーク等の悪影響が発
生する可能性を生ずる。これを防止するために、印加電
圧を正負両極性にして印加電圧の絶対値の最大値を半減
するようにして対処している。すなわち、1色目の転写
を行う前に転写紙に負の高電圧を印加しておき、4色目
にスタート時の負の高電圧とほぼ等しいレベルの正の高
電圧が印加されるようにするものである。
ロセスの見直しが計られ、コロナ帯電から接触帯電に切
換えられている。すなわち、感光ドラム上のトナーを転
写紙に吸引させるために、転写紙の裏側にマイラフィル
ムを介して転写ブラシを当接させ、転写ブラシにトナー
と逆極性の高電圧を印加させる方式のものである。同一
転写紙上にそれぞれイエロー(Y),マゼンタ(M),
シアン(C),ブラック(Bk)の4色のトナーを転写
するために、印加電圧は転写回数を重ねる毎に段階状に
上昇する。このため、最後の4色目には印加電圧は例え
ば10kVを超えるようになり、リーク等の悪影響が発
生する可能性を生ずる。これを防止するために、印加電
圧を正負両極性にして印加電圧の絶対値の最大値を半減
するようにして対処している。すなわち、1色目の転写
を行う前に転写紙に負の高電圧を印加しておき、4色目
にスタート時の負の高電圧とほぼ等しいレベルの正の高
電圧が印加されるようにするものである。
【0004】かかる転写プロセスに必要な正負両極性の
高電圧電源を提供する手段として、出力可変の正負の高
圧電源を直列接続し、負荷電流の検出電圧を基準電圧と
比較するための誤差増幅器の出力レベルに応じて、正負
の高圧電源を選択的に作動させるようにする、すなわ
ち、誤差増幅器の出力レンジの中間値をしきい値として
正負の高圧電源を選択的に作動させる方式のものが従来
既に提案されており、それぞれの高圧電源の出力レベル
を必要な出力レンジとほぼ等しくするようにして、電源
装置の小型化及び信頼性の向上に寄与している。
高電圧電源を提供する手段として、出力可変の正負の高
圧電源を直列接続し、負荷電流の検出電圧を基準電圧と
比較するための誤差増幅器の出力レベルに応じて、正負
の高圧電源を選択的に作動させるようにする、すなわ
ち、誤差増幅器の出力レンジの中間値をしきい値として
正負の高圧電源を選択的に作動させる方式のものが従来
既に提案されており、それぞれの高圧電源の出力レベル
を必要な出力レンジとほぼ等しくするようにして、電源
装置の小型化及び信頼性の向上に寄与している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来方式にあっては、正負の高圧電源の等差を比
較器(コンパレータ)等により選択的に動作させるた
め、負荷の変動等により正負の高圧電源が切換わる付近
での動作が不安定になり、不用なオーバシュート等の悪
影響が発生する傾向があった。
ような従来方式にあっては、正負の高圧電源の等差を比
較器(コンパレータ)等により選択的に動作させるた
め、負荷の変動等により正負の高圧電源が切換わる付近
での動作が不安定になり、不用なオーバシュート等の悪
影響が発生する傾向があった。
【0006】本発明は、以上のような従来提案例の問題
点にかんがみてなされたもので、正負の高圧電源の選択
的動作と併せて、双方の高圧電源を常に所定の微小な出
力を維持させることにより、正負切換わり時の前記不安
定動作を解消するための手段の提供を目的としている。
点にかんがみてなされたもので、正負の高圧電源の選択
的動作と併せて、双方の高圧電源を常に所定の微小な出
力を維持させることにより、正負切換わり時の前記不安
定動作を解消するための手段の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、この種の高圧電源装置を、それぞれ出力可変の正
負の高圧電源を直列接続して負荷に接続し、この負荷電
流を検出して誤差増幅器により基準電圧と比較し、この
誤差増幅器の出力レベルの中間値をしきい値として前記
正負の高圧電源を選択的に作動させ、この正負の高圧電
源の双方を常に所定の一定量動作させると共に、その出
力レベルをこの高圧電源のダイナミックレンジより十分
低く設定するよう構成し、あるいはまた、電子写真式カ
ラー複写機,カラープリンタ等の転写及び転写紙吸着用
高圧電源において、相互の出力が直列接続された正負の
高圧電源と、この高圧電源の出力の一端と前記転写用ブ
ラシまたは吸着用ブラシを接続するための出力端子と、
この高圧電源の他端とグランド間に挿入された電流検出
回路と、この電流検出回路の出力と所定の基準電圧とを
