JP3023714B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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Description
に詳細には優れた起泡力を有し、皮膚等に対する刺激が
少なく、かつベース臭の少ない洗浄剤組成物に関する。
分として広く用いられている。例えばラウリン酸カリウ
ムは液体石けんとしてよく用いられており、ミリスチン
酸カリウムは遊離の脂肪酸とともにクリーム状洗浄剤に
好んで用いられている。しかし、これらの成分はアルカ
リ性であるため肌、目等に乾燥感や刺激感を与えるとい
う問題がある。
性が少ないという特長を有するが、これを単独で用いた
場合には起泡性、洗浄性が充分でないという問題があっ
た。そこで、糖系界面活性剤と他の界面活性剤とを併用
する試みも数多く提案されている(特開昭64-69690号、
特開平1-168613号、同1-178596号、同1-178597号、同1-
287198号)。これらの併用系の洗浄剤のうち、糖系界面
活性剤と高級脂肪酸塩との併用系は、洗浄力及び起泡性
が良好であり、かつ刺激性も低いものである。
はクリーム状の洗浄剤は、その調製の際、高級脂肪酸塩
の配合のため加熱すると、高級脂肪酸塩の分解臭が発生
するという問題がある。そこで、従来は調製時の加熱を
最小限に抑えることにより、この問題の回避を図ってい
るが、加熱を抑えると溶解しづらくなり、均一に混合す
ることが困難になるという問題があった。
発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、糖
系界面活性剤及び高級脂肪酸塩に加えて酸化防止剤を配
合すれば、洗浄力及び起泡性に優れ、かつ皮膚等に対す
る刺激性が少なく、更に加熱に起因する臭気の少ない洗
浄剤が得られることを見出し、本発明を完成した。
(B)及び(C) (A)高級脂肪酸塩 (B)一般式(1)
分岐鎖のアルキル、アルケニル又はアルキルフェニル基
を示し、R2 は炭素数2〜4のアルキレン基を示し、G
は炭素数5〜6の還元糖を示し、mは0〜10の数を示
し、nは1〜10の数を示す)で表わされる糖系界面活
性剤 (C)トコフェロール及びジブチルヒドロキシトルエン
から選ばれる酸化防止剤を含有し、かつ第4級アンモニ
ウム塩型カチオン界面活性剤を含有しない、液状又はク
リーム状の洗浄剤組成物を提供するものである。
脂肪酸塩としては、例えば炭素数8〜22の脂肪酸の塩
基塩が挙げられる。具体的には、ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、オレイン酸な
どの単一脂肪酸の他、ヤシ油脂肪酸、牛脂脂肪酸等の混
合脂肪酸の塩基塩を挙げることができる。ここで塩とし
ては、ナトリウム、カリウム、カルシウムなどの無機塩
基性塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、ジ
エタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、2−ア
ミノ−2−メチルプロパノール、2−アミノ−2−メチ
ルプロパンジオール等のアルカノールアミン塩、リジ
ン、アルギニン等の塩基性アミノ酸等を示す。これらの
高級脂肪酸塩(A)は、必ずしも脂肪酸塩として配合す
る必要はなく、脂肪酸と塩基を単独に配合して処方系の
中で脂肪酸塩を形成せしめてもよい。また、これらの高
級脂肪酸塩は、単独で又は2種以上を混合して用いても
よい。
量は、剤型により異なるが、1〜90重量%(以下、単
に「%」で示す)、特に1〜50%が好ましい。
(1)中R1 が炭素数8〜18、特に10〜14のアル
キル基(ラウリル基、ミリスチル基等)であるものが好
ましい。また、親水基の糖部分は、炭素数5〜6の還元
糖〔(1)式中、G〕を基本単位とする。この還元糖と
しては、グルコース、ガラクトース、フラクトースが好
ましい。更に平均糖重合度nは1〜10であり、就中n
=1〜4が特に好ましい。かかる平均糖重合度nはR1
のアルキル基に由来する物性を考慮して選択するのが望
ましく、例えばR1 が炭素数8〜11の疎水基である場
合はn=1〜1.4 を、炭素数12〜14の疎水基である
場合はn=1.5〜4.0を選択するのが好ましい。なお、平
均糖重合度nはプロトン−NMR法で求められる。これ
らの糖系界面活性剤は、単独又は2種以上を混合して用
いることができる。
量は、剤型により異なるが、1〜40%、特に1〜20
%が好ましい。
量は、剤型により異なるが、0.0001〜2%、特に0.001
〜0.5%が好ましい。
成分の他に、洗浄剤として通常用いられる成分を発明の
効果を損なわない範囲において任意に併用することもで
きる。例えば、プロピレングリコール、ソルビトール、
グリセリン等の保湿剤、カルボキシビニルポリマー、メ
チルセルロース、エタノール、ポリオキシエチレングリ
コールジステアレート等の粘度調整剤、パール化剤、香
料、色素、紫外線吸収剤、酸化防止剤、殺菌剤、抗炎症
剤、防腐剤などを配合することができる。
するには、常法に従い、水性基剤に上記成分を均一に混
合・分散せしめればよい。
泡性に優れ、皮膚に対する刺激性が少なく、かつ加熱に
起因する臭気の少ないものであり、特に顔、手等の皮膚
洗浄用及び毛髪洗浄用として有用である。
が、本発明はこれに限定されるものではない。
した。得られた洗浄剤組成物について、専門パネラー1
0名に手を洗ってもらい、そのにおい、泡立ちについて
下記基準により官能評価を行った。結果を表1に示す。評価基準 におい ベース臭がない :○ ベース臭が少しある:△ ベース臭がある :× 泡立ち 良い :○ あまり良くない:△ 悪い :×
成分を配合した本発明洗浄剤組成物は、これらのうちの
2成分を配合した洗浄剤に比べ、におい、泡立ちともに
良好であった。なお、本発明洗浄剤組成物は、洗浄力が
強く、かつ手肌に対する刺激性も極めて弱いものであっ
た。
Claims (1)
- 【請求項1】 次の成分(A)、(B)及び(C) (A)高級脂肪酸塩 (B)一般式(1) 【化1】 (式中、R1 は炭素数8〜18の直鎖又は分岐鎖のアル
キル、アルケニル又はアルキルフェニル基を示し、R2
は炭素数2〜4のアルキレン基を示し、Gは炭素数5〜
6の還元糖を示し、mは0〜10の数を示し、nは1〜
10の数を示す)で表わされる糖系界面活性剤 (C)トコフェロール及びジブチルヒドロキシトルエン
から選ばれる酸化防止剤を含有し、かつ第4級アンモニ
ウム塩型カチオン界面活性剤を含有しない、液状又はク
リーム状の洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15022591A JP3023714B2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15022591A JP3023714B2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 洗浄剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04372699A JPH04372699A (ja) | 1992-12-25 |
JP3023714B2 true JP3023714B2 (ja) | 2000-03-21 |
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ID=15492280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP15022591A Expired - Fee Related JP3023714B2 (ja) | 1991-06-21 | 1991-06-21 | 洗浄剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3023714B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9202568D0 (en) * | 1992-02-07 | 1992-03-25 | Unilever Plc | Cosmetic composition |
ID29406A (id) * | 1998-11-02 | 2001-08-30 | Ciba Sc Holding Ag | Stabilisasi produk perawatan tubuh dan produk rumah-tangga |
-
1991
- 1991-06-21 JP JP15022591A patent/JP3023714B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04372699A (ja) | 1992-12-25 |
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