JPH09157154A - 液体身体洗浄剤組成物 - Google Patents
液体身体洗浄剤組成物Info
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- JPH09157154A JPH09157154A JP7315155A JP31515595A JPH09157154A JP H09157154 A JPH09157154 A JP H09157154A JP 7315155 A JP7315155 A JP 7315155A JP 31515595 A JP31515595 A JP 31515595A JP H09157154 A JPH09157154 A JP H09157154A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 （Ａ）脂肪酸組成が、ラウリン酸３０〜
６０重量％、ミリスチン酸１０〜６０重量％、パルミチ
ン酸１０〜３０重量％、ステアリン酸０〜３重量％及び
オレイン酸０〜６重量％であり、高級脂肪酸：高級脂肪
酸のカリウム塩の重量比が２０：８０〜１：９９である
高級脂肪酸及びそのカリウム塩を合計で１０〜４０重量
％、及び（Ｂ）両性界面活性剤及び半極性界面活性剤か
ら選ばれる１種又は２種以上の界面活性剤０．１〜１０
重量％を含有する液体身体洗浄剤組成物。 【効果】 洗浄力、起泡力に優れ、しかも低温安定性に
優れたものである。
６０重量％、ミリスチン酸１０〜６０重量％、パルミチ
ン酸１０〜３０重量％、ステアリン酸０〜３重量％及び
オレイン酸０〜６重量％であり、高級脂肪酸：高級脂肪
酸のカリウム塩の重量比が２０：８０〜１：９９である
高級脂肪酸及びそのカリウム塩を合計で１０〜４０重量
％、及び（Ｂ）両性界面活性剤及び半極性界面活性剤か
ら選ばれる１種又は２種以上の界面活性剤０．１〜１０
重量％を含有する液体身体洗浄剤組成物。 【効果】 洗浄力、起泡力に優れ、しかも低温安定性に
優れたものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、高級脂肪酸のカリ
ウム塩を主成分とし、豊かでクリーミーな泡を与え、し
かも低温安定性に優れた液体身体洗浄剤組成物に関す
る。
ウム塩を主成分とし、豊かでクリーミーな泡を与え、し
かも低温安定性に優れた液体身体洗浄剤組成物に関す
る。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
高級脂肪酸のナトリウム塩、いわゆるナトリウム石鹸
は、その優れた固形物性、耐水性から広く固形洗浄剤と
して用いられている。しかし、ナトリウム石鹸は一般に
クラフト点が高いため、液体洗浄剤とするには不向きで
あり、液体洗浄剤とする場合には高級脂肪酸のカリウム
塩（カリ石鹸）が用いられている。すなわち、ラウリン
酸カリウムやオレイン酸カリウム等のクラフト点の低い
カリ石鹸を主成分とした液体洗浄剤とするのが一般的で
ある（例えば特開昭６０−１７７１００号公報、特開昭
６１−３００号公報、特開平３−１７９０９８号公報、
特開昭６１−７３９９号公報、特開平２−１４２９００
号公報、特開昭６０−１３０６９９号公報、特開昭５７
−１０９９００号公報、特開昭５２−７６３０７号公
報、特開昭５７−１１５５００号公報、特開昭５６−４
３３９９号公報、特開平５−２６２６３９号公報、特開
平４−１７３７２９号公報等）。
高級脂肪酸のナトリウム塩、いわゆるナトリウム石鹸
は、その優れた固形物性、耐水性から広く固形洗浄剤と
して用いられている。しかし、ナトリウム石鹸は一般に
クラフト点が高いため、液体洗浄剤とするには不向きで
あり、液体洗浄剤とする場合には高級脂肪酸のカリウム
塩（カリ石鹸）が用いられている。すなわち、ラウリン
酸カリウムやオレイン酸カリウム等のクラフト点の低い
カリ石鹸を主成分とした液体洗浄剤とするのが一般的で
ある（例えば特開昭６０−１７７１００号公報、特開昭
６１−３００号公報、特開平３−１７９０９８号公報、
特開昭６１−７３９９号公報、特開平２−１４２９００
号公報、特開昭６０−１３０６９９号公報、特開昭５７
−１０９９００号公報、特開昭５２−７６３０７号公
報、特開昭５７−１１５５００号公報、特開昭５６−４
３３９９号公報、特開平５−２６２６３９号公報、特開
平４−１７３７２９号公報等）。
【０００３】しかしながら、ラウリン酸カリウムやオレ
イン酸カリウムを主体とするカリ石鹸を基剤とした液体
洗浄剤組成物は、低温安定性は良好であるものの、一般
に、キメの粗い泡しか得られないという欠点がある。キ
