JPH09127744A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH09127744A
JPH09127744A JP7303480A JP30348095A JPH09127744A JP H09127744 A JPH09127744 A JP H09127744A JP 7303480 A JP7303480 A JP 7303480A JP 30348095 A JP30348095 A JP 30348095A JP H09127744 A JPH09127744 A JP H09127744A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor belt
belt
image forming
forming apparatus
latent image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7303480A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadayuki Iwai
貞之 岩井
Kozo Sudo
浩三 須藤
Toshio Inada
俊生 稲田
Yuusuke Takeda
有介 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP7303480A priority Critical patent/JPH09127744A/ja
Publication of JPH09127744A publication Critical patent/JPH09127744A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録材と潜像担持体との接触面積を増大させ
て記録材への転写効率を向上させ、しかも該記録材の搬
送性を向上させることにより、該記録材に転写される画
像品質を向上させることができる画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 記録紙4を搬送する搬送ベルト3の感光
体ドラム30への進入方向と感光体ドラム30からの記
録紙4の分離方向とのなす角が、感光体ドラム30から
の搬送ベルト3を分離する際に、記録紙4が感光体ドラ
ム30に巻き付かないような所定の角度となるように、
搬送ベルト3を感光体ドラム30に掛け回す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、
現像像を担持する複数の潜像担持体と、該複数の潜像担
持体のそれぞれに接触するように配置された搬送ベルト
と、該搬送ベルトと前記潜像担持体との間を搬送される
記録材の搬送経路及び前記搬送ベルトを挾み、前記潜像
担持体と対向する側に配設され、該潜像担持体上の現像
像を前記記録材側に電気的に引き寄せて転写する転写手
段と、を備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の複数の潜像担持体を有す
る画像形成装置としては、例えば、記録材を搬送する搬
送ベルトとこの搬送ベルトに接触する複数の潜像担持体
との接触点が、同一平面上に並ぶように潜像担持体を配
設したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この構成に
よれば、上記潜像担持体側に転写時に付与される静電力
によって、上記搬送ベルトが前記潜像担持体との分離位
置付近で該潜像担持体側に巻き付いてしまうことがあ
る。また、湿式画像形成装置においては、前記潜像担持
体表面の濡れ性によっても、このような搬送ベルトの巻
き付きが生じてしまう。そして、このような搬送ベルト
の巻き付きが生じると、前記搬送ベルトが前記潜像担持
体から分離されるときに急激に変化してしまう。ここ
で、通常前記搬送ベルトには、搬送方向に所定のベルト
テンションがかけられているのに対し、記録材には何の
テンションもかけられていない。このため、前記搬送ベ
ルトが前記潜像担持体から分離するときに、急激な変化
が生じると、前記搬送ベルト上の記録材はこの変化に追
従できずに、記録材のみが前記潜像担持体との静電気力
によって前記潜像担持体側に吸着されて該潜像担持体に
巻き付いてしまい、前記記録材の搬送不良を生じてしま
うという問題点があった。また、前記記録材と前記潜像
担持体との接触面積は、従来の配置ではわずかしか得ら
れず、装置の高速化に対応できなかった。また、転写手
段を装置レイアウトに合わせて自由に設定することもで
きなかった。
【0004】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、記録材と潜像担持体
との接触面積を増大させて記録材への転写効率を向上さ
せ、しかも該記録材の搬送性を向上させることにより、
該記録材に転写される画像品質を向上させることができ
る画像形成装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、現像像を担持する複数の潜像担
持体と、該複数の潜像担持体のそれぞれに接触するよう
に配置され、記録材を搬送する搬送ベルトと、該搬送ベ
ルトを挾み、前記潜像担持体と対向する側に配設され、
該潜像担持体上の現像像を前記記録材側に電気的に引き
寄せて転写する転写手段と、を備えた画像形成装置にお
いて、前記搬送ベルトの潜像担持体への進入方向と潜像
担持体からの記録材の分離方向とのなす角が、前記潜像
