JPH09157787A - 超大入熱溶接熱影響部の靱性に優れた溶接用高張力鋼 - Google Patents
超大入熱溶接熱影響部の靱性に優れた溶接用高張力鋼Info
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- JPH09157787A JPH09157787A JP34437695A JP34437695A JPH09157787A JP H09157787 A JPH09157787 A JP H09157787A JP 34437695 A JP34437695 A JP 34437695A JP 34437695 A JP34437695 A JP 34437695A JP H09157787 A JPH09157787 A JP H09157787A
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Abstract
ば1500kJ/cm程度でも)の超大入熱溶接熱影響
部の靱性に優れた高張力鋼を提供する。 【解決手段】 粒子径が0.01〜0.20μmのMg
含有酸化物を1平方mmあたり40,000〜100,
000個含み、且つ、粒子径が0.20〜5.0μmの
Ti含有酸化物とMnSとからなる複合体を1平方mm
あたり20〜400個含む。重量%で、0.04≦C≦
0.20,0.02≦Si≦0.15,0.6≦Mn≦
2.0,P≦0.02,0.0020≦S≦0.006
0,Al≦0.005,0.005≦Ti≦0.02
5,0.0020≦N≦0.0080,0.0002≦
Mg≦0.0030,0.0005≦O≦0.0080
を含有し、選択元素としてCu,Ni,Cr,Mo,N
b,V,Bの1種または2種以上を適量含有し、残部F
eおよび不可避的不純物よりなることを特徴とする。γ
粒成長抑制と粒内フェライト変態促進によりHAZ靱性
を向上させる。
Description
柱の組み立てで適用されるエレクトロスラグ溶接などの
超大入熱溶接における熱影響部(以下、HAZと称す
る)靱性に優れた溶接用高張力鋼に関するものである。
特に、入熱が500kJ/cm以上で、例えば、150
0kJ/cm程度でも優れたHAZ靱性を有するもので
ある。
柱が大型化し、これに使用される鋼材の板厚も増してき
た。このような大型の鋼製柱を溶接で組み立てる際に、
高能率で溶接することが必要であり、極厚鋼板を1パス
で溶接できるエレクトロスラグ溶接が広く適用されるよ
うになってきている。典型的な入熱の範囲は500〜1
500kJ/cmであり、このような超大入熱溶接では
造船などで使用されるサブマージアーク溶接などの大入
熱溶接(入熱は100〜200kJ/cm)とは異な
り、HAZが受ける熱履歴において1350℃以上の高
温滞留時間が極めて長くなり、オーステナイト粒の粗大
化が極めて顕著であり、HAZの靱性を確保することが
困難であった。最近の大地震を契機として建築構造物の
信頼性確保が急務の課題であり、このような超大入熱溶
接HAZ部の靱性向上を達成することは極めて重要な課
題である。
ては以下に示すように多くの知見・技術があるが、上記
のとおり超大入熱溶接と大入熱溶接とではHAZが受け
る熱履歴が大きく異なるために、大入熱溶接HAZ靱性
向上技術を単純に本発明の対象分野に適用することはで
きない。
分類すると主に二つの基本技術に基づいたものであっ
た。その一つは鋼中粒子によるピン止め効果を利用した
オーステナイト粒粗大化防止技術であり、他の一つはオ
ーステナイト粒内フェライト変態利用による有効結晶粒
微細化技術である。
第68頁には、各種の鋼中窒化物・炭化物についてオー
ステナイト粒成長抑制効果を検討し、Tiを添加した鋼
ではTiNの微細粒子が鋼中に生成し、大入熱溶接HA
Zにおけるオーステナイト粒成長を効果的に抑制する技
術が示されている。
lを0.04〜0.10%、Tiを0.002〜0.0
2%,さらに、希土類元素(REM)を0.003〜
0.05%含有する鋼において、入熱が150kJ/c
mの大入熱溶接HAZ靱性を向上させる技術が開示され
ている。これは、REMが硫・酸化物を形成して大入熱
溶接時にHAZ部の粗粒化を防止する作用を有するため
である。
子径が0.1〜3.0μm、粒子数が5×103〜1×
107ケ/mm3のTi酸化物、あるいはTi酸化物とT
i窒化物との複合体のいずれかを含有する鋼では、入熱
が100kJ/cmの大入熱溶接HAZ内でこれら粒子
がフェライト変態核として作用することによりHAZ組
織が微細化してHAZ靱性を向上できる技術が開示され
ている。
とSを適量含有する鋼において大入熱溶接HAZ組織中
にTiNとMnSの複合析出物を核として粒内フェライ
トが生成し、HAZ組織を微細化することによりHAZ
靱性の向上が図れる技術が開示されている。
lを0.005〜0.08%、Bを0.0003〜0.
