JP3403542B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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に詳細には皮膚および毛髪に対して低刺激で、起泡性が
非常に優れ、泡質および泡の持続性も良好で、かつ洗浄
後の感触の良好な洗浄剤組成物に関する。
界面活性剤を主成分としており、皮膚洗浄用には石鹸、
即ち高級脂肪酸塩が、また頭髪用にはアルキル硫酸塩や
スルホン酸塩が主に用いられている。
っぱりを生じるという欠点があり、頭髪洗浄用に用いら
れるアルキル硫酸塩やスルホン酸塩は、石鹸を使った時
のようなきしみやつっぱりがなく、洗浄力に優れている
が、刺激性の点で問題があった。そこで、使用感に優れ
低刺激な界面活性剤として、特定のN−アシル化アミノ
酸型界面活性剤を洗浄剤の主基剤として用いることが検
討されているが、これも起泡性の点において充分満足で
きるものではなかった。
は、泡立ちに優れ、泡質および泡の持続性も良好で、低
刺激で、かつ使用感の良好な洗浄剤組成物を提供するこ
とである。
発明者等が鋭意検討を行った結果、特定の2級アミド型
N−アシルタウリン化合物とカチオンポリマーとを組み
合わせて配合することにより、上記目的が達成されるこ
とを見出し、本発明に到達した。
(B) (A)次の一般式(1)で表される2級アミド型N−ア
シルタウリン塩
し、Mはナトリウム、カリウムまたはアルカノールアン
モニウムを示す。)(B)(1)4級化ビニルピロリド
ンとアミノエチルメタクリレートとの共重合物、(2)
アジピン酸とジメチルアミノヒドロキシプロピレンジエ
チレントリアミンとの共重合物、(3)ポリ−(N,N
−ジメチル−3,5−メチレンピペリジニウムクロライ
ド)、(4)N,N−ジメチル−3,5−メチレンピペ
リジニウムクロライドとアクリルアミドの共重合物、
(5)アクリルアミドとβ−メタクリロキシエチルトリ
メチルアンモニウムとの共重合物、(6)4級化グァー
ガム、(7)ポリエチレンイミン、(8)カチオン化セ
ルロース、(9)ポリアミンとポリグリコールとの縮合
物、(10)アジピン酸ジメチル−アミノヒドロキシプ
ロピルジエチルトリアミン共重合体の群から選ばれる一
種又は二種以上のカチオンポリマーを含有することを特
徴とする洗浄剤組成物を提供するものである。
ド型N−アシルタウリン塩は、水道水中に含まれるカル
シウムと反応して潤滑性の高い板状結晶を生成する性質
を有するため、これを配合した洗浄剤組成物に洗浄後の
滑り等の良好な使用感を付与する作用を示すものであ
る。ここで、2級アミド型N−アシルタウリン塩とカル
シウムの反応により生成する板状結晶の潤滑性は、例え
ば乾燥豚皮(アロアスク、抗体化成工業製)を生理食塩
水で再生したものの上における板状結晶の静摩擦係数を
測定することにより求められ、該係数が含水時から乾燥
後までブランクの場合より低いものを良好と評価する。
おいて、前記一般式(1)中におけるRCOは炭素数1
0〜16の直鎖アシル基であり、特に12〜14である
ことが望ましく、具体的にはカプリノイル基、ラウロイ
ル基またはミリストイル基が好ましい。炭素数が16を
超えると、生成する板状結晶の潤滑性が低下するため好
ましくなく、また、炭素数が10未満であると、泡立ち
が低下するため好ましくない。また、上記2級アミド型
N−アシルタウリン塩は、N−アシル基が上記直鎖状の
アシルで構成される2級アミド型構造であることが非常
に重要である。即ち、N−アシル基を構成するアシル基
が分岐状であったり、またはアミド構造が3級アミド型
の場合は、板状結晶の生成が抑制されたり、生成した結
晶の物性が潤滑性に乏しく、べたつきの多いものであっ
たりするため、好ましい感触が得難い。
ポリマーとしては、例えば次にしめすものが挙げられ
る。 (1)4級化ビニルピロリドンとアミノエチルメタクリ
レートとの共重合物(例えばGAF社製ガフコート75
5) (2)アジピン酸とジメチルアミノヒドロキシプロピレ
ンジエチレントリアミンとの共重合物(例えばSAND
OZ社製カルテレチンF4) (3)ポリ−(N,N−ジメチル−3,5−メチレンピ
ペリジニウムクロライド)(例えばMERCK社製マー
コート100) (4)N,N−ジメチル−3,5−メチレンピペリジニ
ウムクロライドとアクリルアミドの共重合物(例えばM
ERCK社製マーコート550) (5)アクリルアミドとβ−メタクリロキシエチルトリ
