JPH0915984A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 少なくとも駆動ロールおよび剥離部ロールを
有する複数のロール間に張架されて回動し、像担持体上
に形成されるトナー像を転写する転写材を静電吸着させ
て転写位置に搬送する転写材搬送用誘電体ベルトと、そ
の誘電体ベルトの駆動ロールと剥離部ロールとの間のベ
ルト張架領域内に配設される１個又は複数個の像担持体
とを備えた画像形成装置において、転写材搬送用のベル
ト搬送装置における静電的作用により発生する装置の誤
動作ひいては画像不良を防止できるようにする。 【構成】 転写材搬送用誘電体ベルト（１０）の進行方
向と直交する幅方向の画像形成領域（Ｓ）外となる部分
（Ｅ）と接触する部材（例えば符号１１，１２，３１，
２１ａ，２１ｂ，２１ｃの部品）を接地した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法等を用いる
複写機、ファクリミリ、プリンタ等の画像形成装置のう
ち、トナー像を転写する転写材を絶縁性の無端ベルトに
より搬送するベルト搬送手段を採用した画像形成装置に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】この種の画像形成装置としては、ベルト
搬送手段を、転写材搬送用の絶縁性ベルトを少なくとも
駆動ロールおよび張力付与ロールを有する複数のロール
間に張架して駆動させるように構成してなり、その絶縁
性ベルト上に転写材を帯電器等を用いて静電吸着させて
搬送し、その転写材に対して電子写真法等により像担持
体上に形成されるトナー像を転写することにより画像形
成を行うものがある。

【０００３】ところが、このような転写材搬送用のベル
ト搬送手段を採用した画像形成装置においては、ベルト
を張架するロールの配置に伴う各ロールどうしの平行度
や、ロール円柱精度、ベルト両側端の周長差等に起因し
て、ベルトが搬送方向と直角な方向へ移動する現象すな
わち蛇行現象が発生し、この蛇行現象の発生によりベル
ト上の転写材に転写されるトナー像が偏るため、良好な
画像を得ることができないという問題があった。

【０００４】そのため、従来においては、張力付与ロー
ルの側部とそのロールを支持する支持部材との間に、ロ
ール軸方向に移動自在に軸支され且つ支持部材との間に
スプリングを介在させたベルト端部ガイド部材を設け、
このガイド部材にベルト端部を弾性支持させるように構
成した装置が提案されている。この装置によれば、ベル
トは弾性支持されたガイド部材に接触しながら駆動し、
その際ガイド部材がベルト端部の凹凸にそって移動する
ことによりベルトの蛇行が制御されるようになってい
る。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ごときベルト端部ガイド部材を設けた張力付与ロールを
有する画像形成装置においては、特に長期にわたって画
像形成を行った場合、前記したベルト蛇行現象により発
生する画像不良のほかに、ベルトの除電を行っているに
もかかわらずベルト搬送装置における静電的作用に起因
するトラブル（誤動作など）が発生し、ひいては画像不
良を誘発するという問題がある。この静電的作用に起因
するトラブルについては、本発明者等の研究によれば、
絶縁性ベルトの除電が十分になされていないことや、ベ
ルト除電器により除電されない絶縁性ベルトの両端部領
域に残留したり蓄積する電荷による電気的ノイズ等が発
生し、これにより装置の誤動作等のトラブルが時々発生
していることが確認されている。また、ベルトの周回数
が増加するにつれて電荷の蓄積も増えてしまい、これに
より除電すべきレベルも経時的に上昇してしまうことが
確認されている。

【０００６】なお、転写材搬送用の絶縁性ベルトを除電
するベルト除電器の除電性能を上げる対策が考えられる
が、この場合は、除電性能を上げるにつれてリークが発
生しやすくなるという新たな問題が発生してしまい、上
記した問題を解決するには至らなかった。