比較するための誤差増幅器と、この誤差増幅器の出力と
この誤差増幅器の出力レンジの中間値との差電圧を増幅
するための反転増幅器及び非反転増幅器と、この反転増
幅器と非反転増幅器の出力に応じて前記正負の高圧電源
の出力を制御するための制御回路と、前記誤差増幅器の
出力と前記中間値とを比較して前記正負の高圧電源を選
択的に作動させるための比較器とより成るよう構成する
ことにより、前記目的を達成しようとするものである。
ては、この種の高圧電源装置を、それぞれ出力可変の正
負の高圧電源を直列接続して負荷に接続し、この負荷電
流を検出して誤差増幅器により基準電圧と比較し、この
誤差増幅器の出力レベルの中間値をしきい値として前記
正負の高圧電源を選択的に作動させ、この正負の高圧電
源の双方を常に所定の一定量動作させると共に、その出
力レベルをこの高圧電源のダイナミックレンジより十分
低く設定するよう構成し、あるいはまた、電子写真式カ
ラー複写機,カラープリンタ等の転写及び転写紙吸着用
高圧電源において、相互の出力が直列接続された正負の
高圧電源と、この高圧電源の出力の一端と前記転写用ブ
ラシまたは吸着用ブラシを接続するための出力端子と、
この高圧電源の他端とグランド間に挿入された電流検出
回路と、この電流検出回路の出力と所定の基準電圧とを
比較するための誤差増幅器と、この誤差増幅器の出力と
この誤差増幅器の出力レンジの中間値との差電圧を増幅
するための反転増幅器及び非反転増幅器と、この反転増
幅器と非反転増幅器の出力に応じて前記正負の高圧電源
の出力を制御するための制御回路と、前記誤差増幅器の
出力と前記中間値とを比較して前記正負の高圧電源を選
択的に作動させるための比較器とより成るよう構成する
ことにより、前記目的を達成しようとするものである。
【0008】
【作用】以上のような本発明構成により、正負の高圧電
源の選択的動作と併せて、両方の高圧電源を常に所定の
微小な出力を維持させることにより、正負の切換わり時
の不安定動作を解消することができ、また、これら正負
の切換えに使用する誤差増幅器,比較器等のオフセット
電圧の違いによる正負切換えの安定性を確保することが
できると共に、これら動作の切換えが円滑に行われ、高
圧出力に異常が発生するような怖れがなくなる。
源の選択的動作と併せて、両方の高圧電源を常に所定の
微小な出力を維持させることにより、正負の切換わり時
の不安定動作を解消することができ、また、これら正負
の切換えに使用する誤差増幅器,比較器等のオフセット
電圧の違いによる正負切換えの安定性を確保することが
できると共に、これら動作の切換えが円滑に行われ、高
圧出力に異常が発生するような怖れがなくなる。
【0009】
【実施例】以下に本発明を複数の実施例に基づいて説明
する: (第1実施例)図1に本発明に係る高圧電源装置の第1
実施例の回路図、図2に本実施例の出力が給電される転
写ブラシ、吸着ブラシ周辺のプロセス概略図を示す。
する: (第1実施例)図1に本発明に係る高圧電源装置の第1
実施例の回路図、図2に本実施例の出力が給電される転
写ブラシ、吸着ブラシ周辺のプロセス概略図を示す。
【0010】図1電源回路の詳細説明は後述するものと
し、その前提として、まず図2において、23は感光ド
ラム、26は転写ドラムであり、感光ドラム23上に1
次帯電器22による1次帯電、レーザ光24による像露
光、現像器25による現像プロセスを経て形成されたト
ナー粉像は、転写ドラム26上に吸着された転写(複
写)紙32に転写される。転写ドラム26は、円筒上の
枠体に薄膜のマイラフィルムを巻付けたもので、感光ド
ラム23と当接する画像形成部分はこのマイラフィルム
単体で構成される。
し、その前提として、まず図2において、23は感光ド
ラム、26は転写ドラムであり、感光ドラム23上に1
次帯電器22による1次帯電、レーザ光24による像露
光、現像器25による現像プロセスを経て形成されたト
ナー粉像は、転写ドラム26上に吸着された転写(複
写)紙32に転写される。転写ドラム26は、円筒上の
枠体に薄膜のマイラフィルムを巻付けたもので、感光ド
ラム23と当接する画像形成部分はこのマイラフィルム
単体で構成される。
【0011】27は吸着ブラシで、不図示の転写ガイド
を介して搬送されてきた転写紙32を静電気力を持って
転写ドラム26に吸着する役目をする。また、28は転
写ブラシで、感光ドラム23上のトナーを静電気力によ
り転写紙32上に転写させる役目をする。さらに、30