メチルアンモニウムとの共重合物(例えばハーキュレス
社製レチン220) (6)4級化グァーガム(例えばMEYHALL社製ジ
ャガーC−13) (7)ポリエチレンイミン(例えば日本触媒工業社製エ
ポミリP−100) (8)カチオン化セルロース(例えばUCC社製ポリマ
ーJR−400) (9)ポリアミンとポリグリコールとの縮合物(例えば
HENKEL社製ポリコートH) (10)アジピン酸ジメチル−アミノヒドロキシプロピ
ルジエチルトリアミン共重合体 これらのうちで更に好ましくは、ポリ−(N,N−ジメ
チル−3,5−メチレンピペリジニウムクロライド)、
N,N−ジメチル−3,5−メチレンピペリジニウムク
ロライドとアクリルアミドの共重合物、カチオン化セル
ロースが例示される。
の配合量は、洗浄剤組成物の剤型により異なるが、液体
洗浄剤の場合組成物中5〜50重量%、ペースト状洗浄
剤の場合15〜70重量%、固形洗浄剤の場合40〜9
5重量%であることが好ましい。また、成分(B)の配
合量は0.01〜5.0重量%、特に0.05〜2.0
重量%が好ましい。
酸塩(C)を配合することにより、前記の特性に加え、
更に起泡性や泡の感触も良好な洗浄剤が得られる。ここ
で、高級脂肪酸塩(C)としては、例えば炭素数8〜2
2の脂肪酸の塩基塩が挙げられる。具体的には、ラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イソステアリン
酸、オレイン酸などの単一脂肪酸の他、ヤシ油脂肪酸、
牛脂脂肪酸等の混合脂肪酸の塩基塩を挙げることができ
る。ここで塩としては、ナトリウム、カリウム等の無機
塩基性塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、
ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩(以下
TEAと略す)等のアルカノールアミン塩、リジン、ア
ルギニン等の塩基性アミノ酸等が挙げられる。これらの
高級脂肪酸塩(C)は、必ずしも脂肪酸塩として配合す
る必要はなく、脂肪酸と塩基を独立に配合して処方系の
中で脂肪酸塩を形成せしめてもよい。また、これらの高
級脂肪酸塩は、単独でまたは二種以上を混合して用いて
も良い。なお、本発明洗浄剤組成物への高級脂肪酸塩
(C)の配合量は、成分(A)および成分(B)の配合
量によって異なり、重量比で(C)/(A)+(B)=
1/20〜1/2、特に1/10〜1/3が好ましい。
活性剤、例えばアルキル硫酸塩、アルキルスルホン酸
塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、アルキルベン
ゼンスルホン酸塩、N−アシルサルコシン塩、N−アシ
ルアミノ酸塩、N−アシル−N−メチルタウリン塩、ア
ルファオレフィンスルホン酸塩、アルキルエーテル酢酸
塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩等のア
ニオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、糖エステル系、糖エーテル系、糖アミド系等のノニ
オン性界面活性剤、イミダゾリン系、ベタイン系等の両
性界面活性剤を本発明の効果を損なわない範囲において
任意に併用することもできる。
常用いられる成分を、本発明の効果を損なわない範囲に
おいて任意に併用することができる。例えば、プロピレ
ングリコール、ソルビトール、グリセリン等の保湿剤、
カルボキシビニルポリマー、メチルセルロース、エタノ
ール、ポリオキシエチレングリコールジステアレート等
の粘度調整剤、パール化剤、香料、色素、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、殺菌剤、抗炎症剤、防腐剤などを配合
することができる。
され、ペースト状、ゲル状、液状、固形状等の剤型とす
ることができ、皮膚または毛髪等の身体用の洗浄剤とし
て適するものであり、特に皮膚洗浄用とするのが好まし
い。
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
製し、これらの洗浄剤組成物について、泡立ち量、泡の
持続性および使用感を下記方法および基準に基づいて評
価した。その結果を表1に示す。
浄剤組成物について、20倍希釈水溶液を調製し、この
溶液100ml(液温40℃)を目盛付シリンダーに注
入する。次いで、攪拌羽根を上記溶液中に設置し、攪拌