担持体からの前記搬送ベルトを分離する際に、前記記録
材が前記潜像担持体に巻き付かないような所定の角度と
なるように、前記搬送ベルトを前記潜像担持体に掛け回
したことを特徴とするものである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記潜像担持体から上記搬送ベルトを分離
したときの分離方向が、そのまま次の潜像担持体への前
記搬送ベルトの進入方向となるように、上記搬送ベルト
を前記潜像担持体に掛け回したことを特徴とするもので
ある。
【0007】請求項3の発明は、請求項1の画像形成装
置において、各潜像担持体間の1つ以上の部位に、上記
搬送ベルトの進入方向を規制するためのベルト進入方向
規制手段を設けたことを特徴とするものである。
【0008】請求項4の発明は、請求項3の画像形成装
置において、上記ベルト進入方向規制手段を、上記搬送
ベルト上の電荷を除電する除電手段としての機能を発揮
しうるように構成したことを特徴とするものである。
【0009】請求項5の発明は、請求項4の画像形成装
置において、上記ベルト進行方向可変手段を、少なくと
も上記搬送ベルトに接触する部分が導電性物質からなる
導電性部材を用いて構成したことを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項6の発明は、請求項5の画像形成装
置において、上記導電性部材として、導電性ローラ、導
電性ブラシ、あるいは不織布を用いたことを特徴とする
ものである。
【0011】請求項7の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記搬送ベルトを、1014Ω/sq.以上の
表面抵抗率を有する材料を用いて構成したことを特徴と
するものである。
【0012】請求項8の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記搬送ベルトを、108乃至1013Ω/s
q.の表面抵抗率を有する材料を用いて構成したことを特
徴とするものである。
【0013】請求項9の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記転写手段を、ローラを用いて構成した
ことを特徴とするものである。
【0014】請求項10の発明は、請求項1の画像形成
装置において、上記転写手段を、コロナチャージャを用
いて構成したことを特徴とするものである。
【0015】請求項11の発明は、請求項1の画像形成
装置において、上記転写手段を、ブラシを用いて構成し
たことを特徴とするものである。
【0016】請求項12の発明は、請求項9の画像形成
装置において、上記各転写用のローラを、上記搬送ベル
トと上記各潜像担持体との接触開始位置から上記記録材
の搬送方向下流側に向かって潜像担持体円周上を所定長
さ進んだ位置に、それぞれ設けたことを特徴とするもの
である。
【0017】請求項13の発明は、請求項10の画像形
成装置において、上記コロナチャージャを、上記搬送ベ
ルトと上記各潜像担持体との接触開始位置から上記記録
材の搬送方向下流側に向かって所定距離進んだ位置に、
それぞれ設けたことを特徴とするものである。
【0018】請求項14の発明は、請求項11の画像形
成装置において、上記転写用のブラシを、上記搬送ベル
トと上記各潜像担持体との接触開始位置から上記記録材
の搬送方向下流側に向かって所定距離進んだ位置に、そ
れぞれ設けたことを特徴とするものである。
【0019】そして、請求項1乃至14の発明において
は、搬送ベルトを潜像担持体に巻き付かせて、ある程度
巻き付いたところでその接線方向で前記搬送ベルトが前
記潜像担持体から分離されるように掛け回しているの
で、前記搬送ベルト上を搬送される記録材が該搬送ベル
トとともに曲がる。そして、該搬送ベルトが前記潜像担
持体から分離される位置では、該搬送ベルトの進行方向
に従来装置において生じたような急激な変化が生じない
ので、該搬送ベルトに静電気力で吸着されながら搬送さ
れる前記記録材が、前記潜像担持体との分離位置で、そ
のベルトと記録材との間の静電的吸着力よりベルトと記
録材を引き離そうとする物理的な力が大きくなることが
なくなり、該潜像担持体側への巻き付きが防止される。
また、前記記録材自体のコシによっても前記搬送ベルト
側に密着するような反発力が働くので、前記記録材は前
記搬送ベルト側に密着したまま搬送される。また、前記
搬送ベルトを前記潜像担持体に巻き付かせることによ
り、前記記録材と前記潜像担持体との接触面積を従来装
置に比して増やすことができる。
【0020】特に、請求項2の発明においては、上記搬
送ベルトを上記潜像担持体から分離したときの分離方向
が、そのまま次の潜像担持体への搬送ベルトの巻き付き
の進入方向となるように、前記潜像担持体に掛け回され
た前記搬送ベルトが移動する。これにより、前記搬送ベ
ルトが前記潜像担持体から分離されるときに、上記記録
材が前記潜像担持体へ巻き付くことなく、前記記録材が
前記搬送ベルト側に密着したまま次の潜像担持体と前記
搬送ベルトとの接触領域へ搬送される。
【0021】また特に、請求項3の発明においては、ベ
ルト進入方向規制手段により、上記搬送ベルトを上記潜
像担持体から分離したときの分離方向に対する次段への
搬送ベルトの進入方向を規制する。これにより、前記搬
送ベルトが前記潜像担持体から分離されるときに、上記
記録材が前記潜像担持体へ巻き付くことなく、前記記録
材が前記搬送ベルト側に密着したまま次の潜像担持体と