メの細かな泡を得るためには、カリ石鹸の脂肪酸組成
を、ラウリン酸やオレイン酸よりも高融点の脂肪酸をよ
り多く含むものにしたり、カリ石鹸を完全中和品でな
く、一部未中和として遊離脂肪酸を含むようにする等の
方法が考えられるが、いずれも低温で結晶化したり、ゲ
ル化するなどの問題があった。
イン酸カリウムを主体とするカリ石鹸を基剤とした液体
洗浄剤組成物は、低温安定性は良好であるものの、一般
に、キメの粗い泡しか得られないという欠点がある。キ
メの細かな泡を得るためには、カリ石鹸の脂肪酸組成
を、ラウリン酸やオレイン酸よりも高融点の脂肪酸をよ
り多く含むものにしたり、カリ石鹸を完全中和品でな
く、一部未中和として遊離脂肪酸を含むようにする等の
方法が考えられるが、いずれも低温で結晶化したり、ゲ
ル化するなどの問題があった。
【０００４】従って、本発明の目的は洗浄力、起泡力に
優れ、豊かでクリーミーな泡を与え、しかも低温安定性
に優れた液体身体洗浄剤組成物を提供することにある。
優れ、豊かでクリーミーな泡を与え、しかも低温安定性
に優れた液体身体洗浄剤組成物を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、特定の脂肪酸組成を
有するカリ石鹸と遊離脂肪酸を特定の割合で併用し、こ
れと特定の界面活性剤を組合わせれば、豊かな泡立ちで
クリーミーな泡を与え、しかも低温安定性に優れた液体
身体洗浄剤組成物が得られることを見出し、本発明を完
成した。
発明者らは鋭意研究を行った結果、特定の脂肪酸組成を
有するカリ石鹸と遊離脂肪酸を特定の割合で併用し、こ
れと特定の界面活性剤を組合わせれば、豊かな泡立ちで
クリーミーな泡を与え、しかも低温安定性に優れた液体
身体洗浄剤組成物が得られることを見出し、本発明を完
成した。
【０００６】すなわち、本発明は、次の成分（Ａ）及び
（Ｂ）： （Ａ）脂肪酸組成が、ラウリン酸３０〜６０重量％、ミ
リスチン酸１０〜６０重量％、パルミチン酸１０〜３０
重量％、ステアリン酸０〜３重量％及びオレイン酸０〜
６重量％であり、高級脂肪酸：高級脂肪酸のカリウム塩
の重量比が２０：８０〜１：９９である高級脂肪酸及び
そのカリウム塩を合計で１０〜４０重量％、（Ｂ）両性
界面活性剤及び半極性界面活性剤から選ばれる１種又は
２種以上の界面活性剤０．１〜１０重量％を含有する液
体身体洗浄剤組成物を提供するものである。
（Ｂ）： （Ａ）脂肪酸組成が、ラウリン酸３０〜６０重量％、ミ
リスチン酸１０〜６０重量％、パルミチン酸１０〜３０
重量％、ステアリン酸０〜３重量％及びオレイン酸０〜
６重量％であり、高級脂肪酸：高級脂肪酸のカリウム塩
の重量比が２０：８０〜１：９９である高級脂肪酸及び
そのカリウム塩を合計で１０〜４０重量％、（Ｂ）両性
界面活性剤及び半極性界面活性剤から選ばれる１種又は
２種以上の界面活性剤０．１〜１０重量％を含有する液
体身体洗浄剤組成物を提供するものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる（Ａ）成分の
高級脂肪酸及びそのカリウム塩は、その脂肪酸組成がラ
ウリン酸３０〜６０重量％、ミリスチン酸１０〜６０重
量％、パルミチン酸１０〜３０重量％、ステアリン酸０
〜３重量％及びオレイン酸０〜６重量％であることが必
要であり、特にラウリン酸４０〜５５重量％、ミリスチ
ン酸２５〜４５重量％、パルミチン酸１５〜２５重量
％、ステアリン酸０〜２重量％及びオレイン酸０〜３重
量％であるのが好ましい。これらの脂肪酸は、それぞれ
高純度の脂肪酸を前記のような脂肪酸組成となるよう混
合して用いてもよく、あるいはヤシ油脂肪酸のような混
合脂肪酸を用い、これに適宜構成脂肪酸を加えて前記の
脂肪酸組成となるようにしてもよい。混合脂肪酸を用い
た場合、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、アラキ
ン酸、ヘキサデセン酸、リノール酸等が少量混ざってく
ることがあるが、本発明の効果を損わない範囲であるな
らば構わない。
高級脂肪酸及びそのカリウム塩は、その脂肪酸組成がラ
ウリン酸３０〜６０重量％、ミリスチン酸１０〜６０重
量％、パルミチン酸１０〜３０重量％、ステアリン酸０
〜３重量％及びオレイン酸０〜６重量％であることが必
要であり、特にラウリン酸４０〜５５重量％、ミリスチ
ン酸２５〜４５重量％、パルミチン酸１５〜２５重量
％、ステアリン酸０〜２重量％及びオレイン酸０〜３重
量％であるのが好ましい。これらの脂肪酸は、それぞれ
高純度の脂肪酸を前記のような脂肪酸組成となるよう混