【０００７】従って、本発明の目的は、転写材搬送用の
ベルト搬送装置における静電的作用により発生する装置
の誤動作、ひいては画像不良を防止することができる画
像形成装置を提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】請求項１に係る発明は、
少なくとも駆動ロールおよび剥離部ロールを有する複数
のロール間に張架されて回動し、像担持体上に形成され
るトナー像を転写する転写材を静電吸着させて転写位置
に搬送する転写材搬送用誘電体ベルトと、その誘電体ベ
ルトの駆動ロールと剥離部ロールとの間のベルト張架領
域内に配設される１個又は複数個の像担持体とを備えた
画像形成装置において、上記転写材搬送用誘電体ベルト
の進行方向と直交する幅方向の画像形成領域外となる部
分と接触する部材を接地したことを特徴とするものであ
る。

【０００９】また、請求項２に係る発明は、少なくとも
駆動ロールおよび剥離部ロールを有する複数のロール間
に張架されて回動し、像担持体上に形成されるトナー像
を転写する転写材を静電吸着させて転写位置に搬送する
転写材搬送用誘電体ベルトと、その誘電体ベルトの駆動
ロールと剥離部ロールとの間のベルト張架領域内に配設
される１個又は複数個の像担持体と、上記誘電体ベルト
を除電するベルト除電手段とを備えた画像形成装置にお
いて、上記剥離部ロールに最も近い位置に配設された像
担持体の転写位置からベルト除電手段までの間で、上記
転写材搬送用誘電体ベルトの進行方向と直交する幅方向
の画像形成領域外となる部分と接触する部材を接地した
ことを特徴とするものである。

【００１０】上記各発明において、接地される部材は、
接地により支障をきたすものでなければ特に限定される
ものではないが、例えば、転写材搬送用誘電体ベルトの
側端部を弾性支持する導電性ガイド部材、ベルトを張架
するロール部材、ベルトクリーニング部材である。

【００１１】また、上記像担持体は、電子写真方式や静
電記録方式による潜像およびトナー像形成が可能な感光
体又は誘電体からなるものであり、その形態については
ドラム状、ベルト状のいずれであってもよい。そして、
この像担持体は、転写材搬送用誘電体ベルトの駆動ロー
ルと剥離部ロールとの間のベルト張架領域内に配設され
る。

【００１２】

【作用】転写材搬送用誘電体ベルトは、転写材の静電吸
着による搬送や静電転写を行ったり、ベルト関連の各種
部品と接触する等の関係から帯電状態におかれる機会が
多く、また、ベルト除電手段によりベルトの画像形成領
域は除電されるもののそれ以外のベルト領域（両端部
分）は除電されず、ロールや他の接触部品とのこすれ等
により電荷が溜まりやすい環境下にある。そこで、この
ような誘電体ベルトと接触する部材について接地を行
い、電荷の蓄積等を防止している。

【００１３】この接地は、ベルト除電手段による本除電
に先だって（但し、剥離部ロールの最近傍にある像担持
体の転写位置の下流側で）行われたり、或いは、それに
加えて本除電後（但し、転写材吸着位置の手前側）にお
いても行われる。このうち本除電工程に先だって行われ
るベルト除電は、誘電体ベルトが転写材の剥離部で発生
する剥離放電によっても予想以上に帯電されるため、こ
のような経緯で蓄積される電荷をも有効に低減或いは除
去することができる。

【００１４】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づきながら
詳細に説明する。

【００１５】図１〜３は本発明の一実施例を示すもので
あり、図１は本発明を適用したカラー画像形成装置の主
要部を示す概略構成図、図２はその導電性ガイド部材を
有する張力付与絶縁性ロールの全体構成を示す図、図３
は図２のロール端部の構成を拡大して示す図である。

【００１６】図１において、符号１０は転写材搬送用誘
電体ベルトである。この誘電体ベルト１０は、ポリエチ
レテレフタレートフィルム、ポリフッ化ビニリデンフィ
ルム等の誘電体フィルムからなる厚さ５０〜１５０μｍ
程度の無端ベルトであり、駆動ロール１１、剥離部ロー
ル１２、張力付与ロール１３及びアイドラロール１４の
複数のロールに張架され、図中の矢印方向に回動するよ
うになっている。また、この転写材搬送用ベルト１０の
周囲には、給紙される転写材Ｐをベルト上に吸着させる
ための吸着用帯電器１５および吸着ロール１６、転写材
Ｐをベルト１０上から剥離するための剥離用帯電器１７
および剥離爪１８、転写材Ｐ上の未定着トナー像を定着
させるための定着器１８、ベルト１０を除電するための
ベルト除電器２０、ベルト１０上の残留付着物を除去す
るためのクリーニング装置２１等が配設されている。