/31はそれぞれ内/外除電帯電器であり、後述する転
写ブラシ27印加電圧の絶対値を下げるために用いられ
る。
を介して搬送されてきた転写紙32を静電気力を持って
転写ドラム26に吸着する役目をする。また、28は転
写ブラシで、感光ドラム23上のトナーを静電気力によ
り転写紙32上に転写させる役目をする。さらに、30
/31はそれぞれ内/外除電帯電器であり、後述する転
写ブラシ27印加電圧の絶対値を下げるために用いられ
る。
【0012】29は分離帯電器で、AC+DCのコロナ
帯電を行うことにより、転写紙32と転写ドラム26間
の静電吸着力を完全に消失させる役目をする。図1の実
施例回路に示す高圧電源は、上記転写ブラシ28及び吸
着ブラシ27に給電するための電源である。
帯電を行うことにより、転写紙32と転写ドラム26間
の静電吸着力を完全に消失させる役目をする。図1の実
施例回路に示す高圧電源は、上記転写ブラシ28及び吸
着ブラシ27に給電するための電源である。
【0013】図3に、転写ドラム26周辺の各帯電器、
帯電ブラシ27の動作シーケンスタイミングチャートを
示す。転写ドラム26は、A3サイズ転写紙32の1枚
を縦方向に張付けるだけの円周長を持ち、図3にはA4
転写紙32の1枚をコピーする場合の状態を示してい
る。
帯電ブラシ27の動作シーケンスタイミングチャートを
示す。転写ドラム26は、A3サイズ転写紙32の1枚
を縦方向に張付けるだけの円周長を持ち、図3にはA4
転写紙32の1枚をコピーする場合の状態を示してい
る。
【0014】図2において、不図示の紙搬送系から転写
紙32が搬送されてくると、吸着ブラシ27に定電流制
御モードで+15μAの電流を流して転写紙32を転写
ドラム26に吸着させる。つぎに、内側除電帯電器30
に負の高電圧をかけて、転写ドラム26内側を−6kV
の電圧に帯電させる。同時に外側除電帯電器31に正の
高電圧をかけて転写紙32の剥離を防止する。
紙32が搬送されてくると、吸着ブラシ27に定電流制
御モードで+15μAの電流を流して転写紙32を転写
ドラム26に吸着させる。つぎに、内側除電帯電器30
に負の高電圧をかけて、転写ドラム26内側を−6kV
の電圧に帯電させる。同時に外側除電帯電器31に正の
高電圧をかけて転写紙32の剥離を防止する。
【0015】転写紙32が転写ドラム23に吸着され
て、さらに転写ドラム26内側が電圧−6kVに帯電さ
れると、転写ブラシ28に定電流制御モードで+10μ
Aの電流が流され、感光ドラム23から転写紙32への
トナー像の転写が行われる。
て、さらに転写ドラム26内側が電圧−6kVに帯電さ
れると、転写ブラシ28に定電流制御モードで+10μ
Aの電流が流され、感光ドラム23から転写紙32への
トナー像の転写が行われる。
【0016】これらの転写プロセスは、M,C,Y,B
kの各トナーの4色毎に繰返されることはもちろんであ
る。この時の転写ブラシ28への給電電圧は、図3の
(b)に示すように紙間ではほぼ−6kVで留るが、転
写紙32への転写タイミングでは、前回の電荷が保持さ
れるために、各色毎に概略2kV段階で上昇する。
kの各トナーの4色毎に繰返されることはもちろんであ
る。この時の転写ブラシ28への給電電圧は、図3の
(b)に示すように紙間ではほぼ−6kVで留るが、転
写紙32への転写タイミングでは、前回の電荷が保持さ
れるために、各色毎に概略2kV段階で上昇する。
【0017】4色目Bkトナーの転写が終了すると、分
離帯電器29にAC+DCの高圧を印加し、コロナ帯電
することによって転写紙32,転写ドラム26上の電荷
を除電して転写紙32をドラム23,26から分離させ
る。
離帯電器29にAC+DCの高圧を印加し、コロナ帯電
することによって転写紙32,転写ドラム26上の電荷
を除電して転写紙32をドラム23,26から分離させ
る。
【0018】以上の説明で明らかなように、転写ブラシ
28,吸着ブラシ27を給電する電源は、正負両極性の
定電流電源でなければならない。さらに具体的には、負
荷に等価的に含まれる−6kV〜+6kVの広範囲に変
化する電圧源に対応しながら、負荷に定電流を供給する
必要がある。
28,吸着ブラシ27を給電する電源は、正負両極性の
定電流電源でなければならない。さらに具体的には、負
荷に等価的に含まれる−6kV〜+6kVの広範囲に変
化する電圧源に対応しながら、負荷に定電流を供給する
必要がある。
【0019】図1において、1/3はそれぞれ正/負の