前記搬送ベルトとの接触領域へ搬送される。
【0022】また特に、請求項4の発明においては、上
記搬送ベルトの進入方向を変化させるためのベルト進入
方向規制手段が、上記潜像担持体間の搬送ベルト上の電
荷を除電する除電手段としての機能を発揮する。
【0023】また特に、請求項5又は6の発明において
は、上記搬送ベルトに接触させた上記ベルト進入方向規
制手段が除電手段としての機能を発揮し、前記搬送ベル
ト上の残留電荷を高効率で除電する。
【0024】また特に、請求項7の発明においては、上
記搬送ベルトを、上記表面抵抗率よりも低い表面抵抗率
を有する材料を用いて構成した場合に比して、前記搬送
ベルトに生じる静電力で上記記録材の該搬送ベルトへの
保持力を向上させ、前記記録材を安定して搬送できるよ
うにする。
【0025】また特に、請求項8の発明においては、上
記範囲以外の表面抵抗率を有する材料を用いて構成した
場合に比して、記録材の搬送性を損なうことなく転写に
必要な電荷量を低く抑えることができる。このため、上
記転写手段に負荷をかけなくても各潜像担持体上に顕像
化された現像像が上記記録材に良好に転写される。
【0026】また特に、請求項12乃至14の発明にお
いては、上記潜像担持体と上記記録材とが完全に接触し
ている位置で、上記転写手段により、前記潜像担持体上
に顕像化された現像像を前記記録材に転写することによ
り、上記潜像担持体と上記記録材との接触領域を十分に
確保できない従来の装置に比して、前記現像像が前記記
録材へ確実に転写される。 (以下、余白)
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真プリンタ(以下、プリンタという)に適用し
た一実施形態について説明する。図2は本発明を適用で
きるプリンタの概略構成図である。このプリンタは、従
動ローラ1と駆動ローラ2とに張架された、矢印A方向
に無端移動する搬送ベルト3と、該搬送ベルトに静電的
に吸着されて搬送される記録材としての記録紙4へ転写
するトナー像を形成するブラックトナー像形成ユニット
B、マゼンダトナー像形成ユニットM、イエロートナー
像形成ユニットY、シアントナー像形成ユニットCが設
けられている。また、これらの各トナー像形成ユニット
のB、M、Y、Cにおける潜像担持体としての感光体ド
ラム30B、30M、30Y、30Cに潜像を形成する
光書込ユニット50が、各感光体ドラム30B、30
M、30Y、30Cに対向した位置に設けられている。
【0028】各トナー像形成ユニットB、M、Y、Cの
構成は共通であるので、説明はブラックトナー形成ユニ
ットBについてのみ行ない、他のトナー像形成ユニット
M、Y、Cについては、図中でブラックトナー像形成ユ
ニットにおけるものと対応する部分に、該ユニットにお
けるものに付した番号の後にB、M、Cを付すに止め説
明は省略する。ブラックトナー像形成ユニットBの感光
体ドラム30Bは、搬送ベルト3の近傍に回動自在に設
けられており、その周辺には、電子写真プロセスにより
感光体ドラム30Bの表面にブラックトナー像を形成す
るための、帯電装置31B、現像装置32B、除電装置
33B、クリーニング装置34Bが配設されている。現
像装置32Bは、石油系溶剤からなるキャリアにトナー
が分散されてなる二成分現像液、または一成分系の現像
液を用いる湿式現像装置であり、感光体ドラム30Bの
表面に形成された潜像を現像してブラックトナー像とす
るものである。また、現像装置32Bは、感光体ドラム
30Bに現像液を供給する現像ローラ40Bと、該現像
ローラにより供給された現像液の過剰分を感光体ドラム
30Bの表面から除去するスクイズローラ41Bとを備
えている。
【0029】搬送ベルト3に対して、感光体ドラム30
Bと反対側には、感光体ドラム30Bに形成されたトナ
ー像を記録紙4に転写するために、感光体ドラム30B
と記録紙4との間に電界を発生させる転写装置としての
転写ローラ35Bが設けられている。この転写ローラ3
5Bは、搬送ベルト3に対して電荷を付与して、感光体
ドラム30Bと記録紙4との間に電界を発生させる。こ
の転写ローラ35Bが発生させる電界の向きは、感光体
ドラム30B表面のトナー像を形成する各トナー粒子
を、感光体ドラム30Bから記録紙4へ移動させる向き
である。
【0030】ブラックトナー像形成ユニットBの下方に
は、搬送ベルト3に記録紙4を供給する給紙ユニット5
が設けられている。一方、シアントナー像形成ユニット
Cに対して搬送ベルト3の回転方向下流には、トナー像
が転写された記録紙4を搬送ベルト3から分離するため
の分離装置6が設けられている。この分離装置6は、分
離位置7において搬送ベルト3と記録紙4との静電吸着
力を弱めることで、記録紙4をその剛性により搬送ベル
ト3から分離させる分離チャージャからなる。また、分
離装置6の記録紙4の搬送方向下流には、記録紙4をト
レー8へ搬送するための搬送ローラ9が設けられてい
る。
【0031】次に、このプリンタの動作について説明す
る。画像形成をなすにあたり、給紙ユニット5が記録紙
4を搬送ベルト3へ供給し、また、転写ローラ35Bが
電荷付与位置10において搬送ベルト3に電荷を付与す
る。そして、この電荷が付与された状態の搬送ベルト3
が、給紙ユニット5により供給された記録紙4を静電的
に吸着する。ここで、図示しない駆動機構により駆動さ
れる駆動ローラ2が、搬送ベルト3に回転駆動力を伝達
して該ベルトを矢印A方向に回転させる。また、図示し
ない駆動系が、各感光体ドラム30B、30M、30