合して用いてもよく、あるいはヤシ油脂肪酸のような混
合脂肪酸を用い、これに適宜構成脂肪酸を加えて前記の
脂肪酸組成となるようにしてもよい。混合脂肪酸を用い
た場合、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、アラキ
ン酸、ヘキサデセン酸、リノール酸等が少量混ざってく
ることがあるが、本発明の効果を損わない範囲であるな
らば構わない。
【０００８】本発明の液体身体洗浄剤組成物には、前記
の脂肪酸組成を有する高級脂肪酸及びそのカリウム塩を
合計で１０〜４０重量％、好ましくは２０〜３０重量％
配合する。また、高級脂肪酸：高級脂肪酸のカリウム塩
の重量比は２０：８０〜１：９９であり、好ましくは１
５：８５〜５：９５である。これらの範囲外では、豊か
でクリーミーな泡立ちと優れた低温安定性を得ることは
できない。
の脂肪酸組成を有する高級脂肪酸及びそのカリウム塩を
合計で１０〜４０重量％、好ましくは２０〜３０重量％
配合する。また、高級脂肪酸：高級脂肪酸のカリウム塩
の重量比は２０：８０〜１：９９であり、好ましくは１
５：８５〜５：９５である。これらの範囲外では、豊か
でクリーミーな泡立ちと優れた低温安定性を得ることは
できない。
【０００９】本発明で用いられる（Ｂ）成分の界面活性
剤のうち、両性界面活性剤としては、一般式（１）
剤のうち、両性界面活性剤としては、一般式（１）
【００１０】
【化４】
【００１１】（式中、Ｒ1 は炭素数９〜２２の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、Ｒ2 及び
Ｒ3 は同一又は異なって、炭素数１〜４の直鎖若しくは
分岐鎖のアルキル基若しくはヒドロキシアルキル基、又
は-(CH2CH2O)cH（ｃは１〜３の数を示す）を示し、Ａは
-CH2CH(OH)CH3SO3、-(CH2)dSO3又は-(CH2)eCOO（ｄは２
〜５の整数を示し、ｅは１〜３の整数を示す）を示し、
ａは０又は１を示し、ｂは１〜４の整数を示す）で表わ
されるベタイン型両性界面活性剤が好ましい。
分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、Ｒ2 及び
Ｒ3 は同一又は異なって、炭素数１〜４の直鎖若しくは
分岐鎖のアルキル基若しくはヒドロキシアルキル基、又
は-(CH2CH2O)cH（ｃは１〜３の数を示す）を示し、Ａは
-CH2CH(OH)CH3SO3、-(CH2)dSO3又は-(CH2)eCOO（ｄは２
〜５の整数を示し、ｅは１〜３の整数を示す）を示し、
ａは０又は１を示し、ｂは１〜４の整数を示す）で表わ
されるベタイン型両性界面活性剤が好ましい。
【００１２】式（１）中、Ｒ1 で示される炭素数９〜２
２の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基とし
ては、例えばラウリル基、ミリスチル基、パルミチル
基、ステアリル基、オレイル基等のほか、ヤシ油アルキ
ル基、パーム油アルキル基、牛脂アルキル基などが挙げ
られる。これらのうち、炭素数９〜１８のアルキル基が
好ましく、特にラウリル基、ミリストイル基、ステアリ
ル基、ヤシ油アルキル基が好ましい。
２の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基とし
ては、例えばラウリル基、ミリスチル基、パルミチル
基、ステアリル基、オレイル基等のほか、ヤシ油アルキ
ル基、パーム油アルキル基、牛脂アルキル基などが挙げ
られる。これらのうち、炭素数９〜１８のアルキル基が
好ましく、特にラウリル基、ミリストイル基、ステアリ
ル基、ヤシ油アルキル基が好ましい。
【００１３】また、一般式（１）中、Ｒ2 及びＲ3 のう
ち、炭素数１〜４のアルキル基としては、例えばメチル
基、エチル基、ｎ−プロピル基、イソプロピル基、ｎ−
ブチル基、ｔｅｒｔ−ブチル基、ヒドロキシエチル基等
が挙げられる。Ｒ2 及びＲ3としては、特にメチル基が
好ましい。更に、Ａとしては-CH2CH(OH)CH3SO3、-CH2CO
O、-(CH2)3COOが好ましい。
ち、炭素数１〜４のアルキル基としては、例えばメチル
基、エチル基、ｎ−プロピル基、イソプロピル基、ｎ−
ブチル基、ｔｅｒｔ−ブチル基、ヒドロキシエチル基等
が挙げられる。Ｒ2 及びＲ3としては、特にメチル基が
好ましい。更に、Ａとしては-CH2CH(OH)CH3SO3、-CH2CO
O、-(CH2)3COOが好ましい。
【００１４】ベタイン型両性界面活性剤（１）として
