JPH08291024A - 皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents

皮膚洗浄剤組成物

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JPH08291024A
JPH08291024A JP9338995A JP9338995A JPH08291024A JP H08291024 A JPH08291024 A JP H08291024A JP 9338995 A JP9338995 A JP 9338995A JP 9338995 A JP9338995 A JP 9338995A JP H08291024 A JPH08291024 A JP H08291024A
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JP
Japan
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group
carbon atoms
sugar
cleansing composition
component
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JP9338995A
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English (en)
Inventor
Reiko Fukuda
令子 福田
Kenji Kaneda
賢治 金田
Yasushi Kajiwara
泰 梶原
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (A)高級脂肪酸塩、(B)式(1) 【化1】 〔R1 はC8〜C18のアルキル、アルケニル又はアルキ
ルフェニル基、R2 はC2〜C4のアルキレン基、Gは炭
素数5〜6の還元糖、mは0〜10の数、nは1〜10
の数〕で表わされる糖系界面活性剤、及び(C)式
(2) 【化2】 〔R3 はH、C1〜C18のアルキル、アルケニル又はア
ルキルフェニル基、R4及びR5 は互いに異なり、C2
4のアルキレン基、XはH又はCx2x+1(xは1〜
3)、p及びqはそれぞれ1〜30の数〕で表わされる
非イオン性界面活性剤を含有する皮膚洗浄剤組成物。 【効果】 洗浄力及び起泡力に優れ、洗浄中及び洗浄後
の感触が良好で、皮膚に対して刺激性が少ない。特にメ
イク落とし、洗顔料等として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は皮膚洗浄剤組成物に関
し、更に詳細には、洗浄力及び起泡性に優れ、洗浄中及
び洗浄後の感触が良好で、かつ皮膚等に対して刺激性の
少ない皮膚洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高級脂肪酸塩は、起泡性が高く、
さっぱりした使用感を有することなどから、石けん等の
洗浄成分として広く用いられている。しかし、これらの
成分はアルカリ性であるため、皮膚、目等に乾燥感や刺
激感を与えるという問題がある。また、固体脂等の多量
の油分を含有した口紅、ファンデーション、アイシャド
ウ、マスカラ等のメイク汚れや皮脂等の油性汚れに対す
る洗浄力も十分ではなかった。
【0003】一方、糖系界面活性剤は、起泡性を有し、
皮膚に対する刺激性も比較的少ないものの、洗浄力が十
分でなく、さっぱりした使用感が得られないという問題
があった。このため、起泡性及び使用感に優れ、皮膚に
対する刺激性が少ないものとして、高級脂肪酸塩と糖系
界面活性剤を組合わせて配合した洗浄剤の開発が試みら
れている。
【0004】しかしながら、高級脂肪酸塩と糖系界面活
性剤を組合わせても、メイク汚れや油性汚れに対する洗
浄力は十分なものではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、メイク汚れや油性汚れに対して高い洗浄力を有し、
起泡性に優れ、洗浄中及び洗浄後の感触が良好で、しか
も皮膚等に対する刺激性の少ない皮膚洗浄剤組成物を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる実状において、本
発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、高
級脂肪酸塩及び糖系界面活性剤に加えて特定の非イオン
性界面活性剤を配合すれば、洗浄力及び起泡性に優れ、
さっぱりした使用感が得られ、かつ皮膚等に対する刺激
性が少ない皮膚洗浄剤組成物が得られることを見出し、
本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、次の成分(A)、
(B)及び(C): (A)高級脂肪酸塩、(B)一般式(1)
【0008】
【化3】
【0009】〔式中、R1 は炭素数8〜18の直鎖又は
分岐鎖のアルキル、アルケニル又はアルキルフェニル基