【００１７】誘電体ベルト１０を支持する複数のロール
のうち張力付与ロール１３は、駆動ロール１１から最も
離れた位置であって、しかも、剥離部ロール１２とベル
ト除電器２０との間のベルト張架領域内となる位置に配
設されている。この張力付与ロール１３の詳細について
は後述する。

【００１８】転写材搬送用誘電体ベルト１０の駆動ロー
ル１１と剥離部ロール１２の間のベルト張架領域内とな
る上面には、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの
各トナー像をぞれぞれ形成する４組の画像形成ユニット
Ｋ，Ｙ，Ｍ，Ｃがこの順に近接配設されている。各画像
形成ユニットＫ，Ｙ，Ｍ，Ｃは、そのいずれも、矢印方
向に回転する像担持体としての感光体ドラム１を備え、
その感光体ドラム１の周囲に帯電器２、レーザ走査型の
像露光装置３、現像装置４、転写前帯電器５、転写器
６、クリーニング装置７等がそれぞれ配設されて構成さ
れている。図中、符号８は必要時に導電性ベルト１０を
押圧して感光体ドラム１に接触させる転写バッフル、９
は感光体ドラム１のクリーニング前除電器である。

【００１９】このカラー画像形成装置においては、以下
のようにしてカラー画像の形成が行われる。すなわち、
各画像形成ユニットＫ，Ｙ，Ｍ，Ｃにおいて、各感光体
ドラム１は帯電器２により一様に帯電された後、像露光
装置３により原稿の像露光が行われ、感光体ドラム上に
各静電潜像が形成される。それらの各静電潜像は各色
（ｋ，ｙ，ｍ，ｃ）のトナーを各々収容した現像装置４
により現像され、各感光体ドラム１上に各色のトナー像
が形成される。一方、給紙トレイ内に収容されている転
写材は、図示しない給紙手段により転写材搬送用誘電体
ベルト１０の近傍に搬送された後、吸着用帯電器１５お
よび吸着用ロール１６によりベルト１０上に静電気的に
吸着されて感光体ドラム１と接触する転写位置まで搬送
される。そして、前記の各感光体ドラム１上に形成され
た各トナー像は、必要に応じて転写前帯電器５により転
写に最適な帯電状態に調整された後、転写器６の作用を
受けつつ転写材搬送用ベルト１０上の転写材Ｐに順次重
ね合わせるように転写される。転写終了後の転写材Ｐ
は、剥離用帯電器１７および剥離爪１８による剥離作用
によりベルト１０上から剥離されて定着器１９に送ら
れ、定着処理された後に機外へ排紙される。これにより
カラー画像が形成された転写材が得られる。

【００２０】そして、転写工程終了後の各感光体ドラム
１は、クリーニング装置７によりクリーニングされて除
電された後、以上のごとき画像形成プロセスを継続して
繰り返すか或いは次の画像形成プロセスのために待機す
る。一方、転写材Ｐが剥離された後の転写材搬送用ベル
ト１０は、除電器２０により除電された後にクリーニン
グ装置２１によりクリーニングされる。

【００２１】図２および図３は、前記した張力付与ロー
ル１３を示す図である。この張力付与ロール１３は、図
１〜３に示すように絶縁性ロール部３０とそのロール両
側部に軸支された導電性ガイド部材３１とで構成されて
いる。そして、この張力付与ロール１３は、張力付与機
構３３を介して装置（ベルト）フレームに固定されてお
り、これにより転写材搬送用誘電体ベルト１０に対して
適度な張り具合で回転駆動するような張力を付与するよ
うになっている。