B、30Cを、その周速が搬送ベルト3の移動速度と同
じとなるように回転させる。
【0032】この搬送ベルト3と等速で回転する感光体
ドラム30Bの表面に、各装置がブラックトナー像を形
成する。すなわち、帯電装置31Bが感光体ドラム30
Bの表面を均一に帯電し、光書込ユニット50が均一に
帯電された該表面に静電潜像を形成し、現像装置32B
が該静電潜像に対してブラック現像液を供給してブラッ
クトナー像を形成する。そして、転写ローラ35Bが、
搬送ベルト3と感光体ドラム30Bとのなすニップ部に
搬送されてきた記録紙4へ、該ブラックトナー像を転写
する。すなわち、転写ローラ35Bが搬送ベルト3に電
荷を付与して、ニップ部近傍に電界を発生させ、感光体
ドラム30B表面に形成されたトナー像を構成する帯電
したブラックトナー粒子を、記録紙4へ移動させること
で、ブラックトナー像を記録紙4へ転写させる。また、
除電装置33Bが、トナー像が転写された状態にある感
光体ドラム30B表面の残留電荷を除去し、さらに、ク
リーニング装置34Bが感光体ドラム30B表面に残留
したブラックトナーを除去する。
【0033】以上の動作により、表面にブラックトナー
像が形成された状態となった記録紙4を、搬送ベルト3
が、搬送ベルト3と感光体ドラム30Mとが形成するニ
ップ部、搬送ベルト3と感光体ドラム30Yとが形成す
るニップ部、搬送ベルト3と感光体ドラム30Cとが形
成するニップ部へ順次搬送する。そして、上記各ニップ
部において、転写ローラ35Mがマゼンダトナー像を、
転写ローラ35Yがイエロートナー像を、転写ローラ3
5Cがシアントナー像をそれぞれ記録紙4に転写して、
記録紙4表面にトナー像を重ねあわせる。なお、各トナ
ー像形成ユニットM、Y、Cの各感ドラム30M、30
Y、30Cに各トナー像を形成する動作、及び、各転写
ローラ35M、35Y、35Cが各トナー像を記録紙4
に転写する動作については、ブラックトナー像形成ユニ
ットB、及び転写ローラ35Bと同じであるので説明は
省略する。
【0034】以上の動作により、4色のトナーが重ね合
わされた状態となった記録紙4を搬送ベルト3が分離位
置7へ搬送する。そして分離該位置7において分離装置
6が搬送ベルト3の表面から記録紙4を分離する。すな
わち、分離装置6が、搬送ベルト3の表面に付着してい
る電荷の一部を除去し、搬送ベルト3と記録紙4の静電
的な吸着力を弱める。すると、記録紙4は搬送ベルト3
に対する静電的な吸着力が弱まったこととその剛性(コ
シ)とにより搬送ベルト3から分離され、搬送ローラ9
によりトレー8へ搬送される。また、搬送ベルト3の記
録紙4が分離された表面部分は、無端移動してベルトク
リーニング装置11近傍へ到達する。そして、このベル
トクリーニング装置11が、搬送ベルト3に付着したト
ナー等の異物を除去する。この搬送ベルト3のベルトク
リーニング装置11により異物が除去された表面部分
は、無端移動を続けて電荷付与位置10へ到達する。そ
して、以後、以上説明した動作が繰り返される。
【0035】ここで、上記構成では、上記搬送ベルト3
が感光体ドラム30から分離するとき、図8(a)で示
すようにベルトが分離することが望ましいが、感光体ド
ラム30表面の濡れ性及び転写時に付与される静電気力
が強いと、搬送ベルト3を感光体ドラム30から分離す
る分離位置付近で、図8(b)に示すように、搬送ベル
ト3が静電気力で感光体ドラム30側に巻き付いてしま
う恐れがある。そして、このような搬送ベルト3の巻き
付きが生じると、搬送ベルト3及び記録紙4を感光体ド
ラム30から分離する位置で、搬送ベルト3が急激に変
化してしまう。これは、通常搬送ベルト3には、上記駆
動ローラ1、従動ローラ2などのベルト張架手段によっ
て移動方向に所定のベルトテンションがかけられている
ので、感光体ドラム30への巻き付きが生じても、ある
程度巻き付いたところで上記ベルトテンションにより感
光体ドラム30から分離されるからである。これに対
し、搬送ベルト3上の記録紙4には何のテンションもか
けられていないので、記録紙4はそれ自体のコシや、感
光体ドラム30との静電気力により、図8(c)に示す
ように、感光体ドラム30側に引き寄せられて、感光体
ドラム30に更に巻き付いてしまい、記録紙4の搬送不
良を生じてしまうことがあった。
【0036】そこで、本実施形態では、このような記録
紙4の感光体ドラム30への巻き付きによる搬送不良を
防止するために、上記図2に示したような搬送ベルト3
及び感光体ドラム30の配置とは異なり、図1(a)に
示すように、記録紙4を搬送する搬送ベルト3を、直径
60mmの感光体ドラム30の周長の2/360以上の長
さで巻き付くように掛け回している。具体的には、これ
は、感光体ドラム30への搬送ベルト3の巻き付き量が
最低でも1mmあり、これが感光体ドラム30の周長の2
/360に相当するためである。また、実際にはわずか
でも搬送ベルト3が感光体ドラム30に巻き付いている
と、上述したように、記録紙4のコシによって剥離性が
向上する。画像の面からみれば、記録紙4と感光体ドラ
ム30との接触開始位置よりも下流側で転写を行った方
がよく、本発明者等の実験によれば、直径60mmの感光
体ドラム30を用いた場合、転写ローラ35を前記接触
開始位置から下流側に1mm以上ずらしたときに良好な転
写画像を得られたためである。そして、転写ローラ35
の配設位置P2を、感光体ドラム30と搬送ベルト3と
が最初に接触する接触位置P1よりも記録紙4の搬送方