を示し、R2 は炭素数2〜4のアルキレン基を示し、G
は炭素数5〜6の還元糖を示し、mは0〜10の数を示
し、nは1〜10の数を示す〕で表わされる糖系界面活
性剤、(C)一般式(2)
【0010】
【化4】
【0011】〔式中、R3 は水素原子、炭素数1〜18
の直鎖又は分岐鎖のアルキル、アルケニル又はアルキル
フェニル基を示し、R4 及びR5 は互いに異なり、炭素
数2〜4のアルキレン基を示し、Xは水素原子又は基C
x2x+1(xは1〜3の数を示す)を示し、p及びqは
それぞれ1〜30の数を示す〕で表わされる非イオン性
界面活性剤を含有することを特徴とする皮膚洗浄剤組成
物を提供するものである。
【0012】本発明に用いられる(A)成分である高級
脂肪酸塩としては、例えば炭素数8〜22の脂肪酸の塩
基塩が挙げられる。具体的には、ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、オレイン酸な
どの単一脂肪酸の他、やし油脂肪酸、牛脂脂肪酸等の混
合脂肪酸の塩基塩を挙げることができる。ここで塩とし
ては、ナトリウム、カリウム、カルシウムなどの無機塩
基性塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、ジ
エタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、2−ア
ミノ−2−メチルプロパノール、2−アミノ−2−メチ
ルプロパンジオール等のアルカノールアミン塩、リジ
ン、アルギニン等の塩基性アミノ酸等が挙げられる。
(A)成分の高級脂肪酸塩としては、特にミリスチン酸
カリウム、ミリスチン酸トリエタノールアミンが好まし
い。
【0013】これらの高級脂肪酸塩(A)は、必ずしも
脂肪酸塩として配合する必要はなく、脂肪酸と塩基を単
独に配合して処方系の中で脂肪酸塩を形成せしめてもよ
い。また、これらの高級脂肪酸塩は、単独で又は2種以
上を混合して用いてもよい。
【0014】本発明の皮膚洗浄剤組成物への(A)成分
の配合量は、剤型により異なるが、1〜70重量%(以
下、単に「%」で示す)が好ましく、特に1〜50%、
更に1〜30%であると、皮膚や目に対する刺激感がよ
り低くなるので好ましい。
【0015】(B)成分の糖系界面活性剤は前記一般式
(1)で表わされるものであり、式中R1 が炭素数8〜
18、特に10〜14のアルキル基(ラウリル基、ミリ
スチル基等)であるものが好ましい。また、親水基の糖
部分は、炭素数5〜6の還元糖〔(1)式中、G〕を基
本単位とする。この還元糖としては、グルコース、ガラ
クトース、フラクトースが好ましい。更に平均糖重合度
nは1〜10の数であり、就中n=1〜4が特に好まし
い。かかる平均糖重合度nはR1 のアルキル基に由来す
る物性を考慮して選択するのが望ましく、例えばR1
炭素数8〜11の疎水基である場合はn=1〜1.4 を、
炭素数12〜14の疎水基である場合はn=1.5 〜4.0
を選択するのが好ましい。なお、平均糖重合度nはプロ
トン−NMR法で求められる。また、mは0〜10の数
であり、特に0〜3が好ましい。これらの糖系界面活性
剤は、単独で又は2種以上を混合して用いることができ
る。
【0016】本発明の皮膚洗浄剤組成物への(B)成分
の配合量は、剤型により異なるが、1〜30%が好まし
く、特に1〜20%であると、さっぱりとした使用感が
損われないので好ましい。
【0017】(C)成分の非イオン性界面活性剤は前記
一般式(2)で表わされるものであり、式中R3 が炭素
数1〜12、特に1〜6のアルキル基(メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基
等)であるものが、すすぎやすく、ぬるつきもなく好ま
しい。また、R4 及びR5 は互いに異なり、エチレン
基、プロピレン基、ブチレン基等であり、一方がエチレ
ン基で他方がプロピレン基であるのが好ましい。特に、
4 がプロピレン基で、R5 がエチレン基であるもの
が、洗浄力がより高くなり好ましい。このような場合に
は、p及びqの合計が3〜25、特に6〜15であるの
が好ましい。またXは水素原子が好ましい。
【0018】(C)成分の非イオン性界面活性剤はHL
Bが3〜15であるのが好ましく、特に6〜10が好ま
しい。なお、HLBとは親水性−親油性のバランス(Hy
drophilic-Lypophilic Balance)を示す指標であり、本
発明においては小田・寺村らによる次式を用いて算出し
た値を用いている。
【0019】
【数1】
【0020】本発明の皮膚洗浄剤組成物への(C)成分
の配合量は、剤型により異なるが、0.1 〜20%が好ま
しく、特に1〜10%、更に1〜6%であると、より起
泡性に優れるので好ましい。
【0021】また、本発明の皮膚洗浄剤組成物には、上
記必須成分の他に、洗浄剤として通常用いられる成分を
発明の効果を損なわない範囲において任意に併用するこ
とができる。例えば、プロピレングリコール、ソルビト