0050%含み、さらに、Ti、Ca、REMのうち少
なくとも1種以上を0.03%以下含む鋼は大入熱溶接
HAZで未溶解のREM・Caの酸化・硫化物あるいは
TiNを起点として冷却過程でBNを形成し、これから
フェライトが生成することにより大入熱HAZ靱性が向
上する技術が開示されている。
第68頁に開示されている技術はTiNをはじめとする
窒化物を利用してオーステナイト粒成長抑制を図るもの
であり、大入熱溶接では効果が発揮されるが、本発明が
対象とする超大入熱溶接では1350℃以上の滞留時間
が極めて長いために、ほとんどのTiNは固溶し、粒成
長の効果を失う。従って、この技術を本発明が目的とす
る超大入熱溶接HAZの靱性には適用できない。
れた技術はREMの硫化物と酸化物の複合体(以下硫・
酸化物と称す)を利用して大入熱溶接時にHAZ部の粗
粒化を防止するものである。硫・酸化物は窒化物に比べ
て1350℃以上の高温における安定性は高いので、粒
成長抑制効果は維持される。しかしながら、硫・酸化物
を微細に分散させることは困難である。硫・酸化物密度
が低いために、個々の粒子のピン止め効果は維持される
としても超大入熱溶接HAZのオーステナイト粒径を小
さくすることには限度があり、これだけで靱性向上をは
かることはできない。
れた技術はTi酸化物、あるいはTi酸化物とTi窒化
物との複合体のいずれかの粒子がフェライト変態核とし
て作用することによりHAZ組織を微細化させてHAZ
靱性を向上させるものであり、Ti酸化物の高温安定性
を考慮すると超大入熱溶接においてもその効果は維持さ
れる。しかしながら、粒内変態核から生成するフェライ
トの結晶方位は全くランダムというわけではなく、母相
オーステナイトの結晶方位の影響を受ける。従って、超
大入熱溶接HAZではオーステナイト粒が粗大化する場
合には粒内変態だけでHAZ組織を微細化することには
限度がある。
た技術は、TiN上にMnSを析出させた複合析出物か
らフェライトを変態させるものであり、大入熱溶接のよ
うに1350℃以上の滞留時間が比較的短い場合には効
果を発揮するが、超大入熱溶接においては1350℃以
上の滞留時間が長く、この間にTiNは固溶してしまう
ためにフェライト変態核が消失し、その効果が発揮でき
ない。
れた技術は、REM・Caの酸化・硫化物あるいはTi
N上にBNを形成し、これからフェライトを生成させる
ことによりHAZ組織を微細化するものであり、超大入
熱溶接においても同様な効果は期待できる。しかしなが
ら、REM・Caの酸化・硫化物の個数を増加させるこ
とは困難であり、しかもTiNは固溶してフェライト生
成核としての作用を発揮できず、粒内フェライト変態だ
けでは超大入熱溶接HAZの靱性向上には限度がある。
ボックス柱の組み立てで適用されるエレクトロスラグ溶
接などの入熱が500kJ/cm以上の超大入熱溶接に
おけるHAZ靱性に優れた溶接用高張力鋼を提供するこ
とにある。
HAZの靱性向上にはHAZ組織の微細化が必須であ
り、このためにはHAZのオーステナイト粒成長を抑制
するとともにオーステナイト粒内からのフェライト変態
を促進し、これら両者の相乗作用により有効結晶粒を微
細化することにより初めて可能であるとの結論に達し
た。
化物を1平方mmあたり40,000〜100,000
個含み、且つ、粒子径が0.20〜5.0μmのTi含
有酸化物とMnSとからなる複合体を1平方mmあたり
20〜400個含む鋼であることを特徴とする超大入熱
溶接熱影響部の靱性に優れた溶接用高張力鋼。 (2)A重量%で、0.04≦ C≦0.20,0.0
2≦Si≦0.15,0.6 ≦Mn≦2.0,P≦
0.02,0.0020≦ S≦0.0060,Al≦
0.005,0.005≦Ti≦0.025,0.00
20≦ N≦0.0080,0.0002≦Mg≦0.
