JP3416995B2 - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents
液体洗浄剤組成物Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗浄剤組成物、更に詳細
には、N−アシル化アミノ酸型界面活性剤を含有する洗
浄剤組成物に特定のホスホン酸化合物及びジブチルヒド
ロキシトルエンを添加することにより、低刺激で、使用
感に優れると共に、その色調及びにおいの劣化を防止し
た液体洗浄剤組成物に関する。 【0002】 【従来の技術】身体洗浄剤組成物は、一般にアニオン界
面活性剤を主成分としており、皮膚洗浄用としては、石
鹸、即ち高級脂肪酸塩が、また頭髪洗浄用としては、ア
ルキル硫酸塩やアルキルスルホン酸塩が主に用いられて
いる。しかし、皮膚洗浄用に用いられる石鹸は、すすぎ
時にきしみやつっぱりを生じるという欠点があり、頭髪
洗浄用に用いられるアルキル硫酸塩やアルキルスルホン
酸塩は、洗浄力に優れているが刺激性の点で問題があっ
た。 【0003】そこで、使用感に優れ、低刺激な界面活性
剤として、特定のN−アシル化アミノ酸型界面活性剤を
洗浄剤の主基剤として用いることが検討されているが、
これは、高温度保存において、着色及びにおいの劣化が
生じる等の難点があり、洗浄剤組成物用の界面活性剤と
しては未だ満足のゆくものではなかった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従って、N−アシル化
アミノ酸型界面活性剤の特性を活かしつつ、高温度保存
においても着色及びにおいの劣化を防止できる洗浄剤組
成物の開発が望まれていた。 【0005】 【課題を解決するための手段】かかる実情において本発
明者は、N−アシル化アミノ酸型界面活性剤を使用した
洗浄剤組成物について、上記欠点を解消すべく、鋭意研
究を重ねた結果、今般計らずも一般式(1)で表わされ
るN−アシル化アミノ酸型界面活性剤に一般式(2)で
表わされるホスホン酸化合物と式(3)で表わされるジ
ブチルヒドロキシトルエンを配合することにより、高温
度保存における着色及びにおいの劣化を防止した液体洗
浄剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成し
た。 【0006】即ち、本発明は次の成分(A)、(B)及
び(C); (A)次の一般式(1): R1CONH(CH2)nCOOM1 ・・・・(1) 〔式中、R1COは炭素数10〜16の直鎖アシル基を示し、nは1又は2の数 を示し、M1はnが1のときはナトリウム原子、カリウム原子又はアルカノール アンモニウムを、nが2のときはカリウム原子又はアルカノールアンモニウムを 示す〕 で表わされる2級アミド型N−アシルアミノ酸塩 2〜60重量% (B)次の一般式(2): 【0007】 【化3】 【0008】 〔式中、M2は水素原子又はアルカリ金属原子を示す〕 で表わされるホスホン酸化合物 0.01〜1.0重量% (C)次の式(3): 【0009】 【化4】 【0010】 で表わされるジブチルヒドロキシトルエン 0.05〜1.0重量% を含有する液体洗浄剤組成物を提供するものである。 【0011】本発明に用いられる(A)成分の2級アミ
ド型N−アシルアミノ酸塩は、水道水中等に含まれるカ
ルシウムイオンと反応して潤滑性の高い板状結晶を生成
する性質を有するため、これを洗浄剤組成物に配合すれ
ば、洗浄後の滑り等の良好な使用感を付与する作用を示
すものである。ここで、2級アミド型N−アシルアミノ
酸塩とカルシウムイオンの反応により生成する板状結晶
の潤滑性は、例えば乾燥豚皮(アロアスク、抗体化成工
業製)を生理食塩水で再生したものの上における板状結
晶の静摩擦係数を測定することにより求められ、該係数
が含水時から乾燥までブランクの場合より低いものを良
好と評価する。 【0012】上記2級アミド型N−アシルアミノ酸塩に
おいて、前記一般式(1)中、R1COで示される直鎖
アシル基の炭素数は10〜16であり、特に12〜14
であることが望ましく、具体的にはカプリノイル基、ラ
ウロイル基又はミリストイル基が好ましい。この炭素数
が16を超えると、生成する板状結晶の潤滑性が低下す
るため好ましくなく、炭素数が10未満であると、泡立
ちが低下するため好ましくない。 【0013】M1で示されるアルカノールアンモニウム
としては、例えばモノエタノールアンモニウム、ジエタ
ノールアンモニウム、トリエタノールアンモニウムが挙
げられ、特にトリエタノールアンモニウムが好ましい。 【0014】なお、一般式(1)中、nが2であり、M