ール、グリセリン等の保湿剤、カルボキシビニルポリマ
ー、メチルセルロース、エタノール、ポリオキシエチレ
ングリコールジステアレート等の粘度調整剤、パール化
剤、香料、色素、紫外線吸収剤、酸化防止剤、殺菌剤、
抗炎症剤、防腐剤などを配合することができる。
【0022】本発明の皮膚洗浄剤組成物の剤型は特に限
定されないが、特に液状、クリーム状等とするのが好ま
しい。これらの液状、クリーム状の剤型の皮膚洗浄剤組
成物を製造するには、常法に従い、水性基剤に上記成分
を均一に混合・分散せしめればよい。
【0023】
【発明の効果】本発明の皮膚洗浄剤組成物は、メイク汚
れや油性汚れに対して高い洗浄力を有し、起泡性に優
れ、洗浄中及び洗浄後の感触が良好で、さっぱりした使
用感が得られ、しかも皮膚に対する刺激性が少ないもの
であり、特にメイク落とし、洗顔料等として有用であ
る。
【0024】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0025】実施例1 表1に記載の成分を均一に混合して、皮膚洗浄剤組成物
を製造した。得られた皮膚洗浄剤組成物について、専門
パネラーにより化粧した顔に使用してもらい、その洗浄
力、起泡性、使用感(さっぱり感)及び刺激性のなさに
ついて官能評価を行い、次の基準で評価した。結果を表
1に示す。評価基準 洗浄力、起泡性、使用感(さっぱり感)及び刺激性のな
さ; 非常に良い :◎ 良い :○ あまり良くない:△ わるい :×
【0026】
【表1】
【0027】表1の結果より、(A)、(B)及び
(C)の3成分を配合した本発明の皮膚洗浄剤組成物
は、比較品に比べ、洗浄力、起泡力、使用感及び刺激性
のなさ、ともに良好であった。
【0028】実施例2(メイク落とし) 次に示す組成のメイク落としを常法により製造した。得
られたメイク落としは、洗浄力及び起泡性に優れ、さっ
ぱりした使用感が得られ、しかも皮膚に対する刺激性の
少ないものであった。
【0029】
【表2】 (成分) (%) ミリスチン酸カリウム 20 アルキルサッカライド(一般式(1)において、 R1=C10H21,m=0,G=グルコース,n=1.3のもの) 10 ポリオキシエチレン(3.5)ポリオキシプロピレン(7) ブチルエーテル 5 ソルビトール 20 ラウリルジメチルアミンオキサイド 4 エタノール 2 水 バランス 合 計 100
【0030】実施例3(洗顔料) 次に示す組成の洗顔料を常法により製造した。得られた
洗顔料は、洗浄力及び起泡性に優れ、さっぱりした使用
感が得られ、しかも皮膚に対する刺激性の少ないもので
あった。
【0031】
【表3】 (成分) (%) ミリスチン酸トリエタノールアミン 10 アルキルサッカライド(一般式(1)において、 R1=C10H21,m=0,G=グルコース,n=1.3のもの) 4 ポリオキシエチレン(5)ポリオキシプロピレン(7) プロピルエーテル 2 グリセリン 15 ラウリルヒドロキシスルホベタイン 1 プロピレングリコール 5 水 バランス 合 計 100

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)、(B)及び(C): (A)高級脂肪酸塩、(B)一般式(1) 【化1】 〔式中、R1 は炭素数8〜18の直鎖又は分岐鎖のアル
    キル、アルケニル又はアルキルフェニル基を示し、R2
    は炭素数2〜4のアルキレン基を示し、Gは炭素数5〜
    6の還元糖を示し、mは0〜10の数を示し、nは1〜
    10の数を示す〕で表わされる糖系界面活性剤、(C)
    一般式(2) 【化2】 〔式中、R3 は水素原子、炭素数1〜18の直鎖又は分
    岐鎖のアルキル、アルケニル又はアルキルフェニル基を
    示し、R4 及びR5 は互いに異なり、炭素数2〜4のア
    ルキレン基を示し、Xは水素原子又は基Cx2x+1(x
    は1〜3の数を示す)を示し、p及びqはそれぞれ1〜
    30の数を示す〕で表わされる非イオン性界面活性剤を
    含有することを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 成分(C)の非イオン性界面活性剤が、
    一般式(2)中、R 3 が炭素数1〜6のアルキル基のも
    のである請求項1記載の皮膚洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 成分(C)の非イオン性界面活性剤が、
    一般式(2)中、R 4 がプロピレン基で、R5 がエチレ
    ン基のものである請求項1又は2記載の皮膚洗浄剤組成
    物。
  4. 【請求項4】 成分(A)を1〜70重量%、成分
    (B)を1〜30重量%及び成分(C)を0.1〜20
    重量%含有する請求項1〜3のいずれか1項記載の皮膚
    洗浄剤組成物。
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