0030,0.0005≦ O≦0.0080,を含有
し、残部Feおよび不可避的不純物よりなる鋼であるこ
とを特徴とする上記(1)に記載の超大入熱溶接熱影響
部の靱性に優れた溶接用高張力鋼。 (3)A上記(2)の鋼に、更に重量%で、母材強度上
昇元素群、05≦Cu≦1.5,05≦Ni≦2.0,
02≦Cr≦1.0,02≦Mo≦1.0,005≦N
b≦0.05,005≦ V≦0.10,0004≦
B≦0.0040の1種または2種以上を含有せしめた
ことを特徴とする超大入熱溶接熱影響部の靱性に優れた
溶接用高張力鋼。
400℃で20秒保持後、急冷した試料から抽出レプリ
カを採取し、透過型電子顕微鏡で測定する。また、Ti
含有酸化物とMnSとからなる複合体の個数は例えば1
400℃で20秒保持後、800℃〜500℃の冷却時
間を800秒で冷却した試料についてCMA分析装置に
より測定する。
と靱性の関係に関する詳細な調査・研究を実施した結
果、従来の大入熱溶接HAZの組織制御または靱性向上
法をそのまま適用しても、超大入熱溶接HAZ靱性向上
は限られたものであり、複数の組織制御技術を組み合わ
せることにより初めて靱性向上が可能となることを知見
した。上記のとおり、HAZ靱性向上にはHAZの組織
微細化、すなわち、有効結晶粒の微細化が必須である。
有効結晶粒の微細化にはオーステナイト粒の微細化と粒
内フェライト変態利用によるオーステナイト粒内組織の
分断・微細化がある。超大入熱溶接では1350℃以上
の高温における滞留時間が極めて長いために、これら二
つの組織微細化技術を単独に用いたのでは十分な組織微
細化は得られず、両者を組み合わせることにより初めて
達成可能であるとの結論に達した。
粒子によるピン止め効果を利用することが有効である
が、窒化物の中でも最も熱的に安定であるとされるTi
Nでも1350℃以上に長時間加熱されると溶解し、ピ
ン止め効果を失うために、超大入熱溶接には適用できな
い。従って、高温で安定である酸化物粒子の利用が必須
となる。しかしながら、従来技術のREMあるいはCa
酸化物(酸・硫化物も含む)では、超大入熱溶接HAZ
のオーステナイト粒粗大化抑制に十分な程度にこれら酸
化物を鋼中に微細分散させることは不可能である。本発
明者らは各種の酸化物について比較検討した。50kg
の真空溶解炉を用いてTiと他の脱酸元素による複合脱
酸を行って製造した鋼塊から鋼板を製造し、抽出レプリ
カ法により粒子の分布を調査した。ここで、超大入熱H
AZではピン止めに無効な窒化物の個数を除くために、
1400℃で20秒保持後急冷した試料について測定を
実施した。これによりピン止めに有効な粒子のみをカウ
ントできる。この測定方法により0.01〜0.20μ
mの酸化物系粒子の個数をカウントした。その結果を図
1に示す。Tiと複合してMgにより溶鋼を脱酸し、M
gを含有する酸化物を生成させることが最も粒子の微細
分散に有効であり、超大入熱溶接HAZのオーステナイ
ト粒粗大化を効果的に防止できることを知見するに至っ
た。TiとMgを複合して脱酸した場合に生成する0.