開始から30秒後において生じた泡の体積(ml)を測
定し、泡立ち量とした。さらに1分間放置後の泡の体積
(ml)を測定し、泡の持続性とした。なお、攪拌羽根
の回転数は1000rpmであり、5秒毎に反転させ
た。 ・評価基準 ◎;泡の体積 250ml以上 ○;泡の体積 200ml〜250ml未満 △;泡の体積 200ml未満
て、男女各10名のパネラーに、一週間身体の洗浄を実
施してもらい、その際の官能評価を行った。評価は次の
基準による平均値を算出し、平均値が4.5以上の場合
を非常に良好(◎)、3.5〜4.4の場合を良好
(○)、2.5〜3.4の場合を普通(△)、2.4以
下の場合を不良(×)と判定した。 すすぎ時の泡切れ 5;泡切れが良い 4;泡切れがやや良い 3;普通 2;泡切れがやや悪い 1;泡切れが悪い すすぎ時の滑り、すすぎ後の滑りおよび乾燥後の
滑り 5;滑りが良い 4;滑りがやや良い 3;普通 2;滑りがやや悪い 1;滑りが悪い
し、冷却後、上記〜成分を添加し、液体洗浄剤組成
物を調製した。得られた洗浄剤組成物で皮膚を洗浄した
ところ、泡立ちが非常に良く、泡の持続性、泡切れおよ
びすすぎ時から乾燥後までの滑りも良好で、使用感に優
れていた。
れ、泡質および泡の持続性も良好で、低刺激性であり、
泡切れが良く、かつすすぎ時から乾燥した後に至るまで
被洗浄物表面の潤滑性が高く、しかも使用後にきしみや
つっぱり感が生じることのない使用感に優れた性質を有
しており、特に皮膚洗浄用として好適である。
Claims (2)
- 【請求項1】 次の成分(A)及び(B) (A)次の一般式(1)で表される2級アミド型N−ア
シルタウリン塩 【化1】RCONHCH2CH2SO3M (1) (式中RCOは炭素数10〜16の直鎖アシル基を示
し、Mはナトリウム、カリウムまたはアルカノールアン
モニウムを示す。)(B)(1)4級化ビニルピロリド
ンとアミノエチルメタクリレートとの共重合物、(2)
アジピン酸とジメチルアミノヒドロキシプロピレンジエ
チレントリアミンとの共重合物、(3)ポリ−(N,N
−ジメチル−3,5−メチレンピペリジニウムクロライ
ド)、(4)N,N−ジメチル−3,5−メチレンピペ
リジニウムクロライドとアクリルアミドの共重合物、
(5)アクリルアミドとβ−メタクリロキシエチルトリ
メチルアンモニウムとの共重合物、(6)4級化グァー
ガム、(7)ポリエチレンイミン、(8)カチオン化セ
ルロース、(9)ポリアミンとポリグリコールとの縮合
物、(10)アジピン酸ジメチル−アミノヒドロキシプ
ロピルジエチルトリアミン共重合体の群から選ばれる一
種又は二種以上のカチオンポリマーを含有することを特
徴とする洗浄剤組成物。 - 【請求項2】 請求項1記載の組成物に更に(C)高級
脂肪酸塩を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05447995A JP3403542B2 (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05447995A JP3403542B2 (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 洗浄剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08253791A JPH08253791A (ja) | 1996-10-01 |
JP3403542B2 true JP3403542B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=12971809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05447995A Expired - Lifetime JP3403542B2 (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3403542B2 (ja) |
-
1995
- 1995-03-14 JP JP05447995A patent/JP3403542B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08253791A (ja) | 1996-10-01 |
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