各高圧トランス、2,4はその各1次側駆動回路、5は
誤差増幅器、6,7はそれぞれ比較器(コンパレー
タ)、8,9はそれぞれ誤差増幅器5の出力をレベルシ
フトするための各ツェナーダイオード、10は発振器、
11は転写/吸着ブラシ28/27等の負荷を示す。
各高圧トランス、2,4はその各1次側駆動回路、5は
誤差増幅器、6,7はそれぞれ比較器(コンパレー
タ)、8,9はそれぞれ誤差増幅器5の出力をレベルシ
フトするための各ツェナーダイオード、10は発振器、
11は転写/吸着ブラシ28/27等の負荷を示す。
【0020】直列接続された正負の2つのトランス1,
3と、直列に接続された負荷に流れる電流を、検出部で
ある誤差増幅器5で基準電圧と比較し、これに応じて誤
差増幅器5と比較器6,7とにより、正負の各トランス
1,3を選択的に動作させ負荷の状態にかかわらず、定
電流制御を行えるように構成されている。
3と、直列に接続された負荷に流れる電流を、検出部で
ある誤差増幅器5で基準電圧と比較し、これに応じて誤
差増幅器5と比較器6,7とにより、正負の各トランス
1,3を選択的に動作させ負荷の状態にかかわらず、定
電流制御を行えるように構成されている。
【0021】この際、各ツェナーダイオード8,9を図
示のように接続し、誤差増幅器5の出力レベルの最低値
を規制することにより、各1次側駆動回路2,4への入
力電圧の最低値を規制して、2つの高圧トランス1,3
共、常に数百ボルトの微小電圧を発生させ、これによ
り、正負の切換え時の不安定動作を解消することができ
る。
示のように接続し、誤差増幅器5の出力レベルの最低値
を規制することにより、各1次側駆動回路2,4への入
力電圧の最低値を規制して、2つの高圧トランス1,3
共、常に数百ボルトの微小電圧を発生させ、これによ
り、正負の切換え時の不安定動作を解消することができ
る。
【0022】(第2実施例)図4に、本発明に係る第2
実施例の回路図を示す。1/3はそれぞれ正/負の各高
圧トランス、2/4はその各1次側駆動回路、5は誤差
増幅器、6,7は各比較器、12,14はそれぞれPW
M(パルス幅変調)発振器、13,15はこれらPWM
発振器12,14の最低デューティを規制するための各
デューティリミッタ、11は転写ブラシ28,吸着ブラ
シ27等の負荷である。
実施例の回路図を示す。1/3はそれぞれ正/負の各高
圧トランス、2/4はその各1次側駆動回路、5は誤差
増幅器、6,7は各比較器、12,14はそれぞれPW
M(パルス幅変調)発振器、13,15はこれらPWM
発振器12,14の最低デューティを規制するための各
デューティリミッタ、11は転写ブラシ28,吸着ブラ
シ27等の負荷である。
【0023】直列接続された正負の2つのトランス1,
3と、直列に接続された負荷に流れる電流を、検出部で
ある誤差増幅器5で基準電圧と比較し、これに応じて誤
差増幅器5と各比較器6,7とにより、正負の各トラン
ス1,3を選択的に動作させ、負荷の状態にかかわら
ず、定電流制御を行うことができるように構成したもの
である。
3と、直列に接続された負荷に流れる電流を、検出部で
ある誤差増幅器5で基準電圧と比較し、これに応じて誤
差増幅器5と各比較器6,7とにより、正負の各トラン
ス1,3を選択的に動作させ、負荷の状態にかかわら
ず、定電流制御を行うことができるように構成したもの
である。
【0024】この際、各デューティリミッタ13,15
により、各PWM発振器12,14の最低デューティを
規制することにより、各1次側駆動回路2,4への入力
電圧の最低値を規制し、2つのトランス1,3共、常に
数百ボルトの微小電圧を発生させ、これにより、正負の
切換え時の不安定動作を解消することができる。
により、各PWM発振器12,14の最低デューティを
規制することにより、各1次側駆動回路2,4への入力
電圧の最低値を規制し、2つのトランス1,3共、常に
数百ボルトの微小電圧を発生させ、これにより、正負の
切換え時の不安定動作を解消することができる。
【0025】(第3実施例)図5に、本発明に係る第3
実施例の回路図を示す。16,17は1次巻線をそれぞ
れ2つづつ有する正負の各高圧トランス、18,19;
20,21はそれぞれ1次側駆動回路である。また5は
前記各実施例と同様の誤差増幅器、6,7は各比較器、
10は発振器、11は転写ブラシ28,吸着ブラシ27
等の負荷を示す。
実施例の回路図を示す。16,17は1次巻線をそれぞ
れ2つづつ有する正負の各高圧トランス、18,19;