20μm以下の酸化物はMgを主体とする酸化物であ
る。Tiの単独脱酸ではピン止めに有効な微細な酸化物
を生成させることは困難であり、また、Mgの単独脱酸
でもMg酸化物の凝集・粗大化が起きやすく、十分な微
細分散を得ることはできない。
分率をf、平均径をrとすると、ピン止めされたオース
テナイト粒径と粒子間平均距離はf/rに比例する。オ
ーステナイト粒をピン止めするためには微細粒子が多量
に分散している必要がある。ピン止めに有効な粒子径は
0.01〜0.20μm、特に、0.1μm以下の粒子
が有効に作用する。また、粒子間平均距離は鋼の単位面
積あたりに観察される粒子個数に関係する。上記の条件
に基づいた抽出レプリカ法による測定において測定面1
平方mmあたりの粒子個数が少なくとも40,000個
は必要である。これ以下の個数では超大入熱溶接HAZ
のオーステナイト粒粗大化抑制の効果が弱くなる。しか
しながら、鋼中に多量の粒子が存在すると、塑性変形時
におけるディンプルの生成を助長し、鋼の延性を著しく
低下させる原因となる。このために粒子の個数には上限
を設ける必要があり、鋼の延性(引張試験における伸び
・絞り、シャルピー衝撃試験における上部棚吸収エネル
ギー)と粒子数の関係から上限を測定面1平方mmあた
り100,000個とした。
えて、粒内フェライト変態による有効結晶粒の微細化が
必要である。TiNあるいはTiNを含む複合粒子から
粒内フェライトを変態させる技術(例えば、特開平2−
254118号公報)では上述のように超大入熱溶接で
はTiNは溶解するためにフェライト変態核が消失し、
無効となる。従って、高温で安定な酸化物系のフェライ
ト変態核を使用することが必須となる。この際、同時に
オーステナイト粒のピン止めに有効なMg酸化物を生成
することが可能でなければならない。このような条件を
満たす酸化物について種々検討を行った結果、Ti酸化
物が最も適したものであるとの結論に至った。特開昭6
0−245768号公報などに見るごとく、Ti酸化物
を主体とする複合粒子はフェライト変態核としての高い
作用を有することは広く知られている。本発明ではTi
と他の脱酸元素(Xとする)との組み合わせにおいては
Ti酸化物中にX酸化物が共存することになり、フェラ
イト変態能が大きく変化することが明らかとなった。こ
れは、Ti酸化物上にMnSが析出することがフェライ
ト変態に必要な条件であり、Ti酸化物にX酸化物が共
存することによりMnS析出能が大きく変化するためで
ある。本発明者らは50kg真空溶解炉を用い、Tiと
Xとの複合脱酸系においてXを種々変化させ、Ti酸化
物上にMnSが析出する頻度を測定した。超大入熱溶接
HAZ相当の熱サイクルとして最高加熱温度が1400
℃、保持時間が20秒、800〜500℃の冷却時間を
800秒とし、この熱サイクルを与えたサンプルをCM
A分析装置(EPMA分析を二次元的に行い、元素の二
次元分布を測定する装置)により分析し、粒子径が0.