【００２２】絶縁性ロール部３０は、図２や図３に示す
ように、表面に輪切り状のスリット３０ａを軸方向に多
数設けてロール状に成形したゴム材料（抵抗値が１０¹²
Ω以上のものが望ましい）をシャフト３４に取り付けた
ものである。スリット３０ａは、ベルトの蛇行現象をよ
り効果的に抑制する観点から、ロールの左右両端から中
央に向けて螺旋状に周回しロール中央部で左右両スリッ
トが最終的に合致するような螺旋状のスリットパターン
で形成されている。シャフト３４は軸受３５を介して張
力付与機構３３の張力付与アーム３３ａに回転可能に支
持されており、これにより絶縁性ロール部３０もシャフ
ト３４と一体的に回転するようになっている。この実施
例では、剥離部ロール１２およびアイドラロール１４の
ロール部についても上記絶縁性ロール部３０とほぼ同様
に構成している（但し、この両ロール１２、１４のスリ
ットの螺旋パターンの周回向きは、ベルトの蛇行現象を
より効果的に抑制する観点から、絶縁性ロール部３０と
逆向きにしている）。

【００２３】一方、導電性ガイド部材３１は、樹脂成形
物からなるほぼ円筒状のガイド本体３１ａとそのガイド
本体に装着された断面Ｌ字状の金属製ガイド部３１ｂと
からなり、ガイド本体３０ａがシャフトの摺接部３４ａ
において軸方向に移動自在に軸支されているとともに、
ガイド本体３０ａと軸受３５と間に介在させたスプリン
グ３６によりガイド本体３０ａが通常は絶縁性ロール部
３０の側端部に当接するように矢印Ｐ方向に付勢されて
いる。なお、この導電性ガイド部材３１そのものは回転
せず、軸方向に移動可能になっているのみである。

【００２４】この張力付与ロール１３においては、誘電
体ベルト１０の側端部と接触する、導電性ガイド部材３
１の金属製ガイド部３１ｂが接地されている。また、こ
の実施例においては、図４に示すように、ベルト除電器
２０の手前側において誘電体ベルトと接触する部品であ
る剥離部ロール１２や、ベルト除電器２０の後方（下
流）側において誘電体ベルトと接触する部品である、ベ
ルトクリーニング装置２１の導電性ブラシロール２１
ａ、クリーニングブレード２１ｂ及びブラシ対向ロール
２１ｃや、駆動ロール１１についても接地している。図
中符号３７はアース線を示す。

【００２５】さて、転写材搬送用誘電体ベルト１０は、
張力付与ロール１３よる適度な張力を受けつつ駆動ロー
ル１１の回転駆動力により各ロールを経由して回動す
る。しかも、この回動時において張力付与ロール１３の
導電性ガイド部材３１により蛇行走行が制御されてい
る。すなわち、ベルト１０は、その側端部が導電性ガイ
ド部材３１の金属製ガイド部３１ｂに触れながら回動し
ているため、ベルト側端部が端縁の凹凸や蛇行等により
導電性ガイド部材３１を（図中矢印Ｆ方向に）押した場
合にはガイド部材３１がスプリング３６により付勢され
つつも軸方向に移動し、これにより蛇行が制御されるよ
うになっている。この蛇行制御効果は、張力付与ロール
１３が駆動ロール１１から最も離れた位置に配設されて
いるため最も効率よく発揮される。

【００２６】また、この転写材搬送用誘電体ベルト１０
は、一般に、転写材の静電吸着（搬送）、各転写位置で
の転写工程、剥離工程をこの順に経た後、ベルト除電器
２０による除電工程を経て次の転写材吸着に備えるとい
うサイクルを繰り返しながら回動している。従来におい
ては、この誘電体ベルト１０の除電はベルト除電器２０
による除電が行われているのみであった。また、ベルト
除電器２０による除電は、図４に示すように、誘電体ベ
ルト１０の全幅領域のうち最大の画像形成（用紙保持搬
送）領域Ｓに相当する領域が行われるのみであり、それ
以外のベルト領域Ｅについては行われない。なお、吸着
用帯電器１５、転写器６および剥離用帯電器１７の幅
（帯電付与幅）が最大の画像形成領域Ｓとほぼ同等であ
ることは言うまでもない。