1がナトリウム原子であるものは、クラフト点が高く、
水溶性に劣るため、液体洗浄剤に用いる場合には好まし
くない。 【0015】上記2級アミド型N−アシルアミノ酸塩
は、N−アシル基が上記直鎖のアシルで構成される2級
アミド型構造であることが非常に重要である。即ち、N
−アシル基を構成するアシル基が分岐状であったり、又
はアミド構造が3級アミド型の場合は、板状結晶の生成
が抑制されたり、生成した結晶の物性が潤滑性に乏し
く、べたつきの多いものであったりするため好ましい感
触が得難い。 【0016】本発明において(A)成分の2級アミド型
N−アシルアミノ酸塩の配合量は、全組成中に2〜60
重量%(以下、単に%で示す)、好ましくは4〜40%
である。配合量が2%未満ではすすぎ時に生成した板状
結晶に起因する良好な使用感が得られず、一方、60%
を超えると、液がゲル化し、良好な液体洗浄剤組成物が
得られない。 【0017】また、本発明に用いられる(B)成分のホ
スホン酸化合物は前記一般式(2)で表わされるが、式
中、M2で示されるアルカリ金属原子としては、ナトリ
ウム原子、カリウム原子、リチウム原子等が挙げられ
る。 【0018】(B)成分のホスホン酸化合物の配合量
は、全組成中に0.01〜1.0%、好ましくは0.0
2〜0.5%である。配合量が0.01%未満では、後
記する(C)成分のジブチルヒドロキシトルエンと併用
しても着色及びにおいの劣化を防止することはできず、
一方、1.0%を超えるとホスホン酸化合物自体の臭気
の劣化をきたし、においの劣化を防止することができな
い。 【0019】また、本発明の(C)成分の式(3)で表
わされるジブチルヒドロキシトルエンの配合量は、全組
成中に0.05〜1.0%、好ましくは0.1〜0.5
%である。配合量が0.05%未満では着色及びにおい
の劣化を防止することができず、一方、1.0%を超え
ると前述のホスホン酸化合物と併用しても着色及びにお
いの劣化防止効果がほぼ平衡に達してしまうので好まし
くない。 【0020】本発明の液体洗浄剤組成物は常法に従って
製造されるが、液体媒体としては水を用いるのが好まし
く、その配合量は全組成中に50〜90%が好ましい。 【0021】なお、本発明の液体洗浄剤組成物には、そ
の他の界面活性剤、例えばアルキル硫酸塩、アルキルス
ルホン酸塩、ポリオシキエチレンアルキル硫酸塩、アル
キルベンゼンスルホン酸塩、N−アシル−N−メチルタ
ウリン塩、アルファオレフィンスルホン酸塩、アルキル
エーテル酢酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
酢酸塩等のアニオン性界面活性剤、脂肪酸アミド、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、糖エステル系、糖エ
ーテル系、糖アミド系等のノニオン性界面活性剤、イミ
ダゾリン系、ベタイン系等の両性界面活性剤を本発明の
効果を損なわない範囲において任意に併用することもで
きる。 【0022】更に、その他の添加剤として、洗浄剤に通
常用いられる成分を本発明の効果を損なわない範囲で任
意に併用することができる。例えば、プロピレングリコ
ール、ソルビトール、グリセリン等の保湿剤、カルボキ
シビニルポリマー、メチルセルロース、エタノール、ポ
リオキシエチレングリコールジステアレート等の粘度調
整剤、パール化剤、香料、色素、紫外線吸収剤、酸化防
止剤、殺菌剤、抗炎症剤、防腐剤などを配合することが
できる。 【0023】本発明の液体洗浄剤組成物は、皮膚又は毛
髪等の身体用の洗浄剤として適するものであり、特に皮
膚洗浄用とするのが好ましい。 【0024】 【実施例】次に、本発明を実施例に基づいて具体的に詳
述する。但し、本発明は以下に示す実施例に限定される
ものではない。 【0025】実施例1 下記の表1及び表2に記載の配合組成よりなる液体洗浄
剤組成物を調製し、それぞれの液体洗浄剤組成物につい
て、下記の方法及び基準に基づき、着色防止効果及び生
地臭の劣化防止効果について評価を行った。その結果を
表1及び表2に示す。 【0026】(1)着色防止効果:調製された液体洗浄
剤組成物を50℃、20日の促進試験条件で保存し着色
度を下記の評価基準で調製直後のものと比較して、肉眼
により判定する。 ○:色調の変化がなく良好。 △:色調の変化があり使用不可能。 ×:色調の著しい変化があり使用不可能。 【0027】(2)生地臭の劣化防止効果:調製された
液体洗浄剤組成物を50℃、20日の促進試験条件で保
存し、においのパネラーによる官能評価により調製直後