2μm以上のTi酸化物含有酸化物の個数と、このうち
MnSを析出しているTi含有酸化物の個数を測定し
た。ここで、TiとOが同時に検出される粒子をTi含
有酸化物、MnとSが同時に検出される粒子をMnSと
判定した。結果を図2に示す。Tiの単独脱酸に比べて
TiとXの複合脱酸の場合のほうがTi含有酸化物の個
数が増加しているが、このうち、粒内フェライト変態核
としての能力を有すると考えることができるMnSを析
出しているTi含有酸化物の個数を比較すると、Xの種
類による差が明確となる。すなわち、TiとMgを複合
添加した系でTi含有酸化物とMnSの複合体を最も多
く生成し、粒内フェライト変態核をもっとも多く生成す
ることが明らかとなった。図2と対応して熱サイクル材
の旧オーステナイト粒内における粒内フェライト面積率
もTiとMgの複合脱酸系で最も高い。なお、結晶組成
的に粒内フェライト変態を促進する粒子においてもその
粒子径が0.2μm未満となると、粒内フェライトの生
成確率が急減する。従って、粒内フェライト変態核とし
ては0.20μm以上であることが必要である。逆に、
5.0μmを超える粒子は脆性破壊の起点となりやす
く、靱性のばらつきを増加させる。従って、変態核の粒
子径は5.0μm以下とする必要がある。このようなサ
イズの変態核が鋼の検査面1平方mmあたり少なくとも
20個存在する必要がある。20個未満では超大入熱溶
接HAZ靱性確保に不十分である。逆に、400個を超
えると延性低下を来すので、上限を400個とした。
酸した鋼において超大入熱溶接HAZのオーステナイト
の粒成長を抑制し、同時に粒内フェライト変態を促進す
ることにより効果的にHAZの有効結晶粒を微細化でき
ることが明らかとなった。
0.04%未満では母材強度の確保が得られないので
0.04%を下限値とした。逆にCを多く含有すると、
脆性破壊の起点となるセメンタイトを増加させるため、
母材・HAZの靱性を低下させる。0.20%を超える
と靱性低下が顕著となるので、これを上限値とした。
0.02%未満ではこの効果が得られないので下限値を
0.02%とした。逆に、0.15%超含有すると、H
AZ組織中に島状マルテンサイトが生成し、有効結晶粒
径を微細化しても靱性向上は得られない。従って、上限
を0.15%とした。
る。0.6%未満ではこの効果が得られないので下限値
を0.6%とした。逆に、2.0%超含有すると靱性低
下が顕著となる。従って、上限値を2.0%とした。
素であり、低いほうが望ましい。0.02%超含有する
と靱性低下が顕著となるので、0.02%を上限とす
る。
を析出し、粒内フェライトを生ぜしめるために必須の元
素である。0.0020%未満ではMnS析出が不十分
で粒内フェライトが生じなくなる。従って、下限を0.