20,21はそれぞれ1次側駆動回路である。また5は
前記各実施例と同様の誤差増幅器、6,7は各比較器、
10は発振器、11は転写ブラシ28,吸着ブラシ27
等の負荷を示す。
【0026】直列接続された正負の二つの高圧トランス
16,17と、直列に接続された負荷に流れる電流を、
検出部である誤差増幅器5で基準電圧と比較し、これに
応じて誤差増幅器5と各比較器6,7とにより、正負の
各トランス16,17を選択的に動作させ、負荷の状態
にかかわらず、定電流制御を行えるように構成したもの
である。
16,17と、直列に接続された負荷に流れる電流を、
検出部である誤差増幅器5で基準電圧と比較し、これに
応じて誤差増幅器5と各比較器6,7とにより、正負の
各トランス16,17を選択的に動作させ、負荷の状態
にかかわらず、定電流制御を行えるように構成したもの
である。
【0027】この際、各高圧トランス16,17のそれ
ぞれ一方の1次側駆動回路18,19;20,21によ
り、定電流制御とは無関係に、2つのトランス16,1
7共、常に駆動して数百ボルトの微小電圧を発生させ、
これにより、正負の切換え時の不安定動作を解消するこ
とができる。
ぞれ一方の1次側駆動回路18,19;20,21によ
り、定電流制御とは無関係に、2つのトランス16,1
7共、常に駆動して数百ボルトの微小電圧を発生させ、
これにより、正負の切換え時の不安定動作を解消するこ
とができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
正負の高圧電源の選択的動作と併せて、両方の高圧電源
を常に所定の微小な出力を維持させることにより、正負
の切換わり時の不安定動作を解消することができた。
正負の高圧電源の選択的動作と併せて、両方の高圧電源
を常に所定の微小な出力を維持させることにより、正負
の切換わり時の不安定動作を解消することができた。
【0029】また、これら正負の切換えに使用する誤差
増幅器,比較器等のオフセット電圧の違いによる正負切
換えの安定性を確保することができ、さらに、これら切
換え動作が円滑に行われ、高圧出力に異常が発生するよ
うな怖れがなくなる。
増幅器,比較器等のオフセット電圧の違いによる正負切
換えの安定性を確保することができ、さらに、これら切
換え動作が円滑に行われ、高圧出力に異常が発生するよ
うな怖れがなくなる。
【図1】 本発明の第1実施例の回路図
【図2】 図1実施例の要部プロセス概要図
【図3】 図1実施例の帯電動作シーケンスタイミング
チャート
チャート
【図4】 本発明の第2実施例の回路図
【図5】 本発明の第3実施例の回路図
1,3;16,17 高圧トランス(高圧電源) 2,4;18,19;20,21 1次側駆動回路 5 誤差増幅器 6,7 比較器(コンパレータ) 23 感光ドラム 26 転写ドラム 27 吸着ブラシ 28 転写ブラシ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 3/28 H 8726−5H
Claims (7)
- 【請求項1】 それぞれ出力可変の正負の高圧電源を直
列接続して負荷に接続し、この負荷電流を検出して誤差
増幅器により基準電圧と比較し、この誤差増幅器の出力
レベルの中間値をしきい値として前記正負の高圧電源を
選択的に作動させ、この正負の高圧電源の双方を常に所
定の一定量動作させると共に、その出力レベルをこの高
圧電源のダイナミックレンジより十分低く設定したこと
を特徴とする高圧電源装置。 - 【請求項2】 電子写真式カラー複写機,カラープリン
タ等の転写及び転写紙吸着用高圧電源において、相互の
出力が直列接続された正負の高圧電源と、この高圧電源
の出力の一端と前記転写用ブラシまたは吸着用ブラシを
接続するための出力端子と、この高圧電源の他端とグラ
ンド間に挿入された電流検出回路と、この電流検出回路
の出力と所定の基準電圧とを比較するための誤差増幅器
と、この誤差増幅器の出力とこの誤差増幅器の出力レン
ジの中間値との差電圧を増幅するための反転増幅器及び
非反転増幅器と、この反転増幅器と非反転増幅器の出力
に応じて前記正負の高圧電源の出力を制御するための制
御回路と、前記誤差増幅器の出力と前記中間値とを比較
して前記正負の高圧電源を選択的に作動させるための比
較器とより成ることを特徴とする高圧電源装置。 - 【請求項3】 前記正負の高圧電源はそれぞれ高圧トラ
ンスと、その1次側駆動回路と、2次側高圧巻線の整流
回路と、この整流回路の出力に接続される負荷インピー