は、特にラウリルヒドロキシスルホベタイン、ラウリル
ジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリン酸アミドプロピ
ルベタインが好ましい。
は、特にラウリルヒドロキシスルホベタイン、ラウリル
ジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリン酸アミドプロピ
ルベタインが好ましい。
【００１５】また、（Ｂ）成分のうち、半極性界面活性
剤としては、一般式（２）
剤としては、一般式（２）
【００１６】
【化５】
【００１７】（式中、Ｒ4 は炭素数８〜２２のアルキル
基、ヒドロキシアルキル基又はR7-(CH 2-CH(R8)O)m-（Ｒ
7 は炭素数８〜２２のアルキル基又はヒドロキシアルキ
ル基を示し、Ｒ8 は炭素数１〜４のアルキル基又は水素
原子を示し、ｍは１〜３を示す）を示し、Ｒ5 及びＲ6
は同一又は異なって、炭素数１〜４のアルキル基、ヒド
ロキシアルキル基、又は-(CH2-CH(R9)O)nH（Ｒ9 は炭素
数１〜４のアルキル基又は水素原子を示し、ｎは１〜３
を示す）を示す）で表わされるアミンオキサイド系界面
活性剤が好ましい。
基、ヒドロキシアルキル基又はR7-(CH 2-CH(R8)O)m-（Ｒ
7 は炭素数８〜２２のアルキル基又はヒドロキシアルキ
ル基を示し、Ｒ8 は炭素数１〜４のアルキル基又は水素
原子を示し、ｍは１〜３を示す）を示し、Ｒ5 及びＲ6
は同一又は異なって、炭素数１〜４のアルキル基、ヒド
ロキシアルキル基、又は-(CH2-CH(R9)O)nH（Ｒ9 は炭素
数１〜４のアルキル基又は水素原子を示し、ｎは１〜３
を示す）を示す）で表わされるアミンオキサイド系界面
活性剤が好ましい。
【００１８】式（２）中、Ｒ4 及びＲ7 のうち、炭素数
８〜２２のアルキル基又はヒドロキシアルキル基として
は、Ｒ1 と同様のアルキル基、これらのアルキル基の水
素原子をヒドロキシ基で置換したヒドロキシアルキル基
などが挙げられ、Ｒ1 と同様の基が好ましい。
８〜２２のアルキル基又はヒドロキシアルキル基として
は、Ｒ1 と同様のアルキル基、これらのアルキル基の水
素原子をヒドロキシ基で置換したヒドロキシアルキル基
などが挙げられ、Ｒ1 と同様の基が好ましい。
【００１９】また、Ｒ5 及びＲ6 のうち、炭素数１〜４
のアルキル基又はヒドロキシアルキル基としては、Ｒ2
及びＲ3 と同様の基が挙げられる。Ｒ5 及びＲ6 として
は、特にメチル基が好ましい。
のアルキル基又はヒドロキシアルキル基としては、Ｒ2
及びＲ3 と同様の基が挙げられる。Ｒ5 及びＲ6 として
は、特にメチル基が好ましい。
【００２０】Ｒ8 及びＲ9 のうち、炭素数１〜４のアル
キル基としては、Ｒ2 及びＲ3 と同様のアルキル基が挙
げられる。Ｒ8 及びＲ9 としては、特に水素原子が好ま
しい。
キル基としては、Ｒ2 及びＲ3 と同様のアルキル基が挙
げられる。Ｒ8 及びＲ9 としては、特に水素原子が好ま
しい。
【００２１】アミンオキサイド系界面活性剤（２）の具
体例としては、例えば、ラウリルジメチルアミンオキサ
イド、ミリスチルジメチルアミンオキサイド、セチルジ
メチルアミンオキサイド、ステアリルジメチルアミンオ
キサイド、ベヘニルジメチルアミンオキサイド、ポリオ
キシエチレン（３）ヤシ油アルキルジメチルアミンオキ
サイド、ポリオキシエチレン（３）ラウリルアミンオキ
サイド、ラウリルポリオキシエチレンジメチルアミンオ
キサイド等を挙げることができる。
体例としては、例えば、ラウリルジメチルアミンオキサ
イド、ミリスチルジメチルアミンオキサイド、セチルジ
メチルアミンオキサイド、ステアリルジメチルアミンオ
キサイド、ベヘニルジメチルアミンオキサイド、ポリオ
キシエチレン（３）ヤシ油アルキルジメチルアミンオキ
サイド、ポリオキシエチレン（３）ラウリルアミンオキ
サイド、ラウリルポリオキシエチレンジメチルアミンオ
キサイド等を挙げることができる。
【００２２】また、アミンオキサイド系界面活性剤とし
ては、次の一般式（４）で表わされるココアミドプロピ
ルアミンオキサイドも用いることができる。
ては、次の一般式（４）で表わされるココアミドプロピ
ルアミンオキサイドも用いることができる。
【００２３】
【化６】
【００２４】（式中、R13COはヤシ油脂肪酸由来のアシ
ル基を示す）
ル基を示す）
【００２５】（Ｂ）成分の界面活性剤は１種又は２種以
上を用いることができ、本発明組成物中に０．１〜１０
重量％配合され、特に１〜１０重量％配合するのが低温
での安定性の点から好ましい。この配合量が１０重量％
を超えると、洗浄後のすすぎ時にぬるつきが残り、すす
ぎにくくなる。
上を用いることができ、本発明組成物中に０．１〜１０
重量％配合され、特に１〜１０重量％配合するのが低温
での安定性の点から好ましい。この配合量が１０重量％
を超えると、洗浄後のすすぎ時にぬるつきが残り、すす
ぎにくくなる。
【００２６】本発明の液体身体洗浄剤組成物には、更に
（Ｃ）成分として次の一般式（３）
（Ｃ）成分として次の一般式（３）
【００２７】
【化７】
【００２８】（式中、Ｒ10は炭素数７〜２１のアルキル
基を示し、Ｒ11及びＲ12は同一又は異なって、水素原
子、炭素数１〜３のアルキル基、炭素数１〜３のヒドロ
キシアルキル基又は-(C2H4O)mH基（ｍは２〜４の数を示
す）を示す）で表わされる脂肪酸アミド誘導体を０．１
〜１０重量％配合することが好ましい。
基を示し、Ｒ11及びＲ12は同一又は異なって、水素原
子、炭素数１〜３のアルキル基、炭素数１〜３のヒドロ
キシアルキル基又は-(C2H4O)mH基（ｍは２〜４の数を示
す）を示す）で表わされる脂肪酸アミド誘導体を０．１
〜１０重量％配合することが好ましい。
【００２９】式（３）中、Ｒ10で示されるアルキル基の
炭素数は７〜２１であるが、特に１２〜１８のもの、例
えばドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペン
タデシル基、ヘプタデシル基等が好ましい。Ｒ11及びＲ
12の組合わせとしては、両方がヒドロキシアルキル基、
特にヒドロキシエチル基である場合、又は一方がヒドロ
キシアルキル基、特にヒドロキシエチル基で他方が水素
原子である場合が好ましい。成分（Ｃ）の脂肪酸アミド
誘導体としては、ラウリン酸モノエタノールアミド、ラ
ウリン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノ
ールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリ
ン酸モノイソプロパノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノイ
ソプロパノールアミドが好ましい。
炭素数は７〜２１であるが、特に１２〜１８のもの、例
えばドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペン
タデシル基、ヘプタデシル基等が好ましい。Ｒ11及びＲ
12の組合わせとしては、両方がヒドロキシアルキル基、
特にヒドロキシエチル基である場合、又は一方がヒドロ
キシアルキル基、特にヒドロキシエチル基で他方が水素
原子である場合が好ましい。成分（Ｃ）の脂肪酸アミド
誘導体としては、ラウリン酸モノエタノールアミド、ラ
ウリン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノ
ールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリ
ン酸モノイソプロパノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノイ
ソプロパノールアミドが好ましい。
【００３０】本発明の洗浄剤組成物における（Ｃ）成分
の配合量は、剤型等により異なるが、全組成中に０．１
〜１０重量％配合され、特に１〜５重量％配合すると、
泡質が非常にクリーミーになるので好ましい。
の配合量は、剤型等により異なるが、全組成中に０．１
〜１０重量％配合され、特に１〜５重量％配合すると、
泡質が非常にクリーミーになるので好ましい。
【００３１】本発明の液体身体洗浄剤組成物には、通常
液体身体洗浄剤組成物に用いられる各種の成分、例えば
アルキルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸塩等のアニオ
ン界面活性剤；アルキルグルコシド、脂肪酸アルカノー
ルアミド、アルキルジメチルアミンオキサイド等の非イ
オン界面活性剤；プロピレングリコール、ジプロピレン
グリコール、グリセリン等のポリオール類；塩類、エタ
ノール、水溶性高分子等の粘度調整剤；カチオンポリマ
ー等の感触向上剤；２−エチルヘキサン酸トリグリセリ
ド等の油剤；パラベン、ＥＤＴＡ、ＢＨＴ等の保存剤；
エチレングリコールジステアレート等のパール化剤；ト
リクロサン等のデオドラント剤；架橋ポリアクリル酸ナ
トリウム等のスクラブ剤；その他色素、香料等を、本発
明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができ
る。
液体身体洗浄剤組成物に用いられる各種の成分、例えば
アルキルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸塩等のアニオ
ン界面活性剤；アルキルグルコシド、脂肪酸アルカノー
ルアミド、アルキルジメチルアミンオキサイド等の非イ
オン界面活性剤；プロピレングリコール、ジプロピレン
グリコール、グリセリン等のポリオール類；塩類、エタ
ノール、水溶性高分子等の粘度調整剤；カチオンポリマ
ー等の感触向上剤；２−エチルヘキサン酸トリグリセリ
ド等の油剤；パラベン、ＥＤＴＡ、ＢＨＴ等の保存剤；
エチレングリコールジステアレート等のパール化剤；ト
リクロサン等のデオドラント剤；架橋ポリアクリル酸ナ
トリウム等のスクラブ剤；その他色素、香料等を、本発
明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができ
る。
【００３２】本発明の液体身体洗浄剤組成物は、常法に
従って製造することができ、２５℃における５％水溶液
のpHが８〜１１、特に９〜１０になるよう調整するのが
好ましい。また、本発明において「液体」とは、ポンプ
容器から排出可能なことをいい、好ましくは３０℃にお
ける粘度（ＢＭ型粘度計、ローターＮｏ．２、３０rpm
で測定）が１０，０００cP以下、特に２，０００cP以下
であるのが好ましい。
従って製造することができ、２５℃における５％水溶液
のpHが８〜１１、特に９〜１０になるよう調整するのが
好ましい。また、本発明において「液体」とは、ポンプ
容器から排出可能なことをいい、好ましくは３０℃にお
ける粘度（ＢＭ型粘度計、ローターＮｏ．２、３０rpm
で測定）が１０，０００cP以下、特に２，０００cP以下
であるのが好ましい。
【００３３】
【発明の効果】本発明の液体身体洗浄剤組成物は、洗浄
力、起泡力に優れ、豊かな泡立ちでクリーミーな泡を与
え、しかも低温安定性に優れたものである。
力、起泡力に優れ、豊かな泡立ちでクリーミーな泡を与
え、しかも低温安定性に優れたものである。
【００３４】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【００３５】実施例１ 表１に示す組成の液体身体洗浄剤組成物を製造し、泡立
ち、泡質及び低温安定性について評価した。結果を表１
に示す。
ち、泡質及び低温安定性について評価した。結果を表１
に示す。
【００３６】（製造方法）約７０℃に加熱した精製水に
水酸化カリウムを加え、更にこれと同温度に加温した脂
肪酸を加え、均一に混合して液体身体洗浄剤組成物を得
た。
水酸化カリウムを加え、更にこれと同温度に加温した脂
肪酸を加え、均一に混合して液体身体洗浄剤組成物を得
た。
【００３７】（評価方法） （１）泡立ち：各洗浄剤組成物について、１０倍希釈水
溶液を調製し、この水溶液１００ml（液温４０℃）を目
盛付きシリンダーに注入した。次いで、水溶液中に攪拌
羽根を設置して羽根を回転させ、攪拌開始から３０秒後
において生じた泡の体積（ml）を測定して泡立ち量と
し、下記基準で評価した。なお、攪拌羽根の回転数は
１，０００rpm であり、５秒毎に反転させた。 ◎；泡立ち量 ２００ml以上。 ○；泡立ち量 １６０ml以上２００ml未満。 △；泡立ち量 １２０ml以上１６０ml未満。 ×；泡立ち量 １２０ml未満。
溶液を調製し、この水溶液１００ml（液温４０℃）を目
盛付きシリンダーに注入した。次いで、水溶液中に攪拌
羽根を設置して羽根を回転させ、攪拌開始から３０秒後
において生じた泡の体積（ml）を測定して泡立ち量と
し、下記基準で評価した。なお、攪拌羽根の回転数は
１，０００rpm であり、５秒毎に反転させた。 ◎；泡立ち量 ２００ml以上。 ○；泡立ち量 １６０ml以上２００ml未満。 △；泡立ち量 １２０ml以上１６０ml未満。 ×；泡立ち量 １２０ml未満。
【００３８】（２）泡質：各液体洗浄剤組成物につい
て、１０名の専門パネラーが手洗い試験を行い、下記基
準により泡質を評価した。 ５；非常にクリーミーな泡である。 ４；クリーミーな泡である。 ３；普通の泡である。 ２；やや粗い泡である。 １；粗い泡である。 これらの評価の平均値を算出し、以下の基準で判定し
た。 ◎；平均値が４．５以上。 ○；平均値が３．５〜４．４。 △；平均値が２．５〜３．４。 ×；平均値が２．４以下。
て、１０名の専門パネラーが手洗い試験を行い、下記基