0020%とした。逆に、0.0060%超含有する
と、MnSがTi酸化物上だけでなく鋼中に析出し、伸
長介在物を生成し、板厚方向の延性低下が顕著となる。
従って、上限値を0.0060%とした。
本発明では低いほうがよい。0.005%超含有すると
Ti含有酸化物量が顕著に低下するので、0.005%
を上限値とした。
態核を提供するための必須元素である。0.005%未
満ではTi含有酸化物の個数が不足するので0.005
%を下限値とした。逆に、0.025%超含有すると破
壊起点となる粗大なTi含有酸化物を生成して靱性低下
をもたらす上に、靱性に有害なTiCを多量に析出す
る。従って、上限値を0.025%とした。
結合してTiNを析出する。TiNは溶接融合線直近H
AZにおいてはオーステナイト粒粗大化抑制効果を失う
が、融合線から離れ、加熱温度が低いHAZではTiN
は溶解しないために粒成長抑制に効果を発揮する。HA
Zの全域にわたって靱性を向上させるためにはTiNも
利用することが不可欠であり、このためにNを含有させ
る必要がある。Nが0.0020%未満ではTiN析出
が不十分となるので、下限値を0.0020%とした。
逆に、0.0080%超含有するとフェライト地に固溶
して靱性低下をもたらす。従って、上限値を0.008
0%とした。
を低下させることなくMg含有酸化物を微細に生成し、
オーステナイト粒粗大化抑制に働く。0.0002%未
満ではこの効果が得られないので下限値を0.0002
%とした。逆に、0.0030%超含有すると、Ti含
有酸化物中のMg濃度が高くなり、粒内フェライト変態
能を低下させるとともに、鋼中のMg含有酸化物が多く
なり、延性を低下させる。従って、上限値を0.003
0%とした。
ための必須元素である。0.0005%未満では両酸化
物の個数が十分とはならないので、0.0005%を下
限値とする。逆に、0.0080%超では酸化物が多く
なりすぎて延性低下を来す。従って、上限値を0.00
80%とした。
素の限定範囲を以下の理由で決定した。
特に、時効熱処理により微細Cu相を析出させることに
より著しい強度上昇が得られる。0.05%未満では強
度上昇が得られないので、0.05%を下限値とした。
逆に、1.5%超含有すると脆化が顕著となるので上限
値を1.5%とした。
材強度上昇に効果を有し、さらに、靱性を向上する。
0.05%未満ではこれらの効果が得られないので下限
値を0.05%とした。逆に、2.0%超含有すると焼
入れ性が高くなりすぎてHAZ硬化組織を生成しやすく
なり、HAZ靱性を低下させる。従って、上限値を2.
0%とした。
02%未満ではこの効果が得られないので下限値を0.
02%とした。逆に、1.0%超含有するとHAZに硬
化組織を生成してHAZ靱性を低下させる。従って、上
限値を1.0%とした。
02%未満ではこの効果が得られないので下限値を0.
02%とした。逆に、1.0%超含有するとHAZに硬
化組織を生成してHAZ靱性を低下させる。従って、上
限値を1.0%とした。
な元素である。0.005%未満ではこれらの効果が得
られないので下限値を0.005%とした。逆に、0.
05%超含有するとHAZにおける炭窒化物の析出が顕
著となりHAZ靱性低下が著しくなる。従って、上限値
を0.05%とした。
元素である。0.005%未満ではこれらの効果が得ら
れないので下限値を0.005%とした。逆に、0.1
0%超含有するとHAZにおける炭窒化物の析出が顕著
となりHAZ靱性低下が著しくなる。従って、上限値を
0.10%とした。
合に特に顕著な強度上昇の効果を発揮する。また、超大
入熱溶接HAZのTi含有酸化物上にBの窒化物や炭ホ
ウ化物を析出して粒内フェライト変態を促進する効果を
有する。0.0004%未満の含有量では上記効果が得
られないので下限値を0.0004%とした。逆に、
0.0040%超含有すると粗大な窒化物や炭ホウ化物
を析出してこれが破壊の起点となるために靱性を低下さ
せる。従って、上限値を0.0040%とした。
鋼を溶製し、連続鋳造により厚さが240mmのスラブ
を製造した。表1−1及び表1−2に鋼材の化学成分を
示す。HAZ靱性は炭素当量にも大きく依存するので、
本発明の効果を確認するために、ほぼ同一の化学成分で
