JP3024823B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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Description
には優れた洗浄力と起泡性を有し、かつ皮膚等に対し刺
激性の少ない洗浄剤組成物に関する。
分として広く用いられている。例えばラウリン酸カリウ
ムは液体石けんとしてよく用いられており、ミリスチン
酸カリウムは遊離の脂肪酸とともにクリーム状洗浄剤に
好んで用いられている。しかし、これらの成分はアルカ
リ性であるため肌、目等に乾燥感や刺激感を与えるとい
う問題がある。
対する刺激性が少ないという特長を有するが、洗浄力及
び起泡力が充分でないという問題がある。そこで、前記
高級脂肪酸塩と非イオン界面活性剤を併用して洗浄力を
高めようとする試みがなされている。
肪酸塩と非イオン界面活性剤を配合した洗浄剤は、洗浄
力は良好であるが、起泡性に関しては全く改善されず、
洗浄剤として充分満足できるものではなかった。従っ
て、洗浄力及び起泡性に優れ、かつ皮膚等に対する刺激
性の少ない洗浄剤組成物が望まれていた。
発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、高
級脂肪酸塩及び非イオン界面活性剤に加えて糖系界面活
性剤を配合すれば、洗浄力及び起泡性に優れ、かつ皮膚
等に対する刺激性が少ない洗浄剤が得られることを見出
し、本発明を完成した。
(B)及び(C) (A)高級脂肪酸塩 (B)一般式(1)
分岐鎖のアルキル、アルケニル又はアルキルフェニル基
を示し、R2 は炭素数2〜4のアルキレン基を示し、G
は炭素数5〜6の還元糖を示し、mは0〜10の数を示
し、nは1〜10の数を示す)で表わされる糖系界面活
性剤 (C)HLBが6〜17にある、ポリオキシエチレン硬
化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレングリ
セリン脂肪酸エステルから選ばれる非イオン界面活性剤
を含有し、かつ第4級アンモニウム塩型カチオン界面活
性剤を含有しないことを特徴とする皮膚又は毛髪用の洗
浄剤組成物を提供するものである。
脂肪酸塩としては、例えば炭素数8〜22の脂肪酸の塩
基塩が挙げられる。具体的には、ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、オレイン酸な
どの単一脂肪酸の他、やし油脂肪酸、牛脂脂肪酸等の混
合脂肪酸の塩基塩を挙げることができる。ここで塩とし
ては、ナトリウム、カリウム、カルシウムなどの無機塩
基性塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、ジ
エタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、2−ア
ミノ−2−メチルプロパノール、2−アミノ−2−メチ
ルプロパンジオール等のアルカノールアミン塩、リジ
ン、アルギニン等の塩基性アミノ酸等を示す。これらの
高級脂肪酸塩(A)は、必ずしも脂肪酸塩として配合す
る必要はなく、脂肪酸と塩基を単独に配合して処方系の
中で脂肪酸塩を形成せしめてもよい。また、これらの高
級脂肪酸塩は、単独で又は2種以上を混合して用いても
よい。
量は、剤型により異なるが、1〜90重量%(以下、単
に「%」で示す)、特に1〜50%が好ましい。
(1)中R1 が炭素数8〜18、特に10〜14のアル
キル基(ラウリル基、ミリスチル基等)であるものが好
ましい。また、親水基の糖部分は、炭素数5〜6の還元
糖〔(1)式中、G〕を基本単位とする。この還元糖と
しては、グルコース、ガラクトース、フラクトースが好
ましい。更に平均糖重合度nは1〜10であり、就中n
=1〜4が特に好ましい。かかる平均糖重合度nはR1
のアルキル基に由来する物性を考慮して選択するのが望
ましく、例えばR1 が炭素数8〜11の疎水基である場
合はn=1〜1.4 を、炭素数12〜14の疎水基である
場合はn=1.5 〜4.0 を選択するのが好ましい。なお、
平均糖重合度nはプロトン−NMR法で求められる。こ
れらの糖系界面活性剤は、単独で又は2種以上を混合し
て用いることができる。
量は、剤型により異なるが、1〜40%、特に1〜20
%が好ましい。
としては表1のものが挙げられる。
ス(Hydrophilic-Lypophilic Balance)を示す指標であ
り、本発明においては小田・寺村らによる次式を用いて
算出した値を用いている。
量は、剤型により異なるが、0.1 〜20%、特に1〜1
0%が好ましい。
成分の他に、洗浄剤として通常用いられる成分を発明の
効果を損なわない範囲において任意に併用することもで
きる。例えば、プロピレングリコール、ソルビトール、
グリセリン等の保湿剤、カルボキシビニルポリマー、メ
チルセルロース、エタノール、ポリオキシエチレングリ
コールジステアレート等の粘度調整剤、パール化剤、香
料、色素、紫外線吸収剤、酸化防止剤、殺菌剤、抗炎症
剤、防腐剤などを配合することができる。
ないが、特に液状、クリーム状等が好ましい。これらの
液状、クリーム状の剤型の洗浄剤を調製するには、常法
に従い、水性基剤に上記成分を均一に混合・分散せしめ
ればよい。
泡性に優れ、皮膚に対する刺激性が少なく、特に顔、手
等の皮膚洗浄用及び毛髪洗浄用として有用である。
が、本発明はこれに限定されるものではない。
した。得られた洗浄剤組成物について、専門パネラー1
0名に手を洗ってもらい、その洗浄力、起泡力及び刺激
性について官能評価を行った。結果を表2に示す。評価基準 洗浄力、起泡力及び低刺激性 非常に良い :◎ 良い :○ あまり良くない:△ わるい :×
成分を配合した本発明洗浄剤組成物は、これらのうちの
2成分を配合した洗浄剤に比べ、洗浄力、起泡力及び刺
激性のなさ、ともに良好であった。
Claims (1)
- 【請求項1】 次の成分(A)、(B)及び(C) (A)高級脂肪酸塩 (B)一般式(1) 【化1】 (式中、R1 は炭素数8〜18の直鎖又は分岐鎖のアル
キル、アルケニル又はアルキルフェニル基を示し、R2
は炭素数2〜4のアルキレン基を示し、Gは炭素数5〜
6の還元糖を示し、mは0〜10の数を示し、nは1〜
10の数を示す)で表わされる糖系界面活性剤 (C)HLBが6〜17にある、ポリオキシエチレン硬
化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレングリ
セリン脂肪酸エステルから選ばれる非イオン界面活性剤
を含有し、かつ第4級アンモニウム塩型カチオン界面活
性剤を含有しないことを特徴とする皮膚又は毛髪用の洗
浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15189891A JP3024823B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15189891A JP3024823B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 洗浄剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH051299A JPH051299A (ja) | 1993-01-08 |
JP3024823B2 true JP3024823B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=15528605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15189891A Expired - Lifetime JP3024823B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3024823B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19606620C2 (de) * | 1996-02-22 | 1999-01-07 | Henkel Kgaa | Verfahren zur reduktiven Bleiche |
US5853710A (en) * | 1997-09-26 | 1998-12-29 | Colgate-Palmolive Co. | Shave gel composition |
SG139699A1 (en) * | 2006-08-02 | 2008-02-29 | Fujimi Inc | Polishing composition and polishing process |
-
1991
- 1991-06-24 JP JP15189891A patent/JP3024823B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH051299A (ja) | 1993-01-08 |
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