ダンスより十分小さい値を持つブリーダ抵抗とより成る
ことを特徴とする請求項1または2記載の高圧電源装
置。 - 【請求項4】 前記誤差増幅器の出力は、前記反転増幅
器及び非反転増幅器によって中間値との差電圧を所定比
に増幅されてから、前記正負の高圧電源の出力可変入力
端子へ接続されると共に、2個の比較器により中間値と
の比較を行い、この比較器の出力により前記正負の高圧
電源の選択を行うことを特徴とする請求項1または2記
載の高圧電源装置。 - 【請求項5】 前記正負の高圧電源の1次側駆動回路
を、前記誤差増幅器の出力に応じて直列制御するよう構
成し、この誤差増幅器の出力最低値を規制し、前記高圧
電源が常に所定の一定量動作し、その出力レベルを、こ
の高圧電源のダイナミックレンジより十分低く設定した
ことを特徴とする請求項1または2記載の高圧電源装
置。 - 【請求項6】 前記高圧電源の1次側駆動回路を、前記
誤差増幅器の出力に応じてPWM制御するよう構成し、
このPWM発振器の最低デューティを規制して前記高圧
電源が常に所定の一定量動作すると共に、その出力レベ
ルをこの高圧電源のダイナミックレンジより十分低く設
定したことを特徴とする請求項1または2記載の高圧電
源装置。 - 【請求項7】 前記正負の高圧電源の1次側駆動回路
を、前記誤差増幅器の出力に応じて直列制御するよう構
成し、この駆動回路とはそれぞれ異なる副駆動回路を備
えてそれぞれこの副駆動回路を常に所定量動作させ、前
記高圧電源が常に所定の一定量動作すると共に、その出
力レベルをこの高圧電源のダイナミックレンジより十分
低く設定したことを特徴とする請求項1または2記載の
高圧電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5099257A JPH06318117A (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | 高圧電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5099257A JPH06318117A (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | 高圧電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06318117A true JPH06318117A (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=14242668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5099257A Withdrawn JPH06318117A (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | 高圧電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06318117A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006330458A (ja) * | 2005-05-27 | 2006-12-07 | Canon Inc | 画像形成装置 |
US8576590B2 (en) | 2009-12-21 | 2013-11-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Power supply and image forming apparatus |
-
1993
- 1993-04-26 JP JP5099257A patent/JPH06318117A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006330458A (ja) * | 2005-05-27 | 2006-12-07 | Canon Inc | 画像形成装置 |
US8576590B2 (en) | 2009-12-21 | 2013-11-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Power supply and image forming apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |