JP3443945B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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Description
に詳細には、皮膚及び毛髪に対して低刺激で、起泡性が
非常に優れ、かつ洗浄時から洗浄後の使用感に優れた洗
浄剤組成物に関する。
面活性剤を主成分としており、皮膚洗浄用としては、石
鹸、即ち高級脂肪酸塩が、また頭髪洗浄用としては、ア
ルキル硫酸塩やアルキルスルホン酸塩が主に用いられて
いる。皮膚洗浄用に用いられる石鹸は、すすぎ時にきし
みやつっぱりを生じるという欠点があり、頭髪洗浄用に
用いられるアルキル硫酸塩やアルキルスルホン酸塩は、
洗浄力に優れているが刺激性の点で問題があった。
剤として、特定のN−アシル化アミノ酸型界面活性剤を
洗浄剤の主基剤として用いることが検討されているが、
これは単独では起泡性の点において、実用レベルで充分
満足のいくものではなかった。
は、起泡性に優れ、低刺激で、かつ洗浄時から洗浄後の
使用感の良好な洗浄剤組成物を提供することにある。
明者らは鋭意検討した結果、特定の構造を有する2級ア
ミド型N−アシルアミノ酸塩とエーテル型酢酸系界面活
性剤を組み合せて配合することにより、起泡性に優れ、
皮膚等に対する刺激がなく、かつ洗浄時からすすぎ時の
きしみもなく、洗浄後の泡切れ及び滑りが良好な洗浄剤
組成物が得られることを見出し、本発明を完成した。
(B): (A)一般式(1)で表わされる2級アミド型N−アシ
ルアミノ酸塩、 R1CONH(CH2)mCOOM1 (1) (式中、R1COは炭素数10〜16の直鎖アシル基を
示し、mは1又は2の数を示し、M1はmが1のときは
ナトリウム、カリウム又はアルカノールアンモニウム
を、mが2のときはカリウム又はアルカノールアンモニ
ウムを示す)(B)一般式(2)で表わされるエーテル
型の酢酸系界面活性剤、 R2-Z-(CH2CH2O)n-CH2CO2X (2) (式中、R2は炭素数7〜19の直鎖又は分岐鎖のアル
キル基又はアルケニル基を示し、Zは−CONH−を示
し、Xは水素原子、アルカリ金属、トリエタノールアミ
ン又はアンモニウムを示し、nは3〜15の数を示す)
を含有する洗浄剤組成物を提供するものである。
ド型N−アシルアミノ酸塩は、水道水中等に含まれるカ
ルシウムと反応して潤滑性の高い板状結晶を生成する性
質を有するため、これを配合した洗浄剤組成物に洗浄後
の滑り等の良好な使用感を付与する作用を示すものであ
る。ここで、2級アミド型N−アシルアミノ酸塩とカル
シウムの反応により生成する板状結晶の潤滑性は、例え
ば乾燥豚皮(アロアスク、抗体化成工業社製)を生理食
塩水で再生したものの上における板上結晶の静摩擦係数
を測定することにより求められ、該係数が含水時から乾
燥までブランクの場合より低いものを良好と評価する。
型N−アシルアミノ酸において、式中、R1COで示さ
れる直鎖アシル基は炭素数10〜16のものであり、特
に炭素数12〜14のもの、具体的にはカプリノイル
基、ラウロイル基又はミリストイル基が好ましい。この
炭素数が16を超えると、生成する板状結晶の潤滑性が
低下するため好ましくなく、炭素数が10未満である
と、泡立ちが低下するため好ましくない。
酸塩は、N−アシル基が上記直鎖のアシル基で構成され
る2級アミド型構造であることが非常に重要である。即
ち、N−アシル基を構成するアシル基が分岐状であった
り、又はアミド構造が3級アミド型の場合は、板状結晶
の生成が抑制されたり、生成した結晶の物性が潤滑性に
乏しく、べたつきの多いものであったりするため、好ま
しい感触が得難い。また、一般式(1)中、mが2であ
り、M1 がナトリウム塩であるものは、クラフト点が高
く、水溶性に劣るため、液体洗浄剤に用いる場合には好
ましくない。
ノ酸塩としては、特にラウロイルグリシンナトリウム、
ラウロイル−β−アラニントリエタノールアミン塩、ラ
ウロイル−β−アラニンカリウム、ミリストイル−β−
アラニントリエタノールアミン塩が好ましい。
型の酢酸系界面活性剤は、前記一般式(2)で表わされ
るものであり、式中、R2 の炭素数が11〜15のもの
が好ましい。また、nは3〜15であることが必要であ
り、6〜12が好ましい。nが15を超えると起泡性に
劣り、3未満では活性剤を高濃度化することができな
い。
しいものとしては、ラウリン酸アミドポリオキシエチレ
ン(6)エーテル酢酸(一般式(2)中、R2=C11H
23、Z=−CONH−、n=6)、ラウリン酸アミドポ
リオキシエチレン(10)エーテル酢酸(一般式(2)
中、R2=C11H23、Z=−CONH−、n=10)等
が挙げられる。またその中和度は60〜120%である
のが好ましく、対イオンXとしてはアルカリ金属、特に
カリウムが好ましい。
てラウロイル−β−アラニンのカリウム又はトリエタノ
ールアミン塩を用い、成分(B)としてラウリン酸アミ
ドポリオキシエチレン(6又は10)エーテル酢酸のカ
リウム又はナトリウム塩を組合わせて用いるのが好まし
い。
(A)と成分(B)の配合比は、重量比で(A)/
(B)=100/1〜2/1、特に50/1〜5/1
が、泡立ち量が多く好ましい。また、成分(A)及び
(B)の総配合量は、洗浄剤組成物の剤型により異なる
が、液状洗浄剤の場合、組成物中に5〜50重量%、特
に8〜40重量%、ペースト状洗浄剤の場合、全組成中
に15〜70重量%、特に20〜60重量%、固形洗浄
剤の場合、全組成中に40〜95重量%、特に45〜8
5重量%であることが好ましい。
酸塩(C)を配合することにより、前記の特性を加え、
更に起泡性が良好で、泡の感触も良好な洗浄剤が得られ
る。
素数8〜22の脂肪酸の塩基塩が挙げられる。具体的に
は、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イソス
テアリン酸、オレイン酸などの単一脂肪酸の他、ヤシ油
脂肪酸、牛脂脂肪酸等の混合脂肪酸の塩基塩を挙げるこ
とができる。ここで塩としては、ナトリウム、カリウム
などの無機塩基性塩、アンモニウム塩、モノエタノール
アミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミ
ン塩、2−アミノ−2−メチルプロパノール、2−アミ
ノ−2−メチルプロパンジオール等のアルカノールアミ
ン塩、リジン、アルギニン等の塩基性アミノ酸等が挙げ
られる。これらの高級脂肪酸塩のうち、特にラウリン酸
カリウム、ラウリン酸トリエタノールアミン、ミリスチ
ン酸カリウム、ミリスチン酸トリエタノールアミン、ヤ
シ油脂肪酸カリウム、ヤシ油脂肪酸トリエタノールアミ
ンが好ましい。
び(B)を組み合わせて用いる場合には、ラウロイル−
β−アラニンのカリウム又はトリエタノールアミンと、
ラウリン酸アミドポリオキシエチレン(6又は10)エ
ーテル酢酸のカリウム又はナトリウム塩と、ラウリン酸
のカリウム又はトリエタノールアミンを組み合わせるの
が特に好ましい。
脂肪酸塩として配合する必要はなく、脂肪酸と塩基を独
立に配合して処方系の中で脂肪酸塩を形成せしめてもよ
い。また、これらの高級脂肪酸塩は、単独で又は2種以
上を混合して用いることができる。本発明洗浄剤組成物
への高級脂肪酸塩(C)の配合量は、成分(A)及び
(B)の配合量によって異なり、重量比で(C)/
(A)+(B)=1/20〜1/2、特に1/10〜1
/3が好ましい。
活性剤、例えばアルキル硫酸塩、アルキルスルホン酸
塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、アルキルベン
ゼンスルホン酸塩、N−アシルサルコシン塩、N−アシ
ル−N−メチルタウリン塩、アルファオレフィンスルホ
ン酸塩、アルキルエーテル酢酸塩、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル酢酸塩等のアニオン性界面活性剤;脂
肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、糖
エステル系、糖エーテル系、糖アミド系等のノニオン性
界面活性剤;イミダゾリン系、ベタイン系等の両性界面
活性剤を、本発明の効果を損なわない範囲において任意
に併用することもできる。
常用いられる成分を、本発明の効果を損なわない範囲で
任意に併用することができる。例えば、プロピレングリ
コール、ソルビトール、グリセリン等の保湿剤、カルボ
キシビニルポリマー、メチルセルロース、エタノール、
ポリオキシエチレングリコールジステアレート等の粘度
調整剤、パール化剤、香料、色素、紫外線吸収剤、酸化
防止剤、殺菌剤、抗炎症剤、防腐剤などを配合すること
ができる。
され、ペースト状、ゲル状、液状、固形状等の剤型とす
ることができ、皮膚又は毛髪等の身体用の洗浄剤として
適するものであり、特に皮膚洗浄用とするのが好まし
い。
述する。但し、本発明は以下に示す実施例に限定される
ものではない。
し、これらの洗浄剤組成物について、泡立ち量を下記方
法により測定し、また使用感を下記方法及び基準に基づ
いて評価した。その結果を表1及び表2に示す。
て、20倍希釈水溶液を調製し、この溶液100ml(液
温40℃)を目盛付きシリンダーに注入する。次いで、
攪拌羽根を上記溶液中に設置し、攪拌開始から30秒後
に於いて生じた泡の体積(ml)を測定し、泡立ち量とし
た。なお、攪拌羽根の回転数は1000rpm であり、5
秒毎に反転させた。 評価基準: ◎;泡立ち量250ml以上。 ○;泡立ち量200ml以上250ml未満。 △;泡立ち量200ml未満。
て、男女各10名のパネラーに身体の洗浄をさせ、その
際の官能評価を行った。評価は次の基準による平均値を
算出し、平均値が4.5以上の場合を非常に良好
(◎)、3.5〜4.4の場合を良好(○)、2.5〜
3.4の場合をふつう(△)、2.4以下の場合を不良
(×)と判定した。 (1)すすぎ時の泡切れ: 5;泡切れが良い。 4;泡切れがやや良い。 3;ふつう。 2;泡切れがやや悪い。 1;泡切れが悪い。 (2)すすぎ時の滑り、(3)すすぎ後の滑り及び
(4)乾燥後の滑り: 5;滑りが良い。 4;滑りがやや良い。 3;ふつう。 2;滑りがやや悪い。 1;滑りが悪い。
(4)を溶解し、これを冷却した後、成分(5)〜
(7)を加え、液体洗浄剤組成物を得た。得られた洗浄
剤組成物で身体を洗浄したところ、泡立ち及び泡切れが
良く、かつすすぎ時から乾燥後まで滑りが良く、使用感
に優れていた。また、皮膚に対する刺激もなかった。
製造した。
ころ、刺激性がなく、泡立ち及び泡切れが良く、かつす
すぎ時から乾燥後まで滑りが良く、使用感に優れてい
た。
皮膚及び毛髪に対して刺激性が低いだけでなく、洗浄時
からすすぎ時のきしみもなく、洗浄後の泡切れ及び滑り
が良く、使用感の良いものであり、特に皮膚洗浄用に好
適である。
Claims (2)
- 【請求項1】 次の成分(A)及び(B): (A)一般式(1)で表わされる2級アミド型N−アシ
ルアミノ酸塩、 R1CONH(CH2)mCOOM1 (1) (式中、R1COは炭素数10〜16の直鎖アシル基を
示し、mは1又は2の数を示し、M1はmが1のときは
ナトリウム、カリウム又はアルカノールアンモニウム
を、mが2のときはカリウム又はアルカノールアンモニ
ウムを示す) (B)一般式(2)で表わされるエーテル型の酢酸系界
面活性剤、 R2-Z-(CH2CH2O)n-CH2CO2X (2) (式中、R2は炭素数7〜19の直鎖又は分岐鎖のアル
キル基又はアルケニル基を示し、Zは−CONH−を示
し、Xは水素原子、アルカリ金属、トリエタノールアミ
ン又はアンモニウムを示し、nは3〜15の数を示す)
を含有する洗浄剤組成物。 - 【請求項2】 更に、(C)高級脂肪酸塩を含有する請
求項1記載の洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
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JP16203894A JP3443945B2 (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 洗浄剤組成物 |
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JP16203894A JP3443945B2 (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 洗浄剤組成物 |
Publications (2)
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JPH0827481A JPH0827481A (ja) | 1996-01-30 |
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1994
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