準により泡質を評価した。 ５；非常にクリーミーな泡である。 ４；クリーミーな泡である。 ３；普通の泡である。 ２；やや粗い泡である。 １；粗い泡である。 これらの評価の平均値を算出し、以下の基準で判定し
た。 ◎；平均値が４．５以上。 ○；平均値が３．５〜４．４。 △；平均値が２．５〜３．４。 ×；平均値が２．４以下。
【００３９】（３）保存安定性：各洗浄剤組成物５０ml
をガラス製スクリュー管に充填して密閉し、５℃の恒温
室中で１ケ月保存した。１ケ月後、その内容物の液の状
態を目視観察し、下記基準で評価した。 ○；均一な透明液体である。 ×；結晶が析出、又は白濁している。
をガラス製スクリュー管に充填して密閉し、５℃の恒温
室中で１ケ月保存した。１ケ月後、その内容物の液の状
態を目視観察し、下記基準で評価した。 ○；均一な透明液体である。 ×；結晶が析出、又は白濁している。
【００４０】
【表１】
【００４１】実施例２及び３ 以下に示す組成の液体身体洗浄剤組成物を実施例１と同
様にして製造した。得られた洗浄剤組成物は、豊かでク
リーミーな泡であり、しかも低温安定性に優れたもので
あった。
様にして製造した。得られた洗浄剤組成物は、豊かでク
リーミーな泡であり、しかも低温安定性に優れたもので
あった。
【００４２】
【表２】 （成分） （重量％） ラウリン酸 １０．０ ミリスチン酸 ６．０ パルミチン酸 ４．０ 水酸化カリウム液（４８％） ９．５ ラウリン酸ジエタノールアミド １．０ ヒドロキシスルホベタイン ５．０ ジステアリン酸エチレングリコール ２．０ 香料 １．０精製水 バランス １００．０ （高級脂肪酸／高級脂肪酸カリウム塩＝１１／８９）
【００４３】
【表３】 （成分） （重量％） ラウリン酸 １０．０ ミリスチン酸 ８．０ パルミチン酸 ２．０ 水酸化カリウム液（４８％） ９．２ ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド ３．０ ラウリルジメチルアミンオキサイド ８．０ ヒドロキシエチルセルロース ０．１ ジステアリン酸エチレングリコール ２．０ 香料 １．０精製水 バランス １００．０ （高級脂肪酸／高級脂肪酸カリウム塩＝１５／８５）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ１１Ｄ 1:04 1:75） (Ｃ１１Ｄ 1/94 1:04 1:90） (Ｃ１１Ｄ 1/94 1:04 1:92） (72)発明者 野崎 利雄 東京都墨田区文花２−１−３ 花王株式会 社研究所内
Claims (4)
- 【請求項１】 次の成分（Ａ）及び（Ｂ）： （Ａ）脂肪酸組成が、ラウリン酸３０〜６０重量％、ミ
リスチン酸１０〜６０重量％、パルミチン酸１０〜３０
重量％、ステアリン酸０〜３重量％及びオレイン酸０〜
６重量％であり、高級脂肪酸：高級脂肪酸のカリウム塩
の重量比が２０：８０〜１：９９である高級脂肪酸及び
そのカリウム塩を合計で１０〜４０重量％、（Ｂ）両性
界面活性剤及び半極性界面活性剤から選ばれる１種又は
２種以上の界面活性剤０．１〜１０重量％を含有する液
体身体洗浄剤組成物。 - 【請求項２】 成分（Ｂ）の界面活性剤が、一般式
（１） 【化１】 （式中、Ｒ1 は炭素数９〜２２の直鎖又は分岐鎖のアル
キル基又はアルケニル基を示し、Ｒ2 及びＲ3 は同一又
は異なって、炭素数１〜４の直鎖若しくは分岐鎖のアル
キル基若しくはヒドロキシアルキル基、又は-(CH2CH2O)
cH（ｃは１〜３の数を示す）を示し、Ａは-CH2CH(OH)CH
3SO3、-(CH2)dSO3又は-(CH2)eCOO（ｄは２〜５の整数を
示し、ｅは１〜３の整数を示す）を示し、ａは０又は１
を示し、ｂは１〜４の整数を示す）で表わされるベタイ
ン型両性界面活性剤及び一般式（２） 【化２】 （式中、Ｒ4 は炭素数８〜２２のアルキル基、ヒドロキ
シアルキル基又はR7-(CH 2-CH(R8)O)m-（Ｒ7 は炭素数８
〜２２のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示し、
Ｒ8 は炭素数１〜４のアルキル基又は水素原子を示し、
ｍは１〜３を示す）を示し、Ｒ5 及びＲ6 は同一又は異
なって、炭素数１〜４のアルキル基、ヒドロキシアルキ
ル基、又は-(CH2-CH(R9)O)nH（Ｒ9 は炭素数１〜４のア
ルキル基又は水素原子を示し、ｎは１〜３を示す）を示
す）で表わされるアミンオキサイド系界面活性剤から選
ばれるものである請求項１記載の液体身体洗浄剤組成
物。 - 【請求項３】 脂肪酸組成が、ラウリン酸４０〜５５重
量％、ミリスチン酸２５〜４５重量％、パルミチン酸１
５〜２５重量％、ステアリン酸０〜２重量％及びオレイ