のものを標準とし判定する。 ○:においの変化がなく良好。 △:においの変化があるが使用は可能。 ×:においの著しい変化があり使用不可能。 【0028】 【表1】 【0029】 【表2】【0030】表1及び表2の結果から明らかな如く、本
発明品は比較品に比べ、着色防止効果及び生地臭の劣化
防止効果に優れていた。 【0031】実施例2 下記の配合組成よりなる液体洗浄剤組成物を、(1)成
分を溶解し、冷却後、(2)〜(5)成分を添加して調
製した。得られた液体洗浄剤組成物は刺激性も少なく、
使用感に優れると共に、高温保存において、色調及びに
おいの安定性に優れていた。 【0032】 【表3】 〔配合組成〕 (重量%) (1)ラウロイル−β−アラニントリエタノールアミン 25 (2)1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸 0.1 (3)ジブチルヒドロキシトルエン 0.2 (4)エタノール 3 (5)香料 0.5 (6)精製水 バランス 【0033】 【発明の効果】本発明の液体洗浄剤組成物は低刺激で、
使用感に優れると共に、高温度保存時においても色調及
びにおいの劣化がなく、実用上有利なものである。
には、N−アシル化アミノ酸型界面活性剤を含有する洗
浄剤組成物に特定のホスホン酸化合物及びジブチルヒド
ロキシトルエンを添加することにより、低刺激で、使用
感に優れると共に、その色調及びにおいの劣化を防止し
た液体洗浄剤組成物に関する。 【0002】 【従来の技術】身体洗浄剤組成物は、一般にアニオン界
面活性剤を主成分としており、皮膚洗浄用としては、石
鹸、即ち高級脂肪酸塩が、また頭髪洗浄用としては、ア
ルキル硫酸塩やアルキルスルホン酸塩が主に用いられて
いる。しかし、皮膚洗浄用に用いられる石鹸は、すすぎ
時にきしみやつっぱりを生じるという欠点があり、頭髪
洗浄用に用いられるアルキル硫酸塩やアルキルスルホン
酸塩は、洗浄力に優れているが刺激性の点で問題があっ
た。 【0003】そこで、使用感に優れ、低刺激な界面活性
剤として、特定のN−アシル化アミノ酸型界面活性剤を
洗浄剤の主基剤として用いることが検討されているが、
これは、高温度保存において、着色及びにおいの劣化が
生じる等の難点があり、洗浄剤組成物用の界面活性剤と
しては未だ満足のゆくものではなかった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従って、N−アシル化
アミノ酸型界面活性剤の特性を活かしつつ、高温度保存
においても着色及びにおいの劣化を防止できる洗浄剤組
成物の開発が望まれていた。 【0005】 【課題を解決するための手段】かかる実情において本発
明者は、N−アシル化アミノ酸型界面活性剤を使用した
洗浄剤組成物について、上記欠点を解消すべく、鋭意研
究を重ねた結果、今般計らずも一般式(1)で表わされ
るN−アシル化アミノ酸型界面活性剤に一般式(2)で
表わされるホスホン酸化合物と式(3)で表わされるジ
ブチルヒドロキシトルエンを配合することにより、高温
度保存における着色及びにおいの劣化を防止した液体洗
浄剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成し
た。 【0006】即ち、本発明は次の成分(A)、(B)及
び(C); (A)次の一般式(1): R1CONH(CH2)nCOOM1 ・・・・(1) 〔式中、R1COは炭素数10〜16の直鎖アシル基を示し、nは1又は2の数 を示し、M1はnが1のときはナトリウム原子、カリウム原子又はアルカノール アンモニウムを、nが2のときはカリウム原子又はアルカノールアンモニウムを 示す〕 で表わされる2級アミド型N−アシルアミノ酸塩 2〜60重量% (B)次の一般式(2): 【0007】 【化3】 【0008】 〔式中、M2は水素原子又はアルカリ金属原子を示す〕 で表わされるホスホン酸化合物 0.01〜1.0重量% (C)次の式(3): 【0009】 【化4】 【0010】 で表わされるジブチルヒドロキシトルエン 0.05〜1.0重量% を含有する液体洗浄剤組成物を提供するものである。 【0011】本発明に用いられる(A)成分の2級アミ
ド型N−アシルアミノ酸塩は、水道水中等に含まれるカ
ルシウムイオンと反応して潤滑性の高い板状結晶を生成
する性質を有するため、これを洗浄剤組成物に配合すれ
ば、洗浄後の滑り等の良好な使用感を付与する作用を示
すものである。ここで、2級アミド型N−アシルアミノ
酸塩とカルシウムイオンの反応により生成する板状結晶
の潤滑性は、例えば乾燥豚皮(アロアスク、抗体化成工
業製)を生理食塩水で再生したものの上における板状結
晶の静摩擦係数を測定することにより求められ、該係数