向下流側に2mmずらして配設し、更に、感光体ドラム3
0と感光体ドラム30との間には、搬送ベルト3の感光
体ドラム30への進入方向を規制するベルト進入方向規
制手段としてのベルト押圧ローラ60を設けている。
【0037】上記構成によれば、図1(b)に示すよう
に、搬送ベルト3を感光体ドラム30に巻き付かせてい
るので、搬送ベルト3上を搬送される記録紙4も搬送ベ
ルト3の曲率に沿って曲がる。そして、ある程度巻き付
いたP3の位置でその接線方向で搬送ベルト3が感光体
ドラム30から素直に分離されると、従来装置のよう
に、搬送ベルト3が感光体ドラム30から急激な変化を
伴って分離される場合に比して、記録紙4と搬送ベルト
3との静電吸着力、及び記録紙4自体のコシによる図中
白抜きの矢印で示す方向の搬送ベルト3側に密着するよ
うな反発力により、記録紙4と感光体ドラム30との静
電吸着力に打ち勝つので、搬送ベルト3側に密着したま
ま搬送される。更に、感光体ドラム30と感光体ドラム
30との間は、ベルト押圧ローラ60によって搬送ベル
ト3が次の感光体ドラムに進入する進入方向を規制して
いるので、常に記録紙4を搬送ベルト3側に密着したま
ま搬送することができる。
【0038】また、このように搬送ベルトを感光体ドラ
ム30に巻き付かせることにより、記録紙4と感光体ド
ラム30との接触面積を従来装置に比して増やすことが
できる。よって、例えば、転写ローラ35を装置のレイ
アウトに応じてある程度自由に配設することができる。
また、転写に最適な位置に転写ローラ35を配置するこ
とによって転写画像の向上が望める。更に、搬送ベルト
3の線速を上げて、画像形成処理の高速化を図る場合に
は、接触面積が増えた部分に転写ローラ35を増設する
ことができるので、高速化に伴う転写効率の低下を防止
し、転写画像を劣化させないようにすることができる。
【0039】なお、他の構成例として、図3(b)に示
したように、単純に1つの感光体ドラム30から分離し
た搬送ベルト3を、更に次の感光体ドラム30に巻き付
けるように掛け回してもよい。また、図3(b)は、図
3(a),(c)の構成を組み合わせた例である。これ
らの配置は、装置の内部構造に応じてレイアウトしやす
いような構成を採用することができ、特に、図3(b)
や図3(c)のような構成を採用すれば、省スペース化
できるので、装置全体を小型化することができる。
【0040】ここで、上記ベルト押圧ローラ60は導電
性の材料で構成され、電気的に接地されており、転写後
の搬送ベルト3上の残留電荷を除電する除電手段として
の機能も発揮するように構成されている。この導電性部
材としては、図示の例のように、金属などを材料とする
導電性ローラを用いることができる。そして、上記ベル
ト押圧ローラ60を上記搬送ベルト3に押し当てて除電
するようにしている。なお、ベルト押圧ローラ60に
は、除電する電荷と逆極性のバイアスを印加してもよ
い。
【0041】また、上記ベルト押圧手段は、図4(a)
のようなローラ60に限らず、例えば、図4(b)に示
すような、フィルム、ゴム、スポンジなどからなるブレ
ード部材61、図4(c)に示すような、例えばカーボ
ンを含んだ樹脂や金属の細線を束ねて構成したブラシ6
2、あるいは図4(d)に示すような不織布63を支持
体に巻き付けたものなどを用いることにより、高効率で
搬送ベルト3上の残留電荷を除電することができる。ま
た、搬送ベルト3を挾んでベルト押圧ローラ60と対向
する側のベルト面にも、例えば、除電ブラシなどの除電
手段を設ければ、搬送ベルト3上の残留電荷の除電効率
が更に向上する。
【0042】またここで、上記搬送ベルト3の材質とし
ては、108乃至1013Ω/sq.の表面抵抗率を有する材
料、例えば、PVDF,ETFEなどフッ素系樹脂にカ
ーボンなどの導電性材料を添加したものを用いた場合、
低い転写電圧でも高い転写効率を得ることができる。ま
た、1014Ω/sq.以上の表面抵抗率を有する材料、例
えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)などを用
いた場合、搬送ベルト3に生じる静電気力により記録紙
4が搬送ベルト3に吸着されるので、記録紙4の搬送性
を向上させることができる。よって、目的に応じてこれ
らのどちらかの材質を有する搬送ベルト3を選択的に採
用すればよい。
【0043】また、感光体ドラム30上に顕像化された
現像像を記録紙4に転写するための転写手段としては、
図5(a)に示したような導電性の転写ローラ35の他
に、図5(b),(c)に示したようなコロナ帯電チャ
ージャ36,転写ブラシ37などを用いることもでき
る。特に、転写ローラ35を用いることにより、転写ロ
ーラ35に高電圧を印加することができる。また、コロ
ナチャージャ36を用いることにより、安定で均質な転
写画像を得ることができる。また、転写ブラシ37を用
いることにより、製造コストを低く抑えることができ
る。
【0044】また、上記図2に示した構成では、記録紙
4と感光体ドラム30との接触面積は、搬送ベルト3と
感光体ドラム30との接触点が、同一平面上に並ぶよう
に配設されていたため、転写ローラ35の配設位置が制
限され、レイアウト上の自由度がなかった。これに対
し、本実施形態では、感光体ドラム30に巻き付く搬送
ベルト3の巻き付き領域が従来よりも拡大するので、転
写ローラ35を配設する位置を比較的自由に設定するこ
とができるという利点がある。
【0045】ここで、転写ローラ35と搬送ベルト3と
の間では、図6に示す上流側の空隙Sにおいて、放電が