【００２７】これに対し、この実施例装置では、転写工
程および剥離工程が終了した誘電体ベルト１０は、まず
剥離部ロールと張力付与ロール１３の導電性ガイド部材
３１とにより除電され、しかる後、ベルト除電器２０に
よる除電が行われる。これにより、剥離部において剥離
される転写材とベルトの間で発生する剥離放電による帯
電電荷も効率よく除電される。さらに、ベルト除電器２
０による除電後においても、ベルトクリーニング装置２
１の導電性ブラシロール２１ａ、クリーニングブレード
２１ｂ及びブラシ対向ロール２１ｃによる除電と、駆動
ロール１１による最終的な除電が行われる。

【００２８】これにより、次の転写材を吸着する前の転
写材搬送用誘電体ベルト１０の全領域を効率よくかつむ
らなく除電することができる。なかでも従来なされてい
なかった誘電体ベルト１０の画像領域外の領域（両端
部）Ｅについても確実に除電される。さらに、誘電体ベ
ルト１０の側端部（エッジ部）も張力付与ロール１３の
導電性ガイド部材３１により確実に除電される。従っ
て、本実施例装置により画像形成を行った場合には、不
十分な除電や除電むら等が起因する装置誤動作等のトラ
ブルを確実に防止することができ、その結果、良好な画
像形成を安定して行うことが可能となる。

【００２９】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ベルト除電手段による除電がなされていなかった、転写
材搬送用誘電体ベルトの幅方向の画像形成領域外となる
部分についての除電が行われる。このような除電は、ベ
ルト除電手段による本除電工程に先だって行われたり、
それに加えて本除電工程後においても行われることにな
るため、転写材搬送用ベルト搬送装置における静電的作
用により発生する装置誤動作、ひいては画像不良を確実
に防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の一実施例に係るカラー画像形成装置
の主要部を示す概略構成図である。

【図２】 図１の張力付与絶縁性ロールの全体構成を示
す断面図である。

【図３】 図２のロールの導電性ガイド部材とその周辺
の構成を拡大して示す拡大断面図である。

【図４】 誘電体ベルトとこれに接触する部材との幅関
係や接地処理について示す説明図である。

【符号の説明】

１…像担持体、１０…転写材搬送用誘電体ベルト、１１
…駆動ロール、１２…剥離部ロール、１３…張力付与絶
縁性ロール、２０…ベルト除電器、３１…導電性ガイド
部材、Ｐ…転写材、Ｓ…画像形成領域、Ｅ…画像形成領
域外の領域（ベルト両端部）。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 幸男 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 鮫島 淳一郎 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 鶴岡 亮一 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも駆動ロールおよび剥離部ロー
   ルを有する複数のロール間に張架されて回動し、像担持
   体上に形成されるトナー像を転写する転写材を静電吸着
   させて転写位置に搬送する転写材搬送用誘電体ベルト
   と、その誘電体ベルトの駆動ロールと剥離部ロールとの
   間のベルト張架領域内に配設される１個又は複数個の像
   担持体とを備えた画像形成装置において、 上記転写材搬送用誘電体ベルトの進行方向と直交する幅
   方向の画像形成領域外となる部分と接触する部材を接地
   したことを特徴とする画像形成装置。
2. 【請求項２】 少なくとも駆動ロールおよび剥離部ロー
   ルを有する複数のロール間に張架されて回動し、像担持
   体上に形成されるトナー像を転写する転写材を静電吸着
   させて転写位置に搬送する転写材搬送用誘電体ベルト
   と、その誘電体ベルトの駆動ロールと剥離部ロールとの
   間のベルト張架領域内に配設される１個又は複数個の像
   担持体と、上記誘電体ベルトを除電するベルト除電手段
   とを備えた画像形成装置において、 上記剥離部ロールに最も近い位置に配設された像担持体
   の転写位置からベルト除電手段までの間で、上記転写材
   搬送用誘電体ベルトの進行方向と直交する幅方向の画像
   形成領域外となる部分と接触する部材を接地したことを
   特徴とする画像形成装置。
3. 【請求項３】 接地される部材は、転写材搬送用誘電体
   ベルトの側端部を弾性支持する導電性ガイド部材である
   請求項１又は２記載の画像形成装置。
4. 【請求項４】 接地される部材は、少なくともベルトを
   張架するロール部材及びベルトクリーニング部材である
   請求項１又は２記載の画像形成装置。