ン酸０〜３重量％である請求項１又は２記載の液体身体
洗浄剤組成物。 - 【請求項４】 更に（Ｃ）一般式（３） 【化３】 （式中、Ｒ10は炭素数７〜２１のアルキル基を示し、Ｒ
11及びＲ12は同一又は異なって、水素原子、炭素数１〜
３のアルキル基、炭素数１〜３のヒドロキシアルキル基
又は-(C2H4O)mH基（ｍは２〜４の数を示す）を示す）で
表わされる脂肪酸アミド誘導体を０．１〜１０重量％を
含有する請求項１〜３のいずれか１項に記載の洗浄剤組
成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31515595A JP4002622B2 (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 液体身体洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31515595A JP4002622B2 (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 液体身体洗浄剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09157154A true JPH09157154A (ja) | 1997-06-17 |
| JP4002622B2 JP4002622B2 (ja) | 2007-11-07 |
Family
ID=18062088
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31515595A Expired - Lifetime JP4002622B2 (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 液体身体洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4002622B2 (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11322570A (ja) * | 1998-05-15 | 1999-11-24 | Kose Corp | 角質柔軟化粧料 |
| JP2003160470A (ja) * | 2001-11-26 | 2003-06-03 | Kao Corp | 液体身体洗浄剤組成物 |
| JP2004331902A (ja) * | 2003-05-12 | 2004-11-25 | New Japan Chem Co Ltd | 液体洗浄剤組成物 |
| JP2005213230A (ja) * | 2004-02-02 | 2005-08-11 | Neochemir Inc | 起泡性洗浄料 |
| JP2007326820A (ja) * | 2006-06-08 | 2007-12-20 | Shiseido Co Ltd | 透明液状洗浄料 |
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| JP2013067610A (ja) * | 2011-09-09 | 2013-04-18 | Lion Corp | 皮膚洗浄剤組成物 |
| JP2017197453A (ja) * | 2016-04-26 | 2017-11-02 | クラシエホームプロダクツ株式会社 | 石けん系皮膚洗浄剤組成物 |
| JP6320602B1 (ja) * | 2017-06-12 | 2018-05-09 | 株式会社ナリス化粧品 | 洗浄剤組成物。 |
| WO2019097950A1 (ja) * | 2017-11-16 | 2019-05-23 | ライオン株式会社 | 液体皮膚洗浄剤組成物 |
-
1995
- 1995-12-04 JP JP31515595A patent/JP4002622B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| WO2019097950A1 (ja) * | 2017-11-16 | 2019-05-23 | ライオン株式会社 | 液体皮膚洗浄剤組成物 |
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| JP4002622B2 (ja) | 2007-11-07 |
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