起こっている。このため、記録紙4と感光体ドラム30
とが最初に接触する位置では、まだ記録紙4が感光体ド
ラム30に十分密着していない状態で記録紙4に電荷が
付与され、転写が行われるため、転写画像の品質が劣化
してしまうことがある。
【0046】図7は、転写ローラ35の配設位置を、従
来の転写ローラの配設位置から記録紙4の搬送方向下流
側に所定距離ずらしたときの、印加電圧許容範囲と画像
評価結果との関係を示すグラフである。画像評価結果
は、目視による5段階評価がなされ、数値が大きいほど
良好な画像が得られたことを示している。このグラフに
よれば、転写ローラ35の搬送方向下流側へのずれを大
きくするほど、画像評価結果は高い数値を示し、また、
良好な画像を得るための印加電圧を広範囲にわたって選
択することができる。すなわち、記録紙4と感光体ドラ
ム30とが最初に接触する位置で転写を行うよりも、接
触後、ある程度記録紙4が感光体ドラム30と搬送ベル
ト3とのニップ部に進入してから転写を行った方が、記
録紙4を感光体ドラム30に密着させた状態で電荷を付
与することができ、確実に転写を行える。よって、上述
したように、記録紙4と感光体ドラム30とが最初に接
触する位置よりも、感光体ドラム30の全周長の2/3
60以上進入した位置に転写ローラ35を配置すると、
良好な転写を行うことができ、転写画像の品質を向上さ
せることができる。
【0047】なお、本実施形態のように直径60mmの感
光体ドラムを用いた場合において、転写ローラ35を搬
送ベルト3の搬送方向下流側に2mm程度ずらして配設し
たところ、この放電を現像像の転写に有効に利用して画
質を向上させることが確認された。
【0048】なお、転写手段としては、上記転写ローラ
35に代え、コロナ帯電チャージャや、転写ブラシなど
を用いることができる。そして、この場合も、記録紙4
と感光体ドラム30とが最初に接触する位置よりも、記
録紙4の搬送方向下流側に転写手段を設けて、この位置
で転写を行った方が良好な転写画像を得ることができ
る。
【0049】
【発明の効果】請求項1乃至14の発明によれば、搬送
ベルトが潜像担持体から分離されるときに、記録材が前
記潜像担持体へ巻き付くことなく、前記搬送ベルト側に
密着したまま搬送される。また、前記搬送ベルトを前記
潜像担持体に巻き付かせることにより、前記記録材と前
記潜像担持体との接触面積を従来装置に比して増やすこ
とができる。よって、記録材と潜像担持体との接触面積
の増大により、記録材への転写効率が向上するととも
に、該記録材の搬送性も向上させることができるので、
該記録材に転写される画像品質を向上させることができ
るという優れた効果がある。また、転写手段をある程度
自由にレイアウトすることができるようになるので、転
写に最適な位置に前記転写手段を配置することによって
転写画像の品質を向上させることができる。
【0050】なお、例えば、前記搬送ベルトの線速を上
げて、画像形成処理の高速化を図る場合には、接触面積
が増えた部分に転写手段を増設することができるので、
高速化に伴う転写効率の低下を防止し、転写画像を劣化
させないようにすることができる。
【0051】特に、請求項2又は3の発明によれば、上
記搬送ベルトが上記潜像担持体から分離されるときに、
上記記録材が前記潜像担持体へ巻き付くことなく、前記
記録材が前記搬送ベルト側に密着したまま次の潜像担持
体と前記搬送ベルトとの接触領域へ搬送されるので、前
記記録材の搬送不良を防止することができる。特に、請
求項2の発明によれば、ベルト進入方向規制手段を用い
ることなく前記潜像担持体への記録材の巻き付きを防止
できるので、装置をコンパクトな設計にすることができ
る。
【0052】また特に、請求項4の発明によれば、上記
搬送ベルトの進入方向を変化させるためのベルト進入方
向規制手段が、上記潜像担持体間の搬送ベルト上の電荷
を除電する除電手段としての機能を発揮しうるので、前
記ベルト進入方向規制手段と除電手段とを別体で設ける
場合に比して、装置本体を省スペース化することができ
る。
【0053】また特に、請求項5又は6の発明によれ
ば、上記ベルト進入方向規制手段を、上記搬送ベルトに
接触させる周知の単純な除電手段の構成を採用すること
により、搬送ベルト上の残留電荷を高効率で除電するこ
とができる。よって、特別な除電手段を用いる必要がな
いので、コスト低減を図ることができる。
【0054】また特に、請求項7の発明によれば、上記
搬送ベルトを、上記表面抵抗率よりも低い表面抵抗率を
有する材料を用いて構成した場合に比して、前記搬送ベ
ルトに生じる静電力で上記記録材の該搬送ベルトへの保
持力を向上させることができるので、前記記録材を安定
して搬送することができる。
【0055】また特に、請求項8の発明によれば、上記
範囲以外の表面抵抗率を有する材料を用いて構成した場
合に比して、記録材の搬送性を損なうことなく、転写に
必要な電荷量を低く抑えることができるので、上記転写
手段にできるだけ負荷をかけないようにして、各潜像担
持体上に顕像化された現像像を上記記録材に良好に転写
することができる。
【0056】また特に、請求項9の発明によれば、上記
転写手段として転写ローラを用いることにより、該転写
ローラに高電圧を印加することができる。また、コロナ
チャージャを用いることにより、安定で均質な転写画像
を得ることができる。また、転写ブラシを用いることに
より、転写手段の製造コストを低く抑えることができ
る。
【0057】また特に、請求項12乃至14の発明によ