Al,N,Ti,Mg,Oのみを変えた鋼を溶製して比
較した。
的性質を示す。表に示すとおり、制御圧延・制御冷却
法、焼入れ・焼戻し法、および、直接焼入れ・焼戻し法
により鋼板を製造した。板厚は40〜100mmとし
た。
接試験体を作成した。溶接の電流は380A、電圧は4
6V、速度は1.14cm/分とした。入熱は920k
J/cmである。図3に示すように、溶接融合線および
溶接融合線から3mmの位置がノッチ位置に一致するよ
うにシャルピー衝撃試験片を採取した。また、比較とし
て、入熱が150kJ/cmのサブマージアーク溶接も
実施した。エレクトロスラグ溶接と同じノッチ位置とな
るようにシャルピー衝撃試験片を採取した。衝撃試験は
0℃で行い、2本繰り返しの平均値で靱性を評価した結
果を表3に示す。また、エレクトロスラグ溶接部融合線
直近のHAZのミクロ組織観察を実施し、γ粒径と粒内
フェライト分率を測定した。さらに、Mg含有酸化物個
数と、Ti含有酸化物とMnSの複合体の個数を上記の
方法に従って測定した。結果を表3に示す。図4にサブ
マージアーク溶接HAZ靱性を、図5にエレクトロスラ
グ溶接HAZ靱性を示す。
有酸化物の個数が多く、超大入熱(エレクトロスラグ)
溶接HAZのγ粒径が小さく、同時に、Ti含有酸化物
とMnSの複合体の個数が多く、HAZの粒内フェライ
ト分率が高い。その結果、超大入熱溶接HAZの靱性が
高い。大入熱溶接では比較鋼より発明鋼のほうがHAZ
靱性が高いが、その差は超大入熱溶接HAZのほうが大
きい。超大入熱溶接では本発明のようにγ粒成長抑制と
粒内フェライト変態を同時に実現した鋼で著しい靱性向
上が得られるためである。
MnSの複合体の個数は多いが、Mg含有酸化物の個数
が少ないために、粒内フェライトは多いがγ粒が大き
く、超大入熱溶接HAZ靱性向上は不十分である。番号
11と23の比較鋼はAlが本発明範囲より高く、Ti
含有酸化物とMnSの複合体の個数が少ないために、超
大入熱溶接HAZ靱性向上は不十分である。
含有酸化物およびTi含有酸化物を主体とする複合体に
より入熱が500kJ/cm以上の超大入熱溶接HAZ
のγ粒抑制と粒内フェライト変態促進との相乗作用によ
りHAZの有効結晶粒が微細化され、HAZ靱性を顕著
に向上させることができる。本発明を超大入熱溶接が適
用される建築構造物に適用することにより、極めて信頼
性の高い溶接構造物を製造することが可能である。従っ
て、本発明は工業上極めて効果が大きい。
細酸化物個数の変化を示す図である。
効なTi含有酸化物とMnSとの複合体の個数の変化を
示す図である。
Pcmに対してプロットした図である。
をPcmに対してプロットした図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 粒子径が0.01〜0.20μmのMg
含有酸化物を1平方mmあたり40,000〜100,
000個含み、且つ、粒子径が0.20〜5.0μmの
Ti含有酸化物とMnSとからなる複合体を1平方mm
あたり20〜400個含む鋼であることを特徴とする超
大入熱溶接熱影響部の靱性に優れた溶接用高張力鋼。 - 【請求項2】 重量%で、0.04≦ C≦0.20,
0.02≦Si≦0.15,0.6 ≦Mn≦2.0,
P≦0.02,0.0020≦ S≦0.0060,A
l≦0.005,0.005≦Ti≦0.025,0.
0020≦ N≦0.0080,0.0002≦Mg
≦0.0030,0.0005≦ O≦0.0080,
を含有し、残部Feおよび不可避的不純物よりなる鋼で
あることを特徴とする請求項1に記載の超大入熱溶接熱
影響部の靱性に優れた溶接用高張力鋼。 - 【請求項3】 請求項2の鋼に、更に重量%で、母材強
度上昇元素群、0.05≦Cu≦1.5,0.05≦N
i≦2.0,0.02≦Cr≦1.0,0.02≦Mo
≦1.0,0.005≦Nb≦0.05,0.005≦
V≦0.10,0.0004≦ B≦0.0040の
1種または2種以上を含有せしめたことを特徴とする請
求項2に記載の超大入熱溶接熱影響部の靱性に優れた溶
接用高張力鋼。
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