が含水時から乾燥までブランクの場合より低いものを良
好と評価する。 【0012】上記2級アミド型N−アシルアミノ酸塩に
おいて、前記一般式(1)中、R1COで示される直鎖
アシル基の炭素数は10〜16であり、特に12〜14
であることが望ましく、具体的にはカプリノイル基、ラ
ウロイル基又はミリストイル基が好ましい。この炭素数
が16を超えると、生成する板状結晶の潤滑性が低下す
るため好ましくなく、炭素数が10未満であると、泡立
ちが低下するため好ましくない。 【0013】M1で示されるアルカノールアンモニウム
としては、例えばモノエタノールアンモニウム、ジエタ
ノールアンモニウム、トリエタノールアンモニウムが挙
げられ、特にトリエタノールアンモニウムが好ましい。 【0014】なお、一般式(1)中、nが2であり、M
1がナトリウム原子であるものは、クラフト点が高く、
水溶性に劣るため、液体洗浄剤に用いる場合には好まし
くない。 【0015】上記2級アミド型N−アシルアミノ酸塩
は、N−アシル基が上記直鎖のアシルで構成される2級
アミド型構造であることが非常に重要である。即ち、N
−アシル基を構成するアシル基が分岐状であったり、又
はアミド構造が3級アミド型の場合は、板状結晶の生成
が抑制されたり、生成した結晶の物性が潤滑性に乏し
く、べたつきの多いものであったりするため好ましい感
触が得難い。 【0016】本発明において(A)成分の2級アミド型
N−アシルアミノ酸塩の配合量は、全組成中に2〜60
重量%(以下、単に%で示す)、好ましくは4〜40%
である。配合量が2%未満ではすすぎ時に生成した板状
結晶に起因する良好な使用感が得られず、一方、60%
を超えると、液がゲル化し、良好な液体洗浄剤組成物が
得られない。 【0017】また、本発明に用いられる(B)成分のホ
スホン酸化合物は前記一般式(2)で表わされるが、式
中、M2で示されるアルカリ金属原子としては、ナトリ
ウム原子、カリウム原子、リチウム原子等が挙げられ
る。 【0018】(B)成分のホスホン酸化合物の配合量
は、全組成中に0.01〜1.0%、好ましくは0.0
2〜0.5%である。配合量が0.01%未満では、後
記する(C)成分のジブチルヒドロキシトルエンと併用
しても着色及びにおいの劣化を防止することはできず、
一方、1.0%を超えるとホスホン酸化合物自体の臭気
の劣化をきたし、においの劣化を防止することができな
い。 【0019】また、本発明の(C)成分の式(3)で表
わされるジブチルヒドロキシトルエンの配合量は、全組
成中に0.05〜1.0%、好ましくは0.1〜0.5
%である。配合量が0.05%未満では着色及びにおい
の劣化を防止することができず、一方、1.0%を超え
ると前述のホスホン酸化合物と併用しても着色及びにお
いの劣化防止効果がほぼ平衡に達してしまうので好まし
くない。 【0020】本発明の液体洗浄剤組成物は常法に従って
製造されるが、液体媒体としては水を用いるのが好まし
く、その配合量は全組成中に50〜90%が好ましい。 【0021】なお、本発明の液体洗浄剤組成物には、そ
の他の界面活性剤、例えばアルキル硫酸塩、アルキルス
ルホン酸塩、ポリオシキエチレンアルキル硫酸塩、アル
キルベンゼンスルホン酸塩、N−アシル−N−メチルタ
ウリン塩、アルファオレフィンスルホン酸塩、アルキル
エーテル酢酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
酢酸塩等のアニオン性界面活性剤、脂肪酸アミド、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、糖エステル系、糖エ
ーテル系、糖アミド系等のノニオン性界面活性剤、イミ
ダゾリン系、ベタイン系等の両性界面活性剤を本発明の
効果を損なわない範囲において任意に併用することもで
きる。 【0022】更に、その他の添加剤として、洗浄剤に通
常用いられる成分を本発明の効果を損なわない範囲で任
意に併用することができる。例えば、プロピレングリコ
ール、ソルビトール、グリセリン等の保湿剤、カルボキ
シビニルポリマー、メチルセルロース、エタノール、ポ
リオキシエチレングリコールジステアレート等の粘度調
整剤、パール化剤、香料、色素、紫外線吸収剤、酸化防
止剤、殺菌剤、抗炎症剤、防腐剤などを配合することが
できる。 【0023】本発明の液体洗浄剤組成物は、皮膚又は毛
髪等の身体用の洗浄剤として適するものであり、特に皮
膚洗浄用とするのが好ましい。 【0024】 【実施例】次に、本発明を実施例に基づいて具体的に詳
述する。但し、本発明は以下に示す実施例に限定される
ものではない。 【0025】実施例1 下記の表1及び表2に記載の配合組成よりなる液体洗浄
剤組成物を調製し、それぞれの液体洗浄剤組成物につい
て、下記の方法及び基準に基づき、着色防止効果及び生
地臭の劣化防止効果について評価を行った。その結果を
表1及び表2に示す。 【0026】(1)着色防止効果:調製された液体洗浄
剤組成物を50℃、20日の促進試験条件で保存し着色
度を下記の評価基準で調製直後のものと比較して、肉眼
により判定する。 ○:色調の変化がなく良好。 △:色調の変化があり使用不可能。 ×:色調の著しい変化があり使用不可能。 【0027】(2)生地臭の劣化防止効果:調製された
液体洗浄剤組成物を50℃、20日の促進試験条件で保
存し、においのパネラーによる官能評価により調製直後
のものを標準とし判定する。 ○:においの変化がなく良好。 △:においの変化があるが使用は可能。 ×:においの著しい変化があり使用不可能。 【0028】 【表1】 【0029】 【表2】【0030】表1及び表2の結果から明らかな如く、本
発明品は比較品に比べ、着色防止効果及び生地臭の劣化
防止効果に優れていた。 【0031】実施例2 下記の配合組成よりなる液体洗浄剤組成物を、(1)成
分を溶解し、冷却後、(2)〜(5)成分を添加して調
製した。得られた液体洗浄剤組成物は刺激性も少なく、
使用感に優れると共に、高温保存において、色調及びに
おいの安定性に優れていた。 【0032】 【表3】 〔配合組成〕 (重量%) (1)ラウロイル−β−アラニントリエタノールアミン 25 (2)1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸 0.1 (3)ジブチルヒドロキシトルエン 0.2 (4)エタノール 3 (5)香料 0.5 (6)精製水 バランス 【0033】 【発明の効果】本発明の液体洗浄剤組成物は低刺激で、
使用感に優れると共に、高温度保存時においても色調及
びにおいの劣化がなく、実用上有利なものである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A61K 7/50
A61K 7/075
C11D 1/10
C11D 3/20
C11D 3/36
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 次の成分(A)、(B)及び(C); (A)次の一般式(1): R1CONH(CH2)nCOOM1 ・・・・(1) 〔式中、R1COは炭素数10〜16の直鎖アシル基を示し、nは1又は2の数 を示し、M1はnが1のときはナトリウム原子、カリウム原子又はアルカノール アンモニウムを、nが2のときはカリウム原子又はアルカノールアンモニウムを 示す〕 で表わされる2級アミド型N−アシルアミノ酸塩 2〜60重量% (B)次の一般式(2): 【化1】 〔式中、M2は水素原子又はアルカリ金属原子を示す〕 で表わされるホスホン酸化合物 0.01〜1.0重量% (C)次の式(3): 【化2】 で表わされるジブチルヒドロキシトルエン 0.05〜1.0重量% を含有する液体洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20949693A JP3416995B2 (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 液体洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP20949693A JP3416995B2 (ja) | 1993-08-24 | 1993-08-24 | 液体洗浄剤組成物 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0761921A JPH0761921A (ja) | 1995-03-07 |
JP3416995B2 true JP3416995B2 (ja) | 2003-06-16 |
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ID=16573777
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- 1993-08-24 JP JP20949693A patent/JP3416995B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH0761921A (ja) | 1995-03-07 |
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