れば、上記潜像担持体と上記記録材とが完全に接触して
いる位置で、前記潜像担持体上に顕像化された現像像を
前記記録材に転写するので、上記潜像担持体と上記記録
材との接触領域を十分に確保できない従来の装置に比し
て、前記現像像を前記記録材へ確実に転写することがで
きる。よって、潜像担持体と記録材との接触領域を大き
くできない従来の装置に比して、転写画像の品質を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は、実施形態に係る感光体ド
ラムへの搬送ベルトの巻き付き状態を示す説明図。
【図2】本発明を適用できる電子写真プリンタの概略構
成を示す正面図。
【図3】(a)乃至(c)は、感光体ドラムの配設例を
示す説明図。
【図4】(a)乃至(d)は、ベルト進入方向規制手段
の具体例を示す説明図。
【図5】(a)乃至(c)は、転写手段の具体例を示す
説明図。
【図6】転写ローラの配設位置を示す説明図。
【図7】従来の転写ローラの配設位置から記録材搬送方
向下流側に所定距離ずらしたときの、印加電圧許容範囲
と画像評価結果との関係を示すグラフ。
【図8】(a)乃至(c)は、従来装置における不具合
を示す説明図。
【符号の説明】
1 従動ローラ 2 駆動ローラ 3 搬送ベルト 4 記録紙 5 給紙ユニット 6 分離装置 7 分離位置 8 トレー 9 搬送ローラ 11 ベルトクリーニング装置 30 感光体ドラム 31 帯電装置 32 現像装置 33 除電装置 34 クリーニング装置 35 転写ローラ 40 現像ローラ 41 スクイズローラ 50 光書込ユニット 60 ベルト押圧ローラ B ブラックトナー像形成ユニット M マゼンダトナー像形成ユニット Y イエロートナー像形成ユニット C シアントナー像形成ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 有介 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像像を担持する複数の潜像担持体と、 該複数の潜像担持体のそれぞれに接触するように配置さ
    れ、記録材を搬送する搬送ベルトと、 該搬送ベルトを挾み、前記潜像担持体と対向する側に配
    設され、該潜像担持体上の現像像を前記記録材側に電気
    的に引き寄せて転写する転写手段と、を備えた画像形成
    装置において、 前記搬送ベルトの潜像担持体への進入方向と潜像担持体
    からの記録材の分離方向とのなす角が、前記潜像担持体
    からの前記搬送ベルトを分離する際に、前記記録材が前
    記潜像担持体に巻き付かないような所定の角度となるよ
    うに、前記搬送ベルトを前記潜像担持体に掛け回したこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、 上記潜像担持体から上記搬送ベルトを分離したときの分
    離方向が、そのまま次の潜像担持体への前記搬送ベルト
    の進入方向となるように、上記搬送ベルトを前記潜像担
    持体に掛け回したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1の画像形成装置において、 各潜像担持体間の1つ以上の部位に、上記搬送ベルトの
    進入方向を規制するためのベルト進入方向規制手段を設
    けたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項3の画像形成装置において、 上記ベルト進入方向規制手段を、上記搬送ベルト上の電
    荷を除電する除電手段としての機能を発揮しうるように
    構成したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項4の画像形成装置において、 上記ベルト進行方向可変手段を、少なくとも上記搬送ベ
    ルトに接触する部分が導電性物質からなる導電性部材を
    用いて構成したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項5の画像形成装置において、 上記導電性部材として、導電性ローラ、導電性ブラシ、
    あるいは不織布を用いたことを特徴とする画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1の画像形成装置において、 上記搬送ベルトを、1014Ω/sq.以上の表面抵抗率を
    有する材料を用いて構成したことを特徴とする画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】請求項1の画像形成装置において、 上記搬送ベルトを、108乃至1013Ω/sq.の表面抵抗
    率を有する材料を用いて構成したことを特徴とする画像
    形成装置。
  9. 【請求項9】請求項1の画像形成装置において、 上記転写手段を、ローラを用いて構成したことを特徴と
    する画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項1の画像形成装置において、 上記転写手段を、コロナチャージャを用いて構成したこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】請求項1の画像形成装置において、 上記転写手段を、ブラシを用いて構成したことを特徴と
    する画像形成装置。
  12. 【請求項12】請求項9の画像形成装置において、 上記各転写用のローラを、上記搬送ベルトと上記各潜像
    担持体との接触開始位置から上記記録材の搬送方向下流
    側に向かって潜像担持体円周上を所定長さ進んだ位置
    に、それぞれ設けたことを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】請求項10の画像形成装置において、 上記コロナチャージャを、上記搬送ベルトと上記各潜像
    担持体との接触開始位置から上記記録材の搬送方向下流
    側に向かって所定距離進んだ位置に、それぞれ設けたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】請求項11の画像形成装置において、 上記転写用のブラシを、上記搬送ベルトと上記各潜像担
    持体との接触開始位置から上記記録材の搬送方向下流側
    に向かって所定距離進んだ位置に、それぞれ設けたこと
    を特徴とする画像形成装置。
JP7303480A 1995-10-27 1995-10-27 画像形成装置 Withdrawn JPH09127744A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7303480A JPH09127744A (ja) 1995-10-27 1995-10-27 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7303480A JPH09127744A (ja) 1995-10-27 1995-10-27 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09127744A true JPH09127744A (ja) 1997-05-16

Family

ID=17921466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7303480A Withdrawn JPH09127744A (ja) 1995-10-27 1995-10-27 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09127744A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6044244A (en) * 1997-07-15 2000-03-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus for enabling easy separation of recording sheets from photosensitive member
JP2012078471A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6044244A (en) * 1997-07-15 2000-03-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus for enabling easy separation of recording sheets from photosensitive member
US6167229A (en) * 1997-07-15 2000-12-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus for enabling easy separation of recording sheets from photosensitive member
JP2012078471A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4684617B2 (ja) 画像形成装置
JP5721372B2 (ja) 画像形成装置
JPH10198120A (ja) 誘電体ベルトを使用した静電記録方式
JP3428907B2 (ja) 画像形成装置
JPH07261470A (ja) 画像形成装置
JPH09127744A (ja) 画像形成装置
JP3575729B2 (ja) 画像形成装置
JP4898356B2 (ja) 画像形成装置
JP4074025B2 (ja) 画像形成装置
JP2002023507A (ja) 画像形成装置
JP2007310312A (ja) 画像形成装置
US11914313B2 (en) Image forming apparatus
JP3446404B2 (ja) 画像形成装置
US11474456B1 (en) Image forming apparatus
JPH11231596A (ja) 画像形成装置
JP5273500B2 (ja) 転写装置、転写ユニット、及び画像形成装置
JP5213753B2 (ja) 画像形成装置
JP3852170B2 (ja) 画像形成装置
JPH1115298A (ja) 画像形成装置
JPH11190946A (ja) 画像形成装置
JP2901065B2 (ja) 画像形成装置
JP3437457B2 (ja) 画像形成装置
JPH09127803A (ja) 画像形成装置
JP2008003522A (ja) 転写装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